JP5158423B2 - クッション - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車椅子の着座面に載置され、着座者に発生する褥瘡を防止するために着座者の臀部を軟らかく支持するクッションに関するものである。
一般に、この種のクッションとしては、平板状のベース部材と、それぞれベース部材の上面から上方に向かって延びるように形成された空気袋から成り、互いに略水平方向に並ぶように設けられて着座者の座骨及び尾骨の近傍を支持する複数の小型エアーセルと、それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋から成るとともに、その空気袋が小型エアーセルの空気袋に対して平面視で3倍以上の面積を有し、着座面の後端側に配置されるとともに各小型エアーセルのエアーセル群に対して着座面の幅方向の両側にそれぞれ設けられた一対の後端側サイドエアーセルと、それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋から成るとともに、その空気袋が小型エアーセルの空気袋に対して平面視で1.5倍以上の面積を有し、各後端側サイドエアーセルの前方にそれぞれ設けられた一対の前端側サイドエアーセルと、各エアーセルに対して着座面の前端側に設けられたスポンジ状の前端側支持部材と、各エアーセル内の空気量を調整するための空気量調整装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許4010557号公報
ところで、前記クッションでは、着座者の座骨及び尾骨の近傍を各第1エアーセルによって支持するようになっており、各第1エアーセルは各サイドエアーセルよりも小さな空気袋から形成されているので、各第1エアーセルが各サイドエアーセルよりも上下方向及び水平方向に変形し易く、着座者の臀部において最も褥瘡の発生し易い座骨及び尾骨の近傍を軟らかく支持する上で有利である。また、各後端側サイドエアーセルは着座者の臀部側面の後側を支持するようになっており、各後端側サイドエアーセル内の空気量は空気量調整装置によって調整可能であることから、着座者の臀部の大きさや形状に応じて各後端側サイドエアーセルによる臀部側面の支持状態を調整することにより、着座者の臀部に発生する褥瘡を効果的に防止することができる。
しかしながら、各後端側サイドエアーセルはクッション内に設けられた空気通路によって互いに連通しているので、例えば着座者に幅方向一方に傾いて着座する癖がある場合は、幅方向一方に配置されている後端側サイドエアーセルが着座者の体重によって潰れるとともに、幅方向一方に配置されている後端側サイドエアーセル内の空気が幅方向他方に配置されている後端側サイドエアーセル内に移動する。このため、着座者の臀部の幅方向他方が持ち上げられ、着座者の姿勢を安定させる上で好ましくないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、着座者の臀部に発生する褥瘡を効果的に防止することができ、しかも着座者の姿勢を安定させることのできるクッションを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、所定の着座面に載置されて着座者の臀部を支持するクッションにおいて、平板状のベース部材と、それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋を有するとともに、それぞれベース部材によって下端側を支持され、着座者の座骨及び尾骨の近傍を支持するために互いに略水平方向に並ぶように設けられた複数の第1エアーセルと、それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋を有するとともに、それぞれベース部材によって下端側を支持され、空気袋が第1エアーセルの空気袋に対して平面視で3倍以上の面積を有するとともに、空気袋の前後方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きくなるように形成され、各第1エアーセルから成る第1エアーセル群に対して着座面の幅方向の両側にそれぞれ設けられた一対の第2エアーセルと、スポンジ状部材から成るとともに、下端側をベース部材によって支持され、第1エアーセル群に対して着座面の前端側に着座面の幅方向に延びるように設けられた前端側支持部材と、各第1エアーセル内の空気量を調整可能に構成されるとともに各第2エアーセル内の空気量をそれぞれ調整可能に構成された空気量調整手段とを備え、前端側支持部材の着座面の幅方向の両側に、着座者の大腿部側面及び臀部側面の前側を支持する後方延設部を着座面の後方に向かって延びるように設け、各第2エアーセルの前端を各後方延設部の後方に配置し、空気量調整手段に電動エアーポンプ及び複数の電磁弁を設けるとともに、各電磁弁によって各第1エアーセル及び各第2エーセルを複数のエアーセルグループに分割し、第1エアーセル群の前端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルと、第1エアーセル群の後端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルによって、前記複数のエアーセルグループのうちの1つのエアーセルグループを構成し、電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループ以外のエアーセルグループに供給される際に、電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループにも供給されるように構成している。
