JP2020029597A - 積層造形物の積層造形装置 - Google Patents

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Hiroyuki Hoshino
広行 星野
貴也 長濱
Takaya Nagahama
貴也 長濱
誠 田野
Makoto Tano
誠 田野
哲弥 三井
Tetsuya Mitsui
哲弥 三井
高史 溝口
Takashi Mizoguchi
高史 溝口
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Abstract

【課題】金属粉末を照射範囲に供給する際、照射範囲に突部が生じても、突部を乗り越えて金属粉末の表面のならしを可能とするとともに、低コストで、且つ使用可能な温度範囲が広いリコータを備える積層造形物の積層造形装置を提供する。【解決手段】積層造形装置100は、造形光ビームL1が照射され、積層造形物が積層されるたび、照射範囲Ar1を移動し、積層造形物の上面に供給された粉末層15aの表面をならすブレード26bを備える。ブレード26bは、リコータ26に設けられ、リコータ26とともに照射範囲Ar1を移動する移動時において、積層造形物の上面が突部16を有する場合、突部16の通過を可能とし、且つ薄膜層15a(粉末層)の表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう繊維質材料によって形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、積層造形物の積層造形装置に関する。
近年、照射範囲に供給された金属粉末をレーザ光の照射によって焼結又は溶融させて固化させ、一層ずつ層状に積層して立体的な積層造形物を製造する金属AM(Additive Manufactuaring)の開発が盛んに行なわれている。しかしながら、金属AMにおいては、レーザ光によって焼結又は溶融され固化された製品の積層方向の平面度や表面粗さはあまり高精度ではない。
積層方向の平面度や表面粗さが高精度ではない理由の一つとしては、以下に説明する現象が挙げられる。つまり、敷き詰められた金属粉末の粉末層の表面のうち、レーザ光が一度も照射されていない、所謂、未照射部分にレーザ光を照射し金属粉末を溶融させ、その後固化させると、照射部分では、他の表面部分より高い部分(突部)が形成されるという公知の現象がある。
このため、金属粉末を照射範囲に供給する際、リコータ(ブレード)を金属粉末とともに照射範囲内に移動させると、通常セラミックや金属で形成されるブレードは、突部と干渉し、スムーズな移動が阻害される。このため、ブレードが破損する虞がある。また、ブレードが破損しなくても、照射範囲に供給される粉末層の表面をきれいにならすことが困難となり、延いてはレーザ光を照射したのち成形する製品の状態が悪化する虞がある。
このような現象に対応するため、一般的には、リコータ(ブレード)をゴムのような弾性を有する部材で形成することが考えられる。これにより、突部では、ゴムが変形することにより、ブレードが突部をスムーズに通過できる。また、別の方法として、例えば、引用文献1に記載される方法が開示されている。
特許文献1に示す従来技術では、リコータ(リコータヘッド)が、リコータヘッド駆動機構によって移動可能に構成される。そして、リコータが突部に衝突したことが検出されると、駆動機構のサーボモータをトルクがなくなる非制御状態に制御する。これにより、リコータが空走するようにして、突部を抵抗なく通過させると記載されている。また、特許文献2に示す従来技術では、突部が検出されると、切削回転工具が突部を切除すると記載されている。
特開2016−98411号公報 特開2016−150463号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、構成が複雑であり、コストが高い。これに対し、ゴムによってリコータ(ブレード)を作成する場合には、製作コストを低く抑えることが可能である。しかし、ブレードをゴムで作成した場合、例えば、使用可能な温度範囲が比較的狭い等の課題があり、設計上の制約となる場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、金属粉末を照射範囲に供給する際、照射範囲に突部が生じても、突部を乗り越えて金属粉末の表面のならしを可能とするとともに、低コストで、且つ使用可能な温度範囲が広いリコータを備える積層造形物の積層造形装置を提供することを目的とする。
