JP2015104278A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 専用の端子を利用せずに、二次電池の種類を判別する電動工具を提供する。【解決手段】 モータと、電池パックと接続可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記電池パックの電圧値を検出する電圧検出手段と、前記モータを動作した後の前記二次電池の電圧値の変化に基づいて、前記電圧値の変化が大きい場合には小さい場合より前記モータの動作を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする電動工具。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池で駆動する電動工具に関する。
従来、電動工具に用いられる充電可能な電池パックにおいて、自身の種類を示す識別抵抗と、識別抵抗に接続された接続端子を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電池パックが充電される際には、充電装置は識別抵抗を接続端子を介して参照し、電池パックの種類を識別している。
特開2009−178012号
ところで、電池パックは、複数の電池セルからなり、その電池セルの組が並列接続されているものと、並列接続されていない(1並列接続と呼ぶ)ものとがある。1並列接続の場合には、それ以外の並列接続のものと比較すると、1セル当たりに流れる電流が大きい。そのため、電池セルは、高負荷で継続して使用すると発熱などが原因で劣化または損傷するおそれがある。特に電動工具においては、出力する電流が例えば30Aやそれ以上になることもあるため、このような高負荷で長時間出力を続けると電池セルの劣化ないし損傷のおそれは高まる。
しかしながら、従来の電動工具では電池パックの種類を特定することができず、従って、このような1並列接続の電池パックが接続されたときに、高負荷で電力を消費してしまうと、電池パックを劣化ないし損傷してしまうおそれがある。
電動工具側にも、電池パックの識別抵抗を参照する専用の端子を設け、当該端子を介して電動工具が電池の種類を識別することも考えられる。しかしながら、このような構成では、端子の増設に伴いコストが増大するという問題がある。また、この場合であっても電池パックに識別抵抗が設けられていない場合には、電池の種類を特定できないため十分な対策にはなりえない。また、高負荷での長時間出力による電池セルの劣化ないし損傷を考慮し、1並列接続の電池パックを電動工具に機械的に接続できないように構成することも考えられる。しかしながら、低負荷での作業、或いは高負荷での短時間作業では1並列接続の電池パックであっても電池セルの劣化ないし損傷の可能性は低いため、そのような作業でも1並列接続の電池パックを使用できないことは作業効率を低下させることになる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、専用の端子を利用せずに、二次電池の種類を判別する電動工具を提供しようとするものである。また、二次電池の種類に応じて連続使用を制限する電動工具を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、モータと、電池パックと接続可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記電池パックの電圧値を検出する電圧検出手段と、前記モータを動作した後の前記二次電池の電圧値の変化に基づいて、前記電圧値の変化が大きい場合には小さい場合より前記モータの動作を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする電動工具を提供している。
このような構成によれば、電池に応じてモータの駆動を制限することができる。
また、本発明は、モータと、電池パックと接続可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記電池パックの内部抵抗に基づいて、前記内部抵抗が大きい場合には小さい場合より前記モータの動作を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする電動工具を提供している。
このような構成によれば、電圧の変化に応じてモータの動作を制限することができる。
前記制御手段は、前記電圧値の変化又は前記内部抵抗に基づいて前記モータの連続駆動可能時間を変更することが好ましい。このような構成によれば、電圧の変化または内部抵抗に応じてモータの駆動を制限することができる。
前記接続手段は、前記電池パックが所定の使用条件下で使用されたときにその出力を制限させる必要がある第1種電池パックと、前記第1種電池パック以外の第2種電池パックとを選択的に接続可能に構成され、前記制御手段は、前記第1種電池パックが接続された場合に、前記第2種電池パックが接続された場合よりも前記モータの連続駆動可能時間を短くすることが好ましい。このような構成によれば、第1種電池パックを使用可能にできる。同時に、二次電池の劣化を防止することができる。
前記電池パックから前記モータへ供給される電流を検出する電流検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記電池パックの使用容量を積算し、当該積算値が所定値以上になったときに、前記モータの動作を停止することが好ましい。
また、本発明は、モータと、電池パックと接続可能な接続手段と、を備え、前記接続手段には、第1の二次電池を有する第1電池パックと、前記第1の二次電池とは異なる第2の二次電池を有する第2電池パックとが選択的に接続可能に構成され、前記接続手段に前記第1電池パックが接続された場合に、前記モータの出力を制限することを特徴とする電動工具を提供している。このような構成によれば、二次電池の劣化を防止することができる。
