JP2015110455A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印刷可能であって、シートを排出するトレイを切り換えることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】分岐部47に対向して配置され、反転経路51を形成する閉位置と、分岐部47を開放して、分岐部47から排出されるシートSを積載する開位置とに変位可能なフェイスアップトレイ63と、画像形成経路46と排出経路61とを連通する第1の切換位置と、フェイスアップトレイ63が閉位置にある場合は、画像形成経路46と反転経路51とを連通し、フェイスアップトレイ63が開位置にある場合は、画像形成経路46とフェイスアップトレイ63とを連通する第2の切換位置と、に切り換え可能なフラッパ44と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、両面印刷可能な画像形成装置において、シートの排出先をフェイスダウントレイとフェイスアップトレイとに切り換えるための構成に関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置において、シートの第1面及び第2面の両面に画像形成を行うために、両面ユニットを標準あるいはオプションとして備える画像形成装置が知られている。こうした画像形成装置の一例として、第1面を印刷したシートを引込み路の利用により前後端が逆になるようスイッチバックさせて画像形成部に再搬送し、第2面を印刷して装置外部に排出する画像形成装置が知られている。この種の両面印刷を行う画像形成装置では、両面生産性を上げることが重要視されている。
両面生産性を上げるために、特許文献1に示すような、画像形成装置が考えられている。即ち、シートを排出トレイへ送り出す経路である排出パスとは別に、第1面に画像形成した後、第2面に画像形成するために搬送方向を反転させるスイッチバック用の経路である反転パスを独立して備えている画像形成装置が考えられている。このように、反転パスを排出パスから独立させることで、従来は排紙ローラを途中で逆回転させてスイッチバックさせることにより反転動作を行っていたところを、反転動作と排紙動作を一部同時に実行することが可能となる。このため、排出パスを利用してシートをスイッチバックする場合に比べて、両面印刷時における単位時間当たり出力枚数を多くすること、即ち両面生産性を高めることが可能である。尚、第1面又は第2面に画像形成を終えたシートを、排出パスと反転パスのいずれに搬送するかの切り換えは、経路切換部としてのフラッパ部材を揺動させて行っている。
また、この画像形成装置において両面生産性を更に高めるため、シートを少しでも早く反転させるように、定着器の下流に配設されるフラッパ部材を、できるだけ搬送方向上流側、即ち定着器の下流側直下に配置することが望まれる。
また、この画像形成装置では、印刷後のシートは印刷面を下にしたフェイスダウンで排出されるようになっている。この画像形成装置により印刷後のシートを、印刷面を上にしたフェイスアップで排出するために、例えば、この画像形成装置の定着部より下流側から外部にフェイスアップの状態で排出できるように、フェイスアップトレイを設けることがある。
特開2008−162744号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置にフェイスアップトレイを単に設けても、フェイスアップトレイの開閉とフラッパ部材の切り換え動作が一致しない可能性があった。この場合、フェイスアップトレイを開放しても、フェイスアップトレイに向かう経路の途中に存在するフラッパの姿勢によっては、シートがフラッパにガイドされてしまう可能性があった。このため、シートはフェイスアップトレイに排出されず、排出トレイにフェイスダウンで排出されてしまう可能性があった。
本発明は、両面印刷可能であって、シートを排出するトレイを切り換えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成部により画像形成されたシートを搬送する画像形成経路と、前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートをシート積載部に排出する排出経路と、前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送される前記シートを引き込んで反対方向に搬送する反転経路と、前記画像形成経路と、前記排出経路と、前記反転経路とに分岐する分岐部と、前記分岐部に対向して配置され、前記反転経路を形成する第1の位置と、前記分岐部を開放して、前記分岐部から排出されるシートを積載する第2の位置とに変位可能な開閉部と、前記分岐部に配置されると共に、前記画像形成経路と前記排出経路とを連通する第1の切換位置と、前記開閉部が前記第1の位置にある場合は、前記画像形成経路と前記反転経路とを連通し、前記開閉部が前記第2の