JP2015110181A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】興趣の高い発光演出を行うことができると共に、装飾枠の剛性を向上させ、装飾枠の撓みを防止することができるパチンコ遊技機とする。【解決手段】パチンコ遊技機1で、所定の画像を表示する表示画面26の周囲を覆うように遊技盤6に取り付けられた装飾枠400を備えており、装飾枠400にはその外周と内周を跨いで形成された発光部401を有しており、装飾枠400は、枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材410と、発光部401に対応する間隙411,412を隔てて本体部材410の表面側に設けられた、遮光性を有するカバー部材420と、本体部材410の裏面側に配置されて、本体部材410における発光部401に対応する箇所を発光させる発光源430と、発光源430の裏面側に配置されて、枠状をなすように一体形成された補強部材450とを備えている。【選択図】図22
Description
本発明はパチンコ遊技機に関し、特に、表示画面の周囲に装飾枠を備えたパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機の中には、図柄を表示する表示画面を取り囲むように配置された遊技盤中央の装飾枠に、表示画面をそれぞれ跨ぐように直線状の第1発光部及び第2発光部を設け、第1発光部及び第2発光部を発光させると共に、表示画面で第1発光部及び第2発光部と連なる表示を行うことで、遊技盤の中央でX字状の発光演出を行うパチンコ遊技機がある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1のパチンコ遊技機では、第1発光部及び第2発光部に対応して透光性を有する部材を装飾枠に設ける必要がある。その際、装飾枠の外周と内周を跨いで透光性を有する部材が配置されるため、不透明な部材の間に透光性を有する部材を配置する必要があり、装飾枠が複数の部材に分割されることになってしまっていた。
このため、装飾枠全体の剛性が低下し、装飾枠が撓みやすくなる、という不具合が生じていた。その結果、装飾枠を遊技盤に取り付けた際に装飾枠の一部が遊技盤の盤面から浮き上がり、見栄えが悪くなったり、遊技球が衝突して装飾枠の損傷を招くなどの問題が生じる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、興趣の高い発光演出を行うことができると共に、装飾枠の剛性を向上させ、装飾枠の撓みを防止することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、所定の画像を表示する表示画面を囲むように遊技盤に取り付けられた装飾枠を備えており、該装飾枠にはその外周と内周を跨いで形成された発光部を有しており、前記装飾枠は、枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材と、前記発光部に対応する間隙を隔てて前記本体部材の表面側に設けられた、遮光性を有するカバー部材と、前記本体部材の裏面側に配置されて、前記本体部材における前記発光部に対応する箇所を発光させる発光源と、前記発光源の裏面側に配置されて、枠状をなすように一体形成された補強部材とを備えているパチンコ遊技機としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、興趣の高い発光演出を行うことができると共に、透光性を有する本体部材で基本的な剛性を取って装飾枠の剛性を向上させ、装飾枠の撓みを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、パチンコ遊技機を遊技者から見て、手前側をパチンコ遊技機の前側とし、奥側をパチンコ遊技機の後側として、前後方向を規定する。また、パチンコ遊技機を遊技者から見て、左手側をパチンコ遊技機の左側とし、右手側をパチンコ遊技機の右側として、左右方向を規定する。
まず、本実施の形態のパチンコ遊技機の全体的な構成について、図1〜図4を用いて説明する。図1〜図4に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、パチンコ遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が設けられる。
窓枠4は、中央が開口された略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の中央には、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成される。窓枠開口部7は、透明板19により被覆される。窓枠開口部7の下部には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット5は、中枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット5の中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿17が配設される。下皿ユニット5の右部であって下皿17の右方には、発射ハンドル18が配設される。発射ハンドル18は、上皿8に貯溜された遊技球を発射可能に構成される。
遊技盤6は、遊技球が転動する領域である遊技領域25が形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。遊技盤6は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤6の遊技領域25は、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板19を介して視認可能に構成される。
次に、遊技盤6の構成について、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤6は、図3に示すように、遊技板10と、ガイドレール11と、センター役物12と、下部役物21と、表示装置としての図柄表示装置13と、可変入賞装置14と、大入賞装置15と、ゲート20と、アウト口16等により構成される。また、センター役物12は、その周囲に装飾枠400を備えており、当該装飾枠400の内側に、装飾可動役物としての左右扉状装飾可動役物100及び第1可動役物ユニットとしての下扉状装飾可動役物200を有している。また、下部役物21には、第2可動役物ユニットとしての斜め突出装飾可動役物300を有している。
遊技板10は、四隅が適宜に切り欠かれた略平板状に形成される部材である。遊技板10には、遊技盤6を構成する各種の遊技部品が取り付けられる。
ガイドレール11は、略円弧帯状に形成される部材である。ガイドレール11は、遊技板10に、前方へ向けて立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、正面視で略円形状を形成するように配置される。なお、遊技板10においてガイドレール11によって略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域25として構成される。
センター役物12は、その外観により遊技板10を装飾する部材である。センター役物12は正面視で略枠状であって、その中央にセンター開口部27が前後方向に貫通して形成される。センター役物12は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の中央から上部に渡って形成される孔(図示省略)に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。また、センター役物12は、中央に表示装置としての図柄表示装置13の表示画面26を備えると共に、当該表示画面26の周囲を覆う装飾枠400を備えており、当該装飾枠400の内側には、左右の両側部に装飾可動役物としての左右扉状装飾可動役物100を有し、下部に第1可動役物ユニットとしての下扉状装飾可動役物200を有している。なお、左右扉状装飾可動役物100、下扉状装飾可動役物200及び装飾枠400の詳細については、後述する。
下部役物21は、センター役物12と同じく、その外観により遊技板10を装飾する部材である。下部役物21は正面視で略楕円状であって、その左右の両側部に第2可動役物ユニットとしての斜め突出装飾可動役物300を有している。下部役物21は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の下部に形成される孔(図示省略)に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。なお、斜め突出装飾可動役物300の詳細については、後述する。
