JP2015115443A - シリコン層をエッチングする方法、及びプラズマ処理装置 - Google Patents

シリコン層をエッチングする方法、及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン層のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜を除去することができる方法を提供する。【解決手段】シリコン層及び該シリコン層上に設けられたマスクを有する被処理体の表面に形成された酸化膜を除去して、該シリコン層をエッチングする方法が提供される。この方法は、被処理体を収容した処理容器内において、水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガスのプラズマを生成し、酸化膜を変質させて、変質領域を形成する工程(a)、処理容器内で希ガスのプラズマを生成して、変質領域を除去する工程(b1)と、処理容器内において第2の処理ガスのプラズマを生成して、シリコン層をエッチングする工程(c)と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、シリコン層をエッチングする方法、及びプラズマ処理装置に関するものである。
フィン型電界効果トランジスタといった電子デバイスの製造においては、シリコン層にマスクのパターンを転写するために、プラズマエッチングが行われる。また、当該シリコン層及びマスクを有する被処理体には、自然酸化膜が形成されることがあり、この自然酸化膜を除去した後に、シリコン層のプラズマエッチングが行われることがある。通常、自然酸化膜は、フルオロカーボン系ガスのプラズマに被処理体を晒すことによって、除去されている。
自然酸化膜といった酸化膜の除去には、シリコン層及びマスクに対して当該酸化膜を選択的に除去することが要求される。酸化膜を選択的に除去する方法としては、COR(Chemical Oxide Removal)と呼ばれる方法が知られている。CORでは、水素、窒素、及びフッ素を含む処理ガスに被処理体が晒される。これにより、酸化膜を構成する酸化シリコンは、(NHSiF、即ち、ケイフッ化アンモニウムに変質し、変質領域が形成される。次いで、CORでは、被処理体が加熱され、変質領域のケイフッ化アンモニウムが熱分解する。これにより、酸化膜が除去される。
また、上述した変質領域は、プラズマ処理によって形成されることもある。即ち、上記処理ガスのプラズマに被処理体が晒されることにより、変質領域が形成されることがある。このようなプラズマを用いたCORについては、下記の特許文献1に記載されている。
特開平6−188226号公報
CORでは、プラズマ処理装置において変質領域を形成した後に、プラズマ処理装置とは別の加熱装置に被処理体が搬送される。したがって、シリコン層のエッチングまでに要する工程数が多くなる。
よって、シリコン層のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜を除去することが必要である。
第1の側面においては、シリコン層及び該シリコン層上に設けられたマスクを有する被処理体の表面に形成された酸化膜を除去して、該シリコン層をエッチングする方法が提供される。この方法は、被処理体を収容した処理容器内において、水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガスのプラズマを生成し、前記酸化膜を変質させて、変質領域を形成する工程(a)、前記処理容器内で希ガスのプラズマを生成して、変質領域を除去する工程(b1)と、前記処理容器内において第2の処理ガスのプラズマを生成して、シリコン層をエッチングする工程(c)と、を含む。
第1の側面の方法によれば、工程(b1)において、変質領域を希ガスのプラズマで除去することができる。また、工程(a)、工程(b1)、及び工程(c)を単一の処理容器内で実施することができる。したがって、シリコン層のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜を除去することが可能となる。
第2の側面においては、シリコン層及び該シリコン層上に設けられたマスクを有する被処理体の表面に形成された酸化膜を除去して、該シリコン層をエッチングする方法が提供される。この方法は、被処理体を収容した処理容器内において、水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガスのプラズマを生成し、前記酸化膜を変質させて、変質領域を形成する工程(a)と、前記処理容器から被処理体を取り出さずに工程(a)に続けて、該処理容器内で第2の処理ガスのプラズマを生成して、変質領域を除去する工程(b2)と、該処理容器内において第2の処理ガスのプラズマを生成して、シリコン層をエッチングする工程(c)と、を含む。
第2の側面の方法によれば、工程(b2)において、工程(c)で用いる第2の処理ガスのプラズマにより変質領域を除去することができる。即ち、変質領域の除去とシリコン層のエッチングを、ガス種を変更せずに連続して実施することができる。また、工程(a)、工程(b2)、及び工程(c)を単一の処理容器内で実施することができる。したがって、シリコン層のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜を除去することが可能となる。
第1の側面及び第2の側面の一形態では、変質領域を形成する工程、及び、変質領域を除去する工程は、無バイアスで実施されてもよい。かかる一形態によれば、シリコン層及びマスクに対するダメージが抑制される。
第1の側面及び第2の側面の一形態では、第1の処理ガスはSFガスを含んでいてもよい。
