JP2015104250A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】各相の単一モータ部で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能なモータを提供する。【解決手段】ブラシレスモータ10を構成する単一モータ部は、第1及び第2ロータコア21,22の間に界磁磁石23を配置し、第1及び第2ロータ側爪状磁極25,27を交互に異なる磁極に機能させるロータ部と、第1及び第2ステータコア31,32の間にコイル部33を配置し、該コイル部33への通電に基づき第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37の極性を切替可能なステータ部とからなる。そして、複数段に配列された単一モータ部は、2個のU相モータ部Mu1,Mu2と、1個のV相モータ部Mvと、1個のW相モータ部Mwとからなり、軸方向両端の段にはU相モータ部Mu1,Mu2が配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、所謂ランデル型構造のロータ部及びステータ部からなる単一モータ部が、軸方向に複数段に配列されて構成されたマルチランデル型構造と称されるモータがある。ロータ部は、周方向に複数のロータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のロータコアの間に界磁磁石を配置し、各ロータ側爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる。一方、ステータ部は、周方向に複数のステータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のステータコアの間にコイル部を配置し、該コイル部への通電に基づきステータ側爪状磁極の極性を切替可能となっている。そして、単一モータ部をU相用、V相用及びW相用で順に3段に配列し、それぞれに3相交流電源を供給することで、ステータ(ステータ部)に回転磁界が発生してロータ(ロータ部)が回転するようになっている。
特開2013−226026号公報
しかしながら、上記のようなマルチランデル型のモータでは、軸方向両端に位置するU相用及びW相用の単一モータ部は、それらに挟まれた中段のV相用の単一モータ部に比べて磁束が漏れやすい傾向がある。それにより、U相用及びW相用の単一モータ部とV相用の単一モータ部とで生じる誘起電圧の大きさが異なり、その誘起電圧のアンバランスがモータ性能に影響して出力低下等を引き起こす一因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、各相の単一モータ部で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、周方向に複数のロータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のロータコアの間に界磁磁石を配置し、前記各ロータ側爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるロータ部と、周方向に複数のステータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のステータコアの間にコイル部を配置し、該コイル部への通電に基づき前記ステータ側爪状磁極の極性を切替可能なステータ部とからなる単一モータ部を軸方向に複数段に配列してなるモータであって、複数の前記単一モータ部は、(n+1)個のU相用の単一モータ部と、n個のV相用の単一モータ部と、n個のW相用の単一モータ部とからなり、軸方向両端の段には前記U相用の単一モータ部が配置されている。
この構成によれば、複数段の単一モータ部において、U相用の単一モータ部を軸方向両端に配置することで、各相の単一モータ部で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となる(図6(a)(b)参照)。その結果、各相での誘起電圧のアンバランスによってモータ性能が悪化することを抑制することが可能となる。
上記モータにおいて、前記V相用の単一モータ部の軸方向両側には、前記U相用の単一モータ部と前記W相用の単一モータ部がそれぞれ配置され、前記W相用の単一モータ部の軸方向両側には、前記U相用の単一モータ部と前記V相用の単一モータ部がそれぞれ配置されていることが好ましい。
