JP2015113948A - 流路開閉弁 - Google Patents

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透信 坂田
Yukinobu Sakata
透信 坂田
広隆 小滝
Hirotaka Kotaki
広隆 小滝
拓也 若林
Takuya Wakabayashi
拓也 若林
今井 直樹
Naoki Imai
直樹 今井
金沢 卓磨
Takuma Kanazawa
卓磨 金沢
松本 広嗣
Hiroshi Matsumoto
広嗣 松本
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Abstract

【課題】流路開閉弁において、バルブの弁閉時におけるシール性のさらなる向上を図る。
【解決手段】流路開閉弁10を構成するボディ12には、バルブ14の着座面44に着座可能なバルブシート16が設けられ、前記バルブシート16の外周側には、円筒状のホルダ45が装着され、その一端部に形成された第1フランジ48が前記バルブシート16の一端部に係合され、他端部に形成された第2フランジ50とアタッチメント28との間にスプリング52が介装されている。そして、スプリング52の弾発力がホルダ45の第1フランジ48を介してバルブシート16へと付与され、該バルブシート16がバルブ14側に向かって押圧される。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動部の駆動作用下にバルブを開閉動作させることで、流体の流通状態を切り換える流路開閉弁に関する。
本出願人は、モータの駆動作用下にシャフトを介してバルブを開閉させることで、流体の流通状態を切換可能な流路開閉弁を提案している(特許文献1参照)。この流路開閉弁は、駆動部の駆動作用下にシャフトを介して回動するバルブと、該バルブが着座するバルブシートとを有し、前記バルブが回動して外周面が前記バルブシートに当接することで、該バルブの上流側と下流側との連通が遮断され、一方、前記バルブが回動して内部に形成された貫通孔と前記バルブシートとが同軸上となることで、上流側と下流側とが貫通孔を通じて連通する。このバルブシートは、その外周側に設けられたスプリングの弾発作用下にバルブ側へと押圧されることで、弁閉時において前記バルブに対して密着される。
特開2010−236682号公報
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、バルブの弁閉時におけるシール性のさらなる向上を図ることが可能な流路開閉弁を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、流体の流通する流路を有したボディと、外周面の少なくとも一部が球状であり、該外周面の曲率中心に対して偏心して回動するように前記流路に配置され前記流体の流通状態を切り換えるバルブと、前記バルブの着座するシート部と前記流体の流通する連通孔とを有し前記ボディ内に設けられるシート部材とを備える流路開閉弁において、
前記シート部材の外周側にはホルダが設けられ、
前記ホルダは、前記シート部材の内周側に突出し、前記シート部材において前記シート部とは反対側となる端部に係合される係合部と、
前記シート部材の外周側に突出し、前記ボディとの間に介装される弾性体を係止する弾性体係止部とを有し、
前記弾性体は、前記ホルダの外周側に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ボディの内部に設けられバルブが着座するシート部材には、その外周側にホルダが設けられ、ホルダは、シート部材においてシート部とは反対側となる端部に係合される係合部と、ボディとの間に介装される弾性体を係止する弾性体係止部とを有し、係合部がシート部材の内周側、弾性体係止部がシート部材の外周側へと突出するように形成されている。
そして、弾性体の弾発力が、ホルダの弾性体係止部に対して付与されることで、弾性体係止部より内周側に形成された係合部を介してシート部材がバルブ側へと押圧される。
その結果、バルブシートをバルブ側に向かって付勢する際、弾性体より内周側で押圧することでシート部材に生じるモーメント力が抑制され、シート部材の歪みが低減するため、シート部材のシート部をより確実且つ高精度にバルブに対して押圧して密着させることが可能となり、バルブがシート部材のシート部に着座した弁閉時におけるシール性をより一層向上させることができる。
また、弾性体がシート部材の外周側に配置されているため、例えば、シート部材の弾発力を増加させる目的で軸寸法の大きな別のスプリングを用いる場合、弾性体をシート部材の端部に直列に配置した場合と比較し、軸方向への大型化が防止されボディの大型化を回避することができる。
さらに、ボディには、シート部材が内部に収納される収納孔を有し、収納孔の内周径と弾性体係止部の外周径とを略同一となるように形成することにより、ボディの収納孔にホルダの装着されたシート部材を組み付ける際、弾性体係止部が収納孔に沿って軸方向に案内されることで、ホルダを介して収納孔に対するバルブシートの径方向の位置決めが好適になされるため、組付性の向上を図ることができる。
さらにまた、シート部材の内部に挿入されるガイド部材を備え、ガイド部材を、ボディに対して固定することにより、シート部材がボディの内部において軸方向に沿って案内され、径方向への移動が規制された状態となるため、シート部材の軸線に対する傾きが防止され、シート部材をバルブに対して高精度に密着させシール性を高めることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、流路開閉弁において、ボディの内部に設けられバルブに着座するシート部材の外周側にホルダが設けられ、ホルダはシート部材においてシート部とは反対側となる端部に係合され内周側へと突出した係合部と、シート部材の外周側に突出しボディとの間に介装される弾性体を係止する弾性体係止部とを有し、弾性体がホルダの外周側に設けられており、弾性体の弾発力が、ホルダの弾性体係止部に対して付与されることで、弾性体係止部より内周側に形成された係合部を介してシート部材がバルブ側へと押圧される。その結果、バルブシートをバルブ側に向かって付勢する際、弾性体より内周側で押圧することでシート部材に生じるモーメント力が抑制され、シート部材の歪みが低減するため、シート部材のシート部をより確実且つ高精度にバルブに対して押圧して密着させることが可能となり、バルブがシート部材のシート部に着座した弁閉時におけるシール性をより一層向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る流路開閉弁の全体断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図2のホルダ近傍を示す拡大断面図である。
本発明に係る流路開閉弁について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る流路開閉弁を示す。
この流路開閉弁10は、例えば、燃料電池システムに用いられ、反応ガスである水素又は酸素の流通する配管に接続されて使用される。この流路開閉弁10は、図1に示されるように、ボディ12と、該ボディ12の内部に回動自在に設けられるバルブ14と、前記バルブ14の外周面に当接するバルブシート(シート部材)16と、前記ボディ12の上部に設けられ、前記バルブ14に対して駆動部からの駆動力を伝達する駆動力伝達機構18とを含む。
なお、ここでは、図示しない駆動部の非通電時に弁体が全閉となり、該弁体を挟んだ流路の上流側と下流側とが連通状態となるノーマルクローズタイプの流路開閉弁10について説明する。
ボディ12は、例えば、図示しない配管を通じて反応ガスを供給するための流入ポート20と、その反対側に設けられ前記反応ガスを導出する流出ポート(流路)22と、前記流入ポート20と前記流出ポート22との間に設けられる連通室(流路)24とを有する。なお、流入ポート20、流出ポート22及び連通室24は、略水平方向(矢印A1、A2方向)に沿って一直線状に配置される。
また、連通室24と流入ポート20との間には、断面円形状の収納孔26が形成され、前記収納孔26にはバルブ14の外周面に摺接するバルブシート16が設けられると共に、前記流入ポート20の外側からアタッチメント(ガイド部材)28の一部が挿入される。
さらに、ボディ12には、連通室24に対して鉛直方向に向かって延在する軸孔29が形成され、前記軸孔29に挿通されたシャフト60にバルブ14が連結される。
アタッチメント28は、例えば、ボディ12の側面に固定される取付フランジ30と、該取付フランジ30に対して突出したガイド部32とを有し、前記ガイド部32及び前記取付フランジ30の中央部には軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って貫通孔(流路)34が貫通している。
ガイド部32は、取付フランジ30より小径な円筒状に形成され、収納孔26に挿入されると共に、その外周径が軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って略一定径で形成される。そして、アタッチメント28は、ガイド部32が流入ポート20及び収納孔26に挿入された状態で、取付フランジ30が複数の締結ボルト36によってボディ12に対して固定され、図示しない配管がアタッチメント28に対して接続されることで、反応ガスが貫通孔34を通じて流入ポート20へと供給される。
なお、ガイド部32は、流入ポート20及び収納孔26に対して同軸上に配置されているため、前記ガイド部32の外周面と前記流入ポート20及び収納孔26の内周面との間隔が径方向に沿って略一定となる。