第3の側面においては、第1の側面に係る方法の実施に用いることが可能なプラズマ処理装置が提供される。このプラズマ処理装置は、処理容器、載置台、ガス供給部、プラズマ生成部、及び制御部を備える。載置台は、処理容器内においてその上に被処理体を載置する。ガス供給部は、処理容器内に水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガス、希ガス、並びに、シリコン層のエッチング用の第2の処理ガスを供給する。プラズマ生成部は、処理容器内に供給されるガスを励起させるためのエネルギーを発生する。制御部は、ガス供給部及びプラズマ生成部を制御する。制御部は、ガス供給部に第1の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第1制御と、ガス供給部に前記希ガスを供給させ、プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第2制御と、ガス供給部に第2の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第3制御と、を実行する。
第3の側面の一形態では、第1制御及び第2制御において載置台に対してバイアス電力が供給されなくてもよい。
第4の側面においては、第2の側面に係る方法の実施に用いることが可能なプラズマ処理装置が提供される。このプラズマ処理装置は、処理容器、載置台、ガス供給部、プラズマ生成部、及び制御部を備える。載置台は、処理容器内においてその上に被処理体を載置する。ガス供給部は、処理容器内に水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガス、並びに、シリコン層のエッチング用の第2の処理ガスを供給する。プラズマ生成部は、処理容器内に供給されるガスを励起させるためのエネルギーを発生する。制御部は、ガス供給部及びプラズマ生成部を制御する。制御部は、ガス供給部に第1の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第1制御と、第1制御に続けて、ガス供給部に第2の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第2制御と、を実行する。このプラズマ処理装置によれば、第2制御において変質領域が除去され、次いで、シリコン層がエッチングされる。
第4の側面の一形態では、第1制御、及び、第2制御の開始からの一定期間において、載置台に対してバイアス電力を供給せず、第2制御において前記一定期間の経過後、載置台に対してバイアス電力を供給してもよい。
また、第3の側面及び第4の側面の一形態では、第1の処理ガスは、SFガスを含んでいてもよい。
以上説明したように、シリコン層のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜を除去することが可能となる。
シリコン層をエッチングする方法の一実施形態を示す流れ図である。 被処理体の一例を示す断面図である。 図1に示す方法の工程ST1を説明するための図である。 図1に示す方法の工程ST2を説明するための図である。 図1に示す方法の工程ST3を説明するための図である。 別の実施形態に係る方法の工程ST2及び工程ST3を説明するための図である。 一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。 スロット板の一例を示す平面図である。 誘電体窓の一例を示す平面図である。 図9のX−X線に沿ってとった断面図である。 図9に示す誘電体窓上に図8に示すスロット板を設けた状態を示す平面図である。 第1の流量制御ユニット群、第1のガスソース群、第2の流量制御ユニット群、及び、第2のガスソース群を含むガス供給部を示す図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、シリコン酸化膜をエッチングする方法の一実施形態を示す流れ図である。図1に示す方法MTは、被処理体(以下、「ウエハW」という)から酸化膜を除去して、シリコン層をエッチングするための方法である。この方法は、図2に示すウエハWに対して適用され得る。図2は、方法MTが適用され得る被処理体の一例を示す図である。図2に示すウエハWは、フィン型電界効果トランジスタの製造途中に得られる生産物であり、例えば、シリコン製のダミーゲートを形成する前段階で得られる生産物である。
図2に示すように、ウエハWは、シリコン層100及びマスク102を有している。シリコン層100は、例えば、多結晶シリコンから構成される。マスク102は、シリコン層100上に設けられている。マスク102は、例えば、SiNから構成される。このようなウエハWの表面には、シリコン層100をエッチングする前段階において、自然酸化膜といった酸化膜104が形成されることがある。方法MT及び後述する別の実施形態に係る方法では、このような酸化膜104を除去して、シリコン層100をエッチングすることができる。なお、本明細書において開示される種々の実施形態に係る方法が適用される被処理体は、図2に示すウエハWに限定されるものではなく、シリコン層上にマスクが設けられており、当該シリコン層のエッチングの前段階においてその表面に酸化膜が形成される被処理体であれば、任意の被処理体が適用対象となる。以下、図2のウエハWを一例にとって、方法MTについて説明する。
再び図1を参照する。また、以下の説明においては、図3、図4、及び図5を適宜参照する。図1に示すように、方法MTでは、まず、工程ST1が行われる。工程ST1では、図3に示すように、酸化膜104を変質させて、変質領域104aを形成する。図3の(a)に示すように、工程ST1では、ウエハWを収容した処理容器内において、第1の処理ガスのプラズマPL1が生成される。工程ST1では、このプラズマPL1にウエハWが晒される。
第1の処理ガスは、水素、窒素、及びフッ素を含有する。一実施形態においては、第1の処理ガスは、水素源としてHガスを含み、窒素源としてNガスを含み得る。また、第1の処理ガスは、フッ素源として、フルオロカーボンガス、フルオロハイドロカーボンガス、NFガス、及び、SFガスのうち一種以上のガスを含み得る。フルオロカーボンガスとしては、CFガス、Cガス、Cガス、Cガスが例示される。また、フルオロハイドロカーボンガスとしては、CHFガス、CHガス、CHFガスが例示される。
