JP2015113914A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
つまり、再発進のためにエンジン始動した際、発進クラッチへの油圧を制御するソレノイドバルブの異常等が発生すると、発進クラッチに供給される作動油の油圧が上昇しない場合がある。この場合であっても、エンジン回転数の上昇による変速機入力トルクの上昇に伴って発進クラッチのクラッチ油圧指示値を上昇させると、異常によりスタックしていたソレノイドバルブが何らかのきっかけにより作動可能になったときに発進クラッチが急締結され、この発進クラッチのトルク伝達容量が瞬間的に無段変速機構のトルク伝達容量を上回り、ベルトスリップが生じるという問題があった。
この無段変速機の制御装置において、前記メカオイルポンプから前記発進クラッチへの油路途中位置に設けられ、前記発進クラッチへの油圧を制御するソレノイドバルブと、前記ソレノイドバルブへのクラッチ油圧指示値を出力する変速機制御手段と、を設ける。
そして、前記変速機制御手段は、前記エンジン停止制御を終了して前記エンジンを再始動する際、前記クラッチ油圧指示値を、前記発進クラッチのトルク伝達容量が、前記無段変速機構のトルク伝達容量を超えない値にして前記発進クラッチの締結制御を行う。
これにより、エンジン停止制御実行後の再発進時に、ソレノイドバルブの異常等により発進クラッチに供給された作動油の油圧が上昇しない場合であっても、クラッチ油圧指示値が、発進クラッチのトルク伝達容量が無段変速機構のトルク伝達容量を超えない値に制限されているので、スタックしていたソレノイドバルブが何らかのきっかけで作動可能になっても、作動油油圧が急上昇することはない。
この結果、エンジン停止制御実行後のエンジン再始動時に、無段変速機構のベルトスリップを防止することができる。
まず、構成を説明する。
実施例1の副変速機付き無段変速機(無段変速機の一例)の制御装置を、「全体システム構成」、「変速マップによる変速制御構成」、「コーストストップ制御構成」、「コーストストップ対応変速機制御構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1の制御装置が適用された副変速機付き無段変速機が搭載された車両の概略構成を示し、図2は、変速機コントローラの内部構成を示す。以下、図1及び図2に基づき、全体システム構成を説明する。
なお、以下の説明において、ある変速機構の「変速比」は、当該変速機構の入力回転速度を当該変速機構の出力回転速度で割って得られる値である。また、「最ロー変速比」は当該変速機構の最大変速比を意味し、「最ハイ変速比」は当該変速機構の最小変速比を意味する。
また、車両には、エンジン1の動力により駆動されるメカオイルポンプ10と、メカオイルポンプ10からの吐出圧を調圧して変速機4の各部位に供給する油圧制御回路11と、油圧制御回路11を制御する変速機コントローラ12と、統合コントローラ13と、エンジンコントローラ14と、が設けられている。以下、各構成について説明する。
なお、この実施例1では、作動油の油圧を作り出すオイルポンプとしては、エンジン1により駆動されるメカオイルポンプ10のみを有しており、電動モータによって駆動するいわゆる電動オイルポンプは搭載していない。
図3は、変速機コントローラの記憶装置に格納される変速マップの一例を示す。以下、図3に基づき、変速マップによる変速制御構成を説明する。
この変速マップには、従来のベルト式無段変速機の変速マップと同様に、アクセル開度APO毎に変速線が設定されており、変速機4の変速はアクセル開度APOに応じて選択される変速線に従って行われる。なお、図3には簡単のため、全負荷線F/L(アクセル開度APO=8/8のときの変速線)、パーシャル線P/L(アクセル開度APO=4/8のときの変速線)、コースト線C/L(アクセル開度APO=0のときの変速線)のみが示されている。
実施例1のエンジンコントローラ14は、燃料消費量をできる限り抑制するために、車両停止中にエンジン1を停止する「アイドルストップ制御」に加えて、車両のコースト走行(アクセルオフでの惰性走行中)からエンジン1を停止する「コーストストップ制御」を行う。なお、この「アイドルストップ制御」と「コーストストップ制御」は、いずれも所定の開始条件が成立するとエンジン1を停止し、所定の終了条件が成立するとエンジン停止制御を終了し、エンジン1を再始動するエンジン停止制御である。
(a):アクセルペダルから足が離されている(アクセル開度APO=0)
(b):ブレーキペダルが踏み込まれている(図示しないブレーキセンサがON)
(c):車速VSPが所定の低車速(例えば、15km/h)以下
(d):ロックアップクラッチ9が解放(例えば、車速13km/h)されている
(e):ハイクラッチ33の締結による高速モード(2速)が選択されている
なお、このコーストストップ制御の開始条件は、言い換えると運転者に停車意図があることを判断する条件である。
なお、このコーストストップ制御の開始条件には、高速モード選択条件(e)が含まれるため、走行中にローブレーキ32が締結されていると、コーストストップ制御は開始されない。このような状態で停止すると、アイドルストップ制御が実施される。前記アイドルストップ制御の場合、車両停止を条件として制御が開始されるため、停車後に、低速モードの選択により締結されているローブレーキ32が解放される。そして、アイドルストップ制御を終了し、再発進する場合では、コーストストップ制御の終了から再発進するときと同様に、低速モードでの最ロー変速比による発進になるため、ローブレーキ32が発進クラッチとして締結される。
図5〜図7は、実施例1の変速機コントローラにて実行されるコーストストップ対応変速機制御処理流れを示す(変速機制御手段)。以下、コーストストップ対応変速機制御処理構成をあらわす図5〜図7の各ステップについて説明する。なお、コーストストップ制御の略称を「CS」といい、アイドルストップ制御の略称を「IS」という。
ここで、CS入り許可の判断は、コーストストップ制御中フラグCS/FLGが、CS/FLG=0(CS非制御:コーストストップ制御の開始条件が未成立)からCS/FLG=1(CS制御中:コーストストップ制御の開始条件が成立)に切り替わったことで行う。なお、CS入り許可のとき、エンジン制御側では、コーストストップ制御の開始条件が成立すると、燃料噴射をカットし、エンジン1の回転数を低下させた後、エンジン停止状態とするコーストストップ制御の実行が開始される。
ここで、CS抜け判定有りの判断は、コーストストップ制御中フラグCS/FLGが、CS/FLG=1(CS制御中:コーストストップ制御の終了条件が未成立)からCS/FLG=0(CS非制御:コーストストップ制御の終了条件が成立)に切り替わったことで行う。なお、CS抜け判定有りのとき、エンジン制御側では、コーストストップ制御の終了条件が成立した場合、エンジン回転数Neが所定回転数(例えば、1000rpm)以上であれば、スタータモータ15を用いることなく、燃料噴射と点火によりエンジン1を再始動(リカバ復帰)させる。エンジン回転数Neが所定回転数(例えば、1000rpm)より低く、リカバ復帰できない場合、エンジン回転数Neが十分に低下してから、スタータモータ15を用いてエンジンクランキングを行い、燃料噴射を再開してエンジン1を始動させるスタータ始動が行われる。
ここで、エンジン回転数Neの所定値は、コーストストップ制御の開始時点で締結しているハイクラッチ33を解放したときのショックの発生を抑えつつ、アクセル踏み込み操作介入によるエンジン再始動に備えることができる回転数に設定される。また、このエンジン回転数Neの所定値(例えば、800rpm)は、エンジン1がリカバ復帰を開始するギリギリの回転数(例えば、1000rpm)でリカバ復帰して、リカバ復帰後に、エンジン回転数Neがアンダーシュートして、この回転数(1000rpm)を下回っても、エンジン1がリカバ復帰したにもかかわらず、ハイクラッチ33を解放しないようにする回転数(800rpm)でもある。
