JP2015116016A - モータ制御装置 - Google Patents

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Shinichi Yamazaki
眞一 山崎
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Abstract

【課題】演算処理の負荷を抑えながらも、モータの出力軸の回転停止位置を効果的に制御することが可能なモータ制御装置を提供する。【解決手段】用紙センサによる用紙の先端の検出時点taと、この検出時点taよりDCモータ4の停止制御開始時点tbを過ぎて規定時間tが経過した速度検出時点tcとの2つの時点ta、tcでDCモータの第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を検出し、これらの回転速度v*1、v*2の差と閾値αとの比較に基づきDCモータの停止制御を維持又は変更することにより、DCモータの負荷変動が生じても、用紙の先端が目標停止位置に停止し、かつ演算処理の負荷が低く抑えられるようにしている。【選択図】図5

Description

本発明は、モータの停止制御を行うモータ制御装置に関する。
例えば、特許文献1では、レンズユニットのDCモータをPWM駆動しており、停止対象レンズの現在状態と目標減速曲線とを比較し、停止対象レンズが減速開始位置に達すると、現在状態と目標減速曲線とのずれ量に応じてPWM駆動のオンの割合又は電圧を増減して、停止対象レンズが目標減速曲線に沿うようにDCモータの減速制御を行っている。
また、特許文献2では、モータの速度情報が規定時間内に更新されない場合に、タイムアウトと判断し、実効電圧を上昇させて、モータの速度情報を目標情報に収束させる第1のモータ制御手段と、モータの印加電圧を所定周期毎に上昇させ、モータの動き出しが検出されると周期毎の電圧の上昇を停止させて初期値に戻す第2のモータ制御手段とを設け、モータの目標情報の値が所定の閾値に達したときに、モータの制御を第1のモータ制御手段から第2のモータ制御手段へと切替えている。
特開2006−350061号公報 特開2008−23887号公報
しかしながら、特許文献1では、停止対象レンズの現在状態と目標減速曲線とを比較して、現在状態と目標減速曲線とのずれ量に応じてPWM駆動のオンの割合又は電圧を増減するという制御を周期的に繰返しており、このための演算処理の負荷が高かった。同様に、特許文献2では、実効電圧を上昇させて、モータの速度情報を目標情報に収束させるという制御、又はモータの動き出しが検出されるまでモータの印加電圧を上昇させるという制御を周期的に繰返しており、このための演算処理の負荷が高かった。
また、そのような演算処理を逐次割り込みで行っていた場合は、総合的なソフトパフォーマンスの低下を招いた。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、演算処理の負荷を抑えながらも、モータの出力軸の回転停止位置を効果的に制御することが可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のモータ制御装置は、モータと、前記モータの出力軸の回転速度を検出する回転速度検出部と、前記モータの出力軸が回転しているときにトリガを発生するトリガ発生部と、前記トリガの発生時点の後に前記モータの停止制御を開始し、前記トリガの発生時点で前記回転速度検出部により検出された前記モータの出力軸の第1回転速度と前記トリガの発生時点より前記モータの停止制御の開始時点を過ぎて規定時間が経過した速度検出時点で前記回転速度検出部により検出された前記モータの出力軸の第2回転速度との差を求め、前記差と予め設定された閾値との比較に基づき前記モータの回転停止制御を行う制御部とを備えている。
このような本発明では、トリガの発生時点でモータの出力軸の第1回転速度を検出し、トリガの発生時点より規定時間が経過した速度検出時点でモータの出力軸の第2回転速度を検出し、第1回転速度と第2回転速度との差を求め、この差と閾値との比較に基づきモータの回転停止制御を行っている。その差は、モータの負荷に応じて増減し、モータの回転停止時点に対応することから、その差と閾値との比較に基づきモータの回転停止制御を行うことにより、モータの出力軸の回転停止時点を調節することができる。
また、第1回転速度及び第2回転速度を検出し、以降、一連の演算処理を行うだけなので、演算処理の負荷を低く抑えることができる。
また、本発明のモータ制御装置においては、前記モータの駆動信号のデューティ比又はオン期間の回数を前記差に対応させて記憶した減速テーブルを備え、前記制御部は、前記速度検出時点の後に、前記差に対応する前記モータの駆動信号のデューティ比又はオン期間の回数を前記減速テーブルから読み出して、この読み出したデューティ比又はオン期間の回数に応じた前記駆動信号を前記モータに出力して、前記モータの回転停止制御を行っている。
このようにモータの駆動信号のデューティ比又はオン期間の回数を減速テーブルから読み出すような構成にすると、演算処理の負荷がより低減される
更に、本発明のモータ制御装置においては、前記制御部は、前記差に基づき前記減速テーブルから読み出した前記デューティ比又は前記オン期間の回数を補正して、この補正したデューティ比又はオン期間の回数に応じた前記駆動信号を前記モータに出力して、前記モータの回転停止制御を行っている。
このように減速テーブルから読み出したデューティ比又はオン期間の回数を補正することにより、モータの回転停止制御をより正確に行うことができる。
また、本発明のモータ制御装置においては、前記制御部は、前記トリガの発生時点での前記モータの出力軸の目標回転速度と前記第1回転速度との差に応じた待機時間を求め、前記トリガの発生時点より前記待機時間が経過した時点で前記モータの回転停止制御を開始している。
このような待機時間の適確な設定により、停止制御の精度を高くしたり、演算処理の時間の不足を防止したりすることができる。
更に、本発明のモータ制御装置においては、前記回転速度検出部は、前記モータの電流に基づき該モータの出力軸の回転速度を検出している。
この場合は、モータの出力軸の回転速度を検出するために、エンコーダやポテンショメータを用いる必用がなく、部品点数の低減を図ることができる。
また、本発明のモータ制御装置においては、前記トリガ発生部は、前記モータにより回転、移動、又は変位される被駆動体を検出するセンサである。あるいは、前記トリガ発生部は、前記モータの出力軸の回転を伝達及び遮断するクラッチである。
本発明では、トリガの発生時点でモータの出力軸の第1回転速度を検出し、トリガの発生時点より規定時間が経過した速度検出時点でモータの出力軸の第2回転速度を検出し、第1回転速度と第2回転速度との差を求め、この差と閾値との比較に基づきモータの回転停止制御を行っている。その差は、モータの負荷に応じて増減し、モータの回転停止時点に対応することから、その差と閾値との比較に基づきモータの回転停止制御を行うことにより、モータの出力軸の回転停止時点を調節することができる。
また、第1回転速度及び第2回転速度を検出し、以降、一連の演算処理を行うだけなので、演算処理の負荷を低く抑えることができる。
