JP2015103840A - 省電力偏波多重光送受信器 - Google Patents

省電力偏波多重光送受信器 Download PDF

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Abstract

【課題】単一偏波状態において消費電力を低減する。
【解決手段】互いに直交する偏波成分の各々が独立の多値情報信号で変調された偏波多重光を送受信する偏波多重光送受信器であって、前記偏波多重光を送信する偏波多重光送信部と、前記偏波多重光を受信する偏波多重光受信部と、互いに独立に動作する送信側偏波状態制御部及び受信側偏波状態制御部とを備え、前記送信側偏波状態制御部及び前記受信側偏波状態制御部は、光多値変調信号を偏波多重状態と単一偏波状態とのいずれかに切り替え可能であり、前記偏波多重光受信部は、送信側の偏波成分を再生する偏波分離部と、前記再生された送信側の偏波成分を入力とし、情報信号を再生及び抽出する複数の情報信号再生部と、を含み、前記偏波多重光受信部は、前記単一偏波受信状態において、前記偏波分離部及び前記情報信号再生部の少なくとも一部を省電力モードに移行することを特徴とする偏波多重光送受信器。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送システムに用いる光送受信器に関する。
超高速光ファイバ伝送においては、信号伝送に利用可能な波長範囲(又は、周波数帯域)を有効に利用するため、波長が異なる複数の光信号を束ねて送信し、光ファイバを伝送し、受信端で元の波長に分離して、各光受信器で受信する波長多重伝送が広く用いられている。また、周波数帯域をさらに有効に利用する方法として、偏波多重伝送の利用も検討されている。
偏波多重とは、光の偏波状態の違いを利用した多重化方式である。送信側で独立な情報信号で変調した2組の光信号を互いに直交する偏波状態に変換して多重化した後に、光ファイバで伝送する。光信号の偏波状態はポアンカレ球面上のある一点として表すことができる。光ファイバ伝送路中で光信号の偏波状態は、ポアンカレ球上でランダムな変換を受けるが、偏波状態の直交性は維持される。このため、受信側で偏波状態の変換処理及び偏波分離を行うことによって、多重化した元の二つの光信号を分離することができ、同じ波長幅を用いて2倍の情報伝送が可能となる。
近年、特に100Gビット/秒以上の大容量伝送方式の候補として、多値変調した光信号を偏波多重して送信し、デジタルコヒーレント受信技術を用いて偏波分離して受信するデジタルコヒーレント偏波多重伝送方式が注目されている。このような方式の例としては、非特許文献1に記載された技術がある。
図12は、従来の偏波多重光送受信器100の構成図である。以下の各図では、並列電気デジタル信号の経路を白抜きの矢印、高速電気アナログ信号の経路を細線、光信号の経路を太線で示す。
従来の偏波多重光送受信器100には、従来の偏波多重光送信部101及び従来の偏波多重光受信部130の対が設けられており、数10〜数1000km離れた場所に光ファイバ伝送路を介して配置された同種の偏波多重光送受信機と対向して接続されることによって長距離光ファイバ伝送を実現する。
従来の偏波多重光送信部101では、送信用レーザ光源113から出力される送信レーザ光114は、光分岐器115で二つの無変調レーザ光116−1及び116−2に分岐され、それぞれ直交光電界変調器117−1及び117−2に入力される。直交型光変調器(IQ変調器とも称される)は、リチウムニオベイトなどの基板上に並列に配置された2組のMZ型変調器から構成される光変調器である。直交型光変調器は、各MZ変調器の変調信号入力端子に高速変調された電圧信号を印加することによって、光電界の同相成分(I成分、実部)と直交成分(Q成分、虚部)を独立に変調することが可能である。
図12に示す例では、直交型光変調器117−1には二つの高速DA変換器112−1、112−2が出力する二つの高速アナログ信号が入力されており、前者を実部、後者を虚部とする光信号が生成され、X偏波の多値変調光信号118として出力される。一方、直交型光変調器117−2には二つの高速DA変換器112−3、112−4が出力する二つの高速アナログ信号が入力されており、前者を実部、後者を虚部とする光信号が生成され、Y偏波の多値変調光信号119として出力される。
各DA変換器が出力する高速アナログ信号は、それぞれ多値情報信号の実部又は虚部に相当するため、X偏波の光変調信号118及びY偏波の光変調信号119は、それぞれ二次元複素平面上で変調された独立な多値変調光となっている。X偏波の光変調信号118及びY偏波の光変調信号119は、それぞれ偏波合成器122に入力されて偏波多重送信光信号120として、送信光出力ファイバ121から出力される。
一方、伝送される送信情報信号103は、まず従来の送信側デジタル演算部102に入力され、その内部のフレーム化回路105において制御情報などのヘッダ情報を付加されてOTN4(Optical Transport Network)などの標準化された情報フレームに整形される。さらに、この情報フレームは、一部を除いて誤り訂正符号生成回路104に入力され、誤り訂正情報を付加される。これらの情報信号はインターリーブされてX偏波情報信号106とY偏波情報信号107とに分離される。X偏波及びY偏波の情報の分離は、理論上はフレームごとに分離することができるが、遅延及び回路規模を小さくするために、奇偶ビット又はバイトインタリーブのように一定の間隔で情報信号を分離する方法が採用される。
X偏波情報信号106とY偏波情報信号107は、それぞれ多値符号化回路108−1と108−2に入力され、複数ビットごとに多値シンボルが割り当てられて多値信号列に変換される。その後、サンプリング速度変換及び補完などの演算処理(図示省略)が行われ、さらに必要に応じて光ファイバの波長分散などの伝送劣化の影響を送信側で補償(予等化)するデジタル予等化回路109−1、109−2に入力された後、X偏波の出力デジタル信号110、Y偏波の出力デジタル信号111に変換される。また、本図では省略しているが、各出力デジタル信号には、必要に応じて光変調器及び高周波回路の線形・非線形応答補償などの処理がされた後に、X偏波の出力デジタル信号110の実部及び虚部が、それぞれDA変換器112−1、112−2に入力され、またY偏波の出力デジタル信号111の実部及び虚部が、それぞれDA変換器112−3、112−4に入力される。
図13は上記の光多値信号の表示方法と、光多値変調の信号点配置、及び偏波多重伝送の説明図である。
図13(A)は、複素平面(IQ平面)上の信号点の説明図である。各多値信号の変調状態は、変調波形の中央時刻(識別時刻)における光電界(厳密には、その等価低域表示)で表示することができ、信号点は複素直交座標(IQ座標)又は振幅r(n)及び位相φ(n)を用いる極座標で表示することができる。
図13(B)は、位相角φ(n)として4つの値(π/4、3π/4、−3π/4、−π/4)を用いて1シンボルで2ビットの情報(00、01、11、10)を伝送する4値位相変調(QPSK)の信号点配置を示す。QPSK信号は、例えば、直交型光電界変調器102−1の二つの入力端子、すなわち同相成分変調信号の入力端子103−1及び直交成分変調信号の入力端子104−1に、それぞれ2値電気信号を入力し、同相成分(I)及び直交成分(Q)をそれぞれ正負2値に変調することによって生成できる。偏波多重100Gビット伝送は、各偏波の光信号に4値位相変調を採用している。変調に用いられる電気2値信号の速度はおよそ28Gbit/sであり、これを用いて生成した4値位相変調信号は1シンボルで2ビットの情報を伝送できるので、伝送速度は56Gbit/sとなる。
図13(C)は、さらに情報伝送効率が高い16値直交振幅変調(16QAM)の信号点配置を示す。16QAMでは、信号点が格子状に配置され、1シンボルで4ビットの情報を伝送できる。図示した例では、Q軸の座標で上位2ビット(10xx、11xx、01xx、00xx)の値、I軸の座標で下位2ビット(xx10、xx11、xx01、xx00)の値が表現されている。このような多値信号は、図12の直交光電界変調器117の二つの入力端子I、Qに、それぞれ多値電気信号(本例では4値)を入力し、同相成分と直交成分の電界座標(i(t),q(t))に相当する電圧成分を入力することによって生成できる。
図13(D)は、偏波多重の概念図である。光波は電磁波の一種であり、進行方向に対する電界の振動方向によって、二つの独立な直交偏波状態(例えば、水平偏波及び垂直偏波)が存在する。このため二つの光電界成分(図ではX偏波成分、Y偏波成分)を別々の情報信号で変調して多重化して伝送することができる。前述の100Gビット伝送においては、X偏波とY偏波に、それぞれ独立な56Gbit/sの4値位相変調信号を多重して伝送するため、総伝送速度は112Gbit/sとなる。なお、伝送速度が100Gbit/sを、越えるのは、符号化及び誤り訂正情報の付加によるデータの増大を考慮したものであり、方式によってはさらに異なる値をとなる場合もある。
図12において、前述したように偏波多重された送信光信号120は、数10〜数1000kmの光ファイバ伝送路を長距離伝送され、その途中で光ファイバの波長分散や非線形効果による伝送劣化や、任意の偏波回転を受ける。対向側の従来の偏波多重光送受信器の偏波多重光受信部130は、伝送された光信号120を受信する。本偏波多重光受信部130はコヒーレント検波を用いており、受信光入力ファイバ132から入力された受信偏波多重信号133の電界成分の検出基準として受信器内部に配置された局発光源134が出力する局発レーザ光135を利用する。
受信偏波多重信号133は、局発レーザ光135とともに偏波分離・光90度ハイブリッドフロントエンド136に入力される。フロントエンド136は、両光信号を偏波・位相ダイバーシティ検波して、その結果四つのアナログ電気信号(Is:S偏波成分の同相成分、Qs:S偏波成分の直交成分、Ip:P偏波成分の同相成分、Qp:P偏波成分の直交成分)を出力する。ここで、S及びPは、それぞれ受信器の偏波主軸である。これらの高速アナログ信号は、それぞれAD変換器137−1、137−2、137−3、137−4でサンプリングされ、S偏波の受信デジタル信号138及びP偏波の受信デジタル信号139に変換され、受信側デジタル演算部131に入力される。
受信側デジタル信号処理部131では、S偏波の受信デジタル信号138及びP偏波の受信デジタル信号139は、それぞれ、伝送劣化補償回路140−1及び140−2に入力される。伝送劣化補償回路140−1、140−2は、主に伝送路の波長分散の影響を補償し、等化後のS偏波デジタル信号141及び等化後のP偏波デジタル信号142を出力する。図12では、二つの伝送劣化補償回路140−1及び140−2は、独立の回路として描かれているが、これは両偏波成分の相互作用を考慮しない場合の構成であり、偏波間相互位相変調などの非線形相互作用を補償する場合には、両者を一体に構成してもよい。
その後、等化後のS偏波デジタル信号141及び等化後のP偏波デジタル信号142は、偏波分離回路143に入力される。前述のように、受信偏波多重信号133は伝送路の途中で、その偏波が回転されているため、受信側の偏波主軸S及びPは、送信側の偏波主軸と一致しない。偏波分離回路143は、偏波回転演算を行い、演算の結果によって、送信側の偏波成分であるX偏波デジタル信号145、Y偏波デジタル信号144を復元・分離する。
偏波分離回路143としては、数〜数10タップの時間領域又は周波数領域の梯子型フィルタである適応バタフライ型FIRフィルタを用いることができる。例えば、偏波分離回路143は、内部に4組の複素FIRフィルタを有し、入力及び出力の各二つの偏波成分間をバタフライ型に接続するように構成されており、そのタップ係数をCMA(Constant Modulous Algorithm)などのアルゴリズムによって適応制御することによって、適応的に偏波成分を分離し、波形を等化する。
偏波分離回路143から出力されたX偏波デジタル信号145及びY偏波デジタル信号144は、それぞれ、周波数オフセット推定回路146−2及び146−1に入力される。周波数オフセット推定回路146−2、146−1及び位相推定回路147−2、147−1は、局発光源と送信光源との周波数差(周波数オフセット)を補正し、信号の位相ずれ(複素平面上での回転方向のずれ)補正した信号を、多値判定回路148−2、148−1に入力する。
多値判定回路148−1は、元のY偏波情報信号149を復元し、多値判定回路148−2は、元のX偏波情報信号150を復元する。これらの情報信号は再びインターリーブ合成された後に、誤り訂正回路152に入力される。誤り訂正回路152及びフレーム除去回路151は、データフレームの先頭を検出し、誤り訂正をし、訂正符号を除去し、ヘッダを除去して、受信情報信号153が復元され、出力される。
このような偏波多重伝送においては、X、Yの二つの偏波を独立の送受信媒体として利用できるため、伝送すべき情報が少ない場合には、偏波多重伝送を停止し単一偏波状態で情報を伝送することによって消費電力を低減できる可能性がある。省電力化を実現する公知技術として、特許文献1(特開2011−250291号公報)がある。特許文献1の図3が開示する偏波多重と単一偏波状態を切替可能な光送信器は、単一偏波時に偏波多重エンコーダ及び変調器の電力を遮断して、消費電力を低減する。また、図10が開示する光受信器30は、一部の回路を停止する。
また、特許文献2(特開2013−055654号公報)は、多値偏波多重信号を2倍のビット数を伝送可能な単一偏波多値信号に切り替えることによって消費電力を低減する方法、及び、デュアル偏波変調のための送信器中のドライバ及び信号処理回路のうちの少なくとも一つをシャットダウンする方法を開示する。また、特許文献2は、情報が変調されていない偏波成分に関する信号を受信し、処理するためのコンポーネントも、受信器にシャットダウンさせること、例えば、受信器は、情報を載せていない主偏波の信号を処理するためのDSPの動作を停止することによって、消費電力を低減することを開示する。
特開2011−250291号公報 特開2013−055654号公報
P. J. Winzer, "Spectrally Efficient Long-Haul Optical Networking Using 112-Gb/s Polarization-Multiplexed 16-QAM," JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL. 28, NO. 4, FEBRUