JP2013132420A - 電子機器、腕時計およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より消費電力を低減することができる。
【解決手段】加速度センサ106は、第1の方向の加速度を検出し、第1の信号を出力する。加速度センサ107は、第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、第2の信号を出力する。加速度センサ108は、第1の方向と第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、第3の信号を出力する。CPU102は、第1の信号と、第2の信号と、第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する。受信部111は他の装置と無線通信を行う。また、CPU102は、自装置の姿勢に基づいて、他の装置との無線通信を開始または停止するように受信部111を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、腕時計およびプログラムに関する。
従来より、心拍計測装置などの外部装置と無線通信を行い、外部装置から送信されるデータを受信する腕時計が知られている。腕時計は大きさが限られているため、大容量の電池を搭載することが難しい。そのため、無線通信による消費電力を低減させることが重要である。
この課題を解決する方法として、腕時計は、外部装置から送信されるデータを一定時間毎に受信する間欠受信動作を行うことにより消費電力を低減する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、腕時計は加速度センサを備え、加速度センサの出力に基づいて、装着された後に使用者が歩行または走行しているか否かを判定する。そして、腕時計は、装着された後すぐに受信動作を開始するのではなく、装着された後に使用者が歩行または走行していると判定した場合に受信動作を開始することにより消費電力を低減する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)
特開2008−302000号公報 特開2010−5127号公報
外部装置から送信されるデータを一定時間毎に受信する間欠受信動作を行うことにより消費電力を低減する方法では、動作時の消費電力を低減させることはできる。しかしながら、間欠受信動作中での受信停止時間を長くすると、表示するデータが最新データではない可能性がある等、使用感を損なうという問題がある。また、装着された後に使用者が歩行または走行していると判定した場合に受信動作を開始することにより消費電力を低減する方法では、待機時の消費電力を低減させることはできる。しかしながら、使用者が歩行または走行している間の消費電力を低減することができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、より消費電力を低減することができる電子機器、腕時計およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度センサと、前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度センサと、前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度センサと、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定部と、他の装置と無線通信を行う通信部と、前記姿勢判定部が判定した自装置の姿勢に基づいて、前記他の装置との無線通信を開始または停止するように前記通信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする電子機器である。
また、本発明の電子機器において、前記通信部は、他の装置から無線送信されるデータを受信し、前記制御部は、前記姿勢判定部が自装置の姿勢は所定の姿勢であると判定した場合、他の装置から無線送信されるデータを受信するように前記通信部を制御することを特徴とする。
また、本発明は、表示面に文字や図形を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向に向いている姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を開始するように前記通信部を制御することを特徴とする電子機器である。
また、本発明は、表示面に文字や図形を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向に向きそうな姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を開始するように前記通信部を制御することを特徴とする電子機器である。
また、本発明は、表示面に文字や図形を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向とは異なる方向に向いている姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御することを特徴とする電子機器である。
また、本発明は、表示面に文字や図形を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向から異なる方向に向きそうな姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御することを特徴とする電子機器である。
また、本発明の電子機器において、前記姿勢判定部は、前記所定の姿勢ではない場合に前記表示部の表示面と垂直な方向の平均加速度が急激に変化した場合、前記表示部が使用者の視野の方向に向きそうな姿勢であると判定することを特徴とする。
また、本発明の電子機器において、前記姿勢判定部は、前記所定の姿勢の場合に前記表示部の表示面と垂直な方向の平均加速度が急激に変化した場合、前記表示部が使用者の視野の方向から異なる方向に向きそうな姿勢であると判定することを特徴とする。
また、本発明の電子機器において、前記制御部は、前記他の装置が前記データを送信する送信周期に合わせて、前記データを受信するように前記通信部を制御することを特徴とする。
また、本発明の電子機器において、前記姿勢判定部は、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号との1つ以上の信号を用いて、自装置が振動しているか否かを判定し、前記制御部は、自装置の姿勢が一定時間以上所定の姿勢であり、かつ、自装置が振動していないと前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御することを特徴とする。
また、本発明は、第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度センサと、前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度センサと、前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度センサと、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定部と、他の装置と無線通信を行う通信部と、前記姿勢判定部が判定した自装置の姿勢に基づいて、前記他の装置との無線通信を開始または停止するように前記通信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする腕時計である。
また、本発明は、第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度検出ステップと、前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度検出ステップと、前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度検出ステップと、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定ステップと、前記姿勢判定ステップで判定した自装置の姿勢に基づいて、他の装置との無線通信を開始または停止するように通信部を制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、第1の加速度センサは、第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する。また、第2の加速度センサは、第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する。また、第3の加速度センサは、第1の方向と第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する。また、姿勢判定部は、第1の信号と、第2の信号と、第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する。また、通信部は、他の装置と無線通信を行う。また、制御部は、姿勢判定部が判定した自装置の姿勢に基づいて、他の装置との無線通信を開始または停止するように通信部を制御する。これにより、自装置の姿勢に基づいて、他の装置との無線通信を開始または停止するように制御するため、消費電力をより低減することができる。
第1の実施形態における腕時計の外観を示した外観図である。 第1の実施形態における腕時計の断面を示した断面図である。 第1の実施形態における腕時計の構成を示したブロック図である。 第1の実施形態における心拍計測装置の構成を示したブロック図である。 第1の実施形態において、腕時計が使用者に装着されている場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。 第1の実施形態において、使用者が走行している際に、腕時計の姿勢に応じて検出するX、Y、Z軸方向の移動平均加速度の大きさを示したグラフである。 第1の実施形態における心拍計測装置の動作手順を示したフローチャートである。 第1の実施形態における腕時計が実行する姿勢判定処理の処理手順を示したフローチャートである。 第1の実施形態における腕時計が実行するデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。 第2の実施形態における腕時計が実行するデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。 第3の実施形態における腕時計が実行するデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。 第4の実施形態における腕時計が実行する体動検出処理の処理手順を示したフローチャートである。 第4の実施形態における腕時計100が実行するデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、電子機器の一例として、腕時計の例を用いて説明する。腕時計は受信部を備えており、外部装置から無線送信されるデータを受信する。また、腕時計は表示部を備えており、外部装置から受信したデータを表示部の表示面に表示する。また、本実施形態では、外部装置の一例として、被測定者の胸に装着され、被測定者の心拍を計測する心拍計測装置の例を用いて説明する。心拍計測装置は送信部を備えており、計測した被測定者の心拍を示すデータを腕時計に無線送信する。
図1は、本実施形態における腕時計の外観を示した外観図である。また、図2は、本実施形態における腕時計の断面を示した断面図である。図1および図2に示す例では、腕時計100は、上面に表示部105を備え、側面に入力部103を備えている。また、腕時計100は、内部に加速度センサ106〜108を備えている。
表示部105は表示面を備えており、心拍計測装置から送信されるデータに基づいて、表示面に被測定者の心拍数などの表示を行う。入力部103は、腕時計100の使用者からの入力を受け付ける。加速度センサ106〜108は、相互に直交する直交座標軸のX成分、Y成分、Z成分を検出して、各成分の加速度に対応する大きさの加速度信号を出力する。
本実施形態では、加速度センサ106はX軸方向の加速度Xを検出する。また、加速度センサ107はY軸方向の加速度Yを検出する。また、加速度センサ108はZ軸方向の加速度Zを検出する。なお、本実施形態では、腕時計100が備える表示部105の表示面と同一の平面をXY平面とし、表示部105の表示面と垂直な方向をZ軸方向とする。
なお、加速度センサ106〜108は、例えば、1つのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)3軸加速度センサによって構成してもよく、また、相互に直交する3軸方向に配設された3つの1軸加速度センサによって構成してもよい。
図3は、本実施形態における腕時計100の構成を示したブロック図である。図示する例では、腕時計100は、発振部101と、CPU102(中央処理装置、姿勢判定部、制御部)と、入力部103と、表示制御部104と、表示部105と、加速度センサ106(第1の加速度センサ)と、加速度センサ107(第2の加速度センサ)と、加速度センサ108(第3の加速度センサ)と、ADコンバータ109と、記憶部110と、受信部111(通信部)とを備える。
発振部101はCPU102の動作用の基準クロック信号を発生する。CPU102は、腕時計100の姿勢の判定処理や、他の装置との無線通信を開始または停止するように受信部111を制御する制御処理や、腕時計100を構成する各電子回路要素の制御等を行う。入力部103は、使用者からの指示の入力を受け付ける。表示制御部104は、CPU102からの制御信号に応答して、表示部105に心拍数や時刻等を表示させる。表示部105は、文字や図形などを表示する液晶表示装置(LCD)によって構成され、心拍数や時刻等を表示面に表示する。
加速度センサ106〜108は、相互に直交する直交座標軸のX成分、Y成分、Z成分を検出して、各成分の加速度に対応する大きさの加速度信号を出力する。ADコンバータ109は、加速度センサ106〜108が出力する加速度信号をデジタル信号に変換する。記憶部110は、CPU102が実行するプログラムや、腕時計100が備える各部が処理を行う過程で必要なデータ等を記憶する。受信部111は、CPU102の制御に基づいて動作し、外部装置である心拍計測装置から送信されるデータを受信する。なお、本実施形態では、例えば、CPU102が、本発明の姿勢判定部と制御部として動作する。
次に、心拍計測装置の構成について説明する。図4は、本実施形態における心拍計測装置200の構成を示したブロック図である。図示する例では、心拍計測装置200は、発振部201と、CPU202と、入力部203と、心拍検出部204と、記憶部205と、送信部206とを備える。
発振部201はCPU202の動作用の基準クロック信号を発生する。CPU202は、心拍検出部204が検出した心拍に基づいて心拍数を算出する算出処理や、心拍計測装置200を構成する各電子回路要素の制御等を行う。入力部203は、使用者からの指示の入力を受け付ける。心拍検出部204は被測定者の心拍を検出し、検出した心拍に対応するデータを出力する。記憶部205は、CPU202が実行するプログラムや、心拍計測装置200が備える各部が処理を行う過程で必要なデータ等を記憶する。送信部206は、CPU202が算出した心拍数を示すデータを腕時計100に対して送信する。
なお、本実施形態では、CPU202が算出した心拍数を示すデータを腕時計100に対して送信しているが、これに限らない。例えば、心拍検出部204が検出した心拍に対応する信号を腕時計100に対して送信し、腕時計100が送信された心拍に対応する信号に基づいて心拍数を算出するようにしてもよい。
次に、腕時計100が使用者に装着されている場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きについて説明する。図5は、本実施形態において、腕時計100が使用者に装着されている場合でのX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向との向きを示した概略図である。図示するように、腕時計100が使用者の腕に装着されている場合には、肘から手の甲に向かう方向がY軸方向であり、手の甲に垂直な方向がZ軸方向であり、Y軸方向とZ軸方向とで一意に決まる平面に垂直な方向がX軸方向である。
次に、使用者が表示部105を見ながら歩行または走行している際に、腕時計100の姿勢に応じて検出するX、Y、Z軸方向の移動平均加速度の大きさについて説明する。腕時計100の表示部105の向きによって、腕時計100の表示部105の向きによってX、Y、Z軸方向の移動平均加速度の大きさが異なる。従って、本実施形態ではX、Y、Z軸方向の移動平均加速度に基づいて、腕時計100の姿勢を判定する。例えば、腕時計100の姿勢として、表示部105が使用者の顔の方向(視野の方向)に向いている姿勢であるか、すなわち、使用者が表示部105を見ながら歩行または走行しているか否かを判定する。
図6は、本実施形態において、使用者が走行している際に、腕時計100の姿勢に応じて検出するX、Y、Z軸方向の移動平均加速度の大きさを示したグラフである。図示する例では、横軸は時間であり、縦軸は、直近1秒間の加速度の平均である移動平均加速度[mG]の大きさである。また、線501はX軸方向の移動平均加速度Xの大きさを示しており、線502はY軸方向の移動平均加速度Yの大きさを示しており、線503はZ軸方向の移動平均加速度Zの大きさを示している。
図6の区間A、区間E、区間I、区間Mは、X軸方向が下から上の向き(X軸方向が重力加速度方向と逆向き)となる姿勢、すなわち、使用者が左腕に腕時計100を装着した状態で走行した場合において、腕時計100が検出する加速度を示している。図示する例では、腕時計100は、X軸方向の移動平均加速度は約0mG〜−700mGであり、Y軸方向の移動平均加速度は約800mG〜1300mGであり、Z軸方向の移動平均加速度は約0mG〜300mGであると検出する。なお、この場合の腕時計100の姿勢を、姿勢a(時計見ではない姿勢)とする。
また、図6の区間C、区間G、区間Kは、X軸方向が水平方向から約15度傾いた向きであり、Z軸方向が重力加速度の向きから約15度傾いた向きとなる姿勢、すなわち、使用者が腕時計100を左腕に装着し、表示部105の表示面を顔の方向に傾けた状態で走行した場合において、腕時計100が検出する加速度を示している。図示する例では、腕時計100は、X軸方向の移動平均加速度は約0mG〜300mGであり、Y軸方向の移動平均加速度は約−250mG〜−500mGであり、Z軸方向の移動平均加速度は約700mG〜1000mGであると検出する。なお、この場合の腕時計100の姿勢を、姿勢b(所定の姿勢、表示部105の表示面が使用者の視野の方向に向いている姿勢、時計見姿勢)とする。
また、図6の区間B、区間F、区間Jは、姿勢aから姿勢bに変化する際の姿勢、すなわち、使用者が腕時計100を左腕に装着し、表示部105の表示面を見るために左腕を動かしながら走行した場合において、腕時計100が検出する加速度を示している。図示する例では、腕時計100は、X軸方向の移動平均加速度は約−100mG〜100mGの間であまり変化しておらず、Y軸方向の移動平均加速度は約1000mG〜1200mGから約0mG〜200mGまで急激に変化しており、Z軸方向の移動平均加速度は約0mG〜200mGから約700〜1000mGまで急激に変化していると検出する。なお、この場合の腕時計100の姿勢を、姿勢c(時計見になりそうな姿勢)とする。
