JP2015107620A - 射出成形機および射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機および射出成形機の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機において、効率的な電力回生を行うことができ、省エネルギー化を追及することのできる射出成形機および射出成形機の制御方法を提供する。【課題を解決するための手段】電動モータ23,29により少なくとも一部の機構22が作動される射出成形機11において、金型21が取付けられる回転部27と前記回転部27を回転させる電動モータ29と前記回転部27と電動モータ29の間で動力を伝達する動力伝達部30を有する金型回転機構が備えられ、前記電動モータ29により回転部27を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータ29から発生する回生電力を蓄電装置47に充電するかまたは電源42に回生する電力回生手段41を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機および電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機の制御方法に関するものである。
従来、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機は公知であり、電動モータにより作動される作動部の減速時に発生する回生電力を利用する射出成形機も、特許文献1や特許文献2に記載された電動式の射出成形機など多数が知られている。これら電動式の射出成形機においては、射出装置による射出の際のスクリュ減速時や型締装置による可動盤の型開閉の際の減速時に電動モータから発生する回生電力を電源側へ回生するなどして省エネルギー化を図っている。
また金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構を備えた射出成形機としては、特許文献3に記載される竪型ロータリー式射出成形機が知られている。特許文献3の射出成形機は、可動盤に回転軸を中心に回転可能にロータリーテーブルが取付けられている。そしてロータリーテーブルは、サーボモータの駆動により回転可能となっている。また特許文献3では、ロータリーテーブルの回転時間を短縮するために、ロータリーテーブルの回転角度の略半分は加速し残りの略半分では減速することが記載されている。しかしながら特許文献3に記載されたものは、ロータリーテーブルの回転速度を最速化することのみを目的とするものであった。
特開2004−154961号公報(請求項1、図1) 特開2004−249534号公報(請求項1、図1) 特開平10−646号公報(請求項2、図1、図3)
しかしながらこれらの特許文献1、特許文献2については、射出の際のスクリュの減速時は、スクリュ自体の自重が大きくない上にスクリュの前方には所定以上の圧力の溶融樹脂が存在しており減速距離も短いので、大きな電力回生は発生しない。また計量時のスクリュの回転停止時は、スクリュのフライト間には樹脂が存在し樹脂と加熱筒内壁の間には摩擦が生じていることから大きなイナーシャは発生せず、大きな電力回生は発生しない。一方、特許文献1および特許文献2でも型締装置においては、可動盤の移動および停止時は大きなイナーシャが発生する。しかし一般的なトグル機構の場合、型閉時には型当接位置に可動盤が近づくにつれ、クロスヘッドの前進速度に比較して可動盤の速度は必然的に低下するので相対的に大きなイナーシャは発生しない。またエジェクタ機構についてもエジェクタピン等の突出と減速が行われるが、エジェクタピン等は重量が軽く移動距離も小さいので停止時のイナーシャは小さい。
そこで本発明では、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機において、効率的な電力回生を行うことができ、省エネルギー化を追及することのできる射出成形機および射出成形機の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出成形機は、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機において、金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構が備えられ、前記電動モータにより回転部を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータから発生する回生電力を蓄電装置に充電するかまたは電源に回生する電力回生手段が備えられたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の射出成形機は、請求項1において、前記回転部は固定盤または可動盤のいずれか一方の盤に設けられ、型開閉方向に直交する一面に金型が少なくとも1個以上取付けられる回転テーブルであることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