JP2000355401A - コンテナ立体格納装置 - Google Patents

コンテナ立体格納装置

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JP2000355401A
JP2000355401A JP11168430A JP16843099A JP2000355401A JP 2000355401 A JP2000355401 A JP 2000355401A JP 11168430 A JP11168430 A JP 11168430A JP 16843099 A JP16843099 A JP 16843099A JP 2000355401 A JP2000355401 A JP 2000355401A
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JP
Japan
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container
space
moving device
crane
dimensional
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JP11168430A
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English (en)
Inventor
Mineo Takaso
峰夫 高祖
Mutsumi Kaneko
睦 金子
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンテナの受渡し作業時間を短縮して作業能
率を向上させるとともにコンテナの収納スペースを増大
し、空のコンテナの供給を昇降装置を設けることなく施
工可能として、コンテナの収納スペースを増大するとと
もに昇降装置を省略することにより装置コストを低減す
る。 【解決手段】 被運搬物をコンテナに詰め込む充填スペ
ースと、コンテナ収納用の立体的なコンテナスペース
と、コンテナ受渡しのための受渡しスペースと、コンテ
ナ運搬用クレーンとを備えたコンテナ立体格納装置にお
いて、前記縦移動装置の本体上面から上下方向に伸縮可
能にされたジャッキ機構と、前記コンテナを積載して前
記縦移動装置の移動方向に対して直角方向に往復移動可
能に、かつ前記充填スペース内に進入可能に設けられた
横移動装置とを備え、前記横移動装置は前記2系統の搬
送ラインを通って往復移動可能に設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ、産業廃棄
物等の運搬物を、運搬中継基地において、大型のコンテ
ナに詰め込み、該コンテナを立体倉庫に格納した後、運
搬車により順次搬出するようにした運搬用コンテナの立
体格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ、産業廃棄物等の廃棄物(以下
ごみと総称する)の運搬中継基地においては、運搬車に
よって搬入されてきたごみを大型のコンテナ内に圧力を
加えて詰め込み、このコンテナを立体倉庫のコンテナ棚
に格納しておき必要に応じて順次運搬車に搭載して搬出
するようになっている。
【0003】図8〜図9はかかる運搬中継基地における
コンテナの立体格納装置の従来技術の1例を示す。図8
〜図9において、1は立体倉庫であり、鉛直方向及び水
平方向に亘って、コンテナ棚2上に複数のコンテナスペ
ース3が設けられている。4は外部から搬送されきたご
みをホッパ5内に移送するためのコンベア、6は前記ホ
ッパ5から供給されるごみを加圧し減容させてコンテナ
10に押し込む圧密機(コンパクタ)である。
【0004】15は空のコンテナ10に前記圧密機6か
らごみを押し込むための充填スペース、16はごみを充
填したコンテナ10を運搬車9に積み込み、あるいは運
搬車9から空のコンテナ10を降ろすための受渡しスペ
ース、12は前記充填スペース15上に形成されて空の
コンテナ10を一時待機させるための待機スペースであ
る。この立体倉庫1には、例えば可燃ごみと不燃ごみ等
の2種類のごみの搬出ラインであるAライン及びBライ
ンが並設され、それぞれのラインに運搬車9、9が進入
可能となっている。
【0005】14、14は前記2系統のラインA、Bの
両側に形成されたクレーンスペースで、該クレーンスペ
ース14、14には各スペースに1台のスタッカクレー
ン11が設けられている。13は前記充填スペース15
