JP2015107624A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015107624A
JP2015107624A JP2013252619A JP2013252619A JP2015107624A JP 2015107624 A JP2015107624 A JP 2015107624A JP 2013252619 A JP2013252619 A JP 2013252619A JP 2013252619 A JP2013252619 A JP 2013252619A JP 2015107624 A JP2015107624 A JP 2015107624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink sheet
thermal head
roller
peeling roller
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013252619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6320013B2 (ja
Inventor
潤一郎 戸倉
Junichiro Tokura
潤一郎 戸倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013252619A priority Critical patent/JP6320013B2/ja
Publication of JP2015107624A publication Critical patent/JP2015107624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320013B2 publication Critical patent/JP6320013B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

【課題】被印画媒体からインクシートを剥離させる際に生じるインクシートに起因する異常を検出可能なプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタは、サーマルヘッド11とインクシートとを備え、印画紙およびインクシートを挟んだ状態で搬送し、印画紙にインクシートのインクを転写させることにより印画を行う。さらに、印画紙からインクシートを剥離するための剥離ローラー16と、剥離ローラー16の回転に伴い、回転する歯車4と、歯車4の回転に伴って回転する回転部材3と、回転部材3の回転速度を検出する速度検出センサー12とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、印画紙にインクシートのインクを転写させることにより印画を行うプリンタに関する。
熱転写方式のプリンタでは、印画中にジャムが発生する場合がある。特許文献1には、印画中に発生するジャムを検出するための技術(以下、関連技術Aともいう)が開示されている。具体的には、関連技術Aでは、ガイドローラーに、当該ガイドローラーの回転速度の検出に利用されるロータリーエンコーダーを取り付ける構成が開示されている。当該ガイドローラーは、インクシートの供給側部分に設けられる。当該ガイドローラーは、インクシートの搬送速度に比例して回転するローラーである。
また、特許文献2には、インクシートを供給する供給リール(巻回部材)に、当該供給リールの回転速度の検出に利用される円板(ロータリーエンコーダー)を設ける技術(以下、関連技術Bともいう)が開示されている。当該円板は、インクシートの搬送速度に比例して回転する。
特開平3−114860号公報 特開平6−099632号公報
しかしながら、関連技術A,Bでは、以下の問題点がある。関連技術A,Bのジャムの検出構成では、インクシートの供給側の回転部材(例えば、ローラー)に、当該回転部材の回転速度を検出するための円板を設ける。そして、回転部材の回転速度を検出することにより、インクシートの搬送速度が検出される。
この構成により、例えば、サーマルヘッドおよびプラテンローラーにより、印画紙およびインクシートを挟んだ状態で搬送して、印画を行った後、印画紙からインクシートを剥離する。この構成では、インクの転写済のインクシートを巻き取る際に、印画紙からインクシートを剥離できない剥離不良が発生した場合、以下の状態Aが発生する。当該状態Aは、印画紙からインクシートを剥離できない剥離不良が発生した直後において、供給側のインクシートは見かけ上、正常に搬送されるが、巻取り側では、インクシートを巻き取れないという状態である。
