JP3412984B2 - レンズ制御装置および光学機器 - Google Patents

レンズ制御装置および光学機器

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JP3412984B2
JP3412984B2 JP25186895A JP25186895A JP3412984B2 JP 3412984 B2 JP3412984 B2 JP 3412984B2 JP 25186895 A JP25186895 A JP 25186895A JP 25186895 A JP25186895 A JP 25186895A JP 3412984 B2 JP3412984 B2 JP 3412984B2
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control
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被写体にピントを合
わせるためのフォーカスレンズあるいは被写体に対する
変倍を可能とするズームレンズ等の移動を制御するレン
ズ移動装置および光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真撮影において被写体へのピン
ト合わせは手動によるものが一般的であったが、近年に
なってDCモーターや超音波モーター等のアクチュエー
ターをカメラまたはレンズに搭載し、フォーカスレンズ
を直接移動させることによって、ピント合せを自動的に
行なう製品(オートフォーカスカメラまたはレンズ)が
主流となり、そのピント合わせの精度の向上やピント合
わせまでの時間が大幅に短縮され、誰もがシャッターチ
ャンスを逃がすことなく奇麗な写真を簡単に撮影できる
ようになった。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
光学機器は、レンズの停止位置を安定させるためにレン
ズの移動速度を制御する機構を搭載しているが、1種類
の制御パターンのみで全ての条件における速度制御を試
みているため、機器本体の姿勢差とレンズの移動方向に
よって機械的な負荷変動差が発生したり、長期間の使用
または、厳しい環境下での連続使用等による損失の増減
や各種部品の劣化等により、撮影された写真のピントの
精度の悪化や、撮影時のピントが合うまでの時間が長く
なるなどの条件によってレンズの停止位置が変動した
り、無闇に駆動回数だけが増加し、合焦スピードが思う
ように改善できないなどの問題があった。
【0004】また、レンズの駆動回数が増えたことによ
って可動部の摩擦等による損失が増大し、機械的な耐久
性の悪化を招き、それによって製品自体も初期の頃の性
能が徐々に失われ、最悪の場合はハンチング現象が起こ
り、オートフォーカスカメラではピントが合わないなど
の状態に陥ってしまうという問題があった。
【0005】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るためになされたもので、レンズの移動制御を正確に行
ない、性能低下を防止したレンズ制御装置および光学機
器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のレンズ
制御装置は、レンズを移動させるための移動手段と、該
レンズの移動速度を検知するための移動速度検知手段
と、該レンズの移動を制御するための制御手段と、該レ
ンズの複数の移動制御パターン情報を記憶している制御
パターン記憶手段と該レンズの移動開始から該レンズの
移動制御における最大移動速度に達するまでの時間を計
測するための計時手段とを備え、前記制御手段は、該計
時手段からの出力値と予め設定された時間幅とを比較
し、該出力値が該時間幅以内のときは第1の減速領域を
有する移動制御パターン情報を選択し、該出力値が該時
間幅より小さいときは前記第1の減速領域より長い減速
領域の移動制御パターン情報を選択し、該出力値が該時
間幅より大きいときは前記第1の減速領域より短い減速
領域の移動制御パターン情報を選択して、 前記選択した
移動制御パターン情報を基に該レンズの移動を制御する
ことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明のレンズ制御装置はレンズ
を移動させるための移動手段と、該レンズの移動速度を
検知するための移動速度検知手段と、該レンズの移動を
制御するための制御手段と、該レンズの複数の移動制御
パターン情報を記憶している制御パターン記憶手段と該
レンズの移動開始から該レンズの移動制御における最大
移動速度に達するまでの該レンズの移動量を計測するた
めの移動量計測手段とを備え、前記制御手段は、該移動
量計測手段からの出力値と予め設定された移動量幅とを
比較し、該出力値が該移動量幅以内のときは第1の減速
領域を有する移動制御パターン情報を選択し、該出力値