と待機スペース12との間を、空のコンテナ10を上下
移動させる昇格装置、8は前記受渡しスペース16にお
いて前記スタッカクレーン11のフォークの挿入スペー
スを作るためにコンテナ10を吊り上げる昇降機であ
る。
【0006】かかるコンテナの立体格納装置において、
コンベア4から連続的にホッパ5内に投入されたごみ
は、一定間隔で圧密機6で加圧減容されて充填スペース
15におかれたコンテナ10内に詰め込まれる。この際
において、前記詰め込み作業時間を短くするため充填作
業中に、次に充填される空のコンテナ10を昇降装置1
3によって上方の待機スペース12内に吊り上げ待機し
ておき、短時間で充填スペース15内に供給できるよう
にしている。
【0007】ごみが充填されたコンテナ10は受渡しス
ペース16において、スタッカクレーン11によって、
後述するような空のコンテナ10の搬送時と同様に昇降
機8によって吊り上げ、スタッカクレーン11のフォー
ク挿入スペースを形成した後、該スタッカクレーン11
のフォークで持ち上げられ所定のコンテナスペース3に
収納される。この際において、コンテナ10はスタッカ
クレーン11によって、図9に示すように可燃ごみと不
燃ごみの別に、AルートあるいはBルートにて受渡し可
能なように分別してコンテナスペース3内に収納され
る。
【0008】空のコンテナ10を積載した運搬車9が該
立体倉庫1内に進入し、受渡しスペース16内に空のコ
ンテナ10を降ろすと、該コンテナ10は昇降機8によ
って一定高さ、つまり該コンテナ10の下側にスタッカ
クレーン11のフォークを挿入可能なスペースが形成可
能な高さまで吊り上げられる。これによって形成された
スペース内にスタッカクレーン11のフォークが挿入さ
れ、該コンテナ10はスタッカクレーン11によって所
定のコンテナスペース3(空コンテナ用のコンテナスペ
ース)に収納される。
【0009】また、特開平8−12013号によって
も、ごみ類の運搬中継基地における立体格納装置が提案
されている。かかる発明においては、充填スペースにお
いて圧密機によってごみが詰め込まれたコンテナは、レ
ール上を受渡しスペースに移動せしめられ、該受渡しス
ペースに隣接する搬出入スペースで待機している運搬車
に受け渡される。運搬車が待機していない場合には、コ
ンテナの前後車輪間に対応するコンテナ走行用のレール
部分をピット内に下降させてフォーク挿脱空間を形成
し、この空間にスタッカクレーンのフォークを挿入させ
て、受渡しスペースのコンテナを所望の格納スペースに
ハンドリングさせるように構成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8〜
図9に示す従来技術に係るコンテナの立体格納装置は次
のような問題点を有している。即ち、かかる従来技術に
おいては、受渡しスペース16において、運搬車9から
降ろされた空のコンテナ10をスタッカクレーン11に
よって運搬する際、あるいはごみが詰め込まれたコンテ
ナ10をスタッカクレーン11で運搬する際には、該コ
ンテナ10の下側にスタッカクレーン11のフォークの
挿入スペースを形成する必要があるため、昇降機8によ
ってコンテナ10を一定量吊り上げて前記挿入スペース
を形成した後、スタッカクレーン11のフォークを該ス
ペースに挿入しコンテナ10を運搬している。
【0011】このためコンテナ10吊り上げ用の昇降機
8を設置することを要し、該昇降機8とスタッカクレー
ン11との間の取り合いが必要となり、受渡し作業時間
が長くなって作業能率が低下する。また、クレーンの機
能を有する昇降機を設けるため、その分だけ立体倉庫の
スペース、特に鉛直方向におけるコンテナスペース3が
狭くなる。
【0012】また図8〜図9に示す従来技術にあって
は、充填スペース15において、空のコンテナ10にご
みを詰め込む充填作業中、作業時間を短縮するため、次
の詰め込み用の空のコンテナを昇降装置13により待機
スペース12内にて吊り下げて待機するようになってい
ることから、該待機スペース12を設けることを要し、
またスタッカクレーン11とは別個に昇降装置13を設
ける必要がある。このため、これらの待機スペース12
及び昇降装置13のスペース分だけ立体倉庫1内におけ
るコンテナスペース3が狭くなって、コンテナの収納能
力が小さくなるとともに、昇降装置13を設けるため装
置コストが上昇する。
【0013】さらに、かかる従来技術においては、A,
B2系統のうちの1系統に故障が生じた場合には、この
系統にある運搬車9にコンテナ10を移し換えて故障の