本発明のモータ制御装置の第1実施形態を適用した用紙搬送装置を模式的に示す側面図である。 第1実施形態のモータ制御装置により制御されるDCモータの回転速度の変化、用紙センサによる用紙先端の検出時点、及びDCモータの停止時点等を示すグラフである。 第1実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。 第1実施形態のモータ制御装置において用いられる減速テーブルを例示する図である。 第1実施形態のモータ制御装置によるDCモータの停止制御の説明図である。 第1実施形態のモータ制御装置によるDCモータの停止制御の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のモータ制御装置を適用した用紙搬送装置を概念的に示す側面図である。 第2実施形態のモータ制御装置によるDCモータの停止制御の説明図である。 第2実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。 第3実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。 第4実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明のモータ制御装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明のモータ制御装置の第1実施形態を適用した用紙搬送装置を模式的に示す側面図である。この用紙搬送装置1では、用紙Pの搬送経路Sに沿って2組の搬送ローラ2を設け、2組の搬送ローラ2の間に用紙Pの先端を検出する用紙センサ3を配置している。各搬送ローラ2は、DCモータ4の出力軸の回転駆動力を伝達されて回転する。DCモータ4は、PWM制御されており、DCモータ4の駆動信号Fのデューティ比Duと単位時間当たりのオン回数(単位時間当たりのパルス数)Nとが変更されて、DCモータ4が回転及び停止する。
また、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点に基づきDCモータ4の停止制御が行われて、用紙Pの先端が目標停止位置em0で一旦停止され、この後にDCモータ4の回転駆動が再開されて、各搬送ローラ2により用紙Pが再び搬送される。
図2は、各搬送ローラ2による用紙Pの搬送速度に対応するDCモータ4の出力軸の回転速度vの変化、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点、及びDCモータ4の回転停止時点等を示すグラフである。図2のグラフにおいて、DCモータ4にかかる負荷が想定されたレベルにあるときには、DCモータ4の出力軸の回転速度vが基準減速曲線fv0に沿って減速して、DCモータ4が停止する。すなわち、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点ta0の前後では、DCモータ4の駆動信号Fのデューティ比Duと単位時間当たりのオン回数Nとがそれぞれの規定値に設定されて、DCモータ4の回転速度vが一定速度v0に保たれ、各搬送ローラ2により用紙Pが等速で搬送される。そして、用紙センサ3により用紙Pの先端が検出され、この用紙Pの先端の検出時点ta0より一定時間Tが経過した停止制御開始時点tb0でDCモータ4の規定の回転停止制御が開始されて、駆動信号Fのデューティ比Duと単位時間当たりのオン回数Nとが段階的に変更され、DCモータ4の回転トルクが下降して、用紙Pの先端が目標停止位置em0に達した目標停止時点te0でDCモータ4が停止する。
従って、DCモータ4にかかる負荷が想定されたレベルにあるときには、用紙Pの先端の検出時点ta0より一定時間Tが経過した停止制御開始時点tb0でDCモータ4の規定の回転停止制御が開始されて、用紙Pの先端が目標停止位置em0に達した目標停止時点te0でDCモータ4が停止する。
ところが、仮に、DCモータ4にかかる負荷が想定されたレベルよりも小さいか大きいにもかかわらず、同様にDCモータ4の規定の回転停止制御が行われると、用紙Pの先端の停止位置が目標停止位置em0からずれる。
例えば、DCモータ4にかかる負荷が想定されたレベルよりも小さかったときには、DCモータ4の回転速度vが低負荷減速曲線fv1に沿って減速して、DCモータ4が停止する。すなわち、DCモータ4の回転速度v1が一定速度v0よりも速くなって、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点ta1が検出時点ta0よりも早くなり、この検出時点ta1より一定時間Tが経過した停止制御開始時点tb1が停止制御開始時点tb0よりも早くなる。このため、停止制御開始時点tb0でDCモータ4の規定の回転停止制御が開始されると、DCモータ4が目標停止時点te0よりも前の停止時点te1で停止して、用紙Pの先端が目標停止位置em0に達する前の停止位置em1で停止する。
また、DCモータ4にかかる負荷が想定されたレベルよりも大きかったときには、DCモータ4の回転速度vが高負荷減速曲線fv2に沿って減速して、DCモータ4が停止する。すなわち、DCモータ4の回転速度v2が一定速度v0よりも遅くなって、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点ta2が検出時点ta0よりも遅くなり、この検出時点ta2より一定時間Tが経過した停止制御開始時点tb2が停止制御開始時点tb0よりも遅くなる。このため、停止制御開始時点tb2でDCモータ4の停止制御が開始されると、DCモータ4が目標停止時点te0よりも後の停止時点te2で停止して、用紙Pの先端が目標停止位置em0に達した後の停止位置em2で停止する。
このようにDCモータ4の負荷変動により用紙Pの先端の停止位置em1、em2が目標停止位置em0からずれるという現象に対しては、例えば、基準減速曲線fv0に対する低負荷減速曲線fv1又は高負荷減速線fv2のずれ量を求めて、このずれ量に応じて駆動信号Fのデューティ比Du及びオン回数Nを調節するというフィードバック制御を周期的に繰返すことにより対処することができる。しかしながら、そのようなフィードバック制御が周期的に繰返されると、演算処理の負荷が高くなる。
そこで、第1実施形態のモータ制御装置11では、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点ta(ta=ta0、ta1、ta2、…)と、この検出時点taよりDCモータ4の停止制御開始時点tb(tb=tb0、tb1、tb2、…)を過ぎて規定時間tが経過した速度検出時点tc(tc=tc0、tc1、tc2、…)との2つの時点ta、tcでDCモータ4の回転速度を検出し、この2つの回転速度の差と閾値との比較に基づきDCモータ4の停止制御を維持又は変更することにより、DCモータ4の負荷変動が生じても、用紙Pの先端が目標停止位置em0に停止し、かつ演算処理の負荷が低く抑えられるようにしている。
次に、そのような第1実施形態におけるDCモータ4の停止制御について詳しく説明する。図3は、第1実施形態のモータ制御装置11を示すブロック図である。このモータ制御装置11は、駆動信号Fを生成してDCモータ4に出力するモータドライバ12と、DCモータ4の出力軸の回転位置及び回転方向を検出するエンコーダ13と、用紙Pの先端を検出する用紙センサ3と、駆動信号Fのデューティ比Du及び単位時間当たりのオン回数(単位時間当たりのパルス数)Nを求めてモータドライバ12に指示する制御部14とを備えている。
制御部14は、第1速度算出器21、第2速度算出器22、タイマー23、比較演算器24、負荷対応減速演算器25、補正減速演算器26、等速演算器27、ベース減速演算器28、切替器29、及び切替タイミング設定器30等を備えている。
ここで、第1速度算出器21は、用紙センサ3の検出出力に基づき用紙Pの先端の検出時点taを判定し、エンコーダ13の検出出力に基づきその検出時点taでのDCモータ4の出力軸の第1回転速度v*1を求めて、第1回転速度v*1を比較演算器24に与える。
タイマー23は、用紙センサ3の検出出力に基づき用紙Pの先端の検出時点taを判定し、この検出時点taで経過時間の計時を開始して、この経過時間が規定時間tに達した速度検出時点tcを第2速度算出器22に指示する。第2速度算出器22は、速度検出時点tcを指示されると、エンコーダ13の検出出力に基づきその速度検出時点tcでのDCモータ4の出力軸の第2回転速度v*2を求めて、第2回転速度v*2を比較演算器24に与える。
