JP2015112266A - 車椅子用クッション - Google Patents

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Shoichi Kobayashi
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Abstract

【課題】 本体及び支持体をより一層湾曲しにくくし、着座時の座り心地を損なう事態の防止を図る。
【解決手段】 左右のフレームF間に張架されたシート状の座部Waを有した車椅子Wのためのもので、フレームFに支持される左右の側縁部7を有した裏面6を備えた本体1と、本体1の裏面6の両側縁部7間に付設され座部Waとの間に介在させられ本体1を支持する支持体60とを備え、本体1を、木製のベース板10と、クッション部20と、クッション部20を被覆し着座時に坐骨部及び左右両脚の大腿部を支持する座面2を構成する表地30とを備えて構成し、支持体60を、ベース板10の下面側に接合する木製の基板61と、基板61の下面側に設けられるクッション材62と、クッション材62の下面側を被覆し座部Waに接する外覆地63とを備えて構成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、車椅子のシート状の座部に設けられる車椅子用クッションに係り、特に、シート状の座部の撓みに対応できる車椅子用クッションに関する。
従来、車椅子用クッションとしては、例えば、特許文献1(特開2003−190219号公報)に掲載されたものが知られている。図8に示すように、この車椅子用クッションCaは、左右のフレームF間に張架されたシート状の座部Waと背もたれ部(図示せず)を有した車椅子Wのためのものであり、フレームFに支持される左右の側縁部101を有した裏面102を備えた本体100と、本体100の裏面の両側縁部101間に付設され座部Waとの間に介在させられて本体100を支持する支持体103とを備えてなる。本体100は可撓性で柔軟性を有するウレタン製の板状のクッション材で形成され、支持体103は本体よりも小さく形成され、所定の剛性を有する硬質ウレタンフォームを板状に成型したものである。
この車椅子用クッションCaを使用するときは、本体100の両側縁部101を車椅子WのフレームFに支持させて本体100をフレームF間に架設し、支持体103を車椅子Wの座部Waに載置する。使用者が座った際には、荷重により車椅子Wのシート状の座部Waが撓むが、座部Waと本体100との間に支持体103が介在することになることから、支持体103によって本体100の湾曲による沈み込みを抑制し、腰の位置を安定させて疲れにくくなるようにしている。
特開2003−190219号公報
しかしながら、この従来の車椅子用クッションCaにおいては、本体100の裏面102に座部Waとの間に介在する支持体103を設けてはいるが、本体100はウレタン製のクッション材で形成されているとともに、支持体103も所定の剛性を有する硬質のものとはいってもウレタンフォームを成型したものであることから、着座した際には荷重により支持体103は湾曲しやすく、また、へたりも生じやすいことから、これに伴って本体100も湾曲して沈み込んでしまい、本来の本体100による支持機能が発揮されずに座り心地が悪くなるという問題があった。特に、沈み込みがあると、着座時の大腿部が閉じてしまい、大腿部の支持が不安定になってしまうとともに、坐骨部の支持も不安定になってしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、本体及び支持体をより一層湾曲しにくくし、着座時の座り心地を損なう事態の防止を図った車椅子用クッションを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の車椅子用クッションは、左右のフレーム間に張架されたシート状の座部を有した車椅子の当該フレーム間に架設されて該座部上に載置される車椅子用クッションであって、上記フレームに支持される左右の側縁部を有した裏面を備えた本体と、該本体の裏面の両側縁部間に付設され上記座部との間に介在させられて該本体を支持する支持体とを備えた車椅子用クッションにおいて、上記本体を、木製のベース板と、該ベース板の上面側に設けられるクッション部と、該クッション部の上面側を被覆し着座時に坐骨部及び左右両脚の大腿部を支持する座面を構成する表地とを備えて構成し、上記支持体を、上記ベース板の下面側に接合する木製の基板と、該基板の下面側に設けられるクッション材と、該クッション材の下面側を被覆し上記座部に接する外覆地とを備えて構成している。
これにより、この車椅子用クッションを使用するときは、本体の両側縁部を車椅子のフレームに支持させて本体をフレーム間に架設し、支持体を車椅子の座部に載置する。この状態で、使用者が車椅子用クッションに座ると、荷重により車椅子のシート状の座部が撓むが、この撓みによる座部と本体との空間に支持体が介在することになることから、支持体によって本体の湾曲による沈み込みが抑制される。特に、本体は木製のベース板を備え、この木製のベース板が車椅子のフレーム間に架設されるので、木製のベース板は剛性が大きいことから、撓みにくくなっており、本体の湾曲による沈み込みが確実に抑止される。更に、支持体は、ベース板の下面側に接合する木製の基板を備えているので、木製の基板の剛性は大きいことから、撓みにくくなっており、この点でも、本体の湾曲による沈み込みが確実に抑止される。この結果、本体のベース板は車椅子の座部上においてフラットに保持されることから、ベース板上のクッション部による支持作用に支障を与えることがなく、このため、着座時の座り心地を損なう事態を防止することができる。また、木製のベース板及び基板を用いて構成しているので、繰り返し使用してもへたりにくく、クッションとしての機能を維持して、座り心地を維持することができる。更に、支持体はクッション体を備えているので、座部の撓みに対する追従性が良くなる。
そして、必要に応じ、上記本体の前後方向の最大長さをLa、上記支持体の前後方向の最大長さをLbとしたとき、(1/3)La≦Lb≦(2/3)Laに設定するとともに、該支持体を上記本体の後側に設けた構成としている。本体に着座した際には、大腿部側よりも後の坐骨側に荷重が多く作用することから、車椅子の座部においても後側の撓みが大きくなる。本構成においては、支持体を本体の後側に設けたことから、支持体が座部の撓みの大きいところに介在するので、即ち、座部の実際の撓み具合に応じて支持体が介在するので、本体のベース板を確実にフラットに保持することができ、特に、支持体が本体の前側にもある場合には、後側より荷重の少ない前側が浮き上がるようになり、それだけ、大腿部の支持が不安定になるが、これが防止されるので、大腿部の安定が図られ、より一層、着座時の座り心地を損なう事態を防止することができる。
また、必要に応じ、上記本体のベース板の坐骨部に対応する部位に該ベース板の上面から下面に貫通する坐骨孔を設け、上記支持体の基板に上記ベース板の坐骨孔に対応する貫通孔を設けた構成としている。これにより、使用者が座面に着座すると、坐骨部が坐骨孔の位置に位置し、体重により坐骨部が坐骨孔に入り込もうとするが、ベース板の上面側にはクッション部が設けられており、このクッション部を介して、坐骨部が坐骨孔に入り込むので、着座時の支持を安定させることができる。この場合、支持体の基板にもベース板の坐骨孔に対応する貫通孔が設けられているので、坐骨孔におけるクッション部の撓みを吸収することができ、そのため、確実に坐骨部の支持を安定化させることができる。即ち、着座時に坐骨部に掛かる負担が軽減され、坐骨部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。また、長時間着座しても疲労し難いことから、常時正しい着座姿勢を保つことができる。
更に、必要に応じ、上記坐骨孔の上側の開口縁をテーパ状に形成し、該坐骨孔のテーパ状の開口縁に外周が支持されて嵌合する坐骨クッションを設けた構成としている。これにより、着座時に坐骨部がクッション部と坐骨クッションとで支持されるので、着座時における坐骨部での血流の阻害をより一層抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。また、坐骨クッションは、坐骨孔のテーパ面で支持されるので、坐骨クッションが坐骨孔から外れることを防止することができる。
更にまた、必要に応じ、上記坐骨クッションを支持する網状の支持シートを設け、上記貫通孔の上側の開口縁をテーパ状に形成し、上記支持体の外覆地の上記貫通孔に対応する部位に通気孔を形成した構成としている。支持シートで坐骨クッションを支持するので、坐骨クッションが坐骨孔から外れることを防止することができる。また、坐骨クッションが支持体の貫通孔側に突出しても、坐骨クッションは、貫通孔のテーパ面で支持されるので、坐骨クッションの支持が安定する。また、支持シートは網状に形成され、しかも、支持体の外覆地にも通気孔が形成されているので、通気性が良く、そのため、坐骨クッションを清潔に保つことができる。
また、必要に応じ、上記ベース板の上面であって左右両脚の大腿部に対応する部位に該ベース板の上面の一般面より凹む一対の凹所を形成し、該凹所を、大腿部の付け根に対応する部分から上記ベース板の前端側に向けて下り傾斜するように形成し、上記座部の前端側であって上記一対の凹所間に、着座時に左右両脚の大腿部間に臨む突起部を着脱可能に設けた構成としている。これにより、使用者が座面に着座すると、坐骨部が坐骨孔の位置に位置し、体重により坐骨部が坐骨孔に入り込もうとする。また、左右両脚の大腿部が一対の凹所の位置に位置し、体重により大腿部が凹所に入り込もうとする。このとき、ベース板の上面側にはクッション部が設けられており、坐骨部及び大腿部はクッション部によって支持される。即ち、着座時では、クッション部を介して、坐骨部が坐骨孔に入り込み、大腿部が凹所に入り込むので、坐骨部及び大腿部を夫々押さえて支持することができ、そのため、着座時の坐骨部及び大腿部の支持が安定する。このため、着座時における坐骨部及び大腿部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。また、長時間着座しても疲労し難いことから、常時正しい着座姿勢を保つことができる。
更に、ベース板の凹所を、大腿部の付け根に対応する部分からベース板の前端側に向けて下り傾斜するように形成したので、凹所が大腿部に倣ってこれを支持することができ、大腿部をより確実に押さえることができ、それだけ、支持を安定させることができ、着座姿勢を楽にすることができるとともに、着座時における坐骨部及び大腿部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。更にまた、一対の凹所間に突起部を設けたので、左右両脚の大腿部が突起部を跨いで位置するようになり、そのため、大腿部をより確実に押さえて支持を安定させることができる。また、左右両脚がやや開いた状態で着座するようになるので、着座姿勢を楽にすることができる。即ち、上記の支持体の作用と相まって、両足が閉じて不安定に着座する事態を防止できるのである。
本発明の車椅子用クッションによれば、本体は木製のベース板を備え、この木製のベース板が車椅子のフレーム間に架設されるので、木製のベース板は剛性が大きいことから、撓みにくくなっており、本体の湾曲による沈み込みを確実に抑止することができ、更に、支持体は、ベース板の下面側に接合する木製の基板を備えているので、木製の基板の剛性は大きいことから、撓みにくくなっており、この点でも、本体の湾曲による沈み込みを確実に抑止することができる。この結果、本体のベース板を車椅子の座部上においてフラットに保持することができることから、ベース板上のクッション部による支持作用に支障を与えることがなく、このため、着座時の座り心地を損なう事態を防止することができる。また、木製のベース板及び基板を用いて構成しているので、繰り返し使用してもへたりにくく、クッションとしての機能を維持して、座り心地を維持することができる。
本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを車椅子とともに示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを示す底面図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを示す図2中A−A線断面図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを示す図2中B−B線断面図である。 本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを車椅子に載置した状態で示す図2中C−C線相当拡大断面図である。 従来の車椅子用クッションの一例を車椅子に載置した状態で示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションを説明する。
図1乃至図7には、本発明の実施の形態に係る車椅子用クッションCを示している。車椅子Wは、図2に示すように、左右のフレームF間に張架されたシート状の座部Wa及び背もたれ部Wbを有している。本車椅子用クッションCは、車椅子WのフレームF間に架設されて座部Wa上に載置されるもので、フレームFに支持される左右の側縁部7を有した裏面6を備えた本体1と、本体1の裏面6の両側縁部7間に付設され座部Waとの間に介在させられて本体1を支持する支持体60とを備えて構成されている。
本体1は、矩形状に形成され、着座時に坐骨部及び左右両脚の大腿部を支持する座面2を備えている。この本体1は、木製のベース板10と、ベース板10の上面11側に設けられるクッション部20と、クッション部20の上面に設けられ座面2を構成する表地30と、ベース板10の下面12に設けられ裏面6を構成する裏地40と、ベース板10に着脱可能に設けられる突起部50とを備えて構成され、層状に形成されている。
ベース板10は、図1、図5乃至図7に示すように、例えば、木材,合板や集成材等で形成され、このベース板10の坐骨部に対応する部位には、ベース板10の上面11から下面12に貫通する坐骨孔13が設けられ、ベース板10の上面11であって左右両脚の大腿部に対応する部位には、ベース板10の上面11の一般面14より凹む一対の凹所15が形成されている。
坐骨孔13は、矩形状に形成された貫通孔であり、左右の坐骨に対応するように一対設けられている。この坐骨孔13の上側の開口縁13aは、テーパ状に形成されており、この坐骨孔13のテーパ状の開口縁13aに外周が支持されて嵌合する坐骨クッション16が設けられている。坐骨クッション16は例えばウレタン等のクッション材からなる。坐骨クッション16の下面には、坐骨クッション16を支持する網状の支持シート17が設けられている。実施の形態では、支持シート17は、伸縮性のある素材を用いて構成されている。この支持シート17は、ベース板10に取り付けられており、着座時に坐骨クッション16がベース板10の下面12側に抜け落ちることを防止している。
凹所15は、ベース板10の前端18側に形成され、大腿部の付け根に対応する部分からベース板10の前端18側に向けて下り傾斜するように形成されている。また、大腿部の付け根に対応する部分からベース板10の前端18側に向けて徐々に幅広になるように形成されている。
クッション部20は、上下面がベース板10と同型に形成されるメインクッション21と、メインクッション21の上面に設けられるサブクッション22と、メインクッション21の下面に設けられ本体1の後端縁部4a及び両側端縁部5を隆起させる隆起部23とを備えて構成されている。
メインクッション21は、ウレタン等のクッション材で構成され、突起部50が設けられる部位に、突起部50に対応する形状に切欠き部24が形成されている。このメインクッション21は、実施の形態では、厚さが30mmに形成されている。
サブクッション22は、上下面がメインクッション21と同型に形成されている。このサブクッション22は、実施の形態では、厚さが10mmに形成されている。
隆起部23は、本体1の後端縁部4aから両側端縁部5に亘ってコ字状に形成されるように、ベース板10に設けられている。この隆起部23は、実施の形態では、ウレタン等のクッション材で構成され、厚さが10mmに形成されている。この隆起部23の上面にメインクッション21の一部が当接しており、メインクッション21の他部はベース板10に当接しているので、メインクッション21の一部が隆起する状態となる。
表地30は、上下面がサブクッション22と同型に形成されサブクッション22の上面及び側面を覆っている。この表地30は、実施の形態では、合皮で形成されている。
裏地40は、上下面がベース板10と同型に形成されているとともに、図1に示すように、坐骨孔13が露出するように後側の一部が切除されている。裏地40は、実施の形態では、同様に合皮で形成されている。そして、隆起部23より内側のベース板10,クッション部20及び表地30の層の最大厚さHを、20mm≦H≦45mmに形成する。望ましくは、30mm≦H≦35mmに形成する。実施の形態では、H=30mmに形成している。
突起部50は、本体1の前端3側であってベース板10の一対の凹所15間に、着座時に左右両脚の大腿部間に臨むように着脱可能に設けられている。
この突起部50は、ベース板10に着脱可能に取り付けられる上下面を有したベース体51と、ベース体51の上面に設けられるクッション体52と、クッション体52の上面に設けられる突起部表地53と、ベース体51をベース板10に対して着脱可能にする着脱機構54とを備えて構成されている。
ベース体51は、上下面が台形に形成されている。このベース体51は、実施の形態では、ベース板10と同様の素材で構成されている。
クッション体52は、ウレタン等のクッション材で構成され、上下面がベース体51と同型の台形に形成されている。このクッション体52は、実施の形態では、厚さが30mmに形成されている。
突起部表地53は、上下面がクッション体52と同型に形成されクッション体52を被覆する被覆部53aと、被覆部53aの前側に一体形成され被覆部53aから垂下して裏地40の裏面6に例えば面ファスナ等で着脱可能に取り付けられるベロ部53bとを備えて構成されている。この突起部表地53は、実施の形態では、表地30と同様の合皮で形成されている。
着脱機構54は、ベース体51に設けられるナット55と、ベース板10の上面11から下面12に貫通するボルト挿通孔56と、ボルト挿通孔56に挿通されてナット55に螺合するボルト57とを備えて構成されている。ナット55及びボルト挿通孔56は、挿通されたボルト57がベース板10の前後方向に移動可能になるように長孔に形成されている。また、裏地40のボルト挿通孔56に対応する位置には、穴部41が形成されている。
支持体60は、矩形状に形成され、ベース板10の下面12側に接合する木製の基板61と、基板61の下面側に設けられるウレタン等のクッション材62と、クッション材62の下面側を被覆し上記座部Waに接する外覆地63とを備えて構成されている。支持体60の本体1に対する大きさは、図5に示すように、本体1の前後方向の最大長さをLa、支持体60の前後方向の最大長さをLbとしたとき、(1/3)La≦Lb≦(2/3)Laに設定されている。実施の形態ではLb=0.6Laである。また、支持体60は、本体1の後側に設けられている。また、図7に示すように、支持体60の最大厚さtは、t=10mm〜30mmである。
基板61は、例えば、木材,合板や集成材等で形成され、この基板61には、ベース板10の坐骨孔13に対応する貫通孔64が設けられている。貫通孔64の上側の開口縁64aは、テーパ状に形成されている。また、外覆地63は、裏地と同様の合皮で形成されており、貫通孔64に対応する部位に通気孔65が形成されている。この支持体60は、4つのコーナ部において、裏地40の外側からベース板10に対して、ビス66で止着されている。
従って、この実施の形態に係る車椅子用クッションCを使用するときは、図2及び図7に示すように、本体1の両側縁部7を車椅子WのフレームFに支持させて本体1をフレームF間に架設し、支持体60を車椅子Wの座部Waに載置する。この状態で、使用者は、本体1の座面2に着座する。この場合、荷重により車椅子Wのシート状の座部Waが撓むが、座部Waと本体1との間に支持体60が介在することになることから、支持体60によって本体1の湾曲による沈み込みが抑制される。特に、本体1は木製のベース板10を備え、この木製のベース板10が車椅子WのフレームF間に架設されるので、木製のベース板10は剛性が大きいことから、撓みにくくなっており、本体1の湾曲による沈み込みが確実に抑止される。更に、支持体60は、ベース板10の下面側に接合する木製の基板61を備えているので、木製の基板61の剛性は大きいことから、撓みにくくなっており、この点でも、本体1の湾曲による沈み込みが確実に抑止される。この結果、本体1のベース板10は車椅子Wの座部Wa上においてフラットに保持されることから、後述のベース板10上のクッション部20による支持作用に支障を与えることがなく、このため、着座時の座り心地を損なう事態を防止することができる。また、木製のベース板10及び基板61を用いて構成しているので、繰り返し使用してもへたりにくく、クッションとしての機能を維持して、座り心地を維持することができる。更に、支持体60はクッション体62を備えているので、座部Waの撓みに対する追従性が良くなる。
また、本体1の前後方向の最大長さをLa、支持体60の前後方向の最大長さをLbとしたとき、(1/3)La≦Lb≦(2/3)Laに設定し、支持体60を本体1の後側に設けているので、本体1に着座した際には、大腿部側よりも後の坐骨側に荷重が多く作用することから、車椅子Wの座部Waにおいても後側の撓みが大きくなる。本構成においては、支持体60を本体1の後側に設けたことから、支持体60が座部の撓みの大きいところに介在するので、即ち、座部Waの実際の撓み具合に応じて支持体60が介在するので、本体1のベース板10を確実にフラットに保持することができ、特に、支持体60が本体1の前側にもある場合には、後側より荷重の少ない前側が浮き上がるようになり、それだけ、大腿部の支持が不安定になるが、これが防止されるので、大腿部の安定が図られ、より一層、着座時の座り心地を損なう事態を防止することができる。
詳しくは、使用者が座面2に着座すると、座面2は、隆起部23によって、その後端縁部4a及び両側端縁部5が隆起しており、また、突起部50も左右両脚の大腿部間に臨むように座面2よりも高くなっているので、この隆起部23と突起部50とで囲繞された場所に、坐骨部及び大腿部が位置するように着座する。即ち、左右両脚の大腿部が突起部50を跨いで位置するように着座する。これによって、大腿部の左右へのズレを防止できるとともに前後へのズレも防止でき、そのため、着座位置がズレることを防止することができる。また、左右両脚の大腿部が突起部50を跨いで位置するようになるので、大腿部を確実に押さえて支持を安定させることができる。更に、左右両脚がやや開いた状態で着座するようになるので、着座姿勢を楽にすることができる。
また、使用者が座面2に着座すると、坐骨部が坐骨孔13の位置に位置し、体重により坐骨部が坐骨孔13に入り込もうとする。また、左右両脚の大腿部が一対の凹所15の位置に位置し、体重により大腿部が凹所15に入り込もうとする。このとき、ベース板10の上面11側にはクッション部20が設けられており、坐骨部及び大腿部はクッション部20によって支持される。即ち、着座時では、クッション部20を介して、坐骨部が坐骨孔13に入り込み、大腿部が凹所15に入り込むので、坐骨部及び大腿部を夫々押さえて支持することができ、そのため、着座時の坐骨部及び大腿部の支持が安定する。この場合、支持体60の基板61にもベース板10の坐骨孔13に対応する貫通孔64が設けられているので、坐骨孔13におけるクッション部20の撓みを吸収することができ、そのため、確実に坐骨部の支持を安定化させることができる。
また、坐骨孔13及び凹所15をベース板10に形成してこれをクッション部20で覆っているので、クッション材に直接坐骨孔13及び凹所15を形成した場合と比較して、坐骨孔13及び凹所15の位置や形状が変化することがないことから、ガイドがしっかりしており、そのため、着座時の坐骨部及び大腿部の支持が安定する。この凹所15は、大腿部の付け根に対応する部分からベース板10の前端18側に向けて下り傾斜するように形成されているので、凹所15が大腿部に倣ってこれを支持することができ、大腿部をより確実に押さえることができるので、支持を安定させることができ、着座姿勢を楽にすることができる。
更に、着座時に坐骨部及び大腿部を確実にクッション部20で支持することができるので、このクッション部20により着座時に坐骨部及び大腿部に掛かる負担が軽減される。従って、着座時における坐骨部及び大腿部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。特に、坐骨部は、クッション部20と坐骨クッション16とで支持されるので、着座時における坐骨部での血流の阻害をより一層抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。また、長時間着座しても疲労し難いことから、常時正しい着座姿勢を保つことができる。
更にまた、坐骨クッション16は、坐骨孔13の開口縁13aのテーパ面で支持されるので、坐骨クッション16が坐骨孔13から外れることを防止することができる。また、坐骨クッション16が支持体60の貫通孔64側に突出しても、坐骨クッション16は、貫通孔64の開口縁64aのテーパ面で支持されるので、坐骨クッション16の支持が安定する。更に、支持シート17で坐骨クッション16を支持しているので、この点でも、坐骨クッション16が坐骨孔13から外れることを防止することができる。また、この支持シート17は網状に形成され、しかも、支持体60の外覆地63にも通気孔65が形成されているので、通気性が良く、そのため、坐骨クッション16を清潔に保つことができる。特に、支持シート17を伸縮性のある素材で構成した場合、この支持シート17の反発作用によって、坐骨クッション16がへたりにくくなり、そのため、クッションとしての機能を維持することができるとともに、長期的に使用することができる。
また、着座時には、隆起部23が大腿部の外側と臀部とに当接するようになるので、坐骨部及び大腿部の支持がより一層安定し、坐骨部及び大腿部が前後左右に動こうとしても、これを規制することができる。また、坐骨部及び大腿部が前後左右に動こうとすると、大腿部が突起部50に衝突するが、この場合も、突起部50がクッション体52を用いて構成されているので、このクッション体52が衝撃を吸収し、そのため、大腿部に掛かる負担が低減される。
本発明の車椅子用クッションCは、本体1を木製ベース板10を用いて構成し、支持体60を木製の基板61を用いて構成しているので、繰り返し使用してもへたりにくく、クッションとしての機能を維持して、座り心地を維持することができる。また、突起部50もベース体51を用いて構成しているので、繰り返し使用してもへたりにくく、クッションとしての機能を維持することができる。
また、突起部50をベース板10に対して着脱可能にしているので、突起部50がへたったり汚れたりした場合は、この突起部50を着脱機構54により取り外して他の突起部50を着脱機構54により取り付け、新しい突起部50と取り替えることができる。詳しくは、突起部50を取り付けるときは、ベース体51を、そのナット55をベース板10のボルト挿通孔56と対応させてベース板10に当接させ、その後、ボルト57をボルト挿通孔56に挿入し、ナット55に螺合させる。また、突起部50を取り外すときは、ボルト57とナット55との螺合を解除し、ボルト57をナット55及びボルト挿通孔56から取り外す。ボルト57をナット55に螺合,螺合解除するだけで良いので、比較的容易に突起部50の取り付け,取り外しを行なうことができる。
更に、本体1の前端3側、特に突起部50の前側は使用により擦れて劣化しやすいが、この場合、突起部50の突起部表地53を、被覆部53aとベロ部53bとを備えて構成しているので、ベロ部53bだけを新しいものに取り替えることができる。そのため、突起部50の保守が容易になる。
更に、本実施の形態のように、車椅子Wの座部Waに本体1を載せて使用する場合、本体1の厚さが厚いと、車椅子Wに載せたとき、本体1の厚さで座高が高くなり、着座姿勢が不安定になって、坐骨部及び大腿部の血流の阻害が生じる等の問題があるが、本発明の車椅子用クッションCは、ベース板10に坐骨孔13及び凹所15を形成しているので、クッション部20の厚さを薄く形成しても、坐骨部及び大腿部を確実に支持でき、そのため、クッション部20の厚さを薄くして、座高を低く抑えることができる。また、隆起部23より内側の最大厚さHを、20mm≦H≦45mmに形成しているので、本体1の厚さを適度な厚さにでき、座高を適度な高さにすることができる。即ち、車椅子Wに本体1を載置して使用する場合でも、着座姿勢を安定させ、着座時における坐骨部及び大腿部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。特に、肘掛け付きの車椅子Wの場合、座高が高くなると、肘が肘掛けに乗らずに浮いてしまい、着座姿勢を保持することが困難になるが、この場合も、本発明の車椅子用クッションCは、クッション部20の厚さを薄くして、座高を低く抑えることができるので、着座姿勢を安定して保持させ、着座時における坐骨部及び大腿部での血流の阻害を最小限に抑えることができ、そのため、長時間着座しても疲労し難くすることができる。
尚、上記実施の形態において、支持体は矩形状に形成したが必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
C 車椅子用クッション
W 車椅子
Wa 座部
Wb 背もたれ部
1 本体
2 座面
3 前端
4 後端
4a 後端縁部
5 両側端縁部
6 裏面
7 側縁部
10 ベース板
11 上面
12 下面
13 坐骨孔
13a 開口縁
14 一般面
15 凹所
16 坐骨クッション
17 支持シート
18 前端
20 クッション部
21 メインクッション
22 サブクッション
23 隆起部
24 切欠き部
30 表地
40 裏地
41 穴部
50 突起部
51 ベース体
52 クッション体
53 突起部表地
53a 被覆部
53b ベロ部
54 着脱機構
55 ナット
56 ボルト挿通孔
57 ボルト
60 支持体
61 基板
62 クッション材
63 外覆地
64 貫通孔
64a 開口縁
65 通気孔
66 ビス

Claims (6)

  1. 左右のフレーム間に張架されたシート状の座部を有した車椅子の当該フレーム間に架設されて該座部上に載置される車椅子用クッションであって、上記フレームに支持される左右の側縁部を有した裏面を備えた本体と、該本体の裏面の両側縁部間に付設され上記座部との間に介在させられて該本体を支持する支持体とを備えた車椅子用クッションにおいて、
    上記本体を、木製のベース板と、該ベース板の上面側に設けられるクッション部と、該クッション部の上面側を被覆し着座時に坐骨部及び左右両脚の大腿部を支持する座面を構成する表地とを備えて構成し、
    上記支持体を、上記ベース板の下面側に接合する木製の基板と、該基板の下面側に設けられるクッション材と、該クッション材の下面側を被覆し上記座部に接する外覆地とを備えて構成したことを特徴とする車椅子用クッション。
  2. 上記本体の前後方向の最大長さをLa、上記支持体の前後方向の最大長さをLbとしたとき、(1/3)La≦Lb≦(2/3)Laに設定するとともに、該支持体を上記本体の後側に設けたことを特徴とする請求項1記載の車椅子用クッション。
  3. 上記本体のベース板の坐骨部に対応する部位に該ベース板の上面から下面に貫通する坐骨孔を設け、
    上記支持体の基板に上記ベース板の坐骨孔に対応する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項2記載の車椅子用クッション。
  4. 上記坐骨孔の上側の開口縁をテーパ状に形成し、該坐骨孔のテーパ状の開口縁に外周が支持されて嵌合する坐骨クッションを設けたことを特徴とする請求項3記載の車椅子用クッション。
  5. 上記坐骨クッションを支持する網状の支持シートを設け、上記貫通孔の上側の開口縁をテーパ状に形成し、上記支持体の外覆地の上記貫通孔に対応する部位に通気孔を形成したことを特徴とする請求項4記載の車椅子用クッション。
  6. 上記ベース板の上面であって左右両脚の大腿部に対応する部位に該ベース板の上面の一般面より凹む一対の凹所を形成し、該凹所を、大腿部の付け根に対応する部分から上記ベース板の前端側に向けて下り傾斜するように形成し、上記座部の前端側であって上記一対の凹所間に、着座時に左右両脚の大腿部間に臨む突起部を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項3乃至5何れかに記載の椅子用クッション。
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