JP2015112099A5 - - Google Patents

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釣り用リールの駆動ギア及び釣り用リールのピニオンギア
本発明は、ギア、特に、釣り用リールの駆動ギア及び駆動ギアに噛み合う釣り用リールのピニオンギアに関する。
釣り用リールには、ハンドルの回転によって釣り糸をスプールに巻き付けるための回転伝達機構が設けられる。回転伝達機構は、ハンドルに連動して回転する駆動ギアと、駆動ギアと噛み合うピニオンギアと、を有する。例えば、回転するスプールで釣り糸を巻き取る両軸受リールでは、ハンドルの回転に連動して回転可能な駆動軸にドラグ機構を介して連結される駆動ギアが知られている。また、駆動軸に一体的に回転可能に装着される駆動ギアも知られている。駆動ギアは、スプール回転させるためのピニオンギアに噛み合う。駆動ギア及びピニオンギアは、互いに噛み合うすぐ歯又ははす歯のギア歯を有する。
ロータによって釣り糸をスプールに巻き付けるスピニングリールでは、ハンドルの回転に連動して回転する駆動軸に一体的に回転可能な駆動ギアが知られている。駆動ギアは、複数のフェースギア歯を有し、ピニオンギアは、フェースギア歯に噛み合うはす歯を有する。
釣り用リールの駆動ギアにおいて、ハンドルを回して釣り糸を巻き取るときのハンドルに伝わる回転フィーリングを向上させることができるものが従来知られる(特許文献1参照)。従来の釣り用リールでは、駆動ギア及びピニオンギアのモジュールを小さくして駆動ギアの歯数を増やし、ハンドルに伝わる振動の周期を短くして回転フィーリングを向上させる。
特開平2012−120444号公報
従来の釣り用リールの駆動ギアでは、駆動ギアのモジュールを小さくして振動の周期を短くして回転フィーリングを向上させる。このため、振動の周期がハンドルの回転速度に対して一定になり、ハンドルに伝わる振動が単調になる。
本発明の課題は、ハンドルに伝わる釣り用リールの回転フィーリングをさらに向上させることにある。
本発明の係る釣り用リールの駆動ギアは、釣り用リールの駆動軸に設けられ、ピニオンギアに噛み合うギアである。駆動ギアは、円板状のギア本体と、複数の駆動ギア歯と、波形調整部と、を備える。ギア本体は、駆動軸に設けられる。複数の駆動ギア歯は、ギア本体の外周側に周方向に間隔を隔てて設けられ、ピニオンギアに噛み合う。波形調整部は、複数の駆動ギア歯の少なくとも一部に設けられ、ピニオンギアとの噛み合いにおいて発生する振動の波形が不均一になるように調整する。波形調整部は、少なくとも1つの駆動ギア歯と残りの駆動ギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形が不均一になるように調整する。
この駆動ギアによれば、波形調整部によって少なくとも1つの駆動ギア歯と残りの駆動ギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか1つを異ならせる。このため、ハンドルに伝わる振動が複雑な振動の組み合わせになる。これによって、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、ハンドルに伝わる釣り用リールの回転フィーリングをさらに向上させることができる。
波形調整部は、少なくとも圧力角を異ならせることによって、波形が不均一になるように調整してもよい。この場合には、比較的容易に波形を不均一にできる。
波形調整部は、少なくともピッチを異ならせることによって、波形が不均一になるように調整してもよい。この場合に、ピッチの変化によって、振動の周期及び振幅を変化させ波形を不均一に変化させることができる。
波形調整部は、少なくともねじれ角を異ならせることによって、波形が不均一になるように調整してもよい。この場合には、ねじれ角の変化によって、振動の周期及び振幅を変化させ波形を不均一に変化させることができる。
波形調整部は、少なくとも歯形形状を異ならせることによって、波形が不均一になるように調整してもよい。この場合には、歯形形状を変化させることによって、振動の周期及び振幅を変化させ波形を不均一に変化させることができる。
波形調整部は、少なくとも歯すじ形状を異ならせることによって、波形が不均一になるように調整してもよい。この場合には、歯すじ形状変化させることによって、振動の周期及び振幅を変化させ波形を不均一に変化させることができる。
駆動ギア歯は、ギア本体の外周側の側面に形成されるフェースギア歯を含んでもよい。この場合には、スピニングリールのハンドルに伝わる回転フィーリングをさらに向上させることができる。
駆動ギア歯は、ギア本体の外周面に形成されるすぐ歯及びはす歯のいずれかを含んでもよい。この場合には、両軸受リールのハンドルに伝わる回転フィーリングをさらに向上させることができる。
本発明の別の発明に係る釣り用リールのピニオンギアは、釣り用リールのスプール軸が貫通可能であり、駆動軸に設けられる駆動ギアの駆動ギア歯に噛み合う釣り用リールのピニオンギアである。ピニオンギアは、筒状のギア本体と、複数のピニオンギア歯と、波形調整部と、を備える。ギア本体は、スプール軸が貫通可能である。複数のピニオンギア歯は、ギア本体の外周面に周方向に間隔を隔てて設けられ、駆動ギア歯に噛み合う。波形調整部は、ピニオンギア歯に設けられ、駆動ギアとの噛み合いにおいて発生する振動の波形が不均一になるように調整する。波形調整部は、少なくとも1つのピニオンギア歯と残りのピニオンギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形が不均一になるように調整する。
このピニオンギアによれば、波形調整部によって少なくとも1つのピニオンギア歯と残りのピニオンギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか1つを異ならせる。このため、ハンドルに伝わる振動が複雑な振動の組み合わせになる。これによって、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、ハンドルに伝わる釣り用リールの回転フィーリングをさらに向上させることができる。
本発明によれば、駆動ギアとピニオンギアとの噛み合いにおいて、発生する振動の波形が不均一になる。このため、ハンドルに伝わる振動が複雑な振動の組み合わせになる。これによって、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、ハンドルに伝わる釣り用リールの回転フィーリングをさらに向上させることができる。
本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールの側面断面図。 図1の切断面線II−IIによって切断した背面断面図。 ロータ駆動機構の分解斜視図。 ロータ駆動機構の平面図。 スピニングリールの駆動ギアの波形調整部の模式図。 ハンドルを糸巻き取り方向回転させたときの波形の模式図。 本発明の第2実施形態が採用された両軸受リールの平面図。 その平面断面図。 ギア機構の分解斜視図。 両軸受リールの駆動ギアの波形調整部の模式図。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリール(釣り用リールの一例)100は、図1に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備える。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持される。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置される。なお、ハンドル1はリール本体2の左右いずれにも装着可能である。
ハンドル1は、ハンドル軸1aと、ハンドル軸1aから径方向に延びるハンドルアーム1bと、ハンドルアーム1bの先端に回転自在に設けられたハンドル把手1cと、を有する。
<リール本体の構成>
リール本体2は、図1に示すように、側部が開口する収納空間を内部に有するリールボディ2aと、リールボディ2aの収納空間を塞ぐためにリールボディ2aに着脱自在に装着される蓋部材2b(図2)と、を有する。また、リール本体2は、リールボディ2a及び蓋部材2bの後部を覆う本体ガード26を有する。
リールボディ2aは、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものであり、上部に前後に延びるT字形の竿取付脚2cが一体形成される。リールボディ2aの収納空間内には、図1に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが設けられる。
<ロータ駆動機構の構成>
ロータ駆動機構5は、ハンドル1の回転をロータ3に伝達するものであり、ハンドル1の回転に連動してロータ3を回転させる。ロータ駆動機構5は、図2及び図3に示すように、ハンドル1のハンドル軸1aが一体回転可能に連結された駆動軸10とともに回転する駆動ギア11と、この駆動ギア11に噛み合うピニオンギア12とを有する。
図2に示すように、駆動ギア11は、駆動軸10と一体又は別体(この実施形態では一体)に形成される。駆動軸10は、ねじ結合又は非円形係合(この実施形態ではねじ結合)により一体回転可能に、ハンドル軸1aに連結される。駆動軸10は、蓋部材2bに装着された軸受27a及びリールボディ2aに装着された軸受27bにより、リール本体2に回転自在に装着される。駆動軸10の両端の内周面には、ハンドル軸1aに螺合する左雌ネジ部10a及び右雌ネジ部10bが形成される。ここで、駆動ギア11に近い側の左雌ネジ部10aは左ねじであり、駆動ギア11から離れた側の右雌ネジ部10bは、右ねじである。したがって、ハンドル軸1aは、右ねじ用と左ねじ用の2種類のものが用意される。