表示装置としての図柄表示装置13は、前方を臨むように配設された液晶等の表示画面26に、図柄や数字等の変動(図柄遊技)を表示したり、所定の画像等を表示したりするように構成される装置である。図柄表示装置13は、遊技板10の後方に配置される。より詳細には、図柄表示装置13の表示画面26が、遊技板10に取り付けられたセンター役物12のセンター開口部27の後方に配置される。これによって、前方からセンター開口部27を介して表示画面26に表示される図柄遊技を視認することができる。
ゲート20は、上方から下方に遊技球が通過する開口部(図示省略)を有しており、遊技領域25の左部であってセンター役物12の左方に配置される。なお、ゲート20を遊技球が通過すると図示しない制御装置に信号が送られ、これに応じて後述する可変入賞装置14の左右一対の可動片28が所定時間及び所定回数開閉動作し、始動入賞口14aに遊技球が入賞し易くなる。
可変入賞装置14は、前記したゲート20を遊技球が通過する等の所定の作動条件に応じて左右一対の可動片28が所定時間及び所定回数開閉作動し、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)し易い開放状態と入球(入賞)し難い閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置14は、遊技領域25の左右中央部であってセンター役物12の上方に配置される。なお、可変入賞装置14は、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)すると図示しない制御装置に信号が送られ、図示しない賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されると共に、後述する変動状態が開始されるように構成される。
大入賞装置15は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、可動板23が手前下方に開いて大入賞口15aを開放し、遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置15は、遊技領域25の右部であってセンター役物12のの右方に配置される。なお、大入賞装置15は、開放した大入賞口15aに遊技球が入球すると図示しない制御装置に信号が送られ、図示しない賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
なお、図示は省略するが、遊技盤6の遊技領域25には、前記した可変入賞装置14や大入賞装置15の他に、入賞口を有する適宜の入賞装置が配置されている。
アウト口16は、遊技領域25を転動する遊技球が、大入賞口15aや始動入賞口14a等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域25の最下部に配置される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、パチンコ遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
また、遊技盤6の遊技領域25には、図示しない障害部材が配設されており、遊技領域25内に放出された遊技球は障害部材に当たりながら遊技領域25内を流下するようになっている。
次に、本実施の形態のパチンコ遊技機1の遊技構成について説明する。本実施の形態のパチンコ遊技機1では、遊技盤6の遊技領域25に打ち込まれた遊技球が、当該遊技領域25内を図示しない障害部材に当たりながら流下する。その際、遊技球がゲート20を通過すると、図示しない制御装置に遊技球の通過信号が送られ、その結果、遊技球が1個入賞可能な程度しか開いていない閉塞状態の可変入賞装置14の左右一対の可動片28が所定時間及び所定回数開閉動作する開放状態となり、始動入賞口14aに遊技球が入賞し易くなる。
また、閉塞状態又は開放状態の可変入賞装置14の始動入賞口14aに遊技球が入ると、図示しない制御装置に遊技球の入賞信号が送られ、その結果、賞球を払い出すと共に、変動表示遊技が開始される。本実施の形態では、遊技球が始動入賞口14aに入賞して変動表示遊技が開始されるまでは、図3に示すように、2つの左右扉状装飾可動役物100及び下扉状装飾可動役物200が全て閉じた閉状態(第1位置)となっており、第1発光源132、第2発光源133(図6参照)等も非発光の状態となっており、その後方に配置されている図柄表示装置13の表示画面26は、当該閉状態の左右扉状装飾可動役物100及び下扉状装飾可動役物200同士の真ん中に丁度開いている隙間26aから見えるだけとなっている。
そして、本実施の形態では、変動表示遊技が開始されると、まず、左右扉状装飾可動役物100が第1発光源132、第2発光源133によって青色に発光すると共に、下扉状装飾可動役物200が第3発光源240によって青色に発光し、さらに、左右扉状装飾可動役物100と下扉状装飾可動役物200がそれぞれ、第1駆動源としての第1モータ150(図5参照)、第2駆動源としての第2モータ221(図13参照)の駆動でガタガタと動き、表示画面26の隙間26aに、恐竜がこちらを覗いているような雰囲気の画像が表示される(具体的には、恐竜の目がギョロッと遊技者側を見ているような画像が表示される)。
その後、所謂完全外れの状態の場合には、そのまま変動表示遊技が終了し、所謂リーチ状態となる場合は、左右扉状装飾可動役物100の2つの第1発光装飾部材110(図5参照)、下扉状装飾可動役物200の第1可動体210(図9参照)のうちのいずれかが開いて第1開状態(第2位置)となり(例えば、左右扉状装飾可動役物100の場合は、図7参照)、開いた位置の表示画面26で、1〜9の図柄が変動する図柄遊技が行われる(図示省略)。なお、左右扉状装飾可動役物100の2つの第1発光装飾部材110、下扉状装飾可動役物200の第1可動体210の開き方と図柄遊技の行われ方については、いずれか1つが開いて1箇所で図柄遊技が行われるパターン(所謂シングルリーチ)、3つのうちの2つが開いて2箇所で図柄遊技が行われるパターン(所謂ダブルリーチ)、3つ全てが開いて3箇所で図柄遊技が行われるパターン(所謂トリプルリーチ)の各パターンが挙げられる。なお、シングルリーチ→ダブルリーチ→トリプルリーチと図柄遊技が行われる箇所が増加すると、見た目上の大当り確率が上がることとなる。
そして、1〜3箇所で行われる図柄遊技の少なくとも1箇所で、図柄が3又は7で停止した場合に大当りとなり、その後、大当り遊技が開始される。大当り遊技では、所定時間及び所定回数だけ大入賞口15aが開放され、遊技球が大入賞口15aに入賞すると所定の賞球を払い出すことが行われる。
なお、所謂リーチ状態となる場合で大当りとなる期待度が高い所謂スーパーリーチとなる場合には、左右扉状装飾可動役物100の第1発光装飾部材110又は下扉状装飾可動役物200の第1可動体210が開いた後に、第2発光装飾部材120又は第3可動体230も開いて全開状態となったり(例えば、左右扉状装飾可動役物100の場合は、図8参照)、左右扉状装飾可動役物100又は下扉状装飾可動役物200の発光色が青色とは異なる他の色(例えば、赤色や虹色等)になったりする。
また、所謂スーパーリーチとなる場合に、下部役物21の斜め突出装飾可動役物300の2つの第2可動体320(図9,図10,図14〜図19参照)が斜め前方に動作する場合がある(2つの第2可動体320のうちの片方だけ動作する場合や、2つが双方とも動作する場合がある)。また、所謂スーパーリーチとなる場合には、装飾枠400の4箇所の発光部401(図20参照)が第4発光源430によって発光すると共に、表示画面26が全開状態となって当該画面上に、発光部401同士を対角線状に結ぶ直線的画像26bが表示されて、表示画面26と装飾枠400とで略X字を形成する発光演出を行う場合もある。
次に、本実施の形態の左右扉状装飾可動役物100について、図5〜図8を用いて詳細に説明する。
