JP2015106940A - コイルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルに位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルユニットから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減するコイルユニットを提供すること。
【解決手段】コイルユニットLtu1は、並置された第1及び第2のコイルLta、Ltbと、第1及び第2のコイルLta,Ltbの背面側であって、第1及び第2のコイルLta,Ltbの並び方向に第1のコイルLtaの中心と第2のコイルLtbの中心を間に介して配置され、軸方向が第1及び第2のコイルLta,Ltbの軸方向と略直交する第3及び第4のコイルLtc,Ltdを備え、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdによって、第1〜第4のコイルLta〜Ltdに供給される電流の向き又は位相を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤレスにて電力を送電あるいは受電するためのコイルユニットに関するものである。
近年、ケーブル等の機械的接触なしで電力を送電するために、相対させた1次(送電)コイルと2次(受電)コイルの間の電磁誘導作用を利用したワイヤレス電力伝送技術が注目されている。
このワイヤレス電力伝送技術を電気自動車等への電力の給電装置として適用した場合、地面等に設置された送電コイルと電気自動車等に搭載された受電コイルの位置関係は必ずしも一定とはならないことが想定される。このように、送電コイルと受電コイルの位置ずれが生じた場合には、コイル間の磁気的な結合が著しく低下し、その結果、電力伝送効率が低下してしまうことが問題であった。
これに対して、特許文献1では、平面上に間隔を空けて配置された複数個のコアを用いた非接触給電装置の技術が提案されている。特許文献1に記載された非接触給電装置では、複数個のコアが間隙を寸法に含めた、拡大された大きさのコアとして作用することから、位置ずれに対して強くなることが開示されている。
特開2010−172084号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数個のコアを平面上に間隔を空けて配置しているため、コイルから離れた場所に周回する磁束が発生し易くなることから、位置ずれに対して強くなる反面、コイルから離れた場所に不要な漏洩磁界が形成され易くなることが問題であった。特に、ワイヤレス電力伝送技術を電気自動車等のパワーエレクトロニクス装置における充電装置へ適応した場合においては、大電力伝送が要求されるためにコイルに大電流を流す必要があることから、コイルから離れた場所に形成される漏洩磁界強度も高くなり、周囲の電子機器等に悪影響を及ぼす電磁波障害が生じる虞があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルユニットから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減したコイルユニットを提供することを目的とする。
本発明に係るコイルユニットは、送電側から受電側へのワイヤレス電力伝送用に用いられるコイルユニットであって、並置された第1及び第2のコイルと、第1のコイルの背面側に配置された第3のコイルと、第2のコイルの背面側に配置された第4のコイルと、駆動制御部と、を備え、第3及び第4のコイルの軸方向は、第1及び第2のコイルの軸方向と非平行であり、第3及び第4のコイルは、第1及び第2のコイルの並び方向に第1のコイルの中心と第2のコイルの中心を間に介して配置され、駆動制御部は、第1〜第4のコイルの各コイルに流れる電流の向き又は位相を制御することを特徴とする。
本発明によれば、駆動制御部が第1〜第4のコイルの各コイルに流れる電流の向き又は位相を制御している。そのため、コイル間の位置ずれに応じて、電力伝送に寄与する磁束が鎖交するコイルに流れる電流の向きを整合させることができるとともに、電力伝送に寄与する磁束が鎖交しないコイルによって、電力伝送に寄与する磁束と周回方向が逆向きの磁束を発生させることができる。ここで、第3及び第4のコイルは、第1及び第2のコイルの背面側であって、第1及び第2のコイルの並び方向に第1のコイルの中心と第2のコイルの中心を間に介して配置され、第3及び第4のコイルの軸方向は、第1及び第2のコイルの軸方向と非平行である。このような構成により、第3及び第4のコイルに鎖交する磁束は、コイルユニットから離れた場所にまで周回し易くなり、電力伝送に寄与する磁束をよりコイルユニットから離れた場所にまで周回させることができるとともに、漏洩磁界を相殺する磁束もよりコイルユニットから離れた場所にまで周回させることができる。したがって、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルユニットから離れた場所に不要な漏洩磁界を形成する磁束が相殺されることから、コイルユニットから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減することができる。
好ましくは、第3のコイルの軸方向は、第1のコイルの軸方向に対して略直交し、第4のコイルの軸方向は、第2のコイルの軸方向に対して略直交するように構成されるとよい。この場合、第3及び第4のコイルにより、コイルユニットから離れた場所にまで大きく周回する磁束をより発生させ易くなる。その結果、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減する効果をより一層高くすることができる。