駆動ギア11は、図3及び図4に示すように、フェースギアの形態である。駆動ギア11は、駆動軸10に設けられる円板状のギア本体11aと、ギア本体11aの外周側に周方向に間隔を隔てて設けられ、ピニオンギア12にかみ合う複数の駆動ギア歯11bと、駆動ギア歯11bの少なくとも一部に設けられる波形調整部16(図5参照)と、を備える。駆動ギア歯11bは、ギア本体11aの一側面の外周側に周方向に間隔を隔てて形成されたフェースギア歯11cを含む。駆動ギア11は、駆動軸10とともに、例えばアルミニウム合金を鍛造して一体形成される。それぞれのフェースギア歯11cは、図5に示すように、ハンドル1が糸巻取方向に回転する時にピニオンギア12に噛み合う第1歯面11dと、糸繰り出し方向に回転したときにピニオンギア12に噛み合う第2歯面11eとを有する。第1歯面11dは歯すじ方向の中央部が凹んだ凹面で構成され、第2歯面11eは歯すじ方向の中央部が突出した凸面で構成される。
波形調整部16は、糸繰り出し方向に回転するときにピニオンギア12に接触する第1歯面11dに設けられる。波形調整部16は、ピニオンギア12との噛み合いにおいて発生する振動の波形WSが、図6に示すように、不均一になるように調整するものである。波形調整部16は、通常は、複数のフェースギア歯11cの第1歯面11dの形状を可及的に高精度にするとともに、ギアの諸元を同じに形成するのを、あえて、少なくとも1つのフェースギア歯11cを残りのフェースギア歯11cのギアの諸元と異ならせる、言い換えれば、諸元に誤差を付与することによって形成される。具体的には、図5に二点鎖線で示すように、波形調整部16は、少なくとも1つのフェースギア歯11cと残りのフェースギア歯11cとの間で、ギアの諸元としての圧力角PA、ピッチPE、ねじれ角TA、歯形形状TS、及び歯すじ形状TLSの少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整する。
第1実施形態では、波形調整部16は、フェースギア歯11cにおいて、歯形形状TSを一部で異ならせることによって構成される。駆動ギア11の諸元は、例えば、歯数31、外径25.9mm、内径21.4mm、基準オフセット6.5mmである。なお、図3及び図4には、歯数などの諸元は正確には描かれていない。
ピニオンギア12は、図3に示すように、筒状のギア本体12aと、ギア本体12aの後部外周面に形成されたピニオンギア歯12bと、を有する。ギア本体12aは、駆動軸10と食い違う軸回り(スプール軸15回り)にリールボディ2aに回転自在に装着される。ギア本体12aは、ピニオンギア歯12bの前後で前軸受14a及び後軸受14bによって、リールボディ2aに回転自在に支持される。ギア本体12aの中心には、スプール軸15が貫通可能な貫通孔12dが形成される。ギア本体12aの前端外周面には、ロータ3を固定するためのナット13が螺合する雄ネジ部12eが形成される。ピニオンギア歯12bは、駆動ギア歯11bに噛み合うはす歯12cを有する。ピニオンギア12の前部外周面には、ロータ3を一体回転可能に連結するための平行な回り止め平面12fが形成される。駆動ギア11とピニオンギア12は、基準かみ合い高さで噛み合うように設計される。ピニオンギア12の諸元は、例えば、モジュール0.65mm、圧力角20、歯数6、転位係数+0.5、ねじれ角55度である。
<その他の構成>
オシレーティング機構6は、図1及び図2に示すように、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置されたトラバースカム軸21と、トラバースカム軸21に沿って前後方向にリールボディ2aに案内されるスライダ22と、トラバースカム軸21の先端に固定された中間ギア23とを有する。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定される。中間ギア23はピニオンギア12に噛み合う。
ロータ3は、図1に示すように、たとえばマグネシウム合金やアルミニウム合金製等の軽合金製であり、ピニオンギア12に回転不能に連結され、リール本体2に対して回転自在である。ロータ3は、ピニオンギア12に一体回転可能に連結された筒部30と、筒部30の後部の対向する位置に接続され筒部30と間隔を隔てて前方に延びる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32と、を有する。
ロータ3の筒部30は、前部内周側に円板状の壁部30dを有し、壁部30dの中心部には、ピニオンギア12と一体回転可能に連結されるボス部30eが形成される。このボス部30eの内周部をピニオンギア12の前部が貫通し、ピニオンギア12の前部にある回り止め平面12fがボス部30eの内周面に一体回転可能に係止される。この状態でピニオンギア12の雄ネジ部12eにナット13をねじ込むことにより、ロータ3がピニオンギア12に固定される。第1ロータアーム31の先端の外周側には、釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が糸開放姿勢と糸巻取姿勢とに揺動自在に装着される。
ロータ3の筒部30の内部には、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置される。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換レバー52とを有する。切換レバー52は、リールボディ2aに揺動自在に装着される。切換レバー52の先端には図示しないカムが設けられており、切換レバー52を揺動させると、カムによりワンウェイクラッチ51が作動状態と非作動状態とに切り換わる。
スプール4は、図1に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着される。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後方に糸巻き胴部4aと一体形成された筒状のスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に設けられた大径のフランジ部4cとを有する。
ドラグ機構60は、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有する。
<スピニングリールの動作>
このように構成されたスピニングリール100では、キャスティング後にベールアーム44を糸案内姿勢の状態にして、魚の当たりを待つ。仕掛けに獲物がかかると、釣り人はハンドル1を糸巻取方向に回転させる。すると、その回転で駆動ギア11が回転し、駆動ギア11に噛み合うピニオンギア12が回転する。これにより、ロータ3が糸巻取方向に回転し、繰り出された釣り糸がスプール4に巻き付けられる。このとき、ピニオンギア12の歯先が、駆動ギア11の第1歯面11dに接触する。この第1歯面11dに波形調整部16が設けられているので、駆動ギア11がピニオンギア12を回転させると、噛み合い時のハンドル1に伝わる振動が、図6に示すように、周期及び振幅が異なる複雑な波形の振動の組み合わせになる。これによって、波形WSが不均一になり、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、釣り人は、ハンドル1に伝わるスピニングリール100の回転フィーリングがさらに向上したと感じることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、釣り用リールとしてのスピニングリール100の駆動ギア11を例に本発明を説明したが、第2実施形態では、図8に示すように、両軸受リール(釣り用リールの一例)200の駆動ギア131を例に本発明を説明する。
本発明の第2実施形態を採用した両軸受リール200は、図7及び図8に示すように、ベイトキャスト用の小型のロープロフィール型のリールである。両軸受リール200は、リール本体101と、リール本体101の側方に配置されたスプール回転用ハンドル102と、ハンドル102のリール本体101側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ103と、を備える。
<リール本体>
リール本体101は、フレーム105と、フレーム105の両側方に装着された第1側カバー106a及び第2側カバー106bと、を有する。また、リール本体101は、前方を覆う前カバー107と、上部を覆うサムレスト108と、を有する。さらに、リール本体101は、図8に示すように、第1側カバー106aにねじ止め固定される軸支持部109を有する。リール本体101の内部には糸巻き用のスプール112が回転自在かつ着脱自在に装着される。
フレーム105は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の第1側板105a及び第2側板105bと、これらの第1側板105a及び第2側板105bを連結する図示しない複数の連結部とを有する。第1側板105aには、スプール112が通過可能な第1開口部105cが形成される。
第1側カバー106aは、第1側板105a及び第2側板105bの後部に軸方向移動自在かつ回動自在に支持される。第1側カバー106aは、開閉可能である。
前カバー107及びサムレスト108は、フレーム105にねじ止め固定される。軸支持部109は、有底筒状の部材である。軸支持部109は、スプール軸116の一端を支持する。
第2側カバー106bは、第2側板105bにネジ止め固定される。第2側カバー106bには、第1ボス部106cと、第2ボス部106dと、が設けられる。第1ボス部106cは、ハンドル102が連結される後述する駆動軸130を支持するために設けられる。第2ボス部106dは、スプール112が固定されるスプール軸116を支持するために設けられる。
フレーム105内には、スプール112と、スプール112内に釣り糸を均一に巻き付けるためのレベルワインド機構115と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチ操作部材117とが配置される。スプール112は、第1側板105aの第1開口部105cを通過可能である。また、フレーム105と第2側カバー106bとの間には、回転伝達機構118と、図示しないクラッチ機構、クラッチ制御機構、及びキャスティングコントロール機構と、ドラグ機構121と、が配置される。回転伝達機構118は、ハンドル102からの回転力をスプール112及びレベルワインド機構115に伝えるための機構である。クラッチ制御機構は、クラッチ操作部材117の操作に応じてクラッチ機構の係脱及び制御を行うための機構である。キャスティングコントロール機構は、スプール112の回転時の抵抗力を調整するための制動機構である。さらに、フレーム105と第1側カバー106aとの間には、スプール制動装置123が配置される。スプール制動装置123は、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための装置である。
スプール112は、外周に釣り糸が巻き付けられる。スプール軸116は、第2側板105bを貫通して第2側カバー106bの外方に延びる。スプール軸116の他端は、第2側カバー106bに支持される。
<回転伝達機構>
回転伝達機構118は、図8に示すように、ハンドル102が一体回転可能に連結される駆動軸130と、駆動軸130に装着された駆動ギア131と、駆動ギア131に螺合するピニオンギア132と、駆動軸130に一体回転可能に連結された第1ギア133と、第1ギア133に噛み合う第2ギア134と、を有する。第2ギア134は、レベルワインド機構115をハンドル102の回転に応じて左右に往復移動させるために設けられる。
駆動軸130は、リール本体101の第1ボス部106cに装着されたワンウェイクラッチ140により糸巻取方向のみ回転可能である。駆動軸130は、第1軸受135a及び第2軸受135bによりリール本体101に回転自在に支持される。第1軸受135aは、第2側カバー106bの第1ボス部106cに装着される。第2軸受135bは、第2側板105bに装着される。
図9に示すように、駆動軸130には、ドラグ機構121のドラグ力を受けるドラグ受け部材としてのラチェットホイール136が一体回転可能に装着される。ラチェットホイール136は、ドラグ受け部材として機能するとともに、クラッチ機構をクラッチオフ状態からクラッチオン状態に戻すクラッチ戻し機構としても機能する。
また、駆動軸130には、駆動ギア131が回転自在に装着されるとともに、ドラグ機構121のドラグ板137が一体回転可能に装着される。さらに、駆動軸130には、スタードラグ103が螺合する。駆動軸130には、ハンドル102が一体回転可能に装着される。
駆動ギア131は、図9に示すように、例えば、モジュールが1程度で歯数が42枚程度の円筒歯車である。したがって、ピッチ円直径PCDは、略42mmである。図9では、駆動ギア131を作図の都合によってすぐ歯で図示するが、実際には、駆動ギア131は、はす歯の円筒歯車である。駆動ギア131は、円板状のギア本体131aと、ギア本体131aの外周側に周方向に間隔を隔てて設けられ、ピニオンギア132にかみ合う複数の駆動ギア歯131bと、波形調整部119と、を備える。駆動ギア131は、例えば、ステンレス合金をダイキャスト加工又は転造等によって形成される。駆動ギア歯131bは、ギア本体131aの一側面の外周面に周方向に間隔を隔てて形成され、ねじれ角TAが20度以下のはす歯131cを含む。図10に示すように、それぞれのはす歯131cは、ハンドル102が糸巻取方向に回転する時にピニオンギア132に噛み合う第1歯面131dと、糸繰り出し方向に回転したときに噛み合う第2歯面131eとを有する。
図10に示すように、波形調整部119は、第1歯面131dに設けられる。波形調整部119は、ピニオンギア132との噛み合いにおいて発生する振動の波形WSが、図6に示すように、不均一になるように調整するものである。波形調整部119は、通常は、可及的に複数のはす歯131cの第1歯面131dの形状を高精度にするとともに、ピッチを同じに形成するのを、あえて、少なくとも1つはす歯131cの形状またはピッチを残りのはす歯131cと異ならせることによって形成される。具体的には、図10に二点鎖線で示すように、波形調整部119は、少なくとも1つのはす歯131cと残りのはす歯131cとの間で、ギアの諸元である圧力角PA、ピッチPE、ねじれ角TA、歯形形状TS、及び歯すじ形状TLSの少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整する。