また、図6の区間D、区間H、区間Lは、姿勢bから姿勢aに変化する際の姿勢、すなわち、使用者が腕時計100を左腕に装着し、表示部105の表示面を見るのを止めるために左腕を動かしながら走行した場合において、腕時計100が検出する加速度を示している。図示する例では、腕時計100は、X軸方向の移動平均加速度は約−100mG〜100mGの間であまり変化しておらず、Y軸方向の移動平均加速度は約0mG〜500mGから約1000mG〜1200mGまで急激に変化しており、Z軸方向の移動平均加速度は約700mG〜800mGから約100〜200mGまで急激に変化していると検出する。なお、この場合の腕時計100の姿勢を、姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)とする。
上述したグラフより、X軸方向の加速度が200mG以上であり、Y軸方向の加速度が−500mG以上500mG以下であり、Z軸方向の加速度が700mG以上である場合、腕時計100の表示部105は使用者の顔の方向に向いている姿勢b(時計見姿勢)であると判定することができる。また、姿勢a(時計見ではない姿勢)の状態である場合に、急激にZ軸方向の移動平均加速度が変化した場合、姿勢c(時計見になりそうな姿勢)であると判定することができる。また、姿勢b(時計見姿勢)の状態である場合に、急激にZ軸方向の移動平均加速度が変化した場合、姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)であると判定することができる。
次に、外部装置である心拍計測装置200の動作手順について説明する。図7は、本実施形態における心拍計測装置200の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)心拍検出部204は、心拍計測装置200を装着している被測定者の心拍を検出する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)CPU202は、心拍検出部204が心拍を検出した間隔に基づいて心拍数を算出し、心拍数を示すデータを生成する。その後、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)CPU202は、腕時計100に対して心拍数を示すデータを送信するタイミングであるか否かを判定する。腕時計100に対して心拍数を示すデータを送信するタイミングであるとCPU202が判定した場合にはステップS104の処理に進み、それ以外の場合にはステップS101の処理に戻る。例えば、腕時計100に対して1秒毎に心拍数を示すデータを送信する場合、前回心拍数を示すデータを送信した後1秒経過したときに、CPU202は、腕時計100に対して心拍数を示すデータを送信するタイミングであると判定する。
(ステップS104)送信部206は、ステップS102の処理でCPU102が生成した心拍数を示すデータを腕時計100に対して送信する。その後、ステップS101の処理に戻る。
ステップS101〜ステップS104の処理を実行することで、心拍計測装置200は、腕時計100に対して、一定時間毎に心拍数を示すデータを送信する。
次に、腕時計100が、自装置の姿勢を判定する姿勢判定処理について説明する。図8は、本実施形態における腕時計100が実行する、姿勢判定処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、姿勢判定処理を繰り返し実行する。
(ステップS201)CPU102は、ステップS202以降の処理を行うタイミング(サンプリングタイミング)であるか否かを判定する。サンプリングタイミングであるとCPU102が判定した場合にはステップS202の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理を再度実行する。例えば、サンプリングタイミングを50msとした場合、CPU102は、ステップS202以降の処理を50ms毎に実行する。すなわち、CPU102がステップS202以降の処理を行う間隔(サンプリング間隔)は、50msである。なお、サンプリングタイミングは50ms〜100msとするのが望ましい。
(ステップS202)CPU102は、ADコンバータ109がデジタル信号に変換した、過去1秒間における加速度センサ106,107,108の出力を取得する。その後、ステップS203の処理に進む。例えば、ADコンバータ109は50ms毎に加速度センサ106,107,108の出力値を出力する場合、CPU102は、過去1秒間の間にADコンバータ109が出力した、20個の加速度センサ106の出力値と、20個の加速度センサ107の出力値と、20個の加速度センサ108の出力値とを取得する。なお、本実施形態では過去1秒間における加速度センサ106,107,108の出力を取得する例を用いて説明するが、これに限らず、任意の期間とするようにしてもよい。
(ステップS203)CPU102は、ステップS202で取得した、過去1秒間における加速度センサ106の出力値の平均値(X軸方向の移動平均加速度)と、過去1秒間における加速度センサ107の出力値の平均値(Y軸方向の移動平均加速度)と、過去1秒間における加速度センサ108の出力値の平均値(Z軸方向の移動平均加速度)とを算出する。その後、ステップS204の処理に進む。
(ステップS204)CPU102は、ステップS203で算出した、X軸方向の移動平均加速度と、Y軸方向の移動平均加速度と、Z軸方向の移動平均加速度とに基づいて、腕時計100の姿勢がどのような姿勢であるか判定する。具体的には、CPU102は、腕時計100の姿勢は姿勢a(時計見ではない姿勢)であるか、姿勢b(所定の姿勢、表示部105が使用者の視野の方向に向いている姿勢、時計見姿勢)であるか、姿勢c(時計見になりそうな姿勢)であるか、姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)であるかを判定する。その後、姿勢判定処理を終了する。X軸方向の移動平均加速度と、Y軸方向の移動平均加速度と、Z軸方向の移動平均加速度と、腕時計100の姿勢との関係は、図5を用いて説明したとおりである。
次に、腕時計100のデータ受信処理について説明する。図9は、本実施形態における腕時計100のデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、データ受信処理を繰り返し実行する。
(ステップS301)使用者は、腕時計100に表示される心拍数を確認する場合、腕時計100の表示部105を顔の方向に向ける。CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢b(時計見姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS302の処理に進み、それ以外の場合にはステップS301の処理を再度実行する。
(ステップS302)CPU102は、受信部111の電源をONにする。その後、ステップS303の処理に進む。
(ステップS303)受信部111は、心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信する。その後、ステップS304の処理に進む。
(ステップS304)CPU102は表示制御部104を制御し、ステップS303の処理で受信部111が受信した心拍数を示すデータに基づいた心拍数を表示部105に表示させる。その後、ステップS305の処理に進む。
(ステップS305)CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢b(時計見姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS303の処理に戻り、それ以外の場合にはステップS306の処理に進む。
(ステップS306)CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、処理を終了する。
上述した手順により、腕時計100は、加速度センサ106〜108の出力に基づいて、自装置の姿勢がどのような姿勢か判定する。そして、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いている場合、受信部111の電源をONにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢bの場合、受信部111が心拍計測装置200から受信した心拍数を示すデータに基づいた心拍数を表示部105に表示する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いていない場合、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、表示部105に心拍数の表示を停止する。これにより、腕時計100は、表示部105に表示する心拍数を使用者が見ていない場合にはデータの受信を停止して心拍数の表示も停止するため、消費電力をより低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態における腕時計100の構成は第1の実施形態における腕時計100の構成同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の構成は、第1の実施形態における心拍計測装置200の構成と同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の動作手順は、第1の実施形態における心拍計測装置200の動作手順と同様の動作手順である。すなわち、心拍計測装置200は、腕時計100に対して、一定時間毎に心拍数を示すデータを送信する。
次に、腕時計100が、自装置の姿勢を判定する姿勢判定処理について説明する。本実施形態における腕時計100が実行する姿勢判定処理の動作手順は、第1の実施形態における姿勢判定処理の動作手順と同様の動作手順である。
次に、腕時計100のデータ受信処理について説明する。図10は、本実施形態における腕時計100のデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、データ受信処理を繰り返し実行する。
(ステップS401)使用者は、腕時計100に表示される心拍数を確認する場合、歩行または走行時の腕の動きを止めて、腕時計100の表示部105を顔の方向に向ける。CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢c(時計見になりそうな姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢c(時計見になりそうな姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS402の処理に進み、それ以外の場合にはステップS401の処理を再度実行する。
ステップS402〜ステップS404の処理は、第1の実施形態におけるステップS302〜ステップS304の処理と同様の処理である。
(ステップS405)使用者は、腕時計100に表示される心拍数の確認を止める場合、腕時計100の表示部105を顔の方向に向けている動作を止めて、歩行または走行時の腕の動きを開始する。CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS406の処理に進み、それ以外の場合にはステップS403の処理に戻る。
(ステップS406)CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、処理を終了する。
上述した手順により、腕時計100は、加速度センサ106〜108の出力に基づいて、自装置の姿勢がどのような姿勢か判定する。そして、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢c(時計見になりそうな姿勢)の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向けられそうになった場合、受信部111の電源をONにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢cであると判定した後、受信部111が心拍計測装置200から受信した心拍数を示すデータに基づいた心拍数を表示部105に表示する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢d(時計見を止めそうな姿勢)の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向から他の方向に向けられそうになった場合、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢dであると判定した後、表示部105に心拍数の表示を停止する。これにより、腕時計100は、表示部105に表示する心拍数を使用者が見ていない場合にはデータの受信を停止して心拍数の表示も停止するため、消費電力をより低減することができる。
また、腕時計100は、表示部105が使用者の顔の方向に完全に向く前に、心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信し、心拍数を表示部105に表示することができる。そのため、使用者が表示部105を見てから表示部105に心拍数が表示されるまでに必要な時間(タイムラグ)をより減少させることができる。また、腕時計100は、表示部105が使用者の顔の方向から他の方向に向けられそうになった場合にデータ受信を停止する。従って、より迅速に受信部111の電源をOFFにしてデータの受信を停止することができるため、より消費電力を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態における腕時計100の構成は第1の実施形態における腕時計100の構成同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の構成は、第1の実施形態における心拍計測装置200の構成と同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の動作手順は、第1の実施形態における心拍計測装置200の動作手順と同様の動作手順である。すなわち、心拍計測装置200は、腕時計100に対して、一定時間毎に心拍数を示すデータを送信する。
次に、腕時計100が、自装置の姿勢を判定する姿勢判定処理について説明する。本実施形態における腕時計100が実行する姿勢判定処理の動作手順は、第1の実施形態における姿勢判定処理の動作手順と同様の動作手順である。
次に、腕時計100のデータ受信処理について説明する。図11は、本実施形態における腕時計100のデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、データ受信処理を繰り返し実行する。
(ステップS501)使用者は、腕時計100に表示される心拍数を確認する場合、腕時計100の表示部105を顔の方向に向ける。CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢b(時計見姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS502の処理に進み、それ以外の場合にはステップS501の処理を再度実行する。
(ステップS502)CPU102は、受信部111の電源をONにする。受信部111は、心拍計測装置200から送信されるデータを受信する。CPU102は、受信部111が心拍計測装置200から受信したデータに基づいて、心拍計測装置200がデータを送信する周期であるデータ送信周期を特定する。その後、CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、ステップS503の処理に進む。
(ステップS503)CPU102は、ステップS502で特定した心拍計測装置200のデータ送信周期に基づいて、心拍計測装置200がデータを送信するタイミング(腕時計100がデータを受信するタイミング)であるか否かを判定する。心拍計測装置200がデータを送信するタイミングであるとCPU102が判定した場合には、ステップS504の処理に進み、それ以外の場合にはステップS503の処理を再度実行する。
ステップS504〜ステップS506の処理は、第1の実施形態におけるステップS302〜ステップS304の処理と同様の処理である。
(ステップS507)CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、ステップS508の処理に進む。
(ステップS508)CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢b(時計見姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS503の処理に戻り、それ以外の場合にはステップS509の処理に進む。
(ステップS509)CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、処理を終了する。
上述した手順により、腕時計100は、加速度センサ106〜108の出力に基づいて、自装置の姿勢がどのような姿勢か判定する。そして、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いている場合、心拍計測装置200がデータを送信する周期であるデータ送信周期を特定する。そして、腕時計100は、データ送信周期に合わせて受信部111の電源をONにし、心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信する。また、腕時計100は、心拍計測装置200から心拍数を示すデータを受信した後、表示部105に心拍数を表示する。また、腕時計100は、データを受信した後、受信部111の電源をOFFにする。
また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いていない場合、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、表示部105に心拍数の表示を停止する。これにより、腕時計100は、表示部105に表示する心拍数を使用者が見ていない場合にはデータの受信を停止して心拍数の表示も停止するため、消費電力をより低減することができる。さらに、腕時計100は、心拍計測装置200のデータ送信周期に合わせて受信部111の電源のONまたは電源のOFFを行う。従って、腕時計100は、より消費電力を低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態における腕時計100の構成は第1の実施形態における腕時計100の構成同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の構成は、第1の実施形態における心拍計測装置200の構成と同様の構成である。また、本実施形態における心拍計測装置200の動作手順は、第1の実施形態における心拍計測装置200の動作手順と同様の動作手順である。すなわち、心拍計測装置200は、腕時計100に対して、一定時間毎に心拍数を示すデータを送信する。
次に、腕時計100が、自装置の姿勢を判定する姿勢判定処理について説明する。本実施形態における腕時計100が実行する姿勢判定処理の動作手順は、第1の実施形態における姿勢判定処理の動作手順と同様の動作手順である。
次に、腕時計100が、使用者の体動を検出する体動検出処理について説明する。図12は、本実施形態における腕時計100が実行する、体動検出処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、体動検出処理を繰り返し実行する。
(ステップS601)CPU102は、ステップS202以降の処理を行うタイミング(サンプリングタイミング)であるか否かを判定する。サンプリングタイミングであるとCPU102が判定した場合にはステップS602の処理に進み、それ以外の場合にはステップS601の処理を再度実行する。例えば、サンプリングタイミングを50msとした場合、CPU102は、ステップS202以降の処理を50ms毎に実行する。すなわち、CPU102がステップS202以降の処理を行う間隔(サンプリング間隔)は、50msである。なお、サンプリングタイミングは50ms〜100msとするのが望ましい。
