JP2015106005A - レンズ光学装置 - Google Patents
レンズ光学装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015106005A JP2015106005A JP2013247270A JP2013247270A JP2015106005A JP 2015106005 A JP2015106005 A JP 2015106005A JP 2013247270 A JP2013247270 A JP 2013247270A JP 2013247270 A JP2013247270 A JP 2013247270A JP 2015106005 A JP2015106005 A JP 2015106005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- base
- lens frame
- optical device
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
Description
この構成によれば、光学要素(例えば、レンズを含む絞りユニットやシャッタユニット、撮像素子、組み込まれるレンズの調芯を要するその他の光学ユニット等)が予め固定されたベースに対して、レンズを調芯しつつ組み付ける際に、先ずレンズ枠をベースに組付け、レンズ枠の内側にレンズを挿入してベースの受け部に当接させて光軸方向において位置決めし、接着剤溜め部に接着剤を充填し、レンズをレンズ枠内において光軸に垂直な方向に(受け部に沿って)微調整して光軸のずれを調整し、その後に、接着剤を硬化(紫外線照射等により硬化)させることで、レンズの組付け及び調芯作業が完了させることができる。
このように、光学要素が組み込まれたベース(の受け部)にレンズを直接当接させて光軸方向の位置決めを行うため、従来のようにレンズを固定するレンズ筒をベースに組み付ける場合に比べて、構造の簡素化、部品点数の削減等を達成しつつ、容易にレンズを調芯しつつ組付けることができる。また、レンズはレンズ枠に対してのみ固着されており、レンズ枠はベースに対して着脱自在となっているため、仮に組み込んだレンズの調芯作業が不十分であった場合等には、レンズを固着したレンズ枠を取外すだけで、ベースに組み込まれた光学要素はベースと一緒に再利用することができる。
この構成によれば、ベースの受け部の周りに環状溝が設けられているため、レンズ枠をベースに組み付ける際に、レンズ枠の環状端部を環状溝に嵌め込むようにすることで容易に所望の位置に組み付けることができ、又、仮に接着剤がレンズ枠の内周壁とレンズの外周面との間の隙間から内部に流れ込んだとしても、その流れ込んだ接着剤は環状溝で受け止められて受け部の内側の開口部から内部に侵入するのを防止することができる。さらに、レンズ枠をベースにネジで組み付けることにより、容易に着脱することができる。
この構成によれば、レンズ枠をベースに組み付ける際に、レンズ枠の位置決め突起をベースの位置決め凹部に嵌め込むことで、レンズ枠をベースの所望の位置に高精度に組み込むことができ、レンズを光軸に垂直な方向に微調整するための隙間(レンズ枠の内周壁とレンズの外周面との間の隙間)を偏り無く一様に確保することができる。
この実施形態に係るレンズ光学装置は、図1ないし図3に示すように、ベース10、ベース10に組み付けられた種々の光学要素としての絞りユニットE1及びレンズGを含むレンズユニットE2並びに像振れ補正ユニットE3、ベース10に組み付けられるレンズ20、レンズ20を保持して固定するレンズ枠30等を備えている。
ベース10は、図3ないし図5に示すように、略中央に形成された円形の開口部11、一方側の面の開口部11の周りに形成された受け部としての環状平坦面12、環状平坦面12の周りに形成された環状溝13、環状溝13の周りに形成されたネジ穴14及び位置決め凹部15、その他の部品を取り付ける取付け部16、他方側の面において、絞りユニットE1を収容する収容部17、レンズGを含むレンズユニットE2を固定する固定部18等を備えている。
環状溝13は、図5に示すように、レンズ枠30の環状端部33を受け入れるように、かつ、外側の内周壁が垂直壁として形成され、内側の内周壁が溝底に向かって下り傾斜するように形成されている。
ネジ穴14は、図1、図2、図4に示すように、レンズ枠30の貫通孔34に通されたネジBをネジ込むべく、周方向において略三等分されたうちの二箇所に形成されている。
位置決め凹部15は、図4に示すように、レンズ枠30の位置決め突起35を嵌め込むべく、周方向において略三等分されたうちの一箇所において円柱状の穴として形成されている。
取付け部16は、像振れ補正ユニットE3に含まれるコイル及びヨークCYあるいは絞りユニットE1に含まれる絞り羽根を駆動する電磁アクチュエータMを取り付け得るように形成されている。
固定部18は、図3に示すように、光軸L1を有するレンズGを固定したレンズユニットE2を固着または締結し得るように形成されている。
ここで、固定部18は、レンズユニットE2を固定する際に、レンズGの光軸L1が環状平坦面12が位置する平面Sに対して垂直となり、レンズGの光軸L1が開口部11の略中央に位置付けられ、レンズGと環状平坦面12との間の光軸L1方向における距離が所定の値になるように、レンズユニットE2を微調整しつつ固定できるように形成されている。
レンズユニットE2は、図3に示すように、レンズG、レンズGを固定すると共にベース10の固定部18に固定されたレンズ保持部材E21等を備えている。
レンズGは、図3に示すように、光軸L1を有する両凸レンズである。
レンズ保持部材E21は、レンズGを予め固着させ、レンズGの光軸L1がベース10の平面Sと垂直になるようにかつ光軸L1が開口部11の略中央に位置付けられるようにさらにベース10の環状平坦面12までの光軸L1方向の距離が所望の値になるように調芯された後に、ベース10の固定部18に固定される。
像振れ補正ユニットE3は、ベース10に対して可動に支持されると共に補正レンズを保持した可動ホルダ(不図示)、可動ホルダを駆動するべくコイル及びヨークCY等を含む駆動機構等により構成されている。
レンズ20において、両凸レンズ20aと両凹レンズ20bとは、予め調芯されて接合固着されており、全体として光軸L2を有し、又、その外周面22は外径φdをなすように形成されている。
接着剤溜め部32は、レンズ枠30の上端側(図5中の上方に位置する端部側)において、内周壁31を部分的に円弧状に肉抜きして凹部として形成されている。