バルブシート16は、図1〜図3に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、円筒状に形成される本体部38と、該本体部38の端部に形成されバルブ14に当接するシート部40と、前記本体部38及びシート部40の中央に軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って貫通した連通孔42とを含む。すなわち、本体部38及びシート部40は、連通孔42を中心として環状に形成され、前記シート部40は、前記本体部38に対して半径外方向に突出すると共に、バルブ14の着座する着座面44が略球面状若しくは平面状に形成される。
また、バルブシート16は、収納孔26の内部において軸方向(矢印A1、A2方向)及び径方向に移動可能に設けられ、その本体部38がアタッチメント28側(矢印A1方向)となり、シート部40が連通室24側(矢印A2方向)となるように配置される。
そして、本体部38の外周側にはホルダ45が設けられると共に、連通孔42の内部にはアタッチメント28のガイド部32が挿入され摺接している。このため、バルブシート16は、アタッチメント28のガイド部32に沿って軸方向(矢印A1、A2方向)に移動自在に案内されることとなる。
ホルダ45は、例えば、プレス成形によって円筒状に形成され、バルブシート16の外周側に設けられる。このホルダ45は、略一定径で円筒状に形成された筒部46と、該筒部46の一端部に形成され内周側(図3中、矢印B2方向)に向かって折曲された第1フランジ(係合部)48と、前記筒部46の他端部に形成され外周側(図3中、矢印B1方向)に向かって折曲された第2フランジ(弾性体係止部)50とを有する。
すなわち、第1及び第2フランジ48、50は、ホルダ45の軸方向(矢印A1、A2方向)に対して略直交して互いに略平行となり、前記第2フランジ50に対して前記第1フランジ48が内周側(矢印B2方向)に設けられる。
また、第2フランジ50の外周径は、収納孔26の内周径と略同等、若しくは、若干だけ小さくなるように設定されているため、ホルダ45を含むバルブシート16を収納孔26に組み付ける際、前記第2フランジ50が前記収納孔26に当接することで、前記収納孔26に対する前記バルブシート16の径方向への位置決めがなされる。すなわち、ホルダ45の第2フランジ50は、バルブシート16を収納孔26内において径方向に位置決め可能な位置決め手段としても機能する。
そして、ホルダ45は、バルブシート16における本体部38の一部を覆うように設けられ、第1フランジ48が本体部38の端部に当接し、他端部が収納孔26の内周面側(矢印B2方向)に向かって延在し、アタッチメント28の外壁面との間にスプリング(弾性体)52が介装される。なお、この第1フランジ48の係合されるバルブシート16の端部とは、シート部40の形成される端部とは反対側(矢印A1方向)となる端部である。
スプリング52は、例えば、螺旋状に形成されたコイルスプリングからなり、その一端部がアタッチメント28の取付フランジ30とガイド部32との間に形成された段付部54に係合され、他端部がホルダ45の第2フランジ50に係合される。そして、スプリング52の弾発力は、ホルダ45をアタッチメント28から離間させる方向、すなわち、バルブ14側(矢印A2方向)に向かって付勢している。
このスプリング52の弾発力によってホルダ45がバルブ14側(矢印A2方向)に向かって押圧され、該ホルダ45の第1フランジ48の係合されたバルブシート16が一体的に前記バルブ14側(矢印A2方向)へと押圧される。この際、バルブシート16は、アタッチメント28のガイド部32に沿って軸方向(矢印A1、A2方向)へガイドされているため、前記軸方向に沿ってのみ移動する。
換言すれば、バルブシート16は、ガイド部32の案内作用下に軸方向と直交する径方向に移動してしまうことが防止される。
バルブ14は、例えば、金属製材料から形成され、略半球面状の着座面44を有し略円盤状に形成されたベース部56と、該ベース部56の端部から軸方向に突出し、シャフト60に連結される軸部58とを備える。この軸部58は、図2に示されるように、着座面44の曲率半径に対してオフセットした位置に形成され、その端部がナットによってシャフト60へと連結され、前記シャフト60が回転することによってバルブ14が一体的に回転する。
駆動力伝達機構18は、図1に示されるように、バルブ14の連結されるシャフト60と、前記シャフト60の上端部に連結されるバルブギア62と、ボディ12の上部に連結され前記バルブギア62を介して前記シャフト60を回転駆動させる駆動部(図示せず)とを含む。なお、駆動部は、例えば、通電作用下に回転駆動するステッピングモータ、ロータリーアクチュエータ、若しくは、DCモータからなる。
シャフト60は、その上端部がバルブギア62の略中央部に挿通されてナットを締め付けることによって固定されると共に、ボディ12においてバルブ14の上方及び下方にそれぞれ装着された軸受64a、64bによって回転自在に支持されている。
また、シャフト60は、図2に示されるように、その軸線C1がバルブ14における着座面44の曲率中心を通る軸線C2に対して偏心した位置となるように連結されている。すなわち、軸線C1は、バルブ14の軸線C2に対して所定距離だけ離間して平行となるように設定されている。このため、バルブ14は、軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として回動(揺動)するように連通室24内に設置されている。
そして、図示しない駆動部の駆動力がバルブギア62へと伝達され、該バルブギア62の回転によってシャフト60が回転することでバルブ14が所定角度だけ回転する。また、バルブギア62とボディ12との間には、該バルブギア62を介してシャフト60を所定の回転方向に付勢する弾発力(付勢力)を有したリターンスプリング66(図1参照)が介装される。このリターンスプリング66は、例えば、螺旋状に形成されたコイルスプリングからなり、その弾発作用下にバルブ14が弁開する方向に付勢される。
本発明の実施の形態に係る流路開閉弁10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、図1及び図2に示されるように、バルブ14がバルブシート16のシート部40に着座し、流入ポート20と流出ポート22との間の流路が前記バルブ14によって遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
図2に示すように、初期位置では、バルブ14の着座面44がバルブシート16のシート部40に当接している。従って、流入ポート20に反応ガスが供給されているが、反応ガスはバルブシート16より下流側(矢印A2方向)へ流通しない。
また、この弁閉状態において、バルブシート16は、ホルダ45を介して付与されるスプリング52の弾発力によってバルブ14側(矢印A2方向)に向かって軸方向に押圧され、そのシート部40が前記バルブ14の着座面44に対して確実且つ所定圧力で密着した状態となる。その結果、バルブ14とバルブシート16との間のシール性をより一層高めることが可能となり、前記バルブ14と前記バルブシート16との間を通じた反応ガスの漏出が確実に防止される。
次に、このような弁閉状態から、図示しない駆動部が駆動すると、その回転駆動力がバルブギア62を介してシャフト60へと伝達され、前記シャフト60に連結されたバルブ14が軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として所定角度だけ回転する。このように、偏心した軸線C1を中心にバルブ14が回転することにより、前記バルブ14はバルブシート16から離間する方向に変位する。
これにより、バルブ14の着座面44が、シート部40から離間することによって、弁開状態となり着座面44と前記シート部40との間の間隙を通じて流入ポート20に供給された反応ガスが連通室24内へと導入される。
そして、図示しない駆動部の駆動作用下にさらにバルブ14を回転させることにより、該バルブ14がバルブシート16から徐々に離間し、前記バルブ14が初期位置から、例えば、約90°回転した状態で完全な弁開状態(全開状態)となる。このような弁開状態において、流入ポート20に供給された反応ガスが、バルブシート16の連通孔42、連通室24を通じて流出ポート22へと流通し、図示しない燃料電池システムへと供給される。
以上のように、本実施の形態では、流路開閉弁10を構成するバルブシート16の外周側に筒状のホルダ45を設け、その一端部の第1フランジ48を前記バルブシート16の端部に係合させ、他端部の第2フランジ50とアタッチメント28との間にスプリング52を介装させることにより、前記第2フランジ50で受けた前記スプリング52の弾発力を、前記第2フランジ50に対して内周側に設けられた第1フランジ48を介してバルブシート16へと付与してバルブ14側(矢印A2方向)へと押圧することができる。
すなわち、バルブシート16を、ホルダ45によってスプリング52より内周側でバルブ14側に向かって軸方向に押圧することができる。
そのため、バルブシート16をバルブ14側に向かって付勢する際、スプリング52より内周側で押圧することで前記バルブシート16に生じるモーメント力が抑制され、前記バルブシート16の歪みが低減するため、前記バルブシート16をより確実且つ高精度にバルブ14に対して押圧して密着させることが可能となる。その結果、バルブ14がバルブシート16のシート部40に着座した弁閉時におけるシール性をより一層向上させることが可能となる。
また、スプリング52がバルブシート16における本体部38の外周側に配置されているため、例えば、前記バルブシート16に付勢される弾発力を増加させる目的で、軸寸法の大きな別のスプリングを採用する場合でも、軸方向への大型化が防止され、ボディ12の大型化を回避することができる。
さらに、ホルダ45の軸方向に沿った長さを変更するだけで、バルブシート16に付勢されるスプリング52の弾発力を自在に調整することができる。具体的には、軸寸法の短いホルダ、すなわち、第1フランジ48と第2フランジ50の離間距離が近いホルダを用いることで、スプリング52の圧縮量が多くなるため、弾発力を強めることが可能となり、反対に、軸寸法の長いホルダ、すなわち、第1フランジ48と第2フランジ50の離間距離が離れたホルダを用いることで、スプリング52の圧縮量が少なくなるため、弾発力を弱めることが可能となる。そのため、スプリング52を交換することなくホルダ45を交換するだけで容易に弾発力の調整を行い、バルブ14に対するバルブシート16のシート圧を調整することが可能となる。
さらにまた、ホルダ45における第2フランジ50の外周径を、ボディ12における収納孔26の内周径と略同一径とすることで、前記ホルダ45と共にバルブシート16を前記収納孔26の内部に挿入する際、該収納孔26の内周面がガイドとなり径方向に位置決めされた状態でバルブシート16を挿入することが可能となる。その結果、ボディ12に対するバルブシート16の組付性を向上できると共に、該バルブシート16がボディ12に対して高精度に位置決めされることで、その内部に挿入されるアタッチメント28を容易に組み付けることができる。すなわち、ボディ12に対するバルブシート16及びアタッチメント28の組付性を向上させることができる。
さらにまた、アタッチメント28のガイド部32が、バルブシート16の連通孔42へと挿入されることで、前記バルブシート16が軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って移動可能で、且つ、径方向及び傾動方向への移動が規制された状態となるため、前記バルブシート16の軸線に対する傾きが防止され、該バルブシート16をバルブ14に対して直交する方向のみで移動させることで、高精度に密着させシール性を高めることが可能となる。
また、上述した実施の形態では、反応ガスが流入ポート20側から流出ポート22側へと流通する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、上記とは反対に、前記流出ポート22側から流入ポート20側へと反応ガスが流れる流路開閉弁にも適用可能である。
なお、本発明に係る流路開閉弁は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…流路開閉弁 12…ボディ
14…バルブ 16…バルブシート
20…流入ポート 22…流出ポート
26…収納孔 28…アタッチメント
30…取付フランジ 32…ガイド部
38…本体部 40…シート部
42…連通孔 45…ホルダ
46…筒部 48…第1フランジ
50…第2フランジ 52…スプリング
60…シャフト

Claims (3)

  1. 流体の流通する流路を有したボディと、外周面の少なくとも一部が球状であり、該外周面の曲率中心に対して偏心して回動するように前記流路に配置され前記流体の流通状態を切り換えるバルブと、前記バルブの着座するシート部と前記流体の流通する連通孔とを有し前記ボディ内に設けられるシート部材とを備える流路開閉弁において、
    前記シート部材の外周側にはホルダが設けられ、
    前記ホルダは、前記シート部材の内周側に突出し、前記シート部材において前記シート部とは反対側となる端部に係合される係合部と、
    前記シート部材の外周側に突出し、前記ボディとの間に介装される弾性体を係止する弾性体係止部とを有し、
    前記弾性体は、前記ホルダの外周側に設けられることを特徴とする流路開閉弁。
  2. 請求項1記載の流路開閉弁において、
    前記ボディには、前記シート部材が内部に収納される収納孔を有し、前記収納孔の内周径と前記弾性体係止部の外周径とが略同一となるように形成されることを特徴とする流路開閉弁。
  3. 請求項1又は2記載の流路開閉弁において、
    前記シート部材の内部に挿入されるガイド部材を備え、前記ガイド部材は、前記ボディに対して固定されることを特徴とする流路開閉弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018123724A1 (de) * 2018-09-26 2020-03-26 Johnson Electric Germany GmbH & Co. KG Dichtungssystem für ein Ventil

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