JP2015109623A - 画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

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沙織 横手
佐々木 健志
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Abstract

【課題】流し読みガラスの清掃を行い易くする。
【解決手段】画像読取装置は、上面を原稿が通過する流し読みガラス321と、流し読みガラスの下方の位置で、流し読みガラスの上面を通過する原稿に光を照射し、かつ原稿通過方向Hに往復移動可能なLED316cを有して、LEDの反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取部と、流し読みガラスの原稿通過方向の上流側または下流側の端面に対向して設けられ、LEDの光を流し読みガラスの端面321cに案内する反射面322cと、を備え、反射面322cは、LEDが反射面の下方から照射する光を流し読みガラスの端面に案内して、汚れを浮きだたせて、汚れを発見しやすくことができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成する複写機、プリンタ等の画像形成装置は、原稿を読み取る画像読取装置を画像形成装置の装置本体に備えていることがある。画像読取装置は、流し読みガラスの上面に自動的に供給されてくる原稿を、透明体としての流し読みガラスの下方に位置する画像読取部で、読み取るようになっている。このような原稿の読み取り方を「流し読み」とする。
ところが、流し読みガラスの原稿が通過する上面に、汚れが付いたり、塵埃が付着したりすることがある。この場合、画像読取装置は、原稿の画像と、汚れや塵埃(以下、塵埃も含めて「汚れ」という)を一緒に読み取ることになる。このため、画像読取装置の画像読取情報に基づいて、画像形成装置がシートに原稿の画像を複写すると、汚れが複写画像に副走査方向(原稿給送方向)のスジとなって現れることがある。
そこで、汚れを除去すべく、流し読みガラスを清掃するのに、流し読みガラスのどの部分を清掃したらよいのか汚れの位置を画像読取装置の光源によって照射して分かるようにした画像読取装置がある(特許文献1)。
特開2007−104444号公報
しかし、特許文献1に記載の画像読取装置は、汚れの位置を画像読取装置の光源で照射するとき、流し読みガラスの下方から上方に向けて光を照射するため、ユーザにとっては、その光が眩しく、汚れの位置を確認しにくいことがあった。
また、流し読みガラスの汚れを除去しにくい画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置は、シートに、副走査方向にスジの入った複写画像を形成することなり、画像の品質を低下させるという問題があった。
本発明は、透明体の汚れを見易くした画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とを提供することにある。
本発明の画像読取装置は、上面を原稿が通過する透明体と、前記透明体の下方の位置で、前記透明体の上面を通過する原稿に光を照射し、かつ原稿通過方向に往復移動可能な光源を有して、前記光源の反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取部と、前記透明体の前記原稿通過方向の上流側または下流側の端面に対向して設けられ、照射される光を前記透明体の端面に案内する光案内部と、を備え、前記光案内部は、前記光源が前記光案内部の下方から照射する光を前記透明体の端面に案内する、ことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、原稿の画像を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置が読み取った画像をシートに形成する画像形成部と、を備え、前記画像読取装置が上記の画像読取装置である、ことを特徴としている。