修理をせざるを得ず、メンテナンス性が低い。
【0014】また、特開平8−12013号の発明にあ
っては、スタッカクレーンのフォークの挿入スペースを
得るために、コンテナの下になるレール部分を下降させ
るための専用装置を必要とするため装置が複雑となり、
装置コストが上昇する。また、充填スペースの上方に待
機スペースを設け、図8〜図9の従来技術と同様な昇降
装置を設置して空コンテナの供給時間の短縮を図ってお
り、このためコンテナの収納能力が低下するとともに、
装置コストが上昇する。
【0015】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ス
タッカクレーン用フォークの挿入スペースの形成を昇降
機を用いることなく簡単な手段でなすことにより、コン
テナの受渡し作業時間を短縮して作業能率を向上させる
とともに、コンテナの収納スペースの増大をなすことを
目的とする。また、本発明の第2の目的は、空のコンテ
ナの供給を昇降装置を設けることなく施行可能として、
コンテナの収納スペースを増大するとともに昇降装置を
省略することにより装置コストを低減することにある。
【0016】さらに本発明の第3の目的は、1系統のコ
ンテナ搬送ラインの故障があっても、これのバックアッ
プを運搬車を用いることなく簡単な手段でなし得るよう
にしてメンテナンス性を向上せしめることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、ごみ等の運搬
物をコンテナに詰め込む充填手段が設けられた充填スペ
ースと、立体的に設けられて前記コンテナを収納する複
数のコンテナスペースと、前記コンテナを運搬車に受渡
しあるいは運搬車から受け入れる受渡しスペースとを有
する立体倉庫、及び前記コンテナを前記コンテナスペー
スに収納あるいは該スペースから取り出すクレーンを備
えたコンテナ立体格納装置であって、前記コンテナを載
置して前記運搬車側に向かう縦方向に往復移動させる縦
移動装置と、該縦移動装置に取付けられ、該装置の本体
上面から上下方向に伸縮可能にされるとともに前記コン
テナの底面に当接可能にされたジャッキ機構と、前記コ
ンテナを載置して、前記縦移動装置の移動方向に対して
直角な横方向に往復移動可能に、かつ前記充填スペース
内に進入可能に設けられた横移動装置とを備えてなるこ
とを特徴とするコンテナ立体格納装置を提案する。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1に加え
て、前記立体倉庫は、平面配置において、前記クレーン
が前記縦方向に往復移動可能に設けられた2つのクレー
ンスペースと、該クレーンスペースに隣接して設けら
れ、前記運搬車が進入可能にされた2系統の搬送ライン
とを備え、前記横移動装置は前記2系統の搬送ラインを
横切って往復移動可能に設けられてなる。
【0019】また請求項1記載の発明において、好まし
くは、請求項3記載のように、前記ジャッキ機構は、前
記縦移動装置の前後に少なくとも2個設けられ、モータ
により回転せしめられて上下に往復動するスクリュージ
ャッキを備える。請求項4記載の発明は請求項1に加え
て、前記横移動装置は、その上面から上下方向に伸縮可
能にされるとともに、前記コンテナの底面に当接可能に
された第2のジャッキ機構を備えてなる。
【0020】かかる発明によれば、充填スペースにおい
て、ごみ等の運搬物が詰め込まれたコンテナは、縦移動
装置上に載置されて受渡しスペースに移動せしめられ
る。そして、該縦移動装置に設けられたジャッキ機構を
駆動すると該ジャッキ機構が上方へ伸長し、該コンテナ
は縦移動装置の上面から一定量上方に持ち上げられ、縦
移動装置の上面とコンテナ底面との間にクレーン用フォ
ークの挿入可能なる隙間が形成される。この隙間にクレ
ーンのフォークを挿入して持ち上げ、該クレーンにより
該コンテナを立体倉庫1の所望のコンテナスペースに格
納し、あるいは運搬車上に積載する。
【0021】また運搬車より空のコンテナが搬入される
と縦移動装置を受渡しスペースの運搬車の近傍まで移動
し、運搬車より空のコンテナを該縦移動装置に移載す
る。次いで前記のようにしてジャッキ機構を駆動してフ
ォーク挿入スペースを形成し、クレーンのフォークを該
挿入スペースに挿入して該クレーンにより立体倉庫の所
望のコンテナスペースに空のコンテナとして搬送し、格
納する。
【0022】従ってかかる発明によれば、縦移動装置に
よりコンテナは自在にかつ簡単に縦方向に移動可能とな
るとともに、該縦移動装置に設けられたジャッキ機構に
