JP2004085840A - カメラ、レンズ装置およびカメラシステム - Google Patents

カメラ、レンズ装置およびカメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2004085840A
JP2004085840A JP2002246010A JP2002246010A JP2004085840A JP 2004085840 A JP2004085840 A JP 2004085840A JP 2002246010 A JP2002246010 A JP 2002246010A JP 2002246010 A JP2002246010 A JP 2002246010A JP 2004085840 A JP2004085840 A JP 2004085840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
lens
aperture
camera
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002246010A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Murakami
村上 順一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002246010A priority Critical patent/JP2004085840A/ja
Priority to US10/649,965 priority patent/US7003222B1/en
Publication of JP2004085840A publication Critical patent/JP2004085840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】最終的な焦点調節レンズの停止位置精度は望遠側で必要とされる高い停止精度で決められているため、広角側では合焦が得られる時間が長くなる。
【解決手段】焦点調節レンズ2を含む撮影光学系と、焦点調節レンズを駆動する駆動手段14と、所定の減速制御パターンに従う減速制御を行って焦点調節レンズを目標位置に移動させるよう駆動手段を制御する制御手段10と、撮影光学系の状態(例えば、撮影光学系の焦点距離や絞りの設定値)を検出する状態検出手段5とを設け、制御手段に、状態検出手段による検出状態に応じて上記減速制御パターンを変更させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズの駆動制御を行うカメラ、レンズ装置およびカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートフォーカス機能を有し、カメラに対して交換可能な撮影レンズからなるカメラシステムが多用されている。
【0003】
オートフォーカス機能とは、焦点検出ユニットによりピントのがれ量を検出し、このピントのずれ量に相当するフォーカスレンズの移動量を計算し、その演算で求めた量だけフォーカスレンズを駆動するものである。このオートフォーカス機能のためには、フォーカスレンズをモータで駆動制御することが不可欠である。
【0004】
レンズ駆動制御の一般的な方法としては、モータ又はレンズを目標速度まで加速し(加速制御)、目標速度で定速駆動し(定速度制御)、その後目標位置に正確に停止させるために減速し(減速制御)、停止させる方法がある。これらの加速制御、定速度制御、減速制御はいずれも速度制御であり、あるサンプリング周期でモータの回転速度もしくはレンズの移動速度を検出し、検出した速度と目標速度とを比較して、検出した速度が目標速度よりも速い場合はモータを加速し、検出した速度が目標速度よりも遅い場合はモータを減速することにより、目標速度に維持もしくは変化させるものである。
【0005】
モータとして、例えばDCモータを用いる場合、加速・減速は駆動実効電圧もしくは駆動実効電流を上下させ行う。また異なる2相の周波電圧を圧電素子に印加することにより振動子に振動を励起し、接触体を相対的に移動させるような振動型モータを用いる場合、前述した周波電圧の周波数、電圧値、位相差を変化させることにより行う。
【0006】
レンズ駆動制御は、スムーズなオートフォーカス機能のためにできるだけ速く駆動することが好ましい。しかし、フォーカスレンズの制御ではピント精度を維持するため、高い停止位置精度が要求される。そして高い停止位置精度を維持するためには、フォーカスレンズを充分減速して低速で停止させる必要がある。
【0007】
この対応として様々な工夫がなされている。例えば、レンズの姿勢差・環境温度に伴う負荷変動の影響を受けずに安定した停止位置精度と駆動時間を維持させる方法が、特開平5−333257号公報に提案されている。
【0008】
この公報提案のレンズ駆動制御方法は、レンズの姿勢差・環境温度を検知する検知手段を備え、この検知結果により負荷が重いと判断した場合はレンズ自らの負荷がブレーキとなり、急激に減速することができるため、減速領域(減速開始位置から目標位置までのレンズ駆動量)を小さくし、負荷が軽いと判断した場合はレンズ自らの負荷によるブレーキが得られないことから減速しづらいため、減速領域を大きくするものである。
【0009】
また、絞りの設定によって焦点深度が変化する為、絞りを絞り込んだ状態の時にはフォーカスレンズの停止位置精度を緩和できる。この点に着目して、特開平7−77648号公報には、絞りの状態を検出してフォーカスレンズの停止位置を制御する方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ズームレンズ等の焦点距離が可変できるレンズにおいては、広角側では焦点深度が深く、望遠側では焦点深度が浅い。このことから、同一のピントずれ量に相当するフォーカスレンズの移動量は、広角側では大きく、望遠側では小さい。
【0011】
また、フォーカスレンズの停止位置精度は、望遠側では高精度が必要であり、広角側では望遠側に比較すると粗くてよい。
【0012】
しかしながら、従来では、最終的なフォーカスレンズの停止位置精度は望遠側で必要とされる高い停止精度で決められている。この結果、広角側では、フォーカスレンズの停止位置精度が必要以上に上がってしまい、ピントずれ量を補正する時間が長くなるという問題がある。
【0013】
なお、特開平5−333257号公報にて提案のレンズ駆動制御方法では、レンズの姿勢差・環境温度に伴う負荷変動に対応して駆動時間を最短とするものであり、前述した問題に結びつかない。また、特開平7−77648号公報にて提案のレンズ駆動制御方法は、省電力化を目的としており、前述した問題に結びつかない。
【0014】
本発明は、撮影光学系の状態に応じて必要な停止精度を保ちつつ、短時間でフォーカスレンズを目標位置まで駆動できるカメラ、レンズ装置およびカメラシステムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願第1の発明のカメラ、レンズ装置およびカメラシステムでは、焦点調節レンズを含む撮影光学系と、焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、所定の減速制御パターンに従う減速制御を行って焦点調節レンズを目標位置に移動させるよう駆動手段を制御する制御手段と、撮影光学系の状態(例えば、撮影光学系の焦点距離や絞りの設定値)を検出する状態検出手段とを設け、制御手段に、状態検出手段による検出状態に応じて上記減速制御パターンを変更させるようにしている。
【0016】
例えば、駆動手段を停止に向けて減速させる際に、撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定する。
【0017】
また、駆動手段を停止に向けて減速させる際に、絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定する。
【0018】
また、本願第2の発明では、焦点調節レンズを含む撮影光学系と、焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、焦点調節レンズの位置を検出する位置検出手段と、焦点調節レンズを、目標位置と位置検出手段による検出位置との差が所定値以下となったときから減速制御を行って目標位置に停止させるよう駆動手段を制御する制御手段と、撮影光学系の状態を検出する状態検出手段とを設け、制御手段に、状態検出手段による検出状態に応じて上記所定値を変更させるようにしている。
【0019】
例えば、撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、上記所定値を小さく(つまりは減速開始を遅く)設定する。
【0020】
また、絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、上記所定値を小さく設定する。
【0021】
これらの発明により、焦点距離が広角側である場合および絞り設定値が絞り込み側である場合のように、撮影光学系の状態が焦点調節レンズの高い停止位置精度を必要としない場合には、焦点調節レンズを短い時間で停止させることが可能となる。一方、望遠側又は開放側である場合のように、撮影光学系の状態が焦点調節レンズの高い停止位置精度を必要とする場合には、焦点調節レンズの高い停止位置精度を得ることができる。したがって、撮影光学系の状態に応じて、短時間で焦点調節を行ったり、精度の高い焦点調節を行ったりすることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態であるレンズ一体型カメラの構成を示している。図1において、1はカメラである。カメラ1内には、フォーカシングレンズ2、ズーミングレンズ3および絞り4を含む撮影光学系が設けられている。
【0023】
5はズーミングレンズ3の位置を検出するため、ズーミングレンズ3の移動に伴って不図示の抵抗体上を摺動するのズームブラシであり、ズーミングレンズ3の位置に応じた電圧値の信号を出力する。6はフォーカシングレンズ2の位置を検出するため、フォーカシングレンズ2の移動に伴って不図示の抵抗体上を摺動するフォーカスブラシであり、フォーカシングレンズ2の位置(ゾーン)に応じた電圧値の信号を出力する。
【0024】
7は撮影光学系を通ってきた光の量を測定する測光ユニット、8は撮影フィルムへの露光時間を制御するためのシャッタである。9は撮影フィルムの給送やシャッタ8のチャージ等を行う給送チャージ系である。10はカメラ1内の各種制御を司る制御回路としてのCPUである。
【0025】
11は撮影フィルム面から被写体までの距離を測定するための焦点検出ユニット、12は電源、13はCPU10からの指令信号に応じて、フォーカス駆動モータ14を駆動するためにレンズ駆動ユニット、15はCPU10からの指令信号に応じて、絞り駆動モータ16を駆動する絞り駆動ユニットである。
【0026】
さらに、本実施形態のカメラ1には、フォーカシングレンズ2の移動に伴ってパルス信号を発生するパルス発生器17が設けられている。このパルス発生器17は、例えば、フォーカシングレンズ2の移動に伴って回転する、円盤に複数のスリット部が形成されたパルス板と、このパルス板が回転することによるスリット部と非スリット部とによる透光と遮光とによりパルス信号を出力するフォトインタラプタとにより構成される。
【0027】
次に、図2から図5のフローチャートを用いて、本実施形態のカメラ(主としてCPU10)の自動焦点調節動作について説明する。なお、図2から図5中において同じ丸囲み数字を付した部分は互いにつながっていることを示す。
【0028】
図2はカメラにおける撮影準備スイッチの操作からフォーカシングレンズ2の駆動を開始するまでのフローチャートである。
【0029】
「step(図ではsと略す)101」
不図示の撮影準備スイッチが操作されると、CPU10は本処理をスタートする。
【0030】
「step102」
CPU10は、焦点検出ユニット11に撮影光学系の焦点調節状態の検出(焦点検出)を行わせる。
【0031】
「step103」
CPU10は、step102にて得られた焦点検出結果からデフォーカス量を算出する。
【0032】
「step104」
CPU10は、step103にて得られたデフォーカス量から、合焦位置までフォーカシングレンズ2を駆動すべき量(目標位置)を計算する。この量はパルス発生器17にて発生するパルス信号の量として算出される。また、この量はFOPCとしてCPU10内のメモリ(図示せず)に保存される。
【0033】
「step105」
CPU10は、現在のパルスカウント値を読み込んで、FPC0として上記メモリに保存する。なお、パルス発生器17にて出力されるパルス信号は、CPU10にてカウントされており、パルスカウント値として読み込むことができるように構成されている。また、パルス信号の入力時に、前回のパルス信号入力時からの時間を計測するためのパルス幅測定タイマを備えており、パルス幅の測定が行われるように構成されている。
【0034】
「step106」
CPU10は、CPU10内のROMに保存されているフォーカシングレンズ2の目標駆動スピードを表すデータを読み込む。目標スピードはパルス発生器17にて発生されるパルスのパルス幅(T−SPD)として保存されており、被写体の明るさ、レンズの焦点距離に応じて予め決められた値が保存されている。
【0035】
「step107」
CPU10は、レンズ駆動ユニット13に制御信号を出力し、レンズ駆動モータ14を駆動させる。これにより、フォーカシングレンズ2の駆動が開始される。
【0036】
フォーカシングレンズ2の制御が開始されると、まず目標スピードとなるよう加速制御が行われ、残り駆動量(目標位置に対応するパルス数と現在のパルスカウント値との差)が所定量(減速パルス)以下となったときに目標スピードを減速していき、目標位置となったところでレンズ駆動モータ14を停止させる。
【0037】
次に、フォーカスレンズの駆動開始から駆動終了までの制御を、図3から図5を用い詳細に説明する。
【0038】
「step108」
CPU10は、パルス発生器17からパルス信号の入力があったかどうかを判定する。パルス信号の入力があった場合にはstep109へ、入力がなければ120に進む。
【0039】
「step109」
sep108にてパルス信号の入力ありと判定されたので、現在位置を示すパルスカウント値が変化している。そこで、CPU10は、現在位置を示すパルスカウント値FPCを取得する。
【0040】
「step110」
step108にてパルス信号の入力があったので、CPU10は、パルス幅の測定値(R−SPD)を読み込む。
【0041】
「step111」
CPU10は、パルス幅測定タイマーの値をリセットし、再びスタートさせて次回のパルス信号入力時にパルス幅の測定値が得られるようにする。
【0042】
「step112」
CPU10は、停止処理中フラグを確認し、セットされていれば停止処理中と判断しstep108」へ戻り、リセットされていればstep113へ進む。
【0043】
「step113」
CPU10は、目標とする駆動スピードの設定処理を行う。具体的には、目標停止位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが予め決められた、減速処理を開始する減速パルス以下であるかを判定し、減速パルス以下であれば目標とする駆動スピードを変更するために新たにT−SPDを取得する。減速パルス以下の場合、減速して停止させるように目標スピードが更新される。この処理での目標スピード、すなわち減速制御パターンの変更方法については、後に図5を用いて説明する。
【0044】
「step114」
CPU10は、step110で取得した現在の駆動スピードに対応するパルス幅R−SPDと目標スピードに対応するパルス幅T−SPDとを比較し、R−SPDの方が大きければstep116へ、それ以外はstep115へ進む。ここで、R−SPDおよびT−SPDはパルス幅のデータなので、R−SPDの方が大きいということは現在のスピードが目標スピードよりも遅いということになる。
【0045】
「step115」
CPU10は、R−SPDとT−SPDとを比較し、R−SPDの方が小さければstep117へ進み、それ以外はstep108へ戻る。
【0046】
「step116」
step114にて現在の駆動スピードが目標スピードよりも遅いと判断されたので、CPU10は、フォーカシングレンズ2のスピードを上げるためにスピードアップ処理を行う。ここでスピードアップ処理とは、レンズ駆動モータ14の種類によって異なるが、本実施形態ではレンズ駆動モータ14としてDCモータを使用しているので、モータ14に供給している電圧を上げることでスピードを上げる。
【0047】
具体的には、step114にて現在のスピードと目標スピードとを比較した際に、その差を記憶しておき、その値に応じて電圧を上げる上げ幅を決定して電圧を変化させる。これにより、目標スピードとの差が大きい時には電圧の上げ幅を大きくし、差が小さい時には上げ幅を小さくすることができ、より早く目標のスピードに到達させることが可能となる。また、ブレーキ中の場合にはブレーキを解除して上記の処理を行う。
【0048】
「step117」
step115にて現在の駆動スピードが目標スピードよりも速いと判断されたので、CPU10は、フォーカシングレンズ2のスピードを下げるためにスピードダウン処理を行う。ここでは、モータがDCモータで電圧制御によって使用している場合について説明する。本実施形態では、レンズ駆動モータ14に供給している電圧を下げるかブレーキをかけることでスピードを下げる。
【0049】