本発明の画像読取装置は、光源が、光案内部の下方に移動して、光案内部に光を照射すると、その照射した該光が光案内部によって透明体の端面に案内されるようになっている。このため、本発明の画像読取装置は、光源の光が透明体の下方から上方へ投射されることがなく、光が、ユーザの目に直接入ることが少なくなり、ユーザが汚れの位置を確認し易く、かつ汚れを除去し易いという効果を奏する。また、汚れは、側面から光を照射されるので、光を照射された反対側に影ができ、影によって位置を強調されるようになる。このため、本発明の画像読取装置は、ユーザが、汚れの位置を確認し易くなるという効果も奏する。
本発明の画像形成装置は、透明体に付着した汚れをユーザが除去し易くなっているので、シートに、副走査方向にスジの入った複写画像を形成することが少なくなり、画像の品質の低下を防止することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。 本発明の実施形態の画像読取装置の装置本体の平面図である。 図2の画像読取装置の装置本体の固定読みガラス、流し読みガラス、及び掬い上げ部材を取り除いた平面図である。 図3において、走査部を矢印F方向から見た図である。 走査部のCISの構成を示す図である。 本発明の制御部と、それに接続される部分とのブロック図である。 汚れ検知位置を示す図である。 流し読み位置選択動作説明用の図である。 LEDの光を流し読みガラスの端面に案内する構成を示す図である。 図9と異なる、LEDの光を流し読みガラスの端面に案内する構成を示す図である。 流し読み位置選択動作説明用のフローチャートである。 図1に示す読取部と構造のことなる読取部を示した図である。
以下、本発明の実施形態の画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とを図に基づいて説明をする。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。画像形成装置100は、装置本体400と、装置本体400の上部に設けられた画像読取装置300とを備えている。
装置本体400内のピックアップローラ420,421は、カセット404,405に収納されたシートPをカセット404,405から送り出す。搬送ローラ対422は、カセットから送り出されたシートを、感光体ドラム402と転写器406との間に送り込む。
一方、レーザスキャナ401は、帯電器423で表面を帯電された感光体ドラム402にレーザを照射して、画像読取装置300で原稿を読み取った画像情報に基づいた潜像を感光体ドラム402に形成する。その潜像は、トナー現像器403によって、トナー現像されて、トナー画像となる。転写器406は、感光体ドラム402と転写器406との間に送り込まれたシートに感光体ドラム402のトナー画像を転写して、そのシートを感光体ドラム402とで定着器407に送り込む。定着器407は、シートを加熱してトナー画像をシートに定着する。最後、排出ローラ対408がシートをトレイ424に排出する。
シートの両面に画像を形成する場合、定着器407から送り出されたシートは、切替部材409,417,413の案内と、搬送ローラ対411の搬送とによって反転パス412に送り込まれる。その後、シートは、搬送ローラ対411の逆転と切替部材413の案内とによって、反転パス412から帰還パス410に送り込まれる。この間にシートは、スイッチバック搬送されて、表裏反転される。シートは、帰還パス410を案内されて、再度、感光体ドラム402と転写器406との間に送り込まれて他方の面にトナー画像を形成される。シートは、定着器407においてトナー画像を定着されて、最後、トレイ424に排出される。
帯電器423、感光体ドラム402、トナー現像器403、及び転写器406等は、画像形成部430を構成している。
画像読取装置300は、画像読取装置300の装置本体303と、装置本体303に開閉自在に設けられた原稿供給部200とを備えている。
原稿供給部200は、原稿トレイ201上の原稿Dを、搬送ローラ202,203,205,206,207によって、流し読みガラス321上に送り込み、その後、搬送ローラ208、排出ローラ209によって排出トレイ210に排出するようになっている。
装置本体303は、原稿供給部200と対向する部分に、固定読みガラス301と、流し読みガラス321と、掬い上げ部材322とを有している。装置本体303には、内部に、走査部302と、信号処理部503と、走査駆動部450(図3)等が設けられている。
画像読取装置300は、後述する走査部302を流し読みガラス321の下に待機させて、原稿供給部200によって流し読みガラス321上に送り込まれてくる原稿に走査部302の光を照射させ、その反射光を走査部302に受光させる。そして、走査部302は、受光した光を電気信号に変換する。その電気信号は、信号処理部503によって処理された後、後述する制御部510(図6)を介してレーザスキャナ401に画像情報を電気信号として送られる。このような原稿の読み方を流し読みという。また、画像読取装置300は、原稿供給部200を開いて、開放された固定読みガラス301に原稿を載置した後、原稿供給部200を閉じて、走査部302を矢印H方向に移動させることによって原稿を読みとる固定読みも行えるようになっている。
また、画像読取装置300は、走査部302が読み取った画像情報を装置本体400のレーザスキャナ401に送る他に、パソコン、ファクシミリ等の外部機器にも送信できるようになっている。
以上の構成で、走査部302、信号処理部503、及び制御部510等は、読取部460を構成している。
図2は、本発明の実施形態の画像読取装置300の装置本体303の平面図である。図3は、画像読取装置300の装置本体303の固定読みガラス301、流し読みガラス321、及び掬い上げ部材322を取り除いた平面図である。図4は、図3において、走査部を矢印F方向から見た図である。図2、図3において、左右方向を副走査方向、副走査方向に直交する方向を主走査方向とする。副走査方向は、流し読み時における原稿通過方向でもある。
装置本体303には、走査部302を往復移動自在に案内するガイドシャフト307が副走査方向に沿って設けられている。走査部302は、長尺の部材で主走査方向に対して平行に位置している。図3において、ガイドシャフト307の一端(左端)側には、駆動モータ308と、駆動モータ308の回転力を伝えるギア309と、ギア309によって回転するプーリ310とが配設されている。ガイドシャフト307の他端(右端)側には、プーリ311が配設されている。プーリ310とプーリ311とには、タイミングベルト312が架け渡してある。タイミングベルト312は、副走査方向に対して平行に配置されて、走査部302の走行体304に連結されている。
したがって、駆動モータ308が回転すると、ギア309、プーリ310が回転して、タイミングベルト312がプーリ310,311に案内されて循環し、走査部302が副走査方向に往復移動をする。走査部302の副走査方向の矢印H,E方向への移動の切り替えは、駆動モータ308の回転方向の切り替えによって行われる。走査部302は、固定読みガラス301の下を往復移動して、画像読取装置300が原稿の固定読みができるようになっている。また、走査部302は、流し読みガラス321の下に移動して停止して、原稿供給部200から送られてくる原稿を流し読みできるようになっている。なお、走査部302がホームポジションに居るか否かは、装置本体303の左端に設けられた、ホームポジションセンサ313(図3)によって検知される。以上の構成において、ガイドシャフト307、駆動モータ308、ギア309、タイミングベルト312、プーリ310,311等は、走査部302を副走査方向に往復移動させる駆動部450を構成している。
図4は、図3において、走査部302を矢印F方向から見た図である。図5は走査部302のCIS316の構成を示す図である。走査部302は、主走査方向に沿った長尺な部材であり、CIS316、圧縮コイルバネ314、走行体304、スペーサ315等で構成されている。走行体304は、ガイドシャフト307に支持され、かつタイミングベルト312に接続されて、副走査方向に往復移動するようになっている。このため、走査部302は、駆動部450によって副走査方向に往復移動するように(往復移動可能に)なっている。
CIS316は、原稿に光を照射して、その反射光を受光し、電気信号に変換して信号処理部503(図6)に画像信号として送るようになっている。CIS316は、LED316c、ライトガイド316b、ロッドレンズアイ316d、及びイメージセンサ316e等を備えている。光源としてのLED316cは、流し読みガラス321上の原稿、或いは固定読みガラス301上の原稿に、下方から上方に向けて光Lを照射するようになっている。ライトガイド316bは、LED316cの光を有効に流し読みガラス321上の原稿、或いは固定読みガラス301上の原稿に照射できるように案内する部材である。ロッドレンズアイ316dは、LED316cが原稿を照射した光の反射光を、イメージセンサ316eに結像するようになっている。ロッドレンズアイ316dは、結像の輝度に応じた電気信号を発するようになっている。信号処理部503は、イメージセンサ316eの読取信号(画像信号)を処理して電気信号として処理部511に送るようになっている。なお、光源としては、LED316cの代わりに蛍光灯を使用してもよい。
CIS316は、走行体304に圧縮コイルばね314によって支持されており、圧縮コイルばね314によってスペーサ315を介して固定読み用ガラス301又は流し読みガラス321に押しつけられている。このため、CIS316の上面316fと、固定読み用ガラス301、及び流し読みガラス321の下面301a,321aとの間に隙間Gが形成されている。この隙間Gは、CIS316の上面316fが各ガラスの下面301a,321aに接触しないようにするために形成されている。また、隙間Gは、CIS316及び流し読みガラス321が多少たわんで捻じれていても、CIS316と固定読み用ガラス301、及び流し読みガラス321との距離を一定に保つために形成されており、画像読取装置300の読取精度の低下を防止している。
以上の構成の画像読取装置300は、走査部302を駆動部450の駆動によって副走査方向に、固定読みガラス320の下を移動させて、ユーザによって固定読み用ガラス301上に置かれた原稿を固定読みすることができる。また、画像読取装置300は、走査部302を駆動部450の駆動によって副走査方向の矢印Eに移動させて、図1に示すように、流し読みガラス321の下に停止させる。そして、画像読取装置300は、原稿供給部200によって、原稿を流し読みガラス321上に自動的に搬送して、原稿の流し読みもすることができる。
ところで、画像読取装置300が、流し読みを行うとき、流し読みガラスの汚れ検知領域に汚れ等が付着している場合がある。このような場合、流し読みガラス321の下に停止した走査部302が透明体としての流し読みガラス321上を通過する原稿を読み取るため、画像形成装置100は、その汚れ等を黒いスジとして、複写した画像に形成することがある。
(ガラスの汚れ検知手段)
そこで、本実施形態の画像読取装置300は、汚れを検知できるようになっており、次に、ガラスに付着した汚れや塵埃(以下、塵埃を含めて「汚れ」という)の検知について説明をする。図6は、画像読取装置の制御ブロック図であり、制御部510に、イメージセンサ316e、信号処理部503、駆動モータ308、操作パネル506等が接続されている。
制御部510は、CPU等の処理部511と、不図示のRAM、ROM、及びラインメモリ等の記憶部512と、汚れ検知部514と、光量調節部515等を備えている。処理部511は、記憶部512に記憶されたプログラムを実行するようになっている。走査部302に備えられているイメージセンサ316eの読取信号(画像信号)は、信号処理部503で光から電気信号に変換されて処理部511に入力される。信号処理部503は、読取信号を増幅するアンプ、増幅された読取信号をアナログ−デジタル変換するA/D変換器、デジタル変化された読取信号のシェーディング補正処理を行うシェーディング補正回路等が含まれている。
他のファクシミリ、パソコン等の外部デバイス、或いはLED316cと処理部511は、インターフェース部513によって接続されている。操作パネル506は、汚れ検知部514が汚れを検出したとき、汚れを除去する清掃等をユーザに報知するようになっている。また、操作パネル506は、LED316cの明るさを調節する摘み507、報知内容を表示するディスプレイ(不図示)、及び報知内容を音声で出力する音声出力部(不図示)等を備えている。
図6において、汚れ検知部514は、流し読みガラス321の汚れ検知領域W内に設定した複数箇所の内、汚れている箇所を検知するようになっている。汚れ検知領域Wは、搬送ローラ207が流し読みガラス321に接触する位置より原稿通過方向(矢印H方向)の上流側の、副走査方向に幅を有して主走査方向に延びた帯状の領域である。汚れを検知する汚れ検知位置は、図7において、主走査方向に沿って延びた、直線状のA、B、Cの3箇所である。なお、汚れ検知位置は、3箇所に限定されない、複数個所あれば良い。