(ステップS602)CPU102は、ADコンバータ109がデジタル信号に変換した加速度センサ106,107,108の出力を取得する。その後、ステップS603の処理に進む。
(ステップS603)CPU102は、ステップS602の処理で取得した加速度センサ106の出力値(X軸方向の加速度)と、加速度センサ107の出力値(Y軸方向の加速度)と、加速度センサ108の出力値(Z軸方向の加速度)とを加算し、合成加速度を算出する。その後、ステップS604の処理に進む。
(ステップS604)CPU102は、ステップS602の処理で取得した加速度センサ106の出力値と、加速度センサ107の出力値と、加速度センサ108の出力値と、ステップS603の処理で算出した合成加速度とを記憶部110に記憶させる。その後、ステップS605の処理に進む。
(ステップS605)CPU102は、ステップS602の処理で取得した加速度センサ106の出力値と、前回の処理で取得した加速度センサ106の出力値とを比較する。また、CPU102は、ステップS602の処理で取得した加速度センサ107の出力値と、前回の処理で取得した加速度センサ107の出力値とを比較する。また、CPU102は、ステップS602の処理で取得した加速度センサ108の出力値と、前回の処理で取得した加速度センサ108の出力値とを比較する。また、CPU102は、ステップS603の処理で算出した合成加速度と、前回の処理で算出した合成加速度とを比較する。その後、ステップS606の処理に進む。
(ステップS606)CPU102は、ステップS605で比較した結果に基づいて、今回の処理で取得または算出した加速度と、前回の処理で取得または算出した加速度とのうち、1つでも100mG以上の差があるか否かを判定する。1つでも100mG以上の差があるとCPU102が判定した場合にはステップS607の処理に進み、それ以外の場合にはステップS608の処理に進む。
(ステップS607)CPU102は、使用者の体動が有ると判定する。その後、処理を終了する。
(ステップS608)CPU102は、使用者の体動が無いと判定する。その後、処理を終了する。
次に、腕時計100のデータ受信処理について説明する。図13は、本実施形態における腕時計100のデータ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。腕時計100は、データ受信処理を繰り返し実行する。
ステップS701〜ステップS702の処理は、第1の実施形態におけるステップS301〜ステップS302の処理と同様の処理である。
(ステップS703)CPU102は、現時点からの経過時間の計測を開始する。その後、ステップS704の処理に進む。
ステップS704〜ステップS705の処理は、第1の実施形態におけるステップS303〜ステップS304の処理と同様の処理である。
(ステップS706)CPU102は、姿勢判定処理結果を取得し、腕時計100の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)であるか否かを判定する。腕時計100の姿勢は姿勢b(時計見姿勢)であるとCPU102が判定した場合にはステップS707の処理に進み、それ以外の場合にはステップS710の処理に進む。
(ステップS707)CPU102は、ステップS703の処理で経過時間の計測を開始してから所定時間以上経過したか否かを判定する。ステップS703の処理で経過時間の計測を開始してから所定時間以上経過したとCPU102が判定した場合にはステップS708の処理に進み、それ以外の場合にはステップS704の処理に戻る。
(ステップS708)CPU102は、体動検出結果を取得し、使用者の体動が有るか無いかを判定する。使用者の体動が有るとCPU102が判定した場合にはステップS709の処理に進み、それ以外の場合にはステップS710の処理に進む。
(ステップS709)CPU102は、ステップS703の処理で開始した経過時間の計測を終了する。その後、ステップS703の処理に戻る。
(ステップS710)CPU102は、受信部111の電源をOFFにする。その後、処理を終了する。
上述した手順により、腕時計100は、加速度センサ106〜108の出力に基づいて、自装置の姿勢がどのような姿勢か判定する。そして、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b(時計見姿勢)の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いている場合、受信部111の電源をONにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータを受信する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢bの場合、受信部111が心拍計測装置200から受信した心拍数を示すデータに基づいた心拍数を表示部105に表示する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、すなわち表示部105が使用者の顔の方向に向いていない場合、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止する。また、腕時計100は、自装置の姿勢が姿勢b以外の場合、表示部105に心拍数の表示を停止する。これにより、腕時計100は、表示部105に表示する心拍数を使用者が見ていない場合にはデータの受信を停止して心拍数の表示も停止するため、消費電力をより低減することができる。
また、腕時計100は、自装置が一定時間振動していない場合、すなわち、使用者の体動を一定時間以上検出しない場合、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止する。これにより、例えば腕時計100が使用者に装着されず、姿勢bの状態でテーブルの上などに置かれている場合においても、受信部111の電源をOFFにして心拍計測装置200から送信される心拍数を示すデータの受信を停止することができる。従って、腕時計100は、消費電力をより低減することができる。
なお、上述した実施形態における腕時計100が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した実施形態では、電子機器の例として、図1に示すような腕時計100を例に説明したが、これに限らず、使用者の腕に装着して使用する電子機器であればどのような電子機器でもよい。また、上述した実施形態では、外部装置の例として心拍計測装置200を例に説明したが、これに限らず、腕時計100などの電子機器に対して、無線通信でデータを送信する装置であればどのような装置であってもよい。
