JP2015105425A - 金属基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属基板の圧延条件を調整することなく、反りが発生する不具合を防止することが可能な、金属基板およびその製造方法を提供する。【解決手段】金属基板10は、一方の面11にハーフエッチングにより形成された第1ハーフエッチング部21と、他方の面12にハーフエッチングにより形成された第2ハーフエッチング部31とを備えている。第1ハーフエッチング部21は、複数の第1ハーフエッチング単位部分22を有し、第2ハーフエッチング部31は、複数の第2ハーフエッチング単位部分32を有している。第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とは平面方向から見て互いに重なることなく配置される。第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、10%〜50%であり、一方の面11の面積に対する第1ハーフエッチング部31の面積は、5%〜50%である。【選択図】図1

Description

本発明は、ハーフエッチングされた金属基板およびその製造方法に関する。
例えば、インクジェットプリンター用のヘッド部材、燃料電池、ハードディスク用サスペンション、熱交換器、放熱部材等の分野で、ハーフエッチングされた金属基板が用いられている。
このような金属基板を作製する場合、フォトリソグラフィーによってパターニングされた金属基板に対して、例えば、微細なパターンのハーフエッチングを施すことが行われている。これにより、金属基板の特に一方の面に、マイクロ流路やインクジェット流路等、流路として機能する微細な凹部を形成している。
ところで、ハーフエッチングが施される前の金属基板が平坦であったとしても、その表面にデザインされる貫通孔やハーフエッチングの形状によっては、金属基板の内部で釣り合いがとれていた応力がハーフエッチングによって開放され、加工後の金属基板に反りが発生することが知られている。
これに対して、従来、金属基板そのものを改善するために、金属基板の内部に残る応力を抑制する取り組みが行われている。具体的には、金属基板の圧延条件である、熱処理条件やテンションレベラー条件などを調整することにより、圧縮応力を抑制する対策をとることが行われている(特許文献1)。この場合、圧延工程における膨大な条件の組み合わせの下で金属基板の改善を行う必要があるため、金属基板を作成する時間とコストが上昇するという問題が生じている。
特開平7−227620号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、金属基板の圧延条件を調整することなく、ハーフエッチング後の金属基板に反りが発生する不具合を防止することが可能な、金属基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、金属基板において、一方の面にハーフエッチングにより形成された第1ハーフエッチング部と、他方の面にハーフエッチングにより形成された第2ハーフエッチング部とを備え、前記第1ハーフエッチング部は、複数の第1ハーフエッチング単位部分を有し、前記第2ハーフエッチング部は、複数の第2ハーフエッチング単位部分を有し、前記第1ハーフエッチング部と前記第2ハーフエッチング部とは平面方向から見て互いに重なることなく配置され、前記第1ハーフエッチング部の面積に対する前記第2ハーフエッチング部の面積は、10%〜50%であり、前記一方の面の面積に対する前記第1ハーフエッチング部の面積は、5%〜50%であることを特徴とする金属基板である。
本発明は、前記第1ハーフエッチング部および前記第2ハーフエッチング部のうち、前記金属基板の反り方向に平行な部分の面積が、前記反り方向に垂直な部分の面積よりも大きいことを特徴とする金属基板である。
本発明は、前記金属基板の板厚が0.03mm〜0.35mmであり、前記第1ハーフエッチング部および前記第2ハーフエッチング部の深さが10μm〜50μmであることを特徴とする金属基板である。
本発明は、前記複数の第1ハーフエッチング単位部分同士は、互いに同一の形状であり、前記複数の第2ハーフエッチング単位部分同士は、互いに同一の形状であることを特徴とする金属基板である。
本発明は、各第1ハーフエッチング単位部分は、それぞれ格子の一部を構成する四角形状であり、各第2ハーフエッチング単位部分は、それぞれ十字形状であることを特徴とする金属基板である。
本発明は、金属基板の製造方法において、予め圧延された金属基板を準備する工程と、前記金属基板の一方の面および他方の面に、それぞれエッチング用レジスト層を形成する工程と、前記エッチング用レジスト層を耐腐蝕膜として前記金属基板の前記一方の面および前記他方の面にそれぞれエッチングを施すことにより、前記金属基板の前記一方の面にハーフエッチングにより第1ハーフエッチング部を形成するとともに、前記金属基板の前記他方の面にハーフエッチングにより第2ハーフエッチング部を形成する工程とを備え、前記第1ハーフエッチング部は、複数の第1ハーフエッチング単位部分を有し、前記第2ハーフエッチング部は、複数の第2ハーフエッチング単位部分を有し、前記第1ハーフエッチング部と前記第2ハーフエッチング部とは平面方向から見て互いに重なることなく配置され、前記第1ハーフエッチング部の面積に対する前記第2ハーフエッチング部の面積は、10%〜50%であり、前記一方の面の面積に対する前記第1ハーフエッチング部の面積は、5%〜50%であることを特徴とする金属基板の製造方法である。