本発明に係る積層造形装置は、造形光ビームの照射によって、照射範囲に供給された金属粉末の粉末層を溶融させた後、凝固させることにより、又は前記金属粉末の前記粉末層を焼結させることにより積層して積層造形物を形成する。積層造形装置は、前記造形光ビームが照射され、前記積層造形物が積層されるたび、前記照射範囲を移動し、前記積層造形物の上面に供給された前記粉末層の表面をならすブレードを備える。そして、前記ブレードは、リコータに設けられ、前記リコータとともに前記照射範囲を移動する移動時において、前記積層造形物の前記上面が突部を有する場合、前記突部の通過を可能とし、且つ前記粉末層の前記表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう繊維質材料によって形成される。
これにより、ブレードは、照射範囲の移動時においては、弾性によって突部と接触する部分が好適に変形し、突部を良好に通過できる。その後、ブレードは、突部の通過後、弾性によって形状が復帰し、所定の弾性力によって、照射範囲における金属粉末の表面を良好にならすことができる。また、ブレードは、繊維質材料のみによって形成されるので、比較的低コストで作製できる。また、繊維質材料は、通常、ゴムよりも高い耐熱性を有するため、ゴムよりも幅広い温度範囲の設計条件に対応できる。
実施形態に係る積層造形装置の概要図である。 図1における金属粉末供給装置の上面図である。 レーザヘッドの構成を説明する図である。 図2におけるリコータのIV-IV矢視断面図である。 リコータの作動を説明する第一図である。 リコータの作動を説明する第二図である。 リコータの作動を説明する第三図である。 変形例2のブレードを説明する図である。 第二実施形態のリコータを説明する図である。
<1.第一実施形態>
(1−1.概要)
まず、本発明の第一実施形態に係る積層造形装置100(図1参照)の概要について説明する。積層造形装置100は、造形光ビームの照射によって、照射範囲に一層ずつ供給された金属粉末を、それぞれ溶融させたのち凝固させて積層し積層造形物を形成する装置である。
本実施形態では、造形光ビームとして、安価な近赤外波長のレーザ光を採用するものとして説明する。以降、近赤外波長のレーザ光を単にレーザ光L1と称す。ただし、この態様には限らない。レーザ光L1は、あくまで一例であり、造形光ビームとしては、近赤外波長のレーザ光(レーザ光L1)に限らず、CO2レーザ(遠赤外レーザ光)や半導体レーザや電子ビームを採用してもよい。また、造形光ビームによって金属粉末15を溶融させ、積層造形物を形成するのではなく、造形光ビームによって金属粉末15を焼結させて積層造形物を形成しても良い。
本実施形態において、造形物の原材料となる金属粉末15としては、SKD材(合金工具鋼、炭素鋼)、アルミ、SUS、チタン、マルエージングなどがある。なお、本実施形態では、金属粉末として、SKD材のうち、例えばSKD61(JIS規格)を使用するものとする。また、金属粉末15の第一層目(後述する薄膜層15a)は、造形物の最下層部(ベース部)を構成する平板状のベースプレート27の上面に供給されるものとする。
(1−2.積層造形装置)
本発明に係る積層造形装置100について説明する。図1は、本発明に係る第一実施形態の積層造形装置100の概要図である。積層造形装置100は、チャンバ10と、金属粉末供給装置20と、造形光ビーム照射装置30と、制御装置45と、を備える。制御装置45は、金属粉末供給制御部25と、造形光ビーム照射制御部49と、造形部70とを備える。
チャンバ10は、概ね、直方体形状で形成された筐体であり、外気と内気との遮断が可能な容器である。チャンバ10は、内部の空気を、N(窒素)やAr(アルゴン)などの不活性ガスに置換可能な装置を備える(不図示)。なお、チャンバ10は、内部を不活性ガスに置換するのではなく、内部の空気を真空ポンプにより吸引し真空近傍まで減圧させる構成としてもよい。
金属粉末供給装置20は、チャンバ10の内部に設けられる。本実施形態において、金属粉末供給装置20は、制御装置45の金属粉末供給制御部25によって制御され、積層造形物の原材料となる金属粉末15をレーザ光L1の照射範囲Ar1(図1、図2参照)に供給する。詳細には、金属粉末供給装置20は、レーザ光L1(造形光ビーム)が照射され、積層造形物15Aが積層されて形成されるたび、金属粉末15の薄膜層15a(粉末層)をレーザ光L1の照射範囲Ar1に一層ずつ所定の膜厚α(図1参照)で供給する。
図1、図2に示すように、金属粉末供給装置20は、造形用容器21と、粉末収納容器22と、本発明に係るリコータ26と、を備える。図1に示すように、造形用容器21内には、造形物の昇温のためのヒータ28を介して、上述したベースプレート27が載置される。なお、ヒータ28はどのような方式のものであってもよい。また、図示しないが、ヒータ28は、レーザ光L1が照射される側に配置して薄膜層15aを加熱してもよい。
ヒータ28は、制御装置45と接続され、制御装置45の制御によって、薄膜層15aを、ベースプレート27を介して加熱(予熱)する。薄膜層15aは、ヒータ28によって、例えば、約400℃に加熱される。このとき、400℃は、通常のゴム(例えばフッ素)の耐熱温度である約260℃を超え、且つ、金属粉末15(SKD61)の再結晶温度(約450℃)より小さい温度であり、本発明に係る所定の温度に相当する。
これにより、レーザ光L1を、照射範囲Ar1の薄膜層15aに照射して溶融させ積層造形物15Aを形成する際、溶融させた部分の温度低下速度を遅くすることができ、凝固させた後の積層造形物15Aの品質を向上させることができる。なお、本実施形態では、薄膜層15aの予備加熱温度(所定の温度)を400℃としたが、この態様には限らない。所定の温度(予備加熱温度)は、金属粉末の再結晶温度以下であれば何度でもよい。ただし、好ましくは再結晶温度に近い程よい。これによっても、所定の温度に応じ、相応の品質を備えた積層造形物15Aが得られる。
粉末収納容器22は、フィードテーブル24上に金属粉末15が収容され、フィードテーブル24が上方に移動されることにより、金属粉末15が所定量、粉末収納容器22の上面から上方に突出する。なお、造形物昇降テーブル23,フィードテーブル24には、それぞれ支持軸23a、24aが取り付けられる。支持軸23a,24aは、制御装置45に制御される駆動装置(図略)に接続され、駆動装置の作動によって上下に移動される。
これにより、フィードテーブル24の上昇により粉末収納容器22の上面より上方に供給された金属粉末15が、リコータ26の図1における右から左へのU方向の作動により、造形物昇降テーブル23上に運搬される。これにより、造形物昇降テーブル23上に金属粉末15が供給され薄膜層15aが形成される。
このとき、リコータ26は、照射範囲Ar1を、図1において右から左に向って移動する際、薄膜層15aの表面をならしながら照射範囲Ar1に薄膜層15aを一層ずつ供給する。詳細については、後に説明する。なお、薄膜層15aの厚さαは、造形物昇降テーブル23の下降量で決まる。また、前述したが、図1に示す15Aは、レーザ光L1を照射し、溶融させた後、凝固した積層造形物の層である。
造形光ビーム照射装置30は、チャンバ10内の照射範囲Ar1(図1、図2参照)に供給された金属粉末15の薄膜層15aの表面に対し、外気を遮断された状態でレーザ光L1を所定の照射パターンで照射する。造形光ビーム照射装置30は、制御装置45の造形光ビーム照射制御部49によって制御される。所定の照射パターンは、造形部70が記憶している。
図1に示すように、造形光ビーム照射装置30は、レーザ発振器31、及びレーザヘッド32を備える。また、レーザ発振器31は、レーザ発振器31から発振されたレーザ光L1をレーザヘッド32に伝送する光ファイバ35を備える。
レーザ発振器31は、波長が予め設定された所定の赤外波長となるよう発振させて連続波CWのレーザ光であるレーザ光L1を生成する。具体的には、レーザ光L1として、HoYAG(波長:約1.5μm),YVO(イットリウム・バナデイト、波長:約1.06μm),Yb(イッテルビウム、波長:約1.09μm)などが採用可能である。これにより、レーザ発振器31を安価に製作できるとともに、運用時においても消費エネルギーは小さく安価である。
図1に示すように、レーザヘッド32は、チャンバ10内の薄膜層15aの表面から所定の距離を隔てて配置される。図3に示すように、レーザヘッド32は、コリメートレンズ33、ミラー34、ガルバノスキャナ36、及びfθレンズ38を備える。コリメートレンズ33、ミラー34、ガルバノスキャナ36、及びfθレンズ38は、レーザヘッド32の筐体内に配置される。
コリメートレンズ33は、光ファイバ35から照射されたレーザ光L1をコリメートして平行光に変換する。ミラー34は、コリメートされたレーザ光L1が、ガルバノスキャナ36に入射するようレーザ光L1の進行方向を変換する。本実施形態において、ミラー34は、レーザ光L1の進行方向を90度変換する。
ガルバノスキャナ36は、レーザ光L1の進行方向を変更し、レーザ光L1を、fθレンズ38を介して、薄膜層15aの表面の所定の位置に照射する。つまり、レーザヘッド32は、ガルバノスキャナ36によって、レーザ発振器31から発振されたレーザ光L1の照射角度を自在に変更可能である。
ガルバノスキャナ36には、例えば、直交する2方向に首ふり運動の可能な一対の可動ミラー(図示しない)を含む周知のスキャナが用いられる。fθレンズ38は、ガルバノスキャナ36から入射された平行なレーザ光L1を集光するレンズである。また、レーザヘッド32から照射されたレーザ光L1は、チャンバ10の上面に設けられる透明なガラスなどを通してチャンバ10内に照射される。
造形部70は、造形光ビーム照射制御部49を介して、造形光ビーム照射装置30の作動を制御する。造形部70は、造形光ビーム照射装置30を作動させ、レーザ光L1を、照射範囲Ar1に供給された薄膜層15aの表面に、予め設定された照射パターンに従って照射する。
(1−3.リコータ26の構成)
次に、本発明に係るリコータ26の構成について詳細に説明する。図4の断面図に示すように、リコータ26は、ホルダ26aと、ホルダ26aに交換可能に保持されるブレード26bと、を備える。つまり、ブレード26bは、ホルダ26aを介してリコータ26に設けられる。
上述したように、リコータ26は、照射範囲Ar1にレーザ光L1が照射され、積層造形物が一層形成され積層されるたびに、照射範囲Ar1をU方向に向って移動する。これにより、フィードテーブル24の上昇により、粉末収納容器22の上面より上方に供給された金属粉末15が、ブレード26bの作用により造形物昇降テーブル23上に運搬され薄膜層15aを形成する。
ホルダ26aは、図2における上下方向に延在して形成され、駆動機構(図略)と連結される。駆動機構は、ホルダ26aに連結され、ブレード26bが、照射範囲Ar1に供給された薄膜層15aの表面をならすためU方向に移動するようリコータ26を移動させる機構である。駆動機構は、ボールねじ機構やリニアモータによる機構等どのような方式の機構であってもよい。駆動機構は、金属粉末供給制御部25によって駆動を制御される。
ホルダ26aは、図4に示すように、断面がほぼ矩形の基部26a1と、図4において、基部26a1の下方で且つ左右両側にそれぞれ突設される支持部26a2及び支持部26a3を備える。基部26a1及び支持部26a2、26a3は、図2における上下方向に延在して形成される。支持部26a2及び支持部26a3は対向する面同士が平行となるよう形成される。支持部26a3は、図2における上下方向に整列する複数のめねじ26a4を備える。
図4に示すように、ブレード26bは、板状に圧縮成形された状態で、ホルダ26aに固定される。ブレード26bは、所定の繊維質材料により形成される。ここで、所定の繊維質材料とは、ロックウール、アルミナファイバ、又はグラスウール等をいう。換言すると、所定の繊維質材料は、複数の繊維状部材(線状部材)の集合体からなる材料である。また、所定の繊維質材料は、前述した集合体の状態において弾性力を有する弾性体でもある。ロックウール、アルミナファイバ、又はグラスウール等は、主に自動車用や建築用として使用される所定の耐熱性を有した公知の材料である。従って、詳細な説明については、省略する。なお、通常、繊維質材料の所定の耐熱性は、ゴムの耐熱性よりも高い。
ブレード26bは、これらの繊維質材料のうちの、例えば、ロックウールを、図略の圧縮成形機によって成形されて製作される。このとき、ブレード26bは、図4に示すように、板厚Tで板状に形成され、且つ所定の弾性力(又は剛性)を有する。このとき、所定の弾性力とは、リコータ26の構成部材として、薄膜層15a(粉末層)の表面を、良好にならすことを可能とする大きさの弾性力である。
ブレード26bは、ホルダ26aと同様、図2における上下方向に延在して形成される。ブレード26bは、図4に示すように、リコータ26が照射範囲Ar1を移動する前の状態において、照射範囲Ar1に面して配置される側の平面部26b1が、ブレード26bの移動方向(U方向)と直交して配置される。また、ブレード26bでは、薄膜層15aの表面と対向するよう配置され照射範囲Ar1の移動時に薄膜層15aの表面をならす底面部26b2が、平面部26b1と直交して形成される。つまり、ブレード26bの、平面部26b1と底面部26b2とによって形成される角部の角度は直角である。
図4の断面図に示すように、底面部26b2は、例えば、ブレード26bの板厚Tの1/2程度の幅で形成され、板厚Tの途中から平面部26b1と背向する他方の平面部26b3に向って面取りがされている。ただし、この態様は、あくまで一例を例示したものである。従って、板厚Tに対する底面部26b2の幅の割合は任意に設定すればよい。例えば、板厚Tに対する底面部26b2の幅の割合は、1であってもよい。
そして、ブレード26bは、図4に示すように、平面部26b1の一部が、支持部26a3と対向する支持部26a2の面と当接する。また、支持部26a3に形成された複数のめねじ26a4に、複数のボルト29の一端が螺着され、ボルトの他端がブレード26bの平面部26b3と当接し、ホルダ26aに対してブレード26bを固定する。このような構成であるので、複数のボルト29を脱着することによって、ブレード26bは、ホルダ26aに対して、交換可能である。
そして、上記のように構成された板状のブレード26bは、リコータ26が照射範囲Ar1を移動する移動時において、積層造形物15Aの上面が、図5Aに示すような突部16を有する場合、突部16の通過を可能とし、且つ薄膜層15aの表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう形成される。なお、このとき、ブレード26bの所定の弾性力は、上述したように、ブレード26bが、照射範囲Ar1を移動する移動時において、薄膜層15aの表面を、良好にならすことを可能とする弾性力でもある。
上記において、突部16とは、薄膜層15aの表面にレーザ光L1を照射し、金属粉末を溶融させた後、凝固させて形成した積層造形物15Aの一部に、意図せず形成される、他の表面部分より高い部分のことである。具体的には、突部16は、薄膜層15aの表面において、レーザ光L1が一度も照射されていない、所謂、未照射状態の表面部分にレーザ光を照射した場合に形成される場合がある。
本発明では、このように、例えば、積層造形物15Aの表面の一部に、意図せず突部16が生じてしまった場合でも、リコータ26(ブレード26b)は、U方向に向って移動する際、突部16を所定の弾性力に応じた変形によって乗り越えることができる。そして、その後、リコータ26(ブレード26b)は、所定の弾性力に応じて積層した薄膜層15aの表面を良好にならし、敷き詰めることができる。
このため、実際には、ブレード26bを圧縮成形機によって成形する際、圧縮成形機の圧縮力を複数通り調整し、製造条件の異なる複数のブレード26bを作製する。そして、複数の圧縮力によって作製した複数のブレード26bによって、様々な高さの突部16の通過評価、及び通過評価に続く薄膜層15aの表面のならし評価を行なう。
そして、評価後の結果に基づき、リコータ26とともに照射範囲Ar1を移動する移動時において、ブレード26bが、突部16を通過することを可能とし、且つ薄膜層15aの表面のならしをも可能とする所定の弾性力を有したブレード26bの製造を可能とする製造条件を導出すればよい。なお、導出する条件としては、ブレード26bを圧縮成形する圧縮力だけではなく、ブレード26bの材質、形状等を変更し、最適条件を導出するようにしてもよい。
(1−4.作動)
次に、作動について説明する。なお、作動の説明においては、前提として、ベースプレート27の上面には、一層目の薄膜層15a(粉末層)が配置されているものとする。そして、一層目の薄膜層15aの一部には、レーザ光L1の照射によって形成した積層造形物15Aが形成されているものとする。さらに、積層造形物15Aの上面の一部には、図5Aに示すような突部16が形成されている。
また、ベースプレート27の下方には、ヒータ28が設けられている。そして、ヒータ28の作動によって、ベースプレート27及び一層目の薄膜層15aは、約400℃に加熱(予熱)されているものとする。
作動の一例について説明する。まず、金属粉末供給制御部25の制御によって、支持軸24a及びフィードテーブル24が所定量(α)だけ上方に移動される(図4参照)。このとき、リコータ26は、粉末収納容器22の上面における位置A(図2、図4参照)に配置されている。
また、金属粉末供給制御部25の制御によって、支持軸23a及び造形物昇降テーブル23が所定量(α)だけ下方に移動される(図5A参照)。これにより、一層目の薄膜層15aの表面と、造形用容器21の上面との間には、高さ方向において所定量(α)の隙間ができる。なお、このとき、前述した突部16の薄膜層15aの表面からの高さは、所定量(α)より大きいものとする。
上記の状態において、リコータ26が、図5Aにおける左方向(U方向)に向って移動を開始する。これにより、図5Aに示すように、リコータ26のブレード26bが、粉末収納容器22の上方に供給された金属粉末15を、左方に向って移動させる。しかし、このとき、前述したように、一層目の薄膜層15aに形成された積層造形物15Aの表面は、突部16を備える。
このため、リコータ26がU方向への移動を続けると、ブレード26bの平面部26b1が、突部16と当接する。しかし、ブレード26bは所定の弾性力を有している。これにより、平面部26b1が、突部16によって、若干、変形されたのち、図5Bに示すように、底面部26b2が突部16に乗り上げる。そして、さらに、リコータ26が、U方向に向って移動されると、図5Cに示すように、ブレード26bが突部16を乗り越える。
そして、図5Cの二点鎖線に示すように、ブレード26bが突部16を乗り越えると、ブレード26bは、変形前の初期の形状に復帰する。このとき、初期の形状に復帰したブレード26bは、上述したように、薄膜層15aの表面のならしを可能とする所定の弾性力を有している。これにより、リコータ26(ブレード26b)は、金属粉末15を照射範囲Ar1に移動させながら、表面を良好にならして薄膜層15aを供給する。その後、薄膜層15aの供給が完了すると、リコータ26(ブレード26b)は、次の薄膜層15aの供給のため、粉末収納容器22の上面における位置A(図2参照)に戻される。
また、このとき、ブレード26bが供給した薄膜層15aは、下の層の薄膜層15aからの伝熱によって、速やかに約400℃まで加熱される。しかしながら、ブレード26bは、400℃よりも高い耐熱性を有したロックウールで形成されている。このため、ブレード26bは、溶融することなく、良好に薄膜層15aの表面をならすことができる。
(1−5.第一実施形態による効果)
上記第一実施形態によれば、積層造形装置100は、レーザ光L1(造形光ビーム)が照射され、積層造形物15Aが積層されるたび、照射範囲Ar1を移動し、積層造形物15Aの上面に供給された薄膜層15a(粉末層)の表面をならすブレード26bを備える。ブレード26bは、リコータ26とともに照射範囲Ar1を移動する移動時において、積層造形物15Aの上面が突部16を有する場合、突部16の通過を可能とし、且つ薄膜層15a(粉末層)の表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう例えばグラスウール(繊維質材料)によって形成される。
これにより、ブレード26bは、照射範囲Ar1の移動時においては、弾性によって突部16と接触する部分が好適に変形し、突部16を良好に通過する。その後、ブレード26bは、突部16の通過後、弾性によって形状が復帰され、所定の弾性力によって、照射範囲Ar1における金属粉末15を、表面を良好にならしながら供給する。このとき、ブレード26bは、グラスウール(繊維質材料)のみによって形成されるので、比較的低コストで作製できる。また、グラスウール(繊維質材料)は、ゴムよりも高い耐熱性を有するため、ゴムよりも幅広い温度範囲の設計条件に対応できる。
また、上記第一実施形態によれば、ブレード26bは、ゴムの耐熱温度(例えば、260℃)を超え、且つ金属粉末15の再結晶温度より低い所定の温度において、所定の弾性力を有する。従って、ブレード26bは、薄膜層15a(粉末層)の加熱温度(保温温度)として最適な温度帯(約400℃近傍)において、所定の弾性力を有している。これにより、例え、積層造形物15Aの表面が突部16を有していても、積層造形物15Aを最適な温度帯(約400℃近傍)で加熱(保温)しつつ、突部16を乗り越えられるとともに、次の薄膜層15a(粉末層)を良好にならしながら、照射範囲Ar1に供給できる。
また、上記第一実施形態によれば、繊維質材料は、公知で且つ安価なロックウール、アルミナファイバ、又はグラスウールである。これにより、所定の耐熱性能を備え、且つ所定の弾性力を備えたブレード26bが安価、且つ容易に形成できる。
また、上記第一実施形態によれば、ブレード26bは、板状に圧縮成形された状態で、リコータ26が備えるホルダ26aを介してリコータ26に設けられる。ブレード26bは、照射範囲Ar1を移動する前の状態において、照射範囲Ar1に面して配置される側の平面部26b1が、ブレード26bの移動方向(U方向)と直交して配置されるとともに、薄膜層15a(粉末層)の表面と対向して配置される。そして、照射範囲Ar1の移動時に薄膜層15aの表面をならす底面部26b2が平面部26b1と直交して形成される。このように、ブレード26bの移動方向(U方向)において、平面部26b1と底面部26b2とが成す直角部が先導しながら、薄膜層15aの表面をならすので、平面度のよい、ならし面が形成しやすい。
また、上記第一実施形態によれば、ブレード26bは、ホルダ26aに対し交換可能である。これにより、ブレード26bの交換が必要となった場合、ブレード26bのみの交換ですむため、安価で、且つ短時間に交換できる。
(1−6.第一実施形態の変形例)
(1−6−1.変形例1)
なお、上記第一実施形態においては、ブレード26bは、ホルダ26aに対し交換可能であるものとして説明した。しかし、この態様には限らない。変形例1(図略)として、リコータは、ブレード26bと同じ材質で一体的に形成されていてもよい。つまり、リコータがブレードそのものであってもよい。この場合、ブレードを所定の手段によって、駆動機構に直接連結し、ブレードの移動方向(U方向)に移動可能となるよう構成される。これによっても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
(1−6−2.変形例2)
また、上記第一実施形態においては、ブレード26bは、繊維質材料である、ロックウール、アルミナファイバ、又はグラスウールのうち何れか一つの材料のみによって形成した。しかし、この態様には限らない。図6に示すように、変形例2として、ブレード126bは、繊維質材料製のブレード素材126b1の底面126b2に、底面部を形成する金属板127を貼付して形成しても良い。
この場合、ブレード126bが突部16を乗り越える際、ブレード26bの変形の仕方が異なる。つまり、ブレード126bが突部16を乗り越える際には、金属板127全体が、突部16に持ち上げられるため、ブレード26bが延在方向全域に亘って圧縮される。そして、その後、ブレード126bが突部16を乗り越えた後、金属板127で形成された底面部が薄膜層15a(粉末層)の表面と接触し、薄膜層15aの表面を非常に精度よくならすことができる。
<2.第二実施形態>
次に、第二実施形態について説明する。上記第一実施形態では、リコータ26のブレード26bは、板状に形成され、且つホルダ26aに複数のボルト29によって固定された。しかし、この態様には限らない。第二実施形態のリコータ226は、図7に示すように、ホルダ226aと、ブレード26bに相当するブレード部材226bを備える。以下においては、第一実施形態におけるリコータ26と異なる部分についてのみ説明し、同様の部分については説明を省略する。また、同じ構成については、同様に符号を付して説明する。
ホルダ226aは、第一実施形態のホルダ26aと近似の構造及び機能を有する。ホルダ226aは、図7に示すように、断面がほぼ矩形の基部226a1と、図7において、基部226a1の左右両側にそれぞれ突設される支持部226a2及び支持部226a3を備える。基部226a1及び支持部226a2、26a3は、図2における上下方向に延在して形成される。
また、支持部226a2及び支持部226a3は、先端部がそれぞれ対向する側に向って屈曲されて形成される爪部226a4、226a5を備える。爪部226a4、226a5の間は、所定の隙間を備える。基部226a1、支持部226a2及び支持部226a3によって、ブレード部材226bを保持する保持空間227が形成される。
ブレード部材226bは、図7に示す形状となるよう、ブレード26bと同様の材質で、圧縮成形される。ブレード部材226bは、爪部226a4、226a5の間に形成された隙間を通して保持空間227に圧入される被圧入部226b1と、保持空間から隙間を通過して突出し、底面部によって薄膜層15aの表面をならす、ならし部226b2と、を備える。被圧入部226b1は、圧縮変形された状態で保持空間227内に押し込まれ、自身の弾性力によって保持空間227内を押圧し係合してホルダ226aに固定される。
ならし部226b2は、ブレード26bの底面部26b2側の形状と同様の形状で形成される。そして、ブレード部材226bは、ホルダ226aに保持された状態において、照射範囲Ar1を移動する移動時に、突部16を通過し、且つ薄膜層15a(粉末層)の表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう形成される。リコータ226が、このような形状で形成されていても、第一実施形態のリコータ26と同様の効果が期待できる。
<3.その他>
なお、上記実施形態においては、リコータ26、226は、一方向(U方向)に移動するときにのみ、照射範囲Ar1に薄膜層15aを供給する態様としたが、この態様には限らない。照射範囲Ar1の図1における左側にも、上記で説明した粉末収納容器22、造形物昇降テーブル23及びフィードテーブル24等を備え、右方向に移動する際にも、照射範囲Ar1に薄膜層15aを供給してもよい。
また、上記第一実施形態においては、ブレード26bをホルダ26aにボルト29で固定した。しかし、この態様には限らない。ブレード26bは、ホルダ26aにどのような手段を用いて固定してもよい。例えば、ブレード26bをホルダ26aに、接着材によって貼り付けてもよい。
15;金属粉末、 15A;積層造形物、 15a;薄膜層(粉末層)、 16;突部、 26、226;リコータ、 26b、126b;ブレード、 45;制御装置、 100;積層造形装置、 127;金属板、 226b;ブレード部材、 227;保持空間、 Ar1;照射範囲、 L1;レーザ光(造形光ビーム)。

Claims (6)

  1. 造形光ビームの照射によって、照射範囲に供給された金属粉末の粉末層を溶融させた後、凝固させることにより、又は前記金属粉末の前記粉末層を焼結させることにより積層して積層造形物を形成する積層造形装置であって、
    前記造形光ビームが照射され、前記積層造形物が積層されるたび、前記照射範囲を移動し、前記積層造形物の上面に供給された前記粉末層の表面をならすブレードを備え、
    前記ブレードは、
    リコータに設けられ、
    前記リコータとともに前記照射範囲を移動する移動時において、前記積層造形物の前記上面が突部を有する場合、前記突部の通過を可能とし、且つ前記粉末層の前記表面のならしを可能とする所定の弾性力を有するよう繊維質材料によって形成される、積層造形物の積層造形装置。
  2. 前記ブレードは、ゴムの耐熱温度を超え、且つ前記金属粉末の再結晶温度より低い所定の温度において、前記所定の弾性力を有する、請求項1に記載の積層造形物の積層造形装置。
  3. 前記繊維質材料は、ロックウール、アルミナファイバ、又はグラスウールである、請求項1又は2に記載の積層造形物の積層造形装置。
  4. 前記ブレードは、
    板状に圧縮成形された状態で、前記リコータが備えるホルダを介して前記リコータに設けられ、
    前記照射範囲を移動する前の状態において前記照射範囲に面して配置される側の平面部が、前記ブレードの移動方向と直交して配置されるとともに、
    前記粉末層の前記表面と対向するよう配置され前記照射範囲の前記移動時に前記粉末層の前記表面をならす底面部が、前記平面部と直交して形成される、請求項1−3の何れかに記載の積層造形物の積層造形装置。
  5. 前記ブレードは、前記ホルダに対し交換可能である、請求項4に記載の積層造形物の積層造形装置。
  6. 前記ブレードの前記底面部には金属板が貼付され、前記ブレードの前記照射範囲の前記移動時に、前記金属板が前記粉末層の前記表面と接触する、請求項4又は5に記載の積層造形物の積層造形装置。
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KR102353234B1 (ko) * 2020-12-15 2022-01-19 한밭대학교 산학협력단 Pbf 3d프린팅 리코터 블레이드의 자가정렬 시스템
WO2023218727A1 (ja) * 2022-05-12 2023-11-16 三菱重工業株式会社 三次元積層装置および方法

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