この構成によれば、V相用(W相用)の単一モータ部の両側にその他の2相の単一モータ部がそれぞれ配置される(つまり、U相、V相、W相、U相…の順で配列される)ため、各相間での磁束発生の移行がスムーズとなり、モータ性能の向上に寄与できる。
上記モータにおいて、前記単一モータ部は、軸方向に順に前記U相用の単一モータ部、前記V相用の単一モータ部、前記W相用の単一モータ、前記U相用の単一モータ部の4段に配列されていることが好ましい。
この構成によれば、単一モータ部を4段構成とすることで軸方向への大型化を極力抑えつつも、各相の単一モータ部で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となる。
本発明のモータによれば、各相の単一モータ部で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となる。
実施形態のモータの斜視図である。 同形態のロータの斜視図である。 同形態のロータ部の分解斜視図である。 同形態のステータを部分的に示す斜視図である。 同形態のステータ部の分解斜視図である。 (a)は、従来モータにおける各相の誘起電圧を示すグラフであり、(b)は、実施形態のモータにおける各相の誘起電圧を示すグラフである。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のブラシレスモータ10の全体斜視図を示し、回転軸(図示せず)に固着されたロータ11の外周側にモータハウジング(図示せず)に固着された環状のステータ12が配置されている。
また、ブラシレスモータ10は、軸方向に積層された4段の単一モータ部から構成されており、それら4段の単一モータ部は、図1において上から第1のU相モータ部Mu1、V相モータ部Mv、W相モータ部Mw、第2のU相モータ部Mu2の順に構成されている。
図2及び図4に示すように、4段のモータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2はそれぞれ、ロータ部(第1U相ロータ部Ru1、V相ロータ部Rv、W相ロータ部Rw及び第2U相ロータ部Ru2)と、ステータ部(第1U相ステータ部Su1、V相ステータ部Sv、W相ステータ部Sw及び第2U相ステータ部Su2)とを備えている。ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2はロータ11を構成し、ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2はステータ12を構成している。
[ロータの構成]
図2及び図3に示すように、ロータ11を構成する各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2は、互いに同一構成であって、第1及び第2ロータコア21,22と界磁磁石23とから構成されている。
図3に示すように、第1ロータコア21は、円環板状に形成された第1ロータコアベース24を有している。第1ロータコアベース24の中央位置には、回転軸(図示せず)を貫通し固着するための貫通穴21aが形成されている。また、第1ロータコアベース24の外周面には、周方向等間隔に12個の第1ロータ側爪状磁極25が、径方向外側に突出されその先端が屈曲して軸方向の第2ロータコア22側に延出形成されている。
第1ロータ側爪状磁極25は、径方向から見て、軸方向先端側ほど周方向幅が狭くなる台形形状をなしている。つまり、第1ロータ側爪状磁極25の周方向端面25a,25bは、共に平坦面であって、軸方向先端側に向かうほど互いに近づくように形成されている。なお、各第1ロータ側爪状磁極25の基端部の周方向幅は、隣り合う第1ロータ側爪状磁極25間の隙間の周方向幅より小さく設定されている。
第2ロータコア22は、第1ロータコア21と同一材質及び同一形状であって、略円板状に形成された第2ロータコアベース26の中央位置には、回転軸(図示せず)を貫通し固着するための貫通穴22aが形成されている。また、第2ロータコアベース26の外周面には、等間隔に12個の第2ロータ側爪状磁極27が、径方向外側に突出されその先端が屈曲して軸方向の第1ロータコア21側に延出形成されている。
第2ロータ側爪状磁極27は、径方向から見て、軸方向先端側ほど周方向幅が狭くなる台形形状をなしている。つまり、第2ロータ側爪状磁極27の周方向端面25a,25bは、共に平坦面であって、軸方向先端側に向かうほど互いに近づくように形成されている。なお、各第2ロータ側爪状磁極27の基端部の周方向幅は、隣り合う第2ロータ側爪状磁極27間の隙間の周方向幅より小さく設定されている。
