JP2015115407A - 発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法 - Google Patents

発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法 Download PDF

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青木 大
Masaru Aoki
大 青木
藤原 翼
Tasuku Fujiwara
翼 藤原
泉 昌裕
Masahiro Izumi
昌裕 泉
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Abstract

【課題】発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の発光素子用配線基板100は、発光素子が接合されるダイボンディング領域111を有するダイボンディング部材110と、ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域121を有するワイヤボンディング部材120と、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120を包摂して支持する樹脂成形体130と、を備え、ダイボンディング領域111およびワイヤボンディング領域121は樹脂成形体130から露出しており、樹脂成形体130において、ダイボンディング領域111の周囲には、表面が粗面化された粗面化領域131が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の半導体発光装置用の基板として、チップオンボード型の発光素子用配線基板が広く用いられている。チップオンボード型の発光素子用配線基板は、基板上に直接発光素子がボンディングされるため、基板本体はアルミニウムやセラミックス(例えば、AlN、Al)等の耐熱性の高い材料により形成されていることが多い。特許文献1には、基板本体の材料に耐熱樹脂を用いたチップオンボード型の発光素子用配線基板が記載されている。
特開2012−234947号公報
特許文献1に記載の発光素子用配線基板を用いた半導体発光装置では、発光素子用配線基板上に発光素子が接合されてワイヤボンディングがなされた状態で、発光素子の周囲の樹脂成形体表面に樹脂によりダム部材が形成され、ダム部材で囲まれた領域に封止樹脂が充填されている。アルミニウムやセラミックスと比べて樹脂は表面の凹凸が少ないため、特許文献1に記載の発光素子用配線基板では、発光素子用配線基板からダム部材が剥がれやすいという問題があった。また、ダム部材がワイヤを包摂して形成されている場合には、ダム部材が剥がれることにより、ワイヤが外れてしまうという問題もあった。
本発明は、これらの課題を解決するためになされたものであり、発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の発光素子用配線基板は、
発光素子が接合されるダイボンディング領域を有するダイボンディング部材と、
ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域を有するワイヤボンディング部材と、
前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材を包摂して支持する樹脂成形体と、を備え、
前記ダイボンディング領域および前記ワイヤボンディング領域は前記樹脂成形体から露出しており、
前記樹脂成形体において、前記ダイボンディング領域の周囲には、表面が粗面化された粗面化領域が設けられている。
樹脂成形体に粗面化領域を設けることにより、樹脂成形体に樹脂を接着するときの接着性を向上することができる。また、樹脂成形体への樹脂の接着性を向上できることにより、樹脂成形体にダム部材を接着したときにダム部材が樹脂成形体から剥がれにくくなるので、発光素子用配線基板の材料に耐熱樹脂を用いることができる。さらに、樹脂成形体がダイボンディング部材およびワイヤボンディング部材を包摂して支持する構造にすることにより、発光素子用配線基板を樹脂成形により製造できる。
これにより、発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板を提供できる。
本発明では、
前記粗面化領域の表面粗さが、前記樹脂成形体の厚さの1%以上で50%以下である
ことが好ましい。
さらに、本発明では、
前記粗面化領域の表面粗さが、前記樹脂成形体の厚さの1%以上で10%以下である
ことが好ましい。
粗面化領域の表面粗さが樹脂成形体の厚さと比較して小さすぎると十分に接着性が向上しない。他方、粗面化領域の表面粗さが樹脂成形体の厚さと比較して大きすぎると、樹脂成形体の強度が弱くなるため折れやすくなる。樹脂成形体の厚さが厚いほど、粗面化領域の表面粗さを大きくしても、十分な強度を保つことができる。
本発明では、
前記樹脂成形体が、融点が300℃以上の耐熱樹脂で形成されている
ことが好ましい。
樹脂成形体が融点300℃以上の耐熱樹脂で形成されているので、発光素子用配線基板を高温環境下においたとしても、樹脂成形体が溶融しない。これにより、発光素子を共晶接合することができる樹脂製の発光素子用配線基板を提供できる。