100・・・腕時計、101,201・・・発振部、102,202・・・CPU、103,203・・・入力部、104・・・表示制御部、105・・・表示部、106,107,108・・・加速度センサ、109・・・ADコンバータ、110,205・・・記憶部、111・・・受信部、200・・・心拍計測装置、204・・・心拍検出部、206・・・送信部

Claims (12)

  1. 第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度センサと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度センサと、
    前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度センサと、
    前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定部と、
    他の装置と無線通信を行う通信部と、
    前記姿勢判定部が判定した自装置の姿勢に基づいて、前記他の装置との無線通信を開始または停止するように前記通信部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記通信部は、他の装置から無線送信されるデータを受信し、
    前記制御部は、前記姿勢判定部が自装置の姿勢は所定の姿勢であると判定した場合、他の装置から無線送信されるデータを受信するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 表示面に文字や図形を表示する表示部
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向に向いている姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を開始するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 表示面に文字や図形を表示する表示部
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向に向きそうな姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を開始するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  5. 表示面に文字や図形を表示する表示部
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向とは異なる方向に向いている姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  6. 表示面に文字や図形を表示する表示部
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部の表示面が使用者の視野の方向から異なる方向に向きそうな姿勢であると前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  7. 前記姿勢判定部は、前記所定の姿勢ではない場合に前記表示部の表示面と垂直な方向の平均加速度が急激に変化した場合、前記表示部が使用者の視野の方向に向きそうな姿勢であると判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  8. 前記姿勢判定部は、前記所定の姿勢の場合に前記表示部の表示面と垂直な方向の平均加速度が急激に変化した場合、前記表示部が使用者の視野の方向から異なる方向に向きそうな姿勢であると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  9. 前記制御部は、前記他の装置が前記データを送信する送信周期に合わせて、前記データを受信するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記姿勢判定部は、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号との1つ以上の信号を用いて、自装置が振動しているか否かを判定し、
    前記制御部は、自装置の姿勢が一定時間以上所定の姿勢であり、かつ、自装置が振動していないと前記姿勢判定部が判定した場合、他の装置との無線通信を停止するように前記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子機器
  11. 第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度センサと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度センサと、
    前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度センサと、
    前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定部と、
    他の装置と無線通信を行う通信部と、
    前記姿勢判定部が判定した自装置の姿勢に基づいて、前記他の装置との無線通信を開始または停止するように前記通信部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする腕時計。
  12. 第1の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第1の信号を出力する第1の加速度検出ステップと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第2の信号を出力する第2の加速度検出ステップと、
    前記第1の方向と前記第2の方向とで一意に特定される平面と直交する第3の方向の加速度を検出し、当該加速度に対応する第3の信号を出力する第3の加速度検出ステップと、
    前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号とを取得し、当該第1の信号の移動平均値と、当該第2の信号の移動平均値と、当該第3の信号の移動平均値とに基づいて、自装置の姿勢を判定する姿勢判定ステップと、
    前記姿勢判定ステップで判定した自装置の姿勢に基づいて、他の装置との無線通信を開始または停止するように通信部を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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