好ましくは、第1〜第4のコイルのそれぞれは、磁性コアをさらに備え、第1のコイルの磁性コアは、第2のコイルの磁性コアに連結され、第3のコイルの磁性コアは、第1のコイルの磁性コアに連結され、第4のコイルの磁性コアは、第2のコイルの磁性コアに連結されているとよい。この場合、第1〜第4のコイルそれぞれの磁性コアが全て連結されることとなるので、電力伝送に寄与する磁束をより効率良く発生させることができるとともに、漏洩磁界を相殺する磁束もより効率良く発生させることができる。その結果、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減する効果をより一層高くすることができる。
以上のように、本発明によれば、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルユニットから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減したコイルユニットを提供することができる。
本発明の好適な実施形態に係るコイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示すシステム構成図である。 本発明の好適な実施形態に係る送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。 図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じていない場合の電力伝送に寄与する磁束を模式的に示した図である。 図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じていない場合のコイルから離れた場所にまで大きく周回する磁束を模式的に示した図である。 図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じた場合の電力伝送に寄与する磁束を模式的に示した図である。 図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じた場合のコイルから離れた場所にまで大きく周回する磁束を模式的に示した図である。 比較例1の送電コイルユニットを受電コイルユニットとともに示す断面図である。 実施例1と比較例1の結合係数の測定結果である。 実施例1と比較例1の漏洩磁界強度の測定結果である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の好適な実施形態に係るコイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置S1の全体構成について説明する。図1は、本発明の好適な実施形態に係るコイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示すシステム構成図である。なお、本発明の好適な実施形態に係るコイルユニットは、ワイヤレス送電装置における送電コイルユニットおよびワイヤレス受電装置における受電コイルユニットのいずれにも適用可能であるが、以下の実施形態では本発明の好適な実施形態に係るコイルユニットをワイヤレス送電装置における送電コイルユニットに適用した例について説明する。
ワイヤレス電力伝送装置S1は、図1に示されるように、ワイヤレス送電装置Ut1と、ワイヤレス受電装置Urと、を有する。
ワイヤレス送電装置Ut1は、電源PWと、インバータINVと、送電コイルユニットLtu1と、を有する。ワイヤレス受電装置Urは、受電コイルLrと、整流回路DBと、を有する。
まず、ワイヤレス送電装置Ut1の構成について説明する。電源PWは、直流電力を後述するインバータINVに供給する。電源PWとしては、直流電力を出力するものであれば特に制限されず、商用交流電源を整流・平滑した直流電源、二次電池、太陽光発電した直流電源、あるいはスイッチングコンバータ等のスイッチング電源装置などが挙げられる。
インバータINVは、電源PWから供給される入力直流電力を交流電力に変換する機能を有している。本実施形態では、インバータINVは、電源PWから供給される入力直流電力を交流電力に変換し、後述する送電コイルユニットLtu1に供給する。インバータINVとしては、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路から構成される。このスイッチング回路を構成するスイッチング素子としては、例えばMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)やIBGT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの素子が挙げられる。
送電コイルユニットLtu1は、インバータINVから供給された交流電力を後述する受電コイルユニットLruに送電する機能を有する。なお、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、送電コイルユニットLtu1は、地中または地面近傍に配設されることとなる。
次に、ワイヤレス受電装置Urの構成について説明する。受電コイルLrは、送電コイルユニットLtu1から送電された交流電力を受電する機能を有する。なお、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、受電コイルLrは、車両下部に搭載されることとなる。
