JP2015108564A - 電流計測装置 - Google Patents

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JP2015108564A JP2013251753A JP2013251753A JP2015108564A JP 2015108564 A JP2015108564 A JP 2015108564A JP 2013251753 A JP2013251753 A JP 2013251753A JP 2013251753 A JP2013251753 A JP 2013251753A JP 2015108564 A JP2015108564 A JP 2015108564A
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Ryuta Saito
竜太 斎藤
哲也 吉池
Tetsuya Yoshiike
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Abstract

【課題】測定の際に電流計本体を固定する場所の確保を容易にすると共に、測定した電流値を容易に読み取ることが可能な電流計測装置を提供する。
【解決手段】測定対象の外周に巻きつけて測定対象に流れる電流に起因して測定対象の周囲に発生する磁界を検出すると共に、その検出した磁界に応じた誘導起電圧を出力するセンサケーブル3と、センサケーブル3の両端と接続される本体部2と、を有し、本体部2は、センサケーブル3から出力される誘導起電圧から測定対象の電流値を算出する制御部と、制御部で算出された測定対象の電流値を表示する表示部4とを有する構成となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流計測装置に関する。
フレキシブルセンサを測定器本体と接続して測定対象の電流を測定することができるデジタルマルチメータが知られている。このような装置としては、たとえば特許文献1に示すものがある。
図7は、特許文献1に示されるクランプ電流計付のデジタルマルチメータ100の外観を示す図である。図7に示すように、デジタルマルチメータ100は、本体部101と、フレキシブルセンサ部102とから構成される。本体部101には、測定した電流値を表示することができる表示部103を備えている。フレキシブルセンサ部102は、センサケーブル110と、本体部111と、センサケーブル嵌合部112と、接続ケーブル113と、端子部114とから構成されている。
US2011/0012589
図7に示すデジタルマルチメータ100を用いて測定対象の電流測定方法を行う場合、作業者は、図8に示すように、測定対象にフレキシブルセンサ部102のセンサケーブル110を巻きつけて、その後に、作業者は、センサケーブル110の一端Tをセンサケーブル嵌合部112へ接続する。
ここで、図8に示すように、フレキシブルセンサ部102を測定対象である電線T2に巻きつける場合には必ず両手を使うことになる。そのため、作業者は、本体部101を保持することができないため、作業の邪魔にならないように近場の電線にぶら下げる、地面に置く、あるいはポケットに入れるなど本体部101を固定するための適切な場所の確保を行う必要がある。しかし、作業環境によっては、周囲に本体部101を固定するための適切な場所を確保することが困難な場合がある。また、本体部101を固定する場所によってはフレキシブルセンサ部102を測定対象に取り付けた後に本体部101の表示部103に視線を移動しなければ電流値を読み取ることができない場合がある。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、測定の際に電流計本体を固定する場所の確保を容易にすると共に、測定した電流値を容易に読み取ることが可能な電流計測装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、測定対象の外周に巻きつけて測定対象に流れる電流に起因して測定対象の周囲に発生する磁界を検出すると共に、その検出した磁界に応じた誘導起電圧を出力するセンサケーブルと、センサケーブルの両端と接続される本体部と、を有し、本体部は、センサケーブルから出力される誘導起電圧から測定対象の電流値を算出する制御部と、制御部で算出された測定対象の電流値を表示する表示部と、を有することを特徴とする電流計測装置が提供される。
また、上述の電流計測装置であって、制御部は、本体部からセンサケーブルの一端が取り外されたときに本体部の電源がオンになるように制御することが好ましい。
また、上述の電流計測装置であって、制御部は、本体部からセンサケーブルの一端が取り外された状態でかつ本体部の電源がオンの状態であって、本体部にセンサケーブルの一端が取り付けられたときに測定対象体に流れる電流の検出を開始するように制御することが好ましい。
また、上述の電流計測装置であって、本体部の上下反転を検出する上下反転検出部を有し、制御部は、上下反転検出部が本体部の上下反転を検出した場合に表示部に表示される電流値の表示を上下反転させる制御を行うことが好ましい。
本発明によると、測定の際に電流計本体を固定する場所の確保を容易にすると共に、測定した電流値を容易に読み取ることが可能な電流計測装置を提供することができる。
発明の一実施の形態に係る電流計測装置1の構成を示すものであり、(A)は本体部2の正面側(Y2側)から見た斜視図であり、(B)は本体部2の背面側(Y1側)から見た斜視図である。 図1に示すセンサケーブル3を嵌合部6に嵌合させた状態を示す図であり、(A)は表示部4側(Y2側)から見た正面図であり、(B)は、本体部2の正面側(Y2側)から見た斜視図である。 X1−X2の方向における本体部2の断面図であり、(A)はセンサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6に嵌合させようとしている状態の図であり、(B)はセンサケーブル3の一端T1を本体部2から取り外した状態の図であり、(C)は、センサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6に嵌合させた状態の図である。 図1に示す電流計測装置1の本体部2が有している機能を示すブロック図である。 図1に示す電流計測装置1の作業者の操作及びこの操作に応じて電流計測装置1で実行される処理を含むフローチャートである。 作業者から表示部4を見たパターン例を示す図であり、(A)は通常時の表示状態を示すものであり、(B)は、(A)に示した電流計測装置1を反転(180度回転)させて、かつ上下反転検出部による反転を制御部10が検出して反転制御をしない場合の表示部4の表示状態を示すものであり、(C)は、上下反転検出部による反転を制御部10が検出して反転制御をする場合の表示状態を示す図である。 図7は、従来のデジタルマルチメータ100の外観を示す斜視図である。 従来のデジタルマルチメータ100を測定対象に取り付ける作業を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る電流計測装置1について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を用いて説明する場合があるものとし、X方向を電流計測装置1の本体部2の長手方向とし、X1側は図1において手前側かつ右側、X2側は図1において奥側かつ左側とする。またZ方向を電流計測装置1の上下方向とし、Z1側は上側、Z2側は下側とする。またY方向はX方向およびY方向に直交する方向とし、Y1側は図1において奥側かつ右側、Y2側はそれとは逆の手前側かつ左側とする。
<電流計測装置1の概略構成について>
発明の一実施の形態に係る電流計測装置1の構成を示すものであり、(A)は本体部2の正面側(Y2側)から見た斜視図であり、(B)は本体部2の背面側(Y1側)から見た斜視図である。図1に示すセンサケーブル3を嵌合部6に嵌合させた状態を示す図であり、(A)は表示部4側(Y2側)から見た正面図であり、(B)は、本体部2の正面側(Y2側)から見た斜視図である。図1および図2に示すように、電流計測装置1は、本体部2と、センサケーブル3とを有している。電流計測装置1は、電線などの測定対象をセンサケーブル3により取り囲むようにして配置した状態において測定対象に流れる電流を検出可能に構成されている。
本体部2は、後述の図4で説明する機能を有する各種の制御回路や、表示部4、本装置の電源となる電池等を収納する電源格納部5、センサケーブル3の一端T1を着脱自在とするための構成である嵌合部6などを有している部材である。この本体部2は、たとえば2つの部材を嵌合させることで構成されている。
本体部2の正面側(Y2側)に設けられている表示部4は、後述する測定電流値を示す数値(図1および図2の場合には100A)や電池残量をインジケータで表示させるものであり、この表示部4を介して、作業者は測定電流値や本装置の電池残量を把握することができる。
また、本体部2の背面側(Y1側)に設けられている電源格納部5は、本装置の電源となる電池を収納する部位である。
センサケーブル3は、コイル支持体の周囲に絶縁導線を巻回して形成したロゴスキーコイルであって、電線などの測定対象に流れる電流が形成する磁場を検出し、その電流(磁場)に応じた誘導起電圧を出力する。
嵌合部6は、センサケーブル3の一端T1を本体部2から着脱自在に構成するための機構を有している。その機構の一例を、図3に示す。
図3は、X1−X2の方向における本体部2の断面図であり、(A)はセンサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6に嵌合させようとしている状態の図であり、(B)はセンサケーブル3の一端T1を本体部2から取り外した状態の図であり、(C)は、センサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6に嵌合させた状態の図である。
センサケーブル3は、本体部2に接続されている端部51aと、本体部2から着脱自在となっている端部51bを有している。本体部2は、図3(A)に示すように、端部51aを内部で固定している筒状のベース部61を有している。また、このベース部61は、端部51aを固定している側(X1側)とは反対側(X2側)にセンサケーブル3の端部51bを内部で嵌合させるための凹部61cを有している。また、本体部2の上下の面(Z1、Z2側の両面)を構成する着脱用アーム61aと、嵌合部6の縁を構成する爪部61bとから構成されている。本体部2の上下の面を指などで押すことで上下の爪部61bの間の長さを変化させることできる。
また、センサケーブル3の端部51bは、キャップ62(図1および図2で示すセンサケーブル3の一端T1に相当)を備えている。このキャップ62の表面の一部には、凸状部62aが設けられている。なお、この凸状部62aは、図3において強調表示させているが、図1に示すケーブルセンサ3の一端T1の外観上ではほとんど目立たない程度の凸形状である。
キャップ62で先端を覆われている端部51bをベース部61に取り付けるときは、図3(A)に示すように、ベース部61の着脱用アーム61aを摘んで変形させる。そして、キャップ62をベース部61の凹部61cに挿入する。この際に、図3(C)に示すように、凸状部62aが爪部61bの先端側(キャップ62と接合する先端側)に当接して、爪部61bを押し広げ、これに伴って着脱用アーム61aの先端側(キャップ62と接合する側)が接合部61cを中心として回動する。
また、キャップ62で先端を覆われている端部51bをベース部61の凹部61から取り外すときには、図3(B)に示すように、ベース部61の着脱用アーム61aを摘んで図3(A)の状態から更に変形させる。この際に、爪部61bの先端側(キャップ62と接合する側)がベース部61との接合部61cを中心として回動して、爪部61bがキャップ62から離反して、キャップ62の凸状部62aに対する爪部61bとの接触状態が解除されて、ベース部61の凹部61に対するキャップ62の装着状態が解除されて取り外すことが可能となる。
また、図3(C)に示すように、端部51bと接触する側のベース部61の縁に凸状部62aが当接するまでキャップ62を押し込んだときには、着脱用アーム61aがその弾性によって押し広げられた状態から、元の状態(押し広げられない状態)に復帰し、同図に示すように、爪部61bが凸状部62aに接触する。これにより、キャップ62がベース部61に装着されて端部51bが本体部2に取り付けられる。
なお、図3に示した嵌合部6の機構はあくまでも一例であり、センサケーブル3の一端T1を本体部2から着脱自在に構成するための機構であれば、他の構成を採用してもよい。
<本体部2が有している制御回路について>
図4は、図1に示す電流計測装置1の本体部2が有している機能を示すブロック図である。本体部2は、増幅部11、A/D変換部12、主制御部13、表示部4、電源管理部15、嵌合状態検出部16とを有している。これらの各部は、電源供給回路17に接続されている不図示の電源から電力供給を受けて動作している。なお、ここでいう電源はたとえば乾電池などである。また、請求項における制御部は、図4の主制御部13と電源管理部15とを含んだ制御部10を意図しているが、この制御部10には増幅部11、A/D変換部12、嵌合状態検出部16などが含まれていてもよい。
増幅部11は、電線などの測定対象に電流が流れることに起因してセンサケーブル3から出力される誘導起電圧に増幅処理を行い、A/D変換部12へ出力する。
A/D変換部12は、増幅部11からの出力信号をアナログからデジタルに変換する処理を行う。
主制御部13は、CPU,ROM,RAMを中心に構成され、A/D変換部12で変換されたデジタル信号に基づいて求められる測定電流値を表示部4へと出力する。また、主制御部13は、測定電流値を表示部4へと出力すると、後述する計時部18へ出力完了信号を通知する。また、主制御部13は、電源管理部15から、電源供給回路17に接続されている不図示の電源の電力残量情報を取得して、取得した残量に応じて表示部4に表示されるインジケータの表示を制御する。
表示部4は、主制御部13から出力されるデジタル信号に基づいて求められた測定電流値を表示する。また、表示部4は、主制御部13から出力される電源供給回路17に接続されている不図示の電源の電力残量に応じたインジケータを表示する。
電源管理部15は、嵌合状態検出部16や主制御部13からの出力信号に応じて、電源供給回路17のオン/オフ制御を実行している。具体的には、電源管理部15は、嵌合状態検出部16により本体部2の嵌合部6とセンサケーブル3の一端T1との接続状態の解除を示す出力信号が検出されると、電源供給回路17をオフの状態からオンの状態にして、不図示の電源から各部への電力供給を行う。
また、電源管理部15は、主制御部13から電源オフ命令を示す電気信号が供給されると、電源供給回路17をオンの状態からオフの状態に変更して、不図示の電源から本体部2の主要な機能についての電力供給を停止する。なお、ここでいう本体部2の主要な機能とは、上述した増幅部11、A/D変換部12、主制御部13および表示部4のことであり、電源管理部15および嵌合状態検出部16への電力供給は最低限行われている。これにより、嵌合状態検出部16が嵌合部6とセンサケーブル3の一端T1との接続状態が解除されたことを検出することで、電源供給回路17がオフの状態からオンの状態へと変化するので、本体部2の各部を再び動作させることができる。
嵌合状態検出部16は、嵌合部6とセンサケーブル3の一端T1との嵌合状態(接続状態)を監視しており、これらの嵌合状態を検出する。嵌合状態検出部16は、たとえば図3で示した例で説明すると、凹部61cの内壁にスイッチがあり、センサケーブル3の一端T1が嵌合部6に接続されるとこのスイッチが押され、センサケーブル3の一端T1が嵌合部6に接続されたことを検出する。
電源供給回路17は、乾電池などの不図示の電源からの電力を本体部2の各部に対して供給する回路である。
計時部18は、主制御部13からカウント開始を示す信号が供給されると、所定の時間(たとえば30秒、1分など)までカウントし、カウント開始から所定の時間に到達した場合には主制御部13にその旨を通知する。計時部18からの信号を受け取った主制御部13は、電源オフ命令を示す電気信号を電源管理部15へ出力する。これにより、電流計測処理が完了してから所定の時間が経過した場合に不図示の電源をオフの状態にすることができる。
図5は、図1に示す電流計測装置1の作業者の操作及びこの操作に応じて電流計測装置1で実行される処理を含むフローチャートである。
作業者がセンサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6から外す(S1)。このS1の操作により、電流計測装置1の電源管理部15が、電源供給回路17をオフの状態からオンの状態へと変化させることで、本体部2の各部への電力供給が開始される。
作業者は、測定対象にセンサケーブル3を巻きつける(S2)。
作業者は、センサケーブル3の一端T1を本体部2の嵌合部6と接続する(S3)。このS3の操作により、電流計測装置1の嵌合状態検出部16がセンサケーブル3の一端T1と本体部2の嵌合部6との接続がなされたことを検出し、接続状態検出信号を主制御部13へと供給する。
接続状態検出信号が供給された主制御部13は、電流計測処理を開始する。具体的には、主制御部13は、A/D変換部12で変換されたデジタル信号に基づいて測定電流値を求める。そして、主制御部13は、測定電流値を表示部4に表示させる。また、主制御部13は、測定電流値を表示部4に表示させると、計測完了信号を計時部18へと出力する。これにより計時部18は、電源供給回路17をオフの状態に変化させるまでの所定の時間のカウントを開始する。
作業者は、本体部2の表示部4に表示される測定電流値を確認して(S4)、電流計測作業を終了する(END)。
なお、計時部18は、所定の時間までのカウントが完了すると、主制御部13に対して電源オフ命令を示す電気信号を出力する。これにより、主制御部13は、電源管理部15に対して本体部2の電源供給回路17をオンの状態からオフの状態へと変更するように命令する。電源管理部15は、主制御部13からの命令を受けて、電源供給回路17をオンの状態からオフの状態に変更する。これにより、電流計測装置1では、電流計測処理が完了してから所定時間が経過すると自動的に電源がオフの状態となる。
<効果について>
以上のような構成の電流計測装置1によると、電線などの測定対象の外周にセンサケーブル3を巻きつけて、その測定対象に流れる電流に起因して測定対象の周囲に発生する磁界を検出すると共に、その検出した磁界に応じた誘導起電圧から制御部10(主制御部13)の制御により求められた測定対象の測定電流値は、このセンサケーブル3の両端と接続される本体部2が有する表示部4にて表示される。これにより、作業者は、測定電流値を、計測しているこの本体部2が有する表示部4にて簡単に確認することができるため、図7に示すような装置と異なり、視線をフレキシブルセンサ部102から移動させなくても測定電流値を容易に把握することが可能となる。また、作業者は、図7に示すような本体部101とフレキシブルセンサ部102とが分離されている構成の装置とは異なり、測定作業を行うにあたっては測定対象にセンサケーブル3を巻きつけるだけでよいので、本体部2を固定するための場所を確保する必要がない。
また、本実施の形態では、本体部2からセンサケーブル3の一端T1が取り外されたときに本体部2の電源供給回路17がオンの状態となるように、制御部10(電源管理部15)により制御されている。このため、作業者は、測定作業を開始する前に電源供給回路17をオンの状態とするためのボタン操作などをする必要がない。また、電流計測装置1では、ボタン操作を行う必要がない構成を採用しているため、図7に示すような従来の装置と比較して、より小型化することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、本体部2の電源供給回路17がオンの状態であって、本体部2にセンサケーブル3の一端T1が再び取り付けられたときに測定対象体に流れる電流の検出を開始するように、制御部10(主制御部13)により制御されている。このため、作業者は、電流測定作業を開始するためのボタン操作などをする必要がない。また、電流計測装置1は、ボタン操作を行う必要がない構成のため、図7に示すような従来の装置と比較して、より小型化することが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
たとえば、本実施の形態の図2に示す構成に加えて、本体部2の上下反転を検出することができる上下反転検出部(不図示)を有するように構成し、制御部10は、この上下反転検出部が本体部2の上下反転を検出した場合に表示部4に表示される電流値の表示を上下反転させるように制御してもよい。たとえば上下反転検出部をジャイロセンサなどにより構成し、このセンサ自らの移動により角速度を検知すると共に、不図示のCPUなどの積分演算処理により求められる角度情報から本体部2の上下反転(180度回転)を検出した場合に制御部10へその旨を通知する。この通知に基づいて制御部10は、表示部4に表示される電流値の表示を上下反転させることができる。なお、上下反転検出部が上下反転したと判断する角度は厳密に180度でなくてもよい。また、上下反転検出部では自ら上下反転を検出する構成としたが、その他にも角度検出のみを行って制御部10にその角度情報を適宜通知し、制御部10側で180度回転、またはそれに近い角度に達した時点で上下反転したと判断するように構成してもよい。
図6は、作業者から表示部4を見たパターン例を示す図であり、(A)は通常時の表示状態を示すものであり、(B)は、(A)に示した電流計測装置1を反転(180度回転)させて、かつ上下反転検出部による反転を制御部10が検出して反転制御をしない場合の表示部4の表示状態を示すものであり、(C)は、上下反転検出部による反転を制御部10が検出して反転制御をする場合の表示状態を示す図である。
図6の(A)に示すように、センサケーブル3の一端T1が作業者から見て本体部2の左側に位置する場合と、図6の(B)、(C)に示すように、センサケーブル3の一端T1が作業者から見て本体部2の右側に位置する場合がある。本実施の形態では、センサケーブル3の一端T1のみが本体部2から取り外し自在とする構成であるため、センサケーブル3の一端T1が作業者から見て本体部2の左側に位置するように取り付けた場合と、センサケーブル3の一端T1が作業者から見て本体部2の右側に位置するように取り付けた場合とでは図6の(A)および(B)に示すようにデジタル表示が反転(180度回転)してしまう。そのため、本実施の形態では、本体部2の反転(180度回転)を検出して電流値の表示を反転させる制御を行っている。この制御により、図6の(B)に示す表示状態とはならずに、図6の(C)に示す表示状態にすることができるので、作業者が扱いやすい状態で容易に計測値を読み取ることが可能となっている。
現状では、多くの装置が右利きを前提とした構成となっているものの、図6(B)、(C)に示すような場合、右利きおよび左利きのどちらの作業者にとっても、作業性および視認性に優れたものとすることができる。
また、上述の実施の形態においては、表示部4に測定電流値を表示させる構成としているが、たとえば、測定電流値を、無線通信機能を有する他の情報処理装置(不図示)に対して送信する無線通信部(不図示)を有するように構成してもよい。これにより、測電流値を他の情報処理装置に取り込んで、種々の用途に活用することができる。