これにより、着座者の座骨及び尾骨の近傍を各第1エアーセルによって支持するようになっており、各第2エアーセルの空気袋は各第1エアーセルの空気袋に対して平面視で3倍以上の面積を有することから、各第1エアーセルが各第2エアーセルよりも上下方向及び水平方向に変形し易い。また、各第1エアーセル内の空気量及び各第2エアーセル内の空気量を空気量調整手段によって調整可能であることから、着座者の臀部の大きさや形状に応じて各第2エアーセルによる臀部側面の支持状態を調整することができる。
さらに、各第2エアーセル内の空気量をそれぞれ調整可能であることから、例えば着座者に幅方向一方に傾いて着座する癖がある場合に、幅方向一方に配置されている第2エアーセル内の空気量を増やすことにより、着座者の姿勢の傾きを抑制することができる。また、第1エアーセル群に対して着座面の前端側にスポンジ状部材から成る前端側支持部材が設けられるとともに、前端側支持部材の幅方向の両側に着座面の後方に向かって延びる後方延設部がそれぞれ設けられ、各第2エアーセルの前端が各後方延設部の後方に配置されているので、着座者が着座した際に、例えば大腿部の下面側が前端側支持部材によって支持されるとともに、大腿部側面及び臀部側面の前側が前端側支持部材の各後方延設部によって支持され、着座者の大腿部及び臀部側面の前側を軟らかく支持しながら着座者の姿勢の傾きを抑制することが可能である。また、第1エアーセル群の前端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルと、第1エアーセル群の後端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルによって、複数のエアーセルグループのうちの1つのエアーセルグループが構成され、電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループ以外のエアーセルグループに供給される際、電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループにも供給されることから、第1エアーセル群における前端及び後端の各第1エアーセルの空気量を常に確保することが可能となる。
本発明によれば、各第1エアーセルが各第2エアーセルよりも上下方向及び水平方向に変形し易いので、着座者の臀部において最も褥瘡の発生し易い座骨及び尾骨の近傍を軟らかく支持する上で有利であり、また、着座者の臀部の大きさや形状に応じて各第2エアーセルによる臀部側面の支持状態を調整することができるので、着座者の臀部に発生する褥瘡を効果的に防止することができる。さらに、着座者に幅方向一方に傾いて着座する癖がある場合に、着座者の姿勢の傾きを抑制することができるので、着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。また、第1エアーセル群における前端及び後端の各第1エアーセルの空気量を常に確保することができるので、第1エアーセル群の後端側によって着座者の臀部の後面を確実に支持することが可能になるとともに、第1エアーセル群の前端側によって臀部の前方への移動を規制することができ、褥瘡を効果的に防止するとともに着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。
図1乃至図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1はクッションの平面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は底面カバーを取外した状態のクッションの底面図、図4は着座者が着座した状態のクッションの断面図、図5はクッションの配管状態を示す概略図である。以下の文章中における方向の説明は図1〜図4に示した方向に準ずる。また、左右方向は着座面の幅方向と一致している。
このクッションは、着座者の座骨及び尾骨の近傍を支持するための複数の第1エアーセル10と、各第1エアーセル10から成る第1エアーセル群に対して着座面の幅方向の両側にそれぞれ設けられた一対の第2エアーセル20と、第1エアーセル群に対して着座面の前端側に設けられた前端側支持部材30と、各第1エアーセル10、各第2エアーセル20及び前端側支持部材30の下端側をそれぞれ支持する平板状のベース部材40とを備えている。前記着座面は例えば車椅子の着座面であり、このクッションは着座者の臀部Hを軟らかく支持するために着座面に載置されて使用される。
各第1エアーセル10は下端が開口している空気袋から成り、空気袋はゴムやプラスチック等の可撓性の材料から成る。尚、第1エアーセル10を後述する第2エアーセル20と同様に空気袋と底部材とから構成することも可能である。
各第2エアーセル20は、下端が開口している空気袋21と、空気袋21の開口縁部が取付けられた底部材22とを有する。空気袋21はゴムやプラスチック等の可撓性の材料から成り、平面視において第1エアーセル10の空気袋の3倍以上の面積を有するとともに、着座面前後方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きい(図1参照)。各第2エアーセル20は着座面の後端側に配置されている。
底部材22はゴムやプラスチックから成り、底部材22の下面には断面円形状の複数の下側突出部22aが設けられている。底部材22にはその上面から下側突出部22aの下面まで貫通する貫通孔22bが設けられている。
各第1エアーセル10及び各第2エアーセル20は第1〜第5エアーセルグループG1〜G5にグループ分けされている(図1参照)。ここで、幅方向一方の第2エアーセル20はその近傍の複数の第1エアーセル10とともに第3エアーセルグループG3を構成し、幅方向他方の第2エアーセル20はその近傍の複数の第1エアーセル10とともに第4エアーセルグループG4を構成している。また、第1エアーセル群の前端を構成する着座面幅方向一列の5つの第1エアーセル10と、第1エアーセル群の後端を構成する着座面幅方向一列の4つの第1エアーセル10によって、第5エアーセルグループG5を構成している。
前端側支持部材30は、発泡ウレタン等のスポンジ状部材から成る下側支持部材31と、発泡ウレタン等のスポンジ状部材から成るとともに下側支持部材31よりも通気性に優れ、下側支持部材31の上面を覆うように設けられた上側支持部材32とを有する。例えば、上側支持部材32のスポンジ状部材にセル数の値が34個/25mmよりも小さいものを用いるとともに、下側支持部材31のスポンジ状部材にセル数の値が34個/25mm以上のものを用いることにより、上側支持部材32の通気性と下側支持部材31の通気性に前述のような差を設けることができる。
また、前端側支持部材30は、着座面の幅方向に延びるように形成された幅方向延設部30aと、幅方向延設部30aにおける着座面幅方向の両側からそれぞれ着座面の後方に向かって延びるように形成された後方延設部30bとを有する。幅方向延設部30aは主に着座者の大腿部の下面を支持するようになっており、各後方延設部30bは大腿部側面や臀部側面の前側を支持するようになっている。ここで、各第2エアーセル20の前端の少なくとも一部が各後方延設部30bの後方に配置されている。
ベース部材40はゴムやプラスチックから成り、平板状に形成されている。ベース部材40は、平板状に形成された上側ベース部材40aと平板状に形成された下側ベース部材40bとを貼り合わせることにより形成されている。上側ベース部材40aには上方に向かって開口している複数の取付穴40cが設けられ、第1エアーセル10の開口縁部や第2エアーセル20の下側突出部22aが取付穴40cにそれぞれ着脱自在に嵌合することにより、各エアーセル10,20の下端側がベース部材40に支持されている。下側ベース部材40bには所定の位置に溝40dが設けられ、上側ベース部材40aの取付穴40cに対応する位置には上側ベース部材40aを上下方向に貫通する貫通孔40eがそれぞれ設けられ、溝40d及び各貫通孔40eによってベース部材40内に通気通路が形成されている。また、前端側支持部材30の下端面がベース部材40の上面に面ファスナーや接着剤等によって取付けられることにより、前端側支持部材30の下端側がベース部材40に支持されている。ベース部材40の前端部分40fは他の部分よりも大きな厚さ寸法を有し、前端部分40fには下方に向かって開口している中空部41が設けられている。即ち、中空部41は前端側支持部材30の下方に配置されている。また、前端側支持部材30はベース部材40の前端部分40fにおける前端の上端側を覆うように形成されている(図2参照)。
中空部41内には、各エアーセル10,20に空気を供給するための周知の電動エアーポンプ50と、周知の構造を有する第1〜第5電磁弁61〜65と、周知のマイクロコンピュータから成る制御装置70とが設けられている。電動エアーポンプ50は下方に向かって開口しているハウジング51内に固定され、ハウジング51が中空部41内に嵌め込まれている。第1〜第3電磁弁61〜63は下方に向かって開口しているハウジング66内に固定され、ハウジング66が中空部41内に嵌め込まれている。第4〜第5電磁弁64〜65は下方に向かって開口しているハウジング67内に固定され、ハウジング67が中空部41内に嵌め込まれている。制御装置70は下方に向かって開口しているハウジング71内に固定され、ハウジング71が中空部41内に嵌め込まれている。中空部41の開口部はプラスチックから成る板状の底面カバー42によって閉鎖されるようになっている。
電動エアーポンプ50、各電磁弁61〜65及び各エアーセルグループG1〜G5は図5に示すように配管されている。即ち、電動エアーポンプ50は図示しない連通パイプ、周知の逆止弁80及び前記ベース部材40内の空気通路を介して第5エアーセルグループG5に接続されるとともに、図示しない連通パイプを介して第1電磁弁61及び第2電磁弁62に接続されている。その他の配管状態は図5に示す通りである。このように、各エアーセル10,20内の空気量は電動エアーポンプ50、各電磁弁61〜65、図示しない連通パイプ及びベース部材40内の空気通路によって調整されるようになっており、各エアーセル10,20内の空気は第5電磁弁65を介して排気されるようになっている。また、第3エアーセルグループG3と第4エアーセルグループG4の空気量をそれぞれ調整可能に構成されている。さらに、電動エアーポンプ50から吐出される空気が第1〜第4エアーセルグループG1〜G4に供給される際に、電動エアーポンプ50から吐出される空気が第5エアーセルグループG5にも供給されるように構成されている。
制御装置70は電動エアーポンプ50及び各電磁弁61〜65に接続され、電動エアーポンプ50及び各電磁弁61〜65を制御して各エアーセル10,20内の空気量を調整するようになっている。
以上のように構成されたクッションは、例えば布製のクッションカバー90によって覆われ、着座者の臀部Hを軟らかく支持するために使用される(図4参照)。
ここで、着座者の座骨及び尾骨の近傍を各第1エアーセル10によって支持するようになっており、各第2エアーセル20の空気袋は各第1エアーセル10の空気袋に対して平面視で3倍以上の面積を有するので、所定量の空気を収容した状態で各第1エアーセル10が各第2エアーセル20よりも上下方向及び水平方向に変形し易い。また、各第1エアーセル10内の空気量及び各第2エアーセル内の空気量を調整可能であることから、着座者の臀部Hの大きさや形状に応じて各第2エアーセルによる臀部側面の支持状態を調整することができる。
さらに、各第2エアーセル20内の空気量をそれぞれ調整可能であることから、例えば着座者の幅方向一方に傾いて着座する癖がある場合に、幅方向一方に配置されている第2エアーセル20内の空気量を増やすことにより、着座者の姿勢の傾きを抑制することができる。
また、第1エアーセル群に対して着座面の前端側にスポンジ状部材から成るとともに着座面の幅方向に延びるように形成された前端側支持部材30が設けられ、前端側支持部材30の幅方向の両側に着座面の後方に向かって延びる後方延設部30bがそれぞれ設けられ、各第2エアーセル10の前端の少なくとも一部が各後方延設部30bの後方に配置されているので、着座者が着座した際に、例えば大腿部の下面側が前端側支持部材30の幅方向延設部30aによって支持されるとともに、大腿部側面及び臀部側面の前側が前端側支持部材30の各後方延設部30bによって支持される。即ち、着座者の大腿部及び臀部側面の前側を軟らかく支持しながら、着座者の姿勢の傾きを抑制することが可能である。
このように、本実施形態によれば、各第1エアーセル10が各第2エアーセル20よりも上下方向及び水平方向に変形し易いので、着座者の臀部Hにおいて最も褥瘡の発生し易い座骨及び尾骨の近傍を軟らかく支持する上で有利であり、また、着座者の臀部Hの大きさや形状に応じて各第2エアーセル20による臀部側面の支持状態を調整することができるので、着座者の臀部Hに発生する褥瘡を効果的に防止することができる。
また、着座者に幅方向一方に傾いて着座する癖がある場合に、着座者の姿勢の傾きを抑制することができるので、着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。さらに、前端側支持部材30は、着座者の大腿部及び臀部側面の前側を軟らかく支持しながら、着座者の姿勢の傾きを抑制することができるので、着座者の姿勢を安定させる上でより有利である。
また、各第2エアーセル20は各第1エアーセル10よりも水平方向に変形し難く、着座者の臀部Hにおいて最も褥瘡の発生し易い座骨及び尾骨の近傍を各第1エアーセル10によって軟らかく支持するとともに、着座者の臀部側面の後側を各第2エアーセル20によって支持するようになっているので、着座者の臀部Hの前後方向及び幅方向への動きが各第2エアーセル20によって抑制され、着座者の姿勢を安定させる上でより有利である。
また、前端側支持部材30がベース部材30の前端部分30fにおける前端の上端側を覆うように形成されているので、着座者の臀部Hや大腿部がベース部材30に直接接触することがなく、着座者の臀部Hや大腿部を軟らかく支持する上で極めて有利である。
また、前端側支持部材30の上端面を他の部分よりも通気性の優れた上側支持部材32によって形成しているので、着座者の臀部Hや大腿部の蒸れを防止する上で極めて有利である。
また、各第1エアーセル10及び各第2エアーセル20を各電磁弁61〜65によって複数のエアーセルグループG1〜G5に分割し、第1エアーセル群の前端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセル10と、第1エアーセル群の後端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセル10によって、第5エアーセルグループG5を構成し、電動エアーポンプ50から吐出される空気が第1〜第4エアーセルグループG1〜G4に供給される際に、電動エアーポンプ50から吐出される空気が第5エアーセルグループG5にも供給されるようにしたので、第1エアーセル群における前端及び後端の各第1エアーセル10の空気量を常に確保することが可能である。このため、第1エアーセル群の後端側によって着座者の臀部Hの後面を確実に支持することが可能になるとともに、第1エアーセル群の前端側によって臀部Hの前方への移動を規制することができ、褥瘡を効果的に防止するとともに着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、各エアーセル10,20をベース部材40に着脱自在に設けたものを示したが、各エアーセル10,20をベース部材40と一体に形成することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、本実施形態では、前端側支持部材30の幅方向延設部30aと各後方延設部30bとを一体に形成したものを示したが、幅方向延設部30aと各後方延設部30bとを別体に形成することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
尚、本実施形態では、前端側支持部材30の各後方延設部30bと各第2エアーセル20との間に第1エアーセル10が配置されていないものを示したが、各後方延設部30bと各第2エアーセル20との間に第1エアーセル10を配置することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
本発明における一実施形態を示すクッションの平面図 図1におけるA−A線断面図 底面カバーを取外した状態のクッションの底面図 着座者が着座した状態のクッションの断面図 クッションの配管状態を示す概略図
符号の説明
10…第1エアーセル、20…第2エアーセル、21…空気袋、22…底部材、30…前端側支持部材、30a…幅方向延設部、30b…後方延設部、31…下側支持部材、32…上側支持部材、40…ベース部材、40a…上側ベース部材、40b…下側ベース部材、40f…前端部分、41…中空部、42…底面カバー、50…電動エアーポンプ、61〜65…電磁弁、70…制御装置、80…逆止弁、H…臀部。

Claims (3)

  1. 所定の着座面に載置されて着座者の臀部を支持するクッションにおいて、
    平板状のベース部材と、
    それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋を有するとともに、それぞれベース部材によって下端側を支持され、着座者の座骨及び尾骨の近傍を支持するために互いに略水平方向に並ぶように設けられた複数の第1エアーセルと、
    それぞれベース部材の上面側から上方に向かって延びるように形成された空気袋を有するとともに、それぞれベース部材によって下端側を支持され、空気袋が第1エアーセルの空気袋に対して平面視で3倍以上の面積を有するとともに、空気袋の前後方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きくなるように形成され、各第1エアーセルから成る第1エアーセル群に対して着座面の幅方向の両側にそれぞれ設けられた一対の第2エアーセルと、
    スポンジ状部材から成るとともに、下端側をベース部材によって支持され、第1エアーセル群に対して着座面の前端側に着座面の幅方向に延びるように設けられた前端側支持部材と、
    各第1エアーセル内の空気量を調整可能に構成されるとともに各第2エアーセル内の空気量をそれぞれ調整可能に構成された空気量調整手段とを備え、
    前端側支持部材の着座面の幅方向の両側に、着座者の大腿部側面及び臀部側面の前側を支持する後方延設部を着座面の後方に向かって延びるように設け、
    各第2エアーセルの前端を各後方延設部の後方に配置し
    空気量調整手段に電動エアーポンプ及び複数の電磁弁を設けるとともに、各電磁弁によって各第1エアーセル及び各第2エーセルを複数のエアーセルグループに分割し、
    第1エアーセル群の前端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルと、第1エアーセル群の後端を構成する着座面幅方向一列の複数の第1エアーセルによって、前記複数のエアーセルグループのうちの1つのエアーセルグループを構成し、
    電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループ以外のエアーセルグループに供給される際に、電動エアーポンプから吐出される空気が前記1つのエアーセルグループにも供給されるように構成し
    ことを特徴とするクッション。
  2. 前記前端側支持部材を、前記ベース部材の前端における上端側を覆うように形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のクッション。
  3. 前記前端側支持部材の上端面を他の部分よりも通気性の優れたスポンジ状部材によって形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のクッション。
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