なお、関連技術A,Bの構成では、印画紙等の被印画媒体からインクシートを剥離させる際に生じる、上記の状態Aのような、インクシートに起因する異常を検出できないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、被印画媒体からインクシートを剥離させる際に生じるインクシートに起因する異常を検出可能なプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るプリンタは、プラテンローラーおよびサーマルヘッドにより、被印画媒体およびインクシートを挟んだ状態で搬送し、該被印画媒体に該インクシートのインクを転写させることにより印画を行う。前記プリンタは、前記被印画媒体から前記インクシートを剥離するための剥離ローラーと、前記剥離ローラーの回転速度を検出するための検出部と、を備える。
本発明によれば、プリンタは、前記被印画媒体から前記インクシートを剥離するための剥離ローラーと、前記剥離ローラーの回転速度を検出するための検出部と、を備える。
これにより、剥離ローラーの回転速度が、予め定められた規定の速度以外になることにより、被印画媒体からインクシートを剥離させる際に生じるインクシートに起因する異常を検出することができる。
本発明の実施の形態1に係るプリンタの主要構成の側面図である。 サーマルヘッドユニットの外観を示す斜視図である。 サーマルヘッドユニットの断面図である。 サーマルヘッドユニットの側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るプリンタ100の主要構成の側面図である。なお、図1では、印画処理が行われる際のプリンタ100の主要構成を示す。なお、図1では、後述のサーマルヘッドユニット50の一部の断面図も示す。プリンタ100は、例えば、熱転写方式のプリンタである。
図1において、X,Y,Z方向の各々は、互いに直交する。以下の図に示されるX,Y,Z方向の各々も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向をX軸方向ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向をY軸方向ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向をZ軸方向ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、XY面ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、XZ面ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、YZ面ともいう。
図1を参照して、プリンタ100は、サーマルヘッドユニット50を備える。図2は、サーマルヘッドユニット50の外観を示す斜視図である。
図3は、サーマルヘッドユニット50の断面図である。具体的には、図3は、XZ面に沿ったサーマルヘッドユニット50の断面図である。図4は、サーマルヘッドユニット50の側面図である。なお、図4では、図の構成を説明するために、後述の歯車保持部材9を図示していない。また、図4は、後述の剥離ローラー16の回転速度を検出するための構成を説明するための図である。
なお、図1に示される、サーマルヘッドユニット50を含む全ての構成は、プリンタ100の筐体(図示せず)に収容されている。
図1〜図4を参照して、サーマルヘッドユニット50は、サーマルヘッド11と、放熱板17と、ガイドローラー33bと、剥離ローラー16とを含む。サーマルヘッド11は、印画処理の際に熱を発生する。放熱板17は、サーマルヘッド11を冷却するための冷却機構である。放熱板17は、サーマルヘッド11と接する。すなわち、放熱板17は、サーマルヘッド11と熱的に結合されている。
ガイドローラー33bは、インクシート10を搬送するローラーである。剥離ローラー16については後述する。
図1〜図4を参照して、プリンタ100は、さらに、インクカセット110と、プラテンローラー30と、ガイドローラー33a,34と、ローラー対31とを備える。
インクカセット110は、インクリボン10Rを保持する。インクリボン10Rは、シートロール10m,10nを含む。シートロール10m,10nの各々は、インクシート10が、例えば、コア部材(図示せず)に巻かれることにより構成される。
シートロール10mは、インクシート10を供給する供給側のロールである。シートロール10nは、インクシート10を巻き取る側のロールである。
プラテンローラー30は、サーマルヘッド11と対向して設けられる。以下においては、プラテンローラー30とサーマルヘッド11との間の空間を、印画空間ともいう。印画空間は、印画処理が行われる空間である。印画空間は、印画紙20およびインクシート10が通過する。印画紙20は、インクシート10のインクが転写される被印画媒体である。
印画処理の際、プリンタ100は、プラテンローラー30およびサーマルヘッド11により、印画紙20およびインクシート10を挟んだ状態で搬送し、印画紙20にインクシート10のインクを転写させることにより印画を行う。
サーマルヘッドユニット50の剥離ローラー16は、印画紙20からインクシート10を剥離するために使用されるローラーである。すなわち、剥離ローラー16は、印画紙20からインクシート10を剥離するためのローラーである。剥離ローラー16の形状は、円柱状である。剥離ローラー16は、ローラー保持部材8に取付けられる。また、剥離ローラー16は、回転自在に構成される。なお、ローラー保持部材8は、サーマルヘッドユニット50のY軸方向の両端部に設けられる(図2参照)。