ピニオンギア132は、図9に示すように、スプール軸116(図8参照)が中心を貫通する筒状部材である。ピニオンギア132は、リール本体101に回転自在に支持される。また、ピニオンギア132は、スプール軸方向に移動自在に装着される。ピニオンギア132の一端には、図示しないクラッチ機構の係合ピンが係合するかみ合い溝132aが直径上に沿って形成される。ピニオンギア132の他端側には、駆動ギア131の駆動ギア歯13bに噛み合うピニオンギア歯132bが形成される。かみ合い溝132aとピニオンギア歯132bとの間にはくびれ部132cが形成される。くびれ部132cには、クラッチ制御機構が係合する。クラッチ操作部材117がクラッチオフ位置に操作されると、ピニオンギア132は、オン位置よりも図8右側(第2側カバー106b側)のオフ位置に移動する。これにより、クラッチ機構がクラッチオフ状態になる。
第2ギア134は、レベルワインド機構115の図示しない螺軸に一体回転可能に連結される。
ドラグ機構121は、クラッチオン状態のとき、駆動ギア131を介してスプール112の糸繰り出し方向の回転を制動するものである。ドラグ機構121は、スタードラグ103によりドラグ力が調整される。ドラグ機構121は、図8及び図9に示すように、ワンウェイクラッチ140の内輪140aを介してハンドル102の回転及びスタードラグ103の押圧力を伝達して駆動ギア131を滑らせることにより、スプール112の糸繰り出し方向の回転を制動する。ドラグ機構121は、内輪140aに一体回転可能に連結されるドラグ板137と、ラチェットホイール136と、を有する。ドラグ板137と駆動ギア131との間及び駆動ギア131とラチェットホイール136との間には、ドラグ作動時に駆動ギア131が滑らかに滑るようにするためにフェルト製またはグラファイト製の第1ドラグ座金141a及び第2ドラグ座金141bが装着される。
<両軸受リールの動作>
次に、両軸受リールの動作について説明する。
釣り糸を繰り出す時には、クラッチ操作部材117を操作してクラッチ機構をクラッチオフ状態にする。この結果、スプール112が自由回転状態になり、キャスティングすることによりスプール112が糸繰り出し方向に回転し、先端に仕掛けが装着された釣り糸がスプール112から繰り出される。
仕掛けが着水するとハンドル102を糸巻取方向に回転させてクラッチ機構をオン状態にする。これによりハンドル102とスプール112とが連結される。仕掛けに獲物がかかると、釣り人はハンドル102を糸巻取方向に回転させる。すると、その回転で駆動ギア131が回転し、駆動ギア131に噛み合うピニオンギア132が回転する。これにより、スプール112が糸巻取方向に回転し、繰り出された釣り糸がスプール112に巻き取られる。このとき、ピニオンギア132の歯先が、駆動ギア131の第1歯面131dに接触する。この第1歯面131dに波形調整部119が設けられるので、駆動ギア131がピニオンギア132を回転させると、噛み合い時のハンドル102に伝わる振動が、図6に示すように、周期及び振幅が異なる複雑な波形の振動の組み合わせになる。これによって、波形WSが不均一になり、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、釣り人は、ハンドル102に伝わる両軸受リール200の回転フィーリングがさらに向上したと感じることができる。
次に、魚の引きなどで釣り糸が繰り出される際には、スプール112の回転が駆動ギア131に伝達され、ドラグ機構121を介して駆動軸130およびワンウェイクラッチ140に伝わる。ワンウェイクラッチ140では駆動軸130の逆転が禁止される。魚の引きが弱ければ、スプール112は回転せず釣り糸が引き出されることもない。そして、魚の引きが強くなりスプール112の回転力が大きくなると、伝達される回転力がドラグ機構121の設定回転抵抗力を超える。すると、ドラグ機構121で滑りが生じるので、駆動ギア131を含むスプール112側は回転を始める。このとき、スプール112には常にドラグ機構121から一定の抵抗力すなわちドラグ力が作用する。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)第1実施形態及び第2実施形態では、駆動ギア11(又は131)に波形調整部16(又は119)を設けたが、ピニオンギア12(又は132)のピニオンギア歯12b(又は132b)の糸巻き取り時に駆動ギア11に接触する面に図10に示すような波形調整部119を設けてもよい。この場合には、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果が得られる。ただし、ピニオンギア12(又は132)は、駆動ギア11(又は131)に比べて歯数が少ないため、駆動ギア11(又は131)比べて波形WSの変化が少なくなる。したがって、歯数が多い駆動ギア11(又は131)に波形調整部16(又は119)を設けるのが好ましい。
(b)上記実施形態では、波形調整部16(又は119)が歯形形状TSを異ならせることによって波形WSを調整するが、本発明はこれに限定されない。波形調整部16(又は119)は、少なくとも1つのフェースギア歯11cと残りのフェースギア歯11cとの間で、圧力角PA、ピッチPE、ねじれ角TA、歯形形状TS、及び歯すじ形状TLSの少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整するものであればどのようなものでもよい。たとえば、圧力角PAと歯形形状TSを組み合わせてもよい。また、歯すじ形状TLSとねじれ角TAを組み合わせてもよい。
(c)第2実施形態では、はす歯の円筒歯車を例に本発明を説明したが、やま歯又はすぐ歯の円筒歯車にも本発明を適用できる。
(d)第1実施形態では、スピニングリールとして、フロントドラグ形のものを例に本発明を説明したが、スピニングリールは、リアドラグ形、レバーによるロータ制動形、2種の制動機構を切り換え可能なスピニングリールなど、全てのスピニングリールに本発明を適用できる。
(e)第1及び第2実施形態では、釣り用リールとして両軸受リール(電動リールを含む)とスピニングリールを例示したが、その他の釣り用リールにもて適用できる。例えば、駆動ギアを有するスピンキャストリール及び片軸受リールにも本発明を適用できる。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)釣り用リール(スピニングリール100又は両軸受リール200)の駆動ギア11(又は131)は、釣り用リールの駆動軸10(又は130)に設けられ、ピニオンギア12(又は132)に噛み合うギアである。駆動ギア11(又は131)は、円板状のギア本体11a(又は131a)と、複数の駆動ギア歯11b(又は131b)と、波形調整部16(又は119)と、を備える。ギア本体11a(又は131a)は、駆動軸10(又は130)に設けられる。複数の駆動ギア歯11b(又は131b)は、ギア本体11a(又は131a)の外周側に周方向に間隔を隔てて設けられ、ピニオンギア12(又は132)に噛み合う。波形調整部16(又は119)は、複数の駆動ギア歯11b(又は131b)の少なくとも一部に設けられ、ピニオンギア12(132)との噛み合いにおいて発生する振動の波形WSが不均一になるように調整する。波形調整部16(又は119)は、少なくとも1つの駆動ギア歯11b(又は131b)と残りの駆動ギア歯11b(又は131b)との間で、圧力角PA、ピッチPE、ねじれ角TA、歯形形状TS、及び歯すじ形状TLSの少なくともいずれか1つを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整する。
この駆動ギア11(又は131)によれば、波形調整部16(119)によって少なくとも1つの駆動ギア歯11b(又は131b)と残りの駆動ギア歯11b(又は131b)との間で、圧力角PA、ピッチPE、ねじれ角TA、歯形形状TS、及び歯すじ形状TLSの少なくともいずれか1つを異ならせる。このため、ハンドル1(又は102)に伝わる振動が複雑な振動の組み合わせになる。これによって、シルク又はベルベットなどの繊維の表面をなぞるようなテクスチャー振動を得ることができる。このため、ハンドル1(又は102)に伝わる釣り用リール(スピニングリール100又は両軸受リール200)の回転フィーリングをさらに向上させることができる。
(B)波形調整部16(又は119)は、少なくとも圧力角PAを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整してもよい。この場合には、比較的容易に波形WSを不均一にできる。
(C)波形調整部16(又は119)は、少なくともピッチPEを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整してもよい。この場合に、ピッチPEの変化によって、振動の周期及び振幅を変化させ波形WSを不均一に変化させることができる。
(D)波形調整部16(又は119)は、少なくともねじれ角TAを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整してもよい。この場合には、ねじれ角TAの変化によって、振動の周期及び振幅を変化させ波形WSを不均一に変化させることができる。
(E)波形調整部16(又は119)は、少なくとも歯形形状TSを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整してもよい。この場合には、歯形形状TSを変化させることによって、振動の周期及び振幅を変化させ波形WSを不均一に変化させることができる。
(F)波形調整部16(又は119)は、少なくとも歯すじ形状TLSを異ならせることによって、波形WSが不均一になるように調整してもよい。この場合には、歯すじ形状TLS変化させることによって、振動の周期及び振幅を変化させ波形WSを不均一に変化させることができる。
(G)駆動ギア歯11bは、ギア本体11aの外周側の側面に形成されるフェースギア歯11cを含んでもよい。この場合には、スピニングリール100のハンドル1に伝わる回転フィーリングをさらに向上させることができる。
(H)駆動ギア歯131bは、ギア本体131aの外周面に形成されるすぐ歯及びはす歯131cのいずれかを含んでもよい。この場合には、両軸受リール200のハンドル102に伝わる回転フィーリングをさらに向上させることができる。
10,130 駆動軸
11,131 駆動ギア
11a,131a ギア本体
11b,131b 駆動ギア歯
11c フェースギア歯
12,132 ピニオンギア
12a ギア本体
12b ピニオンギア歯
16,119 波形調整部
100 スピニングリール
131c はす歯
132b ピニオンギア歯
200 両軸受リール
PA 圧力角
PE ピッチ
TA ねじれ角
TS 歯形形状
TLS 歯すじ形状
WS 波形

Claims (9)

  1. 釣り用リールの駆動軸に設けられ、ピニオンギアに噛み合う駆動ギアであって、
    前記駆動軸に設けられる円板状のギア本体と、
    前記ギア本体の外周側に周方向に間隔を隔てて設けられ、前記ピニオンギアにかみ合う複数の駆動ギア歯と、
    前記複数の駆動ギア歯の少なくとも一部に設けられ、前記ピニオンギアとの噛み合いにおいて発生する振動の波形が不均一になるように調整する波形調整部と、を備え、
    前記波形調整部は、少なくとも1つの前記駆動ギア歯と残りの前記駆動ギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか一つを異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、釣り用リールの駆動ギア。
  2. 前記波形調整部は、少なくなくとも前記圧力角を異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、請求項1に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  3. 前記波形調整部は、少なくなくとも前記ピッチを異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、請求項1又は2に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  4. 前記波形調整部は、少なくなくとも前記ねじれ角を異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、請求項1から3のいずれか1項に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  5. 前記波形調整部は、少なくなくとも前記歯形形状を異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、請求項1から4のいずれか1項に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  6. 前記波形調整部は、少なくなくとも前記歯すじ形状を異ならせることによって、前記波形が不均一になるように調整する、請求項1から5のいずれか1項に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  7. 前記駆動ギア歯は、前記ギア本体の外周側の側面に形成されるフェースギア歯を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  8. 前記駆動ギア歯は、前記ギア本体の外周面に形成されるすぐ歯及びはす歯のいずれかを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の釣り用リールの駆動ギア。
  9. 釣り用リールのスプール軸が貫通可能であり、駆動軸に設けられる駆動ギアの駆動ギア歯に噛み合うピニオンギアであって、
    前記スプール軸が貫通可能な筒状のギア本体と、
    前記ギア本体の外周面に周方向に間隔を隔てて設けられ、前記駆動ギア歯に噛み合う複数のピニオンギア歯と、
    前記ピニオンギア歯に設けられ、前記駆動ギアとの噛み合いにおいて発生する振動の波形が不均一になるように調整する波形調整部と、を備え、
    前記波形調整部は、少なくとも1つの前記ピニオンギア歯と残りの前記ピニオンギア歯との間で、圧力角、ピッチ、ねじれ角、歯形形状、及び歯すじ形状の少なくともいずれか一つを異ならせることによって、前記波形を不均一にする、釣り用リールのピニオンギア。
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