JP2015105500A - 取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付対象物に対する取付作業を容易に行うことが可能な取付装置を提供する。【解決手段】取付装置10に、第一面部22aと第二面部22bとからなりベース取付部材6に当接させられる取付面部、第一面部22aと第二面部22bとの間に形成されている開口部23aと開口部23aの後方で幅方向両外方へ広がっている収容部23bとからなる保持溝23、を有しているベース部材20と、幅方向が開口部23aよりも大きく収容部23bよりも小さく形成されていると共に厚さが開口部23aより及び収容部23bの前後の距離も小さく形成されている平板状の本体部31、本体部31の下面を形成している当接部32、本体部31において開口部23aから臨む部位で奥行方向に延びておりベース取付部材6に取付けるためのボルト42が螺合させられる雌ネジからなる締結部33、を有しているスライダ部材30と、を具備させる。【選択図】図5

Description

本発明は、取付対象物に太陽電池モジュール等の設置物を取付けるための取付装置に関するものである。
屋根上に太陽電池モジュールを設置する技術として、屋根上に間隔を開けて取付けた複数の支持部材に、長尺の桟部材を取付け、桟部材の上に太陽電池モジュールを固定する技術が提案されている(特許文献1)。この特許文献1の技術では、支持部材に上方へ延出している一対の支持片が備えられていると共に、桟部材にナットを回転不能且つ長手方向へスライド可能に保持し側面に開口している保持溝が備えられている。そして、支持部材の一対の支持片の間に桟部材を挿入し、保持溝に保持されたナットに、支持片を貫通させたボルトを螺合させることにより、支持部材に桟部材を取付けている。
また、桟部材の保持溝に、ボルトの頭部を回転不能且つスライド可能に保持させて、支持部材の支持片を貫通したボルトにナットを螺合させることにより、支持部材に桟部材を取付ける技術も提案されている(特許文献2)。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のような技術では、桟部材の保持溝にナットやボルトの頭部を保持させる場合、桟部材の長手方向の端部から、保持溝にナット等を挿入し、そのナット等を桟部材における支持部材に取付ける部位までスライドさせる必要がある。そのため、ベース部材としての桟部材において、端部から支持部材に取付ける部位までの距離が長いと、ナット等をスライドさせる距離も長くなるため、取付作業に手間がかかっていた。
特許第5202430号公報 特開2012−149403号公報
そこで、本発明は上記の実情に鑑み、取付対象物に対する取付作業を容易に行うことが可能な取付装置の提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る取付装置は、「第一面部と該第一面部に対して平行に延びている第二面部とからなり取付対象物に当接させられる取付面部、該取付面部の前記第一面部と前記第二面部との間に形成されている開口部と該開口部に対して前記取付面部に垂直な前後方向の後方で前記開口部の幅よりも幅方向の両外方へ広がっている収容部とからなる保持溝、を有しているベース部材と、幅方向の大きさが該ベース部材の前記開口部の幅よりも大きく前記収容部の幅よりも小さく形成されていると共に前後方向の厚さが前記開口部の幅及び前記収容部の前後方向の距離よりも小さく形成されており前記取付面部の前方から前記開口部を通して前記保持溝の前記収容部内へ挿入されている平板状の本体部、該本体部の外周面の一部を形成しており前記保持溝において幅方向を向いている内面に対して少なくとも離れた二点で当接している当接部、及び前記本体部において前記開口部から臨む部位で前後方向に延びており取付対象物に取付けるためのボルト又はナットが螺合させられる雌ネジ又は雄ネジからなる締結部、を有しているスライダ部材とを具備している」ことを特徴とする。
ここで、「取付対象物」としては、「太陽電池モジュール、太陽熱温水器、緑化体、室外機、等の設置物が固定されるベース部材を、屋根上、壁面、基礎部材、等に取付けるためのベース取付部材」、「ベース部材に太陽電池モジュール、太陽熱温水器、緑化体、室外機、等の設置物を取付けるための固定部材」、を例示することができる。
また、「ベース部材」としては、「延びている方向に直交する断面の形状が単一の部材」、「ブロック状の部材」、「帯板状の部材」、「平板状の部材」、を例示することができる。また、「取付面部」は、第一面部及び第二面部の少なくとも一方が取付対象物に当接させられれば良い。更に、「取付面部」としては、第一面部に対して第二面部が奥行方向へ離間していても良いし、第一面部と第二面部とが同一面上にあっても良い。また、「保持溝」は、延びている方向の端部が、開放されていても良いし、閉鎖されていても良い。
更に、スライド部材の「当接部」とは、「保持溝において幅方向を向いている内面のうち、第一面部側又は第二面部側の何れか一方側の内面に対して当接している当接部」、「保持溝において幅方向を向いている内面のうち、第一面部側と第二面部側の両方側の内面に対して当接している当接部」、「保持溝において幅方向を向いている内面に対して、線状又は面状に当接している当接部」、を例示することができる。
また、「締結部」としては、「本体部を奥行方向(厚さ方向)へ貫通している雌ネジ」、「本体部から奥行方向へ突出している雄ネジ」、の何れかとすることができる。
本構成によれば、締結部を有しているスライダ部材の本体部を、保持溝の開口部の幅よりも大きく且つ収容部の幅よりも小さい幅に形成していると共に、開口部の幅及び収容部の前後の距離よりも小さい厚さに形成している。これにより、本体部を、本体部の幅方向の一方の端部側から、開口部を通して取付面部の前方から保持溝内へ挿入することができる。そして、ベース部材の取付面部に取付対象物を当接させた状態で、保持溝内に挿入したスライダ部材の締結部に、ボルト又はナットを螺合させることにより、取付対象物をベース部材に取付けることができる。従って、ベース部材における取付対象物に取付ける部位(或は近傍の部位)で、取付面部の前方からスライダ部材を保持溝内に挿入することができるため、従来の技術とは異なり、スライダ部材をベース部材の端部から保持溝内に挿入して取付対象物に取付ける部位までスライドさせる必要がなく、取付対象物に対する取付作業を容易に行うことができる。
また、スライダ部材に、保持溝において幅方向を向いている内面に当接する当接部を備えているため、保持溝内に挿入されているスライダ部材の当接部が保持溝の内面に当接することで、保持溝内でのスライダ部材の回転を阻止することができる。従って、スライダ部材の締結部にボルト又はナットを螺合させた時に、スライダ部材の供回りを阻止することができ、ボルト又はナットを確実に締め付けることができる。
また、本発明に係る取付装置は、上記の構成に加えて、「前記スライダ部材は、前記本体部における幅方向の少なくとも一方の端部側が、端部へ向かうに従って薄くなるように形成されている」ことを特徴としても良い。
本構成によれば、スライダ部材の本体部が、幅方向の端部へ向かうに従って薄くなっているため、開口部を通して保持溝内に挿入する時に、その薄くなっている端部側から挿入することで、保持溝内に挿入し易くなり、取付対象物への取付作業を容易に行うことができる。
また、本発明に係る取付装置は、上記の構成に加えて、「前記スライダ部材は、前記本体部に、前記収容部から前記開口部内へ膨出している膨出部を有している」ことを特徴としても良い。
本構成によれば、スライダ部材の本体部に、ベース部材の収容部から開口部内へ膨出する膨出部を有しているため、スライダ部材を開口部を通して保持溝内に挿入した後に、膨出部を開口部内へ膨出するように位置させることにより、膨出部の外周が開口部の内面に当接することによって、スライダ部材に対して保持溝内での幅方向の位置決めを行うことができ、確実に締結部を開口部から臨ませることができる。
また、保持溝が水平方向へ延びる向きでベース部材を使用する場合、スライダ部材を保持溝内に挿入して開口部の内面に膨出部を当接させることにより、保持溝内でのスライダ部材の落下を防止することができる。
更に、本発明に係る取付装置は、上記の構成に加えて、「前記ベース部材の前記取付面部は、前記第一面部に対して前記第二面部が前後方向の前方へ離間している」ことを特徴としても良い。
本構成によれば、第一面部に対して第二面部が前方へ離間しているため、第一面部及び第二面部の垂直線に対して第一面部側へ寄った斜めの方向から開口部を見ると、開口部の幅が最も広く見える。従って、スライダ部材を、第一面部の前方から開口部を通って第二面部の後方へ向かうように移動させると、簡単に保持溝内へ挿入させることができ、取付作業を容易に行うことができる。
このように、本発明によれば、取付対象物に対する取付作業を容易に行うことが可能な取付装置を提供できる。
本発明の一実施形態である取付装置を屋根上に設置物を設置するための設置装置に適用し屋根材及び野地板を断面で示す側面図である。 図1においてベース取付部材よりも下側を省略すると共にベース部材を断面で示す正面図である。 (a)は図1の取付装置の要部を拡大してベース部材側を示す説明図であり、(b)はスライダ部材を拡大して示す説明図である。 (a)は図1の取付装置においてベース取付部材に対してベース部材を載置する前の状態を斜視図で示す説明図であり、(b)は(a)から続きベース取付部材にベース部材を載置し、保持溝へのスライダ部材の挿入を示す説明図である。 (c)は図4(b)から続き保持溝にスライダ部材を挿入した状態を示す説明図であり、(d)は(c)から続きスライダ部材をスライドさせてベース取付部材のストッパ片に当接させた状態を示す説明図であり、(e)は(d)から続きベース取付部材の第二取付片を通してスライダ部材の締結部にボルトを螺合させて取付けた状態を示す説明図である。 (a)は図1の取付装置においてベース部材の保持溝と挿入する前のスライダ部材とを示す説明図であり、(b)は(a)から続き保持溝内にスライダ部材の上端側を挿入した後にスライダ部材を上下に延びるようにした状態を示す説明図であり、(c)は(b)から続きスライダ部材を下方へ移動させて保持溝内に保持させた状態を示す説明図である。 図1とは異なる形態のスライダ部材を示す説明図である。
本発明の一実施形態である取付装置10について、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。本実施形態の取付装置10は、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、緑化体、空調装置の室外機、等の図示しない設置物を、屋根上に設置するための設置装置1に適用したものである。
ここで、設置装置1は、図1に示すように、複数の屋根材2が敷設さている野地板3に取付けられている台座部材4と、台座部材4に基端側が取付けられており先端側が屋根材2同士の隙間から上方に突出している屋根上取付部材5と、屋根上取付部材5の先端側に取付けられているベース取付部材6と、ベース取付部材6に取付けられており上側に設置物が固定される取付装置10と、を備えている。本実施形態の取付装置10は、上側に図示しない設置物が固定される長尺のベース部材20と、ベース部材20をベース取付部材6に取付けるためのスライダ部材30と、を備えている。
ベース部材20は、帯板状のベース面部21と、ベース面部21において平行に延びている長辺から夫々上方へ直角に延びている平板状の一対の取付面部と、取付面部に開口している保持溝23と、を備えている。ベース部材20は、保持溝23の開口によって取付面部が下側の第一面部22aと上側の第二面部22bとに分断されており、第二面部22bとベース面部21とを連結している連結部24を、更に有している。この長尺のベース部材20は、軸方向に直交する断面の形状が単一であり、アルミ合金等による金属の押出形材により形成されている。以下では、取付面部に垂直な方向を前後方向と称すると共に、一つの取付面部において、一対の取付面部の間に向かう方向を後方と、これとは反対の方向を前方と、夫々称して説明する。
ベース部材20について、更に詳述すると、ベース面部21は、平行に延びている長辺の間の中央部分に、軸方向に沿って上方へ膨出している肉厚部21aを有している(図2を参照)。また、取付面部は、ベース面部21の長辺から上方へ直角に延びている第一面部22aと、第一面部22aに対して上方へ離間していると共に平行に延びている第二面部22bと、を有している。この取付面部は、第一面部22aに対して第二面部22bが、前後方向の前方へ離間している。
保持溝23は、ベース面部21、取付面部、及び連結部24に囲まれることにより形成されている。この保持溝23は、第一面部22aと第二面部22bとの間に形成されている開口部23aと、開口部23aの前後方向の後方で開口部23aの幅A1(図3を参照)よりも幅方向(上下方向)の両外方へ広がっている収容部23bと、によって構成されている。
収容部23bは、図3(a)に示すように、第一面部22a側の幅A2よりも、第二面部22b側の幅A3が、広く形成されている。また、収容部23bの後側の壁(連結部24)は、前後方向へ離間している第一面部22aと第二面部22bとに対応するように、開口部23aの幅方向の中央よりもやや上寄りの位置に前後方向にズレた段を有している。従って、収容部23bは、第一面部22a及び第二面部22bと対応するように、前後方向へズレた階段状の形態に形成されている。
スライダ部材30は、平板状の本体部31と、本体部31の外周面の一部を形成している当接部32と、本体部31を貫通しており内周面に雌ネジが形成されている締結部33とを、備えている。このスライダ部材30の本体部31及び当接部32は、延びている方向(図1において左右方向)に直交する断面の形状が単一であり、鉄やアルミ合金等の金属により形成されている。スライダ部材30の締結部33は、本体部31の延びている方向(以下、長手方向と称する)の中央に形成されている。
本体部31は、一方の面から膨出している膨出部31aを有している。この膨出部31aは、本体部31において、長手方向と直交する方向(以下、幅方向と称する)の端部辺の一方(図3では下側の端部辺)から、幅方向の中央より更に反対側の端部辺に寄った位置にかけて膨出している。また、本体部31は、幅方向の端部辺の一方(図3では下側の端部辺)において、膨出部31aが膨出している面とは反対側の面から、その面に沿って端部辺よりも突出している突部31bを有している。また、本体部31は、膨出部31aが膨出している面とは反対側の面において、本体部31における幅方向の略中央から、突部31bが突出している端部辺とは反対側の端部辺へ向かうに従って本体部31の厚さが薄くなるように傾斜している傾斜部31cを有している。傾斜部31cは、端部辺へ向かう途中で、更に本体部31の厚さが薄くなるように、二段階に傾斜している。
本体部31は、突部31b側の端部辺側において、本体部31の厚さ方向に離間しており突部31bと平行に延びている延出部31dを有している。この延出部31dは、突部31bよりも長く延出している。更に、本体部31は、膨出部31aにおける延出部31dとは反対側の端部辺が、膨出部31aが膨出している方向へ向かうに従って本体部31の幅方向中央へ向かうように傾斜している逃し部31eを有している。当接部32は、本体部31の外周面において、突部31bと延出部31dとの間の幅方向を向いている外周面である。
このスライダ部材30は、本体部31の幅方向の幅B1が、ベース部材20の開口部23aの幅A1よりも大きく、収容部23bの幅A4(A1+A2+A3)よりも小さく形成されている。詳しくは、本体部31の幅B1は、(A1)<B1<(A1+A3)、の範囲内の大きさに形成されている。また、本体部31の厚さB2は、開口部23aの幅A1よりも小さく(薄く)形成されている。更に詳述すると、本体部31の厚さB2は、収容部23bにおける第一面部22a側の前後方向の距離である奥行A5及び第二面部22b側の奥行A6のうち小さい方より、若干薄く形成されている。これにより、スライダ部材30は、傾斜部31c側の端部を上方へ向けた状態で、ベース部材20の取付面部の前方から開口部23aを通して保持溝23内へ挿入することができる(図6を参照)。
このスライダ部材30を保持溝23内に挿入した状態では、図2等に示すように、第一面部22aと第二面部22bの後側の面に本体部31が当接していると共に、保持溝23において幅方向を向いている内面、つまり、開口部23aの第一面部22a側の端面に当接部32が当接している。また、スライダ部材30を保持溝23内に挿入した状態では、本体部31の膨出部31aが第二面部22bよりも前方へ突出しないように収容部23bから開口部23a内に膨出していると共に、開口部23aから締結部33が前方へ臨んでいる。
