JP2014050942A - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014050942A
JP2014050942A JP2012198983A JP2012198983A JP2014050942A JP 2014050942 A JP2014050942 A JP 2014050942A JP 2012198983 A JP2012198983 A JP 2012198983A JP 2012198983 A JP2012198983 A JP 2012198983A JP 2014050942 A JP2014050942 A JP 2014050942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
overdischarge
temperature
secondary battery
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012198983A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Ninai
由季 似内
Toshihiro Shima
嶋  敏洋
Kazuhiko Funabashi
一彦 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2012198983A priority Critical patent/JP2014050942A/ja
Priority to PCT/JP2013/005129 priority patent/WO2014038165A1/en
Publication of JP2014050942A publication Critical patent/JP2014050942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/18Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for batteries; for accumulators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/24Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to undervoltage or no-voltage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池が低温状態にあることに起因して同電池の保護回路が機能し、異常信号が出力されて電動工具が一時的に使用不能になることを回避すること。
【解決手段】電池温度が所定値以下の低温であると判断した場合には、二次電池の電池容量が所定値以下となったときに出力される過放電信号に応答して二次電池から電動工具への給電を遮断する動作を留保するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池等の二次電池を駆動源とする電動工具に関する。
コードレス電動工具は商用電源に電源コードを接続せず使用することができるため、作業場所を選ばず、またコードが邪魔にならず作業がしやすいというメリットがある。そのような理由からコードレス電動工具が広く使われるようになってきた。近時、コードレス電動工具の電源としては、リチウムイオン二次電池を内蔵した電池パックが用いられることが多い。リチウムイオン二次電池を内蔵した電池パックには、電池の劣化防止や安全性を確保のために、保護ICが内蔵されている。保護ICは、電池が過放電状態となった場合には、当該電池パックが装着された電動工具へ電力供給を遮断させるための過放電信号を出力する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2009−95162号公報
ところで、電動工具の使用時に、環境温度等の影響により電池温度が低い場合がある。一般に、電池温度が低いと内部抵抗が高くなり、たとえ電池容量が十分にあっても駆動初期段階で一時的に出力電圧が低下する現象を呈する。そのため、低温環境下で電動工具を使用しようとすると、電池パックに内蔵されている保護ICが使用開始時の電池電圧の一時的低下を過放電状態にあると判断し、電動工具への電力供給が遮断されてしまう。その結果、電動工具を使用しようとしても一時的に使用ができない状態に陥ってしまう。よって、電池の温度が使用可能な温度範囲になるまで工具を使用することができないという問題を有していた。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、電池が低温状態にある場合に一時的に電動工具が使用できなくなる事態を回避し、もって電動工具の使用勝手を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の電動工具は、二次電池と、駆動部と、二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、二次電池の電池容量が所定値以下となったことを検出し過放電信号を出力する過放電検出手段と、電池温度検出手段により検出された温度に基づいて、過放電検出手段から出力される過放電信号を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。このような構成によれば、二次電池の温度が,例えば、環境温度に起因して低温であったような場合には、低温時の電池内部抵抗の上昇に伴う放電初期の二次電池の電圧ドロップを過放電と読み違えることがない。
請求項2に記載の電動工具は、請求項1に記載の電動工具であって、制御手段が過放電信号を制御することにより、過放電信号に応答して実行する二次電池から駆動部への給電遮断動作を留保するようにしたことを特徴とする。
このような構成によれば、本来過放電信号が出力されると二次電池から駆動部への給電を遮断していたが、低温に起因する一時的な内部抵抗の高い状態である時には、駆動部への給電を継続することができる。
請求項3に記載の電動工具は、請求項2に記載の電動工具であって、温度検出手段が検出した二次電池の温度が電池温度閾値以下であり、かつ、過放電検出手段から過放電信号が出力された時に、制御手段は、過放電検出手段から出力される過放電信号に反応しない不感期間を有する、もしくは、過放電信号をリセットするリセット信号を出力することを特徴とする。
このような構成によれば、電池温度検出手段が検出した二次電池の温度が電池温度閾値以下であり、過放電信号が出力されている時でも、不感期間の間はこの過放電信号に反応しないようにするか、若しくは、この過放電信号をリセットするようにしているので、低温時の電池内部抵抗の上昇に伴う放電初期の二次電池の電圧ドロップを過放電と誤判断しにくい構成である。
請求項4に記載の電動工具は、請求項2または請求項3に記載の電動工具であって、二次電池から駆動部への給電遮断動作の実行を留保する期間の始期は、二次電池から出力が開始された時から電池温度検出手段が閾値以下の電池温度を検出した時までのいずれかのタイミングであり、給電遮断動作の実行を留保する期間の終期は電池温度検出手段が検出した二次電池の温度が電池温度閾値を超え、かつ、過放電検出手段から過放電信号が出力されなくなった時、及び、それ以降であることを特徴とする。
かかる構成によれば、遅くとも電池温度検出手段が閾値以下の電池温度を検出した時、即ち、二次電池が低温状態にあることを検出した以降電池温度が上昇して電池温度閾値を超えるまでの間の駆動部への給電遮断動作を留保するようにしたので、上記のように,電池温度が低温であっても駆動部への給電を継続することができ、また、電池温度が常温となれば、通常通り駆動部への給電は行われるので、低温下でも間断なく連続して電動工具を使用することができる。
請求項5に記載の電動工具は、請求項3または請求項4に記載の電動工具であって、不感期間、もしくは、リセット信号を出力する期間は、電池温度検出手段により検出された電池温度に基づいて、制御手段により任意に設定可能であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の電動工具は、請求項5に記載の電動工具であって、不感期間、もしくは、リセット信号を出力する期間は、温度が低温であるほど長い時間であることを特徴とする
このように、不感期間若しくはリセット信号を出力する期間は,電池温度に基づいて決めれば良いが、二次電池の温度が低ければ低いほど不感期間をより長く設定したり、リセット信号を出力する期間を長くするのが好適である。
請求項7に記載の電動工具は、二次電池と、駆動部と、二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、二次電池の電池容量が所定値以下となったことを検出し過放電信号を出力する過放電検出手段と、過放電検出手段から出力される過放電信号を電池温度検出手段により検出された温度に基づいてリセットする過放電信号リセット手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項8に記載の電動工具は、請求項7に記載の電動工具であって、過放電信号リセット手段が過放電信号をリセットすることにより、過放電信号に応答して実行する二次電池から駆動部への給電遮断動作を実行しないようにしたことを特徴とする。
このような構成によれば、二次電池の温度が,例えば、環境温度に起因して低温であったような場合には、二次電池の放電初期の電圧ドロップを過放電と判断して出力される過放電信号を一時的にリセットするようにしたので、給電を遮断することなく駆動部への給電を継続することができる。
なお、駆動源である二次電池は、公知のあらゆる電池を利用可能であり、また、今後開発される二次電池も適用可能な構成であるが、出願時の技術水準においては、リチウムイオン電池を用いることが好適である。
本発明によれば、例えば、環境温度に起因して二次電池の温度が低温であったような場合には、従来、低温時の電池内部抵抗の上昇に伴う放電初期の電圧ドロップを過放電検出手段が過放電と判断してしまうような場合であっても、放電初期の電池温度が低温であると判断された場合にはそのような判断をしないため、駆動部への給電を遮断することなく継続することができる。
本発明の第1の実施の形態による電動工具(工具本体及び電池パック)の回路図。 図1に示した電動工具の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態による電動工具(工具本体及び電池パック)の回路図。 図3に示した電動工具の動作を説明するためのフローチャート。 電池電圧及び電池温度の時間変化を例示した動作説明用のグラフ。
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる電池パック2について添付図面を参照しながら説明する。図1は、工具本体1に電池パック2が装着された状態の回路図を示したものである。以下、工具本体1に電池パック2が装着されて一体となったものを電動工具と称することにする。
以下に説明する実施の形態では、電動工具として電動ドリルを一例に説明するが、電動工具はこれに限定されるものでなく、二次電池を電源とする工具であれば種類は問わない。
工具本体1は正極端子(+)と負極端子(−)を有し、各々対応する電池パック2の正極端子と負極端子に接続される。また、工具本体1と電池パック2は各々電池遮断用端子9を有し、工具本体1に電池パック2が装着されたとき各々の電池遮断用端子9も接続される構成となっている。なお、電池パック2の電動ドリルへの装着は、電動ドリルの把持部内部空間に電池パック2を差し込み、脱落しないようロックすることにより行われる。
工具本体1は直流で動作する駆動部としてのモータ(DCモータ)3を有し、モータ3とトリガースイッチ4及びモータ制御FET素子(スイッチング素子)5が工具本体1の正極端子と負極端子の間に直列に接続されている。工具本体1に電池パック2が装着された状態で、トリガースイッチ4がオン、モータ制御FET素子5がオンの時にリチウムイオン電池組6(以下、「二次電池6」と称す。)からモータ3に対して給電され、モータ3は回転駆動する。モータ3の駆動軸が回転すると図示しない減速機構を介して電動ドリルの刃が回転する。
モータ3の正極端子とモータ制御FET素子5のソース間には抵抗RaとRbの直列回路が接続されており、抵抗RaとRbの接続点はモータ制御FET素子5のゲート及び電池遮断用端子9に接続されている。後述するように、モータ制御FET素子5は電池遮断用端子9を介して印加された過放電信号がローレベルの時にオン、ハイレベルの時にオフとなる。
次に電池パック2の電気的構成について説明する。
電池パック2には二次電池6と過放電検出部7及び温度検出部8が内蔵されている。保護IC7aと二次電池6により過放電検出部7が構成される。二次電池6は複数の電池セルを直列に接続してなるものであり、本実施の形態では、5個のリチウムイオン電池セルを直列接続している。本実施形態で例示するリチウムイオン電池セルの定格出力電圧は3.6Vであるので、二次電池6からは18Vの電池電圧が出力されモータ3に印加されることになる。工具本体1に内蔵されているモータ3の定格電圧も18Vである。なお、二次電池6の容量が低下した場合には電池パック2を工具本体1から取り外し、充電器により再充電を行う。具体的には、リチウムイオン電池セルの電池電圧が所定の閾値、一例として2.0V程度まで低下すると空の状態であると判断し、使用者に再充電を促すことになる。
二次電池6には保護IC7aが接続されている。具体的には、二次電池6の各セルの正極端子と負極端子が保護IC7aに接続されており、各セルの電池電圧を検出している。また、保護IC7aは二次電池6の放電電流も監視している。保護IC7aは、いずれかのセルの電池電圧が所定値より低くなった場合には過放電状態と判断し、後述するマイクロコンピュータ11(以下、「マイコン11」と称する。)に過放電信号を出力する。前述の通り、リチウムイオン電池セルの定格電圧は3.6Vであり、過放電状態と判断する閾値は本実施の形態では2.0Vとしている。同じく、放電電流が所定値を超えた場合には過電流状態と判断し、過放電信号をマイコン11に出力する。なお、保護IC7aは二次電池6の充電時にも過充電状態等を検出して充電を停止させるための過充電信号を充電装置に対して出力する。
感温度素子であるサーミスタTSRが二次電池6に対して接触配置または近接配置され、抵抗R1と共に温度検出部8を構成している。温度検出部8は二次電池6の温度を検出するための回路である。具体的には、抵抗R1とサーミスタTSRを直列接続したものを電源電圧(5V)とアース間に接続し、温度に依存して抵抗値が変化するサーミスタTSRの電圧をマイコン11に入力している。なお、電源電圧(5V)は三端子レギュレータ10により生成される。
電池パック2には三端子レギュレータ10が設けられており、二次電池6から供給される電池電圧に基づいて5Vの定電圧を出力する。この5Vの定電圧はマイコン11と先述した温度検出部8及び後述する工具差込検出部12の電源電圧として用いられる。三端子レギュレータ10には発振防止用のコンデンサC1及びC2が接続されている。
電池パック2には更にマイコン11が内蔵されている。マイコン11のVDD端子には,三端子レギュレータ10の出力端子が接続されており、5Vの電圧が印加される。これによりマイコン11は動作状態となる。
前述の通り、マイコン11には保護IC7aから過放電信号が、温度検出部8からは電池温度信号が入力される。マイコン11には電池電圧検出部13,電流検出部14及び過放電出力部15が更に接続されている。電池電圧検出部13は、電池電圧検出指示部と、電池電圧指示部からの出力に応答して電池電圧の検出を行う電池電圧検出部から構成されている。
電池電圧検出指示部は、FET素子13aと、抵抗R2、R3及びツェナーダイオードZD1により構成されている。抵抗R2とツェナーダイオードZD1の並列回路がFET素子13aのゲートとソース間に接続されており、抵抗R3はマイコン11の出力端子とFET素子13aのゲート間に接続されている。一方、電池電圧検出部はFET素子13bと、抵抗R4、R5及びツェナーダイオードZD2により構成されている。抵抗R4とツェナーダイオードZD2の並列回路が電池パック2の正極端子とFET素子13aのゲート間に接続されており、抵抗R5はFET素子13aのドレインとFET素子13bのゲート間に接続されている。マイコン11から電池電圧検出の指示を表すハイレベルの指示信号が出力されると、抵抗R3と抵抗R2により分圧された電圧がFET素子13aのゲートに入力されFET素子13aはオンとなる。
FET素子13aがオンとなると、二次電池6から抵抗R4と抵抗R5により分圧された電圧がFET素子13bのゲートソース間に電位差ができることでFET素子13bはオンとなる。FET素子13bと抵抗R6、R7の直列回路が二次電池6と並列に接続されており、直列接続された抵抗R6とR7により二次電池6の電池電圧を分圧し、二次電池6の電池電圧に対応する分圧電圧がマイコン11に入力される構成となっている。
かかる構成により電池電圧検出部13は二次電池6の電池電圧を検出したい時のみ検出することができる。例えば、電池パック2が工具本体1に装着されたことを検出した時に、電池電圧検出部13から二次電池6の電池電圧を検出することができる。本実施の形態による電池電圧検出部13には、電池電圧指示部が設けられているので、抵抗R6とR7の直列回路を二次電池6に並列に接続し、分圧抵抗から常時電池電圧を検出できる構成のものと比較すると、抵抗R6とR7による二次電池6の電力消費を抑えることができるという効果がある。
更に、マイコン11にはモータ3に流れる電流を検出する電流検出部14が接続されており、電流検出部14で検出した電流値はマイコン11に入力される。電流検出部14は抵抗で構成されている。
マイコン11の出力端子には、過放電出力部15が接続されており、過放電出力部15の出力は抵抗R12を介して電池パック側20に接続されている。過放電出力部15はFET素子15aと抵抗R10、R11により構成されている。抵抗R10はマイコン11の過放電信号出力端子とFET素子15aのゲート間に接続されており、抵抗R9は FET素子15aのゲートとソース間に接続されている。
マイコン11の過放電信号出力端子から過放電であることを示すハイレベルの過放電信号が入力されると、FET素子15aがオンとなり、工具本体1側の抵抗Raから電池パック2側の抵抗R12に電流が流れる。この結果、モータ制御FET素子5はオフとなり、トリガースイッチ4がオンであるかオフであるかに関わらずモータ3に流れる電流は遮断される。一方、マイコン11から過放電信号が出力されていない場合、即ち、マイコン11の過放電信号出力端がローレベルの時は、過放電出力部15のFET素子15aはオフであり、工具本体1側の抵抗RaとRbに電流が流れる。抵抗Rbの抵抗値の方が抵抗R12の抵抗値より大きく設定されているため、モータ制御FET素子5はオンとなりトリガースイッチ4がオンされるとモータ3は回転駆動する。
マイコン11の入力端子と電池パック2側の電池遮断用端子9の間にはFET素子12aと抵抗R8,R9からなる工具差込検出部12が接続されている。抵抗R8はFET素子12aのゲートとソース間に接続されており、抵抗R9はFET素子12aのゲートと工具差込検出部12の間に接続されている。保護IC7aから過放電信号が出力されておらず、電池パック2側の電池遮断用端子9がオープンであれば、工具本体1に電池パック2が非装着状態状態である。電池パック2側の電池遮断用端子9がオープン状態であると、FET素子12aはオフであり、マイコン11の工具差込検出用入力端子には三端子レギュレータ10により生成された5Vの電源電圧、即ち、ハイレベルの信号が入力される。マイコン11の工具差込検出用入力端子がハイレベルであることに基づいて、マイコン11は工具本体1に電池パック2が非装着状態であると認識する。一方、電池パック2側の電池遮断用端子9がハイレベル状態であれば、工具本体1に対して電池パック2が差し込まれた状態であると認識する。この状態ではFET素子12aがオンとなっており、マイコン11の工具差込検出用入力端子はFET素子12aを介して接地されるためローレベルとなり、マイコン11は工具本体1に電池パック2が差し込まれた状態であることを認識する。
次に、上記のように構成された工具本体1と電池パック2の動作を図2に示したフローチャート及び図5に示したグラフを参照しながら説明する。
工具本体1に電池パック2を装着し、図示しないパワースイッチとオンにすると二次電池6から供給される電池電圧に基づいて三端子レギュレータ10から出力される5Vの電源電圧がマイコン11に印加され、これによりマイコン11は動作可能状態となる。動作可能となったマイコン11は、マイコン11は電池電圧検出の指示を表すハイレベルの指示信号を電池電圧検出部13に出力し、電池電圧の検出を行う(ステップ101)。
次いで、工具本体1に電池パック2が差し込まれているか否かを判断する(ステップ102)。マイコン11は、工具差込入力端子のレベルがハイ又はローであることを検出することで工具本体1に電池パック2が差し込まれたか否かを判断することができる。
工具本体1に電池パック2が差し込まれていなければ(ステップ102:N),差し込まれるまで待機する。
工具本体1に電池パック2が差し込まれていると判断した場合には(ステップ:Y)、ステップ101で検出した電池電圧が放電可能であるか否かを判断する(ステップ103)。所定の電圧値よりも低い場合には、マイコン11は二次電池6の電池容量が十分でないと推定し、工具本体1に差し込まれた電池パック2は使用できない、即ち、放電不可能と判断する(ステップ103:N)。
なお、電池の残容量の検出は、前記ステップ101で検出した電池電圧を用いる方法のみならず、電流を検出し、充放電における電流値の積算から容量を算出する方式としてもよく、また、これらを併用してもよい。
電池電圧検出部13により検出された電池電圧が閾値以上であれば、マイコン11は放電可能と判断し(ステップ103:Y),ステップ104に進む。電池電圧検出部13により検出された電池電圧が閾値以下の場合には、マイコン11は放電不可能と判断しステップ108に進み放電を禁止する。
ステップ108で放電を禁止するために、マイコン11は過放電信号出力端子から過放電出力部15に過放電信号(ハイレベル)を出力する。過放電信号に応答して過放電出力部15のFET素子15aはオンとなる。その結果、電池遮断用端子9には、抵抗Raと抵抗R12で分圧された値が入力され、この分圧値がFET素子15のON電圧より十分低い値となるよう抵抗R12を設定することで工具本体1のモータ制御FET素子5はオフとなる。
ステップ103で二次電池6が使用可能であると判断した場合(ステップ103:Y)、マイコン11は、ステップ104で放電を許可する。具体的には、マイコン11の過放電信号出力端子から過放電出力部15に過放電信号は出力されず、電池パック2のモータ制御FET素子5はオンとされる。
次に、マイコン11は二次電池6が過放電状態にあるか否かの判断を行う(ステップ105)。放電開始後、過放電検出部7よりマイコン11に過放電信号が入力されるとマイコン11は二次電池6が過放電状態にあると判断する。図5に示すように、満充電状態であれば、放電開始時には二次電池6の電池電圧は1セルあたり3.6V等、閾値を十分に超える値であるので、ステップ103の電圧検出では放電可能と判断されたものの、放電開始時の電池温度が,例えば−10℃といった低温であると、放電開始直後の電池電圧が内部抵抗により急激に低下する。過放電検出部7は、過放電状態の判別閾値を、例えば、1セル当たり2.0Vとしているので、前記放電開始直後の電池電圧が1セル当たり2.0V以下になると過放電検出部7は二次電池6が過放電状態と判断してしまい、過放電信号をマイコン11に出力することになる。マイコン11は過放電信号が入力されると二次電池6は過放電状態に至ったと判断し(ステップ105:Y)、ステップ106に進む。マイコン11に過放電信号が入力されなければ放電可能と判断し(ステップ105:N)、ステップ104に戻り、二次電池6が過放電となっていないかどうかを継続的に監視する。
次に、ステップ106は、過放電信号がマイコン11に入力された場合に電池温度が低温であるか否かの判別を行う。本実施の形態では、電池温度が低温であるか否かを判断する温度閾値を、仮に−10℃として説明すると、電池温度検出部8により検出された電池温度が-10℃以下であれば、二次電池6は低温状態であると判断する(ステップ106:Y)。一方、電池温度が−10℃より高ければ、電池温度は常温状態であると判断する。電池温度が常温状態であると判断された場合、ステップ105において二次電池6は過放電状態であると判断されているので、この場合にはステップ108に進み放電を不許可とする。
電池温度が低温である(ステップ106:Y)である場合、すなわち、図5に示したグラフの時刻T1では、二次電池6は低温であり、かつ、過放電信号が検出されたものと判断される。この場合には、ステップ107に進み過放電信号を解除する。過放電信号を解除するとは、過放電検出部7から入力された過放電信号に所定期間のみ反応しない、ということであり、図5に示したT1からT2の間は過放電検出部7から入力された過放電信号に対して不感時間となる。不感時間の間は、マイコン11は過放電信号出力端子から過放電出力部15へ過放電信号を出力しないので、過放電信号出力端子はローベルに維持される。その結果、不感時間の間、工具本体1のモータ制御FET素子5は遮断されず、オン状態を維持する。
上記ステップ105において二次電池6が過放電であると判定され、更にステップ106において電池温度が低温(例えば−10℃以下)であると判定された場合は、実際には、ほとんどの場合、二次電池6は過放電状態にあるわけではなく、低温環境における一時的な電圧低下を過放電と誤検出したものである。そこで、電池温度が低いために生ずる放電初期の一時的な電池電圧の低下現象が認められた場合には、マイコン11は過放電検出部7から入力される過放電信号に対して反応しない不感状態となる期間を設けることで、マイコン11の過放電信号出力端子から過放電出力部15に過放電信号を出力することが抑制される。なお、二次電池6が実際に過放電状態であった場合、上記ステップ104乃至107の工程が再度、もしくは複数回行われることで電池温度が上昇し、放電不可(ステップ108)の状態に移行する。
図5に示したように、低温状態にある二次電池は放電開始直後に一時的に電池温度が低下するが、電流を流す時間の経過、すなわち、電池の温度の上昇と共に電池電圧が回復し、時刻T2においてはセル当たりの電圧が2.0Vを超える。すると、過放電検出部7からマイコン11に過放電信号は入力されなくなり、よって、ステップ105において、過放電ではないと判定されることになる(ステップ105:N)。過放電でないと判定されると,ステップ104に戻り、放電を継続しながら過放電となっていないかどうかを継続的に監視する。電池温度が常温に戻った二次電池6が最初にステップ105において過放電でないと判定されるタイミングが図5に示した時刻T2であり、前述の通り、T1からT2までは過放電検出部7から出力される過放電信号に対してマイコン11が反応しない不感時間となる。
上述の第1の実施の形態によれば、電池温度が低温である場合には、たとえ過放電状態との判定がされても、電池電圧の低下は電池温度が低温であることに起因するものであると判断して、電池パック2から工具本体1への給電を遮断しないようにしたので、例えば、十分に容量を有する電池パックを低温時に使用する使用者に対して、過放電警告、もしくは、工具本体1の駆動停止等の操作上の違和感を与えることがない。なお、二次電池の最初の出力をT0とした場合、実際の二次電池において、グラフのT0とT1の間は、極めて短時間である。したがって、上記給電を遮断することを留保する期間の始期は、上述したT1のみならず、T0からT1の間であってもよい。
次に、図3及び図4を参照しながら本発明の第2の実施の形態について説明する。
図3に示した回路構成は図1に示した回路構成と以下の点を除いて同じである。図1と同じ構成部分、構成要素には同じ参照番号を付しその説明を省略する。
図3に示した回路構成では、過放電検出部7と過放電出力部15との間に過放電信号解除部16を設けている。過放電信号解除部16はFET素子16aと2つの抵抗R14とR15により構成されており、FET素子16aのドレインが過放電検出部7の出力端子に接続されると共に、抵抗R10を介して過放電出力部15に接続されている。FET素子16aのゲートは抵抗R14を介してマイコン11の過放電信号出力端子に接続されている。抵抗R15はFET素子16aのゲートとソース間に接続されている。
更に、図3に示した回路構成では、過放電検出部7から出力される過放電信号が,図1に示した第1の実施の形態ではマイコン11に入力する構成となっていたが、第2の実施の形態では、この過放電信号をマイコン11に入力せず、過放電信号解除部16に入力する構成となっている。
更に、図3に示した回路構成では、電池パック2の工具本体1への差込検出を行うための回路構成が図1に示されている回路構成と異なっている。図3における差込検出部は抵抗R16とR17により構成されている。電池遮断用端子9における電圧を抵抗R16とR17で分圧し,分圧値がマイコン11に入力されるように構成されており、マイコン11は入力された電圧の高低に基づいて電池パック2が工具本体1に差し込まれているかどうかを判定する。
具体的には、電池パック2に工具本体1が差し込まれた状態では電池遮断用端子9は高電位であり、差し込まれていない状態では低電位である。従って、マイコン11の工具差込検出入力端子にハイレベルの信号が入力された時には、マイコン11は電池パック2に工具本体1が差し込まれたと判定し、逆にマイコン11の工具差込検出入力端子にローレベルの信号が入力された時には、マイコン11は電池パック2に工具本体1が差し込まれていないと判定する。
また、上述した第1の実施の形態では、過放電信号を発する二次電池が低温であると判定された場合には、過放電信号検知時から電池の内部抵抗が下がる温度になるまでの期間を不感時間とし、過放電検出部7からマイコン11に入力された過放電信号に、マイコン11、及び、工具が反応しない構成としたが、第2の実施の形態では、過放電検出部7により二次電池6が過放電状態にあると判断され、過放電信号が出力されても、二次電池6が低温であると判定された場合には、マイコン11はそのリセット出力端子から過放電信号解除部16に対してリセット信号を出力することで、過放電信号が過放電出力部15を介し工具に入力されるのを阻止している。
具体的な一例としては、保護IC7aにおいて過放電状態が検出されると過放電検出部7からハイレベルの過放電信号が出力されるが、低温時には、該過放電信号に対し、マイコン11のリセット出力端子からリセット信号が過放電信号解除部16に出力される。すると、過放電信号解除部16を構成するFET素子16aがオンとなり、過放電出力部15を構成するFET素子15aのゲートには、過放電信号解除部16が介在しなければハイレベルの過放電信号が印加されるところ、過放電信号解除部16が介在するためハイレベルの過放電信号が反転され、ローレベルの信号が過放電出力部15を構成するFET素子15aに印加されることになる。その結果、過放電出力部15のFET素子15aはオフとなり、工具側のモータ制御FET素子5はオン状態を維持することになる。
次に,上記のように構成された工具本体1と電池パック2の動作を図4に示したフローチャートを参照しながら説明する。
第2の実施の形態による電動工具の動作は、図2に示したフローチャートのステップ101からステップ104までは同じであるが、ステップ104以降の処理が異なる。図4に示すように、ステップ104に次いで実行されるステップ(ステップ205とする)では、二次電池6が低温(−10℃以下)であるかどうかを判断し、低温であると判断した場合には(ステップ205:Y)、マイコン11のリセット出力端子から放電信号解除部16に対してリセット信号を出力する(ステップ206a)。前記ステップ205において二次電池6が低温でない、即ち、常温状態にあると判断した場合には、リセット信号を出力せず(ステップ206b)、あるいは、リセット信号出力を停止して次のステップ207に進む。ステップ207で行う判断処理は、図2に示したフローチャートのステップ105に相当するものであり、二次電池6が過放電であるかどうかを判定する。二次電池6が過放電状態でないと判断された場合には(ステップ207:N),ステップ102に戻り、二次電池6が過放電状態になっていないかどうかを継続的に監視する。二次電池6が過放電状態にあると判断された場合には(ステップ207:Y)、図2に示したフローチャートのステップ108に相当する処理(ステップ208)を実行する。即ち、放電を禁止する。尚、第2の実施の形態においては、ステップ206a又は206bのように、リセット信号の出力を切り替えるのみであり、図2に示したフローチャートのステップ107に相当する不感時間をマイコンにより設定する処理は不要となる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、電池温度が低温である場合には、放電直後に電池電圧の低下が予測され、過放電検出部7より過放電信号が出力されることが予測されるので、これをリセットし、過放電信号が工具本体1側に出力されないように過放電出力部15を制御している。そのため、電池温度が低温であることに起因して電池パック2から工具本体1への給電が遮断されることがなく、使用者に対して電動工具の突然の駆動停止といった使用上の違和感を与えることがない。
本発明による工具本体1は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の改良や変形が可能である。
例えば、第1の実施の形態の動作説明の図2に示したフローチャートにおいて、ステップ105と106の順番は入れ替えてもよい。また、上記第1の実施の形態では、二次電池6が低温であるかどうかを判断する温度閾値として−10℃を例示したが、別の閾値を採用してもよい。
また、所定の温度閾値より電池温度が低いと判断された場合に、電池温度が常温になるまでを不感時間としたが、電池温度が温度閾値以下の時には、放電開始から予め規定した一定時間、例えば60秒間等、を不感時間としてもよい。また、前記予め規定した一定時間は、一つの値に限定されるものではなく、温度閾値に応じて不感時間の長さを任意に変えるようにしても良い。例えば、温度閾値が−10℃であれば、放電開始後60秒を不感時間とし、温度閾値を0℃とした場合には放電開始後30秒間を不感時間とするように、温度閾値に応じて不感時間の長さを複数規定することや、不感時間長さを温度の関数として変えるようにしてもよい。更に、電流検出部14によりモータ3に流れる電流を検出し、検出した電流値に応じて不感時間を定めるようにしてもよし、電池電圧検出部13で検出した電池電圧や、電池容量に応じて不感時間を定めるようにしてもよい。電池容量を参照する一例を挙げれば、容量80%以上で120秒、60%以上で60秒、30%未満で40秒等の時間を不感時間として設定することができる。
また、図1及び図3に示した実施の形態では、二次電池6の電池電圧の検出を電池電圧検出部13により実測しているが、電池パック2に内蔵する電池組の識別情報を表す識別抵抗を内蔵している場合には、マイコン11で識別情報を読み取り電池電圧を取得するよういしてもよい。このような構成にすれば、図1に示した実施の形態で設けていた電池電圧検出部13を省略することができ、電池電圧検出部13による二次電池6の電力損失をなくすことができる。なお、識別情報としてはリチウムイオン電池等の電池の種別,セル数を含んでいる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、マイコン11と、マイコン11への各種入力部及びマイコン11からの各種出力部の構成を電池パック2内に設けたが、これらを工具本体1側に設け、電池パックには二次電池6を含む過放電検出部7とサーミスタTSRのみを設けるようにした構成も含まれる。
上記実施の形態で説明した事項は、明示的に例示するまでもなく、例えば、ブラシレスタイプのモータ等、モータの駆動に際しFET素子を用いる駆動部を有する電動工具に適用可能であることは当業者にとって自明な事項であり、また、モータを使用した電動工具に限定されるものでないことも当業者にとって明らかである。一例を挙げれば、電動工具用の二次電池を電源として採用した作業用ライト/ランタン等に採用することも好適であり、上記実施の形態と同様の制御を行うことで、本発明の効果を奏することが可能である。
1:工具本体、 2:電池パック、3:モータ、4:トリガースイッチ、5:モータ制御FET素子、6:リチウムイオン電池組(二次電池)、7:過放電検出部、7a:保護IC、8:温度検出部、9:電池遮断用端子、10:三端子レギュレータ、11:マイクロコンピュータ(マイコン)、12:工具差込検出部、13:電池電圧検出部、14:電流検出部、15:過放電出力部、16:過放電信号解除部、R1〜R12:抵抗、C1、C2:発振防止用コンデンサ、TSR:サーミスタ

Claims (9)

  1. 二次電池と、
    駆動部と、
    前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、
    前記二次電池の電池容量が所定値以下となったことを検出し過放電信号を出力する過放電検出手段と、
    前記電池温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記過放電検出手段から出力される過放電信号を制御する制御手段と、を有することを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御手段が前記過放電信号を制御することにより、前記過放電信号に応答して実行する前記二次電池から前記駆動部への給電遮断動作を留保するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記温度検出手段が検出した前記二次電池の温度が電池温度閾値以下であり、かつ、前記過放電検出手段から過放電信号が出力された時に、前記制御手段は、前記過放電検出手段から出力される過放電信号に反応しない不感期間を有する、もしくは、前記過放電信号をリセットするリセット信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記二次電池から前記駆動部への給電遮断動作の実行を留保する期間の始期は、前記二次電池から出力が開始された時から前記電池温度検出手段が閾値以下の電池温度を検出した時までのいずれかのタイミングであり、給電遮断動作の実行を留保する期間の終期は前記電池温度検出手段が検出した前記二次電池の温度が電池温度閾値を超え、かつ、前記過放電検出手段から過放電信号が出力されなくなった時、及び、それ以降であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記不感期間、もしくは、リセット信号を出力する期間は、前記電池温度検出手段により検出された電池温度に基づいて、前記制御手段により任意に設定可能であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記不感期間、もしくは、リセット信号を出力する期間は、温度が低温であるほど長い時間であることを特徴とする請求項5記載の電動工具。
  7. 二次電池と、
    駆動部と、
    前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、
    前記二次電池の電池容量が所定値以下となったことを検出し過放電信号を出力する過放電検出手段と、
    前記過放電検出手段から出力される過放電信号を前記電池温度検出手段により検出された温度に基づいてリセットする過放電信号リセット手段と、を有することを特徴とする電動工具。
  8. 前記過放電信号リセット手段が過放電信号をリセットすることにより、前記過放電信号に応答して実行する前記二次電池から前記駆動部への給電遮断動作を実行しないようにしたことを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  9. 前記二次電池はリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電動工具。
JP2012198983A 2012-09-10 2012-09-10 電動工具 Pending JP2014050942A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012198983A JP2014050942A (ja) 2012-09-10 2012-09-10 電動工具
PCT/JP2013/005129 WO2014038165A1 (en) 2012-09-10 2013-08-29 Power tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012198983A JP2014050942A (ja) 2012-09-10 2012-09-10 電動工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014050942A true JP2014050942A (ja) 2014-03-20

Family

ID=49209518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012198983A Pending JP2014050942A (ja) 2012-09-10 2012-09-10 電動工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014050942A (ja)
WO (1) WO2014038165A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016006152A1 (ja) * 2014-07-11 2016-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池パック、及び、蓄電池パックの動作方法
JPWO2015182515A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 日立工機株式会社 電動工具及び電池パック
WO2020051756A1 (en) * 2018-09-11 2020-03-19 Robert Bosch Gmbh Method for operating battery system and battery system

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2563311B (en) * 2018-03-08 2020-03-04 O2Micro Inc Circuits, systems and methods for protecting batteries
US11955830B2 (en) 2021-04-27 2024-04-09 Techtronic Cordless Gp Battery temperature based tool power reduction

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110248653A1 (en) * 2010-04-07 2011-10-13 Black & Decker Inc. Controlled power fade for battery powered devices
JP2011232219A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Panasonic Electric Works Powertool Co Ltd モータ装置及び電動工具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10354871A1 (de) * 2002-11-22 2004-10-28 Milwaukee Electric Tool Corp., Brookfield Verfahren und System für den Schutz einer Batterie
JP4936227B2 (ja) 2007-10-10 2012-05-23 日立工機株式会社 電池パックおよび電池パックを用いた電動工具
CN101714647B (zh) * 2008-10-08 2012-11-28 株式会社牧田 电动工具用蓄电池匣以及电动工具
JP5390925B2 (ja) * 2009-04-24 2014-01-15 パナソニック株式会社 電池パック
JP5574271B2 (ja) * 2010-01-22 2014-08-20 日立工機株式会社 電動工具及び電池パック

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110248653A1 (en) * 2010-04-07 2011-10-13 Black & Decker Inc. Controlled power fade for battery powered devices
JP2011232219A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Panasonic Electric Works Powertool Co Ltd モータ装置及び電動工具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015182515A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 日立工機株式会社 電動工具及び電池パック
US10205198B2 (en) 2014-05-30 2019-02-12 Koki Holdings Co., Ltd. Power tool and battery pack
WO2016006152A1 (ja) * 2014-07-11 2016-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池パック、及び、蓄電池パックの動作方法
JPWO2016006152A1 (ja) * 2014-07-11 2017-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池パック、及び、蓄電池パックの動作方法
US10476113B2 (en) 2014-07-11 2019-11-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Storage battery pack and method of operating the same
US10601084B2 (en) 2014-07-11 2020-03-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Storage battery pack and method of operating the same
JP2020124107A (ja) * 2014-07-11 2020-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池システム
WO2020051756A1 (en) * 2018-09-11 2020-03-19 Robert Bosch Gmbh Method for operating battery system and battery system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014038165A1 (en) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061935B2 (ja) 電池パック
JP5962983B2 (ja) 電動工具
JP5574271B2 (ja) 電動工具及び電池パック
JP5564955B2 (ja) 保護監視回路、電池パック、二次電池監視回路、及び保護回路
JP5255457B2 (ja) バッテリパックにおける過度な不足電圧の回復
JP4415131B2 (ja) 電池保護装置及び電池保護回路
JP6530586B2 (ja) 2次保護ic、2次保護icの制御方法、保護モジュール、及び電池パック
US20100085018A1 (en) Shared control of thermistor and dual purpose thermistor line
JP2009005559A (ja) 電池パック
JP2011109802A (ja) パック電池および充電システム
JP2014050942A (ja) 電動工具
JP2011115012A (ja) 電池パックおよび制御方法
JP7323800B2 (ja) 二次電池保護回路、二次電池保護装置、電池パック及び温度検出回路
JP2010166752A (ja) 電池パックおよび充放電制御方法
JP5098501B2 (ja) 電池パック
US7948210B2 (en) Battery pack and electric tool
JP6373662B2 (ja) バッテリパック
JP2011153952A (ja) 監視機能付き保護モジュール
TW200805850A (en) Lithium battery pack
JP2008275323A (ja) 電池パック、及び電池駆動機器
JP2009195036A (ja) パック電池の制御方法
JP2014064459A (ja) 保護回路及び電池パック
JP2017140686A (ja) 電動工具、電池パック及び電動工具システム
JP2011239652A (ja) 電池保護装置及び電池保護用集積回路
JP6985999B2 (ja) 充電保護回路、充電装置、電子機器及び充電保護方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160331