シートロール10mから供給されるインクシート10は、ガイドローラー33a,33b,剥離ローラー16,ガイドローラー34を経由して、シートロール10nに巻き取られる。
以下においては、シートロール10mとシートロール10nとの間における、ガイドローラー33a,33b、剥離ローラー16、ガイドローラー34からなる、インクシート10の搬送経路を、シート搬送経路ともいう。また、以下においては、シート搬送経路のうち、サーマルヘッド11より上流の経路において搬送されるインクシート10を、インクシート10bともいう。また、以下においては、シート搬送経路のうち、サーマルヘッド11より下流の経路において搬送されるインクシート10を、インクシート10cともいう。
なお、シートロール10nは、印画紙20から剥離されたインクシート10cを巻き取る。すなわち、シートロール10nは、インクシート10cを巻き取る巻き取りロールである。
また、剥離ローラー16は、例えば、シート搬送経路のうち、印画紙20からインクシート10を剥離させる位置に設けられる。また、剥離ローラー16は、インクシート10cに接するように、設けられる。これにより、シートロール10nによりインクシート10cが巻き取られている場合、インクシート10cの搬送速度に応じて、剥離ローラー16は回転する。
なお、シートロール10mから供給されるインクシート10は、サーマルヘッド11により、当該インクシート10のインクが印画紙20に転写されることにより、印画が行われる。印画後のインクシート10cは、剥離ローラー16を介して、シートロール10nに巻き取られる。
以下においては、印画紙20の搬送経路を、印画紙搬送経路ともいう。また、以下においては、印画紙搬送経路のうち、サーマルヘッド11より上流の経路において搬送される印画紙20を、印画紙20aともいう。また、以下においては、印画紙搬送経路のうち、サーマルヘッド11より下流の経路において搬送される印画紙20を、印画紙20bともいう。
ローラー対31は、グリップローラー31aとピンチローラー31bとから構成される。ローラー対31は、印画紙20bを挟んだ状態で搬送する。
次に、剥離ローラー16の回転速度を検出するための構成について説明する。
図4を参照して、サーマルヘッドユニット50は、さらに、回転部材3と、歯車4と、複数の歯車5と、センサー12とを含む。回転部材3および複数の歯車5の各々は、図2の歯車保持部材9に取り付けられる。歯車保持部材9は、図2のように、サーマルヘッドユニット50の側面部に設けられる。回転部材3および複数の歯車5の各々は、回転自在に構成される。なお、回転部材3の詳細については後述する。
歯車4は、円盤状の形状を有する。歯車4は、図2および図4のように、剥離ローラー16の端部に固定されている。これにより、歯車4は、剥離ローラー16の回転に伴い、回転する。歯車4は、サーマルヘッドユニット50において、インクシート10の搬送経路(シート搬送経路)のうち、サーマルヘッド11より下流側に設けられる。すなわち、剥離ローラー16および歯車4は、サーマルヘッドユニット50においてサーマルヘッド11が配置された一方端側に設けられる。
複数の歯車5は、歯車4の回転を回転部材3に伝達するように、歯車4と回転部材3との間に設けられる(図4参照)。すなわち、各歯車5は、歯車4の回転を回転部材3に伝達する伝達機構(伝達歯車)である。
具体的には、回転部材3には、歯車(図示せず)が設けられる。複数の歯車5のうちの1つの歯車5は、歯車4と噛み合うように設けられる。複数の歯車5のうちの別の1つの歯車5は、回転部材3の歯車と噛み合うように設けられる。複数の歯車5の各々は、隣接する歯車5と噛み合うように設けられる。この構成により、歯車4の回転に伴って、回転部材3は回転する。
回転部材3は、剥離ローラー16(歯車4)の回転を検出するために利用されるロータリーエンコーダーである。回転部材3には、図4のように、複数のスリットSL1が設けられる。当該複数のスリットSL1は、回転部材3に円状に設けられる。各スリットSL1は、光を透過させる。
センサー12は、回転部材3の回転速度を検出するための速度検出センサーである。センサー12は、サーマルヘッドユニット50において、サーマルヘッド11が配置された一方端側と反対の他方端側に設けられる。センサー12は、回転部材3の一部に光を照射する機能を有する。センサー12は、各スリットSL1と、隣接する各スリットSL1の間の領域とにより変化する光の状態を検出することにより、回転部材3の回転速度を検出する。
次に、剥離ローラー16が回転しているときの各部の動作について説明する。前述したように、シートロール10nによりインクシート10cが巻き取られている場合、インクシート10cの搬送速度に応じて、剥離ローラー16は回転する。剥離ローラー16の回転に伴い、歯車4は回転する。歯車4の回転に伴い、歯車4の回転は、複数の歯車5を介して、回転部材3に伝わる。すなわち、前述したように、歯車4の回転に伴って、回転部材3は回転する。
センサー12は、回転部材3の回転速度を検出することにより、歯車4(剥離ローラー16)の回転速度を検出する。剥離ローラー16の回転速度は、当該剥離ローラー16に接するインクシート10cの搬送速度と比例関係にある。そのため、センサー12は、回転部材3の回転速度を検出することにより、インクシート10cの搬送速度を検出(推定)することができる。
なお、回転部材3は、歯車4の回転に伴って回転するように構成されている。そのため、歯車4は、剥離ローラー16の回転速度を検出するために使用される検出部である。すなわち、歯車4は、剥離ローラー16の回転速度を検出するための検出部である。
次に、印画処理を行う際の各部の動作について説明する。
前述の印画空間において、インクシート10bと印画紙20aは、重ねられた状態で、プラテンローラー30により、サーマルヘッド11に押付けられる。これにより、インクシート10bのインクが印画紙20aの印画面に転写されることにより、印画が行われる。その後、ローラー対31により挟まされる印画紙20bが搬送方向DR1へ搬送されることより、インクシート10bおよび印画紙20aが、印画空間の外側へ送られる。
印画処理後、インクシート10cは剥離ローラー16に沿ってシートロール10nの方向に搬送される。これにより、当該インクシート10cは、印画紙20bから剥離される。そして、インクシート10cはシートロール10nに巻き取られる。
なお、インクシート10cが印画紙20bから完全に剥離しない場合に、ローラー対31により、印画紙20bが搬送方向DR1へ搬送され続けると、インクシート10cは印画紙20bから剥離されないまま、ローラー対31の方向へ送られ続ける。この場合、インクシート10cに起因する不具合が発生する。当該不具合は、例えば、インクシート10cが破断するという不具合である。また、当該不具合は、例えば、インクシート10cがピンチローラー31bに巻き付くことにより、ジャムが発生するという不具合である。
そこで、本実施の形態では、印画紙20からインクシート10を剥離するための剥離ローラー16の端部に固定された歯車4が、剥離ローラー16の回転を、歯車5を介して、回転部材3に伝えるように設けられる。センサー12は、回転部材3の回転速度を検出することにより、インクシート10cの搬送速度を検出(推定)する。
以下においては、印画処理が行われている期間において、インクシート10cに起因する不具合が発生していない状態における剥離ローラー16の回転速度を、通常回転速度ともいう。
なお、インクシート10cが印画紙20bから剥離されていない状態で搬送されると、剥離ローラー16の回転状態の異常が発生する。剥離ローラー16の回転状態の異常は、例えば、剥離ローラー16の回転速度が通常回転速度より低下するという異常である。また、剥離ローラー16の回転状態の異常は、例えば、剥離ローラー16の回転が停止するという異常である。以下においては、剥離ローラー16の回転状態の異常を、回転異常ともいう。回転異常は、インクシート10に起因する異常である。
なお、センサー12が検出する歯車4(剥離ローラー16)の回転速度は、制御部(図示せず)により、所定時間経過毎に監視される。当該制御部は、例えば、プリンタ100に設けられたCPU(Central Processing Unit)である。また、当該制御部は、所定時間経過毎に、剥離ローラー16の回転速度と、通常回転速度とを比較する。制御部は、当該比較により、回転異常(すなわち、インクシート10に起因する異常)を検出する。
なお、回転異常の検出は、上記の比較により行われることに限定されない。回転異常の検出は、例えば、インクシート10の搬送速度と印画紙20の搬送速度とを比較することにより行われてもよい。
本実施の形態では、上記の構成により、制御部が、回転異常を、短時間で的確に検出する。
プリンタ100は、印画処理中に、回転異常が検出された場合、印画処理を中止し、インクシート10cおよび印画紙20bの搬送を停止する。これにより、印画処理が停止される。具体的には、回転異常が検出された場合、プリンタ100内の各ローラーの駆動を制御する駆動制御部(図示せず)は、各ローラーを停止させることにより、印画処理を停止する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、プリンタ100は、印画紙20からインクシート10を剥離するための剥離ローラー16と、剥離ローラー16の回転速度を検出するための歯車4と、を備える。
これにより、剥離ローラーの回転速度が、予め定められた規定の速度(通常回転速度)以外になることにより、印画紙20からインクシート10を剥離させる際に生じるインクシート10に起因する異常を検出することができる。
また、本実施の形態によれば、インクシート10のシート搬送経路のうち、サーマルヘッド11より下流側に、歯車4が設けられる。当該歯車4は、剥離ローラー16の回転速度を検出するための検出部である。言い換えれば、インクシート10のシート搬送経路のうち、サーマルヘッド11より下流側に配置される剥離ローラー16に、歯車4が設けられる。これにより、印画処理後のインクシート10cの挙動を監視することができる。
したがって、シート搬送経路の下流側で発生する、インクシート10cに起因する不具合を、短時間で的確に検出することが出来る。当該不具合は、例えば、インクシート10cの剥離不良に伴い、インクシート10cがピンチローラー31bに巻き付くといったジャムが発生するという不具合である。
また、印画処理直後の剥離不良の発生を速やかに検出して、インクシート10cを搬送する各ローラーを停止させることにより、剥離不良による重大なジャムの発生を未然に防ぐことができる。
なお、前述したように、関連技術A,Bでは、インクの転写済のインクシートを巻き取る際に、印画紙からインクシートを剥離できない剥離不良が発生した場合、前述の状態Aが発生する。
そのため、印画紙と転写済のインクシートとが、互いに張り付き、巻取り側においてインクシートが巻き取れない状態で、インクシートが搬送される。これにより、インクシートに起因する不具合が発生する。当該不具合は、例えば、インクシートが破断するという不具合である。また、当該不具合は、例えば、インクシートが、搬送機構としてのローラーに巻き付くことにより、ジャムが発生するという不具合である。
関連技術A,Bでは、上記不具合が発生した時点で、初めて、ジャム等の発生を検出できる。そのため、ジャム等の発生を抑制することができないという問題がある。
一方、本実施の形態のプリンタ100は、剥離ローラー16の回転速度が、例えば、通常回転速度未満になり、回転異常が検出された場合、各ローラーを停止させることにより、印画処理を停止する。これにより、上記問題を解決することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、本実施の形態では、印画処理後のインクシート10cの搬送速度の検出に剥離ローラー16を利用する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、剥離ローラー16の代わりにガイドローラー34を利用して、インクシート10cの搬送速度の検出する構成(以下、変形構成Aともいう)としてもよい。なお、ガイドローラー34は、印画紙20からインクシート10cを剥離するために使用される剥離ローラーでもある。
変形構成Aでは、ガイドローラー34を、インクシート10cの巻取り側に設ける。そして、ガイドローラー34の回転速度を検出する。そして、ガイドローラー34の回転速度に基づいて、インクシート10cの搬送速度を検出(推定)する。
また、本実施の形態では、剥離ローラー16の回転速度の検出のために、センサー12により回転速度が検出される回転部材3へ、歯車4(剥離ローラー16)の回転を伝える手段として、複数の歯車5を利用したがこれに限定されない。例えば、回転部材3へ歯車4(剥離ローラー16)の回転を伝える手段として、ベルトを使用してもよい。
また、本実施の形態では、剥離ローラー16の端部に歯車4を設ける構成としたがこれに限定されない。例えば、剥離ローラー16の端部に、検出部としての検出マークを設ける構成(以下、変形構成Bともいう)としてもよい。
変形構成Bでは、剥離ローラー16の端部の検出マークを、センサーにより読み取る。これにより、複数の歯車5等を設けることなく、剥離ローラー16の回転速度を直接検出する。
3 回転部材、4,5 歯車、10,10b,10c インクシート、11 サーマルヘッド、12 センサー、16 剥離ローラー、20,20a,20b 印画紙、30 プラテンローラー、33a,33b,34 ガイドローラー、50 サーマルヘッドユニット、100 プリンタ。

Claims (4)

  1. プラテンローラーおよびサーマルヘッドにより、被印画媒体およびインクシートを挟んだ状態で搬送し、該被印画媒体に該インクシートのインクを転写させることにより印画を行うプリンタであって、
    前記被印画媒体から前記インクシートを剥離するための剥離ローラーと、
    前記剥離ローラーの回転速度を検出するための検出部と、を備える
    プリンタ。
  2. 前記サーマルヘッドは、サーマルヘッドユニットに設けられ、
    前記検出部は、前記サーマルヘッドユニットにおいて、前記インクシートの搬送経路のうち、前記サーマルヘッドより下流側に設けられる
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記剥離ローラーは、前記サーマルヘッドユニットに設けられ、
    前記検出部は、円盤状の形状を有し、
    前記検出部は、前記剥離ローラーの回転に伴い回転するように、該剥離ローラーの端部に固定されており、
    前記プリンタは、さらに、
    前記検出部の回転に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転速度を検出するセンサーと、を備える
    請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記剥離ローラーおよび前記検出部は、前記サーマルヘッドユニットにおいて前記サーマルヘッドが配置された一方端側に設けられ、
    前記センサーは、前記サーマルヘッドユニットにおいて前記一方端側と反対の他方端側に設けられ、
