JP2015104837A - 積層造形装置、積層造形方法及び移動部 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層造形物を高速に作製すること。
【解決手段】積層造形装置100は、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部111と、供給部111により形成される硬化用層にレーザ光を照射することで、硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部112とを有し、供給部111とレーザ照射部112とが配列された配列方向に、供給部111とレーザ照射部112とが共に移動する移動部110と、移動部110の移動中に、供給部111が硬化用層を形成するとともに、レーザ照射部112がレーザ光を照射するように制御する制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、積層造形装置、積層造形方法及び移動部に関するものである。
従来より、3Dプリンタ(3 dimensional printer)に関する技術がある。例えば、粉末材料の薄層を形成し、レーザ光を照射して粉末材料の薄層を焼結することで硬化させ、硬化させた複数の薄層を積層して積層造形物を作製する造形装置がある。造形装置は、例えば、レーザ光の照射することで薄層を作製すると、底板を下げ、粉末材料の層をローラを用いて形成する。ここで、造形装置は、一連の工程を繰り返すことで、積層造形物を作製する。なお、粉末材料の薄層は、例えば、紫外線を照射されることで硬化されたりもする。
特開2008-068439号公報 特開平10-211658号公報 特開2011-240713号公報
しかしながら、上述した技術では、積層造形物を作製するまでに時間がかかるという問題がある。
開示する積層造形装置は、1つの実施態様において、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、前記供給部により形成される前記硬化用層にレーザ光を照射することで、前記硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部とを有し、前記供給部と前記レーザ照射部とが配列された配列方向に、前記供給部と前記レーザ照射部とが共に移動する移動部と、前記移動部の移動中に、前記供給部が前記硬化用層を形成するとともに、前記レーザ照射部がレーザ光を照射するように制御する制御部とを有する。
開示する積層造形装置の1つの態様によれば、積層造形物を高速に作製することが可能となるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る積層造形装置の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るプリンタヘッドの構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態における粉末供給ユニットの一例について示す図である。 図4は、第1の実施形態における冷却ユニットの一例について示す図である。 図5は、第1の実施形態における制御部について説明するための図である。 図6は、第1の実施形態における制御部について説明するための図である。 図7は、第1の実施形態における制御部による処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態における積層造形装置による効果の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る積層造形装置の構成の一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態における制御部について説明するための図である。 図11は、第2の実施形態における制御部について説明するための図である。 図12は、第2の実施形態における制御部による処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、プリンタヘッドが1つの粉末供給ユニットを有する場合の一例について示す図である。 図14は、プリンタヘッドが1つの粉末供給ユニットを有する場合の一例について示す図である。 図15は、プリンタヘッドが1つの粉末供給ユニットを有する場合の一例について示す図である。
以下に、開示する積層造形装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により開示する発明が限定されるものではない。各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、供給部により形成される硬化用層にレーザ光を照射することで、硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部とを有し、供給部とレーザ照射部とが配列された配列方向に、供給部とレーザ照射部とが共に移動する移動部と、移動部の移動中に、供給部が硬化用層を形成するとともに、レーザ照射部がレーザ光を照射するように制御する制御部とを有する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、レーザ照射部は、レーザ光源から出射されたレーザ光を反射するポリゴンミラーを有し、ポリゴンミラーにより反射したレーザ光を硬化用層に照射する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、移動部は、硬化用層を冷却する冷却部を更に備え、移動部の移動方向側から、レーザ照射部と冷却部とが順に配列される。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、移動部は、硬化用材料が硬化しない温度範囲において硬化用層を加熱する加熱部を更に備え、移動部の移動方向側から、加熱部とレーザ照射部とが順に配列される。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、移動部は、移動部の移動方向側から、レーザ照射部と供給部とが順に配列されており、制御部は、レーザ照射部が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、供給部が、レーザ照射部が通過した領域を供給部が通過する際に、硬化用層を形成するように制御する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、移動部は、移動部の移動方向側から、供給部とレーザ照射部とが順に配列されており、制御部は、供給部が、移動部の移動中に硬化用層を形成するように制御し、レーザ照射部が、供給部が通過することで形成された硬化用層にレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、硬化用層までの距離を測定する測定部を更に備え、制御部は、供給部により供給される硬化用材料の量を測定部により測定された距離に基づいて調整する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、硬化用層までの距離を測定する測定部を更に備え、制御部は、硬化用層のうち硬化した箇所について測定部により測定された距離が所定の値より大きい場合には、供給部が、箇所に対して硬化用材料を供給するように制御し、レーザ照射部が、箇所にレーザ光を照射するように制御する。
また、第1の実施形態における積層造形装置は、1つの実施形態において、硬化用層と直行する方向に移動可能であり、硬化用層が形成されるステージを更に備える。
また、第1の実施形態における積層造形方法は、1つの実施形態において、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、供給部により形成される硬化用層にレーザ光を照射するレーザ照射部とを有する移動部が、供給部とレーザ照射部とが配列された配列方向に往復移動中に、移動部の供給部が硬化用層を形成するステップと、移動部の往復移動中に、供給部による硬化用層の形成と併せて、レーザ照射部が、レーザ光を照射させることで、硬化用層のうち任意の部分を硬化させるステップとを含む。
また、第1の実施形態における移動部は、1つの実施形態において、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、供給部により形成される硬化用層にレーザ光を照射することで、硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部とを有し、供給部とレーザ照射部とが配列された配列方向に移動中に、供給部が硬化用層を形成するとともに、レーザ照射部がレーザ光を照射する。
また、第1の実施形態における移動部は、移動部は、二つの供給部がレーザ照射部を挟むように順に配列されており、制御部は、レーザ照射部が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、移動部の移動方向側からレーザ照射部よりも後方の供給部が、レーザ照射部が通過した領域を供給部が通過する際に、硬化用層を形成するように制御するか、若しくは、移動部の移動方向側からレーザ照射部よりも前方の供給部が、移動部の移動中に硬化用層を形成するように制御し、レーザ照射部が、第二の供給部が通過することで形成された硬化用層にレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御する。
(第1の実施形態に係る積層造形装置)
図1は、第1の実施形態に係る積層造形装置の構成の一例を示す図である。図1に示す例では、第1の実施形態に係る積層造形装置100は、粉末貯蔵部101と、レーザ本体102と、チャンバ103と、プリンタヘッド110(「移動部」とも称する。)と、図示しない制御部120とを有する。
粉末貯蔵部101は、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を貯蔵する。硬化用材料は、例えば、レーザ光が照射されると硬化する粉末である。粉末貯蔵部101に貯蔵される硬化用材料は、プリンタヘッド110に供給される。
レーザ本体102は、レーザ光を発生させるレーザ光源である。レーザ本体102は、発生させたレーザ光をプリンタヘッド110に供給する。レーザ本体102は、例えば、Ybファイバーレーザ、半導体レーザ、CO2レーザ、YAGレーザ、YVO4レーザなどである。
ここで、粉末貯蔵部101に貯蔵される硬化用材料と、レーザ本体102にて発生するレーザ光との組み合わせは、レーザ本体102にて発生するレーザ光によって、粉末貯蔵部101に貯蔵される硬化用材料が硬化する組み合わせであれば、任意の組み合わせを用いて良い。例えば、レーザ本体102によって発生するレーザ光は、硬化用材料が硬化する光であれば、任意の基本波及び高調波であって良い。
チャンバ103では、積層造形物が形成される。チャンバ103は、上下駆動ステージ103aと図示されていないヒータとを有する。上下駆動ステージ103aは、後述するように、硬化用層130と直交する方向に移動可能であり、硬化用層120が形成される。ヒータは、上下駆動ステージ103aに形成される硬化用層120を加熱する。ヒータが硬化用層120を加熱することで、例えば、硬化用層120が硬化するのに要するレーザ光による照射時間を短縮することが可能となる。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、チャンバ103は、ヒータを有さなくても良い。
プリンタヘッド110は、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層130を形成する粉末供給ユニット111(供給部とも称する)と、粉末供給ユニット111により形成される硬化用層130にレーザ光を照射することで、硬化用層130のうち任意の部分を硬化させるレーザスキャナ112(レーザ照射部とも称する)とを有する。また、図1に示すように、プリンタヘッド110は、硬化用層120を冷却する冷却ユニット113(冷却部とも称する)を更に備えても良い。図1に示す例では、プリンタヘッド110が、粉末供給ユニット111として、粉末供給ユニット111−1と粉末供給ユニット111−2とを有し、冷却ユニット113として、冷却ユニット113−1と冷却ユニット113−2とを有する場合を例に説明する。ただし、これに限定されるものではなく、後述するように、粉末供給ユニット111と冷却ユニット113とを1つずつ有しても良い。
プリンタヘッド110は、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが配列された配列方向に、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが共に移動する。例えば、プリンタヘッド110は、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが配列された配列方向へと延びるガイドに固定されており、ガイドに沿って移動することで、配列方向に往復移動する。ただし、これに限定されるものではなく、プリンタヘッド110は、任意の手法にて配列方向に移動して良い。例えば、プリンタヘッド110が車輪とモータとを有し、ガイドを設けることなくプリンタヘッド110が自律的に配列方向に移動するようにしても良い。また、例えば、プリンタヘッド110は、配列方向に移動していれば、言い換えると、プリンタヘッド110に搭載されている粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが、上下駆動ステージ103a上を走査できるように移動していれば良い。この結果、プリンタヘッド110は、例えば、配列方向に向かって、角度を持って、言い換えると、斜め方向へと移動していても良い。
図2は、第1の実施形態に係るプリンタヘッドの構成の一例を示す図である。図2に示す例では、説明の便宜上、硬化用層130を併せて示した。プリンタヘッド110のレーザスキャナ112は、レーザ光源から出射されたレーザ光を反射するポリゴンミラー112bを有し、ポリゴンミラー112bにより反射したレーザ光を硬化用層に照射する。レーザスキャナ112は、例えば、コリメータレンズ112aと、ポリゴンミラー112bと、Fθレンズ112cとを有する。
ここで、コリメータレンズ112aは、例えば、ファイバーレーザ、又は、レーザダイオードを介してレーザ本体102と接続され、レーザ本体102からのレーザ光が入射される。また、コリメータレンズ112aは、レーザ本体102によって発生されたレーザ光を一方的に通過させて戻り光雑音を防止するアイソレータと、アイソレータを通過したレーザ光を所望のビーム径を持つ平行光又は平行に近い光に変換し、ポリゴンミラー112bに入射させるコリメータと、ビームプロファイルや強度を任意の形状に整形するビームシェイパを有する。ただし、これに限定されるものではなく、アイソレータとコリメータとビームシェイパがそれぞれ独立していても良い。ここで、ビームシェイパを用いることで、例えば、レーザのプロファイルを制御でき、プロセスの精度を向上可能となる。
ポリゴンミラー112bは、多数の反射面を有する多面鏡であり、モータなどの任意の手段により回転駆動する。ポリゴンミラー112bは、回転駆動しながらコリメータレンズ112aからレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を反射ししてFθレンズ112cへと入射する。Fθレンズ112cは、Fθ特性を有するレンズであり、レーザ光の走査方向に長いレンズとなる。Fθレンズ112cは、入射されたレーザ光を硬化用層130へと照射する。ここで、Fθレンズ112cによりレーザ光が照射される硬化用層130の位置は、ポリゴンミラー112bが回転駆動しながらレーザ光をFθレンズ112cに入射することで、走査方向に移動する。言い換えると、Fθレンズ112cのレンズの長い方向へと、レーザ光が硬化用層130を走査することになる。
また、図2の矢印201及び矢印202に示すように、プリンタヘッド110は、例えば、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112との配列方向に往復移動することで硬化用層130の全面をレーザ光が走査することになる。
図3は、第1の実施形態における粉末供給ユニットの一例について示す図である。図3に示す例では、記載の便宜上、レーザスキャナ112としてポリゴンミラー112bとFθレンズ112cとを示した。図1に示すように、第1の実施形態における積層造形装置100では、上下駆動ステージ103aの垂直方向に粉末供給ユニット111を有するプリンタヘッド110が配置されており、粉末供給ユニット111から硬化用材料が上方から下方へと供給されることで、上下駆動ステージ103aに硬化用層130が形成される。
ここで、矢印202にプリンタヘッド110が移動する場合を例に説明する。図3に示す例では、積層造形装置100は、硬化用層130までの距離を測定する光学式変位センサ114(測定部とも称する)を更に有する。例えば、光学式変位センサ114は、プリンタヘッド110に設けられる。更に詳細な一例をあげて説明すると、光学式変位センサ114は、粉末供給ユニット111の配列方向と直交する方向の伸張方向に沿って複数設けられても良い。なお、上述の説明では、光学式変位センサ114が、光を用いて硬化用層130までの距離、又は、硬化用層130の厚みを測定する場合を例に説明するが、これに限定されるものではなく、任意の手法を用いて距離や厚みを測定して良い。また、センサの設置位置は、図3に示されたものに限定されるものではなく、硬化用層の厚みや硬化用層までの距離を測定できる任意の位置に用いて良く、センサの設置数も任意の数で良い。
粉末供給ユニット111は、スリットと、スリットの開き量を調整する調整機構である開き量調整機構111aとを有する。粉末供給ユニット111は、開き量調整機構111aによってスリットが開かれると、スリットの隙間から硬化用材料が上下駆動ステージ103aへと供給され、上下駆動ステージ103a上に硬化用層130が形成される。なお、図1に示す例では、粉末供給ユニット111が、配列方向と直交する方向へと伸張しており、一度の移動にて上下駆動ステージ103aの全面に対して硬化用層130を形成可能な場合を例に示したが、これに限定されるものではなく、複数回の移動によって上下駆動ステージ103aの全面に対して硬化用層130が形成されるような構成であっても良い。
後述するように、矢印202に向かったプリンタヘッド110が移動する際には、例えば、プリンタヘッド110の移動方向側からみてレーザスキャナ112の後に位置する粉末供給ユニット111−1が硬化用材料を提供する。また、矢印201に向かったプリンタヘッド110が移動する際には、例えば、プリンタヘッド110の移動方向側からみてレーザスキャナ112の後に位置する粉末供給ユニット111−2が硬化用材料を提供する。
ただし、この方式に限定されるものではなく、粉体供給ユニット111−2で粉体を供給した後、レーザースキャンを行っても良い。すなわち、図3に示す例において、矢印202へと移動する場合には、粉末供給ユニット111−2が粉末を供給し、その後、レーザスキャナ112がレーザースキャンを行い、そして、冷却ユニット113−1が硬化用層130を冷却しても良い。同様に、図3に示す例において、矢印201へと移動する場合には、粉末供給ユニット111−1が粉末を供給し、その後、レーザスキャナ112がレーザースキャンを行い、そして、冷却ユニット113−2が硬化用層130を冷却しても良い。
粉末供給ユニット111は、例えば、プリンタヘッド110が端部まで移動した際に、スリットを全閉し、供給した硬化用材料と同量の硬化用材料を、例えば、粉末貯蔵部101からポンプで送り出しチューブ経由で補充するなどにより補充された上で、硬化用材料を次回形成する場合に備える。なお、図3には示していないが、粉末供給ユニット111は、回転ブレードによる撹拌機能を更に内蔵しても良い。
図4は、第1の実施形態における冷却ユニットの一例について示す図である。図4に示す例では、冷却ユニット113は、例えば、粉末供給ユニット111の伸張方向に沿って、複数設けられる。例えば、冷却ユニット113は、等間隔に設けられたり、ジグザクに設けられたりする。冷却ユニット113は、例えば、ミスト状態の冷媒、例えば、水や有機液体などをレーザ光が照射された硬化用層130に吹き付けることで、レーザ光により加熱した硬化用層130を気化熱により急速冷却する。また、硬化用層130の変質を避ける場合は、硬化用層130に面した冷却面を備え、気体の熱伝導で硬化用層130を冷却することで達成しても良い。冷却面の温度と共に冷却面が硬化用層130に近いほど効果がある。ここで、冷却面は、冷却ユニット113の内部に水冷若しくは温調により冷却された溶媒によって冷却される。この場合、プリンタヘッド110およびステージ全体を覆い内部を乾燥したAr若しくは乾燥したN2などの不活性ガスで満たすことで、下記に述べるように冷却面に水滴が付着するのを防止しても良い。更に冷却ユニット113は、ミスト状態の冷媒の替わりにArやN2などの不活性ガスを吹き付ける機構と、該冷却面とを備え、両者により冷却を行っても良い。
後述するように、矢印202に向かったプリンタヘッド110が移動する際には、例えば、プリンタヘッド110の移動方向側からみてレーザスキャナ112の後に位置する冷却ユニット113−1が硬化用層130を冷却する。また、矢印201に向かったプリンタヘッド110が移動する際には、例えば、プリンタヘッド110の移動方向側からみてレーザスキャナ112の後に位置する冷却ユニット113−2が硬化用層130を冷却することになる。プリンタヘッド110が矢印202の方向に向かう場合、冷却面が近いと硬化用層130が冷却されてレーザ照射に影響を与える場合がある。このことを踏まえ、冷却ユニット113−2に対して、通常の冷却する高さから硬化用層130を冷却しない高さまで高さを調整する高さ調整機構を更に設けることで、高さ位置を変更するようにしても良い。プリンタヘッド110が201に向かう場合を考慮し、冷却部113−1についても同様にしても良い。
なお、図4に示す例では、チャンバ103が、窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスの流入孔103bと、排気口103cとを更に備える場合を示した。この場合、例えば、気化した液体は不活性ガスと共に運ばれ、順次排気される。また、この際、常温で気化しやすいように、チャンバ103内を蒸気圧以下の減圧環境にしても良い。ただし、これに限定されるものではなく、チャンバ103は、流入孔103bと排気口103cとを有しなくても良く、流入孔103bと排気口103cとの代わりに1つの開口部又は隙間等を有しても良い。冷却ユニット113には、例えば、チューブを経由して冷媒が外部から順次補充される。乾燥された不活性ガスを用いることで、冷却ユニット113の冷却面に水滴がつかないようにすることが可能となる。
次に制御部120について説明する。制御部120は、積層造形装置100を制御することで、積層造形物を作製する。例えば、制御部120は、利用者から積層造形物についてのデータを受領し、受領した積層造形物を作製する。ここで、利用者から受領する積層造形物についてのデータは、積層造形物そのもののデータであっても良く、積層造形物を積層造形装置を用いて作製するためのデータであっても良い。積層造形物を積層造形装置を用いて作製するためのデータとは、例えば、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物において、どのような各層を形成するかを規定しているデータである。また、積層造形物そのもののデータを受領する場合には、制御部120は、受領したデータをどのような各層を形成するかを規定しているデータに任意の手法を用いて変換した上で、以下に説明する処理を行う。
ここで、制御部120は、プリンタヘッド110の移動中に、粉末供給ユニット111が硬化用層130を形成するとともに、レーザスキャナ112がレーザ光を照射するように制御する。例えば、制御部120は、レーザスキャナ112が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、粉末供給ユニット111が、レーザスキャナ112が通過した領域を粉末供給ユニット111が通過する際に、硬化用層130を形成するように制御する。ここで、プリンタヘッド110が一度端部から端部まで移動することで、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物のうち、1つの層が形成されることになる。なお、第1の実施形態における制御部による処理の流れの一例については、図面を用いて後述する。
図5及び図6は、第1の実施形態における制御部について説明するための図である。図5では、矢印202へとプリンタヘッド110が移動する場合を例に示し、図6に示す例では、矢印201へとプリンタヘッド110が移動する場合を例に示した。
図5及び図6に示すように、制御部120は、硬化用層130のうち、積層造形物を制作する上で必要とされる箇所に対してレーザスキャナ112がレーザ光を照射するように制御することで、レーザ光が照射された箇所を硬化させる。図5や図6に示す例では、硬化用層130のうち、レーザ光が照射されて硬化した箇所を硬化用層130aとして示し、レーザ光が照射されていない箇所を硬化用層130bとして示した。
また、制御部120は、冷却ユニット113を制御することで、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御した硬化用層130を冷却する。その後、粉末供給ユニット111が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御した硬化用層130の上に、硬化用層130を更に作製する。ここで、第1の実施形態において、矢印202へと移動中に粉末供給ユニット111によって形成された硬化用層130は、その後、矢印202への移動が終了して矢印201へと折り返して移動する際に、レーザスキャナ112によってレーザ光が照射されたり、照射されることなく通過されたりすることになる。
また、制御部120は、粉末供給ユニット111により供給される硬化用材料の量を測定部により測定された距離に基づいて調整する。例えば、制御部120は、複数設けられた光学式変位センサ114それぞれにより得られた値に基づいて、硬化用層130の厚みを計測する。その後、制御部120は、例えば、計測した厚みが所定の厚みになるように、開き量調整機構111aによるスリットの開き具合を調整することで、エリアごとの供給量を調整し、硬化用材料を均一に塗布する。
また、第1の実施形態では、矢印202方向へとプリンタヘッド110が移動するように制御する際には、図5に示すように、制御部120は、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113−1が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111−1が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成する。
また、矢印201方向へとプリンタヘッド110が移動するように制御する際には、図6に示すように、制御部120は、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113−2が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111−2が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成する。同様に、粉末供給ユニット111−1により硬化用層130が形成がされた後に、レーザ光の照射が行われても良い。
また、制御部120は、プリンタヘッド110が端部まで移動すると、上下駆動ステージ103aを動作させ、硬化用層130の1段分降下させた上で、プリンタヘッド110が折り返して移動するように制御する。すなわち、プリンタヘッド110が移動することで、新たに一層分の硬化用層130が形成されたことを踏まえ、上下駆動ステージ103aを1層分下降させることで、プリンタヘッド110と硬化用層130の表面までの距離を一定にする。
ただし、プリンタヘッド110における各部の関係は、これに限定されるものではなく、制御部120は粉末供給ユニット111−2が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成し、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113−1が硬化用層130を冷却しても良い。
すなわち、上述の説明では、プリンタヘッド110の移動方向側から、レーザスキャナ112と粉末供給ユニット111とが順に配列されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタヘッド110は、プリンタヘッド110の移動方向側から、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが順に配列されていても良い。
この場合、制御部120は、粉末供給ユニット111が、プリンタヘッド110の移動中に硬化用層130を形成するように制御し、レーザスキャナ112が、粉末供給ユニット111が通過することで形成された硬化用層130にレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御する。すなわち、図5を参照して説明すると、矢印202へとプリンタヘッド110が移動する際には、粉末供給ユニット111−2が硬化用層130を形成し、粉末供給ユニット111−2により形成された硬化用層130の形成に対して、その後、レーザスキャナ112がレーザ光を照射することになる。また、同様に、図6を参照し、矢印201へとプリンタヘッド110が移動する場合について説明すると、この場合、プリンタヘッド110では、粉末供給ユニット111−1が硬化用層130を形成し、その後、粉末供給ユニット111−1により形成された硬化用層130に対して、レーザスキャナ112がレーザ光を照射する。
(第1の実施形態における制御部による処理の流れの一例)
図7は、第1の実施形態における制御部による処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すように、処理開始タイミングとなると(ステップS101肯定)、例えば、利用者による開始指示を受領すると、粉体供給ユニット111が第1層を形成する(ステップS102)。その後、第1層が形成されたプロセスエリアに対して、レーザ照射を行い(ステップS103)、冷却を行い(ステップS104)、粉体供給を行う(ステップS105)。すなわち、制御部120は、レーザスキャナ112が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、その後、レーザスキャナ112が通過した領域を粉末供給ユニット111が通過する際に、冷却ユニット113が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111が硬化用層130を形成するように制御する。この結果、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物のうち、1つの層が形成される。その後、制御部120は、上下駆動ステージを1層分降下させる(ステップS106)。
そして、制御部120は、同様にして、レーザ照射を行い(ステップS107)、冷却を行い(ステップS108)、粉体供給を行い(ステップS109)、上下駆動ステージを1層分降下させる(ステップS110)。例えば、上述のステップS103〜ステップS105までの間に、プリンタヘッド110が矢印202へと移動していた場合には、矢印201方向へと移動しながら、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物のうち、更に1つの層が形成される。
ここで、制御部120は、積層造形物の作製が終了したかを判定し(ステップS111)、終了したと判定した場合には(ステップS111肯定)、処理を終了する。一方、制御部120は、積層造形物の作製が終了していない場合には(ステップS111否定)、ステップS103へと戻り、処理を繰り返す。
なお、上記の処理手順は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲で適宜変更しても良い。例えば、図7に示す処理の流れでは、説明の便宜上、2つの層を形成するごとに、積層造形物の作製が終了したかを判定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、1層形成するごとに判定しても良い。また、上述した例では、処理の開始後に、粉体供給ユニット111が第1層を形成する場合を例に示したが、これに限定されるものではない。例えば、予め第1層が形成されている状況において処理を開始しても良い。
(第1の実施形態における効果)
上述したように、第1の実施形態によれば、積層造形装置100では、レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層130を形成する粉末供給ユニット111と、粉末供給ユニット111により形成される硬化用層130にレーザ光を照射することで、硬化用層130のうち任意の部分を硬化させるレーザスキャナ112とを有し、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが配列された配列方向に、粉末供給ユニット111とレーザスキャナ112とが共に移動するプリンタヘッド110を有し、プリンタヘッド110の移動中に、粉末供給ユニット111が硬化用層130を形成するとともに、レーザスキャナ112がレーザ光を照射するように制御する制御部120を有する。この結果、積層造形物を高速に作製することが可能となる。
図8は、第1の実施形態における積層造形装置による効果の一例を示す図である。従来の手法にあるように、全面に対するレーザ光による走査が終了した後に、硬化用材料を供給して新たな硬化用層を形成する手法と比較して、図8に示すように、第1の実施形態における積層造形装置100によれば、レーザスキャナ112によるレーザ光の走査と、粉末供給ユニット111による硬化用層130の形成が並行して進む結果、層造形物を高速に作製することが可能となる。例えば、図8の(1)に示すように、矢印210に示すレーザスキャナ112によるレーザ光の照射と、矢印211に示す粉末供給ユニット111による硬化用層130の形成とが並行して進む。この結果、図8の(2)に示すように、矢印220に示すレーザ光の照射が終了した後に、矢印221に示す硬化用層の形成を行う場合と比較して、処理時間を大幅に短縮可能となる。例えば、図8に示す例では、時間Δt分、処理時間を短縮可能となる。なお、図8に示す例では、説明の便宜上、冷却については示さなかったが、冷却を行う場合であっても、同様である。
また、第1の実施形態では、レーザ光による走査と、硬化用層130の形成に加えて、冷却ユニット113による冷却を更に平行して行ったが、このように、プリンタヘッド110に各ユニットを移動方向に配列して配置することで、他の機能を簡単に追加、拡張可能となり、積層造形装置100の拡張性を向上することも可能となる。
このように、第1の実施形態によれば、硬化用材料を提供して硬化用層130を形成するプロセスと、レーザ光を照射して硬化用材料が硬化するプロセスとを分離することなく、並行して実行可能となる。
また、第1の実施形態によれば、積層造形装置100では、レーザスキャナ112は、レーザ光源から出射されたレーザ光を反射するポリゴンミラー112bを有し、ポリゴンミラー112bにより反射したレーザ光を効果用層に照射する。この結果、レーザ光による走査を高速に実行可能となる。例えば、ガルバノスキャナを用いる場合と比較して高速にレーザ光を走査することができる結果、積層造形物を高速に作製することが可能となる。
また、第1の実施形態によれば、積層造形装置100では、プリンタヘッド110は、硬化用層130を冷却する冷却ユニット113を更に備え、プリンタヘッド110の移動方向側から、レーザスキャナ112と冷却ユニット113とが順に配列される。この結果、レーザ光によって加熱された部分が冷却するまでの時間が短縮され、硬化された箇所の上に硬化用層130を形成してもよくなるまでの時間が短くなる。この結果、レーザ光が照射されてから硬化用層130を形成するまでの時間を更に短くでき、積層造形物を高速に作製することが可能となる。
また、第1の実施形態によれば、積層造形装置100では、プリンタヘッド110の移動方向側から、レーザスキャナ112と粉末供給ユニット111とが順に配列されており、制御部120は、レーザスキャナ112が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、粉末供給ユニット111が、レーザスキャナ112が通過した領域を粉末供給ユニット111が通過する際に、硬化用層130を形成するように制御する。この結果、積層造形物を高速に作製することが可能となる。
また、第1の実施形態によれば、積層造形装置100では、硬化用層130までの距離を測定する測定部を更に備え、制御部120は、粉末供給ユニット111により供給される硬化用材料の量を測定部により測定された距離に基づいて調整する。この結果、硬化用層130の適切な厚みに調整可能となる。例えば、ローラなどを用いることなく、適切な厚さの硬化用層130を実現可能となる。例えば、レーザを用いての距離の測定誤差は、一般的に、ナノレベルである。これに呈して、硬化用層130として求められる厚みは、例えば、ミクロンレベルであり、硬化用層130の厚みを高精度に実現可能となる。また、測定部として更に高精度な検出手法を用いることで、更に高精度に調整することも可能である。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る積層造形装置の構成の一例を示す図である。図9に示すように、第2の実施形態に係る積層造形装置100では、第1の実施形態における積層造形装置100と比較して、プリンタヘッド110が、更に、硬化用材料が硬化しない温度範囲において硬化用層130を予備的に加熱するプレヒートユニット115(加熱部とも称する)を有する。このプレヒートユニットは、ランプ(他LED、Laser)加熱など加熱のONとOFFが急速に切り替え可能であることが望ましい。
例えば、プリンタヘッド110では、プリンタヘッド110の移動方向側から、プレヒートユニット115とレーザスキャナ112とが順に配列される。矢印202方向に移動する場合には、プレヒートユニット115−2とレーザスキャナ112とが順に配列されることになり、矢印201方向に移動する場合には、プレヒートユニット115−1とレーザスキャナ112とが順に配列されることになる。ここで、プレプレヒートユニット115によって予め硬化しない温度範囲まで加熱されることで、レーザ光による照射時間を短くすることが可能となり、処理時間を短縮可能となる。また、ガルバノスキャナよりも高速に走査可能なポリゴンミラーと併せて用いることで、走査時間を簡単に短縮可能となる。
図10及び図11は、第2の実施形態における制御部について説明するための図である。図10では、矢印202へとプリンタヘッド110が移動する場合を例に示し、図11に示す例では、矢印201へとプリンタヘッド110が移動する場合を例に示した。
図10及び図11に示すように、第1の実施形態に係る積層造形装置100と比較して、レーザスキャナ112によるレーザ光の走査に先立って、プレヒートユニット115が硬化用層130を予備的に加熱することで、レーザスキャナ112によりレーザ光が照射される対象となる硬化用層130cの温度は、プレヒートを行わない場合と比較して高い。この結果、同じ領域をレーザ光にて照射する時間を短くすることが可能となる。
第2の実施形態では、矢印202方向へとプリンタヘッド110が移動するように制御する際には、図10に示すように、制御部120は、プレヒートユニット115−2で硬化用層130を予備的に加熱した上で、予備的に加熱された後の硬化用層130cに対してレーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過し、その後、冷却ユニット113−1が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111−1が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成する。また、矢印201方向へとプリンタヘッド110が移動するように制御する際には、図6に示すように、制御部120は、プレヒートユニット115−1で硬化用層130を予備的に加熱した上で、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113−2が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111−2が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成する。
(第2の実施形態における制御部による処理の流れの一例)
図12は、第2の実施形態における制御部による処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示すように、処理開始タイミングとなると(ステップS201肯定)、例えば、利用者による開始指示を受領すると、第1の実施形態における積層造形装置100とは異なり、プレヒートユニット115が硬化用層130をプレヒートし(ステップS202)、その後、レーザ照射(ステップS203)、冷却(ステップS204)、粉体供給を行う(ステップS205)。この結果、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物のうち、1つの層が形成される。その後、制御部120は、上下駆動ステージを1層分降下させる(ステップS206)。
そして、制御部120は、同様にして、予備的な加熱(ステップS207)、レーザ照射(ステップS208)、冷却(ステップS209)、粉体供給を行い(ステップS210)、上下駆動ステージを1層分降下させる(ステップS211)。例えば、上述のステップS202〜ステップS205までの間に、プリンタヘッド110が矢印202へと移動していた場合には、矢印201方向へと移動しながら、複数の硬化用層130を積層して形成される積層造形物のうち、更に1つの層が形成される。
ここで、制御部120は、積層造形物の作製が終了したかを判定し(ステップS212)、終了したと判定した場合には(ステップS212肯定)、処理を終了する。一方、制御部120は、積層造形物の作製が終了していない場合には(ステップS212否定)、ステップS202へと戻り、処理を繰り返す。
なお、上記の処理手順は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲で適宜変更しても良い。
(第2の実施形態における効果)
上述したように、第2の実施形態によれば、プリンタヘッド110は、硬化用材料が硬化しない温度範囲において硬化用層130を加熱するプレヒートユニット115を更に備え、プリンタヘッド110の移動方向側から、プレヒートユニット115とレーザスキャナ112とが順に配列される。この結果、予め硬化用層130が加熱することで、レーザ光を照射してから硬化用材料が硬化するまでの時間を短くでき、積層造形物を高速に作製することが可能となる。また、予め硬化用層130が加熱することで、レーザ光のパワーを低下させたとしても、プレヒートユニット115による加熱を行わない場合と同様の時間にて硬化させることも可能となる。
(第3の実施形態)
上述したように、第1の実施形態に係る積層造形装置及び第2の実施形態に係る積層造形装置について説明したが、これに限定されるものではなく、種々の実施形態にて積層造形装置100及び積層造形方法を実現して良い。
(厚み)
例えば、測定部による測定結果を用いて、硬化用層130の厚みがたりない場合には、たりない箇所に硬化用材料を更に提供しても良く、硬化用層130のうちレーザ光が照射されて硬化した箇所の厚みがたりない場合には、厚みのたりない箇所に硬化用材料を提供し、レーザ光にて再度照射することで適切な厚みとなるように制御しても良い。すなわち、例えば、制御部120は、硬化用層130のうち硬化した箇所について測定部により測定された距離が所定の値より大きい場合には、粉末供給ユニット111が、厚みのたりない箇所に対して硬化用材料を供給するように制御し、レーザスキャナ112が、厚みのたりない箇所にレーザ光を照射するように制御しても良い。
この場合、制御部120は、厚みのたりない箇所に硬化用材料を提供したり、提供の上レーザ光を照射したりする際、厚みのたりない箇所を処理することを目的として、すなわち、他の箇所については特段処理することなく、プリンタヘッド110を移動させても良い。
(冷却ユニット)
また、例えば、第1の実施形態及び第2の実施形態では、プリンタヘッド110が冷却ユニット113を有する場合を例に示したが、これに限定されるものではなく、冷却ユニット113を保持していなくても良い。
(プリンタヘッドの各部の搭載数)
また、例えば、第1の実施形態及び第2の実施形態では、プリンタヘッド110が、2つの粉末供給ユニット111を有する場合を例に示したが、これに限定されるものではない。例えば、装置コストが安価にすることを考慮してプリンタヘッド110は、1つの粉末供給ユニット111を有しても良い。この場合、プリンタヘッド110が往復移動する場合には、そのうちの一方において、粉末供給ユニット111による硬化用層130の形成が行われることになる。
図13〜図15は、プリンタヘッドが1つの粉末供給ユニットを有する場合の一例について示す図である。図13に示す例では、プリンタヘッド110は、レーザスキャナ112と、1つの粉末供給ユニット111を有する。この場合、プリンタヘッド110は、矢印201又は矢印202の一方に移動する際に、処理を行う。すなわち、例えば、矢印201に移動する際に処理を行うと設定する場合には、制御部120は、粉末供給ユニット111が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成し、その後、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過し、その後、端部にプリンタヘッド110が達すると、一旦プリンタヘッド110は開始の端に戻って同じ動作を繰り返すことになる。また、同様に、矢印202に移動する際に処理を行うと設定する場合には、制御部120は、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、粉末供給ユニット111が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成し、端部にプリンタヘッド110が達すると、一旦プリンタヘッド110は開始の端に戻って同じ動作を繰り返すことになる。
図14〜図15に示す例では、プリンタヘッド110は、プリンタヘッド110は、レーザスキャナ112と、1つの粉末供給ユニット111と、1つの冷却ユニット113と、1つのプレヒートユニット115とを有する。
図14に示す例では、矢印202へと移動する際、レーザ照射の後に硬化用層130を形成する場合を示した。具体的には、プリンタヘッド110は、移動方向に向かって、プレヒートユニット115、レーザスキャナ112、冷却ユニット113、粉末供給ユニット111とが順に設けられる。この場合、制御部120は、矢印202へと移動している際、プレヒートユニット115にプレヒートを行わせ、その後、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113が硬化用層130を冷却し、粉末供給ユニット111が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成し、端部にプリンタヘッド110が達すると、一旦プリンタヘッド110は開始の端に戻って同じ動作を繰り返すことになる。
なお、図14に示すプリンタヘッド110において、粉末供給ユニット111が粉末を供給した後に、レーザスキャナ112がレーザ照射を行うことで、矢印201方向へと移動中に処理を行っても良い。また、図14に示す例では、レーザスキャナ112と粉末供給ユニット111とに加えて、プレヒートユニット115と冷却ユニット113とを有する場合を例に示したが、プレヒートユニット115と冷却ユニット113とのうちいずれか一方について有さなくても良い。
なお、図14に示す例では、矢印202へと移動する際に、プレヒートユニット115と、レーザスキャナ112と、冷却ユニット113と、粉末供給ユニット111とが順に処理を行う場合を例に説明した。ただし、この場合に限定されるものではなく、矢印201へと移動する際に、プレヒートユニット115と、レーザスキャナ112と、冷却ユニット113と、粉末供給ユニット111とが順に処理を行っても良い。この場合、各部の配置は、図14に示す場合と比較して逆となる。具体的には、図14において、左側から、プレヒートユニット115、レーザスキャナ112、冷却ユニット113、粉末供給ユニット111の順に設けられることになる。
図15に示す例では、矢印202へと移動する際、硬化用層130を形成した後にーザ照射を行う場合を示した。具体的には、プリンタヘッド110は、移動方向に向かって、粉末供給ユニット111、プレヒートユニット115、レーザスキャナ112、冷却ユニット113が順に設けられる。この場合、制御部120は、矢印202へと移動している際、粉末供給ユニット111が硬化用材料を供給して硬化用層130bを形成し、プレヒートユニット115にプレヒートを行わせ、その後、レーザスキャナ112にそってレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過した後、冷却ユニット113が硬化用層130を冷却し、端部にプリンタヘッド110が達すると、一旦プリンタヘッド110は開始の端に戻って同じ動作を繰り返すことになる。
なお、図15に示すプリンタヘッド110では、レーザスキャナ112がレーザ照射を行った後に粉末供給ユニット111が粉末を供給することで、矢印201方向へと移動中に処理を行っても良い。また、図15に示す例では、レーザスキャナ112と粉末供給ユニット111とに加えて、プレヒートユニット115と冷却ユニット113とを有する場合を例に示したが、プレヒートユニット115と冷却ユニット113とのうちいずれか一方について有さなくても良い。
なお、図15に示す例では、矢印202へと移動する際に、粉末供給ユニット111と、プレヒートユニット115と、レーザスキャナ112と、冷却ユニット113とが順に処理を行う場合を例に説明した。ただし、この場合に限定されるものではなく、矢印201へと移動する際に、粉末供給ユニット111と、プレヒートユニット115と、レーザスキャナ112と、冷却ユニット113とが順に処理を行っても良い。この場合、各部の配置は、図15に示す場合と比較して逆となる。具体的には、図15において、左側から、冷却ユニット113、レーザスキャナ112、プレヒートユニット115、粉末供給ユニット111の順に設けられることになる。
このように、粉末供給ユニット111を1つ有する場合には、プリンタヘッド110が開始端に戻るだけ時間が必要であるが、レーザ照射と紛体供給が同時に行われるので従来技術に比べて処理時間を短縮可能となる。
また、例えば、上述した実施形態では、ポリゴンミラーを用いる場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ガルバノスキャナを用いても良い。
100 積層造形装置
101 粉末貯蔵部
102 レーザ本体
103 チャンバ
103a 上下駆動ステージ
103b 流入孔
103c 排気口
110 プリンタヘッド
111 粉末供給ユニット
111 供給部
111a 開き量調整機構
112 レーザスキャナ
112a コリメータレンズ
112b ポリゴンミラー
112c Fθレンズ
112 レーザ照射部
113 冷却ユニット
114 光学式変位センサ
115 プレヒートユニット
120 制御部
130 硬化用層

Claims (14)

  1. レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、前記供給部により形成される前記硬化用層にレーザ光を照射することで、前記硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部とを有し、前記供給部と前記レーザ照射部とが配列された配列方向に、前記供給部とレーザ照射部とが共に移動する移動部と、前記移動部の移動中に、前記供給部が前記硬化用層を形成するとともに、前記レーザ照射部がレーザ光を照射するように制御する制御部と
    を有することを特徴とする積層造形装置。
  2. 前記レーザ照射部は、レーザ光源から出射されたレーザ光を反射するポリゴンミラーを有し、前記ポリゴンミラーにより反射したレーザ光を前記硬化用層に照射することを特徴とする請求項1に記載の積層造形装置。
  3. 前記移動部は、前記硬化用層を冷却する冷却部を更に備え、前記移動部の移動方向側から、前記レーザ照射部と前記冷却部とが順に配列されることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層造形装置。
  4. 前記移動部は、前記硬化用材料が硬化しない温度範囲において前記硬化用層を加熱する加熱部を更に備え、前記移動部の移動方向側から、前記加熱部と前記レーザ照射部とが順に配列されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  5. 前記移動部は、前記移動部の移動方向側から、前記レーザ照射部と前記供給部とが順に配列されており、
    前記制御部は、前記レーザ照射部が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、前記供給部が、前記レーザ照射部が通過した領域を前記供給部が通過する際に、前記硬化用層を形成するように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  6. 前記移動部は、前記移動部の移動方向側から、前記供給部と前記レーザ照射部とが順に配列されており、
    前記制御部は、前記供給部が、前記移動部の移動中に硬化用層を形成するように制御し、前記レーザ照射部が、前記供給部が通過することで形成された硬化用層にレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  7. 前記移動部は、二つの前記供給部が前記レーザ照射部を挟むように順に配列されており、前記制御部は、前記レーザ照射部が、レーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御し、前記移動部の移動方向側からレーザ照射部よりも後方の前記供給部が、前記レーザ照射部が通過した領域を前記供給部が通過する際に、前記硬化用層を形成するように制御するか、若しくは、前記移動部の移動方向側からレーザ照射部よりも前方の前記供給部が、前記移動部の移動中に硬化用層を形成するように制御し、前記レーザ照射部が、第二の前記供給部が通過することで形成された硬化用層にレーザ光を照射した上で通過、又は、照射することなく通過するように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  8. 前記硬化用層までの距離を測定する測定部を更に備え、
    前記制御部は、前記供給部により供給される硬化用材料の量を前記測定部により測定された距離に基づいて調整することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  9. 前記硬化用層までの距離を測定する測定部を更に備え、
    前記制御部は、前記硬化用層のうち硬化した箇所について前記測定部により測定された距離が所定の値より大きい場合には、前記供給部が、前記箇所に対して前記硬化用材料を供給するように制御し、前記レーザ照射部が、前記箇所にレーザ光を照射するように制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  10. 前記硬化用層と直交する方向に移動可能であり、前記硬化用層が形成されるステージを更に備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の積層造形装置。
  11. レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、前記供給部により形成される前記硬化用層にレーザ光を照射するレーザ照射部とを有する移動部が、前記供給部と前記レーザ照射部とが配列された配列方向に往復移動中に、前記移動部の前記供給部が前記硬化用層を形成するステップと、
    前記移動部の往復移動中に、前記供給部による前記硬化用層の形成と併せて、前記レーザ照射部が、前記レーザ光を照射させることで、前記硬化用層のうち任意の部分を硬化させるステップと
    を含むことを特徴とする積層造形方法。
  12. レーザ光が照射されると硬化する硬化用材料を供給することで硬化用層を形成する供給部と、前記供給部により形成される前記硬化用層にレーザ光を照射することで、前記硬化用層のうち任意の部分を硬化させるレーザ照射部とを有し、前記供給部と前記レーザ照射部とが配列された配列方向に移動中に、前記供給部が前記硬化用層を形成するとともに、前記レーザ照射部がレーザ光を照射する移動部。
  13. 前記移動部は、前記硬化用層を冷却する冷却部を更に備え、前記移動部の移動方向側から、前記レーザ照射部と前記冷却部とが順に配列されることを特徴とする請求項12に記載の移動部。
  14. 前記移動部は、前記硬化用材料が硬化しない温度範囲において前記硬化用層を加熱する加熱部を更に備え、前記移動部の移動方向側から、前記加熱部と前記レーザ照射部とが順に配列されることを特徴とする請求項12又は13のいずれか1項に記載の移動部。
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