整流回路DBは、受電コイルLrが受電した交流電力を直流電力に整流する機能を有している。整流回路DBとしては、ダイオードブリッジを用いた全波整流機能と、コンデンサ及び三端子レギュレータを用いた電力平滑化機能を備えた変換回路などが挙げられる。この整流回路DBにより整流された直流電力は、負荷Rに出力される。ここで、負荷Rとしては、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、車両が有する二次電池や回転機が挙げられる。なお、負荷Rが交流回転機の場合、ワイヤレス受電装置Urの整流回路DBと負荷Rとの間にインバータ(図示しない)を付加して交流回転機に交流電力を供給するように構成する必要がある。
続いて、図1及び図2を参照して、本発明の好適な実施形態に係る送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrについて詳細に説明する。図2は、本発明の好適な実施形態に係る送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。
送電コイルユニットLtu1は、図1及び図2に示されるように、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdと、第1〜第4のコイルLta〜Ltdと、磁性体F1と、を有する。本実施形態においては、第1〜第4のコイルLta〜Ltdは、それぞれ第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdを介して、電気的に直列接続されている。
第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdは、それぞれ第1〜第4のコイルLta〜Ltdに流れる電流の向き又は位相を制御する。なお、本実施形態における電流の位相制御は、同位相もしくは逆位相の電流をコイルに供給する制御のことである。したがって、本実施形態における電流の位相制御は、コイルに流れる電流の向きの制御と実質的に同義である。すなわち、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdは、インバータやサイリスタ等を用いた位相制御でもよいが、機械的スイッチなどを用いて第1〜第4のコイルLta〜Ltdそれぞれに流れる電流の向きを選択する回路を構成すれば、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdを比較的容易に実現することができる。具体的には、第1の駆動制御部Saが第1のコイルLtaに流れる電流の向き(位相)を制御し、第2の駆動制御部Sbが第2のコイルLtbに流れる電流の向き(位相)を制御し、第3の駆動制御部Scが第3のコイルLtcに流れる電流の向き(位相)を制御し、第4の駆動制御部Sdが第4のコイルLtdに流れる電流の向き(位相)を制御する。
第1のコイルLtaは、磁性コアCtaと巻線Wtaを備えている。第1のコイルLtaは、略方形を呈した平面状のスパイラル構造のコイルであり、磁性コアCtaに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wtaを巻回して形成されている。第1のコイルLtaの軸方向は、第1及び第2のコイルLta,Ltbと後述する受電コイルLrとの対向方向に対して平行となっている。第1のコイルLtaの巻数は、後述する受電コイルLrとの間の離間距離や、所望の電力伝送効率などに基づいて適宜設定される。
第2のコイルLtbは、磁性コアCtbと巻線Wtbを備えている。第2のコイルLtbは、略方形を呈した平面状のスパイラル構造のコイルであり、磁性コアCtbに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wtbを巻回して形成されている。第2のコイルLtbの軸方向は、第1及び第2のコイルLta,Ltbと後述する受電コイルLrとの対向方向に対して平行となっている。第2のコイルLtbは、第1のコイルLtaと同一平面上に並置されており、第1及び第2のコイルLta,Ltbの配置間隔や第2のコイルLtbの巻数は、後述する受電コイルLrとの間の離間距離や所望の電力伝送効率などに基づいて適宜設定される。
第3のコイルLtcは、磁性コアCtcと巻線Wtcを備えている。第3のコイルLtcは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCtcに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wtcを巻回して形成されている。第3のコイルLtcの軸方向は、第1のコイルLtaの軸方向に対して非平行となっている。このような構成により、第3のコイルLtcが発生する磁束は、第3のコイルLtcから離れた場所にまで周回し易くなる。本実施形態においては、第3のコイルLtcの軸方向は、第1のコイルLtaの軸方向に対して直交している。この場合、第3のコイルLtcにより、第3のコイルLtcから離れた場所にまで周回する磁束をより発生させ易くなる。また、第3のコイルLtcは、第1のコイルLtaの背面側に配置される。すなわち、第3のコイルLtcは、第1及び第2のコイルLta,Ltbの後述する受電コイルLrと対向する側とは反対側に配置される。より具体的には、第3のコイルLtcは、第1及び第2のコイルLta,Ltbと後述する受電コイルLrとの対向方向から見て、第1のコイルLtaと重なり合うように配置されている。