そして、第2ロータコア22は、第1ロータコア21に対して、第2ロータコア22の第2ロータ側爪状磁極27が、軸方向から見てそれぞれ第1ロータコア21の第1ロータ側爪状磁極25間に位置するように配置固定されるようになっている。このとき、第2ロータコア22は、第1ロータコア21と第2ロータコア22との軸方向の間に界磁磁石23が配置されるように、第1ロータコア21に対して組み付けられる。
詳述すると、界磁磁石23は、第1ロータコアベース24の第2ロータコアベース26側の面(対向面24a)と第2ロータコアベース26の第1ロータコアベース24側の面(対向面26a)の間に挟持される。
このとき、第1ロータ側爪状磁極25の一方の周方向端面25aと第2ロータ側爪状磁極27の他方の周方向端面27bとは平行をなし、両周方向端面25a,27b間の間隙が軸方向に対して傾斜する略直線状をなしている。また、第1ロータ側爪状磁極25の他方の周方向端面25bと第2ロータ側爪状磁極27の一方の周方向端面27aとは平行をなし、両周方向端面25b,27a間の間隙が軸方向に対して傾斜する略直線状をなしている。
界磁磁石23は、本実施形態では、フェライト磁石よりなる円環板状の永久磁石である。界磁磁石23は、その中央位置に回転軸(図示せず)を貫通する貫通穴23aが形成されている。そして、界磁磁石23の一方の側面23bが、第1ロータコアベース24の対向面24aと、界磁磁石23の他方の側面23cが、第2ロータコアベース26の対向面26aとそれぞれ当接し、界磁磁石23は第1ロータコア21と第2ロータコア22との間に挟持固定される。なお、界磁磁石23の外径は、第1及び第2ロータコアベース24,26の外径と一致するように設定されている。
界磁磁石23は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア21側をN極、第2ロータコア22側をS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石23によって、第1ロータコア21の第1ロータ側爪状磁極25はN極(第1磁極)として機能し、第2ロータコア22の第2ロータ側爪状磁極27はS極(第2磁極)として機能する。
このように構成された各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2は、界磁磁石23を用いた所謂ランデル型構造とされている。そして、各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2は、N極となる第1ロータ側爪状磁極25と、S極となる第2ロータ側爪状磁極27とが周方向に交互に配置され、磁極数が24極(極数対が12個)で構成される。
そして、図2に示すように、第1U相ロータ部Ru1、V相ロータ部Rv、W相ロータ部Rw及び第2U相ロータ部Ru2が軸方向に順に積層されてロータ11が形成される。
ここで、界磁磁石23に対して第1ロータコア21が上側、第2ロータコア22が下側である構成(界磁磁石23の磁化方向が上向きの構成)を、各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2の表向きとしたとき、第1U相及びW相ロータ部Ru1,Rwは表向き、V相及び第2U相ロータRv,Ru2は裏向きで積層される。これにより、第1U相及びW相の界磁磁石23の磁化方向は、同方向(図2において上向き)とされ、V相及び第2U相の界磁磁石23の磁化方向は、第1U相及びW相の界磁磁石23の磁化方向に対して反対向きとされる。
また、第1U相及びV相の第2ロータコアベース26同士が軸方向に隣接しており、その隣接する第2ロータコアベース26を介して第1U相及びV相の界磁磁石23のS極側が向かい合うように構成されている。また、V相及びW相の第1ロータコアベース24同士が軸方向に隣接しており、その隣接する第1ロータコアベース24を介してV相及びW相の界磁磁石23のN極側が向かい合うように構成されている。そして、W相及び第2U相の第2ロータコアベース26同士が軸方向に隣接しており、その隣接する第2ロータコアベース26を介してW相及び第2U相の界磁磁石23のS極側が向かい合うように構成されている。
また、第1U相及びW相の第1ロータ側爪状磁極25の軸方向への延出方向は、同方向(図2において下向き)であり、その方向に対してV相及び第2U相の第1ロータ側爪状磁極25の軸方向への延出方向は反対向きとなっている。なお、第1U相の第1ロータ側爪状磁極25とV相の第1ロータ側爪状磁極25の軸方向先端同士は、軸方向において離間されている。また、W相の第1ロータ側爪状磁極25と第2U相の第1ロータ側爪状磁極25の軸方向先端同士も軸方向において離間されている。
同様に、第1U相及びW相の第2ロータ側爪状磁極27の軸方向への延出方向は、同方向(図2において上向き)であり、その方向に対してV相及び第2U相の第2ロータ側爪状磁極27の軸方向への延出方向は反対向きとなっている。なお、V相の第2ロータ側爪状磁極27とW相の第2ロータ側爪状磁極27の軸方向先端同士は、軸方向において離間されている。
また、第1U相ロータ部Ru1、V相ロータ部Rv、W相ロータ部Rw及び第2U相ロータ部Ru2は、電気角で60度(機械角で5度)位相をずらして積層されている。詳述すると、V相ロータ部Rvは、第1U相ロータ部Ru1に対して反時計回り方向に電気角で60度位相をずらして回転軸に固着されている。W相ロータ部Rwは、V相ロータ部Rvに対して反時計回り方向に電気角で60度位相をずらして回転軸に固着されている。そして、第2U相ロータ部Ru2は、W相ロータ部Rwに対して反時計回り方向に電気角で60度位相をずらして回転軸に固着されている。
[ステータの構成]
図4及び図5に示すように、ステータ12を構成する各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2は、径方向において対応する第1U相ロータ部Ru1、V相ロータ部Rv、W相ロータ部Rw及び第2U相ロータ部Ru2とそれぞれ対向するように軸方向に積層されている。各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2は、互いに同一構成であって、第1及び第2ステータコア31,32とコイル部33から構成されている。
第1ステータコア31は、円筒状の第1ステータコアベース34と、その第1ステータコアベース34から径方向内側に延出するとともにその内側先端部で軸方向の第2ステータコア32側に屈曲する第1ステータ側爪状磁極35とを有している。第1ステータ側爪状磁極35は、周方向等間隔に12個形成されている。
第1ステータ側爪状磁極35は、径方向から見て、軸方向先端側ほど周方向幅が狭くなる台形形状をなしている。つまり、第1ステータ側爪状磁極35の周方向端面35a,35bは、共に平坦面であって、軸方向先端側に向かうほど互いに近づくように形成されている。なお、各第1ステータ側爪状磁極35の基端部の周方向幅は、隣り合う第1ステータ側爪状磁極35間の隙間の周方向幅より大きく設定されている。
図5に示すように、第2ステータコア32は、第1ステータコア31と同一材質及び同形状であって、円筒状の第2ステータコアベース36と、その第2ステータコアベース36から径方向内側に延出するとともにその内側先端部で軸方向の第1ステータコア31側に屈曲する第2ステータ側爪状磁極37とを有している。第2ステータ側爪状磁極37は、周方向等間隔に12個形成されている。また、第1及び第2ステータコアベース34,36は、それらの環状の先端面同士が軸方向に当接されている。
第2ステータ側爪状磁極37は、径方向から見て、軸方向先端側ほど周方向幅が狭くなる台形形状をなしている。つまり、第2ステータ側爪状磁極37の周方向端面37a,37bは、共に平坦面であって、軸方向先端側に向かうほど互いに近づくように形成されている。なお、各第2ステータ側爪状磁極37の基端部の周方向幅は、隣り合う第2ステータ側爪状磁極37間の隙間の周方向幅より大きく設定されている。
そして、第2ステータコア32は、第1ステータコア31に対して、第2ステータコア32の第2ステータ側爪状磁極37が、軸方向から見てそれぞれ第1ステータコア31の第1ステータ側爪状磁極35間に位置するように配置固定されるようになっている。なお、第2ステータコア32は、第1ステータコア31と第2ステータコア32との軸方向の間にコイル部33が配置されるように、第1ステータコア31に対して組み付けられる。
組付状態において、第1ステータ側爪状磁極35の一方の周方向端面35aと第2ステータ側爪状磁極37の他方の周方向端面37bとは平行をなし、両周方向端面35a,37b間の間隙が軸方向に対して傾斜する略直線状をなしている。また、第1ステータ側爪状磁極35の他方の周方向端面35bと第2ステータ側爪状磁極37の一方の周方向端面37aとは平行をなし、両周方向端面35b,37a間の間隙が軸方向に対して傾斜する略直線状をなしている。
なお、第1ステータコア31の軸方向外側面(反コイル部側の面)から第2ステータコア32の軸方向外側面までの軸方向の長さは、第1ロータコアベース24の軸方向外側面(対向面24aの裏面)から第2ロータコアベース26の軸方向外側面(対向面26aの裏面)までの軸方向の長さと一致させている。
コイル部33は、前記回転軸の軸線を中心とする環状をなし、巻線がボビンに内装されて構成されている。コイル部33は、径方向において第1及び第2ステータコアベース34,36と第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37との間に配置されている。なお、図5では、説明の便宜上、コイル部33の引出し端子を図面上省略している。
このように構成された各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2は、第1及び第2ステータコア31,32間のコイル部33にて第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37をその時々で互いに異なる磁極に励磁する24極の所謂ランデル型(クローポール型)構造のステータとなる。
そして、図4に示すように、第1U相ステータ部Su1、V相ステータ部Sv、W相ステータ部Sw及び第2U相ステータ部Su2が軸方向に順に積層されてステータ12が形成される。また、各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2は、第1ステータコアベース34と第2ステータコアベース36とが軸方向に交互に配置されるように軸方向に積層されている。また、各相の第1ステータ側爪状磁極35の先端は、軸方向一方(図4において下方)を向き、各相の第2ステータ側爪状磁極37の先端は、軸方向他方(図4において上方)を向いている。
ここで、第1U相ステータ部Su1、V相ステータ部Sv、W相ステータ部Sw及び第2U相ステータ部Su2は、電気角で60度(機械角で5度)位相をずらして積層されている。詳述すると、V相ステータ部Svは、第1U相ステータ部Su1に対して時計回り方向に電気角で60度位相をずらして設けられている。また、W相ステータ部Swは、V相ステータ部Svに対して時計回り方向に電気角で60度位相をずらして設けられている。そして、第2U相ステータ部Su2は、W相ステータ部Swに対して時計回り方向に電気角で60度位相をずらして設けられている。
つまり、径方向から見た場合の4つのロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2のずれが成す軸方向に対する傾斜の方向と、径方向から見た場合の4つのステータ部Su1,Sv,Sw,Su2のずれが成す軸方向に対する傾斜の方向とがロータ11とステータ12との対向面では互いに逆向きとなっている。これにより、第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37の磁極の切り替わりに対して各相の第1及び第2ロータ側爪状磁極25,27を好適に追従させることができ、その結果、ロータ11の好適な回転を実現できる。
そして、第1及び第2U相ステータ部Su1,Su2のコイル部33には3相交流電源のU相電源電圧が印加され、V相ステータ部Svのコイル部33には3相交流電源のV相電源電圧が印加され、W相ステータ部Swのコイル部33には3相交流電源のW相電源電圧が印加されるようになっている。
上記したようなステータ部Su1,Sv,Sw,Su2がそれぞれ対応するロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2の外周側に配置されて各モータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2が構成されている。なお、各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2及び各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2の軸方向厚さは全て等しく設定されている。
次に、上記のように構成したブラシレスモータ10の作用について説明する。
ステータ12に3相交流電源電圧を印加すると、第1及び第2U相ステータ部Su1,Su2のコイル部33にはU相電源電圧が、V相ステータ部Svのコイル部33にはV相電源電圧が、W相ステータ部Swのコイル部33にはW相電源電圧がそれぞれ印加される。これによって、ステータ12に回転磁界が発生し、ロータ11が回転駆動される。このとき、V相及びW相ステータ部Sv,Swにそれぞれ供給されるV相電源電圧及びW相電源電圧は互いに等しく、第1及び第2U相ステータ部Su1,Su2にそれぞれ供給されるU相電源電圧はV相電源電圧及びW相電源電圧の半分の値に設定されている。即ち、第1及び第2U相ステータ部Su1,Su2に供給されるU相電源電圧の合算がV相電源電圧及びW相電源電圧と等しくなっている。
本実施形態のブラシレスモータ10は、第1のU相モータ部Mu1、V相モータ部Mv、W相モータ部Mw及び第2のU相モータ部Mu2が順に軸方向に積層された4段構造で構成されている。即ち、それら4段のうちの両端の段に、第1のU相モータ部Mu1及び第2のU相モータ部Mu2がそれぞれ配置されている。
ここで、図6(a)には、3相交流電源に対応させてU相・V相・W相を1段ずつ順に配列した3段構造の従来モータにおける各相の誘起電圧のグラフを示し、図6(b)には、本実施形態のブラシレスモータ10における各相の誘起電圧のグラフを示している。
図6(a)に示すように、従来モータでは、各相で生じる誘起電圧のうちで中段に位置するV相の誘起電圧が最も高く、そのV相の誘起電圧の大きさに対してU相及びW相の誘起電圧の大きさは95%となっている。即ち、各相のうちで最大のV相の誘起電圧に対する他の2相の誘起電圧の差が5%となっている。
一方、図6(b)に示すように、本実施形態のブラシレスモータ10では、各相で生じる誘起電圧のうち、両端の段に位置する第1及び第2のU相モータ部Mu1,Mu2で生じる誘起電圧の合算であるU相の誘起電圧が最も高い。そして、中段に位置するV相及びW相の誘起電圧は互いに等しく、それらの誘起電圧の大きさはU相の誘起電圧の大きさに対して98%の大きさとなる。即ち、各相のうちで最大のU相の誘起電圧に対する他の2相の誘起電圧の差が2%となり、上記の従来モータと比べて各相で生じる誘起電圧のバランスが向上されている。
従来モータでは、両端に位置するU相とW相の単一モータ部で磁束が漏れやすいことから、U相とW相の単一モータ部とV相の単一モータ部とで生じる誘起電圧の大きさが異なってしまう。そこで、W相の単一モータ部が端の段とならないようにU相の単一モータ部を追加したのが本実施形態の構造である。本実施形態の構造によれば、各相で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となっている。
また、モータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2がU相、V相、W相、U相の順で配列されているため、各相間での磁束発生の移行がスムーズとなり、その結果、モータ性能の向上に寄与できるようになっている。
また、本実施形態では、磁極数の変更の要求があった場合、各ロータ部Ru1,Rv,Rw,Ru2がランデル型構造をなすことから、界磁磁石23を同一構造としながら第1及び第2ロータ側爪状磁極25,27の数を変更することにより、極数の変更が容易である。同様に、各ステータ部Su1,Sv,Sw,Su2がランデル型(クローポール型)構造をなしていることから、コイル部33を同一構造としながら第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37の数を変更することにより、極数の変更が容易となっている。つまり、本実施形態のブラシレスモータ10は、ロータ11及びステータ12の互いの磁極数が様々組み合わされる仕様変更に対して、大幅な設計変更を伴わずに容易に対応できる構成となっている。
また、本実施形態では、第1U相及びW相ロータ部Ru1,Rvの界磁磁石23は、V相及び第2U相ロータ部Rv,Ru2の界磁磁石23に対して磁化方向が反対に設定されている。これにより、隣り合う段の界磁磁石23の同極性同士が向き合う構成となるため、各界磁磁石23の磁束が隣り合うモータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2側に漏れにくくなり、その結果、ロータ11の回転に寄与する有効磁束が効率的に向上されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)複数段に配列された単一モータ部は、2個のU相モータ部Mu1,Mu2と、1個のV相モータ部Mvと、1個のW相モータ部Mwとからなり、軸方向両端の段にはU相モータ部Mu1,Mu2が配置される。この構成によれば、各相で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となる(図6(a)(b)参照)。その結果、各相での誘起電圧のアンバランスによってモータ性能が悪化することを抑制することが可能となる。また、モータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2を4段構成とすることで軸方向への大型化を極力抑えつつも、各相で生じる誘起電圧のバランスを向上させることが可能となる。
(2)V相モータ部Mvの軸方向両側には、第1のU相モータ部Mu1とW相モータ部Mwがそれぞれ配置され、W相モータ部Mwの軸方向両側には、V相モータ部Mvと第2のU相モータ部Mu2とがそれぞれ配置される。この構成によれば、V相及びW相モータ部Mv,Mwの両側にその他の2相の単一モータ部がそれぞれ配置される(つまり、U相、V相、W相、U相の順で配列される)ため、各相間での磁束発生の移行がスムーズとなり、モータ性能の向上に寄与できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、4つの単一モータ部(第1のU相モータ部Mu1、V相モータ部Mv、W相モータ部Mw及び第2のU相モータ部Mu2)にて4段構造で構成されているが、これに特に限定されるものではなく、V相及びW相モータ部Mv,Mwが互いに同数(n個)で、U相モータ部が(n+1)個であれば、段数は適宜変更してもよい。
例えば、U相モータ部が3つ、V相及びW相モータ部がそれぞれ2つの7段構造とし、3つのU相モータ部のうちの2つを両端の段に配置した構成としてもよい。この構成によっても上記実施形態と略同様の効果を得ることができる。また、この場合、7段の単一モータ部をU相−V相−W相−U相−V相−W相−U相の順で配列することが好ましい。これにより、各相間での磁束発生の移行がスムーズとなり、モータ性能の向上に寄与できる。
・上記実施形態では、各モータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2が隙間なく積層されているが、これに特に限定されるものではなく、各モータ部Mu1,Mv,Mw,Mu2同士の間隔を軸方向に空けて配置してもよい。
・各爪状磁極25,27,35,37の個数(磁極数)は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態のロータ11において、各相の界磁磁石23の磁化方向を全て同じ向きで構成してもよい。
・上記実施形態では、界磁磁石23をフェライト磁石としたが、これ以外に例えば、ネオジム磁石としてもよい。
・上記実施形態では、ステータ12の内側にロータ11が配置されたインナーロータ型のブラシレスモータ10に適用したが、アウターロータ型のモータに適用してもよい。
10…ブラシレスモータ、11…ロータ、12…ステータ、21…第1ロータコア、22…第2ロータコア、23…界磁磁石、25…第1ロータ側爪状磁極、27…第2ロータ側爪状磁極、31…第1ステータコア、32…第2ステータコア、33…コイル部、35…第1ステータ側爪状磁極、37…第2ステータ側爪状磁極、Mu1…第1のU相モータ部(単一モータ部)、Mv…V相モータ部(単一モータ部)、Mw…W相モータ部(単一モータ部)、Mu2…第2のU相モータ部(単一モータ部)、Ru1…第1U相ロータ部、Rv…V相ロータ部、Rw…W相ロータ部、Ru2…第2U相ロータ部、Su1…第1U相ステータ部、Sv…V相ステータ部、Sw…W相ステータ部、Su2…第2U相ステータ部。

Claims (3)

  1. 周方向に複数のロータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のロータコアの間に界磁磁石を配置し、前記各ロータ側爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるロータ部と、
    周方向に複数のステータ側爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる一対のステータコアの間にコイル部を配置し、該コイル部への通電に基づき前記ステータ側爪状磁極の極性を切替可能なステータ部と
    からなる単一モータ部を軸方向に複数段に配列してなるモータであって、
    複数の前記単一モータ部は、(n+1)個のU相用の単一モータ部と、n個のV相用の単一モータ部と、n個のW相用の単一モータ部とからなり、軸方向両端の段には前記U相用の単一モータ部が配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記V相用の単一モータ部の軸方向両側には、前記U相用の単一モータ部と前記W相用の単一モータ部がそれぞれ配置され、
    前記W相用の単一モータ部の軸方向両側には、前記U相用の単一モータ部と前記V相用の単一モータ部がそれぞれ配置されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記単一モータ部は、軸方向に順に前記U相用の単一モータ部、前記V相用の単一モータ部、前記W相用の単一モータ、前記U相用の単一モータ部の4段に配列されていることを特徴とするモータ。
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