JP2015110968A - オートテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたダンピング特性を有するオートテンショナを提供する。
【解決手段】オートテンショナ1は、軸を有する固定部材9と、固定部材9に回動自在に取り付けられたアーム部5と、アーム部5上に設けられたプーリ7と、固定部材9の軸の外側を囲み、固定部材9の軸回り方向にアーム部5を付勢する弾性部材11と、弾性部材11の内側に配置され、アーム部5と摺動可能な第1の摺動部材17と、弾性部材11の外側に配置され、アーム部5と摺動可能な第2の摺動部材15とを備えている。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示された技術は、車両等に用いられるオートテンショナに関する。
自動車等のエンジン補機を駆動するベルトに、所定の張力を付与するとともに、ベルト張力の変動をダンピングするオートテンショナが用いられる。
特許文献1に記載されたオートテンショナは、回動部材のボス部に、該ボス部の周方向の一部が切り欠かれた状態の切除部が設けられ、この切除部内に摺動部材が設けられている。この摺動部材は、捩りコイルばねの捩りトルクの回動側タングを支点とする反力により固定部材の軸部に摺動可能に押し付けられて、回動部材の回動時に該軸部との間に摺動抵抗を発生する。
また、特許文献2に記載されたオートテンショナは、ベース部材と、回転可能なテンション部材と、ベース部材とテンション部材との間に配置されたばね要素と、ベース部材とテンション部材との間の相対的な動きを減衰させる摩擦装置とを備えている。
特開平11−13843号公報 特表2009−533619号公報
上記従来のオートテンショナでは、摺動部材又は摩擦装置が設けられていることによってダンピング力が生じている。しかしながら、近年エンジンの回転変動や補機の負荷が増加するのに伴って、オートテンショナにはさらなるダンピング特性の向上が望まれている。
本発明の目的は、より優れたダンピング特性を有するオートテンショナを提供することにある。
本明細書に開示されたオートテンショナは、軸を有する固定部材と、前記固定部材に回動自在に取り付けられたアーム部と、前記アーム部上に設けられたプーリと、前記固定部材の前記軸の外側を囲み、前記固定部材の軸回り方向に前記アーム部を付勢する弾性部材と、前記弾性部材の内側に配置され、前記アーム部と摺動可能な第1の摺動部材と、前記弾性部材の外側に配置され、前記アーム部と摺動可能な第2の摺動部材とを備えている。
本明細書に開示されたオートテンショナは、優れたダンピング特性を有している。
本発明の一実施形態に係るオートテンショナの外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るオートテンショナの構成を示す断面図である。 図3は、一実施形態に係るオートテンショナの固定部材側を水平方向に切断した場合の断面図である。 図4は、一実施形態に係るオートテンショナ及びベルト駆動装置を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るオートテンショナの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るオートテンショナの構成を示す断面図である。同図は、弾性部材11の軸方向のうち、プーリ7に近い側から見た図である。図3は、オートテンショナの固定部材側を水平方向に切断した場合の断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のオートテンショナ1は、軸を有する固定部材9と、固定部材9に回動自在に取り付けられたシャフト3を有するアーム部5と、アーム部5上に設けられたプーリ7と、アーム部5のうち固定部材9に取り付けられた部分(すなわちシャフト3)の外側に嵌合された略円筒状のヌースリング27と、ヌースリング27の外側に嵌合された略円筒状のスプリングサポート22と、例えばヌースリング27に接し、固定部材9の軸の外側を囲み、固定部材9の軸回りの方向にアーム部5を付勢する弾性部材11とを備えている。アーム部5は、シャフト3の軸回り方向に回動可能であるとともに、シャフト3の軸方向に揺動可能となっている。
固定部材9は、例えば金属等で構成されたスピンドルブラケット等である。固定部材9の下には樹脂等からなるスラスト座金25が取り付けられており、スラスト座金25の下には金属等からなるベースプレート23が取り付けされている。スプリングサポート22及びスラスト座金25は、例えば樹脂等で構成されている。ベースプレート23は金属等で構成されている。
弾性部材11は、アーム部5の振動を減衰させることができるように弾性を有していればよく、好ましくは、金属等で構成されたスプリングである。スプリングは、例えば、固定部材9の中空部分内に介装される。このスプリングは、シャフト3と同じ方向に延びる軸を有している。スプリングのタング(タング支点)19は、固定部材9に係止されている。スプリングは、シリコンクロム鋼等の金属で構成されていることが好ましい。
プーリ7は、アーム部材5にボルト13によって固定されており、例えばボールベアリングやダストシールド等を有している。
オートテンショナ1は、弾性部材11の内側に配置され、アーム部5と摺動可能な第1の摺動部材17と、弾性部材11の外側に配置され、アーム部5と摺動可能な第2の摺動部材15とを備えている。第1の摺動部材17及び第2の摺動部材15は、ある程度摩擦係数の大きな材料で構成されていればよく、例えば、ナイロン、ポリエチレン、ポリエーテルサルフォン(PES)等の熱可塑性樹脂で構成されていてもよい。
図3に示す例では、第2の摺動部材15は、スプリングサポート22のうち弾性部材11と摺動する部分であるが、スプリングサポート22と別部材として設けられていてもよい。
弾性部材11がスプリングである場合、第1の摺動部材17と第2の摺動部材15とはスプリングのタング19から見て相異なる方向に配置されている。ここでは、少なくとも、タング19から見てスプリングの周方向に沿って90°の位置のスプリング外径側(すなわちスプリングの外側)に第2の摺動部材15が配置され、少なくともタング19から見てスプリングの周方向に沿って270°の位置のスプリング内径側(すなわちスプリングの内側)に第1の摺動部材17が配置されている。ここで、タング19から見た方向の角度は、スプリングの巻き方向を基準とした角度のことを意味する。第1の摺動部材17及び第2の摺動部材15は共に固定されている。
この構成においては、アーム部5を捩ることでスプリング(弾性部材11)はタング19を支点としてタング19から90°ずれた方向に移動する。すると、タング19から見て90°の方向ではスプリングがアームハウジングの内径側と摺動し、タング19から見て270°の方向ではスプリングがアームボア外径部と摺動する。なお、第1の摺動部材17、第2の摺動部材15はスプリングとの間に別の部材を介在させた状態で摺動させてもよいし、スプリングと直接摺動させてもよい。
これにより、スプリングの内側と外側の両方でダンピング力を発生させることができるので、装置のサイズを大きくすることなく大きなダンピング力を得ることが可能となる。また、第1の摺動部材17と第2の摺動部材15とが異なる位置に設けられていることにより、スプリングがアーム部5に与える力が均等化されるので、ダンピング力の長期安定化を実現することもできる。
図4は、本実施形態のオートテンショナ及びベルト駆動装置を概略的に示す図である。オートテンショナ1は、スプリング等の弾性部材11(図2参照)によって生じたトルクをプーリ7を介して補機駆動用のベルト21に伝える。ベルト駆動装置は、例えば駆動プーリ4、プーリ2a、2bを有している。オートテンショナ1のアーム部5は、ベルト21の張力が一定になるように回動する。つまり、ベルト21の張力が減少したときには、弾性部材11の捩りトルクにより付勢方向に回動する。一方、ベルト21の張力が増大したときには、アーム部5が捩りトルクに抗して付勢方向と逆の方向に回動する。
この際に、ベルト21の張力が急激に変動した場合には、弾性部材11とアームハウジングの内径側との間、及び弾性部材11とアームボア外径部との間に摺動抵抗が生じ、アーム部5の回動がダンピングされる。この結果、ベルト21の振動を効果的に低減することができる。
上述のように、本実施形態のオートテンショナ1によれば、優れたダンピング力を安定して得ることができるので、アーム部5の変位を効果的に抑制し、エンジンの回転変動や補機の負荷が増加した場合でも補機駆動ベルトシステムを安定して駆動させることが可能となる。なお、本実施形態のベルト駆動装置において、プーリの数や大きさ等は図4の例に限られない。
なお、以上で説明したオートテンショナの構成は、実施形態の一例であって、各部材の構成、形状等は本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、第1の摺動部材17及び第2の摺動部材15の大きさ等も適宜変更可能である。
以上説明したように、本開示の一例に係るオートテンショナは、各種車両等に適用されうる。
1 オートテンショナ
2a、2b プーリ
3 シャフト
4 駆動プーリ
5 アーム部
7 プーリ
9 固定部材
11 弾性部材
15 第2の摺動部材
17 第1の摺動部材
19 タング
21 ベルト
22 スプリングサポート
23 ベースプレート
25 スラスト座金
27 ヌースリング

Claims (5)

  1. 軸を有する固定部材と、
    前記固定部材に回動自在に取り付けられたアーム部と、
    前記アーム部上に設けられたプーリと、
    前記固定部材の前記軸の外側を囲み、前記固定部材の軸回り方向に前記アーム部を付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材の内側に配置され、前記アーム部と摺動可能な第1の摺動部材と、
    前記弾性部材の外側に配置され、前記アーム部と摺動可能な第2の摺動部材とを備えているオートテンショナ。
  2. 請求項1に記載のオートテンショナにおいて、
    前記弾性部材はスプリングであり、
    前記第1の摺動部材と前記第2の摺動部材とは、前記スプリングのタングから見て相異なる方向に配置されていることを特徴とするオートテンショナ。
  3. 請求項2に記載のオートテンショナにおいて、
    前記第1の摺動部材は、前記タングから見て前記スプリングの周方向に沿って270°の位置に少なくとも設けられており、
    前記第2の摺動部材は、前記タングから見て前記スプリングの周方向に沿って90°の位置に少なくとも設けられていることを特徴とするオートテンショナ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のオートテンショナにおいて、
    前記第1の摺動部材及び前記第2の摺動部材は樹脂で構成されていることを特徴とするオートテンショナ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載のオートテンショナにおいて、
    前記第1の摺動部材及び前記第2の摺動部材は固定されていることを特徴とするオートテンショナ。
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