JP2015108371A - 気流発生装置、移動体、および、風力発電システム - Google Patents
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Abstract
Description
[A]風力発電システム1の全体構成
図1は、第1実施形態に係る風力発電システム1の全体を示す図である。
タワー2は、垂直方向に沿って延在しており、地中に埋め込まれた基台(図示省略)に下端部が固定されている。
ナセル3は、タワー2の上端部に設置されており、ヨー角の調整のために、垂直方向を軸にして回転するように支持されている。
ロータ4は、ナセル3の一方の側端部に回転可能に支持されており、たとえば、水平方向を回転軸として回転方向Rに回転する。ロータ4は、ナセル3の内部に収容された発電機(図示省略)の回転軸に連結されており、ロータ4の回転によって発電機が駆動し、発電が行われる。
風向風速計測部5は、図1に示すように、ブレード42の風下において、ナセル3の上面に取付けられている。
図2,図3は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。
気流発生装置6において、本体部61は、図2に示すように、ブレード42に設置されている。たとえば、本体部61は、ブレード42の背側の面(図2では上面)のうち、前縁LEの側の部分に形成された溝の内部に収容されている。ここでは、本体部61は、第1電極621が第2電極622よりもブレード42の外側に位置すると共に、第1電極621と第2電極622とが前縁LEから後縁TEに向かって順次並ぶように設置されている。
気流発生装置6において、電圧印加部62は、図2に示すように、接続部63を介して、第1電極621と第2電極622とのそれぞれに電気的に接続されており、第1電極621と第2電極622との間に電圧を印加する。
気流発生装置6において、接続部63は、一対の接続配線631,632を含む。
気流発生装置6において、制御部64は、図2に示すように、電圧印加部62に制御信号CTL64を出力することによって、電圧印加部62の動作を制御する。
図4は、第1実施形態に係る風力発電システムの気流発生装置において、電圧印加部が印加する電圧の波形を示している。図4において、横軸は時間であり、縦軸は電圧の値である。
本実施形態において、パルス変調周波数f(パルス変調波の周波数)については、たとえば、ストローハル数Stが下記に示す関係式(A)を満たす値になるように設定される。
・翼型:NREL S825
・翼コード長:400mm
・流入風速:Re=4.1×105条件(U=15m/s)
・迎角:26度
本実施形態では、パルス変調された電圧の印加については、ブレード42の表面に剥離流れが多く発生したと判断されるときに開始する。そして、剥離流れの発生が少なくなったと判断されるときには、その電圧の印加を停止する。
以上のように、本実施形態の風力発電システム1(図1参照)において、気流発生装置6は、第1電極621と第2電極622とがブレード42(移動体)に設置されており、電圧印加部62(図2,図3参照)が第1電極621と第2電極622との間に、パルス変調された電圧を印加して気流を発生する。本実施形態では、電圧印加部62(図2,図3参照)は、その電圧の印加を第1のデューティ率D1で開始した後に、その第1のデューティ率D1よりも小さい第2のデューティ率D2で電圧の印加を行う(図4参照)。このため、本実施形態では、上述したように、電圧の印加を開始した直後において、プラズマによる気流の速度を効果的に増加させることができると共に、定常状態においても、プラズマによる気流の速度を効果的に増加させることができる(図5(a),図6(b)参照)。
上記の実施形態では、気流発生装置6の本体部61をブレード42の表面に形成された溝の内部に収容する場合(図2参照)について説明したが、これに限らない。たとえば、ブレード42に表面に溝を形成せずに、気流発生装置6の本体部61をブレード42の表面に設置してもよい。また、上記のように、気流発生装置6の本体部61をブレード42とは別に作製し、その本体部61をブレード42に設置する場合の他に、第1電極621と第2電極622とをブレード42に直接設けることによって、気流発生装置6を構成してもよい。
[A]構成等
図8は、第2実施形態に係る風力発電システムの気流発生装置において、電圧印加部が印加する電圧の波形を示している。
以上のように、本実施形態の風力発電システム1(図1参照)では、第1のデューティ率D1で印加する電圧の値よりも、第2のデューティ率D2で印加する電圧の値の方が大きい。
[A]構成等
図9は、第3実施形態に係る風力発電システムの気流発生装置において、電圧印加部が印加する電圧の波形を示している。