よりコンテナを所要量持ち上げてフォーク挿入スペース
を容易に形成でき、従来技術のようなクレーンの機能を
有する大がかりでかつクレーンとの取り合いが複雑な昇
降機は不要となり、コンテナのクレーンへの受渡し作業
が簡単かつ短縮化され、作業能率が向上する。
【0023】また、水平移動する縦移動装置にジャッキ
機構を設けるという簡単な構造で、かつ従来の昇降機の
ように大きな立体的設置スペースを必要としないので、
コンテナスペースが増加可能となり立体倉庫におけるコ
ンテナの収容能力が向上する。さらに、前記ジャッキ機
構は従来の昇降機に較べてはるかに低コストであるの
で、装置コストの低減が実現できる。
【0024】また、充填スペースにおいて、縦移動装置
状の空のコンテナに運搬物の詰め込み作業を行っている
際には、横移動装置は該充填スペースから直角方向に設
けられた横方向ライン上にあって、空のコンテナを載置
して待機している。そして、先のコンテナの詰め込みが
終了すると空のコンテナを載置した横移動装置が充填ス
ペースに進入し、請求項4記載のように該横移動装置の
ジャッキ機構を駆動しコンテナを一定量持ち上げてフォ
ーク挿入スペースを形成し、該挿入スペースにクレーン
のフォークを挿入して空の該コンテナをさらに一定量持
ち上げた後、横移動装置を前記横方向ラインに退避させ
る。そして縦移動装置を充填スペース内に進入させる
と、クレーンは持ち上げていた空のコンテナを該縦移動
装置上に降ろし、次の充填に備える。
【0025】上記手順の他、空のコンテナを載置した横
移動装置を充填スペースに進入させた後、これに載置さ
れたコンテナを前記と同様にジャッキ機構により、コン
テナの下部にフォーク挿入間隙を形成し、これにクレー
ンのフォークを挿入して該コンテナを所望のコンテナス
ペースに格納することもできる。
【0026】従ってかかる発明によれば、横移動装置上
に空のコンテナを載置して横方向ラインにて待機し、前
のコンテナの詰め込み作業終了とともに横移動装置の水
平方向移動により充填スペースに空のコンテナを供給可
能としたので、従来技術のような鉛直方向に延びる待機
スペース及びクレーンの機能を有する昇降装置は不要と
なり、従来技術に較べてコンテナの収納能力が増大する
とともに、大がかりな昇降装置が省略されて、水平方向
移動のみの横移動装置を用いることから小型化された構
造となり、装置コストも低減される。
【0027】さらに、搬送ラインの一方側に故障が生じ
さ際には、コンテナを横移動装置上に移載し、横方向ラ
インに移動させて、故障したラインの修理を行なう。こ
れにより、コンテナを移載した横移動装置の移動のみで
修理作業を行なうことにより故障ラインをバックアップ
することができ、従来技術のように故障ラインのコンテ
ナを運搬車に移載することを要さず、メンテナンス性が
向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0029】図1は本発明の実施形態に係るごみ運搬中
継基地におけるコンテナの立体格納装置の正面構成図、
図2は平面構成図である。また図3は上記実施形態にお
ける縦移動装置の正面図、図4は図3のA矢視図、図5
は横移動装置の平面構成図、図6は図5のB矢視図、図
7は図5のC矢視図である。
【0030】図1〜図2において、1は立体倉庫であ
り、鉛直方向及び水平方向に亘ってコンテナ棚2上に複
数のコンテナスペース3が設けられている。4は外部か
ら搬送されてきたごみをホッパ5内に移送するためのコ
ンベア、6は前記ホッパ5から供給されるごみを加圧
し、減容させてコンテナ10に押し込む圧密機(コンバ
クタ)である。
【0031】15は空のコンテナ10に前記圧密機6か
らごみを押し込むための充填スペース、16はごみを充
填したコンテナ10を運搬車9に積み込み、あるいは運
搬車9からの空のコンテナ10を降ろすための受渡しス
ペースである。この立体倉庫1には可燃ごみと不燃ごみ
等の2種類のごみの搬出ラインであるAライン及びBラ
インが並設され、それぞれのラインに運搬車9、9が進
入可能となっている。14、14は前記2系統のライン
A,Bの両側に形成されたクレーンスペースで、該クレ
ーンスペース14、14には各スペースに2台(1台で
も3台以上でも可)のスタッカクレーン11が設けられ
ている。以上の構成は図8〜図9に示す従来技術と同様
である。
【0032】20は縦移動装置である。該縦移動装置2
0は図2に示すように、2系統のラインA,Bのそれぞ
れに設けられ、上面にコンテナ10を載置して図の縦方
向(図1、2のZ矢方向)に往復移動可能に設けられて