工程ST1では、第1の処理ガスのプラズマは、任意のプラズマ源によって生成され得る。例えば、第1の処理ガスは、マイクロ波によって励起されてもよく、容量結合型のプラズマ源によって励起されてもよく、或いは、誘導結合型のプラズマ源によって励起されてもよい。なお、工程ST1と同様に、後述する工程ST2及び工程ST3においても、任意のプラズマ源を用いることができる。
工程ST1では、処理容器内の圧力は、40Pa(300mTorr)〜66.66Pa(500mTorr)の範囲内の圧力に設定され得る。また、工程ST1では、第1の処理ガスはNガスを含み、Nガスの流量が、300〜1000sccmの範囲の流量に設定され得る。また、工程ST1では、第1の処理ガスはSFガスを含み、当該第1の処理ガスの全流量中に占めるSFガスの流量の割合が3〜8%の範囲内の割合に設定され得る。また、一実施形態では、工程ST1、後述する工程ST2及び工程ST3は、マイクロ波によってガスを励起させるプラズマ処理装置において実施される。この実施形態の工程ST1では、マイクロ波のパワーが800W〜3000Wの範囲内のパワーに設定され得る。
また、工程ST1においては、ウエハWに対してプラズマ中のイオンを引き込むためのバイアス電力が、利用されなくてもよい。即ち、無バイアスで工程ST1が実施されてもよい。無バイアスで工程ST1が実施されることにより、イオンスパッタリング効果によるウエハWのダメージが抑制される。特に、マスク102の変形が抑制される。
第1の処理ガスのプラズマPL1にウエハWが晒されると、酸化膜104を構成する酸化シリコンが変質して、図3の(b)に示すように酸化膜104は変質領域104aとなる。具体的には、第1の処理ガスに含まれる水素、窒素、及びフッ素と酸化膜104を構成する酸化シリコンとが反応する。これにより、酸化シリコンは、(NHSiF、即ち、ケイフッ化アンモニウムに変質する。
次いで、方法MTでは、工程ST2が行われる。工程ST2では、工程ST1で形成された変質領域104aが除去される。この工程ST2は、工程ST1で利用された処理容器からウエハWを取り出すことなく、当該処理容器内で行われる。一実施形態の工程ST2では、図4の(a)に示すように、処理容器内において希ガスのプラズマPL2が生成される。希ガスとしては、例えば、Arガス、Xeガス、Neガス、Krガスといった任意の希ガスを用いることができる。工程ST2では、このプラズマPL2にウエハWが晒される。これにより、変質領域104aが除去され、ウエハWは、図4の(b)に示す状態となる。
工程ST2においては、ウエハWに対してプラズマ中のイオンを引き込むためのバイアス電力が、利用されなくてもよい。即ち、無バイアスで工程ST2が実施されてもよい。無バイアスで工程ST2が実施されることにより、イオンスパッタリング効果によるウエハWのダメージが抑制される。特に、マスク102の変形が抑制される。
次いで、方法MTでは、工程ST3が行われる。工程ST3では、シリコン層100のエッチングが行われる。この工程ST3は、工程ST1及び工程ST2に利用された処理容器からウエハWを取り出すことなく、当該処理容器内で行われる。図5に示すように、工程ST3では、第2の処理ガスのプラズマPL3が生成される。第2の処理ガスは、例えば、HBrガスを含む。また、第2の処理ガスは、希ガス、及び酸素ガスを更に含み得る。工程ST3では、プラズマPL3にウエハWが晒される。これにより、シリコン層100がエッチングされ、当該シリコン層100にマスク102のパターンが転写される。なお、工程ST3では、バイアス電力が用いられてもよい。当該バイアス電力により、ウエハWにイオンが引き込まれる。これにより、シリコン層100のエッチングによって形成される形状の垂直性を向上させることが可能となる。
かかる方法MTによれば、工程ST2において、変質領域104aを希ガスのプラズマで除去することができる。また、工程ST1、工程ST2、及び工程ST3を単一の処理容器内で実施することができる。したがって、シリコン層100のエッチングの前処理において高いスループットで酸化膜104を除去することが可能となる。結果的に、酸化膜104の除去及びシリコン層100のエッチングを含む一連の処理のスループットを向上させることが可能となる。
以下、別の実施形態に係る方法について説明する。別の実施形態に係る方法は、方法MTの工程ST1及び工程ST3と同じ工程ST1及び工程ST3を含む。別の実施形態に係る方法の工程ST2は、方法MTとは異なり、第2の処理ガスのプラズマが生成される。
即ち、別の実施形態に係る方法の工程ST2では、図6の(a)に示すように、シリコン層100のエッチング用の第2の処理ガスのプラズマPL3にウエハWが晒される。これにより、変質領域104aが除去される。そして、工程ST2に連続して、工程ST3でプラズマPL3を生成することにより、図6の(b)に示すように、シリコン層100がエッチングされる。なお、工程ST2は無バイアスで行われ、工程ST3ではイオン引き込み用のバイアス電力が供給されてもよい。このように、第2の処理ガスのプラズマを変質領域104aの除去及びシリコン層100のエッチングの双方に連続的に用いることが可能である。したがって、この実施形態によれば、工程ST2と工程ST3との間でのガスの切り換えを省略することが可能となる。
以下、上述した種々の実施形態の方法の実施に用いることができるプラズマ処理装置について説明する。図7は、一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。
図7に示すプラズマ処理装置10は、処理容器12を備えている。処理容器12は、ウエハWを収容するための処理空間Sを画成している。処理容器12は、側壁12a、底部12b、及び、天部12cを含み得る。
側壁12aは、軸線Zを略中心として、当該軸線Zが延びる方向(以下、「軸線Z方向」という)に延在する略円筒形状を有している。側壁12aの内径は、例えば、540mmである。底部12bは、側壁12aの下端側に設けられている。側壁12aの上端部は開口している。側壁12aの上端部開口は、誘電体窓18によって閉じられている。誘電体窓18は、側壁12aの上端部と天部12cとの間に狭持されている。この誘電体窓18と側壁12aの上端部との間には封止部材SL1が介在していてもよい。封止部材SL1は、例えばOリングであり、処理容器12の密閉に寄与する。
プラズマ処理装置10は、載置台20を更に備えている。載置台20は、処理容器12内且つ誘電体窓18の下方に設けられている。この載置台20は、プレート22、及び、静電チャック24を含んでいる。
プレート22は、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。プレート22は、筒状の支持部SP1によって支持されている。支持部SP1は、底部12bから垂直上方に延びている。プレート22は、高周波電極を兼ねている。プレート22は、マッチングユニットMU及び給電棒PFRを介して、高周波バイアス電力を発生する高周波電源RFGに電気的に接続されている。高周波電源RFGは、ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.65MHzの高周波バイアス電力を出力する。マッチングユニットMUは、高周波電源RFG側のインピーダンスと、主に電極、プラズマ、処理容器12といった負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための整合器を収容している。この整合器の中には、自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
プレート22の上面には、静電チャック24が設けられている。静電チャック24は、ベースプレート24a及びチャック部24bを含んでいる。ベースプレート24aは、略円盤状の金属製の部材であり、例えば、アルミニウムから構成されている。ベースプレート24aは、プレート22上に設けられている。ベースプレート24aの上面にはチャック部24bが設けられている。チャック部24bの上面は、ウエハWを載置するための載置領域MRとなる。チャック部24bは、ウエハWを静電吸着力で保持する。チャック部24bは、誘電体膜の間に挟まれた電極膜を含んでいる。チャック部24bの電極膜には、直流電源DSCがスイッチSW及び被覆線CLを介して電気的に接続されている。チャック部24bは、直流電源DSCから印加される直流電圧により発生するクーロン力によって、その上面にウエハWを吸着保持することができる。このチャック部24bの径方向外側には、ウエハWのエッジを環状に囲むフォーカスリングFRが設けられている。
また、プラズマ処理装置10は、温度制御機構を備えている。温度制御機構の一部として、ベースプレート24aの内部には、周方向に延びる環状の冷媒室24gが設けられている。この冷媒室24gには、チラーユニットから配管PP1,PP3を介して所定の温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給される。チャック部24b上のウエハWの処理温度は、冷媒の温度によって制御され得る。さらに、伝熱ガス供給部からの伝熱ガス、例えば、Heガスが供給管PP2を介してチャック部24bの上面とウエハWの裏面との間に供給される。
また、プラズマ処理装置10は、温度制御機構の一部として、ヒータHT、HS、HC、及び、HEを更に備え得る。ヒータHTは、天部12c内に設けられており、アンテナ14を囲むように、環状に延在している。また、ヒータHSは、側壁12a内に設けられており、環状に延在している。ヒータHCは、ベースプレート24a内に設けられている。ヒータHCは、ベースプレート24a内において、上述した載置領域MRの中央部分の下方、即ち軸線Zに交差する領域に設けられている。また、ヒータHEは、ベースプレート24a内に設けられており、ヒータHCを囲むように環状に延在している。ヒータHEは、上述した載置領域MRの外縁部分の下方に設けられている。
また、載置台20の周囲には、環状の排気路VLが設けられている。排気路VLの軸線Z方向における中間には、複数の貫通孔が形成された環状のバッフル板26が設けられている。排気路VLは、排気口28hを提供する排気管28に接続している。排気管28は、処理容器12の底部12bに取り付けられている。排気管28には、排気装置30が接続されている。排気装置30は、圧力調整器、及びターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有している。この排気装置30により、処理容器12内の処理空間Sを所望の真空度まで減圧することができる。また、排気装置30を動作させることにより、載置台20の外周から排気路VLを介してガスを排気することができる。
また、プラズマ処理装置10は、一実施形態のプラズマ生成部PGを更に備えている。プラズマ生成部PGは、アンテナ14、同軸導波管16、誘電体窓18、マイクロ波発生器32、チューナ34、導波管36、及び、モード変換器38を含んでいる。マイクロ波発生器32は、例えば2.45GHzの周波数のマイクロ波を発生する。マイクロ波発生器32は、チューナ34、導波管36、及びモード変換器38を介して、同軸導波管16の上部に接続されている。同軸導波管16は、その中心軸線である軸線Zに沿って延在している。一実施形態においては、載置台20の載置領域MRの中心は、軸線Z上に位置している。
同軸導波管16は、外側導体16a及び内側導体16bを含んでいる。外側導体16aは、その中心軸線である軸線Zに沿って延在する円筒形状を有している。外側導体16aの下端は、導電性の表面を有する冷却ジャケット40の上部に電気的に接続され得る。内側導体16bは、外側導体16aの内側において、当該外側導体16aと同軸に設けられている。内側導体16bは、その中心軸線である軸線Zに沿って延在する円筒形状を有している。内側導体16bの下端は、アンテナ14のスロット板44に接続している。
一実施形態においては、アンテナ14は、ラジアルラインスロットアンテナである。このアンテナ14は、天部12cに形成された開口内に配置されており、誘電体窓18の上面の上に設けられている。アンテナ14は、誘電体板42及びスロット板44を含んでいる。誘電体板42は、マイクロ波の波長を短縮させるものであり、略円盤形状を有している。誘電体板42は、例えば、石英又はアルミナから構成される。誘電体板42は、スロット板44と冷却ジャケット40の下面の間に狭持されている。アンテナ14は、したがって、誘電体板42、スロット板44、及び、冷却ジャケット40によって構成され得る。
図8は、スロット板の一例を示す平面図である。スロット板44は、薄板状であって、円盤状である。スロット板44の板厚方向の両面は、それぞれ平らである。円形のスロット板44の中心CSは、軸線Z上に位置している。スロット板44には、複数のスロット対44pが設けられている。複数のスロット対44pの各々は、板厚方向に貫通する二つのスロット孔44a,44bを含んでいる。スロット孔44a,44bそれぞれの平面形状は、長孔形状である。各スロット対44pにおいて、スロット孔44aの長軸が延びる方向と、スロット孔44bの長軸が延びる方向は、互いに交差又は直交している。
図8に示す例では、複数のスロット対44pは、軸線Zを中心とする仮想円VCの内側に設けられた内側スロット対群ISPと仮想円VCの外側に設けられた外側スロット対群OSPとに大別されている。内側スロット対群ISPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図8に示す例では、内側スロット対群ISPは、七つのスロット対44pを含んでいる。内側スロット対群ISPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r1の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、内側スロット対群ISPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r2の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r2は、半径r1より大きい。
外側スロット対群OSPは、複数のスロット対44pを含んでいる。図8に示す例では、外側スロット対群OSPは、28個のスロット対44pを含んでいる。外側スロット対群OSPの複数のスロット対44pは、中心CSに対して周方向に等間隔に配列されている。外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44aは、当該スロット孔44aの重心がスロット板44の中心CSから半径r3の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。また、外側スロット対群OSPに含まれる複数のスロット孔44bは、当該スロット孔44bの重心がスロット板44の中心CSから半径r4の円上に位置するよう、等間隔に配列されている。ここで、半径r3は、半径r2よりも大きく、半径r4は、半径r3よりも大きい。
また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44aの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。また、内側スロット対群ISP及び外側スロット対群OSPのスロット孔44bの各々は、中心CSとその重心とを結ぶ線分に対して、その長軸が同一の角度を有するように、形成されている。
図9は、誘電体窓の一例を示す平面図であり、当該誘電体窓を処理空間S側から見た状態を示している。図10は、図9のX−X線に沿ってとった断面図である。誘電体窓18は、略円盤形状を有し、石英又はアルミナといった誘電体から構成されている。誘電体窓18の上面18u上には、スロット板44が設けられている。
誘電体窓18の中央には、貫通孔18hが形成されている。貫通孔18hの上側部分は、後述する中央導入部50のインジェクタ50bが収容される空間18sであり、下側部分は、後述する中央導入部50の中央導入口18iである。なお、誘電体窓18の中心軸線は、軸線Zと一致している。
誘電体窓の上面18uと反対側の面、即ち下面18bは、処理空間Sに接しており、プラズマを生成する側の面となる。この下面18bは、種々の形状を画成している。具体的に、下面18bは、中央導入口18iを囲む中央領域において、平坦面180を有している。この平坦面180は、軸線Zに直交する平坦な面である。下面18bは、平坦面180の径方向外側領域において、環状に連なり誘電体窓18の板厚方向内方側に向かってテーパー状に凹む環状の第1凹部181を画成している。
第1凹部181は、内側テーパー面181a、底面181b、及び、外側テーパー面181cによって画成されている。底面181bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行に環状に延在している。内側テーパー面181aは、平坦面180と底面181bとの間において環状に延在しており、平坦面180に対して傾斜している。外側テーパー面181cは、底面181bと下面18bの周縁部との間において環状に延在しており、底面181bに対して傾斜している。なお、下面18bの周縁領域は、側壁12aに接する面となる。
また、下面18bは、平坦面180から板厚方向内方側に向かって凹む複数の第2凹部182を画成している。複数の第2凹部182の個数は、図9及び図10に示す例では、7個である。これら複数の第2凹部182は、周方向に沿って等間隔に形成されている。また、複数の第2凹部182は、軸線Zに直交する面において円形の平面形状を有している。具体的には、第2凹部182を画成する内側面182aは、軸線Z方向に延在する円筒面である。また、第2凹部182を画成する底面182bは、平坦面180よりも上面18u側に設けられており、平坦面180と平行な円形の面である。
図11は、図9に示す誘電体窓上に図8に示すスロット板を設けた状態を示す平面図であり、誘電体窓18を下側から見た状態を示している。図11に示すように、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44a及び複数のスロット孔44b、並びに内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、第1凹部181に重なっている。具体的には、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44bは、一部において外側テーパー面181cに重なっており、一部において底面181bに重なっている。また、平面視において、外側スロット対群OSPの複数のスロット孔44aは、底面181bに重なっている。また、平面視において、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44bは、一部において内側テーパー面181aに重なっており、一部において底面181bに重なっている。
また、平面視において、即ち、軸線Z方向に見ると、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。具体的には、平面視において、複数の第2凹部182の底面の重心(中心)それぞれが、内側スロット対群ISPの複数のスロット孔44a内に位置するように、構成されている。
再び図7を参照する。プラズマ処理装置10では、マイクロ波発生器32により発生されたマイクロ波が、同軸導波管16を通って、誘電体板42に伝播され、スロット板44のスロット孔44a及び44bから誘電体窓18に与えられる。
誘電体窓18では、上述したように第1凹部181を画成する部分の板厚、及び、第2凹部182を画成する部分の板厚は、他の部分よりも薄くなっている。したがって、誘電体窓18では、第1凹部181を画成する部分、及び、第2凹部182を画成する部分において、マイクロ波の透過性が高められている。また、軸線Z方向に見た場合に、外側スロット対群OSPのスロット孔44a及び44b、並びに、内側スロット対群ISPのスロット孔44bは、第1凹部181に重なっており、内側スロット対群ISPのスロット孔44aは、第2凹部182に重なっている。したがって、第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波の電界が集中して、当該第1凹部181及び第2凹部182にマイクロ波のエネルギーが集中する。その結果、第1凹部181及び第2凹部182において、プラズマを安定して発生させることが可能となり、誘電体窓18の直下において径方向及び周方向に分布したプラズマを安定して発生させることが可能となる。
また、プラズマ処理装置10は、中央導入部50及び周辺導入部52を更に備えている。中央導入部50は、導管50a、インジェクタ50b、及び中央導入口18iを含んでいる。導管50aは、同軸導波管16の内側導体16bの内孔に通されている。また、導管50aの端部は、誘電体窓18が軸線Zに沿って画成する空間18s(図10参照)内まで延在している。この空間18s内且つ導管50aの端部の下方には、インジェクタ50bが収容されている。インジェクタ50bには、軸線Z方向に延びる複数の貫通孔が設けられている。また、誘電体窓18は、中央導入口18iを画成している。中央導入口18iは、空間18sの下方に連続し、且つ軸線Zに沿って延びている。かかる構成の中央導入部50は、導管50aを介してインジェクタ50bにガスを供給し、インジェクタ50bから中央導入口18iを介してガスを噴射する。このように、中央導入部50は、軸線Zに沿って誘電体窓18の直下にガスを噴射する。即ち、中央導入部50は、電子温度が高いプラズマ生成領域にガスを導入する。
周辺導入部52は、複数の周辺導入口52iを含んでいる。複数の周辺導入口52iは、主としてウエハWのエッジ領域にガスを供給する。複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域、又は、載置領域MRの縁部に向けて開口している。複数の周辺導入口52iは、中央導入口18iよりも下方、且つ、載置台20の上方において周方向に沿って配列されている。即ち、複数の周辺導入口52iは、誘電体窓の直下よりも電子温度の低い領域(プラズマ拡散領域)において軸線Zを中心として環状に配列されている。この周辺導入部52は、電子温度の低い領域からウエハWに向けてガスを供給する。したがって、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの解離度は、中央導入部50から処理空間Sに供給されるガスの解離度よりも抑制される。
中央導入部50には、第1の流量制御ユニット群FCG1を介して第1のガスソース群GSG1が接続されている。また、周辺導入部52には、第2の流量制御ユニット群FCG2を介して第2のガスソース群GSG2が接続されている。図12は、第1の流量制御ユニット群、第1のガスソース群、第2の流量制御ユニット群、及び、第2のガスソース群を含むガス供給部を示す図である。図12に示すように、第1のガスソース群GSG1、第1の流量制御ユニット群FCG1、第2のガスソース群GSG2、第2の流量制御ユニット群FCG2は、一実施形態のガス供給部GUを構成している。
第1のガスソース群GSG1は、複数の第1のガスソースGS11〜GS16を含んでいる。ガスソースGS11は、水素を含有するガスのソースであり、例えば、Hガスのソースである。ガスソースGS12は、窒素を含有するガスのソースであり、例えば、Nガスのソースである。ガスソースGS13は、フッ素を含有するガスのソースである。フッ素を含有するガスとしては、上述したフルオロカーボンガス、フルオロハイドロカーボンガス、NFガス、及び、SFガスのうち一種以上のガスが用いられ得る。ガスソースGS11、ガスソースGS12、及び、ガスソースGS13は、一実施形態の第1の処理ガスのガスソースである。ガスソースGS14は、希ガスのソースであり、例えば、Arガスのソースである。また、ガスソースGS15は、上述したHBrガスのソースである。また、ガスソースGS16は、Oガスのソースである。ガスソースGS15は、一実施形態の第2の処理ガスを構成するガスのソースである。
第1の流量制御ユニット群FCG1は、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC16を含んでいる。複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC16の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第1のガスソースGS11〜GS16はそれぞれ、複数の第1の流量制御ユニットFC11〜FC16を介して、共通ガスラインGL1に接続されている。この共通ガスラインGL1は、中央導入部50に接続されている。
第2のガスソース群GSG2は、複数の第1のガスソースGS21〜GS26を含んでいる。第2のガスソースGS21〜GS26はそれぞれ、ガスソースGS11〜GS16と同種のガスのソースである。
第2の流量制御ユニット群FCG2は、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC26を含んでいる。複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC26の各々は、例えば、二つのバルブと、当該二つのバルブ間に設けられた流量制御器を含んでいる。流量制御器は、例えば、マスフローコントローラである。複数の第2のガスソースGS21〜GS26はそれぞれ、複数の第2の流量制御ユニットFC21〜FC26を介して、共通ガスラインGL2に接続されている。この共通ガスラインGL2は、周辺導入部52に接続されている。
このように、プラズマ処理装置10では、複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットが中央導入部50専用に設けられており、これら複数の第1のガスソース及び複数の第1の流量制御ユニットとは独立した複数の第2のガスソース及び複数の第2の流量制御ユニットが周辺導入部52専用に設けられている。したがって、中央導入部50から処理空間Sに導入されるガスの種類、中央導入部50から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができ、また、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの種類、周辺導入部52から処理空間Sに導入される一以上のガスの流量を独立して制御することができる。
一実施形態においては、周辺導入部52は、環状の管52pを更に含む。この管52pには、複数の周辺導入口52iが形成されている。環状の管52pは、例えば、石英から構成され得る。図7に示すように、環状の管52pは、一実施形態においては、側壁12aの内壁面に沿って設けられている。換言すると、環状の管52pは、誘電体窓18の下面と載置領域MR、即ちウエハWとを結ぶ経路上には配置されていない。したがって、環状の管52pは、プラズマの拡散を阻害しない。また、環状の管52pが側壁12aの内壁面に沿って設けられているので、当該環状の管52pのプラズマによる消耗が抑制され、当該環状の管52pの交換頻度を減少させることが可能となる。さらに、環状の管52pは、ヒータによる温度制御が可能な側壁12aに沿って設けられているので、周辺導入部52から処理空間Sに導入されるガスの温度の安定性を向上させることが可能となる。
また、一実施形態においては、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けて開口している。即ち、複数の周辺導入口52iは、ウエハWのエッジ領域に向けてガスを噴射するよう、軸線Zに直交する平面に対して傾斜している。このように周辺導入口52iが、ウエハWのエッジ領域に向けて傾斜するように開口しているので、当該周辺導入口52iから噴射されたガスの活性種は、ウエハWのエッジ領域に直接的に向かう。これにより、ガスの活性種をウエハWのエッジに失活させずに供給することが可能となる。
また、プラズマ処理装置10は、制御部Cntを更に備えている。制御部Cntは、プログラム可能なコンピュータ装置といった制御器であり得る。制御部Cntは、レシピに基づくプログラムに従ってプラズマ処理装置10の各部を制御し得る。
方法MTの工程ST1の実施時には、制御部Cntは、ガス供給部GUに第1の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部PGにエネルギーを発生させる制御を実行する。この制御により、ガス供給部GUは、ガスソースGS11、GS12、GS13、GS21、GS22、GS23からのガスの混合ガスを、第1の処理ガスとして、処理容器12内に供給する。また、この制御により、プラズマ生成部PGは、マイクロ波を誘電体窓18を介して、処理容器12内に導入する。これにより、第1の処理ガスのプラズマが生成され、ウエハWが当該プラズマに晒される。一実施形態においては、この制御において、制御部Cntは、高周波電源RFGからの高周波バイアス電力のプレート22、即ち高周波電極への供給を停止させてもよい。
また、方法MTの工程ST2の実施時には、制御部Cntは、ガス供給部GUに希ガスを供給させ、プラズマ生成部PGにエネルギーを発生させる制御を実行する。この制御により、ガス供給部GUは、ガスソースGS14及びガスソースGS24からの希ガスを処理容器12内に供給する。また、この制御により、プラズマ生成部PGは、マイクロ波を誘電体窓18を介して、処理容器12内に導入する。これにより、希ガスのプラズマが生成され、ウエハWが当該プラズマに晒される。一実施形態においては、この制御において、制御部Cntは、高周波電源RFGからの高周波バイアス電力のプレート22、即ち高周波電極への供給を停止させてもよい。
また、方法MTの工程ST3の実施時には、制御部Cntは、ガス供給部GUに第2の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部PGにエネルギーを発生させる制御を実行する。この制御により、ガス供給部GUは、例えば、ガスソースGS14、GS15、GS16、GS24、GS25、GS26からのガスの混合ガスを、第2の処理ガスとして、処理容器12内に供給する。また、この制御により、プラズマ生成部PGは、マイクロ波を誘電体窓18を介して、処理容器12内に導入する。これにより、第2の処理ガスのプラズマが生成され、ウエハWが当該プラズマに晒される。一実施形態においては、この制御において、制御部Cntは、高周波電源RFGからプレート22、即ち高周波電極に高周波バイアス電力が供給されるよう、高周波電源RFGを制御してもよい。
また、図6を参照して説明した上述の別の実施形態に係る方法の工程ST2及び工程ST3の実施時には、制御部Cntは、ガス供給部GUに第2の処理ガスを供給させ、プラズマ生成部PGにエネルギーを発生させる制御を実行する。この制御により、ガス供給部GUは、例えば、ガスソースGS14、GS15、GS16、GS24、GS25、GS26からのガスの混合ガスを、第2の処理ガスとして、処理容器12内に供給する。また、この制御により、プラズマ生成部PGは、マイクロ波を誘電体窓18を介して、処理容器12内に導入する。これにより、第2の処理ガスのプラズマが生成され、ウエハWが当該プラズマに晒される。また、この制御において、制御部は、当該制御の開始から一定期間においてはバイアス電力を供給せず、当該一定期間の経過後にバイアス電力を供給することにより、工程ST2及び工程ST3を実施することができる。
10…プラズマ処理装置、12…処理容器、20…載置台、30…排気装置、RFG…高周波電源、GU…ガス供給部、PG…プラズマ生成部、Cnt…制御部、W…ウエハ、100…シリコン層、102…マスク、104…酸化膜、104a…変質領域。

Claims (9)

  1. シリコン層及び該シリコン層上に設けられたマスクを有する被処理体の表面に形成された酸化膜を除去して、該シリコン層をエッチングする方法であって、
    前記被処理体を収容した処理容器内において、水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガスのプラズマを生成し、前記酸化膜を変質させて、変質領域を形成する工程と、
    前記処理容器内で希ガスのプラズマを生成して、前記変質領域を除去する工程と、
    前記処理容器内において第2の処理ガスのプラズマを生成して、前記シリコン層をエッチングする工程と、
    を含む方法。
  2. シリコン層及び該シリコン層上に設けられたマスクを有する被処理体の表面に形成された酸化膜を除去して、該シリコン層をエッチングする方法であって、
    前記被処理体を収容した処理容器内において、水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガスのプラズマを生成し、前記酸化膜を変質させて、変質領域を形成する工程と、
    前記処理容器から前記被処理体を取り出さずに前記変質領域を形成する工程に続けて、前記処理容器内で第2の処理ガスのプラズマを生成して、前記変質領域を除去する工程と、
    前記処理容器内において前記第2の処理ガスのプラズマを生成して、前記シリコン層をエッチングする工程と、
    を含む方法。
  3. 前記変質領域を形成する工程、及び、前記変質領域を除去する工程は、無バイアスで実施される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の処理ガスは、SFガスを含む、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 処理容器と、
    前記処理容器内において被処理体を載置するための載置台と、
    前記処理容器内に水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガス、希ガス、並びに、シリコン層のエッチング用の第2の処理ガスを供給するガス供給部と、
    前記処理容器内に供給されるガスを励起させるためのエネルギーを発生するプラズマ生成部と、
    前記ガス供給部及び前記プラズマ生成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ガス供給部に前記第1の処理ガスを供給させ、前記プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第1制御と、
    前記ガス供給部に前記希ガスを供給させ、前記プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第2制御と、
    前記ガス供給部に前記第2の処理ガスを供給させ、前記プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第3制御と、
    を実行する、
    プラズマ処理装置。
  6. 前記第1制御及び前記第2制御において、前記載置台に対してバイアス電力を供給しない、請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 処理容器と、
    前記処理容器内において被処理体を載置するための載置台と、
    前記処理容器内に水素、窒素、及びフッ素を含有する第1の処理ガス、並びに、シリコン層のエッチング用の第2の処理ガスを供給するガス供給部と、
    前記処理容器内に供給されるガスを励起させるためのエネルギーを発生するプラズマ生成部と、
    前記ガス供給部及び前記プラズマ生成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ガス供給部に前記第1の処理ガスを供給させ、前記プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第1制御と、
    前記第1制御に続けて、前記ガス供給部に前記第2の処理ガスを供給させ、前記プラズマ生成部にエネルギーを発生させる第2制御と、
    を実行する、
    プラズマ処理装置。
  8. 前記第1制御、及び、前記第2制御の開始からの一定期間において、前記載置台に対してバイアス電力を供給せず、前記第2制御において前記一定期間の経過後、前記載置台に対してバイアス電力を供給する、請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記第1の処理ガスは、SFガスを含む、請求項5〜8の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
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