が該移動量幅より小さいときは前記第1の減速領域より
長い減速領域の移動制御パターン情報を選択し、該出力
値が該移動量幅より大きいときは前記第1の減速領域よ
り短い減速領域の移動制御パターン情報を選択して、
記選択した移動制御パターン情報を基に該レンズの移動
を制御することを特徴とするレンズ制御装置。
【0008】請求項3の発明の光学機器は、移動するレ
ンズを備え、該レンズの移動制御に請求項1または2の
いずれか1項に記載のレンズ制御装置を用いたことを特
徴としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】参考例1 以下、この発明の参考例1をオートフォーカスカメラに
ついて説明する。図1において、1はレンズ本体であ
り、このレンズ本体1はピントを合わせるためのフォー
カスレンズとそれを移動させるためのメカ機構を有する
フォーカスユニット2、フォーカスユニット2を移動さ
せる場合の減速とトルクアップを行なうためのメカ機構
である減速器3、フォーカスユニット2を移動させるた
めの動力源であるモーター4、モーター4に電力を与え
るためのドライバー回路5、フォーカスユニット2の移
動量と移動速度を検知するための移動速度検知手段とし
てのエンコーダーユニット6、レンズ本体1に関するす
べての制御を司るマイクロコンピュータであるレンズマ
イクロ7、カメラとの通信を行なうためのメカ的な接点
を有するレンズ接点ユニット8を備えている。そして、
上記レンズマイクロ7は制御手段、移動速度記憶手段、
計時手段等を備えている。
【0017】9は機器本体としてのカメラ本体であり、
このカメラ本体9はレンズ本体1を通して被写体までの
距離を検知するための測距手段としての測距ユニット1
0、カメラ本体9或はレンズ本体1の姿勢を検知するた
めの姿勢検知手段としての姿勢検知器11、カメラ本体
9に関するすべての制御を司る制御手段としてのマイク
ロコンピュータであるカメラマイコン12、レンズマイ
コン7と通信を行なうためのメカ的な接点を有するカメ
ラ接点ユニット13を備えており、カメラ本体9にレン
ズ本体1を取り付けた場合、レンズ接点ユニット8とカ
メラ接点ユニット13は電気的に接触する。
【0018】なお、図1において、点線はメカ的な接触
或はつながりを表し、実線は電気的つながりを表す。
【0019】また、図1ではレンズ本体1側にモーター
4が存在する場合を示しているが、モーター4、ドライ
バー回路5及び制御を司るレンズマイコン7をカメラ本
体9側に配置してもよい。
【0020】次の動作について説明する。カメラ本体9
がレンズ本体1に取付けられると、カメラマイコン12
はカメラ接点ユニット13とレンズ接点ユニット8を通
してレンズマイコン7と通信を開始し、レンズ本体1に
関するデータを保持する。
【0021】外部からオートフォーカス開始の支持があ
った場合、カメラマイコン12は測距ユニット10に測
距を開始させる。測距が終了したら先のレンズ本体1の
データより被写体ピントを合わせるためのフォーカスユ
ニット2の移動量を計算する。計算が終了したらレンズ
マイコン7にフォーカスユニット2の移動命令を移動量
と共に送信する。レンズマイコン7は受信した移動量の
正負から駆動方向を確認し、現在のカメラ本体9の姿勢
の状態を送信するようにカメラマイコン12に要求す
る。カメラマイコン12は姿勢検知器11の出力を検知
し、姿勢の状態をレンズマイコン7に送信する。
【0022】レンズマイコン7は受信したカメラ本体9
の姿勢の状態と先に導き出した駆動方向から最適な制御
パターンを割りだす。この制御パターンはあらかじめレ
ンズマイコン7の記憶素子に設定した中から選択する場
合と、ある関数式を用いて計算する場合のどちらでも構
わない。この制御パターンが決定すると、レンズマイコ
ン7はドライバー回路5を介してモーター4を駆動さ
せ、減速器3を経てフォーカスユニット2を移動させ
る。
【0023】レンズマイコン7は減速器3に取り付けら
れたエンコーダユニット6からの出力を常に監視し、フ
ォーカスユニット2の移動量とカメラマイコン12から
送信された移動量とを比較し、同量になったらモーター
4の駆動を停止する。またエンコーダユニット6の出力
はフォーカスユニット2の移動量を表すと同時に、移動
スピードを検出でき、先に設定した制御パターンとの制
御スピードの差を常に計算し、ドライバー回路5を介し
てモーター4の速度制御を行っている。
【0024】本参考例ではこの一連の動作を繰り返すこ
とでフォーカスユニット2の移動時間の短縮と停止位置
の精度を向上させることが可能となる。
【0025】図2は本参考例のカメラ本体9の姿勢差に
よるフォーカスユニット2の制御パターンの例である。
縦軸はフォーカスユニット2を制御する制御スピードを
表し、横軸はフォーカスユニット2の移動量(駆動量と
も言う)を表し、図2の制御パターンをA制御パターン
とする。このA制御パターンの特徴はフォーカスユニッ
ト2を移動制御した場合、加速領域、減速領域が平均的
な値で構成されているため、通常時の制御はこのパター
ンを使用する。
【0026】図3は本参考例のカメラ本体9の姿勢差に
よるフォーカスユニット2の制御パターンの例である。
縦軸はフォーカスユニット2を制御する制御スピードを
表し、横軸はフォーカスユニット2の移動量(駆動量と
も言う)を表し、図3の制御パターンをB制御パターン
とする。このB制御パターンの特徴はA制御パターンと
比較した場合、加速領域、減速領域が急激に変化してい
ることが分かる。つまり、より早い加減速でフォーカス
ユニット2を移動させた場合でも停止精度には影響がな
いという状態を示している。これはフォーカスユニット
2の機械的な負荷が増した場合を想定した制御パターン
で、A制御パターンよりもフォーカスユニット2の移動
速度を早くすることが可能となる。
【0027】図4は本参考例のカメラ本体9の姿勢差に
よるフォーカスユニット2の制御パターンの例である。
縦軸はフォーカスユニット2を制御する制御スピードを
表し、横軸はフォーカスユニット2の移動量(駆動量と
も言う)を表し、図4の制御パターンをC制御パターン
とする。このC制御パターンの特徴はA制御パターンと
比較した場合、加速領域、減速領域がなだらかに変化し
ていることが分かる。つまり、加減速を早くするとフォ
ーカスユニット2を移動させた場合に停止精度に悪影響
があるという状態を示している。これはフォーカスユニ
ット2の機械的な負荷が減少した場合を想定した制御パ
ターンで、A制御パターンを使用した場合よりもフォー
カスユニット2の停止精度を良くすることが可能とな
る。
【0028】図5はカメラ本体9の姿勢角度とフォーカ
スユニット2の駆動方向によって、フォーカスユニット
2の制御パターンA,B,Cを決定している表の例であ
る。
【0029】同図より、カメラ本体9の傾斜角が−45
°〜+45°の間はフォーカスユニット2の機械的な負
荷の変動が少ないと仮定し、通常の使用状態と変わらな
いA制御パターンを選択する様にしている。カメラ本体
9が上方を向いている+45°〜+90°の場合はフォ
ーカスユニット2を繰り出し方向に移動させると機械的
な負荷が増加するため、制御の早いB制御パターンで制
御することが望ましいと考えられB制御パターンを選択
する。フォーカスユニット2を繰り入れ方向に移動させ
る場合はフォーカスユニット2の機械的負荷が最も少な
い状態であるため、C制御パターンを選択し加減速をな
だらかに行うことが必要となり、これによってフォーカ
スユニット2のオーバーランを確実に防止し、所定位置
に精度良く停止させることができる。
【0030】またカメラ本体9が下方を向いている−4
5°〜−90°の場合はフォーカスユニット2を繰り入
れ方向に移動させると機械的な負荷が増加するため、制
御の早いB制御パターンで制御することが望ましいと考
えられB制御パターンを選択する。フォーカスユニット
2を繰り出し方向に移動させる場合はフォーカスユニッ
ト2の機械的負荷が最も少ない状態であるため、C制御
パターンを選択し加減速をなだらかに行うことが必要と
なり、上記と同様にフォーカスユニット2のオーバーラ
ンを正確に防止し、所定位置に精度良く停止させること
ができる。
【0031】この表では±45°を区切りとしているが
あくまでも一例であり、姿勢検知器11の種類やフォー
カスユニット2の機械的負荷、重量などで微妙に変わる
ことがある。また姿勢検知器11によっては更に検知範
囲が広くできるため、区切りの数や制御パターンの種類
を増やすことも可能である。従って各設定項目はこの限
りではない。
【0032】図6は先に説明したカメラ本体9の傾き
角、フォーカスユニット2の駆動方向を表した簡単な断
面図である。図6において、22はフォーカスレンズ、
23はフォーカスレンズ22の中心線である光軸を表
す。
【0033】カメラ本体9の傾き角は光軸23が水平の
場合0°となり、フォーカスユニット2を中心に光軸2
3が右上がりの状態は+(プラス)を意味し、右下がり
の状態は−(マイナス)を意味する。フォーカスユニッ
ト2の移動方向はカメラ本体9に対して遠ざかる方向に
移動させる場合を繰り出し方向とし、近ずく方向に移動
させる場合を繰り入れ方向とする。
【0034】図7は参考例1の動作を説明するフローチ
ャート図である。カメラ本体9のカメラマイコン12が
外部寄りAF動作開始の命令を受けると、測距ユニット
10に被写体までの測距を開始させる(ステップ10
1)。測距が終了したら、接点8,13を介してレンズ
マイコン7に光学的なデータの送信を要求し、レンズマ
イコン7から光学的なデータを受信する。
【0035】カメラマイコン12は測距ユニット10の
出力と受信した光学的なデータより、被写体にピントを
合わせるためのフォーカスユニット2の移動量Dと移動
方向を計算する(ステップ102)。カメラマイコン1
2は算出した移動方向を含んだ移動量Dをレンズマイコ
ン7に送信し、レンズマイコン7は受信した移動量から
フォーカスユニット2の移動方向を計算する(ステップ
103)。
【0036】次にレンズマイコン7は現在のカメラ本体
9の姿勢の状態を送信するようにカメラマイコン12に
要求する。カメラマイコン12は姿勢検知器の出力を確
認し、レンズマイコン7に送信する(ステップ10
4)。レンズマイコン7は受信した姿勢状態を傾き角度
に換算し、傾き角度が+45°〜−45°かを判断し
(ステップ105)、YESの場合はフォーカスユニッ
ト2の制御パターンを図2のA制御パターンにセットす
る(ステップ106)。
【0037】また、上記判断結果がNOの場合はカメラ
本体9の傾き角度が+45°〜+90°かを判断し(ス
テップ107)、YESの場合はフォーカスレンズ2の
移動方向が繰り出し方向かを判断し(ステップ10
8)、YESの場合は図3のB制御パターンにセットし
(ステップ109)、上記ステップ108の判断結果が
NOの場合、つまり繰り入れ方向の時は図4のC制御パ
ターンにセットする(ステップ110)。
【0038】また、上記ステップ107の判断結果がN
Oであって、カメラ本体9の傾き角が−45°〜−90
°の場合は(ステップ111)、フォーカスユニット2
の移動方向が繰り出し方向かを判断し(ステップ11
2)、YESの時は図4のC制御パターンにセットし
(ステップ110)、NOつまり繰り入れ方向の時は図
3のB制御パターンにセットする(ステップ109)。
【0039】各制御パターンが決定したら、レンズマイ
コン7はドライバー回路5に通電しモーター4を駆動し
て減速器3を経てフォーカスユニット2の移動を開始す
る(ステップ113)。レンズマイコン7はエンコーダ
ユニット6の出力を常に監視し、出力の変化を確認する
(ステップ114)。エンコーダユニット6の出力の変
化を確認した場合は、フォーカスユニット2の移動量D
から1を減算し(ステップ115)、移動量Dが0より
大きい値かを判断し(ステップ116)、NOの場合は
ステップ114に戻り、再びエンコーダユニット6の出
力変化を待つ。また、ステップ116の判断結果がYE
Sでフォーカスユニット2の移動量が0以下になった
ら、ドライバー回路5の通電を停止させ、フォーカスユ
ニット2の移動を中止させる(ステップ117)。
【0040】またステップ114において、エンコーダ
ユニット6に出力の変化があった場合は、レンズマイコ
ン7のプログラムの割り込み処理が入る(ステップ12
0)。レンズマイコン7はステップ113においてドラ
イバー回路5の通電開始と同時に内部のタイマーをスタ
ートさせていてそのタイマーを読み込み、フォーカスユ
ニット2の移動スピードを計算する(ステップ12
1)。
【0041】次に計算したフォーカスユニット2の移動
スピードと先にセットした制御パターンの移動量に対す
る設定スピードとを比較し(ステップ122)、設定ス
ピードよりもフォーカスユニット2の移動スピードの方
が早いと認識した場合はドライバー回路5の通電を低く
してフォーカスユニット2の移動スピードを遅くする
(ステップ123)。また設定スピードよりもフォーカ
スユニット2の移動スピードの方が遅いと認識した場合
は、ドライバー回路5の通電を高くしてフォーカスユニ
ット2の移動スピードを早くする(ステップ124)。
次にレンズマイコン7の内部のタイマーをリセットし、
再びスタートさせてからプログラムの割り込み処理を終
了する(ステップ125)。
【0042】参考例2 参考例1 ではフォーカスユニット2を移動させる場合の
加減速を変更しているが、移動量に応じた数種の制御パ
ターンをレンズマイコン7で記憶しておかなければなら
ない。そこで本参考例2では加減速領域を変えず、一定
速領域つまりフォーカスユニット2を最も早く移動させ
るためのスピード(最大移動スピード)を変えることで
同様な制御を可能としたもので、ハード構成および機能
は実施の形態例1と同じであるので説明は省略する。
【0043】図8は本参考例2におけるカメラ本体9の
姿勢差によるフォーカスユニット2の最大移動スピード
の例である。縦軸はフォーカスユニット2を制御するス
ピードを表し、横軸はフォーカスユニット2の移動量
(駆動量とも言う)を表す。
【0044】図8に示すように、フォーカスユニット2
の最大移動スピードを3種類の設定スピードに分け、そ
れぞれスピードの早い順番にB設定スピード、A設定ス
ピード、C設定スピードとしている。加減速領域はどの
設定スピードを選択しても変わらないものとする。
【0045】図9はカメラ本体9の姿勢角度のフォーカ
スユニット2の駆動方向によって、フォーカスユニット
2の設定スピードA,B,Cを決定している表の例であ
る。図9により、カメラ本体9の傾斜角が−45°〜+
45°の間はフォーカスユニット2の機械的な負荷の変
動が少ないと仮定し、通常の使用状態と変わらないA設
定スピードを選択する様にしている。カメラ本体9が上
方を向いている+45°〜+90°の場合はフォーカス
ユニット2を繰り出し方向に移動させると機械的な負荷
が増幅するため、スピードの早いB設定スピードで制御
することが望ましいと考えられ、B設定スピードを選択
する。フォーカスユニット2を繰り入れ方向に移動させ
る場合はフォーカスユニット2の機械的負荷が最も少な
い状態であるため、C設定スピードを選択しフォーカス
ユニット2の移動スピードを遅くすることが必要とな
り、これによってよりフォーカスユニット2のオーバー
ランを確実に防止し、所定位置に精度良く停止させるこ
とができる。
【0046】またカメラ本体9が下方を向いている−4
5°〜−90°の場合はフォーカスユニット2を繰り入
れ方向に移動させると機械的な負荷が増加するため、ス
ピードの早いB設定スピードで制御することが望ましい
と考えられ、B設定スピードを選択する。フォーカスユ
ニット2を繰り出し方向に移動させる場合はフォーカス
ユニット2の機械的負荷が最も少ない状態であるためC
設定スピードを選択しフォーカスユニット2の移動スピ
ードを遅くすることが必要となり、これによってよりフ
ォーカスユニット2のオーバーランを確実に防止し、所
定位置に精度良く停止させることができる。
【0047】この表では±45°を区切りとしているが
あくまでも例であり、姿勢検知器11の種類やフォーカ
スユニット2の機械的負荷、重量などで微妙に変わるこ
とがある。また姿勢検知器11によっては更に検知範囲
が広くできるため、区切りの数や設定スピードの種類を
増やすことも可能である。従って各設定項目はこの限り
ではない。
【0048】図10は参考例2の動作を説明するフロー
チャート図である。カメラ本体9のカメラマイコン12
は外部よりAF動作開始の命令を受けると、測距ユニッ
ト10に被写体までの測距を開始させる(ステップ20
1)。測距が終了したら、接点8,13を介してレンズ
マイコン7に光学的なデータの送信を要求し、レンズマ
イコン7から光学的なデータを受信する。
【0049】カメラマイコン12は測距ユニット10の
出力と受信した光学的なデータより、被写体にピントを
合わせるためのフォーカスユニット2の移動量Dと移動
方向を計算する(ステップ202)。カメラマイコン1
2は算出した移動方向を含んだ移動量Dをレンズマイコ
ン7に送信し、レンズマイコン7は受信した移動量から
フォーカスユニット2の移動方向を計算する(ステップ
203)。
【0050】次にレンズマイコン7は現在のカメラ本体
9の姿勢の状態を送信するようにカメラマイコン12に
要求する。カメラマイコン12は姿勢検知器の出力を確
認し、レンズマイコン7に送信する(ステップ20
4)。レンズマイコン7は受信した姿勢状態を傾き角度
に換算し、傾き角度が+45°〜−45°かを判断し
(ステップ205)、YESの場合はフォーカスユニッ
ト2の制御パターンを図2のA設定スピードにセットす
る(ステップ206)。
【0051】また、上記判断結果がNOの場合はカメラ
本体9の傾き角度が+45°〜+90°から判断し(ス
テップ207)、YESの場合はフォーカスレンズ2の
移動方向が繰り出し方向かを判断し(ステップ20
8)、YESの場合は図8のB設定スピードにセットし
(ステップ209)、上記ステップ108の判断結果が
NOの場合、つまり繰り入れ方向の時は図8のC設定ス
ピードにセットする(ステップ210)。
【0052】また、上記ステップ207の判断結果がN
Oであって、カメラ本体9の傾き角が−45°〜−90
°の場合は(ステップ211)、フォーカスユニット2
の移動方向が繰り出し方向かを判断し(ステップ21
2)、YESの時は図8のC設定スピードにセットし
(ステップ210)、NOつまり繰り入れ方向の時は図
8のB設定スピードにセットする(ステップ209)。
【0053】各設定スピードが決定したら、レンズマイ
コン7はドライバー回路5に通電しモーター4を駆動し
て減速器3を経てフォーカスユニット2の移動を開始す
る(ステップ213)。レンズマイコン7はエンコーダ
ユニット6の出力を常に監視し、出力の変化を確認する
(ステップ214)。エンコーダユニット6の出力の変
化を確認した場合は、フォーカスユニット2の移動量D
から1を減算し(ステップ215)、移動量Dが0より
大きい値かを判断し(ステップ216)、NOの場合は
ステップ114に戻り、再びエンコーダユニット6の出
力変化を待つ。また、ステップ216の判断結果がYE
Sでフォーカスユニット2の移動量が0以下になった
ら、ドライバー回路5の通電を停止させ、フォーカスユ
ニット2の移動を中止させる(ステップ217)。
【0054】またステップ214において、エンコーダ
ユニット6に出力の変化があった場合は、レンズマイコ
ン7のプログラムの割り込み処理が入る(ステップ22
0)。レンズマイコン7はステップ213においてドラ
イバー回路5の通電開始と同時に内部のタイマーをスタ
ートさせていてそのタイマーを読み込み、フォーカスユ
ニット2の移動スピードを計算する(ステップ22
1)。
【0055】次に計算したフォーカスユニット2の移動
スピードと先にセットした制御パターンの移動量に対す
る設定スピードとを比較し(ステップ222)、設定ス
ピードよりもフォーカスユニット2の移動スピードの方
が早いと認識した場合はドライバー回路5の通電を低く
してフォーカスユニット2の移動スピードを遅くする
(ステップ223)。また設定スピードよりもフォーカ
スユニット2の移動スピードの方が遅いと認識した場合
は、ドライバー回路5の通電を高くしてフォーカスユニ
ット2の移動スピードを早くする(ステップ224)。
次にレンズマイコン7の内部のタイマーをリセットし、
再びスタートさせてからプログラムの割り込み処理を終
了する(ステップ225)。
【0056】図10ではレンズマイコン7が各設定スピ
ードを決定しているが、カメラマイコン12が決定して
レンズマイコン7に対して要求することでも同様な制御
が可能となる。この場合、レンズマイコン7のプログラ
ムの容量を減らすことができ、カメラマイコン12の残
容量との兼ね合いで決定することが必要となる。
【0057】実施の形態例 前記参考例1、2では姿勢検知器11を使用して制御パ
ターンを変える場合と最大移動スピードを変える場合を
述べてきたが、コスト的に高くなる。そこで、本実施の
形態例では姿勢検知器11を使用せず、フォーカスユ
ニット2の移動開始から最大移動スピードに達するまで
の時間を計測し、その時間値によって減速領域を可変す
るもので、ハード構成および機能は参考例1と同じであ
るので説明は省略する。
【0058】図11は本実施の形態例1を用いた場合の
実際の制御を表した制御パターンの例であり、縦軸はフ
ォーカスユニット2を実際に制御した制御スピードを表
し、横軸はフォーカスユニット(フォーカスレンズ)2
の移動量(駆動量とも言う)を表す。尚,横軸はフォー
カスユニット2の移動時間としても取り扱ってもまった
く同様である.
【0059】図11において、点線で書かれている実際
の制御パターンはフォーカスユニット2の移動開始から
最大移動スピードDに達するまでの時間Cが3種類の制
御パターンの中でも最も早いため、フォーカスユニット
2の機械的負荷が最も軽量であることが推測される。従
って、フォーカスユニット2を停止させるためには減速
領域を長く取る必要があり、他の実際の制御パターンよ
りも早めに減速を開始している。
【0060】また実線で書かれている実際の制御パター
ンはフォーカスユニット2の移動開始から最大移動スピ
ードDに達するまでの時間Aが3種類の制御パターンの
中では中間値にあるため、フォーカスユニット2の機械
的負荷も通常値あることが推測される。従って、フォー
カスユニット2を停止させるためには減速領域も中間値
を取る必要があり、他の実際の制御パターンのほぼ中間
で減速を開始している。
【0061】一点鎖線で書かれている実際の制御パター
ンはフォーカスユニット2の移動開始から最大移動スピ
ードDに達するまでの時間Bが3種類の制御パターンの
中では最も遅いため、フォーカスユニット2の機械的負
荷が最も重量であることが推測される。従って、フォー
カスユニット2を停止させるためには減速領域を短く取
ることでよりスピードの早い制御が可能となる。そのた
め他の実際の制御パターンよりも遅目に減速を開始して
いる。
【0062】図12は前記実施の形態で説明したフォ
ーカスユニット2の移動開始から最大移動スピードに達
するまでの時間と減速領域の関係の例を示した表であ
り、この振り分け表によって減速領域を決定する。
【0063】図12において、通常時の時間Aは70m
S〜100mSの間(所謂,時間幅)とし、減速領域も
中間値(第1の減速領域)にセットする。最も早く加速
する時間Cは70mS以下とし、減速領域もAに対して
長目にセットする。最も遅く加速する時間Bは100m
S以上とし、減速領域もAに対して短めにセットする。
【0064】なお、図12に示すカッコ内の数値はフォ
ーカスユニット2の移動量を検知しているエンコーダユ
ニット6の出力値を表し、タイマーなどの計時手段が無
い場合はこのエンコーダユニット2の出力値を代用する
ことも可能であるため以下に説明する。
【0065】フォーカスユニット2の通常の移動量であ
る時間Aでの移動量は30パルス〜50パルスの間(移
動量幅)とし、減速領域も中間値(第1の減速領域)
セットする。最も加速するまでの移動量が少ない時間C
は30パルス以下とし、減速領域も時間Aに対して長目
にセットする。最も加速するまでの移動量が多い時間B
は50パルス以上とし、減速領域も時間Aに対して短め
セットする。
【0066】図13は実施の形態の動作を説明するフ
ローチャート図である。カメラ本体9のカメラマイコン
12は外部よりAF動作開始の命令を受けると、測距ユ
ニット10に被写体までの測距を開始させる(ステップ
301)。測距が終了したら、接点8,13を介してレ
ンズマイコン7に光学的なデータの送信を要求し、レン
ズマイコン7から光学的なデータを受信する。
【0067】カメラマイコン12は測距ユニット10の
出力と受信した光学的なデータより、被写体にピントを
合わせるためのフォーカスユニット2の移動量Dと移動
方向を計算する(ステップ302)。カメラマイコン1
2は算出した移動方向を含んだ移動量Dをレンズマイコ
ン7に送信し、レンズマイコン7は受信した移動量から
フォーカスユニット2の移動方向を計算する(ステップ
303)。
【0068】次にレンズマイコン7は内部のタイマー1
をリセットしスタートさせて(ステップ304)、ドラ
イバー回路5に通電しモーター4を駆動して減速器3を
経てフォーカスユニット2の移動を開始する(ステップ
305)。レンズマイコン7はエンコーダユニット6の
出力を常に監視し、出力の変化を確認する(ステップ3
06)。エンコーダユニット6の出力の変化を確認した
場合は、フォーカスユニット2の移動量Dから1を減算
し(ステップ307)、移動量Dが0より大きい値かを
判断し(ステップ308)、NOであればステップ30
6に戻り、再びエンコーダユニット6の出力変化を待つ
(ステップ308)。上記判断結果がYES、つまりフ
ォーカスユニット2の移動量が0以下の場合は、ドライ
バー回路5の通電を停止させ、フォーカスユニット2の
移動を中止させる(ステップ309)。
【0069】また、ステップ306においてエンコーダ
ユニット6に出力の変化があった場合は、レンズマイコ
ン7にプログラムの割り込み処理が入る(ステップ32
0)。レンズマイコン7はステップ305においてドラ
イバー回路5の通電開始と同時に内部のタイマーをスタ
ートさせていて、そのタイマー値を読み込み、フォーカ
スユニット2の移動スピードを計算する(ステップ32
1)。
【0070】次に計算したフォーカスユニット2の移動
スピードと予めセットした制御パターンの移動量に対す
る設定スピードとを比較し(ステップ322)、設定ス
ピードよりもフォーカスユニット2の移動スピードの方
が遅いと認識した場合は、ドライバー回路5の通電を高
くしてフォーカスユニット2の移動スピードを早くする
(ステップ324)。また設定スピードよりもフォーカ
スユニット2の移動スピードの方が早いと認識した場合
は、ドライバー回路5の通電を低くしてフォーカスユニ
ット2の移動スピードを遅くする(ステップ323)。
【0071】次にステップ322で比較した結果、フォ
ーカスユニット2の移動スピードが早いと認識したのが
今回はじめてかどうかを確認し(ステップ326)、初
めてでは無い場合は割り込み処理の終了ルーチンへジャ
ンプする(ステップ325)。また、初めての場合はフ
ォーカスユニット2が最大移動時間に達したものと認識
し、先にスタートさせているタイマーの値を取り込み
(ステップ327)、図12の表よりタイマーの値を比
較する(ステップ328)。
【0072】比較した結果、図11のA領域内の場合は
通常の減速領域(第1の減速領域)をセットし(ステッ
プ330)、B領域内の場合は短い減速領域にセットし
(ステップ329)、C領域内の場合は長い減速領域に
セットする(ステップ331)。それぞれセットした内
容に応じてレンズマイコン7は減速時の設定スピードを
切り換える。次にレンズマイコン7の内部のタイマーを
リセットし、再びスタートさせてからプログラムの割り
込み処理を終了し、ステップ325に移行する。
【0073】図12で説明したエンコーダユニット6の
出力値を使用した場合については、ステップ328の比
較においてタイマー1の値をエンコーダユニット6の出
力値に置き換えるだけで良いため、フローチャート図と
説明は省略する。
【0074】以上の参考例と実施形態1では、被写体に
ピントを合わせるためのフォーカスレンズの制御につい
て説明したが、例えば図1におけるフォーカスユニット
2を被写体に対する変倍を可能とするズーム手段とする
ことにより、ズーム手段の制御をフォーカスレンズの制
御と同様に円滑に行うことができる。
【0075】また、図8、図11におけるフォーカスユ
ニットの機械的な負荷を予測することと同様に、ズーム
手段の機械的な負荷を予測することにより、ズーム手段
の移動制御を円滑に、かつ変倍制御を正確に行うことが
できる。
【0076】そこで、光学機器の移動レンズの移動制御
に前記の各実施の形態例のレンズ制御装置を適用するこ
とにより、レンズの移動を円滑、かつ正確に行うことが
できる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、レンズ
を駆動する場合、レンズを移動させる移動手段としての
アクチュエータに加える電圧または電圧比や周波数、通
電開始から設定速度に達するまでの時間値、通電開始か
ら設定速度に達した時のフォーカスレンズの移動量など
によって機械的な負荷トルクを予測し、複数ある制御パ
ターンの中からひとつを決定し制御するように構成した
ので、より安価で安定したレンズ移動制御を可能とする
という効果がある。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における参考例1を示すブロック
図。
【図2】図2は本発明の参考例1におけるA制御パター
ン図。
【図3】図3は本発明の参考例1におけるB制御パター
ン図。
【図4】図4は本発明の参考例1におけるC制御パター
ン図。
【図5】図5は本発明の参考例1におけるカメラの姿勢
状態とフォーカスレンズの移動方向によって制御パター
ンを切り換えるための表を例示する図。
【図6】図6は本発明の参考例1におけるカメラの姿勢
に対する符号の意味とフォーカスレンズの移動方向に対
する言葉の意味を表した図。
【図7】図7は本発明の参考例1におけるフローチャー
ト図。
【図8】図8は本発明の参考例2における設定スピード
図。
【図9】図9は本発明の参考例2におけるカメラの姿勢
状態とフォーカスレンズの移動方向によって設定スピー
ドを切り換えるための表を例示する図。
【図10】図10は本発明の参考例2におけるフローチ
ャート図。
【図11】図11は本発明の実施の形態例における実
際の制御パターン図。
【図12】図12は本発明の実施の形態例におけるフ
ォーカスレンズの加速に要した時間または加速に要した
移動量によって減速領域を切り換えるための表を例示す
る図。
【図13】図13は本発明の実施の形態例におけるフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1 レンズ本体 2 フォーカスユニット(ズーム手段) 4 モーター(移動手段) 5 ドライバー回路(移動手段) 6 エンコーダユニット(移動速度検知手段) 7 レンズマイコン(制御手段、移動速度記憶手段、計
時手段) 9 カメラ本体(機器本体) 10 測距ユニット(測距手段) 11 姿勢検知器(姿勢検知手段) 12 カメラマイコン(制御手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−333257(JP,A) 特開 平6−201975(JP,A) 特開 平7−225334(JP,A) 特開 平6−300962(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズを移動させるための移動手段と、 該レンズの移動速度を検知するための移動速度検知手段
    と、 該レンズの移動を制御するための制御手段と、 該レンズの複数の移動制御パターン情報を記憶している
    制御パターン記憶手段と該レンズの移動開始から該レン
    ズの移動制御における最大移動速度に達するまでの時間
    を計測するための計時手段とを備え、 前記制御手段は、該計時手段からの出力値と予め設定さ
    れた時間幅とを比較し、 該出力値が該時間幅以内のときは第1の減速領域を有す
    る移動制御パターン情報を選択し、 該出力値が該時間幅より小さいときは前記第1の減速領
    域より長い減速領域の移動制御パターン情報を選択し、 該出力値が該時間幅より大きいときは前記第1の減速領
    域より短い減速領域の移動制御パターン情報を選択し
    て、 前記選択した 移動制御パターン情報を基に該レンズの移
    動を制御することを特徴とするレンズ制御装置。
  2. 【請求項2】レンズを移動させるための移動手段と、 該レンズの移動速度を検知するための移動速度検知手段
    と、 該レンズの移動を制御するための制御手段と、 該レンズの複数の移動制御パターン情報を記憶している
    制御パターン記憶手段と該レンズの移動開始から該レン
    ズの移動制御における最大移動速度に達するまでの該レ
    ンズの移動量を計測するための移動量計測手段とを備
    え、 前記制御手段は、該移動量計測手段からの出力値と予め
    設定された移動量幅とを比較し、 該出力値が該移動量幅以内のときは第1の減速領域を有
    する移動制御パターン情報を選択し、 該出力値が該移動量幅より小さいときは前記第1の減速
    領域より長い減速領域の移動制御パターン情報を選択
    し、 該出力値が該移動量幅より大きいときは前記第1の減速
    領域より短い減速領域の移動制御パターン情報を選択し
    て、 前記選択した 移動制御パターン情報を基に該レンズの移
    動を制御することを特徴とするレンズ制御装置。
  3. 【請求項3】 移動するレンズを備え、該レンズの移動
    制御に請求項1または2のいずれか1項に記載のレンズ
    制御装置を用いたことを特徴とする光学機器。
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