具体的には、step115にて現在のスピードと目標スピードを比較した際に、その差を記憶しておき、その値に応じてブレーキをかけるか電圧を下げるかを決定し、電圧を下げる場合はその差の値によって電圧を下げる下げ幅を決定して電圧を変化させる。これにより、目標スピードとの差が大きい時にはブレーキによって急激にスピードを低下させ、差が小さい時には電圧を制御することでスピードの落とし具合を調節できるので、より早く目標のスピードへ低下させることが可能となる。
【0050】
「step118」
CPU10は、残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが0であるかどうかを判断する。0であればstep119へ進み、まだ残り駆動量がある場合にはstep108へ戻る。
【0051】
「step119」
目標位置に到達したので、CPU10は、フォーカシングレンズを停止させるためブレーキをかける。
【0052】
「step120」
CPU10は、停止処理中であることを示すフラグをセットし、step108の処理へ戻る。停止処理中とした後の処理は、ブレーキをかけたままパルスの入力がないかどうか監視し、目標位置をオーバーランしないか確認するためのものである。オーバーランが発生した場合にはその量をカウントして認識することで、再度焦点検出を行うかどうかの判断に用いる。
【0053】
「step121」
CPU10は、パルス幅測定タイマの現在の値であるR−TIMを読み込む。このR−TIMは前回のパルス発生器17からのパルス入力から現在までの時間を表す。
【0054】
「step122」
CPU10は、停止処理中フラグを確認し、セットされていれば停止処理中と判断してstep123へ進み、リセットされていればstep124へ進む。
【0055】
「step123」
step122にて停止処理中と判断されたので、CPU10は、R−TIMとSTOP−TIMとを比較する。R−TIMはパルス発生器17からのパルス信号のパルス幅であり、STOP−TIMはパルス幅がこの値以上となればフォーカスレンズは停止したと判断して良い値である。R−TIMの方がSTOP−TIMよりも小さければ、step108へ戻ってパルスの入力を待ち、R−TIMがSTOP−TIM以上であればstep125の処理へと進む。
【0056】
「step124」
まだ駆動中と判断されたので、CPU10は、R−TIMとUP−TIMを比較し、R−TIMがUP−TIMより小さければstep108へ戻ってパルスの入力を待ち、UP−TIM以上であればstep116へ進み、スピードアップ処理を行う。これは、駆動中にもかかわらずスピードが遅くなりすぎて停止してしまうのを防止するための処理である。
【0057】
「step125」
CPU10は、フォーカスレンズは停止したと判断し、駆動停止処理を行う。
【0058】
「step126」
本フローの処理を終了する。
【0059】
次に、step113で行われる目標パルス幅の設定処理のサブルーチンについて図5を用いて説明する。
【0060】
「step127」
CPU10は、目標位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが減速パルス以下であるかを判定する。減速パルス以下であればstep128へ進み、それ以外の場合は目標パルス幅設定処理を終了し、メインフローのstep114へ進む。
【0061】
「step128」
CPU10は、ズームブラシ6からの電圧値を読み込み、現在のズーミングレンズ3の位置が所定値以上かどうか判断する。ここで、所定値とは予め決められた撮影光学系の焦点距離を表し、この所定値よりも大きいということは望遠側に位置していることを表す。望遠側であるときはstep130へと進み、広角側であると判断した場合にはstep129へ進む。
【0062】
「step129」
step128にて焦点距離が広角側にあると判断したので、CPU10は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を広角側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込んで設定する。
【0063】
「step130」
step128にて焦点距離が望遠側にあると判断したので、CPU10は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を望遠側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込んで設定する。
【0064】
ここで、広角側および望遠側の減速データテーブルを図6に示す。横軸は残り駆動量、縦軸は目標駆動スピード(パルス幅データ)を示す。この図に示すように、本実施形態では、広角側においては、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を望遠側である場合に比べて小さくし、その後、速度を急激に低下させて停止させるように減速データテーブルが設定されている。
【0065】
これは、仮に目標位置に対してオーバーランすることが発生しても、駆動時間を短縮するためである。先に述べたとおり、広角側では焦点深度が深く、望遠側では焦点深度が浅いことから、停止位置精度は、望遠側では高精度が必要であるが、広角側では望遠側に比較すると粗くてよいという特性を利用したものである。
【0066】
一方、望遠側では、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を大きくし、その後、速度を緩やかに低下させて停止させるように減速データテーブルが設定されている。これにより、望遠側では、高い停止位置精度を得ることができる。
【0067】
なお、step128において、広角側か望遠側かの判断のしきい値となる所定値は、広角側の減速データに従って停止させた時に発生するオーバーラン量による撮像面上でのピント移動量が、許容錯乱径を超えないことが条件となる。
【0068】
以上説明したように、本実施形態では、撮影光学系の焦点距離に応じて減速制御時の速度制御データ(減速制御パターン)を変更するようにしているので、望遠側では停止位置精度を高精度に保ち、広角側では停止位置精度を緩和して駆動停止を早めることにより、フォーカシングレンズの駆動時間を短縮することが可能となる。
【0069】
なお、本実施形態では、減速制御時の減速データを変更する焦点距離を1つとしているが、減速データテーブルを変更する焦点距離を複数とし、更に細かく減速データの設定を行うことも可能である。これにより、各焦点距離において必要な停止位置精度を確保しつつ、駆動時間もできるだけ短縮することができる。
【0070】
また、本実施形態では、レンズ駆動モータをDCモータとして電圧制御で加速・減速する場合について説明したが、異なる2相の周波電圧を圧電素子に印加することにより振動子に振動を励起し、接触体を相対的に移動させる振動型モータを用いてもよい。この場合、周波電圧の周波数、電圧値、位相差を制御することにより加速・減速を行う。
【0071】
(第2実施形態)
図2〜図5および図7を用いて、本発明の第2実施形態であるレンズ一体型カメラにおける自動焦点調節処理動作について説明する。なお、図2〜図5に示した処理については前述したのでここでの説明は省略し、図7のフローチャートについてのみ説明する。
【0072】
なお、本実施形態が適用されるカメラの構成は、第1実施形態のカメラと同じものである。
【0073】
図7には、図1中の目標パルス幅設定処理(step113)のサブルーチンのフローチャートである。
【0074】
「step131」
CPU10は、目標位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが減速パルス以下であるかを判定する。減速パルス以下であればstep132へ進み、それ以外は目標パルス幅設定処理を終了して、メインフローのstep114へ進む。
【0075】
「step132」
CPU10は、現在の絞りの設定値を読み込み、絞り設定値が所定絞り値以上かどうか判断する。ここで、絞り設定値が所定絞り値よりも大きいということは絞り込んだ状態を表す。絞りが開放側であるときはstep133へと進み、絞り込み側であると判断した場合にはstep134へ進む。
【0076】
「step133」
step132にて絞りが開放側にあると判断したので、CPU10は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を開放側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込んで設定する。
【0077】
「step134」
step132にて絞りが絞り込み側にあると判断したので、CPU10は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を絞り込み側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込んで設定する。
【0078】
ここで、開放側および絞り込み側の減速データテーブルを図8に示す。横軸は残り駆動量、縦軸は目標スピード(パルス幅)を示す。図8に示すように、本実施形態では、絞り込み側においては、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を開放側である場合に比べて小さくし、その後速度を急激に低下させて停止させるよう設定されている。
【0079】
これは、仮に目標位置に対してオーバーランすることが発生しても、駆動時間を短縮するためである。絞り込み側では焦点深度が深く、開放側では焦点深度が浅いことから、停止位置精度は、開放側では高精度が必要であるが、絞り込み側では開放側に比較すると粗くてよいという特性を利用したものである。
【0080】
一方、開放側では、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を大きくし、その後、速度を緩やかに低下させて停止させるように減速データテーブルが設定されている。これにより、開放側では、高い停止位置精度を得ることができる。
【0081】
なお、step132において、絞り込み側か開放側かの判断のしきい値となる所定値は、絞り込み側の減速データに従って停止させた時に発生するオーバーラン量による撮像面上でのピント移動量が、許容錯乱径を超えないことが条件となる。
【0082】
以上説明したように、本実施形態では、絞りの設定値に応じて減速制御時の速度制御データ(減速制御パターン)を変更するようにしているので、開放側では停止位置精度を高精度に保ち、絞り込み側では停止位置精度を緩和して駆動停止を早めることにより、フォーカシングレンズの駆動時間を短縮することが可能となる。
【0083】
なお、本実施形態では、減速制御時の減速データを変更する絞り値を1つとしているが、減速データテーブルを変更する絞り値を複数とし、更に細かく減速データの設定を行うことも可能である。これにより、各絞り値において必要な停止位置精度を確保しつつ、駆動時間もできるだけ短縮することができる。
【0084】
また、本実施形態では、レンズ駆動モータをDCモータとして電圧制御で加速・減速する場合について説明したが、異なる2相の周波電圧を圧電素子に印加することにより振動子に振動を励起し、接触体を相対的に移動させる振動型モータを用いてもよい。この場合、周波電圧の周波数、電圧値、位相差を制御することにより加速・減速を行う。
【0085】
(第3実施形態)
図2〜図5および図9を用いて、本発明の第3実施形態であるレンズ一体型カメラにおける自動焦点調節処理動作について説明する。なお、図2〜図5に示した処理については前述したのでここでの説明は省略し、図9のフローチャートについてのみ説明する。
【0086】
なお、本実施形態が適用されるカメラの構成は、第1実施形態のカメラと同じものである。
【0087】
図9は、図1中の目標パルス幅設定処理(step113)のサブルーチンのフローチャートである。
【0088】
「step135」
CPU10は、ズームブラシ6からの電圧値を読み込み、現在のズーミングレンズ3の位置が所定値以上かどうか判断する。ここで、所定値とは予め決められた撮影光学系の焦点距離を表し、この所定値よりも大きいということは望遠側に位置していることを表す。望遠側であるときはstep137へと進み、広角側であると判断した場合にはstep136へ進む。
【0089】
「step136」
step135にて焦点距離が広角側にあると判断したので、CPU10は、減速パルス(所定値)を望遠側減速パルスに設定する。
【0090】
「step137」
step135にて焦点距離が望遠側にあると判断したので、CPU10は、減速パルス(所定値)を広角側減速パルスに設定する。これら望遠側および広角側減速パルスについては後述する。
【0091】
「step138」
CPU10は、目標位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが、step136又はstep137で設定された減速パルス以下であるかどうかを判定する。減速パルス以下であればstep139へ進み、それ以外は目標パルス幅設定処理を終了して、メインフローのstep114へ進む。
【0092】
「step139」
残り駆動量が減速パルス以下であると判定したので、CPU10は、目標スピードを変更するために、新たにT−SPDを取得する。これにより、残り駆動量が減速パルス以下となることによって、減速制御が開始されて目標位置に停止させるように目標スピードが更新される。
【0093】
ここで、広角側および望遠側の減速データを図10に示す。横軸は残り駆動量、縦軸は目標スピード(パルス幅)を示す。
【0094】
図10に示すように、本実施形態では、広角側においては、望遠側に比べて、残り駆動量が少ない位置から減速制御を開始するよう減速パルス(所定値)が設定されているため、実際には速度を急激に低下させて停止させることになる。
【0095】
これは、仮に目標位置に対してオーバーランすることが発生しても、駆動時間を短縮するためである。先に述べたとおり、広角側では焦点深度が深く、望遠側では焦点深度が浅いことから、停止位置精度は、望遠側では高精度が必要であるが、広角側では望遠側に比較すると粗くてよいという特性を利用したものである。
【0096】
一方、望遠側では、残り駆動量が多い位置から減速制御を開始するよう減速パルス(所定値)が設定されているため、実際には速度を緩やかに低下させて停止させることになる。これにより、望遠側では、高い停止位置精度を得ることができる。
【0097】
なお、step135において、広角側か望遠側かの判断のしきい値となる所定値は、広角側の減速データに従って停止させた時に発生するオーバーラン量による撮像面上でのピント移動量が、許容錯乱径を超えないことが条件となる。
【0098】
以上説明したように、本実施形態では、撮影光学系の焦点距離に応じて減速制御を開始する残り駆動量を変更するようにしているので、望遠側では停止位置精度を高精度に保ち、広角側では停止位置精度を緩和して駆動停止を早めることにより、フォーカシングレンズの駆動時間を短縮することが可能となる。
【0099】
なお、本実施形態では、減速制御時の減速データを変更する焦点距離を1つとしているが、減速データテーブルを変更する焦点距離を複数とし、更に細かく減速データの設定を行うことも可能である。これにより、各焦点距離において必要な停止位置精度を確保しつつ、駆動時間もできるだけ短縮することができる。
【0100】
また、本実施形態では、レンズ駆動モータをDCモータとして電圧制御で加速・減速する場合について説明したが、異なる2相の周波電圧を圧電素子に印加することにより振動子に振動を励起し、接触体を相対的に移動させる振動型モータを用いてもよい。この場合、周波電圧の周波数、電圧値、位相差を制御することにより加速・減速を行う。
【0101】
なお、先に第1実施形態で説明した、焦点距離に応じて減速データテーブルを変更する制御と、本実施形態にて説明した、焦点距離に応じて減速制御を開始する残り駆動量を変更する制御とを組み合わせることも可能である。
【0102】
また、詳しい説明は省略するが、第2実施形態と同様に、絞りの設定値に応じて減速制御を開始する残り駆動量を変更する(絞り込み側での減速制御を開始する残り駆動量を開放側での減速制御を開始する残り駆動量よりも少なくする)ようにすることができる。
【0103】
さらに、第2実施形態にて説明した、絞り設定値にに応じて減速データテーブルを変更する制御と、上述した絞り設定値に応じて減速制御を開始する残り駆動量を変更する制御とを組み合わせることも可能である。
【0104】
(第4実施形態)
図11には、本発明の第4実施形態であるカメラシステムについて説明する。本カメラシステムは、カメラとこのカメラに対して着脱交換が可能な撮影レンズ(レンズ装置)とから構成されるものである。
【0105】
図11において、201はカメラ、202はカメラ201に対して着脱交換が可能な撮影レンズである。
【0106】
カメラ201内において、203は電気回路である。この電気回路203には、撮影レンズ202の撮影光学系を通ってきた光の量を測定するための測光ユニット204、撮影レンズ202の撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出ユニット205、撮影フィルムへの露光時間を制御するためのシャッター206、フィルムの巻き上げ、巻き戻しを行うための給送チャージ系207、カメラ201内の各種制御を司るカメラCPU208、および撮影レンズ202とのシリアル通信を行うための通信回路209が設けられている。また、カメラ201内には電源210が設けられており、この電源210からは撮影レンズ202にも電源が供給される。
【0107】
また、撮影レンズ202内において、211はフォーカシングレンズ、212はズーミングレンズ、213は絞りである。
【0108】
撮影レンズ202は、これらフォーカシングレンズ211、ズーミングレンズ212および絞り213を含む撮影光学系を有する。
【0109】
214はズーミングレンズ212の位置を検出するため、ズーミングレンズ212の移動に伴って不図示の抵抗体上を摺動するズームブラシであり、ズーミングレンズ212の位置に応じた電圧値の信号を出力する。215はフォーカシングレンズ211の位置(ゾーン)を検出するため、フォーカシングレンズ211の移動に伴って不図示の抵抗体上を摺動するフォーカスブラシであり、フォーカシングレンズ211の位置に応じた電圧値の信号を出力する。
【0110】
216はオートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切り換えるためのA/Mスイッチ、217は撮影レンズ201内の電気回路である。
【0111】
電気回路217には、カメラ201との間でシリアル通信を行うための通信回路218、撮影レンズ202内の制御を司るレンズCPU219、レンズCPU219からの制御信号に応じて、フォーカシングレンズ211を駆動するフォーカス駆動用モータ223の駆動制御を行うレンズ駆動ユニット220、レンズCPU219からの制御信号に応じて、絞り213を駆動する絞り駆動モータ223の駆動制御を行う絞り駆動ユニット222が設けられている。また、撮影レンズ202内には、フォーカシングレンズ211の移動に伴ってパルス信号を出力するパルス発生器224が設けられている。このパルス発生器224は、第1実施形態にて説明したパルス発生器17と同様のものである。
【0112】
次に、図12から図15のフローチャートを用いて本実施形態のカメラシステムにおける自動焦点調節処理動作について説明する。
【0113】
図12を用いて、本実施形態のカメラシステムにおけるカメラ側(主としてカメラCPU208)の処理について説明する。
【0114】
「step201」
不図示の撮影準備スイッチが操作されることにより、カメラCPU208は、本フローの処理をスタートする。
【0115】
「step202」
カメラCPU208は、焦点検出ユニット205に撮影光学系の焦点調節状態の検出(焦点検出)を行わせる。
【0116】
「step203」
カメラCPU208は、step202にて得られた焦点検出結果からデフォーカス量を算出する。
【0117】
「step204」
カメラCPU208は、step203により得られたデフォーカス量が合焦範囲内であるかどうかを判断する。合焦範囲内であればstep209へ進み、合焦範囲外であればstep205へ進む。ここで、合焦範囲内とは、ピントのずれ量が許容錯乱円径内であることを基準としている。
【0118】
「step205」
カメラCPU208は、step203にて得られたデフォーカス量から、合焦位置までフォーカシングレンズ211を駆動すべき量(目標位置)を計算する。この量はパルス発生器224にて発生するパルス信号の量として算出される。また、この量はFOPCとしてカメラCPU208内のメモリ(図示せず)に保存される。
【0119】
「step206」
カメラCPU208は、通信回路209,218を介した通信によって、step205にて算出した駆動量FOPC、フォーカス駆動モータ221を駆動するよう撮影レンズ側へフォーカス駆動命令を出力する。
【0120】
「step207」
カメラCPU208は、カメラ−レンズ間の通信によって、レンズステータス通信を行う。この通信により、カメラ側にレンズ側のフォーカシングレンズ211の駆動状態等が通信される。
【0121】
「step208」
カメラCPU208は、step207にて行われたレンズステータス通信より、フォーカシングレンズ211が駆動中かどうかを判断し、駆動中ならstep207へ戻り、停止しているならstep202へ戻る。
【0122】
「step209」
step203にてピントのずれ量が合焦範囲内と判断したので、カメラCPU208は、合焦処理を行う。
【0123】
「step210」
カメラCPU208は、合焦に至るまでのカメラ側の処理を終了する。
【0124】
以上のようにして、カメラ201側ではピントのずれ量が合焦範囲内となるまで、焦点検出とフォーカシングレンズ駆動とを繰り返して行う。
【0125】
次に、図13から図15を用いて、撮影レンズ202側(主としてレンズCPU219)の処理について説明する。
【0126】
「step211」
レンズCPU219は、カメラ−レンズ間の通信によりカメラ側からフォーカス駆動命令を受ける。
【0127】
「step212」
レンズCPU219は、カメラ−レンズ通信におけるレンズステータス通信にて送信する情報の1つである、フォーカス駆動中フラグをセットする。このフラグがセットされている間、カメラ側ではフォーカシングレンズ211が駆動中であると判断する。
【0128】
「step213」
レンズCPU219は、step211にてカメラ側より送信されてきたフォーカス駆動量(FOPC)を不図示のメモリに保存する。
【0129】
「step214」
レンズCPU219は、現在のパルスカウント値を読み込み、FPC0としてメモリに保存する。なお、パルス発生器224にて出力されるパルス信号は、レンズCPU219にてカウントされており、パルスカウント値として読み込むことができるように構成されている。また、パルス信号の入力時に前回のパルス信号入力時からの時間を計測するためのパルス幅測定タイマを備えており、パルス幅の測定が行われるように構成されている。
【0130】
「step215」
レンズCPU219は、パルス発生器224からパルス信号の入力があったかどうかを判定する。パルス信号の入力があった場合にはstep216へ進み、入力がなければstep228へ処理が続く。
【0131】
「step216」
step215にてパルス信号の入力ありと判定したので、現在位置を示すパルスカウント値が変化している。そこで、レンズCPU219は、現在位置を示すパルスカウント値FPCを取得する。
【0132】
「step217」
step215にてパルス信号の入力があったので、レンズCPU219は、パルス発生器224から出力されたパルス信号のパルス幅の測定値(R−SPD)を読み込む。
【0133】
「step218」
レンズCPU219は、パルス幅測定タイマの値をリセットし、再びスタートさせて次回のパルス信号入力時にパルス幅の測定値が得られるようにする。
【0134】
「step219」
レンズCPU219は、停止処理中フラグを確認し、セットされていれば停止処理中と判断してstep215へ戻り、リセットされていればstep220へ進む。
【0135】
「step220」
レンズCPU219は、目標とする駆動スピードの設定処理を行う。具体的には、目標位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが、予め決められた、減速制御を開始する減速パルス以下であるかを判定し、減速パルス以下であれば目標スピードを変更するために新たにT−SPDを取得する。減速パルス以下の場合、減速して停止させるように目標スピードが更新される。
【0136】
「step221」
レンズCPU219は、step217で取得した現在の駆動スピードを表すパルス幅R−SPDと目標スピードを表すパルス幅T−SPDとを比較し、R−SPDの方が大きければstep223へ、それ以外はstep222へ進む。ここで、R−SPDおよびT−SPDはパルス幅のデータなので、R−SPDの方が大きいということは現在のスピードが目標スピードよりも遅いということになる。
【0137】
「step222」
レンズCPU219は、R−SPDとT−SPDとを比較し、R−SPDの方が小さければstep224へ進み、それ以外はstep215へ戻る。
【0138】
「step223」
step221にて現在の駆動スピードが目標スピードよりも遅いと判断したので、レンズCPU219は、フォーカシングレンズ211のスピードを上げるためにスピードアップ処理を行う。ここで、スピードアップ処理は、レンズ駆動モータ221の種類によって異なるが、本実施形態では、レンズ駆動モータ221としてDCモータを用いているので、モータ221に供給している電圧を上げることでスピードを上げる。
【0139】
具体的には、step221にて現在のスピードと目標スピードとを比較した際に、その差を記憶しておき、その値に応じて電圧を上げる上げ幅を決定して電圧を変化させる。これにより、目標スピードとの差が大きい時には電圧の上げ幅を大きくし、差が小さい時には上げ幅を小さくすることができ、より早く目標のスピードに到達させることが可能となる。また、ブレーキ中の場合にはブレーキを解除して上記の処理を行う。
【0140】
「step224」
step222にて目標スピードよりも速いと判断したので、レンズCPU219は、フォーカシングレンズ211のスピードを下げるためにスピードダウン処理を行う。
【0141】
ここでは、モータがDCモータで電圧制御によって使用している場合について説明する。本実施形態では、レンズ駆動モータに供給している電圧を下げるかブレーキをかけることでスピードを下げる。
【0142】
具体的には、step115にて現在のスピードと目標スピードを比較した際に、その差を記憶しておき、その値に応じてブレーキをかけるか電圧を下げるかを決定し、電圧を下げる場合はその差の値によって電圧を下げる下げ幅を決定して電圧を変化させる。これにより、目標スピードとの差が大きい時にはブレーキによって急激にスピードを低下させ、差が小さい時には電圧を制御することでスピードの落とし具合を調節できるので、より早く目標のスピードへ低下させることが可能となる。
【0143】
「step225」
レンズCPU219は、残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが0であるかどうかを判断する。残り駆動量が0であれば「step226」へ進み、まだ残り駆動量がある場合にはstep215」へ戻る。
【0144】
「step226」
目標位置まで到達したので、レンズCPU219は、フォーカシングレンズ211(フォーカス駆動モータ221)を停止させるためブレーキをかける。
【0145】
「step227」
レンズCPU219は、停止処理中であることを示すフラグをセットし、step215の処理へ戻る。停止処理中とした後の処理は、ブレーキをかけたままパルスの入力がないかどうか監視し、目標位置をオーバーランしないかを確認するためのものである。オーバーランが発生した場合には、その量をカウントして認識することで、再度焦点検出を行うかどうかの判断に用いる。
【0146】
「step228」
レンズCPU219は、パルス幅測定タイマの現在の値であるR−TIMを読み込む。このR−TIMは前回のパルス入力から現在までの時間を表す。
【0147】
「step229」
レンズCPU219は、停止処理中フラグを確認し、セットされていれば停止処理中と判断し、step230」へ進み、リセットされていればstep231へ進む。
【0148】
「step230」
レンズCPU219は、step229にて停止処理中と判断されたので、R−TIMとSTOP−TIMとを比較する。STOP−TIMは、R−TIMがこれ以上となった場合にフォーカシングレンズ211が停止したと判断できる値である。
【0149】
R−TIMの方がSTOP−TIMよりも小さければstep215に戻ってパルスの入力を待ち、R−TIMがSTOP−TIM以上であればstep232の処理へと進む。
【0150】
「step231」
まだ駆動中と判断したので、レンズCPU219は、R−TIMとUP−TIMとを比較し、R−TIMがUP−TIMより小さければstep215へ進んでパルスの入力を待ち、UP−TIM以上であれば、step223へ進みスピードアップ処理を行う。これは、駆動中にもかかわらずスピードが遅くなりすぎて停止してしまうのを防止するための処理である。
【0151】
「step232」
レンズCPU219は、フォーカシングレンズ211は停止したと判断し、駆動停止処理を行う。
【0152】
「step233」
レンズCPU219は、カメラ−レンズ通信におけるレンズステータス通信にて送信する情報の1つであるフォーカス駆動中フラグをリセットする。このフラグがリセットされている間、カメラ側ではフォーカシングレンズ211が停止中であると判断する。
【0153】
「step234」
本フローの処理を終了する。
【0154】
次に、step220で行われる目標パルス幅の設定処理のサブルーチンについて図15を用いて説明する。
【0155】
「step235」
レンズCPU219は、目標位置までの残り駆動量である(FOPC+FPC0)−FPCが減速パルス以下であるかを判定する。減速パルス以下であればstep236へ進み、それ以外は目標パルス幅設定処理を終了して、メインフローのstep221へ進む。
【0156】
「step236」
レンズCPU219は、ズームブラシ214からの電圧値を読み込み、現在のズーミングレンズ212の位置が所定値以上かどうか判断する。ここで、所定値とは予め決められた撮影光学系の焦点距離を表し、この所定値よりも大きいということは望遠側に位置していることを表す。望遠側であるときはstep238へと進み、広角側であると判断した場合にはstep237へ進む。
【0157】
「step237」
step236にて焦点距離が広角側にあると判断したので、レンズCPU219は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を広角側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込んで設定する。
【0158】
「step238」
step236にて焦点距離が望遠側にあると判断したので、レンズCPU219は、目標スピードのパルス幅データ(T−SPD)を望遠側の減速データテーブル(減速制御パターン)から読み込み設定する。
【0159】
ここで、広角側および望遠側の減速データテーブルは、第1実施形態にて説明した図6に示したものと同様である。
【0160】
すなわち、本実施形態では、広角側においては、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を望遠側である場合に比べて小さくし、その後、速度を急激に低下させて停止させるように減速データテーブルが設定されている。
【0161】
これは、仮に目標位置に対してオーバーランすることが発生しても、駆動時間を短縮するためである。先に述べたとおり、広角側では焦点深度が深く、望遠側では焦点深度が浅いことから、停止位置精度は、望遠側では高精度が必要であるが、広角側では望遠側に比較すると粗くてよいという特性を利用したものである。
【0162】
一方、望遠側では、停止位置に近い所定の残り駆動量(停止直前)までの減速率を大きくし、その後、速度を緩やかに低下させて停止させるように減速データテーブルが設定されている。これにより、望遠側では、高い停止位置精度を得ることができる。
【0163】
なお、step236において、広角側か望遠側かの判断のしきい値となる所定値は、広角側の減速データに従って停止させた時に発生するオーバーラン量による撮像面上でのピント移動量が、許容錯乱径を超えないことが条件となる。
【0164】
以上説明したように、本実施形態では、撮影光学系の焦点距離に応じて減速制御時の速度制御データ(減速制御パターン)を変更するようにしているので、望遠側では停止位置精度を高精度に保ち、広角側では停止位置精度を緩和して駆動停止を早めることにより、フォーカシングレンズの駆動時間を短縮することが可能となる。
【0165】
なお、本実施形態では、減速制御時の減速データを変更する焦点距離を1つとしているが、減速データテーブルを変更する焦点距離を複数とし、更に細かく減速データの設定を行うことも可能である。これにより、各焦点距離において必要な停止位置精度を確保しつつ、駆動時間もできるだけ短縮することができる。
【0166】
また、本実施形態では、レンズ駆動モータをDCモータとして電圧制御で加速・減速する場合について説明したが、異なる2相の周波電圧を圧電素子に印加することにより振動子に振動を励起し、接触体を相対的に移動させる振動型モータを用いてもよい。この場合、周波電圧の周波数、電圧値、位相差を制御することにより加速・減速を行う。
【0167】
また、詳細な説明は行わないが、本実施形態にて説明した撮影レンズ202に対して、上記第2および第3実施形態にて説明した制御を組み合わせることもできる。
【0168】
また、以上説明した各実施形態では、フィルムカメラについて説明したが、本発明は、デジタルカメラにも適用することができる。
【0169】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、焦点距離が広角側である場合および絞り設定値が絞り込み側である場合のように、撮影光学系の状態が焦点調節レンズの高い停止位置精度を必要としない場合には、焦点調節レンズを短い時間で停止させることができる。一方、望遠側又は開放側である場合のように、撮影光学系の状態が焦点調節レンズの高い停止位置精度を必要とする場合には、焦点調節レンズの高い停止位置精度を得ることができる。したがって、撮影光学系の状態に応じて、短時間で焦点調節を行ったり、精度の高い焦点調節を行ったりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラのブロック図。
【図2】上記カメラの処理を説明するフローチャート。
【図3】上記カメラの処理を説明するフローチャート。
【図4】上記カメラの処理を説明するフローチャート。
【図5】上記カメラの処理を説明するフローチャート。
【図6】上記カメラの広角側および望遠側の減速データテーブルを示す図。
【図7】本発明の第2実施形態であるカメラの処理を説明するフローチャート。
【図8】上記第2実施形態での開放側および絞り込み側の減速データテーブルを示す図。
【図9】本発明の第3実施形態のカメラの処理を説明するフローチャート。
【図10】上記第3実施形態での広角側および望遠側の減速パルスおよび減速データテーブルを示す図。
【図11】本発明の第4実施形態であるカメラシステムのブロック図。
【図12】上記第4実施形態におけるカメラ側の処理を説明するフローチャート。
【図13】上記第4実施形態における撮影レンズ側の処理を説明するフローチャート。
【図14】上記第4実施形態における撮影レンズ側の処理を説明するフローチャート。
【図15】上記第4実施形態における撮影レンズ側の処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 カメラ
2,211 フォーカシングレンズ
3,212 ズーミングレンズ
4,213  絞り
7,204 測光ユニット
8,206 シャッター
9,207 給送チャージ系
10 カメラCPU
11,205 焦点検出ユニット
12,210 電源
13,220 レンズ駆動ユニット
14,221 レンズ駆動モータ
15,222 絞り駆動ユニット
16,223 絞り駆動モータ
17,224 パルス発生器
201 カメラ
202 撮影レンズ
208 カメラCPU
209,218 通信回路
216 A/Mスイッチ
219 レンズCPU

Claims (21)

  1. 焦点調節レンズを含む撮影光学系と、
    前記焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、
    所定の減速制御パターンに従う減速制御を行って前記焦点調節レンズを目標位置に停止させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記撮影光学系の状態を検出する状態検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記状態検出手段による検出状態に応じて前記減速制御パターンを変更することを特徴とするカメラ。
  2. 前記撮影光学系の状態が、前記撮影光学系の焦点距離であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記制御手段は、前記駆動手段を停止に向けて減速させる際に、前記撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記撮影光学系が絞りを含んでおり、
    前記撮影光学系の状態が、前記絞りの設定値であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 前記制御手段は、前記駆動手段を停止に向けて減速させる際に、前記絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 焦点調節レンズを含む撮影光学系と、
    前記焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、
    前記焦点調節レンズの位置を検出する位置検出手段と、
    前記焦点調節レンズを、目標位置と前記位置検出手段による検出位置との差が所定値以下となったときから減速制御を行って前記目標位置に停止させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記撮影光学系の状態を検出する状態検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記状態検出手段による検出状態に応じて前記所定値を変更することを特徴とするカメラ。
  7. 前記撮影光学系の状態が、前記撮影光学系の焦点距離であることを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記制御手段は、前記撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、前記所定値を小さく設定することを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
  9. 前記撮影光学系が絞りを含んでおり、
    前記撮影光学系の状態が、前記絞りの設定値であることを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  10. 前記制御手段は、前記絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、前記所定値を小さく設定することを特徴とする請求項9に記載のカメラ。
  11. 焦点調節レンズを含む撮影光学系と、
    前記焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、
    所定の減速制御パターンに従う減速制御を行って前記焦点調節レンズを目標位置に停止させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記撮影光学系の状態を検出する状態検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記状態検出手段による検出状態に応じて前記減速制御パターンを変更することを特徴とするレンズ装置。
  12. 前記撮影光学系の状態が、前記撮影光学系の焦点距離であることを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  13. 前記制御手段は、前記駆動手段を停止に向けて減速させる際に、前記撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定することを特徴とする請求項12に記載のレンズ装置。
  14. 前記撮影光学系が絞りを含んでおり、
    前記撮影光学系の状態が、前記絞りの設定値であることを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  15. 前記制御手段は、前記駆動手段を停止に向けて減速させる際に、前記絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、停止直前までの減速率が望遠側よりも小さくなるように減速する減速制御パターンを設定することを特徴とする請求項14に記載のレンズ装置。
  16. 焦点調節レンズを含む撮影光学系と、
    前記焦点調節レンズを駆動する駆動手段と、
    前記焦点調節レンズの位置を検出する位置検出手段と、
    前記焦点調節レンズを、目標位置と前記位置検出手段による検出位置との差が所定値以下となったときから減速制御を行って前記目標位置に停止させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記撮影光学系の状態を検出する状態検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記状態検出手段による検出状態に応じて前記所定値を変更することを特徴とするレンズ装置。
  17. 前記撮影光学系の状態が、前記撮影光学系の焦点距離であることを特徴とする請求項16に記載のレンズ装置。
  18. 前記制御手段は、前記撮影光学系の焦点距離が所定距離よりも広角側であるときは、望遠側である場合に比べて、前記所定値を小さく設定することを特徴とする請求項17に記載のレンズ装置。
  19. 前記撮影光学系が絞りを含んでおり、
    前記撮影光学系の状態が、前記絞りの設定値であることを特徴とする請求項16に記載のレンズ装置。
  20. 前記制御手段は、前記絞りの設定値が所定絞り値よりも絞り込み側であるときは、開放側である場合に比べて、前記所定値を小さく設定することを特徴とする請求項19に記載のカメラ。
  21. 請求項11から20のいずれかに記載のレンズ装置と、このレンズ装置の着脱が可能なカメラとを有することを特徴とするカメラシステム。
JP2002246010A 2002-08-26 2002-08-26 カメラ、レンズ装置およびカメラシステム Pending JP2004085840A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002246010A JP2004085840A (ja) 2002-08-26 2002-08-26 カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
US10/649,965 US7003222B1 (en) 2002-08-26 2003-08-26 Camera, lens apparatus, and camera system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002246010A JP2004085840A (ja) 2002-08-26 2002-08-26 カメラ、レンズ装置およびカメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004085840A true JP2004085840A (ja) 2004-03-18

Family

ID=32053991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002246010A Pending JP2004085840A (ja) 2002-08-26 2002-08-26 カメラ、レンズ装置およびカメラシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7003222B1 (ja)
JP (1) JP2004085840A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134790A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Casio Computer Co., Ltd Motor drive controller and camera apparatus
JP2013231665A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Canon Inc エンコーダ、レンズ装置、および、カメラ
JP2021033061A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法
JP2021033060A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8363324B2 (en) * 2008-01-10 2013-01-29 Digital Imaging Systems Gmbh Lens positioning system
JP2014021328A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Canon Inc 立体映像撮影システムに用いる光学装置
CN108369326B (zh) * 2015-12-22 2019-07-09 富士胶片株式会社 摄像装置、对焦控制方法及对焦控制程序
JP7263874B2 (ja) * 2019-03-25 2023-04-25 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置の制御方法および圧電駆動装置
EP3783415B1 (en) * 2019-08-23 2023-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Lens control apparatus, control method, and storage medium

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03150513A (ja) * 1989-11-08 1991-06-26 Canon Inc 光学機器のレンズ駆動装置
JPH05333257A (ja) 1992-05-29 1993-12-17 Canon Inc レンズ駆動装置
JPH0777648A (ja) 1993-06-30 1995-03-20 Canon Inc レンズ制御装置
JP3566486B2 (ja) * 1997-03-07 2004-09-15 キヤノン株式会社 レンズ装置およびこれを備えた光学機器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134790A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Casio Computer Co., Ltd Motor drive controller and camera apparatus
US7616387B2 (en) 2005-06-17 2009-11-10 Casio Computer Co., Ltd. Motor drive controller for controlling movement and stop by motor and camera apparatus
JP2013231665A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Canon Inc エンコーダ、レンズ装置、および、カメラ
US9329058B2 (en) 2012-04-27 2016-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Encoder that detects displacement of an object, and lens apparatus and camera having the same
JP2021033061A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法
JP2021033060A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法
JP7353868B2 (ja) 2019-08-23 2023-10-02 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法
JP7406889B2 (ja) 2019-08-23 2023-12-28 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、その制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7003222B1 (en) 2006-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8373791B2 (en) Camera system, lens barrel, camera body, and camera system control method
JP3962658B2 (ja) カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
US7777968B2 (en) Photographing lens driving control apparatus
US11953819B2 (en) Lens apparatus and image pickup apparatus
JP2004085840A (ja) カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
JPH03150513A (ja) 光学機器のレンズ駆動装置
US11002940B2 (en) Control apparatus, optical apparatus, and control method for optical apparatus
JP5058775B2 (ja) 振動波アクチュエータを有する光学機器
JP4040406B2 (ja) カメラシステム、カメラおよびレンズ装置
JP2006146067A (ja) カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
JP4732065B2 (ja) オートフォーカス制御装置
US6798989B2 (en) Motor control apparatus, lens apparatus, camera system and camera
JPH0545577A (ja) 撮影装置
JP2008102275A (ja) カメラシステム
JP2807728B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP2709456B2 (ja) バリフォーカルレンズ制御装置
JP4092760B2 (ja) ブレ補正装置
JP3893640B2 (ja) レンズ駆動制御装置及び焦点面駆動制御装置
JP3192438B2 (ja) ズームレンズのレンズ位置制御装置及びそれを有する光学機器
JPH04145404A (ja) フォーカスレンズ制御装置
JP2003262904A (ja) モータ駆動制御装置
JP2002250858A (ja) 自動焦点調節装置及び自動焦点調節カメラ
US20200073079A1 (en) Optical apparatus, control method, and storage medium
JP3007656B2 (ja) 自動焦点撮影装置
JP2006126329A (ja) レンズ駆動装置及びレンズ駆動装置を有するカメラ、レンズ、カメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20081031