また、上述の実施の形態では、表示部4は、測定電流値とインジケータを表示させるものとしている。しかしながら、表示部4は、インジケータを表示しない構成としてもよい。また、測定電流値とインジケータと共に、またはそれとは別に、その他の情報を表示するようにしてもよい。たとえば、一端T1が嵌合部6から外れている場合には、表示部4は、測定電流値を表示できないので、その代わりに現在の測定レンジに関する情報を表示させたり、操作に関する情報を表示させるようにしても良く、これらの情報を測定電流値やインジケータと共に表示させるようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態の電流計測装置1においては、所定時間内に一端T1を嵌合部6に抜き差しする回数を嵌合状態検出部16でカウントし、その回数に応じて、測定の際のスケール変更、測定する物理量の変更等、種々の機能を持たせるようにしてもよい。また、電源オフが近づいた場合に、表示部4に表示される表示物(たとえば測定電流値等)を点滅させる等により、その電源オフのタイミングを知らせる構成としてもよい。
また、上述の実施の形態の電流計測装置1においては、さらに、測定電流値を記憶する記憶部を備える構成としてもよい。なお、その場合、記憶部での測定電流値の記憶をリセットする機構を備える構成を備えることが好ましい。かかるリセット機構は、たとえば、一端T1を嵌合部6に差し込む回数や、差し込んでから抜くまでの時間長さ等に対応させる等することができる。
また、嵌合部6は、一端T1の回転を検出可能な構成とし、一端T1の回転に応じて、表示部4に表示される情報を変更したり、測定の際のスケール変更、測定する物理量の変更等のような、種々の機能を持たせてもよい。
図1、図6に示す電流計測装置1では作業者が表示部4をY2方向から見たときに正対する図を開示しているが、このほかにも、斜め方向(たとえば、Y2方向とZ1方向の中間)から見ても、表示部4と作業者の視線が正対するように本体部2を回転することができるようにしてもよい。また、電流計測装置1の表示部4のみ角度を変更することができるようにしてもよい。
1…電流計測装置、2…本体部、3…センサケーブル、4…表示部、5…電源格納部、6…嵌合部、10…制御部、11…増幅部、12…A/D変換部、13…主制御部、15…電源管理部、16…嵌合状態検出部、17…電源供給回路、18…計時部、51a,51b…端部、61…ベース部、61a…着脱用アーム、61b…爪部、61c…凹部、61d…接合部、62…キャップ、62a…凸状部、100…デジタルマルチメータ、101…本体部、102…フレキシブルセンサ部、103…表示部、110…センサケーブル、111…本体部、112…センサケーブル嵌合部、113…接続ケーブル、114…端子部

Claims (4)

  1. 測定対象の外周に巻きつけて前記測定対象に流れる電流に起因して前記測定対象の周囲に発生する磁界を検出すると共に、その検出した磁界に応じた誘導起電圧を出力するセンサケーブルと、
    前記センサケーブルの両端と接続される本体部と、を有し、
    前記本体部は、
    前記センサケーブルから出力される前記誘導起電圧から前記測定対象の電流値を算出する制御部と、
    前記制御部で算出された前記測定対象の電流値を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする電流計測装置。
  2. 請求項1に記載の電流計測装置であって、
    前記制御部は、
    前記本体部から前記センサケーブルの一端が取り外されたときに前記本体部の電源がオンになるように制御することを特徴とする電流計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の電流計測装置であって、
    前記制御部は、
    前記本体部から前記センサケーブルの一端が取り外された状態でかつ前記本体部の電源がオンの状態であって、前記本体部に前記センサケーブルの一端が取り付けられたときに前記測定対象体に流れる電流の検出を開始するように制御することを特徴とする電流計測装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された電流計測装置であって、
    前記本体部の上下反転を検出する上下反転検出部を有し、
    前記制御部は、
    前記上下反転検出部が前記本体部の上下反転を検出した場合に前記表示部に表示する電流値の表示を上下反転させる制御を行う、
    ことを特徴とする電流計測装置。
JP2013251753A 2013-12-05 2013-12-05 電流計測装置 Pending JP2015108564A (ja)

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