JP2015114579A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Tetsushi Uosaki
哲史 宇於崎
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Abstract

【課題】投射型表示装置を設置する際に、吸気口および排気口と周囲の障害物との距離が適切であるかどうか確実かつ簡単に確認可能な、投射型表示装置を提供する。
【解決手段】投射型画像表示装置の筐体は、光源8を含む発熱部分を冷却するために外気を取り込む吸気口6と、吸気口6から取り込まれた外気を排出する排気口7と、を備え、当該投射型画像表示装置は、吸気口6から筐体外の障害物40までの距離を測定する吸気口側測距部5と、排気口7から筐体外の障害物50までの距離を測定する排気口側測距部12と、を備え、吸気口側測距部5が測定する距離が第1の所定の距離を下回る状態で第1の所定の時間が経過した場合、もしくは、排気口側測距部12が測定する距離が第2の所定の距離を下回る状態で第2の所定の時間が経過した場合に、所定の動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は投射型画像表示装置に関し、特に筐体内部を空冷により冷却する投射型画像表示装置に関する。
投射型画像表示装置においては、市場の要望を受けて年々高輝度化および高解像度化が進んでいる。高輝度化が進む中、光源の消費電力および発熱量は増加傾向にある。また高、解像度化が進むことで、電源、信号処理を行う電子基板類などからの発熱量も増加傾向にある。このような発熱量の増大を受けて、故障・不具合の発生防止という製品信頼性の観点、および製品内部からの発煙・発火防止という製品安全性の観点から、冷却機能の重要性が高まっている。
投射型画像表示装置の光源として、例えば高圧水銀ランプを利用する場合、ランプの発光部温度は900〜1000℃の高温になる。この熱を筐体外へ排出できず、内部に滞留させると他の部品の破壊、あるいは樹脂成型品であれば溶融などの重大事象を引き起こしかねない。最悪の場合、発煙あるいは発火に至る可能性も否定できない。従って、筐体外への熱排出は極めて重要である。そのため、ほぼ全ての投射型画像表示装置において各種様々なファンを用いて強制空冷を行っている。吸排気が阻害された場合、結果として機器筐体内部での熱滞留を引き起こす。従って、特に吸気口および排気口と近傍の障害物との間に十分な距離を空けるように留意して、投射型画像表示装置の設置を行う必要がある。
しかし、前述した発熱量の増大が進んでいく一方で、機器の設置姿勢の多様化もまた市場の要望を受けて進んでいる。従来は、机上への設置もしくは天井から吊り下げる設置が主流であったが、特に高輝度・常設型の高級機を中心に、垂直上向き、垂直下向き投射なども含めた360度投射対応へと変化してきている。
この設置姿勢の多様化によって、従来では想定されなかった設置姿勢において吸排気を阻害される可能性が高まっている。例えば、従来であれば機器背面に排気口を設ければ机上設置、天井吊り下げ設置共に問題なかった。一方、360度投射対応の場合では、天井から垂直下向きに投射する際に背面の排気口に対して天井が障害物になる。このように天井、床、壁面など従来では問題となり難かったものが吸排気を妨げる障害物となる可能性が高まってきている。
特許文献1および特許文献2においては、投射型画像表示装置からスクリーンまでの距離を測定することにより、測定した距離情報をフォーカス調整や歪み補正などの調整に利用している。
特開2005−121941号公報 特開2007−324643号公報
設置作業の度に吸気口および排気口と付近の障害物との間隔を確認するというのは手間がかかる。また、高い天井に設置している場合などは高所作業ということもあり、確認作業自体が困難なケースも存在する。さらに、設置作業の際に確認作業を忘れる可能性もあり得る。そのため、吸気口および排気口と近傍の障害物との間隔が適切であるか、確実かつ容易に確認できる方法が望まれている。
特許文献1および特許文献2が開示する技術においては、測距手段を用いて距離を測定する手法が発明されている。しかし、これらは、投射映像のフォーカス調整や歪み補正などの調整を簡略化することを目的として、スクリーンと機器の間の距離を測定するものである。つまり、機器設置時に吸気口もしくは排気口が妨げられたまま設置される可能性については効果が無いままで、課題として残っていた。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、投射型表示装置を設置する際に、吸気口および排気口と周囲の障害物との距離が適切であるかどうか確実かつ簡単に確認可能な、投射型表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る投射型画像表示装置は、光源と、光源の光を変調して画像光を形成する光変調部と、画像光を投射する投射部と、を備える投射型画像表示装置であって、投射型画像表示装置の筐体は、光源を含む発熱部分を冷却するために外気を取り込む吸気口と、吸気口から取り込まれた外気を排出する排気口と、を備え、投射型画像表示装置は、吸気口から筐体外の障害物までの距離を測定する吸気口側測距部と、排気口から筐体外の障害物までの距離を測定する排気口側測距部と、を備え、吸気口側測距部が測定する距離が第1の所定の距離を下回る状態で第1の所定の時間が経過した場合、もしくは、排気口側測距部が測定する距離が第2の所定の距離を下回る状態で第2の所定の時間が経過した場合に、所定の動作を行うことを特徴とする。
本発明に係る投射型画像表示装置において、吸気口もしくは排気口が障害物に遮られた状態で動作を行うと、光源を含む発熱部分の冷却が適切に行われず、投射型画像表示装置の動作に支障をきたす恐れがある。そこで、本発明に係る投射型画像表示装置は、吸気口もしくは排気口が障害物に遮られた状態で所定の時間が経過した場合は、所定の動作として、使用者に対して警告を発する動作を行う。これにより、使用者に対して、障害物の撤去、投射型画像表示装置の設置環境の変更などの必要な措置を促すことができる。
さらに、本実施の形態における投射型画像表示装置において、警告通知の動作に関わる部分(吸気口側測距部、排気口側測距部、時間計測部、警告通知部)を機器と一体に設けることで、設置作業時に別途何らかの測定機器等を準備する手間が不要である。また、高所に投射型画像表示装置を設置する場合であっても、設置後に人が高所作業を行うこと無く吸気口および排気口と障害物との間隔確認ができるため、作業者の安全確保にも貢献できる。さらに、投射型画像表示装置の電源がオンされている状態において、警告を通知する機能が必ず稼動するようにすれば、吸気口および排気口が障害物に阻害された状態のままで、使用者が投射型画像表示装置を使い続ける可能性を排除することが可能である。
実施の形態1に係る投射型画像表示装置の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る投射型画像表示装置の吸気口側に関連する動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る投射型画像表示装置の排気口側に関連する動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る投射型画像表示装置の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る投射型画像表示装置の機能ブロック図である。 実施の形態4に係る投射型画像表示装置の機能ブロック図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施の形態における投射型画像表示装置の機能ブロック図である。まず、本実施の形態における投射型画像表示装置における本来の画像投射機能について説明する。投射型画像表示装置は、画像光の光源8と、光源から射出される光を変調して画像光を形成する光変調部9と、光変調部9で形成された画像光を外部のスクリーンに投射する投射部10を備える。また、投射型画像表示装置は、音声を出力する音声出力部11を備える。上述した光変調部9、投射部10および音声出力部11の動作は制御部1により制御される。なお、図1には図示されないが、光源8は光源ドライブ基板により駆動される。
ここで、光源8とは例えば水銀ランプ、レーザーなどである。光変調部9は、例えば液晶パネル、DMD(digital mirror device)などである。また、投射部10は、投射レンズ、画像光のフォーカスを調整するための機構、画像光の歪みを補正するための機構などを備える。
また、本実施の形態における投射型画像表示装置の筐体には、光源8を含む発熱部分を冷却するために外気を取り込む吸気口6と、吸気口6から取り込まれた外気を排出する排気口7とを備える。なお、本実施の形態において、吸気口6と排気口7のそれぞれは、筐体の異なる面に設けられている。また、吸気口6と排気口7の少なくとも一方には、空気を強制的に循環させるためのファン(図示せず)が取り付けられている。
本実施の形態における投射型画像表示装置は、さらに、吸気口側測距部5と、排気口側測距部12とを備える。吸気口側測距部5は、例えば赤外線センサである。この赤外線センサは吸気口6と同じ面に取り付けられている。同様に、排気口側測距部12は、例えば赤外線センサである。この赤外線センサは排気口7と同じ面に取り付けられている。吸気口側測距部5は、吸気口6から筐体外部の障害物40までの距離(この距離をD1と定義する)を測定して制御部1に伝達する。同様に、排気口側測距部12は、排気口7から筐体外部の障害物50までの距離(この距離をD2と定義する)を測定して、制御部1に伝達する。
本実施の形態における投射型画像表示装置はさらに、時間計測部4を備える。後述するように、時間計測部4は制御部1の制御に従って、後述する時間T1および時間T2の計測を行う。
本実施の形態における投射型画像表示装置はさらに、警告通知部3を備える。警告通知部3は警告画像通知部31を備える。警告画像通知部31には、後述する警告画像が記憶されている。なお、上述した各ブロックには電源部2から電源が供給されている。
<動作>
図2と図3は、本実施の形態における投射型画像表示装置の吸気口6側、排気口7側のそれぞれに関連する動作を示すフローチャートである。なお、以下で説明する動作は、スタンバイ状態、通常状態に関わらず行われる動作である。ここで、スタンバイ状態とは、画像光の投射が行われていない状態である。スタンバイ状態において、電源部2は一部のブロック(即ち、図1の制御部1、吸気口側測距部5、排気口側測距部12、時間計測部4)に電源を供給している状態である。また、通常状態とは、画像光の投射が行われている状態である。通常状態において、電源部2は図1の全てのブロックに電源を供給する。
<吸気口側の動作>
図2のフローチャートを用いて、吸気口6側に関連する動作について説明する。最初に、使用者により電源部2がオンされる(ステップS101)。すると、吸気口側測距部5は、吸気口6から障害物40までの距離D1を測定して、距離情報を制御部1に通知する(S102)。つまり、制御部1は距離情報を吸気口側測距部5から取得する。
次に、制御部1は、D1が第1の所定の距離Dthよりも小さいかどうかの判定を行う(S103)。ここで、第1の所定の距離Dthとは予め設定された距離の閾値である。吸気口6から障害物40までの距離D1がDth以上である場合、吸気口6付近には十分な空間が確保されていることを意味する。一方、D1がDthより小さい場合、吸気口6が障害物40により遮られていることを意味する。
ステップS103においてD1<Dthでない場合はステップS102に戻り、再び距離D1の測定を行う。一方、ステップS103においてD1<Dthである場合はステップS104に進む。
ステップS104において、制御部1は、時間計測部4に時間T1の計測開始を命令する制御信号を出力する。これを受けて、時間計測部4は時間T1の計測を開始する。
次に、吸気口側測距部5は、吸気口6から障害物40までの距離D1を測定する(ステップS105)。そして、制御部1は距離D1の情報を吸気口側測距部5から取得して、D1がDthよりも小さいかどうかの判定を行う(ステップS106)。
ステップS106において、D1<Dthでない場合は、吸気口6が障害物40によって遮られた状態を脱したことを意味する。この場合、制御部1は時間計測部4を制御して時間T1の計測を終了する(ステップS107)。そして、ステップS102に戻る。一方、ステップS106において、D1<Dthである場合は、依然として吸気口6が障害物40によって遮られていることを意味する。この場合、ステップS108に進む。
ステップS108において、制御部1は時間計測部4から時間T1を取得し、T1が第1の所定の時間Tthよりも大きいかどうかの判定を行う。ここで、第1の所定の時間Tthとは予め設定された時間の閾値である。吸気口6が障害物40により遮られた状態(即ちD1<Dthの状態)で時間Tthが経過すると、吸気が十分に行われないために、投射型画像表示装置の筐体内部の冷却が不十分となり、投射型画像表示装置の動作に支障をきたす可能性がある。
ステップS108においてT1>Tthである場合、ステップS109において、投射型画像表示装置は、所定の動作として警告画像の投射を行う。つまり、ステップS109において制御部1は警告通知部3に警告の要求を行う。すると、警告通知部3は警告画像通知部31に記憶されている警告画像を制御部1に送信する。そして、制御部1は光源8、光変調部9、投射部10などを制御して警告画像を画像光として投射する。一方、ステップS108においてT1>Tthでない場合はステップS105に戻る。なお、ステップS109において投射型画像表示装置がスタンバイ状態である場合は、制御部1は電源部2を制御して、投射型画像表示装置を通常状態に切り替えてから、警告画像の画像光の投射を行う。
ここで、警告画像とは、吸気口6と障害物40との距離が近すぎることを使用者に視覚的に認識させるための画像である。警告画像が投射されることにより、使用者は、警告画像を視認して、吸気口6と障害物40との距離をより大きくするように投射型画像表示装置の設置位置を調整したり、障害物40を撤去したりする。
なお、距離の閾値Dthおよび時間の閾値Tthは任意の値に設定、変更可能であり、これら閾値は、制御部1の内部に保有されている。また、これら閾値は制御部1の外部に設けられたメモリ等の記憶手段(図示せず)が保有してもよい。