本発明の半導体発光装置は、
上述の発光素子用配線基板を備える半導体発光装置であって、
前記ダイボンディング領域に接合された発光素子と、
前記発光素子と前記ワイヤボンディング領域とを電気的に接続するワイヤと、
前記粗面化領域に接着されたダム部材と、
前記ダム部材と前記ダイボンディング領域に囲まれた領域内に充填された封止樹脂と、を備える。
上述の発光素子用配線基板を用いることにより、ダム部材が樹脂成形体から剥がれにくくなる。よって、ダム部材が剥がれることによりワイヤがワイヤボンディング領域から外れることを防止することができる。
本発明では、
前記発光素子は、前記ダイボンディング領域に共晶接合により接合されている
ことが好ましい。
共晶接合することにより、ダイボンディング領域に複数の発光素子を同時に接合することができる。
本発明の発光素子用配線基板の製造方法は、
発光素子が接合されるダイボンディング領域を有するダイボンディング部材と、ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域を有するワイヤボンディング部材と、を備えるフレームを、金属板を打ち抜いて一体的に形成するフレーム形成工程と、
前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材の周囲に溶融した樹脂を流し込んで固化させ、樹脂成形体を形成する樹脂成形工程と、
前記樹脂成形体において、前記ダイボンディング領域の周囲に粗面化された粗面化領域を形成する粗面形成工程と、
前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材を前記フレームから切り離す切り離し工程と、を備える。
これにより、発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板の製造方法を提供できる。
本発明では、
前記ダイボンディング領域および前記粗面化領域の双方の形状を有する金型を用いて、前記樹脂成形工程および前記粗面形成工程を同時に行う
ことが好ましい。
樹脂成形工程および粗面形成工程を同時に行うことにより、工程を一つ減らすことができるので、発光素子用配線基板の製造コストを低減できる。
本発明の半導体発光装置の製造方法は、
上述の発光素子用配線基板の製造方法により発光素子用配線基板を製造する配線基板製造工程と、
製造された前記発光素子用配線基板の前記ダイボンディング領域に発光素子を接合する発光素子実装工程と、
前記発光素子と前記ワイヤボンディング領域とを前記ワイヤにより電気的に接続するワイヤボンディング工程と、
前記ダイボンディング領域の周囲にディスペンサを用いて樹脂を塗布することによりダム部材を形成するダム部材形成工程と、
前記ダム部材と前記ダイボンディング領域に囲まれた領域内に封止樹脂を充填する封止工程と、を備える。
上述の発光素子用配線基板を用いることにより、ダム部材が樹脂成形体から剥がれにくくなる。よって、ダム部材が剥がれることによりワイヤがワイヤボンディング領域から外れることを防止することができる半導体発光装置の製造方法を提供できる。
本発明によれば、発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板、半導体発光装置、および、それらの製造方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の構成を示す平面図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の構成を示す裏面図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の断面の一部を拡大した図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板における、ダイボンディング部材およびワイヤボンディング部材の構成を示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体発光装置の構成を示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体発光装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の製造に用いられるフレームの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の製造工程において、フレームに樹脂成形体を形成した状態を示す図である。 実施の形態1にかかる発光素子用配線基板の製造工程において、発光素子用配線基板がフレームから切り離された状態を示す図である。 実施の形態1の変形例にかかる発光素子用配線基板の構成を示す断面図である。 実施の形態1の変形例にかかる発光素子用配線基板における、ダイボンディング部材およびワイヤボンディング部材の構成を示す平面図である。 実施の形態1の変形例にかかる発光素子用配線基板の製造に用いられるフレームの構成を示す図である。 実施の形態1の変形例にかかる発光素子用配線基板の製造工程において、フレームに樹脂成形体を形成した状態を示す図である。 実施の形態1の変形例にかかる発光素子用配線基板の製造工程において、発光素子用配線基板がフレームから切り離された状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1〜図4を用いて、本実施形態にかかる発光素子用配線基板100の構成を説明する。図1は平面図、図2は裏面図、図3は断面図、図4は断面図の一部を拡大した図である。
発光素子用配線基板100は、ダイボンディング部材110と、ワイヤボンディング部材120と、樹脂成形体130と、を備える。
図5は、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120の構成を示す平面図である。
ダイボンディング部材110は、発光素子が接合されるダイボンディング領域111と、第1電極部112と、を有する。ダイボンディング部材110の材料としては、導電性材料が用いられており、例えば、銅又は銅合金の表面に銀めっき処理を施したものが用いられる。
ダイボンディング部材110には、金属等の熱伝導率の高い材料が用いられているため、ダイボンディング部材110はヒートシンクとしても作用する。このため、ダイボンディング部材110に接合される発光素子の発熱量が大きくても十分に放熱することができる。
ワイヤボンディング部材120は、ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域121と、第2電極部122と、を有する。ワイヤボンディング部材120の材料としては、ダイボンディング部材110と同様、導電性材料が用いられる。
樹脂成形体130は、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120を包摂して支持する。樹脂成形体130の厚さは、例えば、0.1mm〜1.0mmとすることが好ましい。樹脂成形体130の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂が用いられる。樹脂成形体130に用いられる熱可塑性樹脂は、融点が300℃以上の耐熱樹脂であることが好ましい。発光素子をダイボンディング部材110に共晶接合により接合するときには、樹脂成形体130が高温環境下にさらされるからである。耐熱樹脂としては、例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、LCP(液晶ポリマー)が用いられる。また、樹脂成形体130の材料としてシリコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
ダイボンディング領域111およびワイヤボンディング領域121は樹脂成形体130から露出している。第1電極部112および第2電極部122も樹脂成形体130から露出している。
樹脂成形体130において、ダイボンディング領域111の周囲には、表面が粗面化された粗面化領域131が設けられている。粗面化領域131には、微細な凹凸が設けられている。粗面化領域131は、樹脂成形体130の成形時に金型により凹凸を設けてもよいし、樹脂成形体130の成形後にエッチングにより樹脂成形体130の表面を荒らしてもよい。
粗面化領域131の表面粗さは、樹脂成形体130の厚さの1%以上で50%以下であることが好ましい。例えば、樹脂成形体130の厚さが1.0mmの場合、粗面化領域131の表面粗さが10μm以上で500μm以下であることが好ましい。粗面化領域131の表面粗さが10μmを下回ると、ダム部材と粗面化領域131との接着力が弱まり、ダム部材が粗面化領域131から剥がれやすくなる。粗面化領域131の表面粗さが500μmを上回ると、樹脂成形体130の最薄部が薄くなりすぎて、樹脂成形体130の強度が弱くなる。
粗面化領域131の表面粗さは、樹脂成形体130の厚さの1%以上で10%以下であることが好ましい。例えば、樹脂成形体130の厚さが0.1mmの場合、粗面化領域131の表面粗さが1μm以上で50μm以下であることが好ましい。粗面化領域131の表面粗さが1μmを下回ると、ダム部材と粗面化領域131との接着力が弱まり、ダム部材が粗面化領域131から剥がれやすくなる。粗面化領域131の表面粗さが50μmを上回ると、樹脂成形体130の最薄部が薄くなりすぎて、樹脂成形体130の強度が弱くなる。なお、粗面化領域131の表面粗さは、例えば、10点平均粗さRzにより算出される。
図6および図7を用いて、発光素子用配線基板100を備える半導体発光装置200の構成について説明する。図6は平面図、図7は断面図である。
半導体発光装置200は、発光素子用配線基板100と、発光素子210と、ワイヤ220と、ダム部材230と、封止樹脂240と、を備える。
発光素子210は、電流を流すと発光する素子であり、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)が用いられる。発光素子210は、ダイボンディング領域111に接合されている。発光素子210は、例えば、ダイボンディング領域111に共晶接合により接合されている。
ワイヤ220は、発光素子210とワイヤボンディング領域121とを電気的に接続する。ワイヤ220は導電性部材であり、金、銅、又はアルミニウム等の金属細線が用いられる。
ダム部材230は、封止樹脂240をダイボンディング領域111上にせき止めるための部材である。ダム部材230は、粗面化領域131に接着されている。ダム部材230は、ディスペンサから粗面化領域131に樹脂を吐出することにより形成される。ダム部材は、ダイボンディング領域111の外周ぎりぎりに、ディスペンサにより1回で吐出される幅の樹脂で形成される。これにより、ダム部材に使用される樹脂の量を減らすことができる。例えば、ダム部材230は、ダイボンディング領域111の外周より0.05mm外側に2mmの幅で形成される。
封止樹脂240は、ダム部材230とダイボンディング領域111に囲まれた領域内に充填されている。封止樹脂240には、光透過性の樹脂が用いられ、例えば、シリコーン系樹脂が用いられる。封止樹脂240は、発光素子210とおよびワイヤ220を包摂して保護する。封止樹脂240は、蛍光剤が分散配合されており、発光素子210が発する光の色調が所望のものとなるように調光する役割を担っている。また、封止樹脂240の表面を曲面にすることにより、封止樹脂240にレンズの役割を担わせることができる。
図8〜図10を用いて、発光素子用配線基板100の製造方法について説明する。
まず、ダイボンディング部材110とワイヤボンディング部材120と、を備えるフレーム400を、金属板を打ち抜いて一体的に形成する。例えば、フレーム400はプレス成形により形成される。図8は、フレーム400の構成を示す図である。ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120は連結部401を介してフレーム400に繋がっている。
次に、図9に示すように、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120の周囲に金型を配置し、金型に溶融した樹脂を流し込んで固化させ、樹脂成形体130を形成する。
次に、樹脂成形体130の表面にダイボンディング領域111の周囲に粗面化された粗面化領域131を形成する。樹脂成形体130の形成に用いられる金型に、粗面化領域131に対応する凹凸を設けることにより、樹脂成形体130の形成と同時に粗面化領域131を形成することができる。また、樹脂成形体130を形成した後に、サンドブラストやエッチングにより粗面化領域131を形成することもできる。
最後に、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120を、連結部401を切断することによりフレーム400から切り離す。切断された連結部401の一部は、発光素子用配線基板100の内部に残留する。図10に示すように、図8に示したフレーム400からは、3個の発光素子用配線基板100が製造できる。
発光素子用配線基板100を用いた半導体発光装置200の製造方法について説明する。
まず、上述の発光素子用配線基板の製造方法により発光素子用配線基板100を製造する。
次に、製造された発光素子用配線基板100のダイボンディング領域111に発光素子210を接合する。ダイボンディング領域111と発光素子210との接合は、例えば、共晶接合により行う。
次に、発光素子210とワイヤボンディング領域121とをワイヤ220により電気的に接続する。発光素子210およびワイヤボンディング領域121とワイヤ220とは、はんだにより接着する。
次に、ダイボンディング領域111の周囲にディスペンサを用いて樹脂を吐出することによりダム部材230を形成する。
最後に、ダム部材230とダイボンディング領域111に囲まれた領域内に封止樹脂240を充填する。
以上説明したように、本実施形態によれば、発光素子が接合される領域の周囲における樹脂との接着性が高く、耐熱性が高く、かつ、量産性に優れた発光素子用配線基板100、半導体発光装置200、および、それらの製造方法を提供できる。
(変形例)
図11〜図15を用いて、発光素子用配線基板100の変形例を説明する。
変形例にかかる発光素子用配線基板500では、平面図に示すと図1と同じであるが、断面の形状が異なる。図11は、変形例にかかる発光素子用配線基板500の断面図である。樹脂成形体130の側面に凹部132が設けられている点が、上述の発光素子用配線基板100とは異なっている。凹部132は樹脂成形体130の成形時に、フレーム600の樹脂支持部602を挿入するために用いられる。図12は、変形例にかかる発光素子用配線基板500に用いられるダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120の構成を示す平面図である。図5と図12とでは、ダイボンディング部材110およびワイヤボンディング部材120の製造時におけるフレーム600との連結部401の配置のみが異なっている。
図13〜図15を用いて、変形例にかかる発光素子用配線基板500の製造方法について説明する。
図13は、変形例にかかる発光素子用配線基板500の製造に用いられるフレーム600の構成を示す図である。フレーム600の短手方向には樹脂支持部602が設けられており、長手方向のみに連結部401が設けられている点が、図8に示すフレーム600とは異なっている。
図14は、変形例にかかる発光素子用配線基板500の製造工程において、フレーム600に樹脂成形体130を形成した状態を示す図である。フレーム600の短手方向では、樹脂成形体130が樹脂支持部602により支持されている点が、図9とは異なっている。