ここで、CS/IS時変速制御では、
(a) 目標バリエータレシオ固定
(b) 目標スルーレシオ変化量制限無効化
(c) 副変速ギア位置2速→1速
(d) プライマリ電流指示値=CS/IS中指示電流値
の各制御が行われる。
ここで、スタータエンジン始動であるかリカバ復帰であるかは、CS抜け判定有りの判断タイミングでのエンジン回転数で決まる。例えば、CS抜け判定があった時に、所定回転数(1000rpm)以上のエンジン回転数Neが保たれている場合は、燃料噴射と点火によりリカバ復帰できるが、エンジン回転数Neが所定回転数(1000rpm)未満まで低下すると、スタータモータ15を用いたスタータ始動となる。
ここで、クラッチ締結中以外とは、ハイクラッチ33の状態が完全締結状態(ハイクラッチ33が滑っていない状態)をいう。
ここで、1Aというプライマリ電流指示値PriSOL/I*は、プライマリソレノイドへ供給される基圧がない状態において、プライマリソレノイドのバネ付勢力に抗してプライマリ油圧室23aへの油圧回路を閉じることができる電流指示値である。
ここで、エンジン回転数Neの所定値は、エンジン駆動のメカオイルポンプ10が、ローブレーキ32を締結する油圧制御が可能なライン圧PLを発生することができる回転数に設定される。
ここで、クラッチ油圧上限規制値PL/B*maxは、下記式(1)により演算される。
PL/B*max=T(PL)−α …(1)
ここで、“T(PL)”は、実ライン圧rPLに基づき算出されたバリエータ20のベルト容量算出値(バリエータ20のトルク伝達容量)であり、“α”は所定のマージンである。
つまり、クラッチ油圧上限規制値PL/B*maxは、バリエータ20のベルト容量Tを実ライン圧rPLに基づき算出し、このベルト容量算出値T(PL)から所定のマージンα分を差し引いた値となる。
ここで、クラッチ締結指示油圧は、下記式(2)にて求められる。
クラッチ締結指示油圧=τNe2×t×ギア比+(回転低下に必要なトルク) …(2)
ここで、“τ”はトルク容量係数であり、“t”はトルク比であり、“τNe2×t”はタービントルクをあらわす。“ギア比”はリダクションギア比であり、“回転低下に必要なトルク”は、バリエータ20のイナーシャトルクに相当する。
実施例1の副変速機付き無段変速機の制御装置における作用を、「コーストストップ対応変速機制御の全体作用」、「再発進時におけるローブレーキ締結制御作用」に分けて説明する。
図8は、コーストストップ対応変速機制御によるタイムチャートを示す。以下、図5〜図8に基づき、コーストストップ対応変速機制御の全体作用を説明する。
(a) 目標バリエータレシオ固定
(b) 目標スルーレシオ変化量制限無効化
(c) 副変速ギア位置2速→1速
(d) プライマリ電流指示値=CS/IS中指示電流値
エンジン停止制御(コーストストップ制御/アイドルストップ制御)を行う車両であって、バリエータと発進クラッチを備えたものにおいて、電動オイルポンプを廃止し、オイルポンプとして、エンジン駆動のメカオイルポンプのみを備えた車両を比較例とする。
この比較例の場合、電動オイルポンプの廃止により、エンジン停止制御中の油圧を確保することができず、エンジン停止制御終了後、発進クラッチを締結して再発進するときには、油路に残っている作動油の状態が不明である。つまり、エンジン停止時間が長ければ油路内に作動油が無く、エンジン停止時間が短ければ油路に作動油がある程度残っている。このため、再発進のために停止しているエンジンを再始動したとき、発進クラッチの伝達トルク管理と、バリエータの伝達トルク管理を精度よく行うことができない。
また、上記文献1には、コーストストップ制御実行後の再発進時におけるクラッチトルク伝達容量とバリエータトルク伝達容量については一切記載がない。さらに、電動オイルポンプを廃した比較例の場合に生じうる課題についても何ら開示されていない。
すなわち、クラッチ油圧指示値PL/B*の上限値を、実ライン圧rPLから算出したベルト容量算出値T(PL)から所定のマージンα分を差し引いた値であるクラッチ油圧上限規制値PL/B*maxによって規制する。
また、ローブレーキ32の締結途中に、ローブレーキソレノイドバルブ113の異常等によってローブレーキ32に供給されるローブレーキ油圧PL/Bが上昇しないなど、実際のローブレーキ油圧PL/Bとクラッチ油圧指示値PL/B*が乖離している場合において、何らかのきっかけでローブレーキ油圧PL/Bが急上昇しても、ローブレーキ32のトルク伝達容量がバリエータ20のトルク伝達容量を超えることはなく、ベルトスリップを防止することができる。
そのため、クラッチ油圧指示値PL/B*が比較的低いとき(クラッチ油圧上限規制値PL/B*max未満のとき)では、ローブレーキ32の締結に必要なトルクが制限されず、クラッチ締結を速やかに進行することができる。そして、クラッチ油圧指示値PL/B*が高くなり、クラッチ油圧上限規制値PL/B*maxを超えた場合に規制し、ベルトスリップを確実に防止することができる。
そのため、このクラッチ油圧充填時間T4でのローブレーキ32の制御を適切に行うことで、再発進タイムラグを小さく抑えることができる。
この構成により、電動オイルポンプを廃止した副変速機付き無段変速機を搭載した車両において、エンジン停止制御(コーストストップ制御/アイドルストップ制御)の終了後、ベルトスリップを防止しつつ、再発進を行うことができる。
実施例1の無段変速機の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
前記エンジン1と駆動輪7との間に介装され、油圧によってベルト(Vベルト23)をプーリ(プライマリプーリ21,セカンダリプーリ22)で挟持してトルクを伝達する無段変速機構(バリエータ20)と、
前記無段変速機構(バリエータ20)が介装された駆動系に設けられた発進クラッチ(ローブレーキ32)と、
前記エンジン1により駆動され、前記無段変速機構(バリエータ20)と前記発進クラッチ(ローブレーキ32)への油圧を供給するメカオイルポンプ10と、
所定の開始条件が成立すると前記エンジン1を停止し、所定の終了条件が成立するとエンジン停止制御(アイドルストップ制御,コーストストップ制御)を終了して前記エンジン1を再始動するエンジン停止制御手段(エンジンコントローラ14)と、
を備えた無段変速機の制御装置において、
前記メカオイルポンプ10から前記発進クラッチ(ローブレーキ32)への油路途中位置に設けられ、前記発進クラッチ(ローブレーキ32)への油圧を制御するソレノイドバルブ(ローブレーキソレノイドバルブ113)と、
前記ソレノイドバルブ(ローブレーキソレノイドバルブ113)へのクラッチ油圧指示値PL/B*を出力する変速機制御手段(変速機コントローラ12)と、を設け、
前記変速機制御手段(変速機コントローラ12)は、前記エンジン停止制御(アイドルストップ制御,コーストストップ制御)を終了して前記エンジン1を再始動する際、前記クラッチ油圧指示値PL/B*を、前記発進クラッチ(ローブレーキ32)のトルク伝達容量が、前記無段変速機構(バリエータ20)のトルク伝達容量を超えない値にして前記発進クラッチ(ローブレーキ32)の締結制御を行う構成とした(図7)。
このため、エンジン停止制御実行後のエンジン再始動時に、無段変速機構(バリエータ20)におけるベルトスリップを防止することができる。
前記クラッチ油圧上限規制値PL/B*maxを、実際のライン圧PLに基づいて算出された前記無段変速機構(バリエータ20)のトルク伝達容量(ベルト容量算出値T(PL))から所定のマージンαを差し引いた値に設定する(式(1))構成とした。
このため、(1)の効果に加え、クラッチ油圧指示値PL/B*がベルト容量算出値T(PL)を超えてしまうことを確実に防止することができる。
前記クラッチ油圧指示値PL/B*が前記クラッチ油圧上限規制値PL/B*max以上のとき、前記クラッチ油圧指示値PL/B*を前記クラッチ油圧上限規制値PL/B*maxに設定する構成とした(図7)。
このため、(2)の効果に加え、ローブレーキ32の締結時間が増長することを防止しつつ、ベルトスリップを確実に防止することができる。
このため、(1)〜(3)のいずれかの効果に加え、ベルトスリップを確実に防止しつつ、再発進タイムラグを小さく抑えることができる。
このため、(1)〜(4)のいずれかの効果に加え、電動オイルポンプを廃止した副変速機付き無段変速機を搭載した車両において、エンジン停止制御(コーストストップ制御/アイドルストップ制御)の終了後、ベルトスリップを防止しつつ、再発進を行うことができる。
4 変速機(副変速機付き無段変速機)
7 駆動輪
10 メカオイルポンプ
20 バリエータ(無段変速機構)
30 副変速機構
32 ローブレーキ(発進クラッチ)
33 ハイクラッチ
34 リバースブレーキ
11 油圧制御回路
113 ローブレーキソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
12 変速機コントローラ(変速機制御手段)
13 統合コントローラ
14 エンジンコントローラ(エンジン停止制御手段)
Claims (5)
- エンジンと、
前記エンジンと駆動輪との間に介装され、油圧によってベルトをプーリで挟持してトルクを伝達する無段変速機構と、
前記無段変速機構が介装された駆動系に設けられた発進クラッチと、
前記エンジンにより駆動され、前記無段変速機構と前記発進クラッチへの油圧を供給するメカオイルポンプと、
所定の開始条件が成立すると前記エンジンを停止し、所定の終了条件が成立するとエンジン停止制御を終了して前記エンジンを再始動するエンジン停止制御手段と、
を備えた無段変速機の制御装置において、
前記メカオイルポンプから前記発進クラッチへの油路途中位置に設けられ、前記発進クラッチへの油圧を制御するソレノイドバルブと、
前記ソレノイドバルブへのクラッチ油圧指示値を出力する変速機制御手段と、を設け、
前記変速機制御手段は、前記エンジン停止制御を終了して前記エンジンを再始動する際、前記クラッチ油圧指示値を、前記発進クラッチのトルク伝達容量が、前記無段変速機構のトルク伝達容量を超えない値にして前記発進クラッチの締結制御を行う
ことを特徴とする無段変速機の制御装置。 - 請求項1に記載された無段変速機の制御装置において、
前記変速機制御手段は、前記発進クラッチの締結制御を行う際、前記クラッチ油圧指示値をクラッチ油圧上限規制値によって制限し、
前記クラッチ油圧上限規制値を、実際のライン圧に基づいて算出された前記無段変速機構のトルク伝達容量から所定のマージンを差し引いた値に設定する
ことを特徴とする無段変速機の制御装置。 - 請求項2に記載された無段変速機の制御装置において、
前記変速機制御手段は、前記クラッチ油圧指示値が前記クラッチ油圧上限規制値未満のとき、前記クラッチ油圧指示値をクラッチ締結指示油圧に設定し、
前記クラッチ油圧指示値が前記クラッチ油圧上限規制値以上のとき、前記クラッチ油圧指示値を前記クラッチ油圧上限規制値に設定する
ことを特徴とする無段変速機の制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された無段変速機の制御装置において、
前記変速機制御手段は、前記エンジンの再始動開始後、前記発進クラッチへの油圧充填が完了したら、前記発進クラッチの締結制御を開始する
ことを特徴とする無段変速機の制御装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された無段変速機の制御装置において、
前記発進クラッチを、前記無段変速機構に組み合わされる副変速機構の変速段を変更する摩擦締結要素のうち、前進1速にて締結されるローブレーキとする
ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
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