本発明によれば、金属基板の圧延条件を調整することなく、ハーフエッチング後の金属基板に、ハーフエッチング加工された面を外側、あるいは内側にして反りが発生する不具合を防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による金属基板を示す平面(一方の面)図。 図2は、本発明の一実施の形態による金属基板を示す底面(他方の面)図。 図3は、本発明の一実施の形態による金属基板を示す断面図(図1のIII−III線断面図)。 図4は、金属基板の変形例を示す平面(一方の面)図。 図5は、金属基板の変形例を示す底面(他方の面)図。 図6(a)−(e)は、本発明の一実施の形態による金属基板の製造方法を示す断面図。 図7(a)−(c)は、金属基板に反りが生じるメカニズムを示す概略断面図。 図8は、本発明の一変形例(変形例1)による金属基板を示す平面(一方の面)図。 図9は、本発明の一変形例(変形例1)による金属基板を示す底面(他方の面)図。 図10は、本発明の一変形例(変形例2)による金属基板を示す平面(一方の面)図。 図11は、本発明の一変形例(変形例2)による金属基板を示す底面(他方の面)図。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図11を参照して説明する。
金属基板の構成
まず、図1乃至図3により、本実施の形態による金属基板の概略について説明する。図1乃至図3は、本実施の形態による金属基板を示す図である。
図1乃至図3に示す金属基板10は、例えば、インクジェットプリンター用のヘッド部材、燃料電池、ハードディスク用サスペンション、熱交換器、放熱部材、蒸着マスクのインバー材等の部品として用いられるものであり、全体として平面略長方形状ないし平面略帯形状を有している。
このような金属基板10は、一方の面11と、一方の面11の反対側に位置する他方の面12とを有している。
このうち一方の面11は、金属基板10の主面に相当するものであり、この面11には、ハーフエッチングにより形成された第1ハーフエッチング部21が設けられている。この一方の面11に形成された第1ハーフエッチング部21は、それぞれマイクロ流路やインクジェット流路等、液体を搬送する流路として機能する微細溝として用いられても良い。なお、一方の面11のうち、第1ハーフエッチング部21を除く領域は、平坦な面から構成されている。
一方、他方の面12には、ハーフエッチングにより形成された第2ハーフエッチング部31が設けられている。この第2ハーフエッチング部31は、後述するように、主として、金属基板10が一方の面11を内側に歪んでしまう不具合を防止するために設けられた微細溝であるが、金属基板10に対して同様の金属基板を積層させて使用する際には、金属基板を接合する時の密着性を安定させるため、金属基板間に例えば高分子接着剤などを介入させたり、めっきなどの被膜を接着層として介在させたりする。この場合、当該第2ハーフエッチング部31の表面粗さ(アラビ)がアンカーとして効果をもたらす。また、断面として凹部となっていることで、この凹部を大気と通じさせて、クリアランスを具備する積層構造とすれば、外的圧力からの緩衝効果をもたらす。なお、他方の面12のうち、第2ハーフエッチング部31を除く領域は、平坦な面から構成されている。
なお、ハーフエッチング(部分エッチング)とは、被エッチング材料である金属板をその厚み方向の途中までエッチングすることをいい、必ずしも厚み方向の半分までエッチングする場合に限られるものではない。
また、図1に示すように、一方の面11の第1ハーフエッチング部21は、平面から見て全体として格子形状を有しており、複数の第1ハーフエッチング単位部分22を有している。この場合、各第1ハーフエッチング単位部分22は、それぞれ当該格子の一単位を構成する四角形状となっている。これら複数の第1ハーフエッチング単位部分22同士は、互いに同一の形状であり、X方向および、金属基板10面内においてX方向に垂直なY方向に繰り返し連続的に配置されている。
一方、図2に示すように、他方の面12の第2ハーフエッチング部31は、複数の第2ハーフエッチング単位部分32を有している。複数の第2ハーフエッチング単位部分32は、それぞれ十字形状となっている。複数の第2ハーフエッチング単位部分32同士は、互いに同一の形状であり、X方向およびY方向に繰り返し連続的に配置されている。
なお、各第2ハーフエッチング単位部分32は、X方向又はY方向に移動した場合、その隣接する第2ハーフエッチング単位部分32にぴったり重なるように整列されている。
この場合、十字形状をもつ第2ハーフエッチング単位部分32は、いずれも、対応する四角形状の第1ハーフエッチング単位部分22の内部に配置されている。このように、金属基板10の全体において、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とは、平面方向から見て互いに重なることなく配置されている。これにより、第2ハーフエッチング部31を設けたことに起因して、例えば流路として機能する第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とが連結し、金属基板10を貫通してしまうことで、流路として機能しなくなってしまう不具合が防止される。
本実施の形態において、第1ハーフエッチング部21の面積は、第2ハーフエッチング部31の面積より大きくなっている。具体的には、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、10%〜50%(10%以上かつ50%以下をいう。以下同様)となっている。この場合、第2ハーフエッチング単位部分32の幅及び/又は深さを、第1ハーフエッチング単位部分22の幅及び/又は深さより小さくしても良い。あるいは、第2ハーフエッチング単位部分32を構成する十字形状の大きさを小さくすることにより、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を10%〜50%としても良い。
第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を10%以上としたことにより、金属基板10に反りが発生する不具合を確実に防止することができる。また、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を50%以下とすれば、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31が平面方向からみて重ならないよう配置することができる。
また、一方の面11の全面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積は、5%〜50%となることが好ましい。一方の面11の全面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積を5%以上とすれば、局所部位に対しては、反りを矯正することが可能である。また、一方の面11の全面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積を50%以下としたことにより、第2ハーフエッチング部31を設けることが可能な領域を確保することができるため、第2ハーフエッチング部31の形状、位置をより自由に選択することが可能である。
さらに、他方の面12の全面積(この場合、一方の面11の全面積と同一となる)に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、2%〜50%となることが好ましい。他方の面12の全面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を2%以上とすれば、局所部位に対しては、反りを矯正することが可能である。また、他方の面12の全面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を50%以下としたことにより、当該部を均一に分散させることを考慮して製品全体を矯正するという効果が得られる。
さらに、金属基板10の板厚は、例えば0.03mm〜0.35mmの範囲としても良い。
なお、第1ハーフエッチング部21は、必ずしも一方の面11の全域にわたって設けられていなくても良い。同様に、第2ハーフエッチング部31は、必ずしも他方の面12の全域にわたって設けられていなくても良い。例えば、図1に示すように、第1ハーフエッチング部21(第2ハーフエッチング部31)のX方向の長さRは、金属基板10のX方向に沿う辺の長さLの10%〜90%としても良い。また第1ハーフエッチング部21(第2ハーフエッチング部31)のY方向の長さRは、金属基板10のY方向に沿う辺の長さLの10%〜90%としても良い。
ところで、本実施の形態において、第1ハーフエッチング部21を構成する部分(この場合は格子)を、X方向に平行な部分とY方向に平行な部分とに分解したとき、金属基板10の反り方向(後述)に平行な部分の合計面積が、金属基板10の反り方向に垂直な部分の合計面積よりも大きいことが好ましい。例えば、図4および図5に示すように、金属基板10の反り方向がX方向である場合、第1ハーフエッチング部21を構成する格子のうちX方向に平行な部分の面積が、Y方向に平行な部分の面積より大きいことが好ましい。なお、第2ハーフエッチング部31についても同様である。これにより、金属基板10に反りが発生する不具合をより確実に防止することができる。
このような金属基板10は、1枚の圧延金属基板を一方の面11および他方の面12からそれぞれエッチング加工することにより形成されたものである。金属基板10の材料としては、例えばオーステナイト系ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、銅合金、無酸素銅等の銅系金属、又は42合金(Ni42%のFe合金)などのニッケル合金、ニッケル、クロム合金、鉄鋼やインバー材、アルミニウム、アルミニウム合金等を挙げることができる。
本実施の形態の作用効果
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について、図6および図7を用いて説明する。
まず図6(a)に示すように、エッチング加工されていない平板状の金属基板10Aを準備する。この金属基板10Aは、予め圧延工程において、圧延ロールによって所定の圧延方向に沿って圧延されている。なお金属基板10Aは、その両面に対して脱脂等を行い洗浄処理を施したものを使用することが好ましい。
次に、金属基板10Aの一方の面11全体および他方の面12全体にそれぞれ感光性レジスト41を塗布し、これを乾燥する(図6(b))。なお感光性レジスト41としては、従来公知のものを使用することができる。
続いて、この金属基板10Aに対してフォトマスクを介して露光し、現像することにより、一方の面11および他方の面12に、それぞれ所望の開口部42を有するエッチング用レジスト層43を形成する(図6(c))。
具体的には、金属基板10Aの一方の面11側および他方の面12側において、ハーフエッチング加工を行う部分、すなわち第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31に対応する箇所に開口部42が形成される。
次に、エッチング用レジスト層43を耐腐蝕膜として金属基板10Aに腐蝕液でエッチングを施す(図6(d))。腐蝕液は、使用する金属基板10Aの材質に応じて適宜選択することができる。例えば、金属基板10Aとして銅を用いる場合、通常、塩化第二鉄水溶液を使用し、これは金属基板10Aの両面からスプレーエッチングにて行うことができる。
これにより金属基板10Aに、第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31が形成される。
次いで、エッチング用レジスト層43を剥離して除去する。このようにして、図1乃至図3に示す金属基板10が得られる(図6(e))。
ところで、エッチング加工されていない平板状の金属基板10A(図6(a))は、一見すると反りが見られない場合でも、一方の面11からハーフエッチングを施すことにより、一方の面11側を内側として金属基板10Aに反りが生ずる場合がある。
例えば、図7(a)のように、ハーフエッチングが施されていない金属基板10Aには、厚み方向中央部には図7(a)−(c)の左右方向の引っ張り応力が、厚み方向両端部には図7(a)−(c)の左右方向の圧縮応力がかかっている場合がある。図7(a)において、厚み方向上端部と厚み方向下端部の圧縮応力がつり合っており、この時点において反りは生じていない。この金属基板10Aに、図7(b)のように、一方の面11からハーフエッチングを施すと、ハーフエッチング部においては圧縮応力がなくなるため、厚み方向下端部(一方の面11側)の圧縮応力が、厚み方向上端部(他方の面12側)の圧縮応力よりも小さくなる。そのため、金属基板10Aの厚み内における応力のバランスがくずれ、図7(c)のように、ハーフエッチングを施した面(一方の面11)を内側にして、図7(c)の左右方向の反りが生じる。本実施の形態では、このように第1ハーフエッチング部のみを設けた際に、反りが生じる方向を、反りの方向と呼ぶ。なお、圧延された金属基板においては、圧延方向と反りの方向は一致する場合が多いが、必ずしもそうとは限らない。
これに対して本実施の形態によれば、金属基板10の他方の面12にハーフエッチングにより第2ハーフエッチング部31を形成し、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とは平面方向から見て互いに重なることなく配置されている。また、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、10%〜50%となっている。
これにより、金属基板10内に残る厚み方向上端部(他方の面12側)の圧縮応力を減殺し、厚み方向上端部と厚み方向下端部の圧縮応力とのつり合いをとることができる。この結果、一方の面11を内側に金属基板10が歪んでしまう不具合を防止することができる。このことにより、平板状の金属基板10Aの圧延条件を見直す必要が無くなり、金属基板10Aをあらためて圧延条件を見直して安全に作製するために時間が上昇することもなく、金属基板10Aのコストが上昇することを防止することができる。また、金属基板10のエッチングデザインを設計する期間を短縮するなど、金属基板10をエッチング加工する工程の歩留まりアップにも寄与する。
変形例
次に、図8乃至図11により、本実施の形態による金属基板の変形例について説明する。図8乃至図11に示す各変形例は、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32の構成が異なるものであり、他の構成は上述した実施の形態と略同一である。図8乃至図11において、図1乃至図7に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
変形例1
図8および図9は、本実施の形態の一変形例(変形例1)による金属基板10を示している。図8および図9に示す金属基板10において、各第1ハーフエッチング単位部分22および各第2ハーフエッチング単位部分32は、それぞれ平面直線形状となっている。
この場合、平面方向から見て、各直線形状の第2ハーフエッチング単位部分32は、互いに隣接する一対の直線形状の第1ハーフエッチング単位部分22の間に配置されている。また、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32は、いずれもY方向に平行に延びている。このように、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とは平面方向から見て互いに重ならないようになっている。
図8および図9において、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、10%〜50%となっている。この場合、第2ハーフエッチング単位部分32の幅及び/又は深さを、第1ハーフエッチング単位部分22の幅及び/又は深さより小さくしても良い。あるいは、第2ハーフエッチング単位部分32の長さを第1ハーフエッチング単位部分22の長さより短くしても良い。また、一方の面11の全面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積は、5%〜50%となっている。
図8および図9において、図1乃至図7に示す実施の形態と同様の効果のほか、第1ハーフエッチング部と第2ハーフエッチング部ともに、Y方向に延びた直線形状であり、この方向を反りの方向と平行にすれば、さらに反りが安定的に抑制されるという効果を得ることができる。すなわち、第1ハーフエッチング部21の金属基板10の反り方向に平行な部分の合計面積が、第1ハーフエッチング部21の金属基板10の反り方向に垂直な部分の合計面積よりも大きいため、金属基板10に反りが発生する不具合をより確実に防止することができる。
なお、図示していないが、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32の一方又は両方を波形状、ジグザグ形状又は蛇行形状としても良い。
変形例2
図10および図11は、本実施の形態の一変形例(変形例2)による金属基板10を示している。図10および図11に示す金属基板10において、各第1ハーフエッチング単位部分22および各第2ハーフエッチング単位部分32は、それぞれ円形状となっている。
この場合、各第1ハーフエッチング単位部分22は、平面方向から見て、それぞれ格子の頂点に対応する位置に配置されている。また、各第2ハーフエッチング単位部分32は、平面方向から見て、それぞれ格子の頂点に対応する位置に配置された4つの第1ハーフエッチング単位部分22の間に配置されている。これにより、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とは平面方向から見て互いに重ならないようになっている。
図10および図11において、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積は、10%〜50%となっている。この場合、第2ハーフエッチング単位部分32の直径及び/又は深さを、第1ハーフエッチング単位部分22の直径及び/又は深さより小さくしても良い。また、一方の面11の全面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積は、5%〜50%となっている。
図10および図11において、図1乃至図7に示す実施の形態と同様の効果のほか、金属基板の面積に制約がある場合に、円形状を配置することは有効である。加えて、第1ハーフエッチングと第2ハーフエッチングの深さを自由に設定することができ、金属基板のソリに応じて、より適切に矯正することができるという効果を得ることができる。
なお、図示していないが、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32の一方又は両方を楕円形状又は多角形状としても良い。
次に、本実施の形態における具体的実施例について説明する。
以下に挙げる各金属基板を作製した。
(実施例1〜実施例3)
本実施の形態による金属基板10を作製した。この場合、まず縦40mm×横40mmであり、板厚100μmのフェライト系ステンレス(SUS430)製の圧延された金属基板10Aを準備した。次に、この金属基板10Aを両面からエッチング加工することにより、一方の面11に第1ハーフエッチング部21を形成するとともに、他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成した。これにより、第1ハーフエッチング部21と第2ハーフエッチング部31とを備えた金属基板10(実施例1〜実施例3)を得た。
この金属基板10において、第1ハーフエッチング部21は、複数の直線形状の第1ハーフエッチング単位部分22を有していた。また、第2ハーフエッチング部31は、複数の直線形状の第2ハーフエッチング単位部分32を有していた(図8および図9参照)。なお、一方の面11側において、複数の第1ハーフエッチング単位部分22はそれぞれ約400μm間隔で形成し、他方の面12において、複数の第2ハーフエッチング単位部分32はそれぞれ約400μm間隔で形成した。また、実施例1〜実施例3において、一方の面11の面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積を50%とし、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を調節した。具体的には、上記のデザインを前提に、全面積に対して中央部に、第1ハーフエッチング部21を具備した。この際、第1ハーフエッチング単位部分22と第2ハーフエッチング単位部分32は、これらがすべて平行となるように配置された。
この場合、第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31の深さをそれぞれ10μmとした。
(実施例4〜実施例6)
第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31の深さをそれぞれ25μmとし、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を適宜調整した。
(実施例7〜実施例9)
第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31の深さをそれぞれ50μmとし、第1ハーフエッチング部21の面積に対する第2ハーフエッチング部31の面積を適宜調整した。
(実施例10〜実施例12)
第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31の深さをそれぞれ50μmとし、一方の面11の面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積を25%とした。
(実施例13〜実施例15)
第1ハーフエッチング部21および第2ハーフエッチング部31の深さをそれぞれ50μmとし、一方の面11の面積に対する第1ハーフエッチング部21の面積を5%とした。
(実施例16〜実施例18)
400μm間隔で具備された、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32の方向を、金属基板10の反りの方向と平行に配置させた。
(比較例1)
他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかったこと、以外は、実施例1〜実施例3と同様にして、金属基板(比較例1)を作製した。
(比較例2)
他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかったこと、以外は、実施例4〜実施例6と同様にして、金属基板(比較例2)を作製した。
(比較例3)
他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかったこと、以外は、実施例7〜実施例9と同様にして、金属基板(比較例3)を作製した。
(比較例4)
他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかったこと、以外は、実施例10〜実施例12と同様にして、金属基板(比較例4)を作製した。
(比較例5)
他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかったこと、以外は、実施例13〜実施例15と同様にして、金属基板(比較例5)を作製した。
(比較例6〜比較例8)
第1ハーフエッチング単位部分および第2ハーフエッチング単位部分が、金属基板の反りの方向と垂直な直線形状となるようにして、金属基板(比較例6〜比較例8)を作製した。
上記金属基板のそれぞれについて、金属基板の反り量を測定した。
この場合、まず各金属基板を定盤上に配置し、続いて、焦点深度計(ユニオン光学株式会社製、非接触段差測定器DH2/IMH)を用いて、金属基板のうち定盤から最も離れた箇所と定盤との垂直距離を測定した。その後、この測定値から金属基板の板厚を減ずることにより、金属基板の反り量を算出した。
この結果、一方の面11に形成された第1ハーフエッチング部21の深さが同一である場合、他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成した金属基板10は、他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成しなかった金属基板と比べて反り量の値が小さくなった。このことから、他方の面12に第2ハーフエッチング部31を形成することにより金属基板の反りが抑制されることが判明した。
また、ハーフエッチング深さを板厚の50%まで具備することによって、比較例4〜5において、著しく反りが発生することが確認できたが、一方、実施例10〜実施例15にみるように、第2ハーフエッチング部31を具備することで反りが抑制されることが判明した。
さらに、実施例1〜実施例15において、金属基板10の反りの方向が、第1ハーフエッチング単位部分22および第2ハーフエッチング単位部分32と直交していることが判明したが、実施例16〜実施例18においては、金属基板10の反りが発生する方向に対して、これらのハーフエッチング部の方向を平行に具備することで、さらに15%程度、反りを抑制できることが判明した。
これらの結果を表1〜6に示す。
Figure 2015105425
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表1〜3より、ハーフエッチング深さが10〜50μmの場合において、本発明の効果が確認できる(第2ハーフエッチング部を設けたことにより、金属板の反り量が減少する)。
表3〜5では、ハーフエッチング深さの深さを50μmとし、一方の面に対する第1ハーフエッチング部の面積の割合をそれぞれ50%、25%、5%としたときの第2ハーフエッチング部による金属板の反り量を示している。これらの実施例では、第2ハーフエッチング部を第1ハーフエッチング部の面積に対して10、20、50%設けると、第2ハーフエッチング部を設けない場合(比較例)に対して反り量が少なくなっている。
表6より、直線形状の第1ハーフエッチング単位部分および第2ハーフエッチング単位部分を金属基板の反りの方向と平行に設けると(実施例)、これらを金属基板の反りの方向と垂直に設けた場合(比較例)に対して、金属板の反り量が少ないことが分かる。
10、10A 金属基板
11 一方の面
12 他方の面
21 第1ハーフエッチング部
22 第1ハーフエッチング単位部分
31 第2ハーフエッチング部
32 第2ハーフエッチング単位部分

Claims (6)

  1. 金属基板において、
    一方の面にハーフエッチングにより形成された第1ハーフエッチング部と、
    他方の面にハーフエッチングにより形成された第2ハーフエッチング部とを備え、
    前記第1ハーフエッチング部は、複数の第1ハーフエッチング単位部分を有し、
    前記第2ハーフエッチング部は、複数の第2ハーフエッチング単位部分を有し、
    前記第1ハーフエッチング部と前記第2ハーフエッチング部とは平面方向から見て互いに重なることなく配置され、
    前記第1ハーフエッチング部の面積に対する前記第2ハーフエッチング部の面積は、10%〜50%であり、
    前記一方の面の面積に対する前記第1ハーフエッチング部の面積は、5%〜50%であることを特徴とする金属基板。
  2. 前記第1ハーフエッチング部および前記第2ハーフエッチング部のうち、前記金属基板の反り方向に平行な部分の面積が、前記反り方向に垂直な部分の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の金属基板。
  3. 前記金属基板の板厚が0.03mm〜0.35mmであり、前記第1ハーフエッチング部および前記第2ハーフエッチング部の深さが10μm〜50μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の金属基板。
  4. 前記複数の第1ハーフエッチング単位部分同士は、互いに同一の形状であり、前記複数の第2ハーフエッチング単位部分同士は、互いに同一の形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の金属基板。
  5. 各第1ハーフエッチング単位部分は、それぞれ格子の一部を構成する四角形状であり、各第2ハーフエッチング単位部分は、それぞれ十字形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の金属基板。
  6. 金属基板の製造方法において、
    予め圧延された金属基板を準備する工程と、
    前記金属基板の一方の面および他方の面に、それぞれエッチング用レジスト層を形成する工程と、
    前記エッチング用レジスト層を耐腐蝕膜として前記金属基板の前記一方の面および前記他方の面にそれぞれエッチングを施すことにより、前記金属基板の前記一方の面にハーフエッチングにより第1ハーフエッチング部を形成するとともに、前記金属基板の前記他方の面にハーフエッチングにより第2ハーフエッチング部を形成する工程とを備え、
    前記第1ハーフエッチング部は、複数の第1ハーフエッチング単位部分を有し、
    前記第2ハーフエッチング部は、複数の第2ハーフエッチング単位部分を有し、
    前記第1ハーフエッチング部と前記第2ハーフエッチング部とは平面方向から見て互いに重なることなく配置され、
    前記第1ハーフエッチング部の面積に対する前記第2ハーフエッチング部の面積は、10%〜50%であり、
    前記一方の面の面積に対する前記第1ハーフエッチング部の面積は、5%〜50%であることを特徴とする金属基板の製造方法。
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