比較演算器24は、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を取得すると、第1回転速度v*1と第2回転速度v*2との差を求め、この差(v*1−v*2)と予め設定された閾値αとを比較して、この比較結果を負荷対応減速演算器25に与える。
負荷対応減速演算器25は、図4に示すような減速テーブルTVを有しており、比較演算器24での比較結果に応じた減速パターンR(R=R0、R1、R2)を減速テーブルTVから検索して、この検索した減速パターンRを補正減速演算器26に指示する。各減速パターンR0、R1、R2は、図2のグラフにおける各減速曲線fv0、fv1´、fv2´に対応し、デューティ比Duが段階的に減少し、オン回数Nが段階的に増大するような減速パターンである。
補正減速演算器26は、減速パターンRを指示されると共に、第1速度算出器21及び第2速度算出器22から第1回転速度v*1及び第2回転速度vを取得し、第1回転速度v*1と第2回転速度v*2との差を求め、この差(v*1−v*2)に基づき減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の減速パターンを切替器29に指示する。この後期減速パターンRdは、DCモータ4の停止制御の後期に用いられるものであり、例えばデューティ比Du´が段階的に減少し、オン回数N´が段階的に増大するような減速パターンである。
また、等速演算器27は、用紙Pを等速で搬送するための等速用のデューティ比Du及びオン回数Nを切替器29に指示する。
また、ベース減速演算器28は、規定の減速パターンを前期減速パターンRbとして切替器29に指示する。この前期減速パターンRbは、DCモータ4の停止制御前期において用いられるものであり、例えばデューティ比Duの段階的な減少及びオン回数Nの段階的な増大を示す減速パターンである。
従って、切替器29は、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nと、DCモータ4の停止制御前期に用いられる前期減速パターンRbのデューティ比Du及びオン回数Nと、DCモータ4の停止制御後期に用いられる後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´とを取得する。
切替タイミング設定器30は、第1速度算出器21から第1回転速度v*1を取得し、第1回転速度v*1と予め設定された目標回転速度v*0との差に基づき予め設定された待機時間Tdを補正して、補正待機時間Td´を求める。そして、切替タイミング設定器30は、用紙センサ3の検出出力に基づき用紙Pの先端の検出時点taを判定し、この検出時点taで経過時間の計時を開始して、この経過時間が一定時間Tに達した停止制御開始時点tbと、この経過時間が補正待機時間Td´に達した制御変更時点td(td=td0、td1、td2、…)とを求め、停止制御開始時点tb及び制御変更時点tdを切替器29に指示する。
切替器29は、停止制御開始時点tbの直前までは等速用のデューティ比Du及びオン回数Nをモータドライバ12に指示し、停止制御開始時点tbより規定の前期減速パターンRbのデューティ比Du及びオン回数Nをモータドライバ12に指示し、制御変更時点tdより後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´をモータドライバ12に指示する。
この結果、停止制御開始時点tbの直前までは、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4が等速回転する。引き続いて、停止制御開始時点tbより規定の前期減速パターンRbで段階的に変更されるデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4の停止制御が開始される。更に、制御変更時点tdより後期減速パターンRdで段階的に変更されるデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4の停止制御が維持又は変更され、DCモータ4が目標停止位置em0で停止する。
このようなDCモータ4の制御によれば、停止制御開始時点tbの直前までは、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FをDCモータ4に出力し、停止制御開始時点tbより制御変更時点tdまでは、規定の前期減速パターンRbのデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FをDCモータ4に出力することから、つまり制御変更時点tdに達するまでは、デューティ比Du及びオン回数Nの規定のパターンを設定していることから、DCモータ4にかかる負荷に応じて動作中のDCモータ4の減速曲線fvs(fvs=fv0、fv1、fv2、…)が変化する。
ところが、差(v*1−v*2)と閾値αとの比較結果に応じた減速パターンRを減速テーブルTVから検索して、差(v*1−v*0)に基づきその検索された減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdを求め、制御変更時点td以降では、その後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号FをDCモータ4に出力することから、DCモータ4にかかる負荷にかかわらず、目標停止時点te0で回転速度vが0となるように動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが維持又は変更されて、用紙Pの先端が目標停止位置em0で停止する。
次に、減速テーブルTV、減速パターンR、及び後期減速パターンRd等について更に詳しく説明する。図4の減速テーブルTVには、図2のグラフにおける制御変更時点td以降の基準減速曲線fv0、低負荷変更減速曲線fv1´、及び高負荷変更減速曲線fv2´に対応するそれぞれの減速パターンR(R0、R1、R2)が記憶されている。また、各減速パターンR0、R1、R2は、制御変更時点tdから目標停止時点te0までを第1期tg1、第2期tg2、第3期tg3、及び第4期tg4に区分し、第1期tg1〜第4期g4別に、デューティ比Du及びオン回数Nを設定したものである。第1期tg1から第4期g4への遷移に伴い、デューティ比Duが段階的に減少し、オン回数Nが段階的に増大している。
例えば、速度検出時点tcまでの期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0に一致するときには、制御変更時点td以降で減速パターンR0のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FがDCモータ4に出力されると、基準減速曲線fv0に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。また、速度検出時点tcまでの期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが低負荷減速曲線fv1に一致するときには、制御変更時点td以降で減速パターンR1のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FがDCモータ4に出力されると、低負荷変更減速曲線fv1´に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。更に、速度検出時点tcまでの期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが高負荷減速曲線fv1に一致するときには、制御変更時点td以降で減速パターンR2のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FがDCモータ4に出力されると、高負荷変更減速曲線fv2´に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。
先に述べたように減速テーブルTVの検索は、負荷対応減速演算器25が比較演算器24による比較結果に基づき行う。比較演算器24は、第1回転速度v*1と第2回転速度v*2との差を求めて、この差(v*1−v*2)と閾値αとを比較し、この比較結果を負荷対応減速演算器25に与える。そして、負荷対応減速演算器25は、その比較結果に応じた減速パターンR(R0、R1、R2)を減速テーブルTVから検索する。
ここで、差(v*1−v*2)と閾値αとの比較により、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点taより速度検出時点tcまでの期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0、低負荷減速曲線fv1、及び高負荷減速線fv2のいずれに近似するか又は一致するかを求めることができる。
例えば、図5に示すようにv*1−v*2−α=x …(1)を定義して、閾値αを15とすると、基準減速曲線fv0における検出時点ta0での第1回転速度v*1及び速度検出時点tc0での第2回転速度v*2が105回転/s及び75回転/sのときには、上記式(1)に基づきx=15となる。
また、低負荷減速曲線fv1における検出時点ta1での第1回転速度v*1及び速度検出時点tc1での第2回転速度v*2が110回転/s及び75回転/sのときには、上記式(1)に基づきx=20となる。
更に、高負荷減速曲線fv2における検出時点ta2での第1回転速度v*1及び速度検出時点tc2での第2回転速度v*2が100回転/s及び75回転/sのときには、上記式(1)に基づきx=10となる。
従って、図5に示すように比較表31を定義して、10≦x<20のときには、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0に近似するか又は一致し、また0≦x<10のときには、減速曲線fvsが高負荷減速曲線fv2に近似するか又は一致し、更に20≦x<30のときには、減速曲線fvsが低負荷減速曲線fv1に近似するか又は一致すると判定することができる。
そこで、図5の比較表31を比較演算器24に記憶しておく。そして、DCモータ4の回転動作に伴い、第1速度算出器21により検出時点ta0での第1回転速度v*1が求められ、第2速度算出器22により速度検出時点tc1での第2回転速度v*2が求められて、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2が比較演算器24に与えられると、比較演算器24は、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を上記式(1)に代入して、xを求め、比較表31を参照して、xが10≦x<20、0≦x<10、及び20≦x<30のいずれの数値範囲に入るかを判定し、xが入る数値範囲に対応する各減速曲線fv0、fv1、及びfv2のいずれかを動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致すると判定する。そして、比較演算器24は、減速曲線fvsに近似するか又は一致する各減速曲線fv0、fv1、及びfv2のいずれかを、差(v*1−v*2)と閾値αとの比較結果として負荷対応減速演算器25に与える。
負荷対応減速演算器25は、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致する各減速曲線fv0、fv1、及びfv2のいずれかを指示されると、図4の減速テーブルTVを参照して、その指示に基づき基準減速曲線fv0、低負荷変更減速曲線fv1´、及び高負荷変更減速曲線fv2´のいずれかに対応する減速パターンRを減速テーブルTVから検索して、この検索した減速パターンRを補正減速演算器26に与える。
補正減速演算器26は、減速パターンRを取得すると共に、第1回転速度v*1と第2回転速度v*2との差を求め、この差(v*1−v*2)に基づきその取得した減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´を求めて、この後期減速パターンRdを切替器29に指示する。
例えば、xが10≦x<20の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0に近似するか又は一致し、基準減速曲線fv0に対応する減速パターンR0のデューティ比Du及びオン回数Nが減速テーブルTVから検索された場合は、図5に示すようにDu´=Du−5[(x−α)/α]/100 …(2)、及びN´=N−N×[(x−α)/α] …(3)に基づき後期減速パターンRdを求める。
ここで、上記式(2)及び(3)における[(x−α)/α]は、10≦x<20の数値範囲の中心値(15=α)に対するxの偏差であって、基準減速曲線fv0に対する動作中のDCモータ4の減速曲線fvsの偏差に対応する。従って、減速パターンR0のデューティ比Du及びオン回数Nは、上記式(2)及び(3)により基準減速曲線fv0に対する動作中のDCモータ4の減速曲線fvsの偏差に応じて補正されて最適化される。これにより、速度検出時点tcより前の期間においては基準減速曲線fv0に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fvsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において目標停止時点te0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることができる。
また、xが20≦x<30の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが低負荷減速曲線fv1に近似するか又は一致し、低負荷変更減速曲線fv1´に対応する減速パターンR1が減速テーブルTVから検索された場合は、αを数値範囲20≦x<30の中心値(25=α)に置き換えて、上記式(2)及び(3)に基づき減速パターンR1のデューティ比Du及びオン回数Nを最適化する。これにより、速度検出時点tcより前の期間においては低負荷減速曲線fv1に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fvsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において目標停止時点te0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることができる。
同様に、xが0≦x<10の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが高負荷減速曲線fv2に近似するか又は一致し、高負荷減速曲線fv2に対応する減速パターンR2が減速テーブルTVから検索された場合は、αを数値範囲0≦x<10の中心値(5=α)に置き換えて、上記式(2)及び(3)に基づき減速パターンR2のデューティ比Du及びオン回数Nを最適化する。これにより、速度検出時点tcより前の期間においては高負荷減速曲線fv2に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fvsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において目標停止時点te0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることができる。
すなわち、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致する基準減速曲線fv0、低負荷変更減速曲線fv1´、及び高負荷変更減速曲線fv2´のいずれかを求め、そのいずれかの減速曲線に対応する減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを選択して、そのいずれかの減速曲線に対する動作中のDCモータ4の減速曲線fvsの偏差に応じてその選択した減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正することにより、目標停止時点te0で回転速度vが0となるような後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´を求めている。
尚、ここでは、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが3つの減速曲線fv0、fv1、fv2のいずれに近似するか又は一致するかを求めているが、より多くの減速曲線fv0、fv1、fv2、…を設定して、各減速曲線fv0、fv1、fv2、…に応じてそれぞれの減速パターンRを設定しおき、各減速パターンのいずれかを選択して、この選択した減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdを求めても構わない。
一方、切替タイミング設定器30は、第1回転速度v*1と予め設定された目標回転速度v*0との差に基づき待機時間Tdを補正して、補正待機時間Td´を求める。
例えば、図5に示すようなTd´=Td−j(v*1−v*0) …(4)に基づき補正待機時間Td´を求める。ただし、目標回転速度v*0は、基準減速曲線fv0における検出時点ta0での第1回転速度v*1に一致し、またjは係数である。
ここで、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0に一致する場合は、(v*1−v*0)=0であるから、Td´=Tdとなる。また、減速曲線fvsが基準減速曲線fv0よりも低負荷減速曲線fv1の側に近い場合は、(v*1−v*0)>0であるから、Td´<Tdとなる。更に、減速曲線fvsが基準減速曲線fv0よりも高負荷減速曲線fv2の側に近い場合は、(v*1−v*0)<0であるから、Td´>Tdとなる。
切替タイミング設定器30は、用紙センサ3の検出出力に基づき用紙Pの先端の検出時点taを判定し、この検出時点taで経過時間の計時を開始して、この経過時間が補正待機時間Td´に達した制御変更時点tdを切替器29に指示する。そして、切替器29は、制御変更時点tdより後期減速パターンRdをモータドライバ12に指示する。モータドライバ12は、制御変更時点tdより後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号FをDCモータ4に出力して、DCモータ4を停止させる。
従って、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsが基準減速曲線fv0に一致する場合は、Td´=Tdとなって、後期減速パターンRdがモータドライバ12に指示される制御変更時点tdが変更されず、また減速曲線fvsが基準減速曲線fv0よりも低負荷減速曲線fv1の側に近い場合は、Td´<Tdとなって、制御変更時点tdが早められ、更に減速曲線fvsが基準減速曲線fv0よりも高負荷減速曲線fv2の側に近い場合は、Td´>Tdとなって、制御変更時点tdが遅らされる。
これにより、動作中のDCモータ4の負荷が小さくて、DCモータ4の回転速度vが速く、速度検出時点tc1が早くなった場合には、制御変更時点td1を早くして、DCモータ4の停止制御の精度を高くすることができる。また、動作中のDCモータ4の負荷が高くて、DCモータ4の回転速度vが遅く、速度検出時点tc2が遅れた場合には、制御変更時点td2を遅らせて、速度検出時点tc2から制御変更時点td2までの間における演算処理の時間の不足を防止することができる。
次に、図6のフローチャートを参照して、第1実施形態のモータ制御装置11によるDCモータ4の停止制御の手順を整理して説明する。
まず、用紙センサ3の検出出力に基づき用紙Pの先端の検出時点taが判定され(ステップS101)、第1速度算出器21により検出時点taでのDCモータ4の第1回転速度v*1が求められる(ステップS102)。また、タイマー23により検出時点taからの経過時間の計時が開始され(ステップS103)、経過時間が規定時間tに達した速度検出時点tcが求められ(ステップS104)、第2速度算出器22により速度検出時点tcでのDCモータ4の第2回転速度v*2が求められる(ステップS105)。
そして、比較演算器24は、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を上記式(1)に代入して、xを求め(ステップS106、S107)、比較表31を参照して、xが10≦x<20、0≦x<10、及び20≦x<30のいずれの数値範囲に入るかを判定し(ステップS108〜S110)、xが入る数値範囲に対応する各減速曲線fv0、fv1、及びfv2のいずれかを動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致すると判定する(ステップS111〜S113)。
引き続いて、負荷対応減速演算器25は、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致する各減速曲線fv0、fv1、及びfv2のいずれかが判定されると、減速テーブルTVを参照して、その判定に基づき基準減速曲線fv0、低負荷変更減速曲線fv1´、及び高負荷変更減速曲線fv2´のいずれかに対応する減速パターンRを減速テーブルTVから検索する。そして、補正減速演算器26は、上記式(2)及び(3)に基づきその検索された減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´を求めて、この後期減速パターンRdを切替器29に指示する(ステップS114)。
一方、切替タイミング設定器30は、第1回転速度v*1と目標回転速度v*0との差に基づき待機時間Tdを補正して、補正待機時間Td´を求め、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点taからの経過時間の計時を開始して、経過時間が補正待機時間Td´に達した制御変更時点tdを求める(ステップS115)。そして、切替器29は、その制御変更時点tdより後期減速パターンRdをモータドライバ12に指示する(ステップS116)。モータドライバ12は、制御変更時点tdより後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号FをDCモータ4に出力して、DCモータ4を目標停止時点te0で停止させる(ステップS117)。
このように第1実施形態のモータ制御装置11では、動作中のDCモータ4の減速曲線fvsに近似するか又は一致する基準減速曲線fv0、低負荷変更減速曲線fv1´、及び高負荷変更減速曲線fv2´のいずれかを求め、そのいずれかの減速曲線に対応する減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを選択して、そのいずれかの減速曲線に対する動作中のDCモータ4の減速曲線fvsの偏差に応じてその選択した減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正することにより、目標停止時点te0で回転速度vが0となるような後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´を求め、制御変更時点tdより後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号FをDCモータ4に出力しているため、目標停止時点te0で回転速度vが0となるようにDCモータ4の減速曲線fvsが収束して、用紙Pの先端が目標停止位置em0で停止する。
また、用紙センサ3による用紙Pの先端の検出時点taでDCモータ4の第1回転速度v*1を求め、検出時点taより経過時間の計時を開始して、この経過時間が規定時間tに達した速度検出時点tcでDCモータ4の第2回転速度v*2を求め、以降、一連の演算処理を行うだけで、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´、制御変更時点tdを求めているので、演算処理の負荷を低く抑えることができる。
次に、本発明のモータ制御装置の第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態のモータ制御装置を適用した用紙搬送装置を概念的に示す側面図である。尚、図7において、図1と同様の作用を果す部位には同じ符号を付す。
この用紙搬送装置41では、用紙Pの搬送経路Sに沿って1組の搬送ローラ42を設け、用紙Pを各搬送ローラ42の間に通して搬送して、各搬送ローラ42を従動回転させている。各搬送ローラ42には、DCモータ4の出力軸が電磁クラッチ43を介して接続される。電磁クラッチ43がオフのときには、DCモータ4の出力軸が各搬送ローラ42から遮断されて、各搬送ローラ42が搬送中の用紙Pに対して従動回転し、DCモータ4の出力軸が等速で回転駆動されている。また、電磁クラッチ43がオンにされると、DCモータ4の停止制御が開始され、DCモータ4の出力軸が電磁クラッチ43を介して各搬送ローラ42に接続されて、各搬送ローラ42にブレーキがかかり、DCモータ4が停止して、各搬送ローラ42が停止する。
図8は、DCモータ4の回転速度vの変化、電磁クラッチ43のオン又はオフ時点、及びDCモータ4の停止時点等を示すグラフである。図8のグラフにおいて、オン時点tqで電磁クラッチ43の駆動信号Qがオンにされると、オン時点tq後の切替え応答期間Δttに電磁クラッチ43がオン(接続状態)になる。従って、駆動信号Qのオンに対しては電磁クラッチ43の応答動作が遅れ、かつ電磁クラッチ43の応答動作の時点が一定ではなく不安定である。
このため、仮に、駆動信号Qのオンに応答してDCモータ4の規定の停止制御を行ったとすると、DCモータ4の出力軸の回転停止時点にムラが生じる。
例えば、駆動信号Qのオン時点tqより一定時間Tが経過した停止制御開始時点tpでDCモータ4の規定の停止制御が開始されて、切替え応答期間Δttにおける応答動作時点tr0で電磁クラッチ43がオンになると、DCモータ4の回転速度vが基準減速曲線fw0に沿って減速して、DCモータ4が基準停止時点ts0で停止する。
また、切替え応答期間Δttおける応答動作時点tr0よりも早い応答動作時点tr1で電磁クラッチ43がオンになると、DCモータ4の回転速度vが先行減速曲線fw1に沿って減速して、DCモータ4が基準停止時点ts0よりも前の停止時点ts1で停止する。
更に、切替え応答期間Δttおける応答動作時点tr0よりも遅い応答動作時点tr2で電磁クラッチ43がオンになると、DCモータ4の回転速度vが遅延減速曲線fw2に沿って減速して、DCモータ4が基準停止時点ts0よりも後の停止時点ts2で停止する。
このように駆動信号Qのオンに対する電磁クラッチ43の応答動作の時間が不安定であるため、DCモータ4の規定の停止制御だけでは、各搬送ローラ42の停止時点ts(ts=ts0、ts1、ts2、…)がずれる。
そこで、第2実施形態のモータ制御装置51では、電磁クラッチ43の駆動信号Qのオン時点tqと、オン時点tqより切替え応答期間Δttを過ぎて規定時間tが経過した速度検出時点tuとの2つの時点tp、tuでDCモータ4の回転速度を検出し、制御変更時点tz以降で、2つの回転速度の差と閾値との比較に基づきDCモータ4の停止制御を維持又は変更することにより、DCモータ4が基準停止時点ts0で停止し、かつ演算処理の負荷が低く抑えられるようにしている。
例えば、図8のグラフに示すように速度検出時点tuよりも前の期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが基準減速曲線fw0に一致するときには、制御変更時点tz以降で、2つの回転速度の差と閾値との比較に基づき基準減速曲線fw0がそのまま維持されるようなDCモータ4の停止制御が行われて、基準減速曲線fw0に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。また、速度検出時点tuよりも前の期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが先行減速曲線fw1に一致するときには、制御変更時点tz以降で、2つの回転速度の差と閾値との比較に基づき先行減速曲線fw1が先行変更減速曲線fw1´に変更されるようなDCモータ4の停止制御が行われて、先行変更減速曲線fw1´に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。更に、速度検出時点tuよりも前の期間において動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが遅延減速曲線fw2に一致するときには、制御変更時点tz以降で、2つの回転速度の差と閾値との比較に基づき遅延減速曲線fw2が遅延変更減速曲線fw2´に変更されるようなDCモータ4の停止制御が行われて、遅延変更減速曲線fw2´に従って目標停止時点te0で回転速度vが0となる。
図9は、第2実施形態のモータ制御装置51を示すブロック図である。尚、図9において、図3と同様の作用を果す部位には同じ符号を付す。
この第2実施形態のモータ制御装置51では、図3に示す用紙センサ3の検出出力の代りに、電磁クラッチ43の駆動信号Qをモータ制御装置51に入力している。
このような構成のモータ制御装置51において、第1速度算出器21は、電磁クラッチ43の駆動信号Qを入力して、駆動信号Qのオン時点tqを取得し、エンコーダ13の検出出力に基づきそのオン時点tqでのDCモータ4の出力軸の第1回転速度v*1を求めて、第1回転速度v*1を比較演算器24に与える。また、タイマー23は、電磁クラッチ43の駆動信号Qを入力して、駆動信号Qのオン時点tqを取得し、このオン時点tqで経過時間の計時を開始して、この経過時間が規定時間tに達した速度検出時点tuを求めて、この速度検出時点tuを第2速度算出器22に指示する。第2速度算出器22は、エンコーダ13の検出出力に基づきその速度検出時点tuでのDCモータ4の出力軸の第2回転速度v*2を求めて、第2回転速度v*2を比較演算器24に与える。図8のグラフから明らかなように駆動信号Qのオン時点tqでは、DCモータ4が等速で回転駆動されているため、第1回転速度v*1が一定値となる。また、速度検出時点tuでは、電磁クラッチ43の応答動作時点tr(tr=tr0、tr1、tr2、…)に応じてDCモータ4の回転速度vが変わるため、第2回転速度v*2が変動する。
比較演算器24は、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を取得すると、第1回転速度v*1と第2回転速度v*2との差を求め、この差(v*1−v*2)と予め設定された閾値αとを比較して、この比較結果を負荷対応減速演算器25に与える。
例えば、比較演算器24は、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を上記式(1)に代入して、xを求め、図8に示すような比較表32を参照して、xが10≦x<20、20≦x<30、及び0≦x<10のいずれの数値範囲に入るかを判定し、xが入る数値範囲に対応する各減速曲線fw0、fw1、及びfw2のいずれかを動作中のDCモータ4の減速曲線fwsに近似するか又は一致すると判定する。そして、比較演算器24は、減速曲線fwsに近似するか又は一致する各減速曲線fw0、fw1、及びfw2のいずれかを、差(v*1−v*2)と閾値αとの比較結果として負荷対応減速演算器25に与える。
負荷対応減速演算器25は、図8に示すような減速テーブルTVを有しており、比較演算器24での比較結果に応じた減速パターンRを減速テーブルTVから検索して、この検索した減速パターンRを補正減速演算器26に指示する。
この減速テーブルTVには、制御変更時点td以降の基準減速曲線fw0、先行変更減速曲線fw1´、及び遅延変更減速曲線fw2´に対応するそれぞれの減速パターンR(R0、R1、R2)が記憶されている。また、各減速パターンR0、R1、R2は、制御変更時点tzから目標停止時点ts0までを第1期tg1、第2期tg2、第3期tg3、及び第4期tg4に区分し、第1期tg1〜第4期g4別に、デューティ比Du´及びオン回数N´を設定したものである。第1期tg1から第4期g4への遷移に伴い、デューティ比Duが段階的に減少し、オン回数Nが段階的に増大している。
補正減速演算器26は、負荷対応減速演算器25から減速パターンRを指示されると共に、第1速度算出器21及び第2速度算出器22から第1回転速度v*1及び第2回転速度vを取得し、第1回転速度v*1及び第2回転速度v*2を上記式(1)に代入して、xを求め、上記式(2)、(3)に基づき減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´の減速パターンを切替器29に指示する。
例えば、xが10≦x<20の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが基準減速曲線fw0に近似するか又は一致する場合は、基準減速曲線fw0に対応する減速パターンR0のデューティ比Du及びオン回数Nが減速テーブルTVから検索される。そして、αを数値範囲10≦x<20の中心値(15=α)に設定して、上記式(2)及び(3)に基づき減速パターンR0のデューティ比Du及びオン回数Nを最適化する。これにより、速度検出時点tuより前の期間においては基準減速曲線fw0に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fwsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において停止時点ts0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることができる。
また、xが20≦x<30の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが先行減速曲線fw1に近似するか又は一致する場合は、先行減速曲線fw1に対応する減速パターンR1が減速テーブルTVから検索される。そして、αを数値範囲20≦x<30の中心値(25=α)に置き換えて、上記式(2)及び(3)に基づき減速パターンR1のデューティ比Du及びオン回数Nを最適化する。これにより、速度検出時点tuより前の期間においては先行減速曲線fw1に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fwsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において停止時点ts0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることがきる。
同様に、xが0≦x<10の数値範囲に入り、動作中のDCモータ4の減速曲線fwsが遅延減速曲線fw2に近似するか又は一致する場合は、遅延減速曲線fw2に対応する減速パターンR2が減速テーブルTVから検索される。そして、αを数値範囲0≦x<10の中心値(5=α)に置き換えて、上記式(2)及び(3)に基づき減速パターンR2のデューティ比Du及びオン回数Nを最適化する。これにより、速度検出時点tuより前の期間においては遅延減速曲線fw2に対して動作中のDCモータ4の減速曲線fwsがずれていても又は一致していても、制御変更時点td以降において停止時点ts0で回転速度vが0となるようにDCモータ4が停止制御される後期減速パターンRdを求めることができる。
また、等速演算器27は、用紙Pを等速で搬送するための等速用のデューティ比Du及びオン回数Nを切替器29に指示する。
また、ベース減速演算器28は、規定の減速パターンを前期減速パターンRbとして切替器29に指示する。
従って、切替器29は、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nと、DCモータ4の停止制御前期に用いられる前期減速パターンRbのデューティ比Du及びオン回数Nと、DCモータ4の停止制御後期に用いられる後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´とを取得する。
切替タイミング設定器30は、駆動信号Qのオン時点tqで経過時間の計時を開始して、この経過時間が一定時間Tに達した停止制御開始時点tp、及び経過時間が予め設定された補正待機時間Tdに達した制御変更時点tzとを求め、停止制御開始時点tp及び制御変更時点tzを切替器29に指示する。
切替器29は、停止制御開始時点tpの直前までは等速用のデューティ比Du及びオン回数Nをモータドライバ12に指示し、停止制御開始時点tpより規定の前期減速パターンRbのデューティ比Du及びオン回数Nをモータドライバ12に指示し、制御変更時点tzより後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´をモータドライバ12に指示する。
この結果、停止制御開始時点tpの直前までは、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4が等速回転する。引き続いて、停止制御開始時点tpより規定の前期減速パターンRbで段階的に変更されるデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4の停止制御が開始される。更に、制御変更時点tzより後期減速パターンRdで段階的に変更されるデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号Fがモータドライバ12からDCモータ4へと出力されて、DCモータ4の停止制御が維持又は変更され、DCモータ4の回転速度vが停止時点teで0となる。
このような第2実施形態のモータ制御装置51では、停止制御開始時点tpの直前までは、等速用のデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FをDCモータ4に出力し、停止制御開始時点tbより制御変更時点tzまでは、規定の前期減速パターンRbで段階的に変更されるデューティ比Du及びオン回数Nの駆動信号FをDCモータ4に出力することから、つまり制御変更時点tzに達するまでは、デューティ比Du及びオン回数Nの規定のパターンを設定していることから、電磁クラッチ43の応答動作時点tr(tr=tr0、tr1、tr2、…)に応じて動作中のDCモータ4の減速曲線fws(fws=fw0、fw1、fw2、…)が変化する。
ところが、差(v*1−v*2)と閾値αとの比較結果に応じた減速パターンRを減速テーブルTVから検索して、差(v*1−v*0)に基づきその検索された減速パターンRのデューティ比Du及びオン回数Nを補正して、後期減速パターンRdを求め、制御変更時点tz以降では、その後期減速パターンRdで段階的に変更されるデューティ比Du´及びオン回数N´の駆動信号FをDCモータ4に出力することから、電磁クラッチ43の応答動作時点trの進み遅れにかかわらず、目標停止時点te0で回転速度vが0となるようにDCモータ4の減速曲線fwsが収束して、DCモータ4が停止する。
例えば、制御変更時点tz以降では、後期減速パターンRdの駆動信号FがDCモータ4に出力されることにより基準減速曲線fw0がそのまま維持されるか又は該基準減速曲線fw0に近似する曲線に変更されて、停止時点ts0で回転速度vが0となる。また、制御変更時点tz以降では、先行減速曲線fw1が先行変更減速曲線fw1´又は先行変更減速曲線fw1´に近似する曲線に変更されて、停止時点ts0で回転速度vが0となる。あるいは、制御変更時点tz以降では、遅延減速曲線fw2が遅延変更減速曲線fw2´又は遅延変更減速曲線fw2´に近似する曲線に変更されて、停止時点ts0で回転速度vが0となる。
また、駆動信号Qのオン時点tqでDCモータ4の第1回転速度v*1を求め、オン時点tqより規定時間tが経過した速度検出時点tuでDCモータ4の出力軸の第2回転速度v*2を求め、以降、一連の演算処理を行うだけで、後期減速パターンRdのデューティ比Du´及びオン回数N´、制御変更時点tdを求めているので、演算処理の負荷を低く抑えることができる。
次に、本発明のモータ制御装置の第3実施形態を説明する。図10は、第3実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。尚、図10において、図3と同様の作用を果す部位には同じ符号を付す。
この第3実施形態のモータ制御装置61は、図3に示すモータ制御装置11と同様に、図1に示す用紙搬送装置1に適用され、DCモータ4の回転及び停止制御を行うものである。このモータ制御装置61では、図3に示すモータ制御装置11におけるエンコーダ13の代わりに、ポテンショメータ62を適用している。ポテンショメータ62は、DCモータ4の出力軸に接続されて、DCモータ4の出力軸の回転位置及び回転方向に対応する検出電圧を第1速度算出器21及び第2速度算出器22に出力する。このため、第1速度算出器21は、ポテンショメータ62の検出電圧に基づき用紙Pの先端の検出時点taでのDCモータ4の第1回転速度v*1を求めることができ、同様に第2速度算出器22は、ポテンショメータ62の検出電圧に基づき速度検出時点tcでのDCモータ4の第2回転速度v*2を求めることができる。
従って、第3実施形態のモータ制御装置61においても、図3に示すモータ制御装置11と同様に、DCモータ4の負荷変動が生じても、DCモータ4の停止制御を維持又は変更して、用紙Pの先端を目標停止位置em0に停止させ、かつ演算処理の負荷を低く抑えることができる。
次に、本発明のモータ制御装置の第4実施形態を説明する。図11は、第4実施形態のモータ制御装置を示すブロック図である。尚、図11において、図3と同様の作用を果す部位には同じ符号を付す。
この第4実施形態のモータ制御装置71は、図3に示すモータ制御装置11と同様に、図1に示す用紙搬送装置1に適用され、DCモータ4の回転及び停止制御を行うものである。このモータ制御装置71では、図3に示すモータ制御装置11におけるエンコーダ13の代わりに、DCモータ4の逆起電力を検出する逆起電力検出器72を適用している。逆起電力検出器72は、DCモータ4の端子に接続されて、DCモータ4の逆起電力を検出し、この逆起電力に基づきDCモータ4の回転速度を求めて第1速度算出器21及び第2速度算出器22出力する。このため、第1速度算出器21は、用紙Pの先端の検出時点taでのDCモータ4の第1回転速度v*1を求めることができ、同様に第2速度算出器22は、速度検出時点tcでのDCモータ4の第2回転速度v*2を求めることができる。
従って、第4実施形態のモータ制御装置71においても、図3に示すモータ制御装置11と同様に、DCモータ4の負荷変動が生じても、DCモータ4の停止制御を維持又は変更して、用紙Pの先端を目標停止位置em0に停止させ、かつ演算処理の負荷を低く抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1、41 用紙搬送装置
2、42 搬送ローラ
3 用紙センサ
4 モータ
11、51、61、71 モータ制御装置
12 モータドライバ
13 エンコーダ
14 制御部
21 第1速度算出器
22 第2速度算出器
23 タイマー
24 比較演算器
25 負荷対応減速演算器
26 補正減速演算器
27 等速演算器
28 ベース減速演算器
29 切替器
30 切替タイミング設定器
31 比較表
43 電磁クラッチ
62 ポテンショメータ
72 逆起電力検出器

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータの出力軸の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記モータの出力軸が回転しているときにトリガを発生するトリガ発生部と、
    前記トリガの発生時点の後に前記モータの停止制御を開始し、前記トリガの発生時点で前記回転速度検出部により検出された前記モータの出力軸の第1回転速度と前記トリガの発生時点より前記モータの停止制御の開始時点を過ぎて規定時間が経過した速度検出時点で前記回転速度検出部により検出された前記モータの出力軸の第2回転速度との差を求め、前記差と予め設定された閾値との比較に基づき前記モータの回転停止制御を行う制御部とを備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記モータの駆動信号のデューティ比又はオン期間の回数を前記差に対応させて記憶した減速テーブルを備え、
    前記制御部は、前記速度検出時点の後に、前記差に対応する前記モータの駆動信号のデューティ比又はオン期間の回数を前記減速テーブルから読み出して、この読み出したデューティ比又はオン期間の回数に応じた前記駆動信号を前記モータに出力して、前記モータの回転停止制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のモータ制御装置であって、
    前記制御部は、前記差に基づき前記減速テーブルから読み出した前記デューティ比又は前記オン期間の回数を補正して、この補正したデューティ比又はオン期間の回数に応じた前記駆動信号を前記モータに出力して、前記モータの回転停止制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のモータ制御装置であって、
    前記制御部は、前記トリガの発生時点での前記モータの出力軸の目標回転速度と前記第1回転速度との差に応じた待機時間を求め、前記トリガの発生時点より前記待機時間が経過した時点で前記モータの回転停止制御を開始することを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項2に記載のモータ制御装置であって、
    前記回転速度検出部は、前記モータの電流に基づき該モータの出力軸の回転速度を検出することを特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のモータ制御装置であって、
    前記トリガ発生部は、前記モータにより回転、移動、又は変位される被駆動体を検出するセンサであることを特徴とするモータ制御装置。
  7. 請求項1から5のいずれか1つに記載のモータ制御装置であって、
    前記トリガ発生部は、前記モータの出力軸の回転を伝達及び遮断するクラッチであることを特徴とするモータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018117494A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 日本電産株式会社 モータ停止制御方法及びモータ停止制御装置

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