本実施の形態の装飾可動役物としての左右扉状装飾可動役物100は、図5〜図8に示すように、遊技盤6に設けられた左右一対の装飾可動役物であり、それぞれ、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120を有している。この第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120は、光透過性を有する半透明の部材で構成されており、遊技盤6に対して左右方向に平行移動可能に構成されており、第1駆動源としての第1モータ150の回転軸に取り付けられた第1ピニオンギア151と第1ラック141からなる第1ラック&ピニオン機構を経て駆動力が伝えられるものである。また、本実施の形態の第1発光装飾部材110及び第2発光装飾部材120は、第2発光装飾部材120の左右方向外側に設けられた収容凹部125に収容された第1発光装置130の第1発光基板131に配置された第1発光源132及び第2発光源133によって発光するようになっている。なお、図示は省略するが、第1発光装置130の第1発光基板131には、制御装置からの配線が接続されている。
本実施の形態の左右扉状装飾可動役物100では、その上部において、遊技盤6に取り付けられた裏機構盤160の左右方向内側と外側に設けられたポール挿入部161,162に、左右方向に延びる案内ポール171が挿入されている。また、その下部において、左右方向に延びる前後2本の溝部からなる案内溝部180を有している。
また、第1発光装飾部材110は、上部に上部第1スライダ140が取り付けられると共に、下部に下部第1スライダ111が取り付けられている。そして、上部第1スライダ140は、左右方向内側と外側に設けられた第1ポール挿通部142,143に案内ポール171が挿通されて、上部第1スライダ140が左右方向の所定範囲を平行移動可能に構成されている。また、案内溝部180のうちの後側の溝部(図示省略)に、略直方体形状に形成された下部第1スライダ111が挿入されて左右方向の所定範囲を平行移動可能に構成されている。また、上部第1スライダ140には第1ラック141が形成されており、この第1ラック141が第1モータ150の回転軸に取り付けられた第1ピニオンギア151と歯合することで、第1モータ150の駆動力で第1発光装飾部材110が左右方向に平行移動するようになっている。
また、第2発光装飾部材120は、第1発光装飾部材110の前方に重なるように配置されており、上部に上部第2スライダ121が取り付けられると共に、下部に下部第2スライダ124が取り付けられている。そして、上部第2スライダ121は、上部第1スライダ140の内部に配置されており、また、筒状に形成された第2筒状部122を有しており、これに案内ポール171が挿通されて、上部第1スライダ140の内部の所定範囲を左右方向に平行移動可能に構成されている。また、案内溝部180のうちの前側の溝部(図示省略)に、略直方体形状に形成された下部第2スライダ124が挿入されて左右方向の所定範囲を平行移動可能に構成されている。
また、上部第2スライダ121に設けられたバネ取付部123と、裏機構盤160の内側位置に設けられたバネ取付部165の間に、第1バネ172が取り付けられており、これにより、上部第2スライダ121が左右方向の内側に付勢されて、閉状態では、図5に示すように、第2発光装飾部材120は左右方向の内側に位置するようになっている。また、この状態では、第2発光装飾部材120は第1モータ150とは連結されておらず、独立して動くことが可能な状態となっている。
また、図5に示すような閉状態(第1位置)のときには、上部第1スライダ140の内側端部が裏機構盤160の上部内側壁163に当接すると共に、下部第1スライダ111の内側端部が案内溝部180の下部内側壁181に当接することで、第1発光装飾部材110が閉状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。また、その際、上部第2スライダ121がバネの付勢力によって内側に付勢されると共に当該上部第2スライダ121の内側端部が図示しない内側当接部に当接し、下部第2スライダ124の内側端部が案内溝部180の下部内側壁181に当接し(図5では図示省略)、さらに、上部第1スライダ140の第1外側突部145が、上部第2スライダ121の外側端部に当接して内側に押すことにより、第2発光装飾部材120が閉状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。
また、図5に示すような閉状態(第1位置)から図7に示すような第1開状態(第2位置)に第1発光装飾部材110が移動する際には、第1モータ150の駆動力で第1ピニオンギア151から第1ラック141を介して上部第1スライダ140を外側に平行移動させると、それに伴って下部第1スライダ111も案内溝部180のうちの後側の溝部を平行移動する。そして、上部第1スライダ140の第1内側突部144が、上部第2スライダ121の内側端部に当接する位置で、上部第1スライダ140が停止するように第1モータ150を駆動させることで、第1発光装飾部材110が第1開状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。なお、閉状態から第1開状態になる際には、第2発光装飾部材120は移動せずに停止しており、第2発光装飾部材120の荷重は第1モータ150に加わらないようになっている。これにより、第1モータ150の負荷を軽減するようになっている。
また、図7に示すような第1開状態(第2位置)から図8に示すような全開状態に第1発光装飾部材110及び第2発光装飾部材120が移動する際には、第1モータ150の駆動力で第1ピニオンギア151から第1ラック141を介して上部第1スライダ140を外側に平行移動させ、上部第1スライダ140の外側端部が、裏機構盤160の上部外側壁164に当接するまで平行移動させる。また、それに伴って下部第1スライダ111も案内溝部180のうちの後側溝部を平行移動し、下部第1スライダ111の外側端部が、案内溝部180の下部外側壁182に当接するまで平行移動させる。そして、上部第1スライダ140の外側端部及び下部第1スライダ111の外側端部が、それぞれ上部外側壁164及び下部外側壁182に当接することで、第1発光装飾部材110が全開状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。
また、その際、第1モータ150の駆動力が第1バネ172の付勢力に勝っているため、上部第1スライダ140の第1内側突部144が上部第2スライダ121の内側端部に当接して当該上部第2スライダ121を外側に押すことで、上部第2スライダ121も、バネの付勢力に反して内側端部が第1内側突部144に当接したまま外側に平行移動させられ、上部第1スライダ140の外側端部が、裏機構盤160の上部外側壁164に当接することで、第2発光装飾部材120が全開状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。
また、図8に示すような全開状態から図7に示すような第1開状態(第2位置)に第1発光装飾部材110及び第2発光装飾部材120が移動する際には、第1モータ150の駆動力で第1ピニオンギア151から第1ラック141を介して上部第1スライダ140を内側に平行移動させると、それに伴って下部第1スライダ111も案内溝部180のうちの後側の溝部を平行移動する。また、その際、上部第2スライダ121を外側に押す第1内側突部144が内側に移動していくため、第1バネ172の付勢力により、上部第2スライダ121も、内側端部が第1内側突部144に当接したまま内側に平行移動する。そして、上部第2スライダ121の内側端部が図示しない内側当接部に当接し、下部第2スライダ124の内側端部が案内溝部180の下部内側壁181に当接する位置で、上部第1スライダ140が停止するように第1モータ150を駆動させることで、第1発光装飾部材110及び第2発光装飾部材120が第1開状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。
なお、全開状態から第1開状態になる際の第2発光装飾部材120の移動は、第1モータ150の駆動力ではなく、第1バネ172の付勢力により行われるため、第2発光装飾部材120の荷重は第1モータ150に加わらないようになっている。さらに、第2発光装飾部材120の移動の際は、上部第2スライダ121で上部第1スライダ140を内側に押すような形で移動するため、第1発光装飾部材110に対する第1モータ150の駆動力を第1バネ172の付勢力で補助するようになっている。これにより、第1モータ150の負荷を軽減するようになっている。
また、図7に示すような第1開状態(第2位置)から図5に示すような閉状態(第1位置)に第1発光装飾部材110が移動する際には、第1モータ150の駆動力で第1ピニオンギア151から第1ラック141を介して上部第1スライダ140を内側に平行移動させ、上部第1スライダ140の内側端部が、裏機構盤160の上部内側壁163に当接するまで平行移動させる。また、それに伴って下部第1スライダ111も案内溝部180のうちの後側溝部を平行移動し、下部第1スライダ111の内側端部が、案内溝部180の下部内側壁181に当接するまで平行移動させる。
そして、上部第1スライダ140の内側端部及び下部第1スライダ111の内側端部が、それぞれ上部内側壁163及び下部内側壁181に当接することで、第1発光装飾部材110が閉状態の正しい位置に位置決めされるようになっている。なお、第2発光装飾部材120は、第1開状態で、上部第2スライダ121の内側端部が図示しない内側当接部に当接し、下部第2スライダ124の内側端部が案内溝部180の下部内側壁181に当接した位置から内側には動かないため、移動せずに停止している。そのため、この移動時には、第2発光装飾部材120の荷重は第1モータ150に加わらないようになっており、これにより、第1モータ150の負荷を軽減するようになっている。
なお、本実施の形態の裏機構盤160には、左右扉状装飾可動役物100の上部における左右方向の内側に光センサからなる内側位置検出センサ191、外側に同じく光センサからなる外側位置検出センサ192が配置されており、内側位置検出センサ191と外側位置検出センサ192の間の所定位置には、図示しない中間位置検出センサが配置されている。また、上部第1スライダ140には、左右方向の内側に内側位置検出片146、外側に外側位置検出片147が配置されている。
そして、内側位置検出片146及び外側位置検出片147は上部第1スライダ140の移動に伴って移動し、図5に示すような閉状態(第1位置)となるときに、内側位置検出片146が内側位置検出センサ191を遮る位置に達するようになっており、これにより、閉状態の位置に第1発光装飾部材110が移動してきたことを検出することができるようになっている。また、図7に示すような第1開状態(第2位置)となるときに、内側位置検出片146が中間位置検出センサを遮る位置に達するようになっており、これにより、第1開状態の位置に第1発光装飾部材110が移動してきたことを検出することができるようになっている。また、図8に示すような全開状態となるときに、外側位置検出片147が外側位置検出センサ192を遮る位置に達するようになっており、これにより、全開状態の位置に第1発光装飾部材110が移動してきたことを検出することができるようになっている。
本実施の形態の第1発光装置130は、1つの発光基板である第1発光基板131にLEDからなる第1発光源132と第2発光源133が一体に配置された構成となっており、当該第1発光装置130が第2発光装飾部材120の左右方向外側に設けられた収容凹部125に嵌め込まれている。この第1発光装置130は、図6の矢印Y1に示すように、第1発光源132の光軸が、第2発光装飾部材120の側面に光を照射し、当該照射された光を第2発光装飾部材120の内部で乱反射させることで、第2発光装飾部材120を発光させるように、第1発光基板131の取付角度や取付位置が調整されている。
また、この第1発光装置130は、図6の矢印Y2に示すように、第2発光源133から照射された光の光軸が、第2発光装飾部材120の裏面側の空間を通って、閉状態(第1位置)の第1発光装飾部材110の表面と交わり、第1発光装飾部材110を発光させるように、第1発光基板131の取付角度や取付位置が第2発光装飾部材120に対して傾斜して配置されるように調整されている。
つまり、本実施の形態では、第1発光装飾部材110にも第2発光装飾部材120にも適切な光を照射できる光軸となるように、第1発光基板131の取付角度や取付位置が、取り付けられる第2発光装飾部材120に対して傾斜して配置されるように調整されている。なお、本発明において光軸とは、円錐状に拡がる光の中心を通る軸であり、光度の高い部分を指すものである。このように、発光源が取り付けられる第2発光装飾部材120だけでなく、発光源が取り付けられていない第1発光装飾部材110に対しても光度の高い部分である光軸が交わるように発光源を配置しているため、第1発光装飾部材110を明るく照らすことができるものである。
また、本実施の形態では、第2発光装飾部材120の背面側に収容凹部125を設け、当該収容凹部125に第1発光基板131を配置するようにしたため、収容凹部125を設けずに背面側に第1発光基板131を配置する場合に比べて、第1発光基板131を前方側(第1発光装飾部材110から離れる方向)に偏寄して配置することができる。このため、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120を近づけて配置した場合でも、第1発光装飾部材110が第1開状態から閉状態の方向に移動しても第1発光基板131と衝突することを防ぎ、第1発光基板131が第1発光装飾部材110の移動に干渉することを回避できるように第1発光基板131を配置し易くなるものである。
そして、前記したように、第1発光装飾部材110は、通常遊技状態中は、図5に示すように、閉じた閉状態の第1位置に配置されている。また、通常遊技状態中は第2発光装飾部材120も閉状態に配置されている。これらによって、表示画面26のほとんどが覆われており、表示画面26の真ん中の隙間26aだけが視認可能になっている。
それから、遊技球が始動入賞口14aに入賞して変動表示遊技が開始されると、第1発光源132で第2発光装飾部材120に光を照射し、第2発光源133で第1発光装飾部材110に光を照射して、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120を発光させる。詳述すると、本実施の形態では、第1発光源132で第2発光装飾部材120の側面に光を照射し、当該照射された光を第2発光装飾部材120の内部で乱反射させることで、第2発光装飾部材120を発光させる。また、本実施の形態では、第2発光源133から照射された光が、第2発光装飾部材120の裏面側の空間を通って第1発光装飾部材110の表面を照らし、第1発光装飾部材110を発光させる。
また、所謂リーチ状態となると、前記したように、第1モータ150を駆動させて、図7に示すように、第1発光装飾部材110を第1開状態となる第2位置まで外側に平行移動させる。また、所謂スーパーリーチとなるとき等には、第1モータ150をさらに駆動させて、図8に示すように、第1発光装飾部材110を第2発光装飾部材120に対して最も外側(最も重なる位置)まで移動させた後にさらに第1発光装飾部材110で第2発光装飾部材120を押して、双方の発光装飾部材110,120が連動して移動するようになっている。このようにして、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120を全開状態とすることができる。なお、第1開状態及び全開状態のときには、第1発光装飾部材110は第2発光装飾部材120の後方に重なって隠れてしまうため、光らせる必要がなくなり、第1発光装置130のうち、第2発光源133で第2発光装飾部材120のみを照射するようにされる。
その後、スーパーリーチやリーチ状態が終了し、通常遊技状態となると、前記したように、全開状態から第1開状態、閉状態へと第1発光装飾部材110及び第2発光装飾部材120が移動して戻ることとなる。
次に、本実施の形態の下扉状装飾可動役物200及び斜め突出装飾可動役物300について、図9〜図19を用いて詳細に説明する。
本実施の形態の第1可動役物ユニットとしての下扉状装飾可動役物200は、図9〜図13に示すように、遊技盤6における左右扉状装飾可動役物100の下部に配置された装飾可動役物であり、光透過性を有する半透明の部材からなる第1可動体210と、該第1可動体210の前方に重なるように配置された光透過性を有する半透明の部材からなる第3可動体230を有しており、これらが遊技盤6に対して上下方向に平行移動可能に構成されている。この下扉状装飾可動役物200は、第2駆動源としての第2モータ221の駆動力で回転する2つの第2ピニオンギア223と該第2ピニオンギア223と歯合して上下方向に延びる2つの第2ラック222からなる第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220を経て、第1可動体210と第3可動体230に上下方向への駆動力が伝えられるものである。
そして、下扉状装飾可動役物200は、通常遊技状態中は第1可動体210と第3可動体230の双方が最上方に位置して表示画面26の下部を覆う閉状態となっている。また、変動表示遊技が開始されて、表示画面26の下部で所謂リーチ状態となって図柄遊技が行われるときには、第1可動体210が所定量開いた第1開状態となり、表示画面26を視認可能にさせて、図柄遊技を視認可能にする。さらに、所謂スーパーリーチ状態となるときには、第1可動体210と第3可動体230の双方が最下方まで開いた全開状態となるように、第1可動体210と第3可動体230が移動するようになっている。
また、本実施の形態の下扉状装飾可動役物200は、第1可動体210及び第3可動体230の左右斜め下方向に第3発光源240を有しており、ここから発せられる光によって発光するようになっている。なお、図示は省略するが、本実施の形態の第3発光源240は、発光基板に配置された複数のLEDで構成されている。
本実施の形態の下扉状装飾可動役物200では、第1可動体210の下部に上下方向に延びる2つの第2ラック222が間隔を空けて左右に取り付けられており、双方が左右方向の内側を向くように配置されている。そして、この2つの第2ラック222が、裏機構盤160に設けられた2つの縦溝部(図示省略)に取り付けられ、第2ラック&ピニオン機構220による駆動力で上下動することにより、第1可動体210が上下方向に移動するようになっている。
また、本実施の形態の下扉状装飾可動役物200では、第3可動体230が、その下方に位置する2つの縦溝部(第1可動体を支持している縦溝部の前方に位置している。図示省略)に、上下動可能に取り付けられている。また、第3可動体230は、第2バネ250で上方に付勢されている。
そして、第1可動体210が閉状態から第1開状態に達すると、第1可動体210の一部(図示省略)が第3可動体230に当接し、さらに、第1開状態から全開状態へ移行する際には、第3可動体230が当接した第1可動体210によって押されて第2バネ250の付勢力に抗して移動し、第1可動体210と第3可動体230が同時に全開状態まで移動する。そのため、閉状態から第1開状態までは、第3可動体230は第2モータ221とは連結されておらず、独立して動くことが可能な状態となっている。
また、第1可動体210と第3可動体230が全開状態から第1開状態に戻る際には、第2ラック&ピニオン機構220による駆動力で第1可動体210を上方へ移動させると、第2バネ250の付勢力で第3可動体230も第1可動体210と共に上方へ移動する。そして、第1開状態に達すると、第3可動体230が他の部材で係止されてそれ以上移動することができなくなり、第1可動体210が第1開状態から閉状態に戻る際には、第3可動体230は第1開状態の位置で停止したまま、第1可動体210のみが第2ラック&ピニオン機構220による駆動力で上方へ移動し、閉状態に達するものである。
また、本実施の形態の第2可動役物ユニットとしての斜め突出装飾可動役物300は、図9〜図10に示すように、前記した下扉状装飾可動役物200に対して遊技盤6上の下方に並べて配置されるものであり、図14〜図19に示すように、遊技盤6に配置されたカバー部材としてのベース部材310の表側に第2駆動機構330で駆動する恐竜の形をした2つの第2可動体320を支持するようになっている。
このうち、ベース部材310は、第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220の前方側に配置されており、当該第2ラック&ピニオン機構220の一部(ここでは第2モータ221と第2ピニオンギア223が配置された箇所付近)を覆って前方側に膨出した膨出部311を有している。また、膨出部311の左右方向に隣接した位置には、膨出部311に対して後方側に所定量引っ込んだ非膨出部313を有している。
そして、非膨出部313にはそれぞれ、ソレノイド331を有する第2駆動機構330で駆動される第2可動体320が支持されており、2つの第2可動体320は、図17に示すように、ベース部材310において非膨出部313に隣接する膨出部311の前方側に向けて、互いに近づくように斜め前後方向に移動可能に配置されている。
さらに説明すると、第2可動体320は、図16〜図19に示すように、ベース部材310にはアーム部材332が回動自在に支持されており、当該アーム部材332の一端部333はソレノイド331に取り付けられている。また、アーム部材332の他端部334は恐竜の形をした第2可動体320に取り付けられており、ソレノイド331が上下動すると、それに応じてにアーム部材332が所定量回動し、その結果、第2可動体320が、互いに近づいたり離れたりするように斜め前後方向に揺動するようになっている。また、本実施の形態では、第2可動体320の恐竜の頭における下顎部分321が回動するようになっており、図19に示すように、第2可動体320が互いに近づくように動いた際に、恐竜が口を大きく開けるように下方向に回動動作するように構成されている。
なお、前記した下扉状装飾可動役物200と斜め突出装飾可動役物300について別角度から説明すると、ベース部材310の表側の非膨出部313に互いに近づくように斜め前後方向に移動する2つの第2可動体320を有しており、ベース部材310のうち、第2可動体320同士が前方側で互いに近づく位置(本実施の形態では丁度中央の位置)の後方の部位が、図14に示すように、2つの第2可動体320の移動領域と交わらないように前方に膨出して(本実施の形態では、断面視略台形状に膨出している)、裏側に所定の空間312を有する膨出部311となっており、この膨出部311の裏側の空間312に、下扉状装飾可動役物200の第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220が配置され、この第2ラック&ピニオン機構220220で第1可動体210を駆動するように構成されている、とも言える。
そして、斜め突出装飾可動役物300の2つの第2可動体320同士の移動領域によって必然的に生じるデッドスペース(空間312)に、下扉状装飾可動役物200の第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220を配置する構成とすることで、遊技盤6上に2つの可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200,斜め突出装飾可動役物300)を効率的に配置することができ、その結果、可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200,斜め突出装飾可動役物300)の配置スペースの省スペース化を図ることができる、とも言える。
また、本実施の形態では、図9及び図15に示すように、膨出部311の裏側の空間312を活用して、第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220と共にLED340を有する発光基板が配置されている。すなわち、第1駆動機構としての第2ラック&ピニオン機構220が膨出部311の上方に配置されており、膨出部311における下方位置に複数のLED340を有する発光基板が配置されている。
次に、本実施の形態の装飾枠400について、図20〜図22を用いて詳細に説明する。
本実施の形態の装飾枠400は、前記したような所定の画像を表示する図柄表示装置13の表示画面26の周囲を覆うように遊技盤6に取り付けられたものであり、当該装飾枠400は、その外周と内周を跨いで形成された複数の発光部401を有している(本実施の形態では発光部401を4箇所有している)。
また、装飾枠400は、枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材410と、発光部401に対応する所定の間隙411,412を設けて本体部材410の表面側に略枠状に設けられた、遮光性を有する複数のカバー部材としての装飾カバー部材420と、本体部材410の裏面側に配置されて、本体部材410における発光部401に対応する箇所を発光させる発光源としての第4発光源430と、を備えている。なお、本実施の形態では、装飾カバー部材420同士の間隙411,412のうち、下方2箇所の間隙412には、当該間隙412の部分の本体部材410に所定形状の透明カバーを被せて、装飾カバー部材420同士の間隙412に段差がないような状態としている。
さらに、本実施の形態では、発光部401に対応する箇所に本体部材410と一体に形成された透光性を有する第1台板部材413,414が設けられている。また、発光部401に対応する箇所以外の箇所における本体部材410の裏面側に遮光性を有する複数の部材からなる第2台板部材440を有している。そして、この2種類の第1台板部材413,414と第2台板部材440とで、装飾枠400を遊技盤6に取り付ける台板を構成している。また、本実施の形態では、本体部材410の裏面側に第2台板部材440が配置され、その裏面側に第4発光源430が配置されており、複数の第2台板部材440同士の間に設けられた発光部401に対応する間隙を介して、第4発光源430からの光を発光部401に照射するようになっている。
また、本実施の形態では、複数の第4発光源430が本体部材410の裏面側(第2台板部材440の裏面側)に配設されており、特に、上方2箇所の間隙411と4箇所の第1台板部材413,414の裏面側に対しては、すぐ裏面側に第4発光源430が配置されており、直接光を当てて当該部分を発光させるようになっている。また、下方2箇所の間隙412については、第4発光源430が本体部材410の一部及び第1台板部材414を介した裏面側に配設されており、当該第4発光源430からの光が第1台板部材414及びその前方に位置する透明な本体部材410(本実施の形態ではさらに透明カバー)を介して間隙412に達するようになっており、この光で発光するようになっている。
またさらに、本実施の形態では、第4発光源430のさらに裏面側に、枠状をなすように一体形成された補強部材450を有している。補強部材450は、装飾枠400を裏面側から補強する役割を果たしている。
また、遊技者から見て枠状をなすように一体形成された本体部材410は、装飾カバー部材420並びに第1台板部材413,414及び第2台板部材440の板状部よりも奥行寸法(つまり厚み)が充分に大きいものである。また、本体部材410は、装飾カバー部材420、第1台板部材413,414及び第2台板部材440よりも剛性が高く形成されている。
そして、第4発光源430により発光部401に照射された光が、当該発光部401を構成する間隙411,412及び第1台板部材413,414を介して遊技者側から視認可能となって、複数の線状の光(本実施の形態では4箇所)が発光するようになっている。また、表示画面26では、遊技演出によって発光部401と連続するように直線的画像26bが表示される場合があり、当該直線的画像26bと線状の発光部401とで、表示画面26と装飾枠400に掛けて、図20に示すような略X字を表示する演出を行うように構成されている。なお、本実施の形態では、この直線的な発光演出は、2本描かれて略X字状となるようになっていたが、これに限るものではなく、1又は複数の適宜の略直線的な発光演出が行われるようになっていれば良い。
また、本実施の形態では、本体部材410に対して、表面側から装飾カバー部材420がネジ止め等によって取り付けられると共に、裏面側から第2台板部材440がネジ止め等によって取り付けられている。さらに、第4発光源430がネジ止め等により取り付けられた補強部材450が、第2台板部材440の裏面側にネジ止め等によって取り付けられた構成となっている。但し、これらの取付構造は一例であり、他の取付構造で取り付けられていても良い。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、遊技盤6に、発光する装飾可動役物(左右扉状装飾可動役物100)が設けられており、該装飾可動役物(左右扉状装飾可動役物100)は、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120とを有し、双方が互いに重なるように配置されており、前記第1発光装飾部材110は、前記第2発光装飾部材120に対して、該第2発光装飾部材120と重なる部分がより少なくなる第1位置(図5の閉状態)と前記第2発光装飾部材120と重なる部分がより多くなる第2位置(図6の第1開状態)の間で移動(平行移動)可能であり、前記第1発光装飾部材110又は前記第2発光装飾部材120に、第1発光源132と第2発光源133の2つの発光源が配設されており、前記第1発光源132は、前記第1発光装飾部材110と前記第2発光装飾部材120のうちの前記2つの発光源132,133が配設された側の発光装飾部材(第2発光装飾部材120)に光を照射可能となっており、前記第2発光源133は、少なくとも前記第1発光装飾部材110が前記第1位置(図5の閉状態)に位置しているときに、前記2つの発光源132,133が配設されていない側の発光装飾部材(第1発光装飾部材110)に光を照射可能となっているパチンコ遊技機1としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、第1及び第2発光装飾部材110,120を発光させるための第1及び第2発光源132,133の双方が第1又は第2発光装飾部材110,120のいずれか一方に配設されることで、装飾可動役物(左右扉状装飾可動役物100)の第1及び第2発光装飾部材110,120の充分な発光演出を行うことができ、かつ、配線の取り回しを簡素化することができる。
また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、遊技盤6上に並べて配置された第1可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200)と第2可動役物ユニット(斜め突出装飾可動役物300)を有しており、前記第1可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200)は、第1可動体210と、該第1可動体210を駆動させる第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)を有しており、前記第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)の前方側には、該第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)を覆って前方側に膨出した膨出部311と該膨出部311に隣接する非膨出部313を有するカバー部材(ベース部材310)を有し、前記第2可動役物ユニット(斜め突出装飾可動役物300)は、前記カバー部材(ベース部材310)の前記非膨出部313に配置されて隣接する前記膨出部311の前方側に向けて斜め前方に移動可能な第2可動体320と、該第2可動体320を駆動させる第2駆動機構330を有しているパチンコ遊技機1としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、第1可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200)と第2可動役物ユニット(斜め突出装飾可動役物300)の2つの可動役物ユニットにおける並び方向の配置領域を省スペース化するために、第1可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200)の第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)を覆うようにカバー部材(ベース部材310)を配置してその前方側に第2可動役物ユニット(斜め突出装飾可動役物300)の第2可動体320を配置するようにし、その際、前後方向の配置領域を省スペース化するためにカバー部材(ベース部材310)に膨出部311を形成してその裏側に第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)を配置すると共に膨出部311に隣接する非膨出部313に第2可動体320を配置し、その状態でもカバー部材(ベース部材310)の拡大化を抑えつつ第2可動体320の可動範囲を大きく確保できるように、第2可動体320を非膨出部313と隣接する膨出部311の前方側との間で斜め前後方向に移動するように構成した。これにより、遊技盤6上に2つの可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200,斜め突出装飾可動役物300)を効率的に配置することができ、その結果、可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200,斜め突出装飾可動役物300)の配置スペースの省スペース化を図ると共に可動役物の可動範囲を大きく確保できるという双方の効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態では、2つの可動役物ユニット200,300における並び方向の配置領域を省スペース化するために、第1可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200)の第1駆動機構(第2ラック&ピニオン機構220)を覆うようにカバー部材(ベース部材310)を配置してその前方側に第2可動役物ユニット(斜め突出装飾可動役物300)の第2可動体320を配置するようにしたが、その際、もし図23(a)に示す矢印Hのように、第2可動体320の移動方向をカバー部材(ベース部材310)の膨出部311に隣接する非膨出部313から遊技者側(前後方向)に設定すると、カバー部材(ベース部材310)と透明板19との間の距離が短くなるため、第2可動体320の可動範囲を大きく確保することが困難となる。
また、もし図23(b)に示す矢印Jのように、第2可動体320の移動方向をカバー部材(ベース部材310)の膨出部311に隣接する非膨出部313から遊技盤6と平行な方向(左右方向等の横方向)に設定した場合、第2可動体320の可動範囲を大きく確保しようとすると遊技盤6上に広いスペースが必要となるが、遊技盤6には他の部材も多く存在するため、広いスペースを確保することは困難である。
そこで、本実施の形態では、図23(c)に示す矢印Kのように、第2可動体320の移動方向をカバー部材(ベース部材310)の膨出部311に隣接する非膨出部313から膨出部311に向けた斜め前後方向に設定した。これにより、狭いスペースの中で最大限、第2可動体320の可動範囲を大きく確保することができ、省スペース化と可動役物の可動範囲を大きく確保することを両立することができたものである
また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、前記した構成に加えて、前記第2駆動機構330は、前記カバー部材(ベース部材310)の前記非膨出部313に配置されている。
そして、本実施の形態によれば、第2可動体320と共に、第2駆動機構330もカバー部材310の非膨出部313に配置されているため、より可動役物ユニット(下扉状装飾可動役物200,斜め突出装飾可動役物300)の配置スペースの省スペース化を図ることができる。
また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、所定の画像を表示する表示画面26の周囲を覆うように遊技盤6に取り付けられた装飾枠400を備えており、該装飾枠400にはその外周と内周を跨いで形成された発光部401を有しており、前記装飾枠400は、枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材410と、前記発光部401に対応する間隙411,412を隔てて前記本体部材410の表面側に設けられた、遮光性を有するカバー部材(装飾カバー部材420)と、前記本体部材410の裏面側に配置されて、前記本体部材410における前記発光部401に対応する箇所を発光させる発光源(第4発光源430)と、を備えているパチンコ遊技機1としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、装飾枠400が、枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材410と、発光部401となる箇所に対応する間隙411,412を隔てて本体部材410の表面側に設けられた遮光性を有するカバー部材(装飾カバー部材420)と、本体部材410の裏面側に配置されて発光部401に対応する箇所を発光させる発光源(第4発光源430)とを備えており(すなわち、発光源(第4発光源430)からの光を本体部材410を透過させてカバー部材(装飾カバー部材420)の間隙411,412から出射し、装飾枠400の発光部401を構成している)、当該構成の装飾枠400において発光部401を発光させるようになっているため、興趣の高い発光演出を行うことができると共に、透光性を有する本体部材410で基本的な剛性を取って装飾枠400の剛性を向上させ、装飾枠400の撓みを防止することができる。
また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、前記した構成に加えて、前記装飾枠400は、前記発光部401に対応する箇所に設けられ、前記本体部材410と一体形成又は前記本体部材410の裏面側に取り付けられた、透光性を有する第1台板部材413,414と、前記発光部401に対応する箇所以外の箇所に設けられ、前記本体部材410の裏面側に取り付けられた、遮光性を有する第2台板部材440と、を有する台板を備えており、該台板の裏面側に前記発光源(第4発光源430)が配置されている。
そして、本実施の形態によれば、より装飾枠400の剛性を向上させることができると共に、台板413,414,440で装飾枠400の装飾性を高めることも可能となる。なお、装飾枠の台板が複数の台板部材に分割されており、本実施の形態のような枠状の本体部材を有しないものでは、台板部材に収縮等により曲げ応力が生じると、台板部材が薄い板状であることから剛性が低いため、応力に負けて台板部材が撓んでしまう。そして、台板部材に撓みが発生する際に、例えば、隣り合う台板部材において、一方の台板部材のみに撓みが生じたり、双方の台板部材の撓みの程度が異なったりすると、台板部材同士の境界で段差が発生する、という不具合が生じる。その結果、装飾枠の遊技盤への取付けの作業性が低下したり、装飾枠を遊技盤に取り付けた際に台板の一部が遊技盤の盤面から浮き上がり、見栄えが悪くなったり、遊技球が衝突して台板の損傷を招くなどの問題が生じる。しかし、本実施の形態のように複数の台板部材を枠状の本体部材に取り付ける構造になっていれば、各台板部材が剛性の高い本体部材に取り付けられているため、台板部材自体に曲げ応力が生じても本体部材の剛性によって応力に耐えることができ、台板部材を撓み難くすることができる。その結果、装飾枠全体として、撓みを生じ難い状態にすることができるものである。
また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、前記した構成に加えて、前記装飾枠400は、前記発光源(第4発光源430)の裏面側に、枠状をなすように一体形成された補強部材450を備えている。
そして、本実施の形態によれば、裏面側から補強部材450で装飾枠400を補強することで、装飾枠400の剛性をさらに高めることができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120の双方が平行移動可能となっていたが、本発明はこれに限るものではなく、第1発光装飾部材のみが平行移動可能となっていても良い。また、平行移動する第1発光装飾部材は、必ずしも遊技盤の後方に位置する部材である必要はなく、第1発光装飾部材が遊技盤の前方に位置する構成でも良い。また、第1発光源及び第2発光源は、必ずしも第2発光装飾部材に配置されている必要はなく、第1発光装飾部材、第2発光装飾部材のいずれか一方に配置されていれば良い。なお、前記した実施の形態のように移動する機会の少ない部材(ここでは第2発光装飾部材)に発光源を配置しておくことで、移動する機会の多い部材(ここでは第1発光装飾部材)の重量を軽くすることができ、駆動源(ここでは第1駆動源としての第1モータ150)への負担を少なくすることができ、遊技機の耐久性を向上させることができるものである。
また、第1発光装飾部材と第2発光装飾部材は、必ずしも互いに完全に平行に移動する必要はなく、第1及び第2発光装飾部材の一方が他方に対して少々斜めに移動するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、発光基板を第2発光装飾部材に対して傾斜させる構成となっていたが、これに限らず、発光基板に対して発光源を傾斜させて配置するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、第1発光基板131が収容凹部125に収容されて第2発光装飾部材120に配設されるようになっていたが、第1発光源と第2発光源で第1発光装飾部材と第2発光装飾部材を発光させることができ、かつ、第1発光基板が発光装飾部材の移動に干渉しないような位置に配置可能であれば、第1発光基板は必ずしも収容凹部に収容する必要はなく、いずれかの発光装飾部材の適宜の位置に配置されていれば良い。