第4のコイルLtdは、磁性コアCtdと巻線Wtdを備えている。第4のコイルLtdは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCtdに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wtdを巻回して形成されている。第4のコイルLtdの軸方向は、第2のコイルLtbの軸方向に対して非平行となっている。このような構成により、第4のコイルLtdが発生する磁束は、第4のコイルLtdから離れた場所にまで周回し易くなる。本実施形態においては、第4のコイルLtdの軸方向は、第2のコイルLtbの軸方向に対して直交している。この場合、第4のコイルLtdにより、第4のコイルLtdから離れた場所にまで周回する磁束をより発生させ易くなる。また、第4のコイルLtdは、第2のコイルLtbの背面側に配置される。すなわち、第4のコイルLtdは、第1及び第2のコイルLta,Ltbの後述する受電コイルLrと対向する側とは反対側に配置されている。より具体的には、第4のコイルLtdは、第1及び第2のコイルLta,Ltbと後述する受電コイルLrとの対向方向から見て、第2のコイルLtbと重なり合うように配置されている。
第3及び第4のコイルLtc,Ltdは、第1及び第2のコイルLta,Ltbの並び方向に第1のコイルLtaの中心と第2のコイルLtbの中心を間に介して配置される。すなわち、第1及び第2のコイルLta,Ltbの並置方向において、第3のコイルLtcと第4のコイルLtdが第1及び第2のコイルLta,Ltbの中心部の両外側に位置するように配置される。この場合、第3及び第4のコイルLtc,Ltdによって、送電コイルユニットLtu1から離れた場所にまで周回する磁束をより発生し易くなる。
磁性体F1は、第1及び第2のコイルLta,Ltbの後述する受電コイルLrと対向する側とは反対側の面に沿って延びている。本実施形態においては、磁性体F1は、図2に示すように、第1及び第2のコイルLta,Ltbと後述する受電コイルLrとの対向方向における後述する受電コイルLr側の面(図示上面)の両端付近で、それぞれ第1のコイルLtaの磁性コアCtaと第2のコイルLtbの磁性コアCtbに接続されている。また、磁性体F1は、図2に示すように、第1及び第2のコイルLta,Ltbの並置方向における両側面(図示左側面及び右側面)において、それぞれ第3のコイルLtcの磁性コアCtcと第4のコイルLtdの磁性コアCtdに接続されている。このような構成により、第1のコイルLtaの磁性コアCtaは、第2のコイルLtbの磁性コアCtbに連結され、第3のコイルLtcの磁性コアCtcは、第1のコイルLtaの磁性コアCtaに連結され、第4のコイルLtdの磁性コアCtdは、第2のコイルLtbの磁性コアCtbに連結されることなる。すなわち、第1〜第4のコイルLta〜Ltdそれぞれの磁性コアCta〜Ctdが全て連結されることとなるので、電力伝送に寄与する磁束をより効率良く発生させることができるとともに、漏洩磁界を相殺する磁束もより効率良く発生させることができる。その結果、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減する効果がより一層高くなる。
受電コイルLrは、図2に示されるように、磁性コアCrと巻線Wrを備えている。受電コイルLrは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCrに巻線Wrを巻回して形成されている。
続いて、図3及び図4を参照して、コイル間の位置に応じた第1〜第4のコイルLta〜Ltdが発生する磁束の相対的な関係と不要な漏洩磁界の低減作用について詳細に説明する。図3aは、図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じていない場合の電力伝送に寄与する磁束を模式的に示した図である。図3bは、図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じていない場合のコイルから離れた場所にまで大きく周回する磁束を模式的に示した図である。図4aは、図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じた場合の電力伝送に寄与する磁束を模式的に示した図である。図4bは、図2において、送電コイルユニットと受電コイルに位置ずれが生じた場合のコイルから離れた場所にまで大きく周回する磁束を模式的に示した図である。なお、図3及び図4に示される磁束は、それぞれの磁束の向きのみを模式的に示したものであって、磁束密度を示すものではない。また、図3及び図4では、第1〜第4のコイルLta〜Ltdの磁性コアCta〜Ctdと、磁性体F1と、受電コイルLrの磁性コアCrの中における磁束の図示は省略している。
まず、図3を参照して、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じていない場合の第1〜第4のコイルLta〜Ltdが発生する磁束の相対的な関係と不要な漏洩磁界の低減作用について詳細に説明する。なお、本例において、位置ずれが生じていない状態とは、送電コイルユニットLtu1の中心点と受電コイルの中心点を結ぶ仮想線が第1及び第2のコイルLta,Ltbの軸方向と平行となる状態を指す。
送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じていない場合、図3aに示されるように、第1及び第2のコイルLta,Ltbによって電力伝送に寄与する磁束Bt1を発生させる。具体的には、第1及び第2のコイルLta,Ltbが発生する磁束Bt1は、第1のコイルLtaを、第1のコイルLtaから受電コイルLrに向かう方向(図示上向き)に鎖交するとき、第2のコイルLtbを、受電コイルLrから第2のコイルLtbに向かう方向(図示下向き)に鎖交する。つまり、磁束Bt1は、第1のコイルLtaに鎖交する向きと第2のコイルLtbに鎖交する向きが互いに逆向きとなっている。このような磁束Bt1を発生させるには、第1のコイルLtaが発生する磁界の方向と第2のコイルLtbが発生する磁界の方向が互いに逆向きとなるようにすればよい。例えば、第1のコイルLtaと第2のコイルLtbの巻回方向が互いに同じ向きの場合は、第1のコイルLtaに供給される電流の位相と第2のコイルLtbに供給される電流の位相とが逆位相となるように、第1の駆動制御部Saと第2の駆動制御部SbがそれぞれインバータINVから第1のコイルLta及び第2のコイルLtbに供給される電流の位相を制御すればよく、第1のコイルLtaと第2のコイルLtbの巻回方向が互いに逆向きの場合は、第1のコイルLtaに供給される電流の位相と第2のコイルLtbに供給される電流の位相とが同位相となるように、第1の駆動制御部Saと第2の駆動制御部SbがそれぞれインバータINVから第1のコイルLta及び第2のコイルLtbに供給される電流の位相を制御すればよい。この磁束Bt1が受電コイルLrに鎖交することで、受電コイルLrの巻線Wrに起電力が生じる。そして、受電コイルLrに生じた電力は、整流回路DBによって整流され、負荷Rに出力される。
また、このとき第1及び第2のコイルLta,Ltbは、図3bに示されるように、磁束Bt1以外に第1のコイルLtaを、第1のコイルLtaから受電コイルLrへ向かう方向(図示上向き)に鎖交し、かつ、第2のコイルLtbを、受電コイルLrから第2のコイルLtbへ向かう方向(図示下向き)に鎖交しつつ、コイルから離れた場所にまで大きく周回する(図示時計回り)磁束Bn1を発生する。さらに、このとき第3のコイルLtcは、図3bに示されるように、第1のコイルLtaを、第1のコイルLtaから受電コイルLrに向かう方向(図示上向き)に鎖交し、第3のコイルLtcを、第3のコイルLtcから第1のコイルLtaに向かう方向(図示右向き)に鎖交しつつ、コイルから離れた場所にまで大きく周回する(図示反時計回り)磁束Bc1aを発生する。同様に、第4のコイルLtdは、図3bに示されるように、第4のコイルLtdを、第2のコイルLtbから第4のコイルLtdに向かう方向(図示右向き)に鎖交し、第2のコイルLtbを、受電コイルLrから第2のコイルLtbに向かう方向(図示下向き)に鎖交しつつ、コイルから離れた場所にまで大きく周回する(図示反時計回り)磁束Bc1bを発生する。
このような磁束Bc1a,Bc1bを発生させるには、例えば、第3のコイルLtcの巻線Wtcにおける第1のコイルLtaの巻線Wtaと最も近接する部分(図示第3のコイルLtcの巻線Wtcの上面部分)を通過する電流の向きが、第1のコイルLtaの巻線Wtaにおける第3のコイルLtcの巻線Wtcと最も近接する部分(図示第1のコイルLtaの巻線Wtaの左側部分)を通過する電流の向きと同じとなるように、第3の駆動制御部ScがインバータINVから第3のコイルLtcに供給される電流の位相を制御すればよい。同様に、第4のコイルLtdの巻線Wtdにおける第2のコイルLtbの巻線Wtbと最も近接する部分(図示第4のコイルLtdの巻線Wtdの上面部分)を通過する電流の向きが、第2のコイルLtbの巻線Wtbにおける第4のコイルLtdの巻線Wtdと最も近接する部分(図示第2のコイルLtbの巻線Wtbの右側部分)を通過する電流の向きと同じとなるように、第4の駆動制御部SdがインバータINVから第4のコイルLtdに供給される電流の位相を制御すればよい。
ここで、磁束Bn1は、受電コイルLrに鎖交しないため、電力伝送には寄与せず、コイルの周辺に不要な漏洩磁界を形成する磁束となる。上述したように、第3のコイルLtcが発生する磁束Bc1aと第4のコイルLtdが発生する磁束Bc1bもコイルから離れた場所を周回しており、この磁束Bc1a,Bc1bの周回方向(図示反時計回り)は第1及び第2のコイルLta,Ltbが発生する磁束Bn1の周回方向(図示時計回り)とは逆向きである。つまり、第1及び第2のコイルLta,Ltbが発生する磁束Bn1と、第3及び第4のコイルLtc,Ltdが発生する磁束Bc1a,Bc1bは、送電コイルユニットLtu1から離れた場所において、互いに打消し合うこととなる。したがって、送電コイルユニットLtu1から離れた場所の磁束密度は低下し、その結果、不要な漏洩磁界が低減される。
続いて、図4を参照して、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合の第1〜第4のコイルLta〜Ltdが発生する磁束の相対的な関係と不要な漏洩磁界の低減作用について詳細に説明する。図4に示す例においては、受電コイルLrが第3のコイルLtc側に位置ずれした状態を示している。
送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合、図4aに示されるように、第1及び第3のコイルLta,Ltcによって電力伝送に寄与する磁束Bt2を発生させる。具体的には、電力伝送に寄与する磁束Bt2は、第1のコイルLtaを、受電コイルLrから第1のコイルLtaに向かう方向(図示下向き)に鎖交するとき、第3のコイルLtcを、第1のコイルLtaから第3のコイルLtcに向かう方向(図示左向き)に鎖交する。このような磁束Bt2を発生させるには、例えば、第3のコイルLtcの巻線Wtcにおける第1のコイルLtaの巻線Wtaと最も近接する部分(図示第3のコイルLtcの巻線Wtcの上面部分)を通過する電流の向きが、第1のコイルLtaの巻線Wtaにおける第3のコイルLtcの巻線Wtcと最も近接する部分(図示第1のコイルLtaの巻線Wtaの左側部分)を通過する電流の向きと同じとなるように、第1及び第3の駆動制御部Sa,ScがそれぞれインバータINVから第1及び第3のコイルLta,Ltcに供給される電流の位相を制御すればよい。この磁束Bt2が受電コイルLrに鎖交することで、受電コイルLrの巻線Wrに起電力が生じる。そして、受電コイルLrに生じた電力は、整流回路DBによって整流され、負荷Rに出力される。なお、本実施形態においては、第3のコイルLtcの軸方向が第1及び第2のコイルLta,Ltbの軸方向と直交していることから、第1及び第3のコイルLta,Ltcが発生する磁束Bt2は、送電コイルユニットLtu1の外側に大きく周回し易くなる。つまり、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合であっても、受電コイルLrに鎖交する磁束Bt2を発生させ易くなる。
また、このとき第1及び第3のコイルLta,Ltcは、図4bに示されるように、磁束Bt2以外に第1のコイルLtaを、受電コイルLrから第1のコイルLtaに向かう方向(図示下向き)に鎖交し、第3のコイルLtcを、第1のコイルLtaから第3のコイルLtcに向かう方向(図示左向き)に鎖交しつつ、コイルから離れた場所にまで大きく周回する(図示時計回り)磁束Bn2を発生する。さらに、このとき第2及び第4のコイルLtb,Ltdは、図4bに示されるように、第2のコイルLtbを、受電コイルLrから第2のコイルLtbに向かう方向(図示下向き)に鎖交し、第4のコイルLtdを、第2のコイルLtbから第4のコイルLtdに向かう方向(図示右向き)に鎖交しつつ、コイルから離れた場所にまで大きく周回する(図示反時計回り)磁束Bc2を発生する。
このような磁束Bc2を発生させるには、まず第2のコイルLtbが発生する磁界の方向が、第1のコイルLtaが発生する磁界の方向と同じ向きとなるようにすればよい。例えば、第1のコイルLtaと第2のコイルLtbの巻回方向が互いに同じ向きの場合は、第2のコイルLtbに供給される電流の位相が第1のコイルLtaに供給される電流の位相と同位相となるように、第2の駆動制御部SbがインバータINVから第2のコイルLtbに供給される電流の位相を制御すればよく、第1のコイルLtaと第2のコイルLtbの巻回方向が互いに逆向きの場合は、第2のコイルLtbに供給される電流の位相が第1のコイルLtaに供給される電流の位相と逆位相となるように、第2の駆動制御部SbがインバータINVから第2のコイルLtbに供給される電流の位相を制御すればよい。また、第4のコイルLtdの巻線Wtdにおける第2のコイルLtbの巻線Wtbと最も近接する部分(図示第4のコイルLtdの巻線Wtdの上面部分)を通過する電流の向きが、第2のコイルLtbの巻線Wtbにおける第4のコイルLtdの巻線Wtdと最も近接する部分(図示第2のコイルLtbの巻線Wtbの右側部分)を通過する電流の向きと同じとなるように、第4の駆動制御部SdがインバータINVから第4のコイルLtdに供給される電流の位相を制御すればよい。
ここで、磁束Bn2は、受電コイルLrに鎖交しないため、電力伝送には寄与せず、コイルの周辺に不要な漏洩磁界を形成する磁束となる。上述したように、第2及び第4のコイルLtb,Ltdが発生する磁束Bc2もコイルから離れた場所を周回しており、この磁束Bc2の周回方向(図示反時計回り)は、第1及び第3のコイルLta,Ltcが発生する磁束Bn2の周回方向(図示時計回り)とは逆向きである。つまり、第1及び第3のコイルLta,Ltcが発生する磁束Bn2と第2及び第4のコイルLtb,Ltdが発生する磁束Bc2は、送電コイルユニットLtu1から離れた場所において、互いに打消し合うこととなる。したがって、送電コイルユニットLtu1から離れた場所の磁束密度は低下し、その結果、不要な漏洩磁界が低減される。
このように、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdによって、第1〜第4のコイルLta〜Ltbに流れる電流の向きを制御することにより、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じていない場合と送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合のいずれであっても、電力伝送に寄与する磁束Bt1,Bt2を発生させることができるとともに、送電コイルユニットLtu1から離れた場所において不要な漏洩磁界を形成する磁束Bn1,Bn2を相殺する磁束Bc1a,Bc1b,Bc2も同時に発生させることができる。したがって、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減することができる。なお、本例においては、受電コイルLrが第3のコイルLtc側に位置ずれした状態について説明したが、受電コイルLrが第4のコイルLtd側に位置ずれした状態についても同様である。
以上のように、本発明に係る送電コイルユニットLtu1は、第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdが第1〜第4のコイルLta〜Ltdの各コイルに流れる電流の向き又は位相を制御している。そのため、コイル間の位置ずれに応じて、電力伝送に寄与する磁束が鎖交するコイルに流れる電流の向きを整合させることができるとともに、電力伝送に寄与する磁束が鎖交しないコイルによって、電力伝送に寄与する磁束と周回方向が逆向きの磁束を発生させることができる。ここで、第3及び第4のコイルLtc,Ltdは、第1及び第2のコイルLta,Ltbの背面側であって、第1及び第2のコイルLta,Ltbの並び方向に第1のコイルLtaの中心と第2のコイルLtbの中心を間に介して配置され、第3及び第4のコイルLtc,Ltdの軸方向は、第1及び第2のコイルLta,Ltbの軸方向と非平行である。このような構成により、第3及び第4のコイルLtc,Ltdに鎖交する磁束は、送電コイルユニットLtu1から離れた場所にまで周回し易くなり、電力伝送に寄与する磁束をより送電コイルユニットLtu1から離れた場所にまで周回させることができるとともに、漏洩磁界を相殺する磁束もより送電コイルユニットLtu1から離れた場所にまで周回させることができる。したがって、コイル間に位置ずれが生じてもコイル間の磁気的結合の低下を抑制しつつ、送電コイルユニットLtu1から離れた場所に不要な漏洩磁界を形成する磁束が相殺されることから、送電コイルユニットLtu1から離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減することができる。
以下、本実施形態によって、送電コイルユニットから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制できることを実施例1と比較例1とによって具体的に示す。
実施例1として、上述した好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を用いた。比較例1として、実施例1と特性を比較するために、好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1において、第3及び第4のコイルLtc、Ltdと第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdを取り除いたワイヤレス電力伝送装置を用いた。
まず、図5を参照して、比較例1のワイヤレス電力伝送装置における送電コイルユニットLtu10と受電コイルLr10の構成を説明する。図5は、比較例1の送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。送電コイルユニットLtu10は、磁性体F10と、第1及び第2のコイルLt10a,Lt10bと、を備える。第1及び第2のコイルLt10a,Lt10bは、それぞれ略方形を呈した平面状のスパイラル構造のコイルであり、第1のコイルLt10aは、磁性コアCt10aに巻線Wt10aが巻回されて形成されており、第2のコイルLt10bは、磁性コアCt10bに巻線Wt10bが巻回されて形成されている。なお、第1のコイルLt10aと第2のコイルLt10bの巻回方向は互いに逆向きであり、第1のコイルLt10aと第2のコイルLt10bは、インバータINVに直列接続されている。磁性コアCt10a,Ct10bは磁性体F10を介して接続されている。すなわち、比較例1の送電コイルユニットLtu10は、実施例1のワイヤレス電力伝送装置S1の送電コイルユニットLtu1から、第3のコイルLtcと第4のコイルLtdと第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdを取り除いた形態である。また、受電コイルLr10は、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCr10に巻線Wr10を巻回して形成されている。なお、比較例1の受電コイルLr10は、実施例1のワイヤレス電力伝送装置S1における受電コイルLrと同様である。
ここで、実施例1、比較例1における、第1〜第4のコイルLta〜Ltd,Lt10a,Lt10bの巻線Wta〜Wtd,Wt10a,Wt10b、及び受電コイルLr,Lr10の巻線Wr,Wr10には、ポリイミドで被覆した直径0.05mmの銅線を4000本程度撚り合わせた直径約6mmのリッツ線を用いた。また、第1〜第4のコイルLta〜Ltd,Lt10a,Lt10bの磁性コアCta〜Ctd,Ct10a,Ct10b、磁性体F1,F10、及び受電コイルLr,Lr10の磁性コアCr,Cr10には、同じ材質のフェライト(比透磁率3000程度)を用いた。
さらに、実施例1の送電コイルユニットLtu1においては、長さ300mm、幅300mm、厚さ15mmの磁性体F1と、長さ100mm、幅300mm、厚さ24mmの第1及び第2のコイルLta,Ltbの磁性コアCta,Ctbと、長さ40mm、幅300mm、厚さ15mmの第3及び第4のコイルLca,Lcbの磁性コアCca,Ccbと、長さ300mm、幅300mm、厚さ10mmの受電コイルLrの磁性コアCrを用いた。比較例1の送電コイルユニットLtu10においては、長さ300mm、幅300mm、厚さ15mmの磁性体F10と、長さ100mm、幅300mm、厚さ24mmの第1及び第2のコイルLt10a,Lt10bの磁性コアCt10a,Ct10bと、長さ300mm、幅300mm、厚さ10mmの受電コイルLr10の磁性コアCr10を用いた。
またさらには、実施例1の送電コイルユニットLtu1及び比較例1の送電コイルユニットにおいては、第1及び第2のコイルLta,Ltb,Lt10a,Lt10bの巻数は各10ターンとし、受電コイルLr,Lr10の巻数は10ターンとした。さらに、実施例1の送電コイルユニットLtu1においては、第3及び第4のコイルLtc,Ltdの巻き数は5ターンとした。
なお、実施例1及び比較例1において、それぞれのコイルユニットと受電コイルの間の距離は150mmに設定した。
続いて、実施例1及び比較例1において、送電コイルユニットと受電コイルの磁気的な結合係数と不要な漏洩磁界を測定した。このとき、受電コイルは、位置ずれが生じていない状態、すなわち、送電コイルユニットと受電コイルの間の距離を150mmに保ちつつ、受電コイルの中心と送電コイルユニットの中心を結ぶ仮想線における送電コイルユニットと受電コイルの間の距離も150mmとなる状態を基点として、受電コイルを、受電コイルの軸方向に移動させながら、後述する結合係数が0.05以下となるまで測定を繰り返した。なお、受電コイルの、基点からの移動量を位置ずれと定義し、第1のコイル側に移動させる方向を正方向と定義した。
ここで、実施例1においては、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrの位置ずれ量が±100mm程度以内の範囲では、第1及び第2のコイルLta,Ltbが双方のコイルを鎖交する磁束を発生し、第3及び第4のコイルLtc,Ltdが第1及び第2のコイルLta,Ltbが発生する磁束と周回方向が逆向きの磁束を発生するように、インバータINVから各コイルに供給される電流の位相を第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdによって制御し、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrの位置ずれ量が±100mm程度より大きい範囲では、第1及び第3のコイルLta,Ltcが発生する磁束の周回方向と第2及び第4のコイルが発生する磁束の周回方向が互いに逆向きとなるように、インバータINVから各コイルに供給される電流の位相を第1〜第4の駆動制御部Sa〜Sdによって制御した。
送電コイルユニットと受電コイルの磁気的な結合係数は、インピーダンスアナライザを用いて測定した送電コイルユニットと受電コイルのインダクタンスから算出した。具体的には、送電コイルユニットと受電コイルの相互インダクタンスの2乗を送電コイルユニットの自己インダクタンスと受電コイルの自己インダクタンスで除して平方根をとったものを結合係数として算出した。
不要な漏洩磁界は、送電コイルユニットの中心から10m離れた位置の磁界強度を指標とした。送電コイルユニットの中心から、受電コイルの軸方向に10m離れた位置にループアンテナを設置して磁界強度を測定した。ここで、ループアンテナでは、直交する3方向(X、Y、Z方向)の磁界強度を測定し、これらを合成することで漏洩磁界強度を算出した。なお、送電コイルユニットは床面から400mmの高さに電力を伝送する面を上に向けて設置しており、受電コイルは、コイルユニットの上に150mmの間隔を空けて設置した。また、ループアンテナは中心が電波暗室の床から1.5mの高さとなるように設置した。なお、このとき電源PWの供給電力は、負荷Rに供給される電力が3kWとなるように調節した。
結合係数の測定結果を図6に示す。図6に示されるように、実施例1は、比較例1に比べて、位置ずれ0mmでの結合係数は低いが、位置ずれ量が±100から±200の範囲における結合係数は顕著に高い。すなわち、実施例1では、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合のコイル間の磁気的結合の低下が抑制されていることが確認できた。
漏洩磁界強度の測定結果を図7に示す。図7中、(a)は、実施例1において位置ずれ量が0mmにおける漏洩磁界強度を示し、(b)は、実施例1おいて位置ずれ量が200mmにおける漏洩磁界強度を示し、(c)は、比較例1において位置ずれ量が0mmにおける漏洩磁界強度を示している。図7に示されるように、実施例1の漏洩磁界強度は、(a)及び(b)のいずれの場合であっても、(c)の場合に比べて、漏洩磁界強度が顕著に低い。すなわち、実施例1では、送電コイルユニットLtu1から離れた場所に形成される不要な漏洩磁界が低減されている。このように、実施例1の送電コイルユニットLtu1は、送電コイルユニットLtu1と受電コイルLrとの間に位置ずれが生じた場合であっても、送電コイルユニットLtu1から離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減できていることが確認できた。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
S1…ワイヤレス電力伝送装置、Ut1…ワイヤレス送電装置、PW…電源、INV…インバータ、Ur…ワイヤレス受電装置、Ltu1,Ltu10…送電コイルユニット、Sa…第1の駆動制御部、Sb…第2の駆動制御部、Sc…第3の駆動制御部、Sd…第4の駆動制御部、Lta,Lt10a…第1のコイル、Ltb,Lt10b…第2のコイル、Ltc…第3のコイル、Ltd…第4のコイル、Cta,Ct10a…第1のコイルの磁性コア、Ctb,Ct10b…第2のコイルの磁性コア、Ctc…第3のコイルの磁性コア、Ctd…第4のコイルの磁性コア、Wta、Wt10a…第1のコイルの巻線、Wtb、Wt10b…第2のコイルの巻線、Wtc…第3のコイルの巻線、Wtd…第4のコイルの巻線、F1,F10…磁性体、Lru…受電コイルユニット、Lr、Lr10…受電コイル、Cr、Cr10…受電コイルユニットの磁性コア、Wr、Wr10…受電コイルユニットの巻線、DB…整流回路、R…負荷。

Claims (3)

  1. 送電側から受電側へのワイヤレス電力伝送用に用いられるコイルユニットであって、
    並置された第1及び第2のコイルと、
    前記第1のコイルの背面側に配置された第3のコイルと、
    前記第2のコイルの背面側に配置された第4のコイルと、
    駆動制御部と、を備え、
    前記第3及び第4のコイルの軸方向は、前記第1及び第2のコイルの軸方向と非平行であり、
    前記第3及び第4のコイルは、前記第1及び第2のコイルの並び方向に前記第1のコイルの中心と前記第2のコイルの中心を間に介して配置され、
    前記駆動制御部は、前記第1〜第4のコイルの各コイルに流れる電流の向き又は位相を制御することを特徴とするコイルユニット。
  2. 前記第3のコイルの軸方向は、前記第1のコイルの軸方向に対して略直交し、
    前記第4のコイルの軸方向は、前記第2のコイルの軸方向に対して略直交することを特徴とする請求項1に記載のコイルユニット。
  3. 前記第1〜第4のコイルは、それぞれ磁性コアをさらに備え、
    前記第1のコイルの磁性コアは、前記第2のコイルの磁性コアに連結され、
    前記第3のコイルの磁性コアは、前記第1のコイルの磁性コアに連結され、
    前記第4のコイルの磁性コアは、前記第2のコイルの磁性コアに連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコイルユニット。
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