JP2016031140A - 流体制御弁 - Google Patents
流体制御弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016031140A JP2016031140A JP2014155194A JP2014155194A JP2016031140A JP 2016031140 A JP2016031140 A JP 2016031140A JP 2014155194 A JP2014155194 A JP 2014155194A JP 2014155194 A JP2014155194 A JP 2014155194A JP 2016031140 A JP2016031140 A JP 2016031140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- control valve
- cylindrical
- wall body
- fluid control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
【課題】構造の簡略化を図りながら開弁状態と閉弁状態とに確実に切り替えることができる流体制御弁を提供する。
【解決手段】筒状壁体1aの両端部に端部壁体1b,1cを有するハウジング1と、端部壁体1b,1cの一方に設けられ、ハウジング1に流体が流入する流入孔4と、筒状壁体1aに設けられ、ハウジング1の流体が流出する流出孔5a,5bと、筒軸芯Xの周りで回転自在に筒状壁体1aの内部に設けられ、流出孔5a,5bに連通する開口部を備えつつ拡径方向に弾性変形する特性を有する筒状のロータ2と、ロータ2を筒軸芯Xの周りで回転させるロータ回転機構3とを備え、流入孔4がロータ2の内径よりも小さい径で当該ロータ2の内側に臨んでいる。
【選択図】図3
【解決手段】筒状壁体1aの両端部に端部壁体1b,1cを有するハウジング1と、端部壁体1b,1cの一方に設けられ、ハウジング1に流体が流入する流入孔4と、筒状壁体1aに設けられ、ハウジング1の流体が流出する流出孔5a,5bと、筒軸芯Xの周りで回転自在に筒状壁体1aの内部に設けられ、流出孔5a,5bに連通する開口部を備えつつ拡径方向に弾性変形する特性を有する筒状のロータ2と、ロータ2を筒軸芯Xの周りで回転させるロータ回転機構3とを備え、流入孔4がロータ2の内径よりも小さい径で当該ロータ2の内側に臨んでいる。
【選択図】図3
Description
本発明は、流体の流通を制御する流体制御弁に関する。
特許文献1には、従来の流体制御弁が記載されている。
この流体制御弁は、筒状壁体の両端部に端部壁体を有するハウジングと、前記端部壁体の一方に設けられ、前記ハウジングに流体が流入する流入孔と、前記筒状壁体に設けられ、前記ハウジングの流体が流出する流出孔と、前記筒状壁体の筒軸芯の周りで回転自在に前記筒状壁体の内部に設けられ、拡径方向に弾性変形する特性を有する断面形状がC字状のロータと、前記ロータを前記筒軸芯の周りで回転させるロータ回転機構とを備えている。
この流体制御弁は、筒状壁体の両端部に端部壁体を有するハウジングと、前記端部壁体の一方に設けられ、前記ハウジングに流体が流入する流入孔と、前記筒状壁体に設けられ、前記ハウジングの流体が流出する流出孔と、前記筒状壁体の筒軸芯の周りで回転自在に前記筒状壁体の内部に設けられ、拡径方向に弾性変形する特性を有する断面形状がC字状のロータと、前記ロータを前記筒軸芯の周りで回転させるロータ回転機構とを備えている。
ロータの内周側には、当該ロータと一体回転する中実の調節部材を隙間を隔てて装着してある。ロータと筒状壁体との界面のシール性は、ロータと調節部材との隙間に入り込んだ流体の圧力でロータを拡径方向に弾性変形させて、ロータの外遊面を筒状壁体の内周面に押し付けることにより確保する。
ロータ回転機構は、調節部材をロータと一体回転させることにより、筒状壁体に設けた流出孔をロータで塞がない開弁状態とロータで塞ぐ閉弁状態とに切り替える。
ロータ回転機構は、調節部材をロータと一体回転させることにより、筒状壁体に設けた流出孔をロータで塞がない開弁状態とロータで塞ぐ閉弁状態とに切り替える。
従来の流体制御弁は、調節部材をロータの内周側に隙間を隔てて装着し、ロータ回転機構により調節部材をロータと一体回転させて、開弁状態と閉弁状態とに切り替える。
このため、ロータを操作するための部材点数が多くなり、構造が複雑化する。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、構造の簡略化を図りながら開弁状態と閉弁状態とに確実に切り替えることができる流体制御弁を提供することを目的とする。
このため、ロータを操作するための部材点数が多くなり、構造が複雑化する。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、構造の簡略化を図りながら開弁状態と閉弁状態とに確実に切り替えることができる流体制御弁を提供することを目的とする。
本発明による流体制御弁の特徴構成は、筒状壁体の両端部に端部壁体を有するハウジングと、前記端部壁体の一方に設けられ、前記ハウジングに流体が流入する流入孔と、前記筒状壁体に設けられ、前記ハウジングの流体が流出する流出孔と、前記筒状壁体の筒軸芯の周りで回転自在に前記筒状壁体の内部に設けられ、前記流出孔に連通する開口部を備えつつ拡径方向に弾性変形する特性を有する筒状のロータと、前記ロータを前記筒軸芯の周りで回転させるロータ回転機構と、を備え、前記流入孔が、前記ロータの内径よりも小さい径で当該ロータの内側に臨んでいる点にある。
本構成の流体制御弁は、流出孔に連通する開口部を備えた筒状のロータを筒軸芯の周りで回転させて、開口部が流出孔に連通する開弁状態と流出孔に連通しない閉弁状態とに切り替えることができる。
また、流入孔が筒状のロータの内径よりも小さい径で当該ロータの内側に臨んでいるので、流入孔から流入する流体をロータと筒状壁体との間に入り込まないようにロータの内側に向けて流入し易く、ロータと筒状壁体との間に流体圧が作用し難い。
このため、閉弁状態においてロータが流体圧力により拡径方向に弾性変形して筒状壁体の内周面に押し付けられるセルフシール機能を確実に発揮させることができる。
したがって、本構成の流体制御弁であれば、従来のような調節部材を設けることなく構造の簡略化を図りながら、開弁状態と閉弁状態とに確実に切り替えることができる。
また、流入孔が筒状のロータの内径よりも小さい径で当該ロータの内側に臨んでいるので、流入孔から流入する流体をロータと筒状壁体との間に入り込まないようにロータの内側に向けて流入し易く、ロータと筒状壁体との間に流体圧が作用し難い。
このため、閉弁状態においてロータが流体圧力により拡径方向に弾性変形して筒状壁体の内周面に押し付けられるセルフシール機能を確実に発揮させることができる。
したがって、本構成の流体制御弁であれば、従来のような調節部材を設けることなく構造の簡略化を図りながら、開弁状態と閉弁状態とに確実に切り替えることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記流入孔から流入する流体を前記一方の端部壁体の位置よりも前記ロータの内側に誘導する誘導部を設けてある点にある。
本構成であれば、流入孔から流入する流体をロータと筒状壁体との間に入り込まないようにロータの内側に積極的に誘導できるので、閉弁状態においてロータと筒状壁体との間に流体圧が一層作用し難い。
本発明の他の特徴構成は、前記流入孔から流入する流体を前記ロータの内面に向けて噴出させる噴出部を設けてある点にある。
本構成であれば、流入孔から流入する流体の噴出圧力をロータの内面に作用させて、ロータを筒状壁体に強く押し付けることができるので、閉弁状態においてロータと筒状壁体との間に流体圧が一層作用し難い。
本発明の他の特徴構成は、前記流入孔を前記筒軸芯よりも前記流出孔から離れる側に設けてある点にある。
本構成であれば、流入孔から流入した流体が筒軸芯よりも位置から流出孔に向けて筒径方向に流動する流れを形成できる。
このため、流入孔から流入した流体の動圧を流出孔を塞いでいるロータ部分に作用させて、閉弁状態に確実に維持できる。
このため、流入孔から流入した流体の動圧を流出孔を塞いでいるロータ部分に作用させて、閉弁状態に確実に維持できる。
本発明の他の特徴構成は、前記端部壁体と当該端部壁体に対向する前記ロータの端部との間にラビリンス構造部を設けてある点にある。
本構成であれば、流入孔からロータの内側に流入した流体が端部壁体とロータとの間からロータと筒状壁体との間に流入し難い。
このため、閉弁状態においてロータと筒状壁体との間に流体圧が一層作用し難く、閉弁状態に確実に切り替えることができる。
このため、閉弁状態においてロータと筒状壁体との間に流体圧が一層作用し難く、閉弁状態に確実に切り替えることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、車両用エンジンを冷却する冷却水(流体の一例)がポンプ(ウォータポンプ)Pで循環する冷却回路100に設けてある本実施形態の流体制御弁Vを示す。
冷却回路100は、図1に示すように、エンジンEを通過した冷却水がラジエータRを介して循環する第1経路W1と、エンジンEを通過した冷却水がヒータコアHを介して循環する第2経路W2とを有する。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、車両用エンジンを冷却する冷却水(流体の一例)がポンプ(ウォータポンプ)Pで循環する冷却回路100に設けてある本実施形態の流体制御弁Vを示す。
冷却回路100は、図1に示すように、エンジンEを通過した冷却水がラジエータRを介して循環する第1経路W1と、エンジンEを通過した冷却水がヒータコアHを介して循環する第2経路W2とを有する。
流体制御弁Vは、エンジンEのウォータジャケットを通過した冷却水をラジエータR及びヒータコアHに向けて流通させる。ポンプPは、ラジエータR及びヒータコアHを通過した冷却水をエンジンEのウォータジャケットに流入させる。
図2,図3に示すように、流体制御弁Vは、金属製又は樹脂性のハウジング1と、ハウジング1に収容された円筒状のロータ2と、ロータ2を駆動回転させるロータ回転機構3とを有する。
ハウジング1は、内径が一定の円筒状壁体1aと、円筒状壁体1aの両端部を塞ぐ円形の端部壁体1b,1cと備え、円筒状壁体1aの筒軸芯Xが上下方向に沿う姿勢で固定される。
ロータ2は、筒軸芯Xの周りで回転自在に円筒状壁体1aの内部に支持されている。
ロータ2は、筒軸芯Xの周りで回転自在に円筒状壁体1aの内部に支持されている。
一方の端部壁体である上方に配置される天板1bには、エンジンEを通過した冷却水が流入管4aを通してハウジング1に流入する流入孔4を設けてある。流入孔4は筒軸芯Xと同芯の円形に形成してある。
他方の端部壁体である下方に配置される底板1cには、ロータ2を筒軸芯Xと同芯で回転させるロータ回転機構3を設けてある。
円筒状壁体1aには、ハウジング1に流入した冷却水が流出する二つの円形の流出孔5a,5bを設けてある。
他方の端部壁体である下方に配置される底板1cには、ロータ2を筒軸芯Xと同芯で回転させるロータ回転機構3を設けてある。
円筒状壁体1aには、ハウジング1に流入した冷却水が流出する二つの円形の流出孔5a,5bを設けてある。
第1流出孔5aは、第1経路W1を形成する第1流出管6aを通して冷却水をラジエータRに流入させる。第2流出孔5bは、第2経路W2を形成する第2流出管6bを通して冷却水をヒータコアHに流入させる。
第1流出孔5aと第2流出孔5bは、筒軸芯Xの周りで位相が互いに180度ずれた位置に形成してあり、第2流出孔5bは、第1流出孔5aよりも底板1cに近い低い位置に形成してある。
第1流出孔5aと第2流出孔5bは、筒軸芯Xの周りで位相が互いに180度ずれた位置に形成してあり、第2流出孔5bは、第1流出孔5aよりも底板1cに近い低い位置に形成してある。
ロータ2は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の摺動性に優れた樹脂で、周方向の一部に筒軸芯Xの方向に沿うスリット2aを全幅に亘って備えた断面C形の円筒状に形成され、ハウジング1に流入した冷却水の圧力で拡径方向に弾性変形して円筒状壁体1aの内周面に密着する特性を有する。
ロータ2は、第1流出孔5aに連通する第1開口部7aと、第2流出孔5bに連通する第2開口部7bとを備えている。
ロータ2は、第1流出孔5aに連通する第1開口部7aと、第2流出孔5bに連通する第2開口部7bとを備えている。
ロータ回転機構3は、筒軸芯Xと同芯で回転自在に支持された支軸3aと、支軸3aを駆動回転させる電動モータMと、支軸3aのハウジング内部への突出端部に固定された回転板3bと、回転板3bに外周部から筒軸芯Xと平行に延設されたアーム3cとを備えている。
ロータ回転機構3は、ロータ2に設けたスリット2aにアーム3cを嵌入して、電動モータMの駆動による回転板3bの回転でロータ2を一体に回転させる。
ロータ回転機構3は、ロータ2に設けたスリット2aにアーム3cを嵌入して、電動モータMの駆動による回転板3bの回転でロータ2を一体に回転させる。
流体制御弁Vは、ロータ回転機構3によるロータ2の回転で、図4〜図6に示すように、第1開弁状態と第2開弁状態と閉弁状態とに切り替える。
第1開弁状態では、図4に示すように、第1開口部7aが第1流出孔5aに連通し、同時に、第2開口部7bが第2流出孔5bに連通する。
第2開弁状態では、図5に示すように、第1開口部7aが第1流出孔5aに連通せず、第2開口部7bが第2流出孔5aに連通する。
閉弁状態では、図6に示すように、第1開口部7aおよび第2開口部7bが円筒状壁体1aで同時に塞がれる。
第1開弁状態では、図4に示すように、第1開口部7aが第1流出孔5aに連通し、同時に、第2開口部7bが第2流出孔5bに連通する。
第2開弁状態では、図5に示すように、第1開口部7aが第1流出孔5aに連通せず、第2開口部7bが第2流出孔5aに連通する。
閉弁状態では、図6に示すように、第1開口部7aおよび第2開口部7bが円筒状壁体1aで同時に塞がれる。
図3に示すように、流入孔4は、ロータ2の内径よりも小さい径で当該ロータ2の内側に同芯状に臨んでおり、流入孔4からハウジング1に流入する冷却水を天板1bの位置よりもロータ2の内側に誘導する円筒状の誘導部8を天板1bの内側に一体に設けてある。
誘導部8は、流入孔4の周縁に沿って円形の誘導筒を天板1bに一体に設けて構成してある。
誘導部8は、流入孔4の周縁に沿って円形の誘導筒を天板1bに一体に設けて構成してある。
また、天板1bと天板1bに対向するロータ2の上端部との間にラビリンス構造部9を設けてある。
ラビリンス構造部9は、ロータ2の上端部における内外周面および端面を摺動自在に嵌入する下向きの環状溝9aを、円筒状壁体1aと誘導筒8の外周面との間に形成して設けてある。
ラビリンス構造部9は、ロータ2の上端部における内外周面および端面を摺動自在に嵌入する下向きの環状溝9aを、円筒状壁体1aと誘導筒8の外周面との間に形成して設けてある。
これにより、ロータ2を外周面が円筒状壁体1aの内周面に密着するように組み付け、さらに、誘導筒8の外周面がロータ2の内周面に密着するように天板1bを組み付けるという簡易な作業で、ロータ2と円筒状壁体1aとの間に冷却水が流入し難い構造を設けることができる。
〔第2実施形態〕
図7は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、ラビリンス構造部9を備えず、流入孔4から流入する冷却水をロータ2の内面に向けて噴出させる噴出部10を設けてある点で第1実施形態と異なる。
図7は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、ラビリンス構造部9を備えず、流入孔4から流入する冷却水をロータ2の内面に向けて噴出させる噴出部10を設けてある点で第1実施形態と異なる。
噴出部10は、流入管4aを筒軸芯Xに対して傾斜する姿勢でロータ2の内側に入り込ませて、流入管4aの先端からロータ2の内面に向けて冷却水を噴出させるように構成してある。
これにより、冷却水の噴出圧力をロータ2の内面に効率良く作用させて、ロータ2を円筒状壁体1aに対して強く押し付けることができる。
これにより、冷却水の噴出圧力をロータ2の内面に効率良く作用させて、ロータ2を円筒状壁体1aに対して強く押し付けることができる。
なお、ロータ2の内面に冷却水を噴出させる流入管4aであれば、流入管4aを筒軸芯Xと同軸芯でロータ2の内側に入り込ませ、その先端をロータ2の内面に向けて屈曲させてあってもよい。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図8は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、ラビリンス構造部9を備えず、ロータ2の内径よりも小さい径で当該ロータ2の内側に臨んでいる流入孔4を、筒軸芯Xよりも第1流出孔5aから離れる側に変位した位置に設けてある点で第1実施形態と異なる。
図8は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、ラビリンス構造部9を備えず、ロータ2の内径よりも小さい径で当該ロータ2の内側に臨んでいる流入孔4を、筒軸芯Xよりも第1流出孔5aから離れる側に変位した位置に設けてある点で第1実施形態と異なる。
本実施形態であれば、第1流出孔5aから離れた位置において冷却水を供給するので、ロータ2の第1流出孔5aを塞いでいる部分に対する押し付け力を発揮させ易い。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
図9は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、第1実施形態で示したラビリンス構造部9に加えて、底板1cと底板1cに対向するロータ2の下端部との間にラビリンス構造部11を設けてある点で第1実施形態と異なる。
ラビリンス構造部11は、ロータ2の下端部における内外周面および端面を摺動自在に嵌入する上向きの環状溝11aを形成して設けてある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図9は、本実施形態の流体制御弁Vを示す。
本実施形態の流体制御弁Vは、第1実施形態で示したラビリンス構造部9に加えて、底板1cと底板1cに対向するロータ2の下端部との間にラビリンス構造部11を設けてある点で第1実施形態と異なる。
ラビリンス構造部11は、ロータ2の下端部における内外周面および端面を摺動自在に嵌入する上向きの環状溝11aを形成して設けてある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態であれば、流入孔4からロータ2の内側に流入した冷却水が、天板1bとロータ2との間に加えて、底板1cとロータ2との間からも、円筒状壁体1aとロータ2との間に流入し難い。
このため、閉弁状態においてロータ2と円筒状壁体1aとの間に流体圧が一層作用し難く、閉弁状態に一層確実に切り替えることができる。
このため、閉弁状態においてロータ2と円筒状壁体1aとの間に流体圧が一層作用し難く、閉弁状態に一層確実に切り替えることができる。
本発明は、冷却水以外の各種流体の流通を制御する流体制御弁に利用できる。
1 ハウジング
1a 筒状壁体
1b,1c 端部壁体
2 ロータ
3 ロータ回転機構
4 流入孔
5a,5b 流出孔
7a,7b 開口部
8 誘導部(誘導筒)
9,11 ラビリンス構造部
10 噴出部
X 筒軸芯
1a 筒状壁体
1b,1c 端部壁体
2 ロータ
3 ロータ回転機構
4 流入孔
5a,5b 流出孔
7a,7b 開口部
8 誘導部(誘導筒)
9,11 ラビリンス構造部
10 噴出部
X 筒軸芯
Claims (5)
- 筒状壁体の両端部に端部壁体を有するハウジングと、
前記端部壁体の一方に設けられ、前記ハウジングに流体が流入する流入孔と、
前記筒状壁体に設けられ、前記ハウジングの流体が流出する流出孔と、
前記筒状壁体の筒軸芯の周りで回転自在に前記筒状壁体の内部に設けられ、前記流出孔に連通する開口部を備えつつ拡径方向に弾性変形する特性を有する筒状のロータと、
前記ロータを前記筒軸芯の周りで回転させるロータ回転機構と、を備え、
前記流入孔が、前記ロータの内径よりも小さい径で当該ロータの内側に臨んでいる流体制御弁。 - 前記流入孔から流入する流体を前記一方の端部壁体の位置よりも前記ロータの内側に誘導する誘導部を設けてある請求項1記載の流体制御弁。
- 前記流入孔から流入する流体を前記ロータの内面に向けて噴出させる噴出部を設けてある請求項1又は2記載の流体制御弁。
- 前記流入孔を前記筒軸芯よりも前記流出孔から離れる側に設けてある請求項1又は2記載の流体制御弁。
- 前記端部壁体と当該端部壁体に対向する前記ロータの端部との間にラビリンス構造部を設けてある請求項1〜4のいずれか1項記載の流体制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014155194A JP2016031140A (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 流体制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014155194A JP2016031140A (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 流体制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016031140A true JP2016031140A (ja) | 2016-03-07 |
Family
ID=55441639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014155194A Pending JP2016031140A (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 流体制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016031140A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017166569A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 流量制御弁および冷却システム |
JP2018071621A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社山田製作所 | 制御バルブ |
CN110645377A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-01-03 | 东风富士汤姆森调温器有限公司 | 电控式水阀 |
JP2020153363A (ja) * | 2019-03-21 | 2020-09-24 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | 統合流量制御バルブ及び統合流量制御バルブを有するエンジン冷却システム |
-
2014
- 2014-07-30 JP JP2014155194A patent/JP2016031140A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017166569A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 流量制御弁および冷却システム |
US11378189B2 (en) | 2016-03-16 | 2022-07-05 | Hitachi Astemo, Ltd. | Flow rate control valve and cooling system |
JP2018071621A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社山田製作所 | 制御バルブ |
JP2020153363A (ja) * | 2019-03-21 | 2020-09-24 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | 統合流量制御バルブ及び統合流量制御バルブを有するエンジン冷却システム |
CN110645377A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-01-03 | 东风富士汤姆森调温器有限公司 | 电控式水阀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11261974B2 (en) | Electronic expansion valve | |
JP2016031140A (ja) | 流体制御弁 | |
US11143330B2 (en) | Valve device | |
JP5400122B2 (ja) | 電動弁 | |
JP2017133616A (ja) | 弁装置 | |
WO2015119008A1 (ja) | 弁装置 | |
JP2017067194A (ja) | 冷媒制御バルブ装置 | |
JP6354321B2 (ja) | 制御弁 | |
JP2014194243A (ja) | バルブ装置 | |
JP2016188693A (ja) | 冷媒制御バルブ装置 | |
JP2017201199A (ja) | 流量調整バルブ | |
JP2020056467A (ja) | 流量調整弁 | |
JP2019148317A (ja) | 流体制御バルブ | |
KR101476518B1 (ko) | 버터플라이 밸브의 밸브체 | |
JP2013057352A (ja) | 三方弁 | |
JP2007100842A (ja) | 自動給水装置 | |
US10704694B2 (en) | Rotary valve having a sliding seal | |
JP2007064461A (ja) | 3方ロータリバルブ | |
US20100126612A1 (en) | Water flow temperature control system | |
JP6387753B2 (ja) | バルブ装置 | |
KR101879375B1 (ko) | 직선형 글로브밸브 | |
JP2018185019A (ja) | 流量制御バルブ | |
JP2014052078A (ja) | 電動弁 | |
JP5632525B2 (ja) | 電動弁 | |
JP5739402B2 (ja) | 熱動弁 |