また、本発明は、モータと、電池パックと接続可能な接続手段と、を備え、前記接続手段には、第1の二次電池を有する第1電池パックと、前記第1の二次電池とは異なる第2の二次電池を有する第2電池パックとが選択的に接続可能に構成され、前記接続手段に前記第1電池パックが接続された場合には前記第2電池パックが接続された場合より前記モータの出力を制限するまでの時間が短いことを特徴とする電動工具を提供している。このような構成によれば、二次電池の劣化を防止することができる。
前記第1電池パックは前記第2電池パックより低容量であることが好ましい。
また、本発明は、モータと、二次電池と接続可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段の検出結果を取得し、前記モータの動作による前記二次電池の電圧値の変化に基づいて、前記接続手段に接続されている前記二次電池の種類を判別する判別手段と、を備える電動工具を提供している。
また、前記判別手段は、前記二次電池が所定の使用条件下で使用されたときにその出力を停止させる必要がある第1種二次電池であるか、前記第1種二次電池以外の第2種二次電池であるかを前記二次電池の電圧の降下幅によって判別することが好ましい。
記判別手段は、前記モータを回転させる前の前記二次電池の動作前電圧値と、前記モータを所定時間回転させた後の前記二次電池の動作後電圧値との差である降下幅を取得し、前記降下幅が所定の閾値以上であったときに、前記二次電池は前記第1種二次電池であると判別することが好ましい。
以上のような構成によれば、二次電池の使用状況に応じて、二次電池が所定の使用条件下で使用されたときにその出力を停止させる必要がある第1種二次電池であるか否かを判別することができる。
前記二次電池から前記モータへ供給される電流値を検出する電流検出手段をさらに備え、前記判別手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記二次電池から前記モータへ供給される電流値の平均電流を算出し、前記判別手段は、前記平均電流および前記動作前電圧に応じて前記所定の閾値を設定することが好ましい。このような構成によれば、平均電流および動作前電圧に応じて所定の閾値を適切に設定することができる。
前記二次電池は複数の電池セルを有し、前記判別手段は、複数の電池セルが全て直列に接続された構成である前記第1種二次電池と、複数の電池セルが並列に接続された構成である前記第2種二次電池とを判別することが好ましい。
前記接続手段と前記モータとの間に設けられ、前記モータのオンオフを切替えるスイッチをさらに備え、前記判別手段は、前記スイッチがオンされる毎に、前記モータが回転する前の前記二次電池の動作前電圧と、前記モータを所定時間回転させた後の前記二次電池の動作後電圧との差である降下幅を取得し、前記降下幅が所定の閾値以上であるかを判断し、前記判別手段は、前記降下幅が所定の閾値以上であると判断された回数に応じて、前記二次電池は前記第1種二次電池であるか前記第2種二次電池であるかを判別することが好ましい。このような構成によれば、判別手段は、降下幅が所定の閾値以上であるかを複数回判断するため、高い精度で二次電池が第1種二次電池であるか第2種二次電池であるかを判別することができる。
前記二次電池から前記モータへ供給される電流の値を検出する電流検出手段をさらに備え、前記判別手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記二次電池の使用容量を積算し、当該積算値が所定値以上になったときに、前記二次電池の種類を判別することが好ましい。
前記二次電池から前記モータへの電力の供給を遮断する遮断手段をさらに有し、前記判別手段は、前記二次電池が前記第1種二次電池であると判別したときに、前記遮断手段に前記二次電池から前記遮断手段への電力の供給を遮断させることが好ましい。
このような構成によれば、第1種二次電池が高負荷で使用されることを避けることができる。
本発明の電動工具によれば、専用の端子を利用せずに、二次電池の種類を判別することができる。また、二次電池に応じて、電動工具の連続使用時間を制限することができる。
第1の実施の形態による電池パックと電動工具との回路図。 第1の実施の形態による特定の平均電流における初期電圧と閾値との関係を示したグラフ。 第1の実施の形態による複数の平均電流における初期電圧と閾値との関係を示したグラフ。 電池種別判定処理の前半部分のフローチャート。 電池種別判定処理の後半部分のフローチャート。 第2の実施の形態による特定の平均電流における初期電圧と閾値との関係を示したグラフ。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1に示されるようにコードレス電動工具20(以下単に電動工具20とする)と、充電可能な電池パック1とが接続されている。ここで、電動工具20は、例えば、丸のこやカンナなどである。電池パック1は複数の二次電池2と、保護IC3と、電流検出回路7とを備えている。また、電池パック1はプラス端子、マイナス端子、E端子を備えている。プラス端子、及び、マイナス端子を介して二次電池の電力が電動工具20へ供給される。E端子は保護IC3に接続される。
二次電池2は、複数の電池セルからなり、図1の例では、4つの電池セルが全て直列に接続されている。電池セル種別は、特に限定されるものではなく、任意の二次電池を対象としているが、本実施の形態では、電池セルにリチウムイオン電池を用いた例を説明する。また、以下では、4つの電池セルが全て直列に接続されていることを1並列接続と呼ぶ。尚、4つの直列に接続された電池セルを1つのセルユニットとしたときに、セルユニットが2並列、3並列に接続されていることを、2並列接続、3並列接続と呼ぶ。また、2つやそれ以上の電池セルが並列に接続され、その並列電池セルユニットが直列に4つ接続されていることも同様に2並列接続、3並列接続と呼ぶ。図1では、1並列接続の電池パックを例として示したが、1並列接続以外の2並列接続、3並列接続などの電池パックであってもよい。また、直列接続された電池セルは4つ以外であってもよい。
電流検出回路7は、二次電池2から出力される電流を検出している。詳細には、電流検出回路7はシャント抵抗を有し、シャント抵抗の電圧降下を保護IC3に出力する。