図10(a)および図10(b)は、パルス変調波の各周期(T1,T2,・・・)において、印加時間Taに印加される高周波の電圧の波数kと、揚力係数CLとの関係を示す図である。図10(a)および図10(b)において、横軸は、波数kを示し、縦軸は、揚力係数CLを示している。図10(a)では、翼型Aのブレードに関してレイノルズ数が低い条件(低Re数)と高い条件(高Re数)とのそれぞれで風洞実験を行った結果を示している。これに対して、図10(b)は、翼型Bのブレードに関して風洞実験を行った結果を示している。揚力係数CLの計測は、電圧を印加しないときの失速角以降に迎角を固定した条件で風洞実験を行うことで求めた。また、揚力係数CLの絶対値は、翼型、レイノルズ数などの条件に応じて変化するため、各条件で得られた揚力係数の最大値で正規化した値を各図で示している。たとえば、図10(a)では、翼型Aのブレードに関して、レイノルズ数が低い条件(低Re数)の場合にはkが3であるデータを基準にした割合を示すとともに、レイノルズ数が低い条件(低Re数)の場合にはkが2であるデータを基準にした割合を示している。
本実施形態では、高周波の電圧は、デューティ率が時間に応じて変化せずに一定なパルス変調波でパルス変調されている場合について説明したが、これに限らない。第1実施形態の場合(図4参照)と同様に、高周波の電圧は、時間に応じてデューティ率が変化するパルス変調波でパルス変調が行なわれていてもよい。つまり、電圧印加部62は、第1実施形態の場合(図4参照)と同様に、第1のデューティ率で電圧の印加を開始した後に、その第1のデューティ率よりも小さい第2のデューティ率で電圧の印加を行うように構成されていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (11)
- 第1電極と、
前記第1電極から離れて設けられた第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に、パルス変調された電圧を印加することによって気流を発生させる電圧印加部と
を有し、
前記電圧印加部は、第1のデューティ率で電圧の印加を開始した後に、前記第1のデューティ率よりも小さい第2のデューティ率で電圧の印加を行うことを特徴とする、
気流発生装置。 - 前記第1のデューティ率で印加する電圧よりも、前記第2のデューティ率で印加する電圧の方が高いことを特徴とする、
請求項1に記載の気流発生装置。 - 前記電圧印加部は、パルス変調の周期において電圧を印加する印加時間Taと、電圧の基本周期Tbとが、下記式(X)に示す関係を満たすように、電圧の印加を行うことを特徴とする、
請求項1または2に記載の気流発生装置。
Tb≦Ta≦10・Tb ・・・(X) - 第1電極と、
前記第1電極から離れて設けられた第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に、パルス変調された電圧を印加することによって気流を発生させる電圧印加部と
を有し、
前記電圧印加部は、パルス変調の周期において電圧を印加する印加時間Taと、電圧の基本周期Tbとが、下記式(X)に示す関係を満たすように、電圧の印加を行うことを特徴とする、
気流発生装置。
Tb≦Ta≦10・Tb ・・・(X) - 前記電圧印加部は、下記の関係式(A)に示すストローハル数Stを満たすように設定されたパルス変調周波数によってパルス変調された電圧を印加することを特徴とする、
請求項1から4のいずれかに記載の気流発生装置。
0.25≦St≦5 ・・・(A) - 請求項1から5のいずれかに記載の気流発生装置
を有し、
前記気流発生装置の前記第1電極と前記第2電極とが設置されていることを特徴とする、
移動体。 - 前記第1電極と前記第2電極とのそれぞれが複数設置されていることを特徴とする、
請求項6に記載の移動体。 - ブレードと、
請求項1から5のいずれかに記載の気流発生装置と
を有し、
前記気流発生装置の前記第1電極と前記第2電極とが前記ブレードに設置されていることを特徴とする、
風力発電システム。 - 前記気流発生装置は、
前記風力発電システムの出力と前記ブレードのトルクと前記ブレードの回転数との少なくとも1つを計測することによって得られた計測データに基づいて、前記電圧印加部の動作を制御する制御部
を有することを特徴とする、
請求項8に記載の風力発電システム。 - 前記制御部は、風速データに応じて定められた基準データよりも前記計測データが低くなった時間が予め設定された時間になったときに、前記電圧印加部に電圧の印加を開始させることを特徴とする、
請求項9に記載の風力発電システム。 - 前記制御部は、前記風速データに応じて定められた基準データ以上に前記計測データがなった時間が予め設定された時間になったときに、前記電圧印加部に電圧の印加を停止させることを特徴とする、
請求項10に記載の風力発電システム。
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- 2014-10-16 JP JP2014211514A patent/JP6415926B2/ja active Active
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