JP4081108B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用電源装置、特に、燃料噴射装置を備えた内燃機関(以下、エンジンという)を搭載した車両の電源装置に関するもので、例えば、2輪車,船外機,バギー車,雪上車,水上バイク等の電源系に用いられる。
エンジンの回転数や負荷に応じて燃料供給量をコントロールユニットが演算して燃料噴射弁に駆動信号を与える電子制御燃料噴射装置において、バッテリーが放電して十分な蓄電がなされていない場合は、発電機が発電した電力の大部分がバッテリーの充電に用いられるため、燃料噴射装置を動作させるのに十分な電源が得られない場合がある。
2輪車の場合はバッテリーが放電した際にはキックレバーにより始動を行うことになるが、キック始動時においては、エンジンのクランク軸の回転数が低く、クランク軸の回転によって発電する発電機から出力される電流は少なく、さらにその電流の大部分は放電したバッテリーに流入するため、燃料噴射装置に十分な電力が供給されず正常な作動ができなくなるためエンジンを始動することができなくなることがあった。
このような課題に対して、キック始動時において制御手段によって発電機とバッテリーの間のスイッチ手段をオフさせる案が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−98032号公報 特開2002−155828号公報
特許文献1における実施の形態では、メインスイッチオン時のバッテリー電圧を測定するステップとキック操作の有無を検出するステップを有している。
しかしながら、バッテリーの放電状態(言い換えれば、充電状態)とバッテリー電圧には相関はあるものの、例えば12V系バッテリーの場合、充電状態が0〜100%の範囲でバッテリー電圧は1V程度しか変化せず、また、バッテリーの極板にサルフェーションが発生しバッテリーが劣化状態となった場合にはバッテリー電圧と充電状態に別の相関が生じるため、バッテリー電圧の検出による充電状態の検出は精度が悪かった。
従って、最悪の場合は、バッテリーの充電状態が十分でないにもかかわらず発電機とバッテリーの遮断が適切に行われずエンジンが始動できない場合があった。さらに、キック手段検出手段を必要とするためシステムが複雑化し、コスト高や信頼性の低下を招く場合があった。
特に、特許文献2に示されているような、燃料ポンプとインジェクタの機能を有するインジェクションモジュールを使用する場合は、インジェクションモジュール駆動時の瞬時消費電流が大きいためバッテリー充電状態が不十分な状態ではエンジンの始動が困難であり、発電機からバッテリーへの電流路を制御手段で自動的に遮断する場合は正確な充電状態の判定が必要となるが、上記のようにバッテリー電圧からバッテリー充電状態の正確な把握は困難であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できるようにすることを目的とする。
この発明に係る車両用電源装置においては、内燃機関と、発電機と、前記発電機の出力により充電され車両の電気負荷に対して給電を行うバッテリーと、前記発電機および前記バッテリーから給電され前記内燃機関に供給する燃料を制御する燃料噴射装置とを備えた車両につき電源供給を行うものにおいて、人による操作ができ前記発電機から前記バッテリーに流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段により電流が遮断または制限された前記発電機から前記バッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段とを設け、前記第2のスイッチ手段の接続動作を制御手段によって行わせることを特徴とするものである。
この発明によれば、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1および図2について説明する。図1は実施の形態1における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の構成を示す接続図である。図2は実施の形態1における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の変形構成を示す接続図である。
この発明による実施の形態1における構成を示す図1において、車両が必要とする電力を供給するため、磁石式交流発電機1がエンジン(図示せず)のクランク軸に配置されている。クランク軸の回転に応じて発生される磁石式交流発電機1の出力は電圧調整機能を有するレギュレータ2により整流され、電解コンデンサ3によって平滑化される。
整流され平滑化された磁石式交流発電機1の出力は、イグニッションスイッチ4を介してエンジンの制御装置5に印加されるとともに、第1のスイッチ手段6を介して車両に搭載されたバッテリー9に印加される。第1のスイッチ手段6にはダイオード7および第2のスイッチ手段8がそれぞれ並列接続されている。
次に、エンジン制御装置5の内容について述べる。
エンジン制御装置5は、次に述べるように、インテークマニホールド内に燃料を噴射する燃料噴射装置FCと、点火プラグにより混合気に点火する点火装置FPの機能を有する。一般には、燃料噴射制御機能と点火制御機能は1つの制御手段にまとめられコントロールユニットとして構成されている。
エンジン制御装置5は、マイクロコンピュータ,メモリ,入出力回路を内蔵し電子制御燃料噴射装置FCとしての燃料噴射制御機能と点火装置FPとしての点火制御機能とを有するコントロールユニット10、エンジンの負荷を検出するための吸気管圧力センサ11、エンジンの吸入空気の温度を検出する吸気温センサ12、エンジンのシリンダ外壁面に取り付けられエンジンの温度を測定するエンジン温センサ13、スロットル弁(図示せず)の開度を検出するスロットルポジションセンサ14、クランク軸の回転を検出するクランク角センサ15、吸気管に燃料を噴射するインジェクタ16、インジェクタ16に燃料を送るための燃料ポンプ17、燃料ポンプリレー18、点火用のイグニッションコイル19によって構成されている。
ここで、吸気管圧力センサ11,吸気温センサ12,エンジン温センサ13,スロットルポジションセンサ14およびクランク角センサ15のセンサ出力はコントロールユニット10に入力されている。インジェクタ16および燃料ポンプ17はコントロールユニット10からの出力により動作する。
次に、スイッチ手段について説明する。
第1のスイッチ手段6は、外部から人が押しボタンを押圧操作する押しボタンスイッチで構成されており、外部から人が押しボタンを押している間OFFとなり、ボタンを離すとON状態となる。
第2のスイッチ手段8はリレーで構成され、エンジン停止時はOFFとなっており、コントロールユニット10からの出力によりONさせることができる。
次に、動作について説明する。
通常、エンジンがかかっている状況では、交流発電機1からの電流はレギュレータ2を経て直流化され、コンデンサ3で平滑化され、ONされたイグニッションスイッチ4からエンジン制御装置5に供給される。また、交流発電機1からの電流は、通常ON状態となっているスイッチ手段、あるいはコントロールユニット10によりONされたスイッチ手段8を経てバッテリー9へ流入しバッテリー9を充電する。
一般には、エンジンのアイドリング回転数において、交流発電機1の発電電力は車両が必要とする電力を上回るように設計されている。

次に、エンジン始動時について述べる。
バッテリー9が充電状態にある場合は、イグニッションスイッチ4をONすることにより、エンジン制御装置5はバッテリーからの給電により正常に作動し、エンジンを始動することができる。この場合の始動は、バッテリー9の給電によりスタータモーターを駆動する場合と、外部から人かキックレバーを操作する場合がある。
一方、バッテリー9が放電状態にある場合は、スタータモーターを駆動することができず、キックレバーによる始動を行うことになる。イグニッションスイッチ4をONにして、キックレバーを操作すると交流発電機1は発電を開始するが、交流発電機1からの発電電流の大部分は放電したバッテリー9に流入するため、エンジン制御装置5の電源電圧が上昇せずに、エンジン制御装置5は正常に作動しない。この場合は燃料の噴射あるいは点火が正常に行われずエンジンを始動することができない。
そこで、外部よりスイッチ手段6をOFFする操作をする。このときスイッチ手段8はコントロールユニット10からのON信号が入っていないためOFF状態にある。
そうすると、交流発電機1からバッテリー9へ流入する電流は遮断されるため交流発電機1からの発電電流はエンジン制御装置5に供給され、エンジン制御装置5は正常に動作できるため、エンジンを始動することができる。
コントロールユニット10が、バッテリー9の端子電圧から放電状態を把握して、所定の放電状態にある場合に、交流発電機1とバッテリー9の間の電流路を遮断する方法が考えられるが、バッテリー9の端子電圧の測定からバッテリーの放電状態を正確に把握することは困難であった。
従って、スタータが作動せず、さらにキック操作でも作動できない場合、外部から手動でスイッチ手段を操作する方が確実にエンジンを始動することができる。
エンジンが始動すると発電機1から十分な発電量を得ることができるため、後に外部から操作していたスイッチ手段6の操作を止めることにより、発電機1からバッテリーへの電流路を接続し、バッテリーの充電を開始することができる。
次に、コントロールユニット10は、クランク角センサ15の出力より、エンジンの回転数が所定回転数以上となった後、所定時間経過したことをもって、発電機に十分な発電量が発現したと判断して、スイッチ手段8のリレーにON信号を送り、発電機1とバッテリー9の間を接続する。この動作により、エンジン始動後も、外部から操作によるスイッチ手段6のオープン状態が継続していたとしても、バッテリー9への充電を開始することができる。
図1の実施の形態では、スイッチ手段6とスイッチ手段8が共存した事例を示したが、スイッチ手段8が無くスイッチ手段6だけが設けられた場合においても、バッテリー9が放電状態における確実な始動が可能である。
この実施の形態1における変形構成を示す図2のように、スイッチ手段6に、押しボタンを押圧してスイッチ作動操作をしたときに発電機1からバッテリー9への電流路を遮断させ、その後押しボタンから手を離しスイッチ作動操作を止めた後も所定の時間だけ遮断状態を持続し、その後に自動的に接続状態へ移行させるためのスイッチ補助機構20を付加しても良い。
スイッチ補助機構20が、スイッチ手段6の遮断を維持する時間の設定は、キック始動にかかるであろうと予測される時間より長く設定される。
このように構成すれば、スイッチ手段8が無い場合においても、エンジン始動後に自動的にバッテリーの充電を開始できる。
(1−1)この発明による実施の形態1によれば、コントロールユニット10で構成される点火装置FPの点火動作により始動されるエンジン(図示せず)と、前記エンジンのクランク軸の回転により発電電力を出力する発電機1と、前記発電機の出力により充電され車両の電気負荷に対して給電を行うバッテリー9と、前記発電機1および前記バッテリー9から給電され前記内燃機関に供給する燃料を制御するコントロールユニット10で構成される電子制御燃料噴射装置FCとを備えた2輪車等の車両につき電源供給を行うものにおいて、前記発電機1から前記バッテリー9に流れる電流を遮断または制限するためのスイッチ手段6を有し、そのスイッチ手段6は、人による操作ができるようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(1−2)この発明による実施の形態1によれば、前記(1−1)項の構成において、前記スイッチ手段6は通常は発電機とバッテリーが接続された状態となっており、押しボタンスイッチからなる前記スイッチ手段6を人が押しボタンを押圧して作動操作することにより前記発電機から前記バッテリーに流れる電流を遮断し、人による作動操作を前記スイッチ手段6の押しボタンを開放して止めることにより、前記発電機と前記バッテリーが接続された状態に移行するようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(1−3)この発明による実施の形態1によれば、前記(1−1)項または前記(1−2)項の構成において、前記発電機1から前記バッテリー9に流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段6と、前記第1のスイッチ手段6により電流が遮断または制限された前記発電機1からバッテリー9への電流路を接続するための第2のスイッチ手段8とを設け、前記第2のスイッチ手段8をエンジン制御装置5に設けられた燃料噴射装置FCとしての燃料噴射制御機能を有するコントロールユニット10で構成される制御手段によって接続するようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で制御手段による制御により、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(1−4)この発明による実施の形態1によれば、前記(1−3)項の構成において、前記エンジン制御装置5に設けられたコントロールユニット10で構成される前記制御手段の動作は、コントロールユニット10の機能として構成された燃料噴射装置FCの燃料噴射制御機能による所定の動作に応じてなされるようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で燃料噴射装置の所定の動作に応じた制御手段による制御により、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(1−5)この発明による実施の形態1によれば、前記(1−4)項の構成において、前記エンジン制御装置5に設けられたコントロールユニット10の機能として構成された燃料噴射装置FCの機能により検出する、内燃機関回転数の情報に基づく制御手段の動作によって発電機1からバッテリー9への電流路を接続するようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で内燃機関回転数の情報に基づく制御手段による制御により、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図3について説明する。図3は実施の形態2における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の構成を示す接続図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この実施の形態2における構成を示す図3において、ヘッドランプ,テールランプ,ブレーキランプ,ウインカー等の灯火類や警報器などの、エンジンを始動するのに直接寄与しない負荷21が接続されている。ここで、負荷21は通電されない場合でもエンジンを始動することができるような負荷である。
そして、バッテリー9と負荷21の間の電流路を遮断するための第3のスイッチ手段22、および、第1のスイッチ手段6と第3のスイッチ手段22を連動させるための連動手段23、ならびに、エンジン制御装置5によって操作される第4のスイッチ手段24が設けられている。
次に、動作について説明する。
図1と同じ構成の部分については実施の形態1で説明したため、それ以外の部分について説明する。
バッテリー9が放電状態にある場合、負荷21がバッテリー9と接続されているとエンジンの始動に寄与しない電流が、負荷21に流入するため、エンジン制御装置5への給電が少なくなりエンジンを始動するに際し不利な状況となる。
そこで、スイッチ手段22を操作することにより負荷21をバッテリー9から切り離して、エンジンの始動に寄与しない負荷への給電を停止させることにより、始動性を向上させることができる。
また、エンジンが始動した後に実施の形態1で示したスイッチ手段8の動作に準じた手法で、スイッチ手段24を導通状態とすることにより、発電機1で十分な発電量が発現した後に、灯火類や警報器を正常に作動させることができる。
この実施の形態2では、連動手段23によりスイッチ手段6とスイッチ手段22が連動して動作する。従って、バッテリーが放電状態にありキック始動する際に、外部から人により1つのスイッチ操作をすることで、発電機1からバッテリー9への電流路の遮断と、バッテリー9から負荷21間への電流路の遮断が可能であり、発電機1の発電電流はエンジン制御装置5のみに供給され、始動性を向上させることができる。
また、エンジン始動後においては、スイッチ手段8とスイッチ手段24を連動して導通状態とし、バッテリー9の充電と、灯火類や警報器の作動とを正常に行なうことができる。
(2−1)この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における前記(1−1)または前記(1−2)項の構成において、前記発電機1から前記バッテリー9に流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段6と、前記第1のスイッチ手段6により電流が遮断または制限された前記発電機1からバッテリー9への電流路を接続するための第2のスイッチ手段8と、バッテリーと内燃機関の始動に直接寄与しない負荷21の間に流れる電流を遮断または制限するための第3のスイッチ手段22とを有し、前記第2のスイッチ手段8と前記第3のスイッチ手段22は人による操作により連動して動作するようにしたので、容易な操作で、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(2−2)この発明による実施の形態2によれば、前記(2−1)項の構成において、電流が遮断または制限された前記バッテリー9とエンジンの始動に直接寄与しない負荷21の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段24を設け、前記第4のスイッチ手段24の接続動作を燃料噴射装置FCとしての燃料噴射制御機能を有するコントロールユニット10で構成される制御手段によって行わせるようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できるとともに、エンジンの始動に直接寄与しない負荷の正常な動作を確保できる車両用電源装置を得ることができる。
(2−3)この発明による実施の形態2によれば、前記(2−1)項または前記(2−2)項の構成において、前記第4のスイッチ手段24によって電流が遮断または制限された前記バッテリー9とエンジンの始動に直接寄与しない負荷21の間の電流路を接続させる前記エンジン制御装置5に設けられたコントロールユニット10で構成された前記制御手段の動作は、コントロールユニット10の機能として構成された燃料噴射装置FCの燃料噴射制御機能による所定の動作に応じてなされるようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で燃料噴射装置の所定の動作に応じた制御手段による制御により、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(2−4)この発明による実施の形態2によれば、前記(2−3)項の構成において、前記エンジン制御装置5に設けられたコントロールユニット10の機能として構成された燃料噴射装置FCの燃料噴射制御機能により検出する、内燃機関回転数の情報に基づく制御手段の動作によって前記第4のスイッチ手段24により電流が遮断または制限された前記バッテリー9とエンジンの始動に直接寄与しない負荷21の間の電流路を接続するようにしたので、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、簡単な操作で内燃機関回転数の情報に基づく制御手段による制御により、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できる車両用電源装置を得ることができる。
(2−5)この発明による実施の形態2によれば、前記(2−2)項から前記(2−4)項までのいずれかのの構成において、前記第1のスイッチ手段6により電流が遮断または制限された前記発電機1からバッテリー9への電流路を接続するための第2のスイッチ手段8と、電流が遮断または制限されたバッテリー9とエンジンの始動に直接寄与しない負荷の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段24とを設け、前記第2のスイッチ手段8と前記第4のスイッチ手段24は連動して制御されるようにしたので、簡単な構成で、バッテリーの充電状態が悪くエンジンの始動が困難になった場合、燃料噴射装置や点火装置を確実に作動させ、エンジンを始動できるとともに、エンジンの始動に直接寄与しない負荷の正常な動作を確保できる車両用電源装置を得ることができる。
この発明による実施の形態では、次の(A1)項から(A8)項までに示す構成が提案されている。
(A1)エンジンの動力により発電を行う発電機と、車両の電気負荷に対して給電を行うバッテリーと、エンジンに供給する燃料を制御する燃料噴射装置と、を備えた車両において、発電機からバッテリーに流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段を有し、そのスイッチ手段は外部から人による操作ができることを特徴とする電源装置。
(A2)前記第1のスイッチ手段は通常は発電機とバッテリーが接続された状態(ノーマルクローズ)となっており、外部からスイッチを操作することにより発電機からバッテリーに流れる電流を遮断し、外部からの操作をやめることにより、発電機とバッテリーが接続された状態に移行することを特徴とする前記(A1)項記載の電源装置。
(A3)外部からの操作により、電流が遮断または制限された前記発電機からバッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段を設け、第2のスイッチ手段を制御手段によって接続することを特徴とする、前記(A1)項記載の電源装置。
(A4)前記制御手段は、燃料噴射装置によってなされることを特徴とする前記(A3)項記載の電源装置。
(A5)燃料噴射装置が検出する、エンジン回転数の情報に基づく制御手段によって発電機からバッテリーへの電流路を接続することを特徴とする前記(A4)項記載の電源装置。
(A6)バッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷(例えば灯火類や警報器)の間に流れる電流を遮断または制限するための第3のスイッチ手段を有し、前記第2のスイッチ手段と第3のスイッチ手段は外部から人による操作により連動して動作することを特徴とする前記(A1)項記載の電源装置。
(A7)電流が遮断または制限されたバッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷(例えばランプや警報器)の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段を設け、第4のスイッチ手段を制御手段によって接続することを特徴とする、前記(A6)項記載の電源装置。
(A8)外部からの操作により、電流が遮断または制限された前記発電機からバッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段を設け、第2のスイッチ手段と第4のスイッチ手段は連動して制御されることを特徴とする前記(A7)項記載の電源装置。
この発明による実施の形態では、以上説明したように構成されているので、次の(B1)項から(B7)項までに示すような効果を奏する。
(B1)エンジンの動力により発電を行う発電機と、車両の電機負荷に対して給電を行うバッテリーと、エンジンに供給する燃料を制御する燃料噴射装置と、を備えた車両において、発電機からバッテリーに流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段を有し、そのスイッチ手段は外部から人による操作ができるようにしたので、バッテリーが放電した状態にあっても、スイッチ操作により確実にエンジンを始動することができる。
(B2)第1のスイッチ手段は通常は発電機とバッテリーが接続された状態(ノーマルクローズ)となっており、外部からスイッチを操作することにより発電機からバッテリーに流れる電流を遮断し、外部からの操作をやめることにより、発電機とバッテリーが接続された状態に移行するようにしたため、エンジン始動後には発電機からバッテリーへの電流路供給され、バッテリーの充電が可能となる。
(B3)外部からの操作により、電流が遮断または制限された前記発電機からバッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段を設け、第2のスイッチ手段を制御手段によって接続するようにしたため、エンジン始動後は第1のスイッチ手段の操作にかかわらずバッテリーの充電を開始することができる。
(B4)前記制御手段は、燃料噴射装置によってなされ、燃料噴射装置が検出する、エンジン回転数の情報に基づく制御手段によって発電機からバッテリーへの電流路を接続するようにしたため、バッテリー電圧計測手段やキック操作判定手段を用いることなく安価にシステムを構築できる。
(B5)バッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷(例えば灯火類や警報器)の間に流れる電流を遮断または制限するための第3のスイッチ手段を有し、前記第2のスイッチ手段と第3のスイッチ手段は外部から人による操作により連動して動作するようにしたため、バッテリー放電時の始動において、1つのスイッチ操作だけで、発電機の発電電流をすべて、燃料噴射や点火などを行なうエンジン制御に供給できるため、容易に始動性を向上できる。
(B6)電流が遮断または制限されたバッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷(例えば灯火類や警報器)の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段を設け、第4のスイッチ手段を制御手段によって接続するようにしたため、エンジンが始動した後に、灯火類や警報器を正常に作動させることができる。また走行時に誤って第3のスイッチ手段を操作した場合でも灯火類や警報器の動作を妨げることはない。
(B7)外部からの操作により、電流が遮断または制限された前記発電機からバッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段を設け、第2のスイッチ手段と第4のスイッチ手段は連動して制御されるようにしたため、エンジンが始動した後にバッテリーの充電と、灯火類や警報器の作動を、簡単な構成で行なうことができる。
この発明による実施の形態1における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の構成を示す接続図である。 この発明による実施の形態1における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の変形構成を示す接続図である。 この発明による実施の形態2における車両用電源装置を搭載した車両の電気回路の構成を示す接続図である。
符号の説明
1 発電機、2 レギュレータ、3 コンデンサ、4 イグニッションスイッチ、5 エンジン制御装置、6 第1のスイッチ手段、7 ダイオード、8 第2のスイッチ手段、9 バッテリー、10 コントロールユニット、11 吸気管圧センサ、12 吸気温センサ、13 エンジン温センサ、14 スロットルポジションセンサ、15 クランク角センサ、16 インジェクタ、17 燃料ポンプ、18 燃料ポンプリレー、19 イグニッションコイル、20 スイッチ補助機構、21 負荷、22 第3のスイッチ手段、23 連動手段、24 第4のスイッチ手段。

Claims (8)

  1. 内燃機関と、発電機と、前記発電機の出力により充電され車両の電気負荷に対して給電を行うバッテリーと、前記発電機および前記バッテリーから給電され前記内燃機関に供給する燃料を制御する燃料噴射装置とを備えた車両につき電源供給を行うものにおいて、人による操作ができ前記発電機から前記バッテリーに流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段により電流が遮断または制限された前記発電機から前記バッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段とを設け、前記第2のスイッチ手段の接続動作を制御手段によって行わせることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記第2のスイッチ手段によって前記発電機からバッテリーへの電流路を接続させる前記制御手段の動作は、燃料噴射装置の所定の動作に応じてなされることを特徴とする請求項に記載の車両用電源装置。
  3. 燃料噴射装置が検出する、内燃機関回転数の情報に基づく制御手段の動作によって前記第2のスイッチ手段により発電機からバッテリーへの電流路を接続することを特徴とする請求項に記載の車両用電源装置。
  4. 内燃機関と、発電機と、前記発電機の出力により充電され車両の電気負荷に対して給電を行うバッテリーと、前記発電機および前記バッテリーから給電され前記内燃機関に供給する燃料を制御する燃料噴射装置とを備えた車両につき電源供給を行うものにおいて、人による操作ができ前記発電機から前記バッテリーに流れる電流を遮断または制限するための第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段により電流が遮断または制限された前記発電機からバッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段と、バッテリーと内燃機関の始動に直接寄与しない負荷の間に流れる電流を遮断または制限するための第3のスイッチ手段とを有し、前記第2のスイッチ手段と前記第3のスイッチ手段は人による操作により連動して動作することを特徴とする車両用電源装置。
  5. 電流が遮断または制限されたバッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段を設け、前記第4のスイッチ手段の接続動作を制御手段によって行わせることを特徴とする請求項に記載の車両用電源装置。
  6. 前記第4のスイッチ手段によって電流が遮断または制限されたバッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷の間の電流路を接続させる前記制御手段の動作は、燃料噴射装置の所定の動作に応じてなされることを特徴とする請求項に記載の車両用電源装置。
  7. 燃料噴射装置が検出する、内燃機関回転数の情報に基づく制御手段の動作によって前記第4のスイッチ手段により電流が遮断または制限されたバッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷の間の電流路を接続することを特徴とする請求項に記載の車両用電源装置。
  8. 前記第1のスイッチ手段により電流が遮断または制限された前記発電機から前記バッテリーへの電流路を接続するための第2のスイッチ手段と、電流が遮断または制限された前記バッテリーとエンジンの始動に直接寄与しない負荷の間の電流路を接続するための第4のスイッチ手段とを設け、前記第2のスイッチ手段と前記第4のスイッチ手段は連動して制御されることを特徴とする請求項から請求項までのいずれかに記載の車両用電源装置。
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