ベース取付部材6は、図1、図2、及び図4等に示すように、上下に延びている平板状の第一取付片6aと、第一取付片6aの上端辺から直角に延びている平板状の本体片6bと、本体片6bにおいて第一取付片6aの上辺と直交する方向の両端辺から上方へ直角に延びている平板状の一対の第二取付片6cと、一対の第二取付片6cにおいて第一取付片6aに近い側の上下に延びている端辺の一部から一対の第二取付片6cの間の空間に向けて直角に延びている平板状のストッパ片6dと、を備えている。一対の第二取付片6cは、ベース部材20における一対の取付面部(第二面部22b)の間隔に対して、若干広い間隔で形成されている。一対のストッパ片6dの間の間隔は、ベース部材20の一対の第一面部22aの前面同士の間隔よりも大きく形成されている。
また、ベース取付部材6は、第一取付片6aを貫通しており上下に延びている長孔状の第一取付孔6eと、一対の第二取付片6cを貫通しており上下に延びている長孔状の第二取付孔6fと、を備えている。このベース取付部材6は、ステンレス鋼等の一枚の金属板を折り曲げて形成している。本実施形態のベース取付部材6は、本発明の取付対象物に相当している。
次に、本実施形態の設置装置1において、ベース取付部材6への取付装置10の取付方法について、図4乃至図6を参照して説明する。ベース取付部材6は、図1に示すように、第一取付片6aが、屋根材2上に突出している屋根上取付部材5の先端側に、第一取付孔6eを通したボルト40及びナット41によって取付けられている。このベース取付部材6は、ストッパ片6dが備えられている第二取付片6cの端辺が、屋根の軒側となるように取付けられている。
屋根上にベース取付部材6を取付けた状態で、ベース面部21を底面側にしたベース部材20を、一対の第二取付片6cの間に上方から挿入して、本体片6b上に載置する(図4(a)を参照)。ベース部材20を、ベース取付部材6の本体片6b上に載置した状態では、第二面部22bに対して一対の第二取付片6cの内側が概ね当接していると共に、保持溝23の開口部23a内へストッパ片6dが延出している(図2を参照)。なお、図示は省略するが、複数のベース取付部材6が屋根の流れ方向に間隔を開けて取付けられており、複数のベース取付部材6に跨るようにベース部材20を載置する。これにより、ベース部材20が屋根の流れ方向に延びるように、ベース取付部材6に載置される。
そして、ベース部材20におけるベース取付部材6よりも棟側の位置において、取付面部の前方からスライダ部材30を保持溝23内へ挿入する(図4(b)を参照)。具体的には、図6に示すように、スライダ部材30を、傾斜部31c側の端部を上方へ向けると共に、膨出部31aが取付面部の前後方向に対して前方(図6において右方)へ膨出するように向ける。この状態で、スライダ部材30を、傾斜部31c側の端部がベース部材20側へ接近するように斜めにした状態(図6(a)を参照)とし、第一面部22aの前方で第二面部22bよりも下方から、傾斜部31c側の端部が開口部23aを通って収容部23bの第二面部22bの後方へ向かうように、斜め上方へ移動させる。
スライダ部材30の上端部側を、本体部31の逃し部31e付近まで収容部23b内に挿入したら、スライダ部材30が上下に延びるように、突部31b側を第一面部22aよりも後方へ移動させる(図6(b)を参照)。その後、突部31bと延出部31dとの間に第一面部22aが挿入されるようにスライダ部材30を下方へ移動させ、開口部23aの第一面部22a側の内面に当接部32を当接させる(図6(c)を参照)。これにより、開口部23aの上方を向いている面と、下方を向いている面状の当接部32とが、面で当接している状態となる。つまり、当接部32が、保持溝23の幅方向を向いている内面に対して少なくとも離れた二点で当接している。
この状態では、スライダ部材30は、本体部31の突部31bが、収容部23bの内面における第一面部22a側に当接していると共に、本体部31の傾斜部31cが形成されている面とは反対側の面が、収容部23bの内面における第二面部22b側に当接している。これにより、スライダ部材30は、取付面部に対して前方への移動が規制されている。また、スライダ部材30は、当接部32が開口部23aの第一面部22a側の内面に当接していると共に、膨出部31aが収容部23bから第一面部22aと第二面部22bとの間の開口部23a内へ膨出している。これにより、スライダ部材30は、本体部31の面に対して直角(ここでは前後方向)に延びる軸線を中心に回転させようとしても、当接部32と逃し部31eが開口部23aの内面に当接し、ぐるぐると回転することがない。従って、スライダ部材30は、保持溝23内へ挿入することにより、保持溝23の延びている方向へのみスライド可能に保持される。
スライダ部材30を保持溝23内へ挿入したら、スライダ部材30を、保持溝23に沿って軒側のベース取付部材6側へスライドさせる(図5(c)を参照)。そして、スライダ部材30を、ベース取付部材6の一対の第二取付片6cの間へ進入させ、スライダ部材30の軒側を向いている端部を、ベース取付部材6のストッパ片6dに当接させる。スライダ部材30がストッパ片6dに当接することにより、これ以上の軒側への移動が阻止される。そして、この状態で、締結部33と、第二取付片6cを貫通している第二取付孔6fと、が一致するように、スライダ部材30における締結部33の位置と、第二取付片6cにおける第二取付孔6fとの位置が設定されている(図5(d)を参照)。
この状態で、第二取付片6cの前方から、第二取付孔6fを通して締結部33にボルト42を螺合させて締付ける。これにより、ベース部材20の第二面部22bが、スライダ部材30の本体部31と第二取付片6cとで挟持され、ベース取付部材6にベース部材20が取付けられた状態となる(図5(e)を参照)。なお、本実施形態では、ボルト42には、スプリングワッシャ43とワッシャ44が予め挿通されている。
そして、図示とは反対側においても、上記と同様の手順で、保持溝23内にスライダ部材30を挿入し、第二取付片6cの第二取付孔6fを通してボルト42を締結部33に螺合させて締付ける。これにより、ベース取付部材6へのベース部材20の取付けが完了する。なお、ベース取付部材6の第二取付孔6fが、上下に延びた長孔としているため、ベース取付部材6に対する取付高さを調整することができ、ベース部材20を屋根面(野地板3の上面)と平行に延びるように取付けることができる。
このように、本実施形態の取付装置10によれば、ベース部材20におけるベース取付部材6に取付ける付近の部位で、取付面部の前方からスライダ部材30を保持溝23内に挿入することができるため、従来の技術とは異なり、スライダ部材30を長尺のベース部材20の端部から保持溝23内に挿入してベース取付部材6に取付ける部位までスライドさせる必要がなく、ベース取付部材6に対するベース部材20の取付作業を容易に行うことができる。
また、スライダ部材30に、保持溝23内において幅方向を向いている内面に当接する当接部32を備えているため、保持溝23内でのスライダ部材30の回転を阻止することができる。従って、スライダ部材30の締結部33にボルト42を螺合させた時に、スライダ部材30の供回りを阻止することができ、ボルト42を確実に締付けてベース取付部材6にベース部材20を取付けることができる。
更に、スライダ部材30の本体部31が、傾斜部31cによって幅方向の端部へ向かうに従って薄くなっているため、開口部23aを通して保持溝23内に挿入する時に、その傾斜部31cによって薄くなっている端部側から挿入することで、保持溝23内に挿入し易くなり、ベース取付部材6への取付作業を容易に行うことができる。
また、スライダ部材30の本体部31に、収容部23bから開口部23a内へ膨出する膨出部31aを有しているため、膨出部31aが開口部23aの内面に当接することによって、スライダ部材30に対して保持溝23内での幅方向の位置決めを行うことができ、確実に締結部33を開口部23aから臨ませることができる。
更に、第一面部22aに対して第二面部22bが前方へ離間しているため、第一面部22a及び第二面部22bの垂直線に対して第一面部22a側へ寄った斜めの方向(斜め下方)から開口部23aを見ると、開口部23aの幅が最も広く見える。従って、スライダ部材30を、第一面部22aの前方から開口部23aを通って第二面部22bの後方へ向かうように移動させると、簡単に保持溝23内へ挿入させることができ、取付作業を容易に行うことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、スライダ部材30の締結部33を、雌ネジとした例を示したが、これに限定するものではなく、図7に示すように、締結部35を本体部31から突出している雄ネジとして、ナット45を螺合しても良く、上記と同様の作用効果を奏することができる。なお、この場合、ベース取付部材6では、第二取付孔6fを、第二取付片6cにおいて第一取付片6aとは反対側で上下に延びている端辺に開口しているL字状に形成することにより、その開口している部位から締結部35を第二取付孔6fへ挿入させることができる。また、この場合では、ストッパ片6dが不要となる。
また、上記の実施形態では、取付面部の第一面部22aと第二面部22bとが前後方向へ離間している例を示したが、これに限定するものではなく、第一面部22aと第二面部22bとを同一面上とした取付面部としても良い。なお、この場合、ベース取付部材6には、ストッパ片6dを形成しない。また、スライダ部材30に、本体部31から直角に突出しており、第二取付片6cの棟側を向いている端部に当接可能なストッパ部を形成することが望ましい。
また、上記の実施形態では、取付対象物として、屋根上に取付けられているベース取付部材6を示したが、これに限定するものではなく、屋根上等に取付けられているベース部材に、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、緑化体、室外機、等の設置物を取付けるための固定部材としても良い。
更に、上記の実施形態では、取付装置10を、設置物を屋根上に設置するための設置装置1に適用した例を示したが、これに限定するものではなく、設置物を、壁面や基礎部材等に設置する設置装置に、取付装置を適用しても良い。
1 設置装置
6 ベース取付部材(取付対象物)
6a 第一取付片
6b 本体片
6c 第二取付片
6d ストッパ片
6e 第一取付孔
6f 第二取付孔
10 取付装置
20 ベース部材
21 ベース面部
22a 第一面部
22b 第二面部
23 保持溝
23a 開口部
23b 収容部
24 連結部
30 スライダ部材
31 本体部
31a 膨出部
31b 突部
31c 傾斜部
31d 延出部
31e 逃し部
32 当接部
33 締結部
35 締結部
42 ボルト
45 ナット

Claims (4)

  1. 第一面部と該第一面部に対して平行に延びている第二面部とからなり取付対象物に当接させられる取付面部、該取付面部の前記第一面部と前記第二面部との間に形成されている開口部と該開口部に対して前記取付面部に垂直な前後方向の後方で前記開口部の幅よりも幅方向の両外方へ広がっている収容部とからなる保持溝、を有しているベース部材と、
    幅方向の大きさが該ベース部材の前記開口部の幅よりも大きく前記収容部の幅よりも小さく形成されていると共に前後方向の厚さが前記開口部の幅及び前記収容部の前後方向の距離よりも小さく形成されており前記取付面部の前方から前記開口部を通して前記保持溝の前記収容部内へ挿入されている平板状の本体部、該本体部の外周面の一部を形成しており前記保持溝において幅方向を向いている内面に対して少なくとも離れた二点で当接している当接部、及び前記本体部において前記開口部から臨む部位で前後方向に延びており取付対象物に取付けるためのボルト又はナットが螺合させられる雌ネジ又は雄ネジからなる締結部、を有しているスライダ部材と
    を具備していることを特徴とする取付装置。
  2. 前記スライダ部材は、
    前記本体部における幅方向の少なくとも一方の端部側が、端部へ向かうに従って薄くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の取付装置。
  3. 前記スライダ部材は、
    前記本体部に、前記収容部から前記開口部内へ膨出している膨出部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取付装置。
  4. 前記ベース部材の前記取付面部は、
    前記第一面部に対して前記第二面部が前後方向の前方へ離間していることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の取付装置。
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