いる。図3〜図4は該縦移動装置20の構造の詳細を示
しており、同図において、20aは本体、20c、20
cは該本体20aの下部の前後に取付けられた車輪であ
る。該車輪20c、20cは前記2系統のラインA,B
の縦方向(図1、2のZ矢方向)に敷設されたレール上
を転動することにより、該縦移動装置20を充填スペー
ス15から受渡しスペース16の間に亘って移動せしめ
るようになっている。
【0033】20eは走行用電動機で、前方あるいは後
方車輪の何れかにチェイン20fを介して連結され、該
車輪を駆動するようになっている。
【0034】20bはジャッキ機構である。該ジャッキ
機構20bは前記縦移動装置20の本体20aの前部及
び後部の取付穴20a内に上下方向に伸縮(出没)可
能に嵌合され、スクリュージャッキ20bの回転によ
り上下動するようになっている。また該ジャッキ機構2
0bは、その上面20bでコンテナ10の底面を受圧
可能となっている。20dは前記スクリュージャッキ2
0bを回転駆動するためのリフト用電動機で、シャフ
ト20g,20gを介して前後のスクリュージャッキ2
0bに連結されている。
【0035】21は横移動装置である。該横移動装置2
1は1台設けられ、前記充填スペース15内を通るよう
に、前記縦移動装置20の移動方向(図1〜2にZ矢で
示す縦方向)に対して直角な横方向に敷設されたレール
21d(図5参照)上を横方向に往復移動可能となって
いる。該横移動装置21は、図2に示すように、前記充
填スペース15を通り、前記2系統のA,Bラインを外
側から横切るように前記レール21d上を移動可能とさ
れている。
【0036】図5〜図7は該横移動装置21の詳細を示
しており、図において、21aは本体、21c、21c
は該本体21aの下部の前後に取付けられた車輪であ
る。該車輪21c、21cは前記縦移動装置20の移動
方向に対して直角方向に敷設されたレール21d上を転
動することにより、該横移動装置21を前記充填スペー
ス15を通り、前記A,B両ラインを横切って移動せし
めるようになっている。21fは走行用電動機で、シャ
フト21iを介して前記車輪21cを回転駆動する。
【0037】21b、21bは前後に設けられたスクリ
ュージャッキでリフト用電動機21eからシャフト21
gを介して回転駆動されて、本体21aから上下方向に
出没可能とされている。そして該スクリュージャッキ2
1b、21bの上面にはコンテナ10の底面が当接可能
とされて、コンテナ10を持ち上げ可能としている。
【0038】かかる構成からなるコンテナ立体格納装置
によれば、充填スペース15にて圧密機6によりごみが
詰め込まれたコンテナ10は縦移動装置20上に載置さ
れる。該コンテナ10を載置した縦移動装置20は走行
用電動機20eの駆動力により縦方向ライン30(図3
参照)上をZ矢方向に移動して受渡しスペース16に進
入する。
【0039】そして、該縦移動装置20に設けられたリ
フト用電動機20dを運転してスクリュージャッキ20
を回転させ、ジャッキ機構20bを図3の2点鎖線
のように本体20aの上面から所定高さhだけ伸長させ
てコンテナ10を持ち上げる。これにより本体20aの
上面とコンテナ10の底面との間にはhなるフォーク挿
入間隙が形成される。次いで、スタッカクレーン11を
運転して該クレーン11のフォークを前記挿入間隙hに
挿入して、該クレーン11を上方に移動させることによ
りコンテナ10を所望のコンテナスペース3に格納す
る。
【0040】一方、運搬車9より空のコンテナ10が受
渡しスペース16に搬入されると、縦移動装置20は該
受渡しスペース16の運搬車9の近傍まで移動し、該縦
移動装置20上に空のコンテナ10が載置される。次い
で、前記と同様に、縦移動装置20のスクリュージャッ
キ20b1を回転させ、ジャッキ機構20bを所定高さ
hだけ伸長させてコンテナ10を持ち上げ、フォーク挿
入間隙hを形成する。そしてスタッカクレーン11を運
転してこれのフォークを前記フォーク挿入間隙hに挿入
し、コンテナ10を所望の空コンテナ用のコンテナスペ
ース3に格納する。
【0041】従ってかかる格納装置によれば、縦移動装
置20により、コンテナ10を縦方向ライン30に沿っ
て縦方向に自在にかつ容易に移動可能となるとともに、
該縦移動装置20に設けられたジャッキ機構20bを伸
長させることにより、コンテナ10を所要量持ち上げて
スタッカクレーン11のフォーク挿入間隙hを容易に形
成できるので、図8〜図9に示す従来技術のようなクレ
ーンの機能を有する大がかりな昇降機8は不要となり、
立体的なコンテナスペースが増大せしめられる。
【0042】また、充填スペース15において、縦移動
装置20に載置されたコンテナ10にごみの詰め込み作
業を行なっている際には、横移動装置21はスタッカク
レーン11によって空のコンテナ10を載置されて前記
縦方向ライン30とは直角方向に敷設された横方向のレ
ール21d即ち横方向ライン上にあって待機している。
そして前記縦移動装置20上のコンテナ10へのごみの
詰め込み作業が終了し、該縦移動装置20が受渡しスペ
ース16に移動すると、前記横移動装置21はこれの走
行用電動機21fの駆動力により自走して充填スペース
15内に進入し、空のコンテナ10をごみ詰め込み用と
して供給する。
【0043】次いで、前記横移動装置21のリフト用電
動機21eを運転してスクリュージャッキ21bを回転
させ、ジャッキ部材21hを本体21aの上面からh
だけ伸長させて該ジャッキ部材21h上にある空のコン
テナ10を持ち上げる。そして前記hなるフォーク挿
入間隙にスタッカクレーン11のフォークを挿入して該
コンテナ10を持ち上げておき、横移動装置21を横方
向ラインに引き込む。次いで、前記受渡しスペース16
においてコンテナ10を受渡した後の縦移動装置20を
充填スペース15内に進入させて前記スタッカクレーン
11に持ち上げられている空のコンテナ10を載置し、
ごみの詰め込みに備える。
【0044】尚、前記の方法の他、空のコンテナ10を
載置した横移動装置21を充填スペース15内に進入さ
せた後、これに載置されたコンテナ10にごみを詰め込
み、前記横方向ライン(レール21d)上を移動させた
後、前記ジャッキ部材21hによりコンテナ10を持ち
上げ、これにスタッカクレーン11のフォークを挿入し
て所望のコンテナスペース3に運搬することもできる。
【0045】このように、かかる格納装置によれば、横
移動装置上に空のコンテナ10を載置して横方向ライン
にて待機し、前のコンテナ10の詰め込み作業の終了と
ともに横移動装置21の水平方向移動により前記空のコ
ンテナ10を充填スペース15内に供給可能としたの
で、図8〜図9に示す従来技術のような待機スペース1
2及びクレーンの機能を有する昇降装置13は不要とな
り、従来技術に較べてコンテナ格納用の立体スペースが
増大され、また大がかりで高価な昇降装置13の廃止に
より装置コストが低減される。
【0046】また、前記ラインAあるいはラインBの何
れかに故障が生じた際には、故障ライン(例えばAライ
ン)にあるコンテナ10を横移動装置21上に移載して
横方向ライン21dに移動させ、故障したAラインの修
理を行なう。従って横移動装置21に故障したAライン
のコンテナ10を移載して該横移動装置21を移動させ
るのみで、故障ラインの修理作業を行なうことができ、
従来技術のように故障ラインのコンテナ10を運搬車9
に移載するような煩雑な作業は不要となる。
【0047】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、縦移
動装置によりコンテナは自在にかつ簡単に縦方向に移動
可能となるとともに、該縦移動装置に設けられたジャッ
キ機構によりコンテナを所要量持ち上げてフォーク挿入
スペースを容易に形成でき、従来技術のようなクレーン
の機能を有する大がかりでかつクレーンとの間の取り合
いが複雑な昇降機は不要となり、コンテナのクレーンへ
の受渡し作業が簡単かつ短縮化され、作業能率を向上す
ることができる。
【0048】また、水平移動する縦移動装置にジャッキ
機構を設けるという簡単な構造でかつ従来の昇降機のよ
うに大きな立体的設置スペースを必要としないので、コ
ンテナスペースが増加可能となり、コンテナの収容能力
を向上することができる。さらに、前記ジャッキ機構は
従来の昇降機に較べてはるかに低コストであるので、装
置コストの低減が実現できる。
【0049】また、請求項2及び4のように構成すれば
横移動装置上に空のコンテナを載置して横方向ラインに
て待機し、前のコンテナの詰め込み作業終了とともに横
移動装置の水平方向移動により充填スペースに空のコン
テナを供給可能としたので、従来技術のような鉛直方向
に延びる待機スペース及びクレーンの機能を有する昇降
装置は不要となり、従来技術に較べてコンテナの収納能
力が増大するとともに、大がかりな昇降装置が省略され
て、水平方向移動のみの横移動装置を用いることから小
型化された構造となり、装置コストも低減できる。
【0050】さらに、搬送ラインの一方側が故障した際