保護IC3は、電流検出回路7の検出結果に基づいて出力電流が所定値以上であるときは、過電流であると判断し、異常信号を端子6に出力する。また、保護IC3は、各電池セルの電圧を検出し、その中の1つでも過充電や過放電なったときに、異常信号をE端子へ出力する。
電動工具20は、モータ8と、還流ダイオード9と、トリガスイッチ10と、FET17とを備えている。また、電動工具20は、プラス端子4と、マイナス端子5と、端子6とを備え、それぞれ、電池パック1のプラス端子、マイナス端子、E端子に接続される。これら端子が本発明の接続手段に相当する。
電池パック1の電力はプラス端子4、マイナス端子5を介してモータ8に供給される。モータ8は電池パック1から供給される電力によって回転する。トリガスイッチ10は、プラス端子4とモータ8との間に設けられ、モータ8の起動と停止とを切替える。また、FET17は、モータ8とマイナス端子5との間に設けられ、モータ8の起動と停止とを切替える。還流ダイオード9は、モータ8で生じた逆起電力をバイパスし、FET17に過大な電圧が印加されることを防いでいる。
電動工具20は、さらに、マイコン11と、電源保持回路12と、遮断回路13と、三端子レギュレータ14と、トリガスイッチ検出回路15と、FET駆動回路16と、電池電圧検出回路18と、シャント抵抗19と、電流検出回路21と、エラー信号検出回路22とを備えている。
トリガスイッチ10は、作業者によって操作され、モータ8の回転と停止とを切替える。具体的には、トリガスイッチ10は接点a、b、cを有している。接点aは、接点bまたは接点cの何れか一方と接続される。接点aはモータ8の一端および電源保持回路12に接続され、接点bはモータ8の他端に接続されている。接点cはプラス端子4および遮断回路13に接続されている。接点aと接点bとが接続されると(オフ状態)、電池パック1からモータ8への電力の供給は遮断される。接点aと接点cとが接続されると(オン状態)、電池パック1とモータ8とが導通する。
レギュレータ14は、遮断回路13を介してプラス端子4と接続されている。レギュレータ14は、電池パック1から印加される電圧を昇圧または降圧し、マイコン11へ駆動電力を供給する。
遮断回路13の入力側は、電源保持回路12の出力側と接続される。電源保持回路12の入力側は、a端子および、マイコン11の特定のポートと接続されている。電源保持回路12は、遮断回路13にハイ信号またはロー信号を出力する。具体的には、a端子またはマイコン11の特定のポートの少なくとも一方から所定値以上の電圧(ハイ信号)が入力されていると、電源保持回路12は遮断回路13にハイ信号を出力する。これにより遮断回路は、オン状態となり、プラス端子4とレギュレータ14とを導通させる。
a端子、および、マイコン11の特定のポートの両方から所定値未満の電圧(ロー信号)が出力されている(言い換えれば、ハイ信号が出力されていない)ときに、電源保持回路12は遮断回路13にロー信号を出力する。これにより、遮断回路13は、オフ状態となり、プラス端子4とレギュレータ14とを遮断する。
電池電圧検出回路18は、遮断回路13とマイコン11との間に設けられている。電池電圧検出回路18は、複数の抵抗からなり、遮断回路13を介してプラス端子4から印加されている電池電圧を分圧してマイコン11に出力する。即ち、遮断回路13がオン状態のときには、電池電圧検出回路18は、プラス端子4の電位、即ち、接続されている電池パック1の電圧を分圧してマイコン11に出力する。マイコン11は、電池電圧検出回路18からの分圧値に基づき電池パック1の電圧値を検出する。
エラー信号検出回路22は、端子6とマイコン11との間に設けられている。エラー信号検出回路22は、端子6を介して保護IC3からの異常信号を入力し、対応する信号をマイコン11へ出力する。
電流検出回路21は増幅回路を有する。電流検出回路21は、シャント抵抗19による電圧降下を検出し、検出結果を増幅回路によって増幅し、マイコン11のADポートに出力する。マイコン11は、電流検出回路21の検出結果に基づいて、シャント抵抗19に流れる電流値を検出する。
接点aと接点cとが接続されると、トリガスイッチ検出回路15には二次電池2の電圧が印加される。このときに、トリガスイッチ検出回路15は、二次電池2の電池電圧(モータ8を駆動可能な電圧)が自身に印加されていることを示す所定の信号をマイコン11の特定のポートに出力する。接点aと接点bとが接続されるとトリガスイッチ検出回路15には二次電池2の電圧が印加されない。このときには、トリガスイッチ検出回路15は上述の所定の信号をマイコン11に出力しない。
FET駆動回路16は、マイコン11の出力ポートとFET17との間に接続されている。FET駆動回路16は、マイコン11から出力される信号に基づいてFET17をオンオフさせる。
マイコン11は、エラー信号検出回路22から異常を示す信号を受け取ると、FET駆動回路16を用いてFET17をオフさせる。
また、マイコン11は、後述の電池種別判定処理に用いる閾値を保存するメモリを有している。
マイコン11の起動について説明する。ここでは、マイコン11は起動しておらず、トリガスイッチ10の接点aと接点bとが接続されているときを初期状態として説明する。初期状態は、例えば、電池パック1が電動工具20に接続された直後の状態である。
作業者が、初期状態の電動工具20のトリガスイッチ10を操作して、接点aと接点cとを接続すると、まず、電源保持回路12の入力側に二次電池2の電圧が印加される。これにより、電源保持回路12はハイ信号を遮断回路13に出力する。電源保持回路12からハイ信号が入力されると、遮断回路13はオン状態になり端子4とレギュレータ14とが導通する。これによりレギュレータ14に二次電池2の電圧が印加され、レギュレータ14は入力電圧を変圧し、マイコン11にその駆動電力を供給する。マイコン11は、起動すると直ちに電源保持回路12に連なる出力ポートをハイ状態にする。これにより、たとえ接点aと接点cとの接続が解除(トリガスイッチ10をオフ)されても、電源保持回路12は、遮断回路13にハイ信号を継続的に出力する。そのため遮断回路13もオン状態を維持し、レギュレータ14からマイコン11への電力の供給が維持され、マイコン11が起動し続ける。
次に、本実施の形態における、マイコン11が行う電池種別判定処理について説明する。マイコン11は、電動工具20に装着されている電池パック1が所定の条件下で使用されたときにその出力を制限させる必要がある種類の電池パックであるかを判断している。ここで、所定の条件とは、高負荷で継続して使用することであり、具体的には、電池パック1が継続して出力している際の、出力容量の積算値が所定値以上であることである。また、本実施の形態では、電池パックの種類として、電池パック1が1並列接続か、2並列接続以上であるかを判定している。一般的に、1並列接続の電池パックは、1セル当たりの発熱が増えるなどの理由により、高負荷で継続して使用すると電池セルの劣化を招いてしまう。
マイコン11は電池パック1の出力容量を積算している。マイコン11は、1並列接続の電池パック1が接続されている場合であって、出力容量の積算値(以下、積算容量)が所定値を超えた場合にはFET17をオフ或いは、FET17をPWM制御する場合にはデューティ比を小さくさせて、電池パック1の出力を停止又は制限させる。1並列接続の電池パック1は高負荷で継続して使用すると、発熱などにより、損傷するおそれがある。上記のように電池パック1の出力を停止又は制限させることで1並列接続の電池パック1が高負荷で継続して使用されることを避けることができる。
図2は、1並列接続の電池パック1と、2並列接続の電池パック1とを判別するための閾値を示している。図2に示されるように、閾値は、電圧降下幅と比較される値であり、初期電圧に基づいて決定される。ここで、初期電圧は、モータ8が停止しているときの電池パック1の電圧値である。また、電圧降下幅は、初期電圧と、モータ8が駆動して所定期間経過したときの電圧との差である。尚、図2は、電池パック1の出力する平均電流が30Aの時の閾値を示している。例えば、初期電圧が11.5Vのときの閾値は約3.3Vである。また、初期電圧が14Vのときの閾値は約2.1Vであり、初期電圧が16.5Vの時の閾値は約3.0Vである。尚、図2の白丸は1並列接続電池パック1を実際に使用した際の初期電圧と、電圧降下幅との関係をプロットしたものであり、黒丸は2並列接続電池パック1を実際に使用した際の初期電圧と、電圧降下幅との関係をプロットしたものである。閾値は、初期電圧毎に1並列電池の電圧降下幅と、2並列電池の電圧降下幅との間の点を取っている。黒丸、白丸のプロットから明らかなように、電圧降下幅は、初期電圧にかかわらず1並列電池の方が2並列電池よりも大きく、初期電圧が14V近傍の電圧値で最低値を取る。また、本実施の形態では初期電圧が当該電圧値より離れるほど、電圧降下幅は増加する特性(以下、V字特性と呼ぶ)を持っている。従って、閾値もV字特性を有するように設定されている。マイコン11は、この閾値を初期電圧の2次関数として近似し、保存している。なお、電池パック1の電圧降下はV字特性とは限らない。ここで、電圧降下幅は電池パック1の内部抵抗値に依存する。1並列接続電池パックは2並列接続電池パックよりも内部抵抗の値が大きくなるため、その抵抗に流れる電流が同じであれば、電圧降下幅は1並列接続電池パックの方が大きくなる。この内部抵抗による電圧降下に応じて電池パック1の出力(電動工具20の連続使用時間、或いはモータの出力を制限するまでの不感時間)を制限することができる。
電池パック1の測定した電圧降下幅が閾値以上のときには、マイコン11は、1並列接続電池パック1が接続していると暫定的に判定する。また、電圧降下幅が閾値未満のときには、2並列接続電池パック1が接続されていると暫定的に判定する。このような判定を複数回繰り返し、最終的に1並列接続か2並列接続かを判定する(後ほど詳述する)。
図3に示されるように、閾値(初期電圧の2次関数)は、電池パック1の出力する平均電流毎に設定される。本実施の形態では、平均電流の間隔0.5A毎に異なる閾値が設定されている。同一の初期電圧では、平均電流が上がるほど、閾値が上昇する。
マイコン11は、平均電流毎に、初期電圧の二次関数として閾値を保存している。尚、平均電流の間隔を0.5Aとしたのは一例にすぎず、0.5A以外の間隔で閾値を設定してもよい。また、図3では平均電流20〜40Aの範囲の閾値を示したが、20〜40Aの範囲以外の平均電流の閾値を有してもよい。但し、後述するように、本実施の形態では平均電流20A未満で動作する際には、閾値を用いた判定を行っていない。そのため、本実施の形態では、平均電流が20A未満の閾値は必要ないが、平均電流20A未満でも閾値を用いた判定を行う場合には、平均電流20A未満での閾値を用意する必要がある。なお、これらの閾値は実験により予め求めておきマイコン11のメモリに保存しておく。
図4A、4Bのフローチャートを参照して、電池種別判定処理について具体的に説明する。尚、本処理の開始時において、電池パック1は電動工具20に装着されており、マイコン11は起動しておらず、トリガスイッチ10はオフ状態であるとする。ステップ201において、作業者がトリガスイッチ10をオンにすると、電源保持回路12に電池パック1の電圧(ハイ信号)が印加される。これにより電源保持回路12はハイ信号を遮断回路13に出力する。電源保持回路12からハイ信号が入力されると、遮断回路13はオン状態となる。これによりレギュレータ14は、マイコン11に駆動電力を供給し、マイコン11が起動する。マイコン11は、起動直後から継続して電源保持回路12にハイ信号を出力する。これにより、仮にトリガスイッチ10がオフになっても、電源保持回路12はハイ信号を送出し続けることができ、マイコン11に電力が供給され続ける。ステップ202において、マイコン11は、電池電圧検出回路18の出力結果に基づいて、無負荷状態での電池パック1の電圧を測定し、測定結果を初期電圧V0として記憶する。尚、この段階までは、マイコン11は、FET17をオフ状態に維持させている。ステップ203において、マイコン11は、FET駆動回路16を用いてFET17をオン状態にさせ、モータ8を駆動させる。ステップ204において、マイコン11はトリガスイッチ検出回路15によりトリガがオンされたか否かを判定する。ステップ204において、トリガスイッチ10がオンされた場合には、ステップ206において、マイコン11は、電流検出回路21の検出結果に基づいて、電池パック1から供給されている電流値を特定し、ステップ207において、電池パック1の出力容量の積算を開始する。出力容量は、電流値と単位時間(例えば0.1秒)の積である。以降、マイコン11は、単位時間ごとに出力容量を求め、その結果を積算する。
ステップ208において、マイコン11はモータ8が駆動してから所定期間経過したかを判断する。所定期間が経過していないと判定したときには、ステップ209において、マイコン11は、トリガスイッチ検出回路15の検出結果に基づいて、トリガスイッチ10がオン状態に維持されているかを判断し、トリガスイッチ10がオフであると判断したときに(ステップ209:NO)、ステップ202に戻る。トリガスイッチ10がオン状態に維持されているときに(ステップ209:YES)、ステップ210において、マイコン11は、エラー信号検出回路22を介して、電池パック1から異常信号が出力されているか判断する。異常信号が出力されていなければ、ステップ208に戻る。一方、異常信号が出力されていれば、ステップ211において、FET駆動回路16にFET17をオフさせ、モータ8の回転を停止させる。次にステップ212において、マイコン11は電源保持回路12にロー信号を出力した状態を維持する。この状態では、トリガスイッチ10はオフされていないため、マイコン11に電力が供給されている。しかし、マイコン11は電源保持回路12にハイ信号を出力していないため、その後、作業者がトリガスイッチ10をオフにするとマイコン11への電力の供給が無くなり、マイコン11は動作を終了する。これによりマイコン11はリセットされる。このため、トリガスイッチ10を再度オンしたときに、マイコン11はステップ201からの処理を実行する。このとき、電池パック1からの異常信号がなくなっていれば、モータ8を駆動することが可能になる。例えば、電池パック1からの異常信号が過電流によるものであれば、一旦モータ8をオフすることにより、過電流状態は解消される。従って、再度トリガスイッチ10をオンにすれば通常通り電動工具20を使用することが可能になる。
一方、ステップ208において、所定期間経過したと判定した場合には、ステップ213において、マイコン11は、電池電圧検出回路18の出力結果に基づいて、現在の電池パック1の電圧値を計測し、現在の電圧値と、ステップ202において測定した初期電圧との差を電圧降下幅ΔVとして求める。ステップ214において、マイコン11は、モータ8の駆動開始から所定期間(ステップ208でYESとなった時間)までの平均電流を計算する。平均電流は例えば積算容量を所定時期間で割ることにより求める。ステップ215において、平均電流が所定値(本実施の形態では一例として20A)以上であるかを判断する。ステップ215において平均電流が所定値以上であった場合には、ステップ216において、マイコン11は、初期電圧、平均電流、電圧降下幅に基づいて電池の種類を暫定的に判定する。具体的には、まず、図3に示されるように、マイコン11は、初期電圧の二次関数として平均電流毎に記憶されている閾値の中からステップ215で求めた平均電流に対応する閾値(二次関数)を読み出す。マイコン11は、読みだした二次関数に、ステップ202で測定した初期電圧を代入した値を閾値として設定する。ステップ217において、マイコン11は、閾値と電圧降下幅とを比較し、電池パック1が1並列接続であるか否かを暫定的に判断する。具体的には、マイコン11は、電圧降下幅が閾値以上であれば、1並列電池パック1が接続されていると暫定的に判断し(ステップ217:YES)、ステップ218において、カウンタN1をインクリメントする。電圧降下幅が閾値未満であれば、マイコン11は、2並列接続以上の電池パック1が接続されていると暫定的に判断する(ステップ217:NO)、ステップ219においてカウンタN2をインクリメントする。ステップ218、または、ステップ219の後に、ステップ220において現在の積算容量が所定の値以上であるかを判断する。ここで、所定の値は、電動工具20が使用する1並列接続の電池パック1の寿命が損なわない(低下しない)範囲内に収まるように予め設定されている。積算容量が所定の値以上である場合には、ステップ221において、カウンタN1が、カウンタN2に所定値αを加えた値以上であるかを判断する。ステップ221が肯定判定である場合には、マイコン11は、1並列電池パック1が接続されていると確定する。ステップ221の判定は、ステップ217及び218で1並列接続と暫定的に判定された回数N1が、ステップ219で1並列接続以外と判定された回数N2にαを加えた数以上かを判断している。ここで、αは定数で本実施の形態では例えば5が設定されている。即ち、本実施の形態では、マイコン11は、1並列接続と暫定的に判断された回数N1が、1並列接続以外と判定された回数N2よりも十分大きいときに1並列電池パック1が接続されていると確定している。ステップ217の複数回の判定を経て、かつ、N1がN2より十分大きいときに1並列接続電池パック1が接続されていると判断することで、誤判定を抑制して電池パック1の種類(1並列接続電池パック1かどうか)を確実に決定することができる。
ステップ221において肯定判定された場合には、ステップ222において、マイコン11はFET駆動回路16にFET17をオフさせ、モータ8の駆動を停止する。これにより、電池パック1の出力も停止し、1並列接続の電池パック1が所定時間以上駆動するのを防ぐことができる。
ステップ223において、FET17をオフさせてから所定時間経過するまで待機する。ステップ223を実行している間に、作業者が仮にトリガスイッチ10を一旦オフして、再度オンしても、この間マイコン11は絶えず電源保持回路にハイ信号を出力している。従って、電源保持回路12はハイ信号を遮断回路13に出力し続けるため、遮断回路13はオン状態を維持する。このため、マイコン11はリセットされず、継続して駆動する。そのため、FET17もオフ状態を維持できる。ステップ222では、1並列接続の電池パック1が長時間出力するのを防ぐためにFET17をオフにしている。もし、トリガスイッチ10を一旦オフし再度オンしたときに、マイコン11がリセットされ、電池パック1の出力が可能になってしまうと、電池パック1は短い停止時間後に出力されるため、実質的に電池パック1は、所定期間以上電力を出力することが可能になってしまう。しかしながら、本実施の形態では、ステップ223において、マイコン11が継続して駆動しているため、このように電池パック1が長時間出力するのを禁止することができる。
ステップ224ではマイコン11は電源保持回路12にハイ信号を出力しない。その後、作業者がトリガスイッチ10をオフにするとマイコン11への電力の供給が無くなり、マイコン11は動作を終了する。これによりマイコン11は、リセットされ、再度トリガスイッチ10をオンしたときには、ステップ201からの処理が実行される。ステップ223により電池パック1の出力は所定時間停止している。そのため、高負荷での継続使用が避けられ、電池パック1から電力を再度出力しても問題ない状態になっている。そのため、ステップ201の処理が開始されれば、電池パック1を使用してモータ8を回転させることが可能になる。
ステップ215で平均電流が所定値(20A)以上でないと判断された場合には、出力されている平均電流が十分に小さいため、電池パック1がたとえ1並列接続であっても長時間の出力を行っても問題ない。この場合には、電池パック1の出力を停止させる必要がなく、S217の判定をおこなわずステップ220に移動する。尚、ステップ215で否定判定された場合に、ステップ220の判定も飛ばして、ステップ221に移動するようにしてもよい。
ステップ220において、積算容量が所定値未満であるか、またはステップ221においてカウンタN1が、カウンタN2と所定値αとの和未満である場合には、ステップ225においてトリガスイッチ10がオンであるかを判定する。トリガスイッチ10がオフである場合には、ステップ202に戻る。従って、その後トリガスイッチ10が再度オンされれば、S217の判定が再び行われる。ステップ225においてトリガスイッチ10がオン状態に維持されているときは、ステップ226において、マイコン11は、エラー信号検出回路22を介して、電池パック1から異常信号が出力されていないかを判断する。異常信号が出力されていなければ、ステップ220に戻る。ステップ226において、異常信号が出力されていれば、ステップ211に移動する。
ステップ204において、トリガスイッチ10がオフと判定された場合には積算容量を所定量減算する。減算する所定量は、トリガスイッチ10がオフされている時間に比例するようにしても良い。トリガスイッチ10がオフの場合には電池パック1からの出力が停止しているため、電池パック1の継続使用が避けられている。そのため、停止時間に応じて積算容量から所定量を減算している。尚、図2A、2Bのフローチャートより明らかではあるが、ステップ209、および、ステップ225でトリガスイッチ10がオフされたと判定されれば、ステップ205の処理が実行さる。
上記の処理において、ステップ221では所定値αとして5を設定したが、5以外の値であってもよい。あるいは、αをゼロとしてもよい。αがゼロの場合には、ステップ217の1回のみの判定結果によってもステップ221が肯定判定される場合が生じるため、例えば、1並列接続電池パック1が接続されている可能性が少しでも存在する場合には、電池パック1の出力を停止させることが可能になる。
以上の電動工具20の構成によれば、モータ8の動作前(無負荷時)の初期電圧と、モータ8が動作した後の電圧降下幅と、平均電流とに基づいて、電池の種類(電池パックの内部抵抗)、即ち、電池パック1が1並列接続か、2並列接続以上かを判断することができる。この際に、電池の種類を識別するための専用の端子を必要としないため、専用の端子を増設するコストを抑制することができる。
また、電池種を判断するための閾値を初期電圧と、平均電流とに応じて変化させている。このため、電池パック1の状態や、電池パック1がどのように電力を出力するかに応じて、適切な閾値を用いることができる。
また、トリガスイッチ10がオフからオンに切り替わるごとに、言い換えれば、モータ8が停止し、再起動するごとに、電池パック1が1並列接続であるかを暫定的に判断し、暫定的な判断の複数回の結果に基づいて、電池パック1の電池の種類を確定している。これにより、誤判定を極力避けて電池パック1の種類を特定することができる。
さらに、電池パック1の内部抵抗から電池パック1の出力(電動工具20の連続使用可能時間)を制限しているため、1並列接続、2並列接続にかかわらず、過負荷作業によって電池パック1が劣化することを抑制することができる。尚、内部抵抗は同じ並列数であっても電池セルの劣化度合いによって変化するため、過負荷作業による更なる電池パック1の劣化を抑制することができる。
さらに、電池パック1の出力の積算容量を計算し、積算容量が所定値以上であって、1並列接続と確定したときに電池パック1の出力を制限している。そのため、電池パック1を可能な限り継続して使用でき、かつ、電池パック1が損傷することのない適切なタイミングでその出力を停止することができる。
なお、過負荷状態が継続した際でも電池パック1の出力を停止させずに(電動工具20の使用を禁止させずに)、電動工具20の出力を制限するようにしても良い。具体的には、電動工具20に接続された電池パック1が1並列接続の場合には、図4Bのステップ222において、FET17を常にオン状態(PWMデューティ比が100%)からPWMデューティ比を低下させれば良い。この場合、モータ8は回転数が低下した状態で回転することになるため作業を継続することができ、さらに、モータ18の回転数の低下により作業者に過負荷状態であることを報知することもできる。