位置にある場合は、前記画像形成経路と前記開閉部とを連通する第2の切換位置と、に切り換え可能な経路切換部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、画像形成部により画像形成されたシートを搬送する画像形成経路と、分岐部で前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートをシート積載部に排出する排出経路と、前記分岐部で前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートを引き込んで反対方向に搬送する反転経路と、前記反転経路を形成する第1の位置と、前記分岐部を開放して、前記分岐部から排出されるシートを積載する第2の位置とに変位可能な開閉部と、前記分岐部に配置され、前記画像形成経路からのシートを前記排出経路へ向かわせるための第1の切換位置と前記反転経路へ向かわせるための第2の切換位置とに選択的に移動する経路切換部と、を有し、前記開閉部が前記第2の位置にある場合に、前記画像形成経路からのシートが前記開閉部へ向かう位置に前記経路切換部が位置できることを特徴とする。
本発明によれば、経路切換部が第1の切換位置にある場合は、画像形成経路と排出経路とが連通される。また、経路切換部が第2の切換位置にあると共に、開閉部が第1の位置にある場合は、画像形成経路と前記反転経路とが連通される。更に、経路切換部が第2の切換位置にあると共に、開閉部が第2の位置にある場合は、画像形成経路と開閉部とが連通される。従って、経路切換部及び開閉部の設定位置により、画像形成経路からのシートの搬送先を、シート積載部か、反転経路か、開閉部かで、適宜選択できるようになる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシートをフェイスダウントレイに排出する状態の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御部と各部との接続を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシートを反転経路に搬送する状態の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシートを反転経路から再搬送路に搬送する状態の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシートを再搬送路で搬送する状態の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシートをフェイスアップトレイに排出する状態の概略構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のフラッパを揺動位置に位置させた状態の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のフラッパを基準位置に位置させた状態の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のシートをフェイスアップトレイに排出する状態の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタについて説明している。
[第1実施形態]
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体10という)を備え、該装置本体10は、画像形成部20と、シート給送部30と、シート搬送部40と、再搬送部50と、シート排出部60と、制御部70とを備えている。
画像形成部20は、プロセスカートリッジ21と、レーザスキャナ22と、転写ローラ23と、定着部24とを備えている。プロセスカートリッジ21は、像担持体である感光体ドラム25と、帯電ローラ26と、不図示の現像スリーブ、トナー、クリーニング手段等を備えており、装置本体10に対して使用者により着脱可能になっている。レーザスキャナ22は、感光体ドラム25の表面を露光して感光体ドラム25の表面上に静電潜像を形成する露光手段である。転写ローラ23は、感光体ドラム25と当接し、感光体ドラム25と共にシートSにトナー画像を転写する転写部27を構成している。定着部24は、加熱ローラ28及び加圧ローラ29を備えており、転写部27においてシートSに転写されたトナー画像を、シートSに定着させるようになっている。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置され、給紙カセット31と、給送ローラ32とを備えており、給紙カセット31に積載収納された記録紙等のシートSを画像形成部20に給送するようになっている。給送ローラ32は、給紙カセット31に積載されたシートSを最上側より1枚ずつ分離給送するようになっている。
シート搬送部40は、複数の搬送ローラ対41,42,43を備えており、シート給送部30から供給されたシートSを、画像形成部20において転写部27から定着部24を経て、再搬送部50及びシート排出部60まで搬送するようになっている。ここでは、特に、転写部27のすぐ上流側の搬送ローラ対を上流側ローラ対42、定着部24の下流側の搬送ローラ対を下流側ローラ対43と呼ぶ。また、定着部24の下流側の経路を画像形成経路46と呼ぶ。
シート搬送部40の下流側ローラ対43の下流側で、画像形成経路46の端部には分岐部47が設けられている。分岐部47には、後述する再搬送部50の反転路(反転経路)51及びシート排出部60の排出路(排出経路)61が合流している。
分岐部47には、下流側ローラ対43から搬送されたシートSの経路を切り換える経路切換部としてのフラッパ44が設けられている。フラッパ44は、定着部24のすぐ下流側に設けられると共に、定着部24から遠い方の端部をピボットとして装置本体10に対して揺動可能に設けられている。これにより、シートSは定着部24を出ると長い距離を搬送することなく直ちに反転動作に移ることができるので、両面生産性を向上することができる。但し、フラッパ44やピボットの位置はこれには限られず、フラッパ44を定着部24より大きく下流側に設けたり、あるいはピボットを定着部24に近い側に設けてもよい。
フラッパ44は、図1に示す基準位置(第1の切換位置)と、図3に示す揺動位置(第2の切換位置)との間で揺動により切り換え可能に設けられており、不図示の引っ張りコイルばねにより基準位置に位置するように付勢されている。また、フラッパ44には、プランジャ型のソレノイド(アクチュエータ)45が連結されており、該ソレノイド45の作動により揺動位置に揺動するようになっている。
即ち、フラッパ44は、分岐部47に配置され、画像形成経路46からのシートSを排出経路61へ向かわせるための基準位置と、反転経路51へ向かわせるための揺動位置とに選択的に移動可能になっている。そして、後述するフェイスアップトレイ63が開位置にある場合に、フラッパ44は、画像形成経路46からのシートSがフェイスアップトレイ63へ向かう位置に位置できるようになっている。
再搬送部50は、シート搬送部40のフラッパ44の下流側に配置された反転経路51と、該反転経路51に搬送されたシートSを反転して転写部27よりも上流側に合流させる再搬送路52とを備えている。即ち、反転経路51は、分岐部47で画像形成経路46から分岐すると共に、画像形成経路46から搬送されるシートSを引き込んで反対方向に搬送するようになっている。これにより、再搬送部50は、画像形成部20により片面に画像が形成されたシートSの裏面に画像を形成する両面印刷の際、シートSを一旦反転経路51に収容し、シートSをそのままスイッチバックする。これにより、再度、画像形成部20に搬送される際には、シートSの表裏を反転させる。
反転経路51には、シートSを引き込んで反転させるための反転ローラ対53が設けられている。そして、再搬送部50は、シートSを再び画像形成部20へ導く。再搬送路52には、シートSを搬送するための再搬送ローラ対54が複数設けられている。
シート排出部60は、フラッパ44の下流側に配置された排出経路61と、排出経路61の下流側に配置されたフェイスダウントレイ(シート積載部)62と、下流側ローラ対43の下流側に配置されたフェイスアップトレイ63とを備えている。
排出経路61は、分岐部47で画像形成経路46から分岐すると共に、画像形成経路46から搬送されるシートSをフェイスダウントレイ62に排出する。排出経路61と反転経路51とは並行して配置されており、ここでは反転経路51が装置本体10における外側に位置している。尚、排出経路61と反転経路51との位置関係は並行には限られず、例えば、排出経路61は上方を向き、反転経路51は下方を向いた位置関係であってもよい。
フェイスアップトレイ(開閉部)63は、分岐部47に対向して配置され、装置本体10に対して下部を中心に外側に向けて揺動により開閉可能に設けられている。この開閉は操作者が任意に行うことができる。フェイスアップトレイ63は、図1に示す閉位置(第1の位置)と、図6に示す開位置(第2の位置)とに変位可能になっている。
閉位置にあるフェイスアップトレイ63は、反転経路51の一部を形成するようになっている。即ち、フェイスアップトレイ63の通紙面側は、フェイスアップトレイ63を閉じた状態では、分岐部47及び反転経路51の通紙面をなしている。フェイスアップトレイ63を開くと、この通紙面が開口されることとなり、定着部24を出たシートSは、フェイスアップトレイ63の方向へ進む。ここで、本実施形態では、定着部24とフェイスアップトレイ63の間にフラッパ44が配置される位置関係になっている。
開位置にあるフェイスアップトレイ63は、分岐部47を開放して、分岐部47から排出されるシートSを積載するようになっている。開位置では、例えば図6に示すように、折り畳む等して収納されている延長部を展開して、フェイスアップトレイ63の面積を広げることができるようになっている。