環状端部33は、レンズ枠30の外径よりも小径に縮径して円筒状に形成されており、ベース10の環状溝13に嵌め込まれるようになっている。
貫通孔34は、ネジBのネジ部を所定の隙間をもって通すと共にネジBの頭部が通らないように形成されている。
位置決め突起35は、段付きの円柱状に形成されており、ベース10の位置決め凹部15に嵌合されるように形成されている。
隙間ΔCは、ベース10にレンズ枠30を締結固定した後に、レンズ20をレンズ枠30内に挿入してベース10の環状平坦面12に当接させた後、環状平坦面12(平面S)に沿って移動させつつレンズGの光軸L1にレンズ20の光軸L2を一致させるように調芯作業を行う際に、その調芯作業を行うために必要な最小寸法〜接着剤溜め部32に充填された接着剤が隙間ΔCの領域を流れ落ちて内部に侵入しない寸法(最大寸法)の範囲に収まるように形成されている。
尚、接着剤Grの粘性(粘度)によりその流動性は異なるため、使用される接着剤Grに応じて、隙間ΔCの最大寸法が規定される。
先ず、図3の下側領域に示されるように、ベース10に対して、絞りユニットE1、レンズGを含むレンズユニットE2、像振れ補正ユニットE3等を組み込む。
ここで、レンズGは、光軸L1がベース10の平面S(環状平坦面12)と垂直になるようにかつ光軸L1が開口部11の略中央に位置付けられるように、又、ベース10の環状平坦面12までの光軸L1方向の距離が所望の値になるように調芯されて組み付けられている。
このレンズ枠30の取り付けの際に、レンズ枠30の環状端部33を環状溝13に嵌め込むと共に位置決め突起35を位置決め凹部15に嵌め込むことで、レンズ枠30をベース10の所望の位置に高精度に組み込むことができ、又、レンズ20を光軸L2に垂直な方向に微調整するための隙間(レンズ枠30の内周壁31とレンズ20の外周面22との間の隙間)を偏り無く一様に確保することができる。
これにより、ベース10を基準として、レンズGとレンズ20との光軸L1,L2方向の軸間距離が所定の値に設定される。
続いて、接着剤溜め部32に紫外線硬化型の接着剤Grを注入する。ここでは、環状平坦面12の周りに環状溝13が形成されているため、硬化させる前の接着剤Grが仮にレンズ枠30の内周壁31とレンズ20の外周面22との間の隙間から内部に流れ込んだとしても、その流れ込んだ接着剤Grは環状溝13で受け止められて環状平坦面12の内側の開口部11から内部に侵入するのを防止することができる。
これにより、ベース10に対するレンズ20組付け及びレンズGに対する調芯作業が完了する。
上記実施形態においては、レンズ枠30に固着されるレンズとして、2つのレンズ20a,20bを接合したレンズ20を示したが、これに限定されるものではなく、単一のレンズ、三枚以上の接合レンズ、その他のレンズを適用することができる。
上記実施形態においては、レンズ枠30をベース10に対して着脱自在にする手法として、ネジBを用いて締結する手法を示したが、これに限定されるものではなく、スナップフィット等により固定する手法、ベースに螺合溝を設け、レンズ枠の一部に螺合ネジを設け、レンズ枠をベースに対して着脱自在に螺合させる構成を採用してもよい。
11 開口部
12 環状平坦面(受け部)
S 平面
13 環状溝
14 ネジ穴
E1 絞りユニット
E2 レンズユニット
G レンズ
L1 レンズGの光軸
15 位置決め凹部
20 レンズ
21 環状端面
22 外周面
L2 レンズ20の光軸
30 レンズ枠
B ネジ
31 内周壁
32 接着剤溜め部
33 環状端部
34 貫通孔
35 位置決め突起
Gr 接着剤
Claims (3)
- ベースと、前記ベースに固定された光学要素と、前記光学要素に対して調芯しつつ前記ベースに組み付けられるレンズと、前記レンズを保持するレンズ枠と、を備えたレンズ光学装置であって、
前記ベースは、前記レンズを光軸方向において直接当接させて受ける受け部を有し、
前記レンズ枠は、前記ベースに対して着脱自在にかつ環状に形成され、前記レンズの外周面と所定の隙間をおいて形成された内周壁と、前記レンズの外周面の少なくとも一部を接着する接着剤を溜める接着剤溜め部を有する、
ことを特徴とするレンズ光学装置。 - 前記レンズ枠は、前記ベースに対向させる環状端部と、締結用のネジを通す貫通孔を有し、
前記ベースは、環状に形成された前記受け部と、前記受け部の周りにおいて前記レンズ枠の環状端部を受け入れる環状溝と、前記レンズ枠の貫通孔を通したネジを締結するネジ穴を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ光学装置。 - 前記レンズ枠は、前記ベースに対して位置決めされる位置決め突起を有し、
前記ベースは、前記位置決め突起を嵌め込む位置決め凹部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013247270A JP5875574B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | レンズ光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013247270A JP5875574B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | レンズ光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015106005A true JP2015106005A (ja) | 2015-06-08 |
JP5875574B2 JP5875574B2 (ja) | 2016-03-02 |
Family
ID=53436163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013247270A Active JP5875574B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | レンズ光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5875574B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180105696A (ko) * | 2016-01-28 | 2018-09-28 | 닝보 써니 오포테크 코., 엘티디. | 광학 렌즈 헤드, 촬상 모듈 및 이들의 조립 방법 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141607A (en) * | 1981-02-26 | 1982-09-02 | Olympus Optical Co Ltd | Fixing device for lens |