<排気口側の動作>
次に、図3のフローチャートを用いて、排気口7側に関連する動作について説明する。最初に、使用者により電源部2がオンされる(ステップS201)。すると、排気口側測距部12は、排気口7から障害物50までの距離D2を測定して、距離情報を制御部1に通知する(S202)。つまり、制御部1は距離情報を排気口側測距部12から取得する。
次に、制御部1は、D2がDthよりも小さいかどうかの判定を行う(S203)。排気口7から障害物50までの距離D2がDth以上である場合、排気口7付近には十分な空間が確保されていることを意味する。一方、D2がDthより小さい場合、排気口7が障害物50により遮られていることを意味する。
ステップS203においてD2<Dthでない場合はステップS202に戻り、再び距離D2の測定を行う。一方、ステップS203においてD2<Dthである場合はステップS204に進む。
ステップS204において、制御部1は、時間計測部4に時間T2の計測開始を命令する制御信号を出力する。これを受けて、時間計測部4は時間T2の計測を開始する。
次に、排気口側測距部12は、排気口7から障害物50までの距離D2を測定する(ステップS205)。そして、制御部1は距離D2の情報を排気口側測距部12から取得して、D2が第2の所定の距離よりも小さいかどうかの判定を行う(ステップS206)。本実施の形態においては、第2の所定の距離は、第1の所定の距離と同じDthであるとする。
ステップS206において、D2<Dthでない場合は、排気口7が障害物50によって遮られた状態を脱したことを意味する。この場合、制御部1は時間計測部4を制御して時間T2の計測を終了する(ステップS207)。そして、ステップS202に戻る。一方、ステップS206において、D2<Dthである場合は、依然として排気口7が障害物50によって遮られていることを意味する。この場合、ステップS208に進む。
ステップS208において、制御部1は時間計測部4から時間T2を取得し、T2が第2の所定の時間よりも大きいかどうかの判定を行う。なお、本実施の形態では、第2の所定の時間は、第1の所定の時間と同じTthであるとする。排気口7が障害物50により遮られた状態(即ちD2<Dthの状態)で時間Tthが経過すると、排気が十分に行われないために、投射型画像表示装置の筐体内部の冷却が不十分となり、投射型画像表示装置の動作に支障をきたす可能性がある。
ステップS208においてT2>Tthである場合、ステップS209において、投射型画像表示装置は、所定の動作として警告画像の投射を行う。つまり、制御部1は警告通知部3に警告の要求を行う。すると、警告通知部3は警告画像通知部31が保有する警告画像の画像データを制御部1に送信する。そして、制御部1は警告画像の画像データを光変調部9に送り、投射部10から警告画像を画像光として出力する。一方、ステップS208においてT2>Tthでない場合はステップS205に戻る。なお、ステップS209において投射型画像表示装置がスタンバイ状態である場合は、制御部1は電源部2を制御して、投射型画像表示装置を通常状態に切り替えてから、警告画像の画像光の投射を行う。
ここで、警告画像とは、排気口7と障害物50との距離が近すぎることを使用者に視覚的に認識させるための画像である。警告画像が投射されることにより、使用者は、警告画像を視認して、排気口7と障害物50との距離をより大きくするように投射型画像表示装置の設置位置を調整したり、障害物50を撤去したりする。
なお、以上の説明において、吸気口6側の動作および排気口7側の動作において、第1の所定の距離と第2の所定の距離を共にDthとしたが、第1の所定の距離と第2の所定の距離は異なる値としてもよい。同様に、吸気口6側の動作および排気口7側の動作において、第1の所定の時間と第2の所定の時間を共にTthとしたが、第1の所定の時間と第2の所定の時間は異なる値としてもよい。
なお、本実施の形態において、吸気口6と排気口7は筐体の異なる面に設けられているとしたが、吸気口6と排気口7は筐体の同一面に設けられていてもよい。この場合、吸気口側測距部5と排気口側測距部12とは、共通の共通測距部として、筐体の吸気口6および排気口7が設けられる面に設けられる。共通測距部の動作は、吸気口側測距部5もしくは排気口側測距部12の動作と同じである。
<効果>
本実施の形態における投射型画像表示装置は、光源8と、光源8の光を変調して画像光を形成する光変調部9と、画像光を投射する投射部10と、を備える投射型画像表示装置であって、投射型画像表示装置の筐体は、光源8を含む発熱部分を冷却するために外気を取り込む吸気口6と、吸気口6から取り込まれた外気を排出する排気口7と、を備え、当該投射型画像表示装置は、吸気口6から筐体外の障害物40までの距離を測定する吸気口側測距部5と、排気口7から筐体外の障害物50までの距離を測定する排気口側測距部12と、を備え、吸気口側測距部5が測定する距離が第1の所定の距離を下回る状態で第1の所定の時間が経過した場合、もしくは、排気口側測距部12が測定する距離が第2の所定の距離を下回る状態で第2の所定の時間が経過した場合に、所定の動作を行うことを特徴とする。
従って、本実施の形態における投射型画像表示装置において、吸気口6もしくは排気口7が障害物40,50に遮られた状態で動作を行うと、光源8を含む発熱部分の冷却が適切に行われず、投射型画像表示装置の動作に支障をきたす恐れがある。そこで、吸気口6もしくは排気口7が障害物に遮られた状態で所定の時間が経過した場合は、所定の動作として、使用者に対して警告を発する動作を行う。これにより、使用者に対して、障害物40,50の撤去、投射型画像表示装置の設置環境の変更などの必要な措置を促すことができる。
さらに、本実施の形態における投射型画像表示装置において、警告通知の動作に関わる部分(吸気口側測距部5、排気口側測距部12、時間計測部4、警告通知部3)を機器と一体に設けることで、設置作業時に別途何らかの測定機器等を準備する手間が不要である。また、高所に投射型画像表示装置を設置する場合であっても、設置後に人が高所作業を行うこと無く吸気口6および排気口7と障害物との間隔確認ができるため、作業者の安全確保にも貢献できる。さらに、投射型画像表示装置の電源がオンされている状態において、警告を通知する機能が必ず稼動するようにすれば、吸気口6および排気口7が障害物に阻害された状態のままで、使用者が投射型画像表示装置を使い続ける可能性を排除することが可能である。
また、本実施の形態における投射型画像表示装置において、所定の動作とは、画像光として警告画像を出力する動作である。
従って、吸気口6または排気口7の少なくとも一方が障害物などで遮られて正常な冷却が行えない場合は、警告画像を投射して使用者に視覚的な警告を発する。これにより、使用者に吸気口6または排気口7を遮る障害物40,50の存在を知らせることができる。警告を受けた使用者は、障害物40,50の撤去、投射型画像表示装置の設置環境の変更などの必要な措置を取ることができる。
また、本実施の形態における投射型画像表示装置において、吸気口6と排気口7とが筐体の同一面に設けられる場合は、吸気口側測距部5と排気口側測距部12とは、共通の共通測距部として、筐体の吸気口6および排気口7が設けられる面に設けられることを特徴とする。
従って、吸気口6と排気口7とが筐体の同一面に設けられる場合は、1つの共通測距部を吸気口6および排気口7が設けられる面に設けることにより、吸気口側測距部5と排気口側測距部12とを兼ねることが可能である。
<実施の形態2>
<構成>
図4は、本実施の形態における投射型画像表示装置の機能ブロック図である。本実施の形態における投射型画像表示装置の警告通知部3は、実施の形態1(図1)の警告画像通知部31に替えて、警告音声通知部32を備える。警告音声通知部32には後述する警告音声の音声データが記憶されている。その他の構成は実施の形態1(図1)と同じため、説明を省略する。
<動作>
実施の形態1で用いたフローチャート(図2および図3)を用いて、本実施の形態における投射型画像表示装置の動作を説明する。実施の形態1では、図2のステップS109および図3のステップS209において警告画像を投射した。本実施の形態では、ステップS109およびS209において、警告画像を投射する替わりに、所定の動作として、警告音声を出力する。つまり、上記ステップS109,S209において、制御部1は警告通知部3に警告の要求を行う。すると、警告通知部3は、警告音声通知部32が保有している警告音声の音声データを制御部1に送信する。そして、制御部1は警告音声の音声データを音声出力部11に出力する。音声出力部11は例えばスピーカであり、スピーカから使用者に対して警告音声が出力される。
警告音声とは、例えば、図2のステップS109においては「吸気口が遮られています」という音声である。また、図3のステップS209においては「排気口が遮られています」という音声である。なお、警告音(例えばビープ音)を音声に組み合わせて使用者の注意を喚起してもよい。その他の動作は実施の形態1(図2および図3のフローチャート)と同じため、説明を省略する。
<効果>
本実施の形態における投射型画像表示装置において、所定の動作とは、警告音声を出力する動作である。
従って、吸気口6または排気口7の少なくとも一方が障害物などで遮られて正常な冷却が行えない場合は、警告音声を出力して使用者に対して音声で警告を発する。これにより、使用者が投射画像を見ていない場合であっても、使用者に、吸気口6または排気口7を遮る障害物40,50の存在を知らせることができる。警告を受けた使用者は、障害物40,50の撤去や設置環境の変更などの必要な措置を取ることができる。
<実施の形態3>
図5は、本実施の形態における投射型画像表示装置の機能ブロック図である。本実施の形態における投射型画像表示装置の警告通知部3は、実施の形態1(図1)の警告画像通知部31に替えて、電源遮断部33を備える。その他の構成は実施の形態1(図1)と同じため、説明を省略する。
<動作>
実施の形態1で用いたフローチャート(図2および図3)を用いて、本実施の形態における投射型画像表示装置の動作を説明する。実施の形態1では、図2のステップS109および図3のステップS209において警告画像を投射した。本実施の形態では、図2のステップS109および図2のステップS209において、警告画像を投射する替わりに、所定の動作として、電源を遮断する。つまり、上記ステップS109,S209において、制御部1は警告通知部3に警告の要求を行う。すると、警告通知部3に備わる電源遮断部33は、直接、またはスイッチなどを介して間接的に電源部2をオフする。即ち投射型画像表示装置の電源を遮断する。その他の動作は実施の形態1(図2および図3のフローチャート)と同じため、説明を省略する。
<効果>
本実施の形態における投射型画像表示装置において、所定の動作とは、当該投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である。
従って、吸気口6または排気口7の少なくとも一方が障害物などで遮られて正常な冷却が行えない場合は、電源遮断部33が電源の遮断を行う。これにより、吸排気が阻害されたまま投射型画像表示装置が動作し続けるという好ましくない状態を回避可能となり、投射型画像表示装置を内部の発熱から保護することが可能である。また、電源が自動的に遮断されることにより、使用者は、正常な冷却が行われていないことを認識して、吸排気を阻害する障害物40,50の撤去や設置環境の変更などの必要な措置を取ることができる。
<実施の形態4>
<構成>
図6は、本実施の形態における投射型画像表示装置の機能ブロック図である。本実施の形態における投射型画像表示装置の警告通知部3は、実施の形態1(図1)で説明した警告画像通知部31と、実施の形態3(図5)で説明した電源遮断部33とを備える。その他の構成は実施の形態1(図1)もしくは実施の形態3(図5)と同じため、説明を省略する。
<動作>
実施の形態1で用いたフローチャート(図2および図3)を用いて、本実施の形態における投射型画像表示装置の動作を説明する。実施の形態1では、図2のステップS109および図3のステップS209において警告画像を投射した。本実施の形態では、図2のステップS109および図2のステップS209において、所定の動作として、警告画像を投射した後に電源の遮断を行う。電源の遮断動作については、実施の形態3で述べた通りである。その他の動作は実施の形態1(図2および図3のフローチャート)と同じため、説明を省略する。
なお、本実施の形態において、警告画像を投射した後、第1の所定の時間(即ちTth)経過後、吸気口側測距部5が測定する距離が第1の所定の距離(即ちDth)を下回る状態で第3の所定の時間(例えば3分)が経過した場合、もしくは、第2の所定の時間(即ちTth)経過後、排気口側測距部12が測定する距離が第2の所定の距離(即ちDth)を下回る状態で第4の所定の時間(例えば3分)が経過した場合にのみ、投射型画像表示装置の電源を遮断してもよい。つまり、第3もしくは第4の所定の時間が経過しても吸気口6もしくは排気口7が遮られた状態が改善されない場合にのみ電源が遮断される。この場合、警告を受けた使用者が、第3もしくは第4の所定の時間内に、吸気口6もしくは排気口7が遮られた状態を改善すれば電源の遮断は行われないため、使用者にとって使い勝手が良い。
なお、本実施の形態における投射型画像表示装置において、警告通知部3は、警告音声通知部32をさらに備える構成としてもよい。この場合、上述した動作において、警告画像の投射とともに、警告音声の出力を行う。
また、本実施の形態における投射型画像表示装置において、警告通知部3は、警告画像通知部31の替わりに警告音声通知部32を備える構成としてもよい。この場合、上述した動作において、警告画像の投射に替えて警告音声の出力を行う。
<効果>
本実施の形態における投射型画像表示装置において、所定の動作とは、画像光として警告画像を出力する動作か、警告音声を出力する動作のうち、少なくとも一方の動作を行った後に、当該投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である。
従って、吸気口6または排気口7の少なくとも一方が障害物などで遮られて正常な冷却が行えない場合は、警告画像の投射か、警告音声の出力の少なくともどちらか一方を行うことにより、使用者に警告を発する。これにより、使用者に吸気口6または排気口7を遮る障害物40,50の存在を知らせることができる。警告を受けた使用者は、障害物40,50の撤去、投射型画像表示装置の設置環境の変更などの必要な措置を取ることができる。さらに、本実施の形態では、警告画像もしくは警告音声による警告に加えて電源の遮断を行うことにより、投射型画像表示装置を内部の発熱から保護することが可能である。
また、本実施の形態における投射型画像表示装置において、所定の動作とは、画像光として警告画像を出力する動作か、警告音声を出力する動作のうち、少なくとも一方の動作を行った後に、第1の所定の時間経過後、吸気口側測距部5が測定する距離が第1の所定の距離を下回る状態で第3の所定の時間が経過した場合、もしくは、第2の所定の時間経過後、排気口側測距部12が測定する距離が第2の所定の距離を下回る状態で第4の所定の時間が経過した場合にのみ、投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である。
従って、警告を受けた使用者が、第3もしくは第4の所定の時間内に、吸気口6もしくは排気口7が遮られた状態を改善すれば電源の遮断は行われないため、使用者が再び電源をオンする必要がなく、使用者にとって使い勝手が良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 制御部、2 電源部、3 警告通知部、4 時間計測部、5 吸気口側測距部、6 吸気口、7 排気口、8 光源、9 光変調部、10 投射部、11 音声出力部、12 排気口側測距部、31 警告画像通知部、32 警告音声通知部、33 電源遮断部、40,50 障害物。

Claims (7)

  1. 光源と、前記光源の光を変調して画像光を形成する光変調部と、前記画像光を投射する投射部と、を備える投射型画像表示装置であって、
    当該投射型画像表示装置の筐体は、
    前記光源を含む発熱部分を冷却するために外気を取り込む吸気口と、
    前記吸気口から取り込まれた外気を排出する排気口と、
    を備え、
    当該投射型画像表示装置は、
    前記吸気口から筐体外の障害物までの距離を測定する吸気口側測距部と、
    前記排気口から筐体外の障害物までの距離を測定する排気口側測距部と、
    を備え、
    前記吸気口側測距部が測定する距離が第1の所定の距離を下回る状態で第1の所定の時間が経過した場合、もしくは、前記排気口側測距部が測定する距離が第2の所定の距離を下回る状態で第2の所定の時間が経過した場合に、所定の動作を行うことを特徴とする、
    投射型画像表示装置。
  2. 前記所定の動作とは、前記画像光として警告画像を出力する動作である、
    請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  3. 前記所定の動作とは、警告音声を出力する動作である、
    請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  4. 前記所定の動作とは、当該投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である、
    請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  5. 前記所定の動作とは、前記画像光として警告画像を出力する動作か、警告音声を出力する動作のうち、少なくとも一方の動作を行った後に、当該投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である、
    請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  6. 前記所定の動作とは、前記画像光として警告画像を出力する動作か、警告音声を出力する動作のうち、少なくとも一方の動作を行った後に、前記第1の所定の時間経過後、前記吸気口側測距部が測定する距離が前記第1の所定の距離を下回る状態で第3の所定の時間が経過した場合、もしくは、前記第2の所定の時間経過後、前記排気口側測距部が測定する距離が前記第2の所定の距離を下回る状態で第4の所定の時間が経過した場合にのみ、当該投射型画像表示装置の電源を遮断する動作である、
    請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  7. 前記吸気口と前記排気口とが前記筐体の同一面に設けられる場合は、前記吸気口側測距部と前記排気口側測距部とは、共通の共通測距部として、前記筐体の前記吸気口および前記排気口が設けられる面に設けられることを特徴とする、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
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