流し読みガラス321の汚れ検知動作を説明する。画像読取装置300が、流し読みガラス321の汚れを検知するとき、流し読みガラス321の上面321bと、固定読みガラス301の上面301bは、原稿供給部200によって閉められている。制御部510は、走査駆動部450の駆動モータ308を制御して、走査部302を汚れ検知動作開始位置WSから第1の汚れ検知位置Aに移動させて、その位置に停止させる。そして、制御部510は、LED316cで第1の汚れ検知位置Aを照射させる。イメージセンサ316eがロッドレンズアイ316dを介して反射光を受光する。
汚れ検知部514は、イメージセンサ316eが読み取った汚れ検知レベルが予め設定された閾値(一定値)以上か否かを判断する。図8に示すように、仮に、閾値未満であれば、制御部510は、第1の検知位置Aが汚れていないものとして、走査部302を第1の検知位置Aに停止させたままで、画像読取装置300に原稿の流し読み動作をさせる。
しかし、第1の検知位置Aの汚れが閾値以上であると、制御部510は、第1の検知位置Aが汚れているものとして、駆動モータ308を再度制御して、走査部302を第1の検知位置Aから、第2の検知位置Bに移動させて、その位置に停止させる。そして、制御部510は、LED316cで第2の汚れ検知位置Bを照射させる。イメージセンサ316eがロッドレンズアイ316dを介して反射光を受光する。汚れ検知部514は、第2の検知位置Bでイメージセンサ316eが読み取った汚れ検知レベルが予め設定された閾値以上か否かを判断する。仮に、閾値未満であれば、制御部510は、第2の検知位置Bが汚れていないものとして、走査部302を第2の検知位置Bに停止させたままで、画像読取装置300に原稿の流し読み動作をさせる。
しかし、第2の検知位置Bの汚れが閾値以上であると、制御部510は、第2の検知位置Aが汚れているものとして、駆動モータ308を再度制御して、走査部302を第2の検知位置Bから、第3の検知位置Cに移動させて、その位置に停止させる。そして、制御部510は、LED316cで第3の汚れ検知位置Bを照射させる。イメージセンサ316eがロッドレンズアイ316dを介して反射光を受光する。汚れ検知部514は、第3の検知位置Cでイメージセンサ316eが読み取った汚れ検知レベルが予め設定された閾値以上か否かを判断する。仮に、閾値未満であれば、制御部510は、第3の検知位置Cが汚れていないものとして、走査部302を第3の検知位置Cに停止させたままで、画像読取装置300に原稿の流し読み動作をさせる。しかし、第3の検知位置Cの汚れが閾値以上であれば、制御部510は、第3の検知位置Cが汚れているものと判断する。
以上の説明で、すべての汚れ検知位置A,B,Cにおいて、汚れが、予め設定した閾値以上である場合、制御部510は、流し読みガラス321の上面321bをユーザに清掃してもらうため、清掃を促すポップアップを操作パネル506に表示する。また、制御部510は、走査部302を流し読みガラス321と固定読みガラス301との間の下に移動させて、LED316cを所定の時間点灯させる。このとき、操作パネル506を見たユーザは、汚れを除去するため、原稿供給部200の手前側を持ち上げて、原稿供給部200を後方に回転させ、流し読みガラス321の上面321bと、固定読みガラス301の上面301bとを開放している。
図9に示すように、流し読みガラス321の原稿通過方向Hの下流側の位置で、固定読みガラス301上には、掬い上げ部材322が設けられている。原稿案内部材としての掬い上げ部材322の一端322aは、固定読みガラス301と流し読みガラス321との間に進入している。掬い上げ部材322は、流し読みガラス321の上面321bを通過する原稿を上方へ案内して流し読みガラス321の上面321bから離間させる湾曲状の案内面322bを形成されている。また、掬い上げ部材322の一端322aには、流し読みガラス321の端面321cに対向した下向きの光案内部としての反射面322cが形成されている。
流し読みガラス321と固定読みガラス301との間の下に移動した走査部302は、LED316cの光Lで反射面322cを照射できる位置に停止する。すると、LED316cの光Lは、反射面322cに反射されて、流し読みガラス321の原稿通過方向Hの下流側の端面321cに対して略直角の状態で、流し読みガラス321内に入光する。流し読みガラス21に進入した光Lは、流し読みガラス21の上面321bと平行に流し読みガラス内を進む。流し読みガラス内に進入した光は、流し読みガラス21の上面321bと平行に進むため、流し読みガラス21の上方へ出る光量が少なく、ユーザの目に直接入る光の光量が少ない。このため、ユーザは、汚れの位置を確認し易く、かつ汚れDSを除去し易くなる。また、汚れDSが側面から光を照射されるので、光を照射された反対側に影ができ、影によって位置を強調されるので、ユーザは、汚れDSを目視しやすくなる。よって、ユーザが汚れの除去を確実に行えるようになる。
なお、反射面322cの代わりに、図10に示すように、断面が直角3角形の長尺の導光体330を流し読みガラス321の下流側の端面321cに対向させて掬い上げ部材322に配置してもよい。光案内部材としての導光体330の材質としては、PMMAが好ましい。導光体330は、掬い上げ部材322と一体成型されていてもよい。この場合、掬い上げ部材322にPMMAを使用するのが好ましい。
LED316cの光は、導光体330に進入するときと、出るときとにおいて、屈折して、流し読みガラス321に対して略直角の状態で、流し読みガラス321内に入光する。流し読みガラス21に進入した光Lは、流し読みガラス21の上面321bと平行に流し読みガラス内を進む。したがって、導光体330を使用したときも、反射面322cを使用したときと、同様な効果を奏する。
また、LED316cの光量は、操作パネル506上に表示して、光量調整摘み507によって調節できるようになっている。このため、ユーザが汚れを発見し易くなっている。なお、LED316cは、汚れをある程度の時間照射すると消えるようにしてもよい。
以上の画像読取装置300を備えた画像形成装置100は、流し読みガラス321に付着した汚れをユーザが除去し易くなっているので、シートに、副走査方向にスジの入った複写画像を形成することが少なくなり、画像の品質の低下を防止することができる。
図11は、汚れ検知動作説明用のフローチャートである。制御部510は、駆動モータ308を制御して、走査部302をホームポジションセンサ313(図3)に検知されたホームポジションから、汚れ検知動作開始位置WSに移動させる(S10)。そして、制御部510は、走査部302を第1の汚れ検知位置Aに移動させる。汚れ検知部514が第1の汚れ検知位置Aが汚れているか否かを判断する(S12)。
汚れていない場合(S14でNo)、制御部510は、流し読み位置を、第1の汚れ検知位置Aに決定して(S16)、画像読取装置300に画像読取動作を開始させる。汚れている場合(S14でYes)、制御部510は、走査部302を第2の汚れ検知位置Bに移動させる(S18)。そして、汚れ検知部514が第2の汚れ検知位置Bが汚れているか否かを判断する。
汚れていない場合(S20でNo)、制御部510は、流し読み位置を、第2の汚れ検知位置Bに決定して(S22)、画像読取装置300に画像読取動作を開始させる。汚れている場合(S20でYes)、制御部510は、走査部302を第3の汚れ検知位置Cに移動させる(S24)。そして、汚れ検知部514が第3の汚れ検知位置Cが汚れているか否かを判断する。
汚れていない場合(S26でNo)、制御部510は、流し読み位置を、第3の汚れ検知位置Cに決定して(S28)、画像読取装置300に画像読取動作を開始させる。汚れている場合(S26でYes)、制御部510は、走査部302を反射面322c(或いは導光体330)の下方に移動させて(S30)、その位置でLED316cを再度、点灯させる(S32)。また、制御部510は、操作パネル506に流し読みガラスの清掃を促す表示をする(S34)。ユーザは、汚れを除去するため、原稿供給部200の手前側を持ち上げて、原稿供給部200を後方に回転させ、流し読みガラス321の上面321bと、固定読みガラス301の上面301bとを開放する。そして、ユーザは、光量調整摘み507を回して、LED316cの光量を光量調節部515で調節し、LED316cの明るさを、汚れを見やすい明るさに調節して、汚れを除去する(S38,S40,S42)。
本発明の実施例では、走査部302に等倍光学系であるCISを使用しているが、縮小光学系のCCDを使用してもよい。
また、以上の構成において、ロッドレンズアイ316d、及びイメージセンサ316eは、走査部302に備えられて、LED316cと一体に副走査方向に移動するようになっている。しかし、図12に示すように、LED602cは、走査部602と一体に移動し、反射光Lは、走査部602に設けられたミラー621と、装置本体303に設けられたミラー622,623を経て、レンズ624で集光されるようにしてもよい。レンズ624で集光された光は、信号処理部503で、電気信号に変換させて、種々の処理をされる。この場合において、光源としてのLED602c、ミラー621,622,623、レンズ624、信号処理部503等は、読取部660を構成している。
さらに、ガラスの汚れ検知手段が汚れを検知したときに実施するように説明しているが、ガラスの汚れを認めたユーザが操作部等から照射指示するときに光案内部から照射するようにしても良い。
また、光案内部は流し読みガラス(透明体)の原稿搬送方向下流側の端部に配置されているが、これに限定せず、原稿搬送方向上流側の端部に配置しても良い。
100:画像形成装置、200:原稿供給部、300:画像読取装置、301:固定読みガラス、301a:固定読みガラスの下面、301b:固定読みガラスの上面、302:走査部、303:画像読取装置の装置本体、316:CIS、316c:LED(光源)、316e:イメージセンサ、321:流し読みガラス(透明体)、321a:流し読みガラスの下面、321b:流し読みガラスの上面、321c:流し読みガラスの端面、322:掬い上げ部材部材(原稿案内部材)、322b:掬い上げ部材部材(原稿案内部材)の案内面、322c:反射面(光案内部)、330:導光体(光案内部)、400:画像形成装置の装置本体、430:画像形成部、460:読取部、506:操作パネル、510:制御部、514:汚れ検知部(汚れ検知手段)、602:走査部、602c:LED(光源)、660:読取部、A:第1の検知位置、B:第2の検知位置、C:第3の検知位置、D:原稿、H:原稿通過方向、L:光、P:シート。

Claims (6)

  1. 上面を原稿が通過する透明体と、
    前記透明体の下方の位置で、前記透明体の上面を通過する原稿に光を照射し、かつ原稿通過方向に往復移動可能な光源を有して、前記光源の反射光を受光して原稿の画像を読み取る読取部と、
    前記透明体の前記原稿通過方向の上流側または下流側の端面に対向して設けられ、照射される光を前記透明体の端面に案内する光案内部と、
    を備え、
    前記光案内部は、前記光源が前記光案内部の下方から照射する光を前記透明体の端面に案内する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光源の光によって前記透明体の上面の汚れを検知する汚れ検知手段と、を備え、
    前記光源は、前記汚れ検知手段の汚れ検知動作によって、前記光案内部の下方に移動して、前記光案内部に光を照射し、照射した該光を前記透明体の端面に前記光案内部によって案内させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記透明体の下流側に配置されて、前記透明体の上面を通過する原稿を上方へ案内して前記上面から離間させる案内面を有する原稿案内部材を備え、
    前記光案内部は、前記原稿案内部材に形成されて、前記透明体の端面に対向した下向きの反射面である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記光案内部は、前記透明体の下流側に配置されて、前記光源の光を前記透明体の端面に案内する導光体である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  5. 前記透明体の下流側に配置されて、前記透明体の上面を通過する原稿を上方へ案内して前記上面から離間させる案内面を有する原稿案内部材を備え、
    前記導光体は、前記原稿案内部材の前記透明体の下流側の端面と対向して配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像をシートに形成する画像形成部と、を備え、
    前記画像読取装置が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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