また、フェイスアップトレイ63の近傍の装置本体10には、フェイスアップトレイ63の開閉状態を検出可能な開閉センサ(検出部)64が設けられている。開閉センサ64としては、例えばオンオフスイッチ等を適用することができる。
ここで、画像形成経路46からのシートSの搬送先は、フラッパ44とフェイスアップトレイ63との設定位置により決定される。即ち、図1に示すように、フラッパ44が基準位置にある場合は、画像形成経路46と排出経路61とが連通されるので、シートSはフェイスダウントレイ62に積載される。また、図3に示すように、フラッパ44が揺動位置にあると共に、フェイスアップトレイ63が閉位置にある場合は、画像形成経路46と反転経路51とが連通されるので、シートSは反転経路51に搬送される。更に、図6に示すように、フラッパ44が揺動位置にあると共に、フェイスアップトレイ63が開位置にある場合は、画像形成経路46とフェイスアップトレイ63とが連通されるので、シートSはフェイスアップトレイ63に積載される。
制御部70は、図2に示すようにコンピュータにより構成され、例えばCPU71と、各部を制御するためのプログラムを記憶するROM72と、データを一時的に記憶するRAM73とを備えている。制御部70は、画像形成部20、シート給送部30、シート搬送部40、再搬送部50、シート排出部60に接続され、例えば開閉センサ64の検出結果を利用してソレノイド45のオンオフを制御する等、各部の動作を制御するようになっている。また、制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、不図示の操作パネルの操作等(以下、外部操作と呼ぶ)により、操作者が操作や設定を可能になっている。
また、制御部70は、後述するように、フェイスアップトレイ63の開位置への移動に連動して、フラッパ44が揺動位置に切り換えるようになっている。即ち、制御部70は、開閉センサ64によりフェイスアップトレイ63が開位置に位置することが検出された際に、ソレノイド45によりフラッパ44を揺動位置に切り換えるようになっている。更に、制御部70は、画像形成経路46から搬送されるシートSをフェイスダウントレイ62及びフェイスアップトレイ63のいずれに排出するかを設定可能になっている。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。
図1に示すように、画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム25は矢印方向に回転して表面が帯電ローラ26により帯電される。そして、レーザスキャナ22により画像情報に基づいてレーザ光Lが感光体ドラム25に対して発光され、感光体ドラム25の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像スリーブの回転に伴い適度の帯電を受けたトナーが感光体ドラム25の表面上に供給されて静電潜像に付着することにより、現像されてトナー画像として可視化される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、給紙カセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。
そして、画像形成部20において感光体ドラム25に画像が形成されるのとタイミングを合わせるように上流側ローラ対42によりシートSが転写部27に搬送され、転写ローラ23により感光体ドラム25の画像がシートSに転写される。尚、転写ローラ23にトナー像と逆極性の電圧を印加して感光体ドラム25に形成されたトナー像をシートSに転写した後、クリーニング手段によって感光体ドラム25の表面上の残留トナーを除去する。
トナー画像が転写されたシートSは、定着部24に設けられた加熱ローラ28及び加圧ローラ29により構成される定着ニップに搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着される。
次に、画像形成装置1におけるシートSの排出動作及び再搬送動作について説明する。
トナー像が定着されたシートSは、下流側ローラ対43から分岐部47に搬送される。ここで、制御部70は開閉センサ64の検出結果からフェイスアップトレイ63が開位置であるか否かを判断する。制御部70が、フェイスアップトレイ63が閉位置であると判断した場合は、外部操作での設定を参照する。
外部操作によりフェイスダウントレイ62の使用が選択されている場合は、制御部70はソレノイド45をオフにしてフラッパ44を基準位置に位置させる。これにより、図1に示すように、下流側ローラ対43から搬送されるシートSは、フラッパ44の内側面で案内され、排出経路61を経てフェイスダウントレイ62に排出される。この場合、フェイスアップトレイ63が開位置にあると、操作者はフェイスアップトレイ63を使用したいのか、あるいはフェイスアップトレイ63を使用しないが閉位置にするのを忘れているのか、制御部70には判断はできない。そこで、外部コンピュータや操作パネル等に、フェイスアップトレイ63が開位置である旨の警告を表示することが好ましい。
また、制御部70がフェイスアップトレイ63を閉位置と判断し、外部操作により両面印刷が選択されている場合は、制御部70は、図3に示すように、ソレノイド45をオンにしてフラッパ44を揺動位置に位置させる。これにより、下流側ローラ対43から搬送されるシートSは、フラッパ44の外側で閉位置のフェイスアップトレイ63に案内され、反転ローラ対53の回転により反転経路51に所定長だけ進入する。この時、搬送路の上面側はフラッパ44の外面側がガイド面となり、シートSが極端にカールする等していても、シートSの先端をガイドして反転経路51へと送り込むことができる。
制御部70は、シートSの後端が下流側ローラ対43を超えてから反転ローラ対53を停止して反転し、図4に示すように、シートSを下方に向けて搬送し、再搬送路52に進入させる。この時、反転と同時にフラッパ44を基準位置に戻すことで、シートSを再搬送路52にガイドすることができる。
更に、シートSは、図5に示すように、再搬送ローラ対54の回転により再搬送路52を搬送され、上流側ローラ対42から再度画像形成経路46に進入する。この時、シートSの表裏は、先に印刷した際とは逆になっており、表裏逆の面に印刷されるようになる。そして、シートSが2度目に下流側ローラ対43に到達した時は、制御部70は、図1に示すように、ソレノイド45をオフにしてフラッパ44を基準位置に位置させる。これにより、下流側ローラ対43から搬送されるシートSは、フラッパ44の内側面で案内され、排出経路61を経てフェイスダウントレイ62に排出される。
また、制御部70がフェイスアップトレイ63を閉位置と判断したにも関わらず、外部操作によりフェイスアップトレイ63の使用が選択されている場合も有り得る。この場合は、制御部70は、操作者の意図が不明であり、適切な動作を実行できない旨のエラーメッセージを返すことが好ましい。
一方、制御部70が、フェイスアップトレイ63が開位置であると判断した場合は、外部操作での設定を参照する。
外部操作によりフェイスアップトレイ63の使用が選択されている場合は、制御部70は、図6に示すように、ソレノイド45をオンにしてフラッパ44を揺動位置に位置させる。これにより、下流側ローラ対43から搬送されたシートSは、フラッパ44の外側で、開放された分岐部47から開位置のフェイスアップトレイ63に積載される。尚、本実施形態においては、画像形成装置1の構造上、フェイスアップトレイ63が開位置にある限りは、フェイスアップトレイ63に排紙できるのは片面印刷したシートSのみである。
また、制御部70がフェイスアップトレイ63を開位置と判断したにも関わらず、外部操作によりフェイスダウントレイ62の使用が選択されている場合が有り得る。この場合は、操作者の操作を優先するため、フェイスダウン排紙を行うよう、フラッパ44を基準位置に移動することが好ましい。あるいは、制御部70は、操作者の意図が不明であり、適切な動作を実行できない旨のエラーメッセージを返すようにしてもよい。
また、制御部70がフェイスアップトレイ63を開位置と判断したにも関わらず、外部操作により両面印刷が選択されている場合も有り得る。この場合、装置の構成上、動作が不可能となるため、制御部70は、適切な動作を実行できない旨のエラーメッセージを返すことが好ましい。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によれば、画像形成経路46からのシートSの搬送先は、フラッパ44とフェイスアップトレイ63との設定位置により決定される。このため、フラッパ44及びフェイスアップトレイ63の設定位置により、画像形成経路46からのシートSの搬送先を、フェイスダウントレイ62か、反転経路51か、フェイスアップトレイ63かで、適宜選択できるようになる。
即ち、例えば、片面印字の処理を行う際には、フラッパ44は通常はシートSを排出経路61へとガイドする基準位置にあるため、シートSをフェイスアップトレイ63の方向へ送ることができない。そこで、本実施形態においては、電気的な開閉センサ64を有し、フェイスアップトレイ63の開口を検知したならば、ソレノイド45を動作させ、フラッパ44を揺動位置に揺動してフェイスアップトレイ63への搬送路を開放する。これにより、フェイスアップトレイ63を開くことで、フェイスアップトレイ63を利用することができるようになる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、フラッパ44は、基準位置では画像形成経路46と排出経路61とを連通させ、揺動位置では画像形成経路46と反転経路51とを連通させる。即ち、相対的に動作時間の短い反転経路51への連通を揺動位置で実行することにより、ソレノイド45への通電時間を最小限に抑えることができる。これにより、消費電力の増加を抑え、装置本体10の内部の温度上昇を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置1について図7及び図8に沿って説明する。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、フラッパ44の駆動源としてソレノイド45及び引っ張りコイルばねを使用せずに、反転ローラ対53を動作させる不図示のモータを利用している。即ち、本実施形態の画像形成装置1は、シートSを搬送する反転ローラ対53を回転させると共に、フラッパ44を基準位置及び揺動位置のいずれかに切り換え可能なモータを備えている。そして、制御部70は、開閉センサ64によりフェイスアップトレイ63が開位置に位置することが検出された際に、モータによりフラッパ44を揺動位置に切り換えるようになっている。その他の構成については、第1実施形態と同様の構成であるので、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、反転ローラ対53の駆動ローラ53aの同軸上には、一体回転する第1のギヤ81が設けられ、不図示のモータから駆動力を受ける。また第1のギヤ81は、アイドラギヤである第2のギヤ82を介して、第3のギヤ83に噛合されている。第3のギヤ83は、フラッパ44の回動軸上に中心を持ち、フラッパ44と一体回転するようになっている。尚、第1のギヤ81、第2のギヤ82、第3のギヤ83のいずれかの軸上には不図示のトルクリミッタが設けられ、フラッパ44が揺動して突き当て位置まで移動した段階で駆動力を逃がすようになっている。これにより、フラッパ44の揺動は、反転ローラ対53の回転には影響が及ばない構成としている。
第1面目の画像形成を終えて定着部24から送り出されるシートSを同方向(以下、正方向と呼ぶ)に送る際には、図7に示すように、駆動ローラ53aの回転方向を図中反時計回りとする。フラッパ44のピボット軸上に配設した第3のギヤ83は、駆動ローラ53aからの駆動力を受けることにより反時計回り方向に回転する。この作用により、フラッパ44を揺動位置に移動させる。図3に示すように、シートSを反転経路51に正方向に送る際には、フラッパ44は常に揺動位置にしておくため、駆動ローラ53aとフラッパ44とを連動させることは、好適である。
また、シートSをスイッチバックして、それまでとは逆方向に搬送して再搬送路52へと送り込む際には、図8に示すように、駆動ローラ53aの回転方向を図中時計回りとする。フラッパ44のピボット軸上に配設した第3のギヤ83は、駆動ローラ53aからの駆動力を受けることにより時計回り方向に回転する。この作用により、フラッパ44を基準位置に移動させる。図5に示すように、シートSをスイッチバックさせて反転経路51から再搬送路52に送る際には、フラッパ44は常に基準位置にしておく。これにより、フラッパ44の外面側がシートSをガイドする役割も果たすので、駆動ローラ53aとフラッパ44とを連動させることは好適である。
尚、フラッパ44を基準位置あるいは揺動位置に移動させた後は、駆動ローラ53aを回転する必要が無い場合はモータの回転を停止してもよい。これにより、電力消費量を抑えることができる。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によっても、第1実施形態と同様に、フェイスアップトレイ63を開くことで、フェイスアップトレイ63を利用することができるようになる。
ここで、本実施形態の画像形成装置1では、フェイスアップトレイ63の開閉状態を検知する開閉センサ64が設けられているが、これには限られず、開閉センサ64を備えていなくてもよい。この場合、例えば、図9及び図10に示すように、フェイスアップトレイ63が開位置に位置する場合に、フラッパ44を揺動位置に切り換えるリンク(リンク機構)65を備えるようにする。
具体的には、リンク65は、フェイスアップトレイ63の下部に回転可能に設けられている。そして、フェイスアップトレイ63が、図9に示す閉位置から図10に示す開位置に移動するのに伴い、フェイスアップトレイ63に連結されたリンク65が上方に押し上げられる。リンク65は、フラッパ44に設けられた突起部44aを付勢して押し上げることにより、フラッパ44を、駆動ローラ53aの回転によらず、揺動位置に回動させるようになっている。尚、この状態で駆動ローラ53aが回転しても、不図示のトルクリミッタの作用により駆動力を逃がすことができるため、フラッパ44の位置が変化することは無い。このようにして、フェイスアップトレイ63を操作者が開口するだけで、フェイスアップ排紙が可能となるため、操作を簡略化することができる。また電気的なセンサやアクチュエータを必要としないため、装置のコストダウンにもなる。
尚、リンク65とフラッパ44の突起部44aとは結合しておらず、図9のようにフェイスアップトレイ63が閉位置にある場合は、フラッパ44が基準位置と揺動位置とを移動することに対して障害とはならないようになっている。
1…画像形成装置、20…画像形成部、44…フラッパ(経路切換部)、45…ソレノイド(アクチュエータ)、46…画像形成経路、47…分岐部、51…反転経路、53a…駆動ローラ(搬送ローラ)、61…排出経路、62…フェイスダウントレイ(シート積載部)、63…フェイスアップトレイ(開閉部)、64…開閉センサ(検出部)、65…リンク(リンク機構)、70…制御部、S…シート

Claims (7)

  1. 画像形成部により画像形成されたシートを搬送する画像形成経路と、
    前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートをシート積載部に排出する排出経路と、
    前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートを引き込んで反対方向に搬送する反転経路と、
    前記画像形成経路と、前記排出経路と、前記反転経路とが分岐する分岐部と、
    前記分岐部に対向して配置され、前記反転経路を形成する第1の位置と、前記分岐部を開放して、前記分岐部から排出されるシートを積載する第2の位置とに変位可能な開閉部と、
    前記分岐部に配置されると共に、前記画像形成経路と前記排出経路とを連通する第1の切換位置と、前記開閉部が前記第1の位置にある場合は、前記画像形成経路と前記反転経路とを連通し、前記開閉部が前記第2の位置にある場合は、前記画像形成経路と前記開閉部とを連通する第2の切換位置と、に切り換え可能な経路切換部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成部により画像形成されたシートを搬送する画像形成経路と、
    分岐部で前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートをシート積載部に排出する排出経路と、
    前記分岐部で前記画像形成経路から分岐すると共に、前記画像形成経路から搬送されるシートを引き込んで反対方向に搬送する反転経路と、
    前記反転経路を形成する第1の位置と、前記分岐部を開放して、前記分岐部から排出されるシートを積載する第2の位置とに変位可能な開閉部と、
    前記分岐部に配置され、前記画像形成経路からのシートを前記排出経路へ向かわせるための第1の切換位置と前記反転経路へ向かわせるための第2の切換位置とに選択的に移動する経路切換部と、を有し、
    前記開閉部が前記第2の位置にある場合に、前記画像形成経路からのシートが前記開閉部へ向かう位置に前記経路切換部が位置できる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記開閉部の前記第2の位置への移動に連動して、前記経路切換部が前記第2の切換位置に切り換わる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部が、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれにあるかを検出可能な検出部と、
    前記経路切換部を、前記第1の切換位置及び前記第2の切換位置のいずれかに切り換え可能なアクチュエータと、
    前記検出部により開閉部が前記第2の位置に位置することが検出された際に、前記アクチュエータにより前記経路切換部を前記第2の切換位置に切り換える制御部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉部が前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれにあるかを検出可能な検出部と、
    前記シートを搬送する搬送ローラを回転させると共に、前記経路切換部を前記第1の切換位置及び前記第2の切換位置のいずれかに切り換え可能なモータと、
    前記検出部により開閉部が前記第2の位置に位置することが検出された際に、前記モータにより前記経路切換部を前記第2の切換位置に切り換える制御部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉部が前記第2の位置に位置する場合に、前記経路切換部を前記第2の切換位置に切り換えるリンク機構を備える、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成経路から搬送される前記シートを前記シート積載部及び前記開閉部のいずれに排出するかを設定可能であると共に、
    前記開閉部が前記第2の位置に位置し、かつ前記シートが前記シート積載部に排出されるよう設定された場合は、前記経路切換部が前記第1の切換位置に切り換わり、
    前記開閉部が前記第2の位置に位置し、かつ前記シートが前記開閉部に排出されるよう設定された場合は、前記経路切換部が前記第2の切換位置に切り換わる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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