JP2015116851A - 搬送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容棚に占める搬送台車の走行に必要な上下方向の高さの低減を可能とした低コストの搬送台車を提供する。【解決手段】自走可能な車体6と該車体6上に昇降可能に配置された物品載置部材7とを備える搬送台車1であって、車体6は、物品載置部材7を昇降させる昇降作動部8と、走行機能部12,12と、を有しており、昇降作動部8は、物品載置部材7の底部の押し上げを可能とする偏心作用部24を有する複数の回転体22,22,…と、回転体22を回転駆動させる駆動部17と、車体6内の前後に配置された複数の回転体22,22,…を連動させる連動部材18と、を有し、走行機能部12,12は、連動部材8を挟むように左右にそれぞれ配置される駆動モータ12a,12aと、これら駆動モータにより駆動される車輪13,13と、からなる。【選択図】図4

Description

本発明は、物品を運搬する搬送台車に関する。
大型の倉庫等には、上下左右に物品を複数収容できる収容棚が複数配置されており、その指定された物品を収容棚に対して搬入もしくは搬出を行う際に物品にアクセス可能な走行レールを敷設し、この走行レールを自走可能な搬送台車を利用することで、収容棚に対する荷物の搬出入を自動化し、作業の効率化を図った搬送設備が知られている。
例えば、特許文献1のような搬送設備は、自走可能な搬送台車と、搬送台車の走行車輪が走行する走行レールと、走行レールの上方に配置され物品を載置可能とする棚部と、を備えている。搬送台車は、ボックス型の筐体内に、載置台の底部に当接する複数の偏心カム(偏心作用部)と、複数の偏心カムを同期回転駆動させる昇降用の電動モータと、左右両端に駆動車輪を備える前後一対の駆動軸と、駆動軸を回転させる走行用の電動モータと、が備えられている。載置台を降下状態とした搬送台車は、棚部上の物品に干渉しないように走行可能となっており、載置台の上昇により指定された物品底部を棚部から所定高さ浮かせて運搬できるようになっている。
特許第3138983号公報(第4頁、第10図)
特許文献1の搬送台車は、載置台の昇降に用いる複数の偏心カムが搬送台車の前後方向に複数配置されており、これら前後の偏心カムは、搬送台車の前後方向に架け渡されたチェーン(連動部材)により連動されるようになっている。そして特許文献1の搬送台車は、走行用の電動モータの駆動を駆動車輪に伝える駆動軸が搬送台車を左右に横切るように配置される構造を採用しており、走行用の駆動軸をチェーン駆動用の駆動軸内に貫通させ、搬送台車自体の高さが低くなるように設計されている。
しかしながら、特許文献1の搬送台車にあっては、走行用の駆動軸がチェーンを駆動させる駆動軸内を貫通するため、搬送台車の走行時に走行用の駆動軸の回転力が複数の偏心カムを回転駆動させる昇降用の駆動軸に伝わり、物品搬送時の載置台の高さ位置が変動してしまう虞があり、このような事態を無くすために互いの軸を無干渉状態に設計しなくてはならず、コスト増をまねいていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収容棚に占める搬送台車の走行に必要な上下方向の高さの低減を可能とした低コストの搬送台車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の搬送台車は、
自走可能な車体と該車体上に昇降可能に配置された物品載置部材とを備える搬送台車であって、
前記車体は、前記物品載置部材を昇降させる昇降作動部と、走行機能部と、を有しており、
前記昇降作動部は、前記物品載置部材の底部の押し上げを可能とする偏心作用部を有する複数の回転体と、前記回転体を回転駆動させる駆動部と、前記車体内の前後に配置された前記複数の回転体を連動させる連動部材と、を有し、
前記走行機能部は、前記連動部材を挟むように左右にそれぞれ配置される駆動モータと、これら駆動モータにより駆動される車輪と、からなることを特徴としている。
この特徴によれば、走行機能部が連動部材の左右にそれぞれ配置されることから、車体内において走行機能部の駆動モータを連動部材とほぼ同じ高さに配置でき、車体自体の高さ寸法を小さくすることができる。また、連動部材の左右に走行機能部をそれぞれ分けて配置する簡素な構造のため、走行機能部の駆動モータと昇降用の駆動部とがそれぞれ干渉し合うことのない搬送台車を低コストで提供できることになる。
前記車体を構成する筐体は、前記車体の底板を有する基部と該基部に対して着脱可能に固定される側板とを備え、
前記側板には、前記駆動モータの本体が固定され、前記駆動モータから延びる軸に前記車輪が接続されていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体の基部より側板を取り外すことで、側板とユニット化された駆動モータ及び車輪を搬送台車から分離でき、駆動モータ及び車輪の保守作業を簡便に行うことができる。
前記側板には、前記駆動モータの本体が固定され、前記駆動モータから延びる軸に前記車輪が接続されており、
前記筐体の基部には、前記昇降作動部の駆動部と、前記回転体の軸部材を軸支する台座とが固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体の基部より前記側板を取り外すことで、側板とユニット化された駆動モータ及び車輪を搬送台車から分離できるばかりか、昇降作動部の駆動部や回転体に直接アクセスできることになり、搬送台車の保守作業を簡便に行うことができる。
実施例1における搬送台車が収容棚の走行レールを走行した状態を示す側面図である。 搬送台車の物品載置部材が物品を持ち上げた状態を示す正面図である。 搬送台車の構造を示す分解斜視図である。 車体を示す上面図である。 走行機能部と筐体との接続構造を示す一部分解斜視図である。 (a)は、搬送台車の物品載置部材が最下収納位置にある状態を示す概要図であり、(b)は、各突起片が、その初期位置から時計回りに約50度同期回転した状態を示す概要図である。 (a)は、各突起片が、その初期位置から時計回りに約140度同期回転した状態を示す概要図であり、(b)は、物品載置部材が上昇完了位置にある状態を示す概要図である。
本発明に係る搬送台車を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る搬送台車につき、図1から図7を参照して説明する。以下、図3の画面左側を搬送台車の正面側(前方側)とし、図6及び図7の画面左側を搬送台車の正面側(前方側)として説明する。
図1及び図2に示されるように、搬送台車1は、複数の収容部2aを上下左右に備えた収容棚2が複数配置された大型倉庫等において、指定された物品3を収容棚2の所定の収容部2aに対して搬入もしくは搬出を行う際に用いられる。収容棚2の各収容部2aの底面2bには、正面視L字状、逆L字状で一対に対向する走行レール4が敷設されており、走行レール4の上端面4aには、物品3が載置された複数のパレット5が支持されている。
図2及び図3に示されるように、搬送台車1は、走行レール4の走行面4bを走行可能な車体6と、車体6に昇降可能に設けられた物品載置部材7と、を主に備えており、物品載置部材7がパレット5の下面から離間する最下降状態で走行レール4の走行面4bを走行してパレット5の下方に進入した後、物品載置部材7を上昇させることでパレット5ごと物品3を持ち上げ、パレット5及び物品3を走行レール4の上端面4aから所定高さ浮かせて運搬するようになっている。
図2に示されるように、搬送台車1の底面には、凹部26,26を備えた付属部材27が取付けられており、付属部材27の凹部26,26と搬送台車1の底面とにより空間30,30が形成されている。搬送台車1は、前記空間30,30に図示しないフォークリフトの爪が挿入されて保持されるようになっており、フォークリフトにより搬送台車1を走行レール4に配置及び撤去できるようになっている。尚、搬送台車1を走行レール4に対して配置及び撤去する手段としては、フォークリフトに限られず、例えば周知のスタッカークレーンなどを利用してもよい。
図3及び図4に示されるように、搬送台車1の車体6は、物品載置部材7の昇降用の昇降装置8(昇降作動部)と走行用の走行機能部12とを収容する筐体9を備えている。筐体9は、金属板を断面コ字状に屈曲して形成された底板部10aと前後の側板部10b,10cを有する基部材10と、左右の側板11,11とにより構成されている。底板部10aは左右端が屈曲されて、それぞれ組み立て片10dが形成されており、組み立て片10dと左右側板11とが詳述しない組み立て孔を用いて、ボルト50,50,…及びナット51,51,…によりそれぞれ固定されている(図5参照)。
走行機能部12,12は、駆動モータ12a,12aと走行車輪13,13により主に構成され、駆動モータ12a,12aが図示しないケーブルにより制御部34と接続されており、制御部34から送信される回転方向や回転数等の情報に基づき回転駆動するようになっている。
図3及び図4に示されるように、昇降装置8は、前後方向端部側にそれぞれ配置される軸部材15,16と、軸部材15を回動させる昇降駆動部(駆動部)17と、昇降駆動部17の動力を軸部材16に伝える連動部材であるチェーン18とを有している。軸部材15,16には、対向する位置にギア19,20が固着されており、このギア19,20にそれぞれチェーン18が嵌合して架け渡されることにより、軸部材15と軸部材16とが同方向に同期回転するようになっている。
軸部材15及び軸部材16は、基部材10の底板部10aの4つ角近傍に固定された台座31,31,…に対して回転可能に枢支されていることにより、底板部10aよりも所定高さ上方の位置で保持されている。また、昇降駆動部17は、図示しないケーブルにより制御部34と接続されており、制御部34から送信される回転方向や回転角度及び回転数等の情報に基づき回転駆動する。これら制御部34、走行機能部12,12及び昇降駆動部17は、筐体9内に内蔵されたバッテリー21,21から供給される電力によりそれぞれ駆動可能となっている。
左右側板11,11には、左右側板11,11の内側に駆動モータ12a,12aを有する走行車輪13,13が回動自在に枢支されているとともに、複数個の従動車輪14,14,…が走行車輪13,13と同じ高さで図示しない回転軸によりそれぞれ回動自在に枢支されている。これら走行車輪13,13及び従動車輪14,14,…により搬送台車1が図1及び図2に示す走行レール4の走行面4b,4bを走行可能になっている。走行機能部12における走行車輪13と駆動モータ12aとの間には、駆動モータ12aより一回り大きな断面積を有する接続座部12bが形成されている。
また、基部材10の前後の側板部10b,10cには、それぞれの左右端部から外側に張り出す水平ローラ28,28,…が設けられている。さらに、左右側板11,11には、その前後方向の中央部近傍に水平ローラ29,29がそれぞれ設けられている。これら水平ローラ28,28,…及び水平ローラ29,29が走行レール4の側面に当接することにより、車体6が走行レール4に沿って走行するようになっている。
図5に示されるように、左右側板11には切り欠き11cが設けられており、基部材10の底板部10aに設けられた切り欠き10dと合わせて筐体9内に貫通する組み立て孔31が形成されている。左右側板11には、この組み立て孔31より大きい面積で形成された補強板32が筐体9の内側から差し込むボルト50,50,…及び外側に配置したナット51,51,…により組み立て孔31を塞ぐように固定されている。補強板32は、左右側板11より厚みのある金属板により形成されており、その左右下端部32c,32cがそれぞれ組み立て片10dの上端に補助的に支持されるようになっている。
補強板32には、走行機能部12における駆動モータ12aが挿通可能な孔部32aが形成されおり、接続座部12bと補強板32とが、筐体9の内側から差し込むボルト50,50,…及び外側に配置したナット51,51,…により固定されている。駆動モータ12aは、その下方両角12c,12cが補強板32の孔部32aの内周縁32bに支持されるようになっている。上記構成とすることで、負荷のかかりやすい走行機能部12は、接続座部12bと下方両角12c,12cの複数箇所で補強板32に対して支持されることになり、固定強度が高くなっている。
また、駆動モータ12a,12aは、昇降用の軸部材15と軸部材16との間に左右一対に対向して配置され、且つチェーン18に干渉しないように、駆動モータ12a,12a同士が所定距離離間するように配置されている。そのため、駆動モータ12a,12aとチェーン18とを、筐体9内において同じ高さで干渉しないように配置することができ、筐体9ひいては車体6自体の高さ寸法を小さくすることができる。そのため、収容棚2に占める搬送台車1の走行に必要な上下方向の高さを低減でき、収納棚2における物品の収容効率を高くすることができる。また、チェーン18の左右に走行機能部12,12をそれぞれ分けて配置する簡素な構造のため、走行機能部12,12の駆動モータ12a,12aと昇降用の駆動部17とがそれぞれ干渉し合うことのない搬送台車1を低コストで提供できることになる。
また、車体6の走行機能部12,12及び従動車輪14,14,…は、筐体9から着脱可能な左右側板11,11に取付けられていることから、走行機能部12,12及び従動車輪14,14,…に故障や不具合が生じた場合に、筐体9から側板11,11のみを取外して走行車輪13,13やその駆動モータ12a,12aまたは従動車輪14,14,…を搬送台車1から分離でき、これらの保全作業を簡便に行うことができる。
また、走行機能部12,12と昇降機後部8とが相互に一切連動しない構造となっているため、いずれか一方の保全作業時において、車体6の大規模な分解等が不要であり、効率よく保全作業を行うことができる。
また、筐体9における基部10の底板部には、軸部材15,16が台座33,33,…により軸支されて固定されるとともに、昇降装置8の駆動部17が固定されているため、左右側板11,11を取り外すことで、昇降装置8に直接アクセスできるため、分離された走行機能部12,12の保守作業と合わせて、搬送台車1全体の保守作業を簡便に行うことができるようになっている。
また、物品載置部材7は、前方側に配置される左右一対の回転体22,22の突起片24,24と、後方側に配置される左右一対の回転体23,23の突起片25,25と、により、4つ角近傍を支持されているため、物品載置部材7の上昇及び下降動作を安定して行え、且つ物品載置部材7の最下収納位置及び上昇完了位置における物品載置部材7の安定性が増す。
図4に示されるように、軸部材15及び軸部材16の左右両端には、同一形状の回転体22,22及び回転体23,23がそれぞれ固定されており、回転体22,22及び回転体23,23には、円柱状の突起片24,24及び突起片25,25が軸部材15及び軸部材16と平行に突出するように設けられている(片方のみ図示)。突起片24,24及び突起片25,25は、回転体22,22及び回転体23,23の中心に位置する軸部材15及び軸部材16から外径方向にずれた位置に固定されている。回転体22,22及び回転体23,23は、それぞれ左右対称となっている。
図3及び図4に示されるように、搬送台車1の物品載置部材7は、基部71aと、基部71aの周縁から垂直に延びる左右の立片71b,71b、及び前後の立片71c,71cとから形成される断面視コ字状の蓋材71を備えている。この蓋材71には、基部71aの下面側の四つ角近傍に垂直片72,72及び垂直片73,73が設けられている。さらに、基部71aの下面側には、立片71b,71bよりも内側に基部71aの左右の辺に沿って設けられる側片74,74が設けられている。この物品載置部材7は、垂直片72,72の下面72a,72a及び垂直片73,73の下面73a,73aが突起片24,24及び突起片25,25にそれぞれ当接することにより、車体6に載置されている。
また、図3に示されるように、側片74,74には、上下に延びるガイド溝74a,74aがそれぞれ設けられている。このガイド溝74a,74aは、物品載置部材7が車体6に載置された状態において、筐体9の側板11,11にそれぞれ設けられたガイドボルト11a,11aが遊嵌されている。これにより、物品載置部材7が車体6に対して前後に移動することが防止され、上下の移動のみが許容されている。
次に、昇降装置8により物品載置部材7を上昇させる上昇動作について説明する。尚、回転体22,22及び回転体23,23は、それぞれ左右対称となっているため、以後、車体6における左右一方側の回転体22と回転体23とを説明し、左右他方側の回転体22と回転体23との説明を省略する。
次に、図6(a)に示されるように、物品載置部材7は、その最下収納位置において、基部材10の側板部10bの上端面10dと、側板部10cの上端面10eと、側板11,11 の各上端面111bと、に物品載置部材7における基部7aの下面が当接して支持されているとともに、突起片24と突起片25とが、物品載置部材7の垂直片72の下面72aと垂直片73の下面73aに当接しないようになっている。この基部材10の側板部10bの上端面10dと、側板部10cの上端面10eと、側板11,11の上端面11bとは、物品載置部材7を最下収納位置で支持するストッパー部として機能している。
続いて、図6(b)に示されるように、制御部34に制御されて回転体22,23が回動され、突起片24と突起片25とが、その初期位置から時計回りに50度同期回転した際には、回転方向に先行する回転体23の突起片25が、物品載置部材7の前方側の垂直片73の下面73aに当接する。このように、突起片25が、物品載置部材7を最下収納位置から物品載置部材7の前方側の垂直片73の下面73aに当接するまでの間は、回転体22,23に負荷がかからない状態となり、昇降駆動部17に負荷が掛からない時間帯が一時的に確保される。
次いで、図7(a)に示されるように、突起片24と突起片25とが、その初期位置から時計回りに140度程度同期回転した際には、先行する回転体23の突起片25が、その回転軌道の最頂点に位置されるとともに、後続の回転体22の突起片24が、物品載置部材7の後方側の垂直片72の下面72aに当接する。このとき、物品載置部材7は、その後方側と、基部材10の後方側の側板部10cの上端面10eとの当接箇所を支点として物品載置部材7の前方側が押し上げられるため、突起片24が後方側の垂直片72の下面72aに当接するまでの距離が稼がれることになる。
更に、物品載置部材7は、突起片24と突起片25の回転運動により、後方側に押されるようになるが、物品載置部材7のガイド溝74a,74aの側面が側板11の固定ボルト11a,11aに当接して、物品載置部材7の後方側への移動が防止されるため、物品載置部材7が上方にのみ動作されることになる。