図15は、変形例にかかる発光素子用配線基板500の製造工程において、発光素子用配線基板500がフレーム600から切り離された状態を示す図である。樹脂成形体130の短手方向には樹脂支持部602が残留しない点が、図10とは異なっている。樹脂支持部602をたわませることにより、樹脂支持部602を凹部132から容易に取り外すことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明にかかる発光素子用配線基板に搭載される発光素子はLEDに限定されるものではなく、レーザーダイオード等でもよい。
100 発光素子用配線基板
110 ダイボンディング部材
111 ダイボンディング領域
112 第1電極部
120 ワイヤボンディング部材
121 ワイヤボンディング領域
122 第2電極部
130 樹脂成形体
131 粗面化領域
132 凹部
200 半導体発光装置
210 発光素子
220 ワイヤ
230 ダム部材
240 封止樹脂
400 フレーム
401 連結部
500 発光素子用配線基板
600 フレーム
602 樹脂支持部

Claims (9)

  1. 発光素子が接合されるダイボンディング領域を有するダイボンディング部材と、
    ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域を有するワイヤボンディング部材と、
    前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材を包摂して支持する樹脂成形体と、を備え、
    前記ダイボンディング領域および前記ワイヤボンディング領域は前記樹脂成形体から露出しており、
    前記樹脂成形体において、前記ダイボンディング領域の周囲には、表面が粗面化された粗面化領域が設けられている
    発光素子用配線基板。
  2. 前記粗面化領域の表面粗さが、前記樹脂成形体の厚さの1%以上で50%以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子用配線基板。
  3. 前記粗面化領域の表面粗さが、前記樹脂成形体の厚さの1%以上で10%以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子用配線基板。
  4. 前記樹脂成形体が、融点が300℃以上の耐熱樹脂で形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子用配線基板。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光素子用配線基板を備える半導体発光装置であって、
    前記ダイボンディング領域に接合された発光素子と、
    前記発光素子と前記ワイヤボンディング領域とを電気的に接続するワイヤと、
    前記粗面化領域に接着されたダム部材と、
    前記ダム部材と前記ダイボンディング領域に囲まれた領域内に充填された封止樹脂と、を備える
    半導体発光装置。
  6. 前記発光素子は、前記ダイボンディング領域に共晶接合により接合されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体発光装置。
  7. 発光素子が接合されるダイボンディング領域を有するダイボンディング部材と、ワイヤが接合されるワイヤボンディング領域を有するワイヤボンディング部材と、を備えるフレームを、金属板を打ち抜いて一体的に形成するフレーム形成工程と、
    前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材の周囲に溶融した樹脂を流し込んで固化させ、樹脂成形体を形成する樹脂成形工程と、
    前記樹脂成形体において、前記ダイボンディング領域の周囲に粗面化された粗面化領域を形成する粗面形成工程と、
    前記ダイボンディング部材および前記ワイヤボンディング部材を前記フレームから切り離す切り離し工程と、を備える
    発光素子用配線基板の製造方法。
  8. 前記ダイボンディング領域および前記粗面化領域の双方の形状を有する金型を用いて、前記樹脂成形工程および前記粗面形成工程を同時に行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の発光素子用配線基板の製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載の発光素子用配線基板の製造方法により発光素子用配線基板を製造する配線基板製造工程と、
    製造された前記発光素子用配線基板の前記ダイボンディング領域に発光素子を接合する発光素子実装工程と、
    前記発光素子と前記ワイヤボンディング領域とを前記ワイヤにより電気的に接続するワイヤボンディング工程と、
    前記ダイボンディング領域の周囲にディスペンサを用いて樹脂を塗布することによりダム部材を形成するダム部材形成工程と、
    前記ダム部材と前記ダイボンディング領域に囲まれた領域内に封止樹脂を充填する封止工程と、を備える
    半導体発光装置の製造方法。
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