また、前記した実施の形態では、第1発光装飾部材110と第2発光装飾部材120が光透過性を有する半透明の部材で構成されていたが、本発明はこれに限るものではなく、発光装飾部材が、発光源からの光を発光装飾部材の内部を通さずに表面で受けて発光するような構成であれば、第1発光装飾部材と第2発光装飾部材の片方又は双方が不透明の部材で構成されていても良い。
また、前記した実施の形態では、第1発光源132と第2発光源133を1つの発光基板である第1発光基板131に配置していたが、第1発光源132と第2発光源133は、複数の発光基板に分けて配置しても良いし、基板を有しない構成の発光源であっても良い。なお、2つの発光源を1つの発光基板で構成していると、部品点数の削減や配線の取り回しの簡素化に貢献するものとなる。
また、前記した実施の形態では、第1可動役物ユニット200の第1可動体210が上下方向にスライド移動するように構成されていたが、本発明はこれに限るものではなく、カバー部材の後方に第1駆動機構が配置される構成であれば、第1可動体が上下方向以外の方向(例えば、左右方向や斜め方向等)にスライドしたり、スライド以外の動き(例えば、回転等)をしたりする等、第1可動体が他の動きをするものであっても良い。
また、前記した実施の形態では、第1可動役物ユニット200と第2可動役物ユニット300が上下方向に並べられていたが、本発明はこれに限るものではなく、第1可動役物ユニットと第2可動役物ユニットは、左右方向や斜め方向等の適宜の方向に並べられていれば良い。
また、前記した実施の形態では、第2可動役物ユニット300の第2可動体320が、膨出部311を挟んで左右方向に設けられた2箇所の非膨出部313にそれぞれ配置されていたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、第1可動役物ユニットと第2可動役物ユニットの位置関係等によっては、膨出部を挟んで上下方向又は斜め方向等、左右方向以外の位置の2箇所に非膨出部が設けられており、それぞれの非膨出部に第2可動体が設けられていても良い。
また、第2可動体は必ずしも2つ設けられる必要はなく、例えば、膨出部を挟んで左右方向の2箇所に設けられた非膨出部の一方だけに、膨出部の前方側に向けて斜め前方に移動可能な第2可動体が1つだけ配置されており、非膨出部の他方には第2可動体が配置されていない場合もある。また、前記したように第1可動役物ユニットと第2可動役物ユニットの位置関係等によっては、膨出部を挟んで上下方向又は斜め方向等の左右方向以外の2箇所に設けられた非膨出部の一方だけに、膨出部の前方側に向けて斜め方向に移動可能な第2可動体が1つだけ配置されており、非膨出部の他方には第2可動体が配置されていない場合もある。
また、非膨出部も必ずしも2つ設けられる必要はなく、例えば、膨出部に対して左右方向のどちらか一方だけに非膨出部が設けられており、その非膨出部から膨出部の前方側に向けて斜め前方に移動可能な第2可動体が1つだけ配置されている場合もある。また、前記したように第1可動役物ユニットと第2可動役物ユニットの位置関係等によっては、膨出部に対して上下方向又は斜め方向等の左右方向以外の方向のどちらか一方だけに非膨出部が設けられており、その非膨出部から膨出部に向けて斜め前方に移動可能な第2可動体が1つだけ配置されている場合もある。
また、前記した実施の形態では、第1可動役物ユニット200と第2可動役物ユニット300の間には、本発明のカバー部材として、膨出部311を有する第2可動役物ユニット300のベース部材310が設けられていたが、これに限るものではなく、本発明のカバー部材としては、第2可動役物ユニットの第2可動体を配置するベースとなるベース部材ではなく、単に第1可動役物ユニットと第2可動役物ユニットを仕切る仕切部材や、第1可動役物ユニットを覆う機能の被覆部材等であっても良い。
また、前記した実施の形態では、表示画面と装飾枠とで構成される略直線的な発光演出は、2本でX字を形成するようになっていたが、これに限るものではなく、V字状やY字状等の他の略直線的な発光演出を形成するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、透明な部材からなる第1台板部材413,414が、本体部材410と一体形成されていたが、本発明はこれに限るものではなく、第1台板部材が本体部材と別部材で構成されており、本体部材の裏面側からネジ止め等によって取り付けられるようになっていても良い。なお、第1台板部材を本体部材と一体に形成する方が、第1台板部材と本体部材を別部体で構成してネジ止め等により取り付ける場合に比べて、より撓み難くなるという利点はある。
また、前記した実施の形態では、本体部材410における間隙412が透明カバーを有する構成となっていたが、この透明カバーを有していない場合もあり得る。
また、前記した実施の形態では、本体部材410や補強部材450等は、無端の枠状をなすものであったが、枠状の本体部材、補強部材としては、有端の枠状をなす(一部が途切れた状態)ものを含むものとする。
また、前記した実施の形態では、複数の装飾カバー部材420及び複数の第2台板部材440を有し、発光部401を4箇所有する構成となっていたが、発光部は4箇所に限らず、1〜3箇所又は5箇所以上有する構成となっていても良い。また、発光部が1箇所だけの場合には、例えば、略C字状等の形状の1つの装飾カバー部材や、同様の形状の1つの第2台板部材を有し、当該装飾カバー部材及び第2台板部材の間隙が発光部に対応するように構成されていても良い。
また、前記した実施の形態では、本体部材410、装飾カバー部材420、第1台板部材413,414及び第2台板部材440からなる台板、第4発光源430、補強部材450を有するものであったが、本発明はこれに限るものではなく、装飾枠の構成によっては、補強部材や台板を有していない装飾枠もあり得る。すなわち、遊技盤に装飾枠を取り付ける際に、装飾カバー部材で遊技盤に本体部材を押さえ込むことで取付けが可能なものや、装飾カバー部材及び本体部材にネジ止め可能となっている装飾枠などで、台板や補強部材がなくても剛性や装飾性を保つことができるものであれば、本体部材と装飾カバー部材と発光源を有しているのみの構成でも良い。
1…パチンコ遊技機、6…遊技盤、26…表示画面、26b…直線的画像、100…左右扉状装飾可動役物(装飾可動役物)、110…第1発光装飾部材、120…第2発光装飾部材、132…第1発光源、133…第2発光源、200…下扉状装飾可動役物(第1可動役物ユニット)、210…第1可動体、220…第2ラック&ピニオン機構(第1駆動機構)、300…斜め突出装飾可動役物(第2可動役物ユニット)、310…ベース部材(カバー部材)、311…膨出部、313…非膨出部、320…第2可動体、330…第2駆動機構、400…装飾枠、401…発光部、410…本体部材、411,412…間隙、413,414…第1台板部材(台板)、420…装飾カバー部材(カバー部材)、430…第4発光源(発光源)、440…第2台板部材(台板)、450…補強部材
Claims (1)
- 所定の画像を表示する表示画面を囲むように遊技盤に取り付けられた装飾枠を備えており、該装飾枠にはその外周と内周を跨いで形成された発光部を有しており、
前記装飾枠は、
枠状をなすように一体形成されて透光性を有する本体部材と、
前記発光部に対応する間隙を隔てて前記本体部材の表面側に設けられた、遮光性を有するカバー部材と、
前記本体部材の裏面側に配置されて、前記本体部材における前記発光部に対応する箇所を発光させる発光源と、
前記発光源の裏面側に配置されて、枠状をなすように一体形成された補強部材とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015064130A JP2015110181A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015064130A JP2015110181A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | パチンコ遊技機 |
Related Parent Applications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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-
2015
- 2015-03-26 JP JP2015064130A patent/JP2015110181A/ja not_active Withdrawn
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