には、横移動装置上に故障ラインのコンテナと、該横移
動装置の移動のみで修理作業を行なうことにより、故障
ラインをバックアップすることができ、従来技術のよう
に故障ラインのコンテナを運搬車に移載することを要さ
ず、メンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るごみ運搬中継基地に
おけるコンテナ立体格納装置の正面構成図である。
【図2】 上記装置の平面構成図である。
【図3】 上記実施形態における縦移動装置の正面図で
ある。
【図4】 図3のA矢視図である。
【図5】 上記実施形態における横移動装置の上面図で
ある。
【図6】 図5のB矢視図である。
【図7】 図5のC矢視図である。
【図8】 従来技術を示す図1に対応する正面構成図で
ある。
【図9】 従来技術における図1に対応する平面構成図
である。
【符号の説明】
1 立体倉庫 2 コンテナ棚 3 コンテナスペース 4 コンベア 5 ホッパ 6 圧密機 9 運搬車 10 コンテナ 11 スタッカクレーン 15 充填スペース 16 受渡しスペース 20 縦移動装置 20b ジャッキ機構 20b,21b スクリュージャッキ 20d,21e リフト用電動機 20e,21f 走行用電動機 21 横移動装置 21h ジャッキ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E025 AA04 AA07 AA08 BA02 DC06 DC07 DC10 DE09 DE10 3F022 EE09 FF01 JJ07 KK01 LL05 LL12 LL19 LL31 MM01 MM02 MM13 MM17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ等の運搬物をコンテナに詰め込む交
    換手段が設けられた充填スペースと、立体的に設けられ
    て前記コンテナを収納する複数のコンテナベースと、 前記コンテナを運搬車に受渡し、あるいは運搬車から受
    け入れる受渡しスペースとを有する立体倉庫、及び前記
    コンテナを前記コンテナスペースに収納あるいは該スペ
    ースから取り出すクレーンを備えたコンテナ立体格納装
    置において、 前記コンテナを載置して前記運搬車側に向かう縦方向に
    往復移動させる縦移動装置と、 該縦移動装置に取付けられ、該装置の本体上面から上下
    方向に伸縮可能にされるとともに前記コンテナの底面に
    当接可能にされたジャッキ機構と、 前記コンテナを積載して前記縦移動装置の移動方向に対
    して直角な横方向に往復移動可能に、かつ前記充填スペ
    ース内に侵入可能に設けられた横移動装置とを備えてな
    ることを特徴とするコンテナ立体格納装置。
  2. 【請求項2】 前記立体倉庫は、平面配置において、前
    記クレーンが前記縦方向に往復可能に設けられた2つの
    クレーンスペースと、 該クレーンスペースに隣接して設けられ、前記運搬車が
    進入可能にされた2系統の搬送ラインとを備え、 前記横移動装置は前記2系統の搬送ラインを横切って往
    復移動可能に設けられてなる請求項1記載のコンテナ立
    体格納装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャッキ機構は、前記縦移動装置の
    前後に少なくとも2個設けられ、モータにより回転せし
    められて上下に往復動するスクリュージャッキを備えて
    なる請求項1記載のコンテナ立体格納装置。
  4. 【請求項4】 前記横移動装置は、その上面から上下方
    向に伸縮可能にされるとともに、前記コンテナの底面に
    当接可能にされた第2のジャッキ機構を備えてなる請求
    項1記載のコンテナ立体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001145A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Nippon Yusen Kk コンテナ立体格納庫
CN102190145A (zh) * 2010-03-16 2011-09-21 新明和工业株式会社 垃圾集聚系统
JP2015116851A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社岡村製作所 搬送台車

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