そして、図7(a)に示されるように、突起片24と突起片25とがその初期位置から時計回りに180度回転した際に、前記した制御部32が昇降駆動部17の動作を停止させる。これにより、突起片24と突起片25とが同一の高さ位置となり、物品載置部材7の上面が水平状態に保たれ、物品載置部材7の上昇完了位置となる。
このように、突起片24の外周面と突起片25の外周面とは、その外周面の一部が物品載置部材7の垂直片72の下面72aと垂直片73の下面73aとに当接するようになっており、当該当接箇所は、回転体22及び回転体23の回転により突起片24の外周面及び突起片25の外周面の周方向に変化する。したがって、回転体22及び回転体23の1周期の回転の中で、前記当接箇所と軸部材15及び軸部材16との距離が変化するようになり、これにより、物品載置部材7が上昇完了位置に変位される。したがって、突起片24の外周面及び突起片25の外周面は、物品載置部材7を上昇完了位置に変位させる偏心作用部として機能している。
上述したように、回転体23の突起片25が、その回転軌道の最頂点を越えてから後続の回転体22の突起片24が、物品載置部材7を押し上げ始めるため、突起片24及び突起片25が、同時に物品載置部材7を上昇させる動作を行うタイミングを無くして、極めて効率よく物品載置部材7を上昇させるのに必要な仕事量を一定の時間帯で回転体22及び回転体23に分散できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、回転体22,22と回転体23,23とが同一形状を成していたが、例えば、各突起片が異なるタイミングで物品支持部を上昇完了位置まで上昇させるものであれば、前後の回転体が異なる形状のものであってもよい。
また、前後の回転体22及び回転体23は、同一の方向に同期回転するようになっていたが、例えば、各突起片が異なるタイミングで物品支持部を上昇完了位置まで上昇させるものであれば、前後の回転体の回転方向が互いに逆になるようになっていてもよい。
また、前記実施例では、左右一対の回転体22,22と回転体23,23とが前後に配置されていたが、これに限られず、例えば、前後に1つずつ設けられるものでもよいし、車体の複数個所に設けられていてもよい。
また、搬送台車1は、走行レール4を走行することのみに限られず、床面を走行するようになっていてもよい。搬送台車が床面を走行する場合、物品載置部材が最下収納位置の状態で物品を運搬するようになっていてもよい。
1 搬送台車
2 収容棚
3 物品
4 走行レール
4a 走行レールの上端面
4b 走行面
6 車体
7 物品載置部材
8 昇降装置(昇降作動部)
9 筐体
10 基部材(基部)
11 左右側板
11a 固定ボルト
12 走行機能部
12a 駆動モータ
13 走行車輪(車輪)
15,16 軸部材
17 昇降駆動部(駆動部)
18 チェーン(連動部材)
22 後続の回転体
23 先行する回転体
24,25 突起片(偏心作用部)
33 台座
72a 垂直片の下面
73a 垂直片の下面
74a,74a ガイド溝
101 基部材
10d 前側板部の上端面
10e 後側板部の上端面
11b 側板の上端面

Claims (3)

  1. 自走可能な車体と該車体上に昇降可能に配置された物品載置部材とを備える搬送台車であって、
    前記車体は、前記物品載置部材を昇降させる昇降作動部と、走行機能部と、を有しており、
    前記昇降作動部は、前記物品載置部材の底部の押し上げを可能とする偏心作用部を有する複数の回転体と、前記回転体を回転駆動させる駆動部と、前記車体内の前後に配置された前記複数の回転体を連動させる連動部材と、を有し、
    前記走行機能部は、前記連動部材を挟むように左右にそれぞれ配置される駆動モータと、これら駆動モータにより駆動される車輪と、からなることを特徴とする搬送台車。
  2. 前記車体を構成する筐体は、前記車体の底板を有する基部と該基部に対して着脱可能に固定される側板とを備え、
    前記側板には、前記駆動モータの本体が固定され、前記駆動モータから延びる軸に前記車輪が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記側板には、前記駆動モータの本体が固定され、前記駆動モータから延びる軸に前記車輪が接続されており、
    前記筐体の基部には、前記昇降作動部の駆動部と、前記回転体の軸部材を軸支する台座とが固定されていることを特徴とする請求項2に記載の搬送台車。
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