    前記プリンタは、さらに、
    前記検出部の回転を前記回転部材に伝達する伝達機構を備える
    請求項3に記載のプリンタ。
JP2013252619A 2013-12-06 2013-12-06 プリンタ Expired - Fee Related JP6320013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013252619A JP6320013B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013252619A JP6320013B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015107624A true JP2015107624A (ja) 2015-06-11
JP6320013B2 JP6320013B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=53438391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013252619A Expired - Fee Related JP6320013B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6320013B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01156090A (ja) * 1987-12-14 1989-06-19 Hitachi Ltd 熱転写記録装置
JPH0240561U (ja) * 1988-09-09 1990-03-20
JPH10129063A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Minolta Co Ltd 熱転写記録装置
JP2004025542A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Nidec Copal Corp 記録リボン供給装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01156090A (ja) * 1987-12-14 1989-06-19 Hitachi Ltd 熱転写記録装置
JPH0240561U (ja) * 1988-09-09 1990-03-20
JPH10129063A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Minolta Co Ltd 熱転写記録装置
JP2004025542A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Nidec Copal Corp 記録リボン供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6320013B2 (ja) 2018-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6247011B2 (ja) 印刷装置
WO2012077709A1 (ja) 印刷装置
JP2011093255A (ja) サーマルプリンタ
JP5946325B2 (ja) センサ移動装置
JP2017132148A (ja) 画像形成装置
JP6320013B2 (ja) プリンタ
JP2011093256A (ja) サーマルプリンタ
JP2015009437A (ja) 印刷装置
JP2012062170A (ja) 媒体搬送装置、画像形成装置、及び媒体搬送方法
JP2014083828A (ja) 印刷装置
JP2018192695A (ja) 印刷装置
JP2011046156A (ja) サーマルプリンタおよび印刷方法
JP7071879B2 (ja) 印刷装置
JP6214997B2 (ja) 長尺シートの搬送装置
WO2014208203A1 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2013216416A (ja) 帯状連続体ガイド装置
JP2015101049A (ja) 熱転写ラベルプリンター、および熱転写ラベルプリンターにおける熱転写インクリボンの検出方法
JP2011046155A (ja) サーマルプリンタおよび印刷方法
JP2009241294A (ja) リボン供給装置
JP2011046157A (ja) サーマルプリンタ
JP2013049281A (ja) サーマルプリンタ
JP2008000980A (ja) 印刷装置、搬送装置、及び印刷方法
JP2002361948A (ja) プリンタ
JP2011057421A (ja) ロール紙搬送装置及び画像形成装置
JP5850455B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees