JP2015107041A - エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバおよびクライアント装置 - Google Patents

エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバおよびクライアント装置 Download PDF

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卓久 和田
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和人 久保田
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Abstract

【課題】 余剰電力が無駄に消費されることを防止可能なエネルギー管理システムを提供すること。
【解決手段】 実施形態によれば、エネルギー管理システムは、自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物のエネルギーを管理する。このエネルギー管理システムは、予測部と、計算部と、制御部とを具備する。予測部は、建物におけるエネルギーデマンドを予測する。計算部は、予測されたエネルギーデマンドに基づいて、建物におけるエネルギー収支を最適化すべくエネルギー関連機器の運転スケジュールを計算する。制御部は、計算された運転スケジュールに基づいてエネルギー関連機器を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、家庭などの需要家のエネルギー収支を管理するエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバおよびクライアント装置に関する。
近年の環境保全意識の高まりと電力不足への不安を背景として、家庭エネルギー管理システム(Home Energy Management System:HEMS)に注目が集まっている。HEMSは、太陽光発電(Photovoltaic Power Generation:PV)システム、蓄電池、あるいは燃料電池(Fuel Cell:FC)などの分散型電源(以下、新エネルギー機器と総称する)と既存の家電機器とをネットワークに接続し、これらを総合的に管理可能とするシステムである。
FCは、昼夜、天候を問わず安定して発電ができることと、排熱を利用して熱エネルギーを供給できることから、分散型電源のなかでも特に有望視されている。しかしながらFCから商用電力系統(grid)への逆潮流は、電力会社との契約上、許されていない。そこで、FCにより発電された電力の逆潮流を防止するための技術が幾つか提案されている。
特開2008−152997号公報 特開2002−48005号公報 特開2010−273407号公報 特開2011−181377号公報
電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン、資源エネルギー庁、平成25年5月31日<http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/rule/keito_guideline.pdf>
逆潮流を防止するための対策として、FCによる余剰電力をダミー負荷やヒータで消費するという技術がある。これではエネルギーが無駄に消費される。余剰電力を蓄電池に充電するという技術もあるが、充電の必要が生じたときに既に満充電であり、充電できないことも考えられる。
ヒータと蓄電池とを併用しても、FCの出力を変化させるには長い時間を要するので、電力デマンド(デマンド)の少ない時間が長期に渡ると余剰電力の発生量が蓄電池容量を上回ってしまう。このようなケースではFCの運転を停止するか、ヒータで余剰電力を消費せざるを得ない。リレーにより系統から解列することで逆潮流を防止するにしても、生じた余剰電力は無駄に消費されているのが現状である。
目的は、余剰電力が無駄に消費されることを防止可能なエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバおよびクライアント装置を提供することにある。
実施形態によれば、エネルギー管理システムは、自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物のエネルギーを管理する。このエネルギー管理システムは、予測部と、計算部と、制御部とを具備する。予測部は、建物におけるエネルギーデマンドを予測する。計算部は、予測されたエネルギーデマンドに基づいて、建物におけるエネルギー収支を最適化すべくエネルギー関連機器の運転スケジュールを計算する。制御部は、計算された運転スケジュールに基づいてエネルギー関連機器を制御する。
図1は、実施形態に係わるシステムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るエネルギー管理システムの一例を示す図である。 図3は、図2に示されるエネルギー管理システムの一例を示す機能ブロック図である。 図4は制御対象モデル300gについて説明するための図である。 図5は、実施形態に係る遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子設計の一例を示す概念図である。 図6は、実施形態に係る最適化演算の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態における処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態により得られる効果を説明するための図である。 図9は、実施形態に係る遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子設計の他の例を示す概念図である。
図1は、実施形態に係わるシステムの一例を示す図である。図1は、いわゆるスマートグリッドとして知られるシステムの一例を示す。既存の電力網(grid)では原子力、火力、水力などの既存発電所と、一般家庭や、ビル、工場といった多種多様な需要家とが電力網によって接続される。次世代の電力系統(Power grid)ではこれらに加えて太陽光発電(Photovoltaic Power Generation:PV)システムや風力発電装置などの分散型電源や蓄電装置、新交通システムや充電スタンドなどが電力系統に接続される。これら多種多様な要素は通信グリッドを介して通信することが可能である。
エネルギーを管理するシステムは、エネルギーマネジメントシステム(Energy Management System:EMS)と総称される。EMSはその規模などに応じて幾つかに分類される。例えば一般家庭向けのHEMS(Home Energy Management System)、ビルディング向けのBEMS(Building Energy Management System)などがある。このほか、コミュニティ向けのCEMS(Community Energy Management System)や、工場向けのFEMS(Factory Energy Management System)などがある。これらのシステムが連携することできめ細かなエネルギー最適化制御が実現される。
これらのシステムによれば既存の発電所、分散型電源、太陽光や風力などの再生可能エネルギー源、および需要家の相互間で高度な協調運用が可能になる。これにより自然エネルギーを主体とするエネルギー供給システムや、需要家と事業者との双方向連携による需要家参加型のエネルギー需給といった、新規かつスマートな形態の電力供給サービスが生み出される。
図2は、実施形態に係るエネルギー管理システムの一例を示す図である。HEMSは、クライアントシステムと、クライアントシステムと通信可能なサーバシステムとしてのクラウドコンピューティングシステム(以下、クラウドと略称する)300とを備える。
クライアントシステムは、ホームゲートウェイ(Home Gateway:HGW)7を備える。ホームゲートウェイ7は、建物としてのホーム100に設置される通信装置であり、クラウド300から各種のサービスの提供を受けることができる。ホーム100は、複数のエネルギー関連機器を備える。エネルギー関連機器は、自家発電装置のような電力を発生する機器、電力を消費する機器(家電機器など)、あるいは電力を発生し消費する機器を含む。
クラウド300は、サーバコンピュータSVとデータベースDBとを備える。サーバコンピュータSVは単体でも複数でも良い。データベースDBは一つのサーバコンピュータSVに備えられていても、複数のサーバコンピュータSVに分散配置されていてもよい。
図2において、電力グリッド6から供給される電力(交流電圧)は、電柱の変圧器61などを経て各家庭に分配され、電力量計(スマートメータ)19を経てホーム100の分電盤20に供給される。電力グリッド6から流れ込む電力量、あるいは電力グリッド6に逆潮流する電力量などを計測する機能を備える。周知のように、再生可能エネルギーに基づいて発電された電力は、電力グリッド6に逆潮流することを許される。
分電盤20は、ホーム100内の配電線21に接続される。分電盤20は、家電機器(照明、エアコンなど)5やパワーコンディショニングシステム(PCS)106に、配電線21を介して電力を供給する。また分電盤20は、フィーダごとの電力量を計測する計測装置を備える。
家電機器5はホーム100内の配電線21に接続されることの可能な機器である。家電機器5は図示しないコンセント(receptacle)を介して配電線21に着脱可能に接続される。
ホーム100の屋根や外壁には太陽光パネルが設置されPVユニット101が形成される。PVユニット101は、再生可能エネルギーに由来する電力を発電する創エネルギー機器である。PVユニット101により発電された電力は家電機器5を稼動させるために利用されることができる。なお、風力発電システムや地中熱発電機なども創エネルギー機器の範疇に入る。
FCユニット103は、非再生可能エネルギー源である都市ガスやLPガス(液化プロパンガス)から電力を生産する発電装置である。FCユニット103により生成された電力は電力グリッド6に逆潮流することを禁じられているので、余剰電力を生じることがある。余剰電力は蓄電池102に充電されることが可能である。なお、PVユニット101およびFCユニット103は自家発電装置の一例である。
PCS104はPVユニット101に接続される。PCS106は蓄電池102に接続される。PCS230はFCユニット103に接続される。PCS104、106および230は、直流電力を交流電力に変換するインバータを備える。インバータは、PVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103でそれぞれ発生される直流電圧を交流電圧に変換して配電線21に供給する。特に、蓄電池102に接続されるPCS106は、交流電力を直流電力に変換するコンバータを備える。これにより蓄電池102の充電/放電が可能になる。
PCS104、106および230は、PVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103と配電線21との間でエネルギーを授受するための、電力変換器としての機能を備える。これにより家電機器5は、PVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103からの電力エネルギーの供給を受けることができる。
また、PCS104、106および230は、PVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103を制御し、それぞれを安定して機能させるための機能なども備える。なお図2においてはPVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103ごとにPCSを接続する形態を示した。これに代えてPVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103にPCSを内蔵するようにしてもよい。
ホーム100は、有線LAN(Local Area Network)あるいは無線LANなどのホームネットワーク25を備える。ホームゲートウェイ7はホームネットワーク25とIPネットワーク200との双方に、コネクタ(図示せず)などを介して着脱可能に接続される。これによりホームゲートウェイ7は、ホームネットワーク25に接続される電力量計19、分電盤20、PCS104、106、230、および家電機器5と相互に通信可能である。この種の通信に係わるプロトコルは、ECHONET Lite(登録商標)が代表的である。
ホームゲートウェイ7は、実施形態に係る処理機能として通信部7aを備える。通信部7aは、クラウド300に各種のデータを送信し、またクラウド300から各種のデータを受信する、ネットワークインタフェースである。
ホームゲートウェイ7はCentral Processing Unit(CPU)とメモリ(図示せず)を備えるコンピュータである。メモリは、このコンピュータを制御するプログラムを記憶する。プログラムは、クラウド300と通信したり、家電機器5、蓄電池102およびFCユニット103の運転スケジュールの計算をクラウド300に要求したり、システムの制御に需要家(ユーザ)の意思を反映させたりするための命令を含む。CPUが各種のプログラムに基づいて機能することで、ホームゲートウェイ7に係る諸機能が実現される。
すなわちホームゲートウェイ7は、クラウド300に各種のデータを送信し、またクラウド300から各種のデータを受信する。ホームゲートウェイ7は、クラウド300、サーバコンピュータSVと通信可能なクライアント装置である。ホームゲートウェイ7から送信される各種データには、クラウド300に各種の演算を要求するための要求信号が含まれる。
ホームゲートウェイ7は有線回線または無線回線を介して端末105に接続される。端末105は操作パネルを備え、ユーザによる各種の操作や設定入力を受け付ける。ホームゲートウェイ7と端末105とを合わせてローカルサーバとしての機能を実現することも可能である。端末105はいわゆるタッチパネルなどのほか、例えば汎用的な携帯情報機器やパーソナルコンピュータ、あるいはタブレット端末などでもよい。
端末105は各種の情報を例えばLCD(Liquid Crystal Display)に表示したり、音声ガイダンスなどでユーザに通知する。通知される情報は家電機器5、PVユニット101、蓄電池102、FCユニット103の稼働状況、運転スケジュールあるいは消費電力量などである。
IPネットワーク200は、いわゆるインターネット、あるいはシステムベンダのVPN(Virtual Private Network)などである。ホームゲートウェイ7は、IPネットワーク200を経由してサーバコンピュータSVと通信したり、データベースDBとデータを授受したりできる。なおIPネットワーク200は、ホームゲートウェイ7とクラウド300との間に双方向の通信環境を形成するための、無線または有線の通信インフラストラクチャを含むことができる。
クラウド300は、収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dを備える。また、FCユニット103の制御対象モデル300g、および各種のデータ300hがクラウド300のデータベースDBに記憶される。収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dは、単体のサーバコンピュータSV、あるいは、クラウド300に分散配置される機能オブジェクトである。これらの機能オブジェクトを如何にしてシステムにインプリメントするかは、当業者によれば容易に理解されるであろう。
例えば収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dは、クラウド300のサーバコンピュータSVにより実行されるプログラムとして実現される。このプログラムは単体のコンピュータにより実行されることもできるし、複数のコンピュータを備えるシステムにより実行されることも可能である。プログラムに記載される命令が実行されることで、実施形態に係わる諸機能が実現される。
収集部300aは、ホーム100のエネルギー関連機器(家電機器5、PVユニット101、蓄電池102およびFCユニット103など)に係わる各種データを各ホーム100のホームゲートウェイ7から、定期的、あるいは不定期に取得する。また収集部300aは、ユーザの、端末105を用いた操作履歴などを端末105から取得する。なお、収集部300aと端末105とが通信回線40を介して直接通信することも可能である。
取得されたデータはデータベースDBにデータ300hとして保持される。データ300hは、各ホーム100の電力デマンド、各家電機器5の消費電力量、給湯量、稼動状態、蓄電池102の充電残量や充放電電力、PVユニット101の発電量などを含む。加えて、気象庁などから提供される気象データなどもデータ300hに含めることが可能である。
予測部300bは、収集部300aにより取得されたデータ300hに基づいて、ホーム100におけるエネルギーデマンド(電力デマンド、給湯デマンドなど)と、エネルギー生産量(発電量)を予測する。予測部300bは、例えばホーム100の電力デマンド、給湯デマンド、PVの発電量などを予測する。
計算部300cは、制御対象モデル300gと、予測されたエネルギーデマンドおよびエネルギー生産量とに基づいて、蓄電池102およびFCユニット103の運転スケジュールを計算する。つまり計算部300cは、例えば電力デマンド、給湯デマンド、およびPV発電量に基づいて、例えば蓄電池102の充放電スケジュール、またはFCユニット103の発電スケジュール(FC発電スケジュール)を計算する。
すなわち計算部300cは、ホーム100におけるエネルギー収支を最適化すべく、蓄電池102、FCユニット103の運転スケジュールを計算する。この処理を最適スケジューリングと称する。エネルギー収支を最適化することで、破棄される余剰電力を最小にしたり、エネルギーコストを最小化することができる。
エネルギー収支とは例えば光熱費収支であり、家電機器5により消費される電力エネルギーのコストと、主にPVユニット101により生成されるエネルギーの売電料金とのバランスにより評価される量である。計算された蓄電池102、FCユニット103の時系列の運転スケジュールはデータベースDBに記憶される。
制御部300dは、計算された運転スケジュールに基づいて蓄電池102、FCユニット103を制御する。すなわち制御部300dは、最適スケジューリングの結果から蓄電池102の充放電、稼動、またはFCユニット103の発電のための運転・停止指示、出力目標値などを生成する。これらの制御情報は、通信回線40を介して端末105やホームゲートウェイ7に送信される。
ホーム100の端末105は、運転スケジュールに従って制御部300dから送信された制御情報に基づく家電機器5の制御にユーザの意思を反映させるための、インタフェース部(図3のユーザインタフェース105a)を備える。ユーザインタフェース105aは、蓄電池102の充放電スケジュールやFCユニット103の発電スケジュールを表示する表示器を備える。ユーザは、表示器に表示された内容を見てスケジュールを確認したり、表示されたスケジュールの実行の許可または拒否を選択したりすることができる。これによりスケジュールの実行にユーザの意思を反映させることができる。
また、ユーザは、クラウド300にスケジュールの再計算を要求したり、そのために必要になる情報をシステムに与えたりするための指示(コマンド)を、ユーザインタフェース105aを介して入力することができる。以上の構成を基礎として、以下に、実施形態の詳細を説明する。
図3は、図2に示されるエネルギー管理システムの一例を示す機能ブロック図である。図3において、ホームゲートウェイ7は、ホーム100のPCS104、106、230、家電機器5、蓄電池102、FCユニット103、電力量計19、および分電盤20などで得られた各種のデータを定期的、あるいは不定期にクラウド300に送信する。各種のデータは例えば家電機器5の所定時間ごとの消費電力量、稼動状態、蓄電池102の充電残量(State of Charge:SOC)や充放電電力量、ホーム100の電力デマンド、給湯デマンド、PV発電量などを含む。これらのデータはデータベースDBに蓄積(store)される。またユーザの端末105の操作履歴などもクラウド300に送信され、データベースDBに蓄積されることができる。
上記データのいずれかが基準値を上回れば、あるいは下回れば、ホームゲートウェイ7は当該データをクラウド300に送信する。不定期とは、このようなタイミングでの送信を意味する。なお基準値は、ユーザインタフェース105aを用いて、ユーザにより設定されることができる。
図3において、予測部300b、計算部300c、および制御部300dは、ユーザごとに専用に設けられる機能オブジェクトとしてインプリメントされることが可能である。つまり予測部300b、計算部300c、および制御部300dの機能をユーザごとに設けることが可能である。例えばプログラムの実行過程においてスレッドを複数立てることで、このような形態が可能である。このような形態によればセキュリティを確保し易いなどのメリットがある。
予測部300bは、ユーザごとの電力デマンド、給湯デマンド、PV発電量、および気象データ(天気予報)なども用いて、対象とする日の所定時間ごとの電力デマンド、給湯デマンド、PV発電量を予測する。気象データは1日数回のタイミングで他のサーバ(気象庁など)から配信される。この気象データを受信したタイミングに合わせて予測計算を実行してもよい。
デマンドは、気象情報と過去の需要データからニューラルネットワークにより予測されたり(特開平06−276681号公報に開示)、複数のユーザの過去の需要データをグループ化し、グループごとの平均な需要変動モデルによって予測されたりする(特開2004−112869号公報に開示)ことが可能である。
給湯デマンドは、例えばカレンダ情報から予測する(特開2011−83084号公報に開示)ことができる。PV発電量は、過去データにおける異なる時刻の間の統計的相関、あるいは異なる設置位置の間の統計的相関に基づいて予測する(特開2011−200040号公報)ことが可能である。
計算部300cは、予測計算により算出された所定時間ごとのエネルギーデマンド、エネルギー供給量、エネルギー単価、および制御対象モデル300gなどに基づいて、蓄電池102およびFCユニット103の動作制御に係わる最適スケジューリングを実行する。最適スケジューリングにより、例えば蓄電池102の充放電スケジュール、およびFCユニット103の発電スケジュールが算出される。
なお、FCユニット103の起動および停止には時間やコストがかかるし、発電量目標値の変更からその実現に至るまでにはやはり時間がかかる。このため発電量目標値をある程度固定された値とし、起動/停止もできるだけ少なくするのが好ましい。
図4は制御対象モデル300gについて説明するための図である。制御対象モデル300gは、電力グリッド6、FCユニット103、蓄電池102、PVユニット101、および負荷(家電)5を構成要素として含む。FCユニット103は、FC本体220、補助ボイラ221、逆潮流防止ヒータ222、貯湯槽223およびPCS230を構成要素として含む。
PCS230は構成要素としてインバータ240を含む。インバータ240は、FC本体220により発生される直流電圧を交流電圧に変換する。またインバータ240は、自らの出力電流と出力電圧との位相差(θ)を可変することにより出力電力の力率(cosθ)を変化させる機能を備える。この力率は、計算部300c(図3)により算出されたFCユニット103の発電スケジュールに基づいて、制御部300dにより制御される。つまり発電スケジュールは、インバータ240の出力電力の力率を制御するためにも用いられる。
図4に示される変量は、下記の表に示される。
制御対象モデル300gは、各構成要素の間での入力/出力の関係を示す。構成要素間での入力変数/出力変数の関係は、表1に示される変量の関係を示す数式で表される。制御対象モデル300gは、例えば次式(1)〜(12)により表現されることが可能である。
式(1)において、ガス供給量F(t)は、FCユニット103への供給量FFC(t)と補助ボイラ221への供給量FB(t)との和で示される。FC本体220は、FFC(t)のガス供給量に対してPFC(t)だけ発電し、ΦFC(t)だけ排熱するとする。このFC本体220の入出力特性、すなわちFC本体220におけるガス供給量、発電量、および排熱量の関係は、式(2)、(3)のように近似して示される。
逆潮流防止ヒータ222は、電力PH(t)を熱量ΦH(t)の熱に変換して消費させることで、余剰電力が電力グリッド6に逆潮流しないように制御する。つまり余剰電力に相当する熱量が廃棄される。補助ボイラ221は、給湯デマンドのうち貯湯槽223からの給湯ΦST(t)で賄いきれない分の給湯ΦB(t)を供給する。
貯湯槽223の貯湯量H(t)は、式(4)に示されるように、FC本体220の排熱ΦFC(t)、逆潮流防止ヒータ222の発熱量ΦH(t)、および給湯ΦST(t)により増減する。式(4)の左辺は貯湯槽223に入る熱量を湯量ベースで表すもので、左辺第1項はr・H(t−1)=残存率×前回貯湯量=放熱後に残る湯量である。
貯湯効率(残存率)rは、時間t−1からtの間での、放熱による減少後に残る熱の割合を示す係数である。左辺第2項はFC排熱の回収量であり、第3項は逆潮流防止ヒータ222の発熱量であり、いずれも湯量換算値である。
式(4)の右辺は貯湯槽223から出る熱量との残りの熱量とを湯量ベースで示す。右辺第1項は今回の貯湯量、第2項は今回の給湯量(厳密にはt−1からtの間での給湯量)を示す。式(5)は貯湯槽223の容量制約を示す。
蓄電池102は、充放電電力PSB(t)により充電残量S(t)が増減するモデルとしてモデル化することが可能である。
式(6)は、電力の需給バランスを示す。PD(t)はホーム100の電力デマンドを示し、PC(t)は購入電力または売電電力を示し、PPV(t)はPVユニット101の発電量を示す。式(7)、(8)はFC本体220と蓄電池102からの逆潮流を禁止するという制約条件を示す。式(9)は蓄電池102の容量の制約条件を示す。
式(10)は実施形態を特徴づけるもので、FCユニット103の発電量の有効電力PFC(t)を算出するための式である。式(10)に示される変換はインバータ240(図4)により実施される。式(11)は力率を示す。式(12)は、日本においてホーム100を電力グリッド6に系統連系する上での制約を示すもので、例えば非特許文献1において示される。
計算部300c(図2、図3)は、以上のような条件のもとで、電力デマンド、給湯デマンドとPV発電量、電気・ガスの料金単価および電力買い取り価格が与えられたとき、蓄電池102の満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化するという制約条件下で、光熱費(エネルギーコスト)が最小となるように、FCユニット103による有効電力PFC(t)の発電スケジュールと、蓄電池102からの放電電力PSB(t)の放電スケジュールとを求める。最適化アルゴリズムには例えば遺伝的アルゴリズムを用いることができる。
図5は、実施形態に係る遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子設計の一例を示す概念図である。実施形態では、遺伝子にFCユニット103の発電量の有効電力PFC(t)と蓄電池102の充放電電力PSB(t)とを組み込むようにした。1日分の蓄電池102およびFCユニット103の運転スケジュールを個体とし、複数の個体から世代を形成する。
式(13)に、最大化すべき適合度Fitを示す。このFitを目的関数として最適化することにより、運転スケジュールを算出することができる。光熱費収支Cを式(14)に示し、機器稼動の不連続性に掛かるコストg(PFC(t),PSB(t))を式(15)に示す。光熱費収支Cにおけるt=0〜t=23までの総和は24時間に渡る和を求めることに対応する。
式(12)において、適合度Fitを、1日あたりの光熱費収支Cを変数とする単調増加関数f(C)に機器稼動の不連続性に掛かるコストg(PFC(t),PSB(t))>0を加算し、その逆数として表す。これは、ホーム100のデマンドをPV発電量が大きく上回ると光熱費収支Cが負になる可能性を考慮し、光熱費収支Cの減少と適合度Fitの増加とを対応させるためである。実施形態ではf(C)>0となる関数を用いる。
以上の式に、電力デマンド、給湯デマンド、PV発電量、電気料金単価、ガス料金単価およびPV買取価格を与え、突然変異、交差、淘汰など、遺伝的操作を繰り返してFitを最大化する。これにより、光熱費収支Cの最小化を促す、FCユニット103の発電量の有効電力PFC(t)と蓄電池102の充放電PSB(t)との系列を求めることが可能になる。
図6は、実施形態に係る最適化演算の手順の一例を示すフローチャートである。計算部300cは例えば遺伝的アルゴリズム(genetic algorithm)により最適化演算を実施する。
(ステップS2−1) 初期個体群の生成
制約条件を満足するn個の初期個体を、過去の実績値に基づいて、あるいはランダムに発生させる。制約条件を満足しない固体は遺伝子をビット反転させて、制約条件を満足させるように改変する。
(ステップS2−2) 終了判定処理
ステップS2−3〜S2−6の処理を繰り返す処理である。各個体の適合度およびその世代での平均適合度を計算する。ステップS2−2のループが規定回数になればアルゴリズム演算は終了される。または、その世代における平均適応度を前2世代の平均適応度と比較し、その結果が任意に設定した値ε以下であればアルゴリズムは終了される。
(ステップS2−3) 淘汰
制約条件を満足しない個体を淘汰する。また、予め定義した個体数以上の個体が存在する場合は適応度の悪い(適応度の小さい)個体をその個数まで淘汰する。
(ステップS2−4) 増殖
個体数が予め定義した個体数より少ない場合、適応度が最良の個体を増殖させる。
(ステップS2−5) 交叉
ランダムにペアリングを行う。ペアリングは全個体数に対する割合(交叉率)分だけ行い、ペアごとにランダムに遺伝子座を選び、一点交叉させる。
(ステップS2−6) 突然変異
全個体数に対する割合(突然変異率)分だけランダムに個体を選び、各個体の任意(ランダムに決定する)の遺伝子座の遺伝子をビット反転させる。
(ステップS2−2)〜(ステップS2−6)の手順は、世代数<最大世代数の条件が満たされるまで、世代数をインクリメントしつつ繰り返される。この条件が満たされれば結果出力(ステップS2−7)ののち終了となる。
図7は、実施形態における処理手順の一例を示すシーケンス図である。最適化演算には電力デマンド予測、給湯デマンド予測、PV発電量予測などの処理が必要である。よって図7に示されるシーケンスは、予測計算の実施されるタイミング(例えば1日数回)に合わせて実行される。
図7において、予測部300bは、ホーム100における所定時間ごとの電力デマンド、給湯デマンド、PV発電量などの実測データをデータベースDBから取得する(ステップS1)。このステップでは現在のデータだけでなく、例えば前年同日のデータなど過去のデータが取得されても良い。次に予測部300bは、所定時間ごとのホーム100における電力デマンド、給湯デマンドおよびPV発電量を予測する(ステップS2)。算出された予測データは計算部300cに渡される。
計算部300cは、余剰電力を最小化しエネルギー収支を最適化すべく、最適スケジューリングを実行する(ステップS3)。すなわち計算部300cは、予測部300bから渡された予測データに基づいて、例えば遺伝的アルゴリズムに基づいて式(13)のFitを最適化することにより運転スケジュールを算出する。算出された運転スケジュールは、FCユニット103の発電量の有効電力のスケジュール、および蓄電池102の充放電量の所定時間ごとのスケジュールを含む。運転スケジュールはデータベースDBに記憶され、また、IPネットワーク200を介してホーム100の端末105に送信される。
端末105は、受信した運転スケジュールをグラフィカルに表示する(ステップS4)。運転スケジュールの送信から表示に係わるルーチンは定期的に、あるいはユーザからの要求に応じて実行される。ユーザは、表示された運転スケジュールの実行を許可するか、許可しないかを、端末105のユーザインタフェースを介して指定する(ステップS5)。許可されなければ、その旨がIPネットワーク200を介して計算部300cに通知され、ステップS3からの手順が再度実行される。許可されれば、その旨がIPネットワーク200を介して制御部300dに通知される。
制御部300dは、許可された運転スケジュールをデータベースDBから取得する(ステップS6)。次に制御部300dは、許可された運転スケジュールに沿ってホーム100の蓄電池102、FCユニットあるいは家電機器5を制御するための制御情報を作成する(ステップS7)。この制御情報はIPネットワーク200を介してホーム100のホームゲートウェイ7に送信される。
制御情報は、例えば蓄電池102の充放電、FCユニット103の発電のための運転・停止指示、出力目標値などを含む。制御情報を受けたホームゲートウェイ7は、制御情報の内容に従って、制御対象の機器(蓄電池102、FCユニットあるいは家電機器5など)を制御する。以上の手順はスケジューリングの時間間隔ごとに繰り返される。
図8は、実施形態により得られる効果を説明するための図である。図8はホーム100の1日の電力デマンドと給湯デマンドとの予測結果に基づき算出された、蓄電池102およびFCユニット103の1日分の運転スケジュールの一例を示す。電気料金単価は7:00から23:00までが28円/kWh、23:00から翌日7:00までが9円/kWhの昼夜別料金を想定した。図8においては売電による光熱費収支の改善については想定せず、電力デマンド、給湯デマンドと電気、ガスの料金単価のみを用いた計算結果を示す。
蓄電池102の運転スケジュールは、電気料金単価の安い時間帯(0:00〜6:00)に充電し、電気料金単価の高い時間帯(7:00〜10:00、13:00〜22:00)に放電するようになっている。これにより、電気料金単価の高い時間帯の購入電力が減るので電気代を減らすことできる。
FCユニット103は一定の出力で稼働しているように見えるが、その出力の力率は単位時間ごとに制御されている。従って有効電力の値も変化し、その増減は、余剰電力が解消するように作用する。発電量が電力需要を上回る時間(12:00〜14:00)は余剰発電量を蓄電池102に充電することも可能である。よって発電された電力が逆潮流防止ヒータ222で無駄に消費(廃棄)されることを防止でき、ガス代も削減することが可能になる。逆潮流防止ヒータ222は、24時間に渡って稼働することなく推移していることが分かる。
以上述べたように実施形態では、ホーム100におけるPV発電量、電力デマンド、給湯デマンドが予測される。そして、予測されたデマンドに基づいて、設定した制約条件下で評価関数を最小化する最適化計算により運転スケジュールが算出される。
つまり、FCユニット103の発電量の有効電力を可変とした制御対象モデルに基づいて、FCユニット103の運転スケジュールおよび蓄電池102の充放電スケジュールを最適化するようにしている。FCユニット103の発電量の有効電力は、インバータ230の出力電力の力率を制御することで実現される。
また実施形態では、式(13)、(14)に示されるように、最大化すべき適合度Fitを示す関数に、FCユニット103の稼働に要するガス料金が含まれるようにした。これにより、可能解が存在するという条件下で、逆潮流防止ヒータ222を無駄に動作させるようなスケジュールは最適化計算の過程で淘汰される方向に作用する。
さらに、ステップS1−2の予測手順と、ステップS1−3の最適スケジューリング(図6)とを組み合せることで、一日分程度のまとまった期間のデマンド予測、給湯デマンド予測およびPV発電予測に応じて、FCユニット103の発電スケジュールや蓄電池102の充放電スケジュールといった需給計画を、全体のバランスを考慮したうえで作成できるようになる。
従って、蓄電池102が満充電になり、FCユニット103の余剰電力を充電できないケースや、蓄電池102から放電すべきときに充電残量が足りないといったケースを回避することが可能になる。
以上からこの実施形態によれば、商用電力系統に逆潮流できない余剰電力が無駄に消費されることを防止可能なエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバおよびクライアント装置を提供することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば図3において、予測部300b、計算部300c、および制御部300dを、複数のユーザごとに設けられる機能オブジェクトとしてインプリメントすることも可能である。つまり予測部300b、計算部300cによる演算を、複数のユーザをまとめた単位で実行することも可能である。このような形態によれば計算リソースの節約などのメリットを得ることが可能である。
また、制御部300dをクラウド300でなく、クライアント装置としてのホームゲートウェイ7の機能としてインプリメントすることも可能である。
つまり実施形態では、ホーム100の蓄電池102およびFCユニット103を、クラウド300で計算された運転スケジュールに基づいて、クラウド300から制御するようにした。これに代えて、蓄電池102およびFCユニット103を、クラウド300で計算された運転スケジュールに基づいて、ホームゲートウェイ7により制御することももちろん可能である。
このような形態では、制御部300dに相当する機能を持つアプリケーションをホームゲートウェイ7にインストールし、このアプリケーションに、クラウド300で計算された運転スケジュールを通知するようにすればよい。
また、運転スケジュールを算出するための解法として遺伝的アルゴリズムは唯一のものではない。他の種々のアルゴリズムを用いて最適な運転スケジュールを算出することが可能である。
また、図5に示される遺伝子設計に示される有効電力PFC(t)を、FC本体220の発電量の皮相電力であるSFC(t)と力率cosθとのセットで示すこともできる。このケースでは図5に示される遺伝子設計を図9のように表現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5…家電機器、6…電力グリッド、7…ホームゲートウェイ、7a…通信部、19…電力量計、20…分電盤、21…配電線、25…ホームネットワーク、40…通信回線、61…変圧器、100…ホーム、101…PVユニット、102…蓄電池、103…FCユニット、104,106,230…PCS、105…端末、105a…ユーザインタフェース、200…IPネットワーク、220…FC本体、221…補助ボイラ、222…逆潮流防止ヒータ、223…貯湯槽、240…インバータ、300…クラウドコンピューティングシステム、300a…収集部、300b…予測部、300c…計算部、300d…制御部、300g…制御対象モデル、300h…データ

Claims (29)

  1. 自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物のエネルギーを管理するエネルギー管理システムであって、
    前記建物におけるエネルギーデマンドを予測する予測部と、
    前記予測されたエネルギーデマンドに基づいて、前記建物におけるエネルギー収支を最適化すべく前記エネルギー関連機器の運転スケジュールを計算する計算部と、
    前記計算された運転スケジュールに基づいて前記エネルギー関連機器を制御する制御部とを具備する、エネルギー管理システム。
  2. 前記自家発電装置は、燃料電池ユニットを含み、
    前記計算部は、余剰電力を最小化すべく前記燃料電池ユニットの発電量の有効電力の発電スケジュールを計算する、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  3. 前記燃料電池ユニットは、
    直流電圧を発生する燃料電池と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備え
    前記制御部は、前記インバータから出力される交流電力の力率を前記発電スケジュールに基づいて制御する、請求項2に記載のエネルギー管理システム。
  4. 前記自家発電装置は、再生可能エネルギーに由来する電力を発電する創エネルギー機器を含み、
    前記予測部は、前記創エネルギー機器の発電量を予測し、
    前記計算部は、前記予測されたエネルギーデマンドと前記予測された発電量とに基づいて前記運転スケジュールを計算する、請求項3に記載のエネルギー管理システム。
  5. 前記エネルギー関連機器は、蓄電装置を含み、
    前記計算部は、前記蓄電装置の充放電スケジュールを計算する、請求項4に記載のエネルギー管理システム。
  6. 前記計算部は、前記燃料電池ユニット、前記創エネルギー機器および前記蓄電装置を含む制御対象モデルに係わる変量を含む目的関数を最適化して前記運転スケジュールを計算する、請求項5に記載のエネルギー管理システム。
  7. 前記目的関数は、電気料金、ガス料金および売電価格を変数として含む、請求項6に記載のエネルギー管理システム。
  8. 前記計算部は、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項6および7のいずれか1項に記載のエネルギー管理システム。
  9. さらに、前記運転スケジュールにユーザの意思を反映させるためのインタフェース部を備える、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  10. 前記取得部、前記予測部、前記計算部、および前記制御部の少なくともいずれか1つは、クラウドコンピューティングシステムに配置される機能オブジェクトである、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  11. 自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物のエネルギーを管理するエネルギー管理方法であって、
    前記建物におけるエネルギーデマンドを予測し、
    前記予測されたエネルギーデマンドに基づいて、前記建物におけるエネルギー収支を最適化すべく前記エネルギー関連機器の運転スケジュールを計算し、
    前記計算された運転スケジュールに基づいて前記エネルギー関連機器を制御する、エネルギー管理方法。
  12. 前記自家発電装置は、燃料電池ユニットを含み、
    余剰電力を最小化すべく前記燃料電池ユニットの発電量の有効電力の発電スケジュールを計算する、請求項11に記載のエネルギー管理方法。
  13. 前記燃料電池ユニットは、
    直流電圧を発生する燃料電池と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備え
    前記インバータから出力される交流電力の力率を前記発電スケジュールに基づいて制御する、請求項12に記載のエネルギー管理方法。
  14. 前記自家発電装置は、再生可能エネルギーに由来する電力を発電する創エネルギー機器を含み、
    前記創エネルギー機器の発電量を予測し、
    前記予測されたエネルギーデマンドと前記予測された発電量とに基づいて前記運転スケジュールを計算する、請求項13に記載のエネルギー管理方法。
  15. 前記エネルギー関連機器は、蓄電装置を含み、
    前記蓄電装置の充放電スケジュールを計算する、請求項14に記載のエネルギー管理方法。
  16. 前記燃料電池ユニット、前記創エネルギー機器および前記蓄電装置を含む制御対象モデルに係わる変量を含む目的関数を最適化して前記運転スケジュールを計算する、請求項15に記載のエネルギー管理方法。
  17. 前記目的関数は、電気料金、ガス料金および売電価格を変数として含む、請求項16に記載のエネルギー管理方法。
  18. 前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項16および17のいずれか1項に記載のエネルギー管理方法。
  19. 請求項11乃至18のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるための命令を含む、プログラム。
  20. 自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物のクライアント装置と通信可能なサーバであって、
    前記エネルギー関連機器に係わるデータを前記クライアント装置から取得する取得部と、
    前記取得されたデータに基づいて前記建物におけるエネルギーデマンドを予測する予測部と、
    前記予測されたエネルギーデマンドに基づいて、前記建物におけるエネルギー収支を最適化すべく前記エネルギー関連機器の運転スケジュールを計算する計算部とを具備する、サーバ。
  21. 前記自家発電装置は、燃料電池ユニットを含み、
    前記計算部は、余剰電力を最小化すべく前記燃料電池ユニットの発電量の有効電力の発電スケジュールを計算する、請求項20に記載のサーバ。
  22. 前記燃料電池ユニットは、
    直流電圧を発生する燃料電池と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備え、
    前記計算部は、前記インバータから出力される交流電力の力率を制御するための前記発電スケジュールを計算する、請求項21に記載のサーバ。
  23. 前記自家発電装置は、再生可能エネルギーに由来する電力を発電する創エネルギー機器を含み、
    前記予測部は、前記創エネルギー機器の発電量を予測し、
    前記計算部は、前記予測されたエネルギーデマンドと前記予測された発電量とに基づいて前記運転スケジュールを計算する、請求項22に記載のサーバ。
  24. 前記エネルギー関連機器は、蓄電装置を含み、
    前記計算部は、前記蓄電装置の充放電スケジュールを計算する、請求項23に記載のサーバ。
  25. 前記計算部は、前記燃料電池ユニット、前記創エネルギー機器および前記蓄電装置を含む制御対象モデルに係わる変量を含む目的関数を最適化して前記運転スケジュールを計算する、請求項24に記載のサーバ。
  26. 前記目的関数は、電気料金、ガス料金および売電価格を変数として含む、請求項25に記載のサーバ。
  27. 前記計算部は、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項25および26のいずれか1項に記載のサーバ。
  28. 自家発電装置を含むエネルギー関連機器を備える建物に設けられ、サーバと通信可能なクライアント装置であって、
    前記エネルギー関連機器に係わるデータに基づいて予測された前記建物のエネルギーデマンドに基づいて前記建物におけるエネルギー収支を最適化すべく前記サーバにより計算された前記エネルギー関連機器の運転スケジュールに基づいて、前記エネルギー関連機器を制御する制御部を具備する、クライアント装置。
  29. 前記自家発電装置は、直流電圧を発生する燃料電池と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備える燃料電池ユニットを含み、
    前記制御部は、前記インバータから出力される交流電力の力率を前記運転スケジュールに基づいて制御する、請求項28に記載のクライアント装置。
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