JPH0637810U (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-20 | 旭光学工業株式会社 | 光学系の光学性能矯正装置 |
JP2010139712A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Fujinon Corp | レンズ枠及びレンズの取り外し方法 |
JP2013247270A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Sony Corp | 撮像装置および撮像表示システム |
-
2013
- 2013-11-29 JP JP2013247270A patent/JP5875574B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141607A (en) * | 1981-02-26 | 1982-09-02 | Olympus Optical Co Ltd | Fixing device for lens |
JPH0637810U (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-20 | 旭光学工業株式会社 | 光学系の光学性能矯正装置 |
JP2010139712A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Fujinon Corp | レンズ枠及びレンズの取り外し方法 |
JP2013247270A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Sony Corp | 撮像装置および撮像表示システム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180105696A (ko) * | 2016-01-28 | 2018-09-28 | 닝보 써니 오포테크 코., 엘티디. | 광학 렌즈 헤드, 촬상 모듈 및 이들의 조립 방법 |
KR102292096B1 (ko) * | 2016-01-28 | 2021-08-19 | 닝보 써니 오포테크 코., 엘티디. | 광학 렌즈 헤드, 촬상 모듈 및 이들의 조립 방법 |
US11378722B2 (en) | 2016-01-28 | 2022-07-05 | Ningbo Sunny Opotech Co., Ltd. | Optical lens head, camera module and assembling method therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5875574B2 (ja) | 2016-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5560149B2 (ja) | レンズ装置 | |
WO2013047198A1 (ja) | レンズユニット及びその製造方法 | |
JP4789564B2 (ja) | レンズブロックの製造方法及びこれに用いる治具 | |
JP2007094241A (ja) | レンズブロック及びこれを保持するレンズ保持具並びにこれを用いるプロジェクタ | |
JP2007065017A (ja) | レンズ保持鏡筒 | |
JP2007271670A (ja) | レンズ鏡筒及びその組立方法 | |
JP2009086567A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP6702670B2 (ja) | レンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法 | |
JP2010169915A (ja) | 投写レンズ、および投写レンズの製造方法 | |
JP5875574B2 (ja) | レンズ光学装置 | |
JP2010123902A (ja) | 駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法 | |
US20160223829A1 (en) | Lens frame, lens assembly and method of manufacturing lens assembly | |
JP2017116729A (ja) | 偏芯調整構造及び光学機器 | |
JP2012047834A (ja) | レンズ駆動装置およびカメラモジュール | |
JP2015004812A (ja) | レンズ鏡筒および光学機器 | |
JP2008152035A (ja) | レンズホルダ、カメラモジュール、及びカメラモジュール組立方法 | |
JP2016122134A (ja) | 鏡筒、撮像装置及び投射装置 | |
JP6223156B2 (ja) | 光学機器 | |
JP2018185449A (ja) | レンズ鏡筒及び調芯方法 | |
JP5945399B2 (ja) | プリズムブロック締結構造、およびそれを用いた光学機器 | |
CN216559643U (zh) | 一种光束准直机构及具有该机构的焦度计测量系统 | |
CN211504609U (zh) | 探测装置及检测设备 | |
US8165464B2 (en) | Image pickup apparatus with AF sensor unit | |
JP2007183505A (ja) | レンズユニット及びこれを用いるプロジェクタ | |
JP2024018039A (ja) | レンズ鏡筒及び調芯方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20151001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5875574 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |