JP2015075122A - オートテンショナ - Google Patents

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宜大 立石
Yoshihiro Tateishi
宜大 立石
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Abstract

【課題】ベルトの変動張力を良好に制御しつつ、アームの振れを適正な範囲に調整することが可能なオートテンショナを提供する。
【解決手段】オートテンショナは、軸を有する固定部材7と、基端部が固定部材7の軸に回動可能に取り付けられたアーム4と、アーム4に支持された軸を有するプーリ24と、固定部材7又はアーム4に設けられ、アーム4の回転範囲を規制するストッパ20と、ストッパ20に設置され、アーム4又は固定部材7に対して摺動する弾性材料体28とを備える。アーム4と弾性材料体28との接触面積は、アーム4の回転角度が大きくなるにつれて大きくなる。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示された技術は、車両等に用いられるオートテンショナに関する。
自動車等において、エンジン補機を駆動するベルトに所定の張力を付与するオートテンショナが、広く用いられている。オートテンショナはまた、ベルト張力の変動をダンピングする機能も有している。
特許文献1には、張力を付与するためにベルトに係合可能なプーリを有し、当該プーリが枢着アームの一端に取付けられたオートテンショナが開示されている。
特許文献2には、オートテンショナにおいて、固定軸と、揺動部材との間に、プーリがベルトから離反する方向に揺動したときにのみ圧縮されて揺動部材に揺動抵抗を付与する弾性部材を設けることが開示されている。
特許文献3には、揺動アームに突起部を設けるとともに、揺動アームを支持する支持部材にゴム状弾性体を設け突起部を挟み込むストッパ(装置)を備えたオートテンショナが開示されている。
特開昭63−132154号公報 特開平11−336856号公報 特開2003−278861号公報
オートテンショナにおいて、ベルトの張力が変動するなどして振れが大きくなると、ベルトが外れる等の不具合が生じる。このため、特許文献1に係るオートテンショナでは、取付け状態において微小揺動のみを許容するストッパが設けられている。また、特許文献2に係るオートテンショナでも、固定軸にストッパとして係止部が設けられている。特許文献3に記載されたオートテンショナでは、上述のストッパがアームの揺動を規制する。
上述したオートテンショナでは、ストッパが設けられていることでアームの振れが大きくなり過ぎないように設計されている。しかしながら、特許文献3に記載された例のように、ストッパが許容する揺動範囲が小さ過ぎるとアームの振れを小さく抑えることができる反面、ベルト張力が大きく変動した場合にベルト張力を調整することが難しくなる。逆に、ストッパが許容する揺動範囲を大きくすると、周辺の他部品と干渉したり、アームの振れが十分に抑えられず、ベルトが外れる等の不具合の発生を抑える効果が弱まってしまったりする。
本発明は、ベルトの変動張力を良好に制御しつつ、アームの振れを適正な範囲に調整することが可能なオートテンショナを提供することを目的とする。
本明細書に開示されたオートテンショナは、軸を有する固定部材と、基端部が前記固定部材の軸に回動可能に取り付けられたアームと、前記アームに支持された軸を有するプーリと、前記固定部材又は前記アームに設けられ、前記アームの回転範囲を規制するストッパと、前記ストッパに設置され、前記アーム及び固定部材のうち前記ストッパに面した部分に対して摺動する弾性材料体とを備えている。さらに、前記アームと前記弾性材料体との接触面積は、前記アームの回転角度が大きくなるにつれて大きくなる。
なお、本明細書において「弾性材料体」とは、構成材料自体が弾性を有している部材を意味し、弾性を有さない金属等の材料からなるばね等を意味しないものとする。
本明細書に開示されたオートテンショナは、優れたダンピング特性を有している。
図1(a)は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナを示す平面図であり、(b)は、当該オートテンショナのストッパを含む部分を示す拡大図である。 図2は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナを示す側面図である。 図3は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナを示す平面図である。 図4は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナの構成を示す断面図である。
図1(a)は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナを示す平面図であり、(b)は、当該オートテンショナのストッパを含む部分を示す拡大図である。図2及び図3は、それぞれ本開示の一実施形態に係るオートテンショナを示す側面図及び平面図である。図3は、図1(a)とは逆の、アーム4側から見た図である。また、図4は、本開示の一実施形態に係るオートテンショナの構成を示す断面図である。以下の説明では、便宜上、固定部材の軸X(図4参照)に平行な方向であって、固定部材7から見たアーム4の基端部の方向を「上方」とし、その逆の方向を「下方」とする。
図1〜図4に示すように、本実施形態のオートテンショナは、軸Xを有する固定部材7と、固定部材7の軸Xに回動可能に取付けられた基端部4α、及び基端部4αから見て側方に位置する先端部4aを有するアーム4と、アーム4に支持された軸を有するプーリ24とを備えている。プーリ24には、例えば車両等において用いられる補機駆動用のベルト1が巻き掛けられる。
プーリ24の中心部には、例えば玉軸受3が装着されている。この玉軸受3の内輪は、アーム4の先端部4aに外嵌され、ボルト5及びナット6によって先端部4aに固定されている。このようにして、プーリ24は、アーム4の先端部4aにより回動自在に支持されている。
アーム4は、さらに鍔部4bを有している。上述の基端部4αは、この鍔部4bと、筒状部4cと、筒状部4cの外側に位置する基端外筒部4dとで構成されている。アーム4は、アルミニウム等の金属からなり、公知の方法で成型可能である。
一方、アーム4を支持する固定部材7は、内部が空洞になっている支持基部7aと、この支持基部7aの周りに形成されたばね受け部7bと、取付け部7cとを有する。固定部材7は、取付け部7cにおいて車体のシャシやエンジン等に固定される。この支持基部7aの外周面上には、ナイロン等の樹脂からなる略筒状のブッシュ8が形成されていてもよい。固定部材7は、例えばアルミニウム等の金属からなり、公知の方法で成型可能である。
アーム4は、その筒状部4cがブッシュ8に外挿されることにより、固定部材7に対して回動自在になっている。また、固定部材7のばね受け部7bとアーム4の筒状部4cとの間に捻りコイルばね9が装着されている。捻りコイルばね9の一方の端部9aは固定部材7に係止され、他方の端部9bはアーム4に係止されている。以上の構成により、アーム4は固定部材7に対して、ブッシュ8を介して所定範囲で回動可能となっている。アーム4の回転の中心軸は、固定部材7の中心軸Xと一致する。捻りコイルばね9は、ベルト1が巻き掛けられた状態でアーム4を図1(a)の反時計回り方向に付勢し、ベルト1に一定の張力を与える。
なお、アーム4の鍔部4bと環状の押さえ板11との間に摩擦板10が設けられていてもよい。この場合、捻りコイルばね9により、鍔部4bと押さえ板11とは、摩擦板10を挟んで、アーム4の回転軸Xに平行な方向に互いに押し合うように付勢される。
また、図1(a)、(b)に示すように、本実施形態のオートテンショナでは、固定部材7にアーム4の回転範囲を規制するストッパ20が設けられている。ストッパ20は、例えば図1(b)に示すように、固定部材7のばね受け部7bの外周面に設けられていてもよい。具体的に、ストッパ20は、ばね受け部7bの外周面上に、周方向に所定の間隔を空けて形成された2つの突状部30と、これら突状部30の間に形成される凹部22とで構成される。
アーム4には、基端部4α(具体的には基端外筒部4d)の外周部から固定部材7の外周部に向けて下方に突出する突状部28が設けられており、アーム4は、この突状部28が凹部22の内側に位置するように、固定部材7に嵌め込まれている。この構成により、突状部28の回転範囲は2つの突状部30の間に限定されることとなり、アーム4の回転範囲は規制される。
さらに、本実施形態のオートテンショナでは、ストッパ20の凹部22内に、アーム4(具体的には突状部28)に対して摺動する弾性材料体26が設けられている。アーム4(突状部28)と弾性材料体26との接触面積は、アーム4の回転角度が大きくなる方向に向かうにつれて、言い換えれば、アーム4が図1(b)に示す下向き矢印の方向に回転するにつれて大きくなる。
図1(b)に示す例では、弾性材料体26は、凹部22の底面上に設置されるとともに、弾性材料体26の厚さは、アーム4の回転角度が大きくなる方向に向かうにつれて大きくなっている。弾性材料体26は、接着剤等により凹部22の底面上に固定されていてもよいし、ボルト等の固定用部材によって凹部22の底面上に固定されていてもよい。
なお、ストッパ20を構成する凹部22はアーム4側に設けられていてもよく、ストッパ20に向けて突出する突状部28は固定部材7に設けられていてもよい。この場合、弾性材料体26はアーム4側に設置される。すなわち、ストッパ20は固定部材7又はアーム4に設けられていればよく、弾性材料体26は、アーム4及び固定部材のうち前記ストッパに面した部分に対して摺動するように設けられていればよい。
以上の構成では、ストッパ20が設けられることにより、アーム4の回転が所定の範囲内に規制されているので、アーム4の振れを低減し、ベルト1が外れる等の不具合を解消することができる。また、ストッパ20の規制範囲内においても、弾性材料体26とアーム4との間の摩擦力によって一方向のダンピング特性を得ることができるので、低トルクを維持したまま、ベルト1の変動張力を制御することが可能となる。
さらに、アーム4が図1(b)での時計回り方向に回転する場合には、アーム4の回転角度が大きくなる程、弾性材料体26と突状部28との間の摩擦力が大きくなって大きな減衰効果が得られる。一方で、アーム4が図1(b)での時計回り方向に回転する場合には、回転するにつれて弾性材料体26と突状部28との間の摩擦力が小さくなる。このため、ベルト1の張力変動を速やかに制御しつつ、アーム4の振れを適正な範囲に調整することができる。また、ストッパ20による規制範囲を広げてもベルト1がプーリ24から外れる等の不具合が生じにくくなっている。
なお、突状部28の幅は、凹部22底面の周長より短ければよく、特に限定されない。また、弾性材料体26は、ウレタンゴム等のゴムで構成されていれば好ましいが、ゴム以外の弾性材料で構成されていてもよい。
以上で説明したオートテンショナは、本発明の一実施形態であり、各構成部材の形状、大きさ、構成材料等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、アーム4の回転角度が大きくなる方向に向かうにつれて凹部22の深さが浅くなるように固定部材7を形成し、凹部22内に均一な厚みを有する弾性材料体26を設けてもよい。このような構成によっても、アーム4の回転角度が大きくなるにつれてアーム4と弾性材料体26との接触面積を大きくすることが可能である。
以上説明したように、本開示の一例に係るオートテンショナは、各種車両等に適用されうる。
1 ベルト
3 玉軸受
4 アーム
4α 基端部
4a 先端部
4b 鍔部
4c 筒状部
4d 基端外筒部
5 ボルト
6 ナット
7 固定部材
7a 支持基部
7b ばね受け部
7c 取付け部
8 ブッシュ
9a、9b 端部
10 摩擦板
11 押さえ板
20 ストッパ
22 凹部
24 プーリ
26 弾性材料体
28、30 突状部

Claims (4)

  1. 軸を有する固定部材と、
    基端部が前記固定部材の軸に回動可能に取り付けられたアームと、
    前記アームに支持された軸を有するプーリと、
    前記固定部材又は前記アームに設けられ、前記アームの回転範囲を規制するストッパと、
    前記ストッパに設置され、前記アーム及び固定部材のうち前記ストッパに面した部分に対して摺動する弾性材料体とを備え、
    前記アームと前記弾性材料体との接触面積は、前記アームの回転角度が大きくなるにつれて大きくなるオートテンショナ。
  2. 請求項1に記載のオートテンショナにおいて、
    前記アームは、前記基端部の外周部から突出して前記弾性材料体と摺動する突状部を有しており、
    前記ストッパは、前記固定部材に設けられ、内側に前記突状部が配置された凹部を有しており、
    前記弾性材料体は、前記アームの回転角度が大きくなる方向に向かうにつれて厚みが大きくなるように前記凹部内に設置されることを特徴とするオートテンショナ。
  3. 請求項1に記載のオートテンショナにおいて、
    前記固定部材は、前記ストッパに向けて突出する突状部を有しており、
    前記ストッパは、前記アームに設けられ、内側に前記突状部が配置された凹部を有しており、
    前記弾性材料体は、前記アームの回転角度が大きくなるにつれて厚みが大きくなるように前記凹部内に設置されることを特徴とするオートテンショナ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のオートテンショナにおいて、
    前記弾性材料体は、ゴムであることを特徴とするオートテンショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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