の射出成形機は、請求項1において、前記回転部は固定盤と可動盤の間に設けられ、型開閉方向に直交する軸を中心に回転され、前記回転部の少なくとも二面に金型がそれぞれ取付けられることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の射出成形機の制御方法は、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機の制御方法において、金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構が備えられ、前記電動モータにより回転部を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータから発生する回生電力を蓄電装置に充電するかまたは電源に回生する電力回生手段が備えられたことを特徴とする。
本発明の電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機は、金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構が備えられ、前記電動モータにより回転部を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータから発生する回生電力を蓄電装置に充電するかまたは電源に回生する電力回生手段が備えられているので、金型が取付けられる回転部の回転速度を減速させる際に、効率的な省エネルギー化を追及することができる。
本実施形態の金型回転機構を備えた射出成形機の概略図である。 本実施形態のモータ駆動制御装置のブロック図である。 本実施形態の射出成形機の成形時の工程図である。 別の実施形態の金型回転機構を備えた射出成形機の概略図である。
図1により本実施形態の竪型のロータリ式射出成形機11(以下は射出成形機11と略す)について説明する。射出成形機11は、複数の樹脂材料から複合成形品を成形する射出成形機11であって、型締装置12と2基の射出装置13、14とを備えている。まず型締装置12について説明すると、型締装置12は、2個の固定金型15が取付けられる固定盤16の四隅近傍にはタイバ17がそれぞれ立設され、タイバ17の上方には型締機構の型締シリンダ18が取付けられた上盤19が設けられている。そして下方の固定盤16と上盤19との間には可動盤20がタイバ17に沿って昇降移動可能に設けられている。そして上盤19に設けられた型締シリンダ18のラム18aが可動盤20の背面に固定されている。また上盤19と可動盤20とを接続して、2基の型開閉機構22が設けられている。本実施形態において型開閉機構22については、サーボモータ23が上盤19に固定され、可動盤20にはボールネジナット24が固定されている。そしてボールネジ25がサーボモータ23の駆動軸に回転可能に接続され、ボールネジ25はボールネジナット24に挿通されている。なお型開閉機構22の数は2基に限定されず、サーボモータ23が取付けられる盤も限定されない。また本発明は、電動モータにより少なくとも一部の機構が作動されるものであればよく、型開閉機構22の駆動源についても油圧シリンダを用いたものでもよい。また型締機構にトグル機構を用いる場合は、型締機構と型開閉機構は兼用され、駆動手段は電動モータまたは油圧シリンダを用いることができる。
次に射出成形機11の金型回転機構について説明する。可動盤20の中央部には型開閉方向と同方向に回転軸の軸線が設けられた回転軸26が回転可能に軸支され、回転軸26には金型が取付けられる回転部であるロータリテーブル27が固定されている。そしてロータリテーブル27における型開閉方向に直交する一面である下面27aには2個の可動金型21が取付けられている。また所定厚みを有するロータリテーブル27の側面である外周部27bには、タイミングベルト28が係合される歯が設けられている。なおロータリテーブル27に取付けられる金型および固定盤16に取付けられる金型は同数であるがその数は限定されない。可動盤20の側面には前記回転部であるロータリテーブル27を回転させるための電動モータが固定されている。本実施形態において電動モータはサーボモータ29が用いられる。そしてサーボモータ29の駆動軸の歯付プーリ29aと前記ロータリテーブル27の外周部27bの間には、タイミングベルト28が設けられている。ここでは歯付きプーリ29a、タイミングベルト27、ロータリテーブル27の歯が設けられた外周部27bにより、動力を伝達する動力伝達部30が構成される。
なおサーボモータ29とロータリテーブル27の間の動力伝達部30は、ロータリテーブル27の外周部27bに設けられた歯(大歯車)と駆動軸の歯(小歯車)が直接噛合されるものやタイミングベルト28の代わりにチェーンを用いたもの等でもよい。また回転軸26に対して動力伝達部30を介してサーボモータ29の駆動が伝達されるものでもよい。またこれら全てにおいてサーボモータ29の駆動軸には減速機を取付けたものでもよい。
本実施形態では回転部であるロータリテーブル27は可動盤20に設けられているが、固定盤16または可動盤20のいずれか一方の盤に設けられ、型開閉方向に直交する一面27aに金型が少なくとも1個以上取付けられるものであればよい。即ち竪型型締装置においては、上側に設けられた固定盤または可動盤、または下側に設けられた固定盤または可動盤のいずれかにロータリテーブルが設けられたものであればよい。また横型型締装置についても、固定盤または可動盤のいずれか一方の盤に回転部であるロータリテーブルが設けられたものであればよい。これらの射出成形機の場合においても動力伝達部は前記のようにいずれかの方式が選択される。
また本実施形態では、可動盤20の背面には、図示しないエジェクタ機構が設けられている。本実施形態のエジェクタ機構は、図2に示されるサーボモータ48とボールネジとボールネジナットからなるボールネジ機構によりエジェクタロッド等が前後進されるようになっている。しかしながらエジェクタ機構は油圧シリンダを用いたものでもよく、固定盤16に設けられたものでもよい。
また型締装置12の一側と他側には、射出装置13,14が設けられている。本実施形態の射出装置13,14は水平方向に加熱筒31やノズル32が設けられた一般的な横型の射出装置13,14であり、図2に示される射出用のサーボモータ49によって駆動される射出機構と、同じく図2に示される計量用のサーボモータ50によって駆動される計量機構を備えている。射出装置13,14のノズル32を金型に押し付けるための前後進装置(シフト装置)は、油圧によって作動するシフトシリンダ33により作動される。なお射出装置13,14全体が油圧によって作動されるものでもよい。また前後進装置(シフト装置)は、電動モータにより作動されるものでもよい。本実施形態では射出装置13,14の数は2基である。しかし回転するロータリテーブル27が設けられた射出成形機において、インサート成形等に使用される目的で射出装置の数は1基しか設置されない場合もある。また射出する樹脂の種類や金型の数に応じて、射出装置の数は3基以上が設置される場合も想定される。
次に型締シリンダ18やシフトシリンダ33を作動する油圧機構34について説明する。本実施形態の油圧機構34のポンプは、ポンプの回転数を制御する回転数制御手段であるサーボモータ35、36により駆動されるポンプ37,38が用いられている。ポンプ37は、型締シリンダ18の作動時に圧力媒体である作動油を主として供給するポンプであり、ポンプ38は、シフトシリンダ33の作動時に作動油を供給するとともに油圧回路39のパイロット作動のバルブのパイロット管へ作動油を供給するポンプである。また前記ポンプ38から型締シリンダ18側へも油圧回路39のバルブを切り換えることにより、作動時に追加的に作動油を供給可能となっている。なおポンプ37,38の数と種類は、限定されない。またポンプ37,38を作動させるためのモータも、サーボモータ35,36が好ましいがインバータにより回転数が制御されるモータ等であってもよい。
射出成形機11には、成形条件や設定値を保存し、各センサの値に基づいて射出成形機11の作動を行うとともにデータを設定画面に表示するための図示しない制御装置が設けられている。制御装置は、後述するモータ駆動制御装置であるサーボアンプ41にも接続され、サーボモータ23等の制御を行う。
次に本実施形態の射出成形機11における広義のモータ駆動制御装置でもあるサーボアンプ41の構成について説明する。本実施形態のサーボアンプ41は、サーボモータ41の駆動(力行)を制御するとともに、減速時に電動モータから発生する電力を回生する電力回生手段も構成している。図2に説明されるように、サーボアンプ41は、射出成形機11の図示しない制御装置と電源42に接続され、電源42からの電力を変換してそれぞれのサーボモータ23等の駆動を制御する。本実施形態のサーボアンプ41に設けられるコンバータ43は、共通コンバータであり、ロータリテーブル27の回転用のサーボモータ29の他、型開閉用のサーボモータ23、エジェクタ用のサーボモータ48、射出用のサーボモータ49、および計量用のサーボモータ50へ送られる電流を交流から直流へ変換する。
なお図2では型開閉用のサーボモータ23は1基だけが記載されている。実際には2基が存在するので、それぞれ別のサーボアンプ41に振分けし、別のサーボアンプから電力供給するようにしてもよく、同じサーボアンプ41から電力供給するようにしてもよい。また射出装置13,14も2基が存在するので、同様に別のサーボアンプに振分けをするようにしてもよい。サーボモータ41のコンバータ43(共通コンバータ)を介して電力供給されるサーボモータの組合せは、更に別の組合せとしてもよく、ポンプ37,38のサーボモータ35,36も含めてもよい。またサーボアンプ41により電力供給されるサーボモータは、サーボアンプ41ごとにサーボモータがグループ化されるものに限らず、単独のサーボアンプと単独のサーボモータの組合せでもよい。しかしながら少なくともロータリテーブル27を回転させるサーボモータ29を含むモータをコンバータ43(共通コンバータ)を介して電力供給することにより、ロータリテーブル27(回転部)の減速時の比較的大きい回生電力を他の電動モータでも有効に活用できる。しかしながら型開閉機構に油圧シリンダを用いる場合などについては、図2とは別の組合せとなることは言うまでもない。
各サーボモータ29等への電力供給路にはそれぞれインバータ44(狭義の意味でのサーボアンプ)が設けられている。そしてコンバータ43とそれぞれのインバータ44の間のDCリンク部45には電解コンデンサ等の平滑コンデンサ46が設けられている。そしてコンバータ43は電源42に接続され、インバータ44はサーボモータ29に接続されている。電源42から送られる交流電流は、コンバータ43により直流電流に変換され、DCリンク部45の平滑コンデンサ46により平滑化された後、インバータ44により再びモータの速度に対応した周波数の三相交流電流に変換されてサーボモータ29等に送られる。
コンバータ43とそれぞれサーボモータ29等のDCリンク部45との間には蓄電装置47が設けられている。蓄電装置47の例としては、電気二重式キャパシタ、ニッケル電池、リチウムイオン電池などを用いることが想定される。またチョッパ等の電力変換器を用いて回生電力を昇圧して蓄電装置47に蓄電するようにしてもよい。また図2では蓄電装置47は、電解コンデンサからなる平滑コンデンサ46とは別に設けられるが、平滑コンデンサと共用されるものでもよい。蓄電装置47の数は限定されない。
コンバータ43は、電動モータから発生する回生電力を電源に回生することも可能な電源回生型のコンバータ43(電源回生型の共通コンバータ)が用いられる。電源回生型のコンバータ43としては、120°通電方式と正弦波コンバータ方式があるが、そのいずれを用いてもよい。電源回生型のコンバータ43を用いることにより、蓄電装置47のコンデンサ等の容量を超える回生電力が発生した際にサーボアンプ41を破損させることなく回生電力を回収することができる。この方式は、全ての回生電力を蓄電装置に蓄電する方式よりも電力回生の効率の点において若干劣る場合もあるが、蓄電装置47のコストを低減することができ、回生により過電圧が生じた際のサーボアンプ41の破損防止の点でも有利である。
本実施形態においては、サーボアンプ41には、抵抗器(回生抵抗)は設けられておらず、回生電力を抵抗発熱させて消費することが無いのでエネルギー効率の点で有利である。しかし電力回生時に過電圧が発生した場合の対策用にサーボアンプ41に抵抗器を設けるものを発明としてまったく除外するものではない。またサーボアンプ41に平滑コンデンサ46以外の蓄電装置を設けずに全ての回生電力(平滑コンデンサに充電する場合はそれ以外の全ての回生電力)を電源回生型のコンバータにより電源回生を行うものや、電源回生型のコンバータを用いずに全ての回生電力を蓄電装置に蓄電するものについても除外するものではない。
次に図3に示される本実施形態の射出成形機11の成形時の工程図により電力回生について説明する。図3の工程図は、各モータごとに上向きの波形は電力消費の量、下向きの波形は電力回生の量について模式的に表したものであって、テストによる実測値を表したものではない。まず型開閉機構22の型開閉用のサーボモータ23が力行されてボールネジ25が駆動され、可動盤20および可動金型21が移動されて型閉工程が開始される。所定位置まで可動盤20等が高速移動された後は急速に減速され型合せ位置で停止されるが、前記減速時にサーボモータ23から電力回生が行われる。全体の工程の中でもこの際の2基の型開閉用のサーボモータ23の減速時に発生する回生電力が非常に大きく、回生電力は蓄電装置47であるコンデンサが所定値まで蓄電されるとそれ以降の回生電力は電源回生型のコンバータ43を介してそれぞれ電源42側に回生される。この際にコンデンサの電圧が検出されて、所定の電圧値が検出されると、スイッチング手段により、電源側への回生へ切換えられる。そして電源回生型のコンバータ43により逆変換され、電源42へ回生電力が戻される。
そして可動盤20等の型閉が完了すると型締シリンダ18が作動され型締工程(昇圧工程)となる。なお型締シリンダ18の作動前から、または作動開始と同時にポンプ37,38のサーボモータ35,36の作動も行われる。型締工程が完了すると型締保持工程に移行し、シフトシリンダ33,33の作動により、一側と他側の射出装置13,14のノズル32が金型へ当接された後、射出が行われる。射出時に作動される射出用のサーボモータ49は、高速射出を実現するため、射出成形機11の中で最も大容量のモータが用いられる場合も多い。そしてこの射出時の射出用のサーボモータの力行時の消費電力は、電源42から送られてくる電力と蓄電装置47の電力が用いられる。蓄電装置47からの電力供給については、サーボアンプ41の出力要求によりスイッチング手段により蓄電装置47が接続されて行われる。2本の射出装置13,14からの射出は、射出成形機11のピーク電力を抑えるためには前後して行うことが望ましい。
射出終了直前のスクリュの減速時については、射出用のサーボモータ49は電力回生され、回生された電力は主として蓄電装置47に充電される。回生された電力が蓄電装置47の容量を満たした場合は、電源回生型のコンバータ43を介して電源42側へ電力回生が行われる。そしてそれぞれの射出装置13,14においては、射出工程に続いて保圧工程が行われる。一方金型側では、保圧工程が終了してもキャビティ内の成形品の冷却が継続される。また成形品の冷却と平行して射出装置13,14では次の計量工程が開始される。計量工程においては計量用のサーボモータ50が駆動(力行)されるとともに、並行して射出用のサーボモータ49も背圧を発生させるために力行される。そして所定の位置までスクリュが後退してスクリュ前方に溶融樹脂が貯留されるとスクリュの回転は停止され計量工程は終了される。このスクリュの回転速度が減速されて停止される際に計量用のサーボモータ50からも電力回生が行われる。ただし計量工程終了直前のスクリュ回転の減速時の慣性力は大きくないので計量用のサーボモータ50から回生される電力は小さく、ほぼ蓄電装置47に充電される。図2においては射出用のサーボモータ49、計量用のサーボモータ50は1基のみが記載されているが、1基の射出装置に2基以上の射出用のサーボモータ49や計量用のサーボモータ50が設けられる場合もある。
そして型締保持工程のうちの冷却工程が完了すると、型締装置12では、型締シリンダ18よる型締力を除去する圧抜工程が行われる。そして次に型締シリンダ18を駆動させて強力型開工程(型閉状態から成形品Pと固定金型15の間を離型しつつ可動金型21を所定距離型開する工程)が行われる。またこの圧抜工程と強力型開工程の際の可動盤20の移動に伴って2基の型開閉用のサーボモータ23が従動回転される場合は、電力回生が行われる。なおサーボモータ23により能動的に可動盤20の位置を制御しながら強力型開する場合は、電力回生はほとんど行われない。またポンプを逆回転させてタンクに作動油を戻す場合は、サーボモータ36等が従動回転され、図3に破線で示されるようにサーボモータ36等により電力回生が行われる。
次に型開工程が開始され、型開閉用サーボモータ23の力行により可動盤20等が高速で型開方向に移動される。この際、1次成形品と完成した成形品はそれぞれの可動金型21に保持されて上昇される。そして可動盤20等が所定位置まで移動(上昇)されると減速が開始されるが減速時には型閉時と同様に2基の型開閉用のサーボモータ23から電力回生が行われ、蓄電装置47への充電と、蓄電装置47へ充電完了すると電源回生型のコンバータ43を介して電源42への電力回生がなされる。ただし可動盤上昇時には、可動盤20等の自重を持ち上げるため、可動盤下降時と比較してイナーシャは小さく、相対的に回生される電力も小さい。なお可動盤20の型開の際の減速時に、次に記載するロータリテーブル27の回転を開始すると、回生電力を効率的に他のモータによって使用することができる。
次に可動盤20が型開完了位置に到達すると、エジェクタ機構のサーボモータ48により一方の可動金型21に張付いている完成した成形品の突出しが行われる。この際もエジェクタピンが高速移動されてから停止されるまでの減速時に前記サーボモータ48によって発生する回生電力が主に蓄電装置47に充電される。ただしエジェクタ機構のエジェクタピンの作動は、ストロークが短く慣性力も小さいので発電量としては小さい。なおエジェクタ機構の作動は次に記載するロータリテーブル27の回転後でもよい。
次にサーボモータ29によりロータリテーブル27と可動金型21の回転が行われる。本実施形態では、ロータリテーブル27は180度回転がなされるが、可動金型21が3個取付けられるものでは、ロータリテーブル27を120度回転されるなど、他の回転角度でもよい。この際のロータリテーブル27の回転は、機械的な安全を見込んだ上でロータリテーブル27をなるべく短時間で回転させて停止させることが望ましい。従って本実施形態でも特許文献3の図3に破線で示されるように、所定速度まで加速された後に所定時間の一定速度で高速回転された後、減速されて停止される。または前記特許文献3の図3に実線で示されるように、ロータリテーブル27の回転は、所定速度まで加速された後に減速されて停止されるようにしてもよい。この際のロータリテーブル27の回転用のサーボモータ29から発生する回生電力は、ロータリテーブル27に取付けられる可動金型21の重量やロータリテーブル27の回転速度によってある程度は相違するが非常に大きく、回生電力は蓄電装置47のコンデンサにも蓄電されるが容量オーバーした分は電源回生型のコンバータ43を介してそれぞれ電源42側に回生される。本発明では、電動モータであるサーボモータ29から発生する回生電力は、電力回生手段であるサーボアンプ41により、蓄電装置47に充電するかまたは電源42に回生されるかの少なくとも一方が行われる。なお、またロータリテーブル27の回転速度上昇時のサーボモータ29のピークトルクや、ロータリテーブル27の回転速度減速時の回生電力のピーク電圧を検出することにより、サーボモータ29が過負荷になっているかを検出することも可能である。
そしてロータリテーブル27が回転されることにより、一側の射出装置13の樹脂により成形された一次成形品が取付けられた一側の可動金型21が他側に移動され、次は他側の固定金型15と型合せされるようになる。そして再び型閉機構のサーボモータ23が作動して型閉がなされ、その後に型締される。そして一側の射出装置13からと他側の射出装置14からそれぞれ射出がなされる。一次成形品が取付けられ他側に移動された可動金型21と固定金型15の間では、他側の射出装置14から更に別の樹脂が射出されて完成した成形品(複合成形品)が成形される。それらのサイクルが繰り返された後も型開されてからロータリテーブル27は再び回転されるが、その際は先ほどと反対方向に反転されるものでもよく、同方向に回転されるものでもよい。いずれの回転方向であってもロータリテーブル27の回転後半の減速時に電力回生がなされる。
なお前記においては射出用のサーボモータ49の力行時以外のサーボモータ23,29,48,50等の力行時についても、サーボアンプ41の制御により蓄電装置47に充電された電力を優先的に使用し、蓄電装置47に蓄電された電力のみ、または電源42側から送られる電力と蓄電装置47に蓄電された電力を併用するので、あるサーボモータにより発電された回生電力を別のサーボモータによって効率的に利用することができる。従って蓄電装置47の電力を優先的に用いることにより、射出成形機11のピーク電力(または工場全体のピーク電力)を低減する効果も期待できる。ただし蓄電装置47に蓄電された電力が所定の電圧以下に低下すると電源42側からの電力供給のみが供給される。またはサーボモータが力行時以外であっても蓄電装置47が完全に充電されていないときは、電源42側から蓄電装置47に充電を行うようにしてもよい。例えば射出用のサーボモータ49等の大容量のサーボモータを力行させる前に、蓄電装置47を完全に充電しておいて、力行時に、蓄電装置47の電力も併用することにより、ピーク電力を低下させることができる。
また型開閉機構22の型開の際の減速時に、ロータリテーブル27の回転を開始することにより、サーボモータ23から発生した回生電力をそのままサーボモータ29に送ってロータリテーブル27の回転に用いることができる。更には型開閉機構22の減速時、またはロータリテーブル27の高速回転後の減速時にサーボモータ23,29(電動モータ)から回生された電力を、そのまま加熱筒31のヒータに送り加熱筒31の加熱に使用してもよい。また特にノズル32に閉塞機構が設けられた射出装置を使用して計量する場合や、樹脂流路に閉塞機構が設けられた金型に射出装置をノズルタッチさせて計量する場合には、型開閉機構22の上昇時の減速時、またはロータリテーブル27の高速回転後の減速時にサーボモータ23,29(電動モータ)から回生された電力を使用して、同時に計量モータ50を駆動させて計量を行うようにしてもよい。
次に別の実施形態の射出成形機51について、図4を参照して説明する。複合成形品用射出成形機51は、複数の樹脂材料から複合成形品を成形する射出成形機51であって、型締装置52とその一側と他側にそれぞれ設けられた第1の射出装置53と第2の射出装置54から基本的な部分が構成される。射出成形機51の型締装置52は、固定金型55が取付けられる固定盤56と、可動金型57が取付けられる可動盤58とが設けられ、固定盤56と可動盤58の間に、両面に中間金型59(第1の中間金型59と第2の中間金型59)が取付けられ型開閉方向に直交する軸A(垂直方向の軸)を中心に回転する回転部である回転盤60が設けられている。そして回転盤60は、タイバ61に挿通されベッド65上を摺動可能な中間盤62に対して回転軸76を介して回転自在に設けられる。そして固定金型55と中間金型59、可動金型57と中間金型59がそれぞれ型閉された際には、前記金型の組の間にそれぞれキャビティが形成されるようになっている。なお回転部については少なくとも二面に金型59.59が取付けられるものであればよく、断面正方形であって垂直方向の4面にそれぞれ中間金型が取付けられるものでもよい。また回転部自体が金型を構成するものも金型が取付けられる回転部に含まれる。
次に射出成形機51の金型回転機構について説明する。中間盤62には電動モータ(サーボモータ77)が設けられている。一方中間盤62に挿通された回転軸76とサーボモータ77の駆動軸は、動力を伝達する動力伝達部(図示せず)により接続されている。動力伝達部については限定されるものではないが、サーボモータ77の減速機付の駆動軸のギアと回転軸のギアが噛合されるものでもよく、タイミングベルト等を通じて動力が伝達されるものでもよい。
型締装置52の固定盤56の四隅近傍にはそれぞれ型締シリンダ63が設けられ、型締シリンダ63のラムがタイバ61を兼ねている。型締シリンダ63は双方向作動型のシリンダからなり、固定盤56内の回転部寄りには型締用油室が設けられるとともに、外側(一側の射出装置の側)には強力型開用油室が設けられている。
固定盤56から可動盤58側に向けて平行かつ水平に設けられた四本のタイバ61の他方側の部分には、ハーフナット64が係止される複数の凹溝からなる係止部61aが型開閉方向の所定長さにわたって設けられている。そしてタイバ61は前記可動盤58の四隅近傍に挿通され、可動盤58はタイバ61にガイドされつつベッド65上を型開閉方向に移動されるようになっている。また前記ハーフナット64は、可動盤58の反固定盤側の面に設けられている。
次に射出成形機51の型開閉機構66、67について説明する。まず可動盤58を型開閉方向に移動させる型開閉機構66について説明すると、ベッド65の他側寄り(または固定盤56)に設けられた支持部68にはサーボモータ69が固定されている。そして前記サーボモータ69の駆動軸には、直接またはベルトを介してボールネジ70が接続されている。またボールネジ70は、前記支持部68と一側に設けられた支持部71に対して回転自在に軸支されている。可動盤58にはボールネジナット72が固定され、ボールネジナット72には前記ボールネジ70が回転自在に挿通されている。図4において型開閉機構66は1基のみが記載されているが、可動盤58の両側にそれぞれ設けられている。なお型開閉機構66の数は限定されない。
中間盤62や回転盤60を移動させる型開閉機構67は、可動盤58に設けられた支持部73にはサーボモータ74が固定されている。そしてボールネジ75が前記支持部73に軸支されるとともに、前記サーボモータ74の駆動軸と直接またはベルトを介して接続されている。また中間盤62にはボールネジナット78が固定され、ボールネジナット78には前記ボールネジ75が挿通されている。図4において型開閉機構67は1基のみが記載されているが、可動盤58と中間盤62の上下四隅近傍をそれぞれ接続して4基が設けられている。なお型開閉機構67の数は限定されない。更に中間盤62と回転盤60を移動させる型開閉機構67は、固定盤56またはベッド65と中間盤62とに接続されるように設けてもよい。また型開閉機構67は、中間盤62にサーボモータを固定して、ボールネジナットを他の盤などに設けてもよい。なお型開閉機構66,67は油圧シリンダにより駆動されるものであっても、回転部である回転盤60の回転時などの電力回生を行うことにより省エネルギー化を図ることができる。
型締装置52の固定盤56の外側(一側)と可動盤58の外側(他側)には、それぞれ射出装置53と射出装置54が設けられている。本実施形態の射出装置53,54は水平方向に加熱筒79やノズル80が設けられた一般的な横型の射出装置53,54であり、図示しない射出用のサーボモータによって駆動される射出機構と、図示しない計量用のサーボモータによって駆動される計量機構を備えている。射出装置53,54のノズル80を金型に押し付けるための前後進装置(シフト装置)は、油圧によって作動する図示しないシフトシリンダから構成される。他側の射出装置54のみは、可動盤58が型開閉方向に移動するのと同じ距離、型開閉方向に移動可能となっている。なお射出装置53,54全体が油圧によって作動されるものでもよい。また本実施形態では射出装置53,54の数は2基だが、3種類以上の樹脂を使用する射出成形機51では、射出装置の数は3基以上の場合もある。また固定金型55と中間金型59の間だけで成形を行う場合は、射出装置の数は1基の場合も想定される。また射出成形機51の油圧機構についても、本実施形態の油圧機構34と同一または類似のものが設けられる。
次に別の実施形態の射出成形機51のモータ駆動制御装置であるサーボアンプの構成について説明する。別の実施形態のサーボアンプについても、図2に示される本実施形態のサーボアンプ41と基本的な構造は同じであり、電力回生手段の目的を有している。従って同一部分は同一符号により説明すると、コンバータ43(共通コンバータ)を介して直流変換された電力により複数のサーボモータ69,74,77等が作動される。またサーボアンプ41のコンバータ43は電源回生機能を有するとともに蓄電装置47を有している。相違点について説明すると、射出成形機51の型開閉機構66,67は、可動盤58を型開閉方向に移動させる型開閉機構66と中間盤62と回転盤60を型開閉方向に移動させる型開閉機構67の両方の機構からなっている。そのため型開閉機構67のサーボモータ74についてもコンバータ43(共通コンバータ)に接続される。なお一つのコンバータ43(共通コンバータ)に接続されるサーボモータをどの組合せとするかや、単独のサーボモータをコンバータに接続するかなどは、サーボモータの容量、作動の順序、サーボモータおよびサーボアンプの製造メーカーなどを考慮して決定される。
次に別の実施形態の射出成形機51の作動時の回生電力について説明する。別の実施形態の回転盤60の回転の後半の減速時については、本実施形態の射出成形機11と同様に大きな回生電力が得られる。また射出成形機51の型開閉機構66,67の回生電力については、本実施形態の射出成形機11や一般的な射出成形機よりも大きな回生電力が得られる。即ち固定盤と可動盤との2枚の盤からなる一般的な射出成形機では型開の際に取出装置が侵入して成形品を取出すスペースだけ型開される。しかし別の実施形態の射出成形機51では、固定金型側および可動金型側の両方に回転部の中間金型59が回転するスペースを有するように型開がされるので、型開閉機構66による可動盤58の移動距離は通常の射出成形機の倍か倍前後必要となる。
そのためサイクル短縮のためには可動盤58の移動速度を高速化することが望ましく、それに応じて可動盤58を停止のための減速時の回生電力は大きなものとなる。また可動盤58と共に移動される射出装置54が可動盤58に固定的に設けられるタイプでは、可動盤58を減速・停止させる際に射出装置54も同時に減速・停止されるために、より一層減速・停止時に発生する回生電力は大きなものとなる。そのため射出成形機51は、その大きさにもよるが、型開閉機構66,67からの回生電力の充電のために相対的に大きい蓄電装置47を設けることが望ましい。
また同時に行われる型開閉機構67による中間盤62や回転盤60等の移動距離は、可動盤58の移動距離の1/2(または1/2前後)となる。しかし中間盤62や回転盤60等は、軸支部を有する上に少なくとも両面に中間金型59を有するので重量が重く、これらを型開閉機構67の4基のサーボモータ74により移動させ停止させるので、停止のための減速時に発生する回生電力は大きなものとなる。型開閉機構22による可動盤20の移動の際の減速時のイナーシャおよび発生する回生電力が、射出時、計量時、およびエジェクタ作動時などよりも大きいことは、先の本実施形態でも記載した通りであるが、別の実施形態では、前記の型開閉機構66,67を有することにより、更に大きな回生電力を得ることができる。即ち中間盤62と可動盤58が共に移動する射出成形機51の場合、一般的な射出成形機やロータリテーブル27等を有する射出成形機11よりも大きな回生電力が得られ、特に回生電力の再利用の点で有利である。
なお別の実施形態の射出成形機51については、図示は省略するが、次の(1)、(2)ようなバリエーションの射出成形機でもよい。(1)回転部である回転盤は型締装置の中央部に回転可能かつ型開閉方向には移動不能(位置固定的)に設けられ、前記中央の回転盤に対して両側の可動盤と射出装置がサーボモータを用いた型開閉機構により移動されるタイプの射出成形機。このタイプの射出成形機においては、前記の射出成形機51よりも可動盤の移動距離は短いが、両方の可動盤を射出装置とともに移動させる必要があり、大きなイナーシャが発生する。(2)盤の配置は前記の射出成形機51と同じだが、可動盤の背後にはサーボモータを用いたトグル機構等の型締装置が設けられているタイプの射出成形機。このタイプの射出成形機は回転部である回転盤の移動はボールネジを用いた型開閉機構が設けられる。そしてこのタイプの射出成形機においては、2本のうちの1本の射出装置は、射出成形機の側方に型開閉方向に直交する方向に載置される。または(2)の更なる変形例として、固定盤の外側に射出装置が1本のみ設けられ、固定盤に取付けられた固定金型と中間盤に取付けられた中間金型の間のみで成形を行うようにしてもよい。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。射出成形機には射出圧縮成形を行うものは当然含まれ、材料の種類は単一または複数のいずれでもよく限定されない。
11,51 射出成形機
12、52 型締装置
13,14,53,54 射出装置
22,66,67 型開閉機構
23,29,35,36,48,49,50,69,74,77 サーボモータ(電動モータ)
27 ロータリテーブル(回転部)
41 サーボアンプ(モータ駆動制御装置)
42 電源
43 コンバータ(共通コンバータ)
44 インバータ
45 DCリンク
47 蓄電装置

Claims (4)

  1. 電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機において、
    金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構が備えられ、
    前記電動モータにより回転部を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータから発生する回生電力を蓄電装置に充電するかまたは電源に回生する電力回生手段が備えられたことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記回転部は固定盤または可動盤のいずれか一方の盤に設けられ、型開閉方向に直交する一面に金型が少なくとも1個以上取付けられる回転テーブルであることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記回転部は固定盤と可動盤の間に設けられ、型開閉方向に直交する軸を中心に回転され、前記回転部の少なくとも二面に金型がそれぞれ取付けられることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  4. 電動モータにより少なくとも一部の機構が作動される射出成形機の制御方法において、
    金型が取付けられる回転部と前記回転部を回転させる電動モータと前記回転部と電動モータの間で動力を伝達する動力伝達部を有する金型回転機構が備えられ、
    前記電動モータにより回転部を回転させ回転速度を減速させる際に、前記電動モータから発生する回生電力を蓄電装置に充電するかまたは電源に回生する電力回生手段が備えられたことを特徴とする射出成形機の制御方法。
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