次に第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では1並列接続の電池パック1と、2並列接続以上の電池パック1とを特定したが、第2の実施の形態では、1並列接続の電池パック1と、2並列接続の電池パック1と、3並列接続以上の電池パック1とを区別する。図5は、平均電流が30Aのときの閾値を示している。即ち、図5は、初期電圧と第1の閾値の関係と、初期電圧と第2の閾値の関係とが示されている。ここで、第1の閾値は、1並列接続と2並列接続とを判定する際に用いられ、第1の実施の形態閾値と同じ値をとる。即ち、図5の第1の閾値と図2の閾値とは同じ値である。第2の閾値は、2並列接続と3並列接続以上とを判定する際に用いられ、同一の初期電圧では第1の閾値より低い値をとる。第2の閾値も第1の閾値と同様にV字特性を有している。また、第2の閾値も初期電圧の二次関数として与えられる。第1の実施の形態と同様、第1の閾値も、第2の閾値も所定の平均電流間隔ごとに複数用意され、マイコン11に保存される。
上記の第1の閾値と、第2の閾値を用いて1並列接続の電池パック1と、2並列接続の電池パック1と、3並列接続以上の電池パック1とを暫定的に判定する。具体的には、電圧降下幅が第1の閾値以上であれば1並列接続と暫定的に判定し、第2閾値以上かつ第1閾値未満であれば2並列接続と暫定的に判定し、第2閾値未満であれば3並列接続以上であると暫定的に判定する。1並列接続の電池パック1か、2並列接続の電池パック1か、3並列接続以上の電池パック1が、それぞれ暫定的に判定される毎にカウンタN1、N2、N3のうち対応するカウンタをインクリメントする。そして、カウンタN1〜N3のうち、N1がN2とN3と所定値αの和以上であれば1並列接続電池パック1と確定する。また、カウンタN1〜N3のうちN2がN3とN1と所定値αの和より大きければ2並列接続電池パック1と確定する。また、カウンタN1〜N3のうちN3がN1とN2と所定値αの和以上であれば3並列接続電池パック1と確定する。それ以外の場合には、電池パック1の接続数を確定しないようにする。
1並列電池パック1と確定され、かつ、積算容量が第1の所定値以上であれば、FET17をオフする。また2並列電池パック1と確定され、かつ、積算容量が第1の所定値以上であれば、FET17をPWM制御(PWMデューティ比を小さく)して出力を低下させる。また3並列と確定された場合には、FET17をオン状態に維持する。或いは、1並列電池パック1と確定され、かつ、積算容量が第1の所定値以上であれば、FET17をオフする。また2並列電池パック1と確定され、かつ、積算容量が第1の所定値より大きい第2の所定値以上であればFET17をオフする。
以上のような処理によれば、3種類の接続方法の電池パックを判定することができる。また、1並列接続電池パック1のみならず、2並列接続電池パック1もその積算容量に応じて出力を停止又は制限することができる。
本発明による電動工具は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
マイコン11は、閾値を初期電圧の二次関数として、平均電流毎に保存していた。しかし、閾値は二次関数でなく、ほかの関数で近似してもよい。あるいは、二次関数の代わりに複数の初期電圧毎に閾値を保存しておき、保存されていない初期電圧値に関しては線形補完などで求めるようにしてもよい。尚、これらの閾値も、平均電流毎に用意され保存される。また、無負荷電圧と電圧降下とを電流毎に関連付けたマトリックスをマイコン11(メモリ)内に保存し、検出した値がこのマトリックスのどこに当てはまるかによって電池パック1を判別してもよい。
第1の実施の形態では、電池パック1が、1並列接続かそれ以上かの2種類の電池パック1を特定した。第2の実施の形態では、電池パック1が、1並列接続か、2並列接続か、3並列接続以上かの3種類の電池パック1を特定した。しかしながら、必要に応じて4種類以上の電池パック1を特定するようにしてもよい。また、二次電池の並列数によってモータ出力を制限することに限らず、電池パックの容量に応じて、すなわち、容量が小さい場合にはモータの出力を制限するようにしてもよい。さらに、電池パック1側にマイコンが搭載されている場合には、電動工具20のマイコン11と同様の機能を電池パック1のマイコンに持たせてもよい。電池パック1に接続された電動工具20が連続使用可能か否かを電池パック1側で判別し、電池パック1の出力を制限するようにしてもよい。
上記の実施の形態では、初期電圧は、モータ8が停止しているときの電圧値とし、初期電圧から所定期間経過したときの電圧降下幅を取得している。しかし、例えば、モータ8が起動して第1の所定期間経過したときの第1の電圧値と、第2の所定期間経過したときの第2の電圧値との差を電圧降下幅としてもよい。この場合には、図2、3で示した閾値を変形し、初期電圧の代わりに第1の電圧値とし、第1の電圧値と第2の電圧値との差である電圧降下幅と比較される閾値をマイコン11に保存する。
1 電池パック
20 コードレス電動工具
8 モータ
10 トリガスイッチ
11 マイコン
12 電源保持回路
13 遮断回路
15 トリガスイッチ検出回路
16 FET駆動回路
18 電池電圧検出回路

Claims (18)

  1. モータと、
    電池パックと接続可能な接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記電池パックの電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記モータを動作した後の前記二次電池の電圧値の変化に基づいて、前記電圧値の変化が大きい場合には小さい場合より前記モータの動作を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動工具。
  2. モータと、
    電池パックと接続可能な接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記電池パックの内部抵抗に基づいて、前記内部抵抗が大きい場合には小さい場合より前記モータの動作を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動工具。
  3. 前記制御手段は、前記電圧値の変化又は前記内部抵抗に基づいて前記モータの連続駆動可能時間を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記接続手段は、前記電池パックが所定の使用条件下で使用されたときにその出力を制限させる必要がある第1種電池パックと、前記第1種電池パック以外の第2種電池パックとを選択的に接続可能に構成され、
    前記制御手段は、前記第1種電池パックが接続された場合に、前記第2種電池パックが接続された場合よりも前記モータの連続駆動可能時間を短くすることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記電池パックから前記モータへ供給される電流を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記電池パックの使用容量を積算し、当該積算値が所定値以上になったときに、前記モータの動作を停止することを特徴とする請求項前記電池パックの種類を判別することを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. モータと、
    電池パックと接続可能な接続手段と、を備え、
    前記接続手段には、第1の二次電池を有する第1電池パックと、前記第1の二次電池とは異なる第2の二次電池を有する第2電池パックとが選択的に接続可能に構成され、
    前記接続手段に前記第1電池パックが接続された場合に、前記モータの出力を制限することを特徴とする電動工具。
  7. モータと、
    電池パックと接続可能な接続手段と、を備え、
    前記接続手段には、第1の二次電池を有する第1電池パックと、前記第1の二次電池とは異なる第2の二次電池を有する第2電池パックとが選択的に接続可能に構成され、
    前記接続手段に前記第1電池パックが接続された場合には前記第2電池パックが接続された場合より前記モータの出力を制限するまでの時間が短いことを特徴とする電動工具。
  8. 前記第1電池パックは前記第2電池パックより低容量であることを特徴とする請求項6又は7に記載の電動工具。
  9. モータと、
    二次電池と接続可能な接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の検出結果を取得し、前記モータの動作による前記二次電池の電圧値の変化に基づいて、前記接続手段に接続されている前記二次電池の種類を判別する判別手段と、
    を備える電動工具。
  10. 前記判別手段は、前記二次電池が所定の使用条件下で使用されたときにその出力を制限させる必要がある第1種二次電池であるか、前記第1種二次電池以外の第2種二次電池であるかを前記二次電池の電圧の降下幅によって判別することを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記判別手段は、前記モータを回転させる前の前記二次電池の動作前電圧値と、前記モータを所定時間回転させた後の前記二次電池の動作後電圧値との差である降下幅を取得し、前記降下幅が所定の閾値以上であったときに、前記二次電池は前記第1種二次電池であると判別することを特徴とする請求項10に記載の電動工具。
  12. 前記二次電池から前記モータへ供給される電流値を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記二次電池から前記モータへ供給される電流値の平均電流を算出し、
    前記判別手段は、前記平均電流および前記動作前電圧に応じて前記所定の閾値を設定することを特徴とする請求項11に記載の電動工具。
  13. 前記二次電池は複数の電池セルを有し、
    前記判別手段は、複数の電池セルが全て直列に接続された構成である前記第1種二次電池と、複数の電池セルが並列に接続された構成である前記第2種二次電池とを判別することを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載の電動工具。
  14. 前記接続手段と前記モータとの間に設けられ、前記モータのオンオフを切替えるスイッチをさらに備え、
    前記判別手段は、前記スイッチがオンされる毎に、前記モータが回転する前の前記二次電池の動作前電圧と、前記モータを所定時間回転させた後の前記二次電池の動作後電圧との差である降下幅を取得し、前記降下幅が所定の閾値以上であるかを判断し、
    前記判別手段は、前記降下幅が所定の閾値以上であると判断された回数に応じて、前記二次電池は前記第1種二次電池であるか前記第2種二次電池であるかを判別することを特徴とする請求項10に記載の電動工具。
  15. 前記二次電池から前記モータへ供給される電流の値を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記電流検出手段の検出結果に基づき、前記二次電池の使用容量を積算し、当該積算値が所定値以上になったときに、前記二次電池の種類を判別することを特徴とする請求項14に記載の電動工具。
  16. 前記判別手段は、前記スイッチがオフであるときに、前記積算値から所定の量を減算することを特徴とする請求項14に記載の電動工具。
  17. 前記二次電池から前記モータへの電力の供給を遮断する遮断手段をさらに有し、
    前記判別手段は、前記二次電池が前記第1種二次電池であると判別したときに、前記遮断手段に前記二次電池から前記遮断手段への電力の供給を遮断させることを特徴とする請求項10乃至16の何れか1項に記載の電動工具。
  18. 前記判別手段は、前記第1種二次電池が前記接続手段に接続された場合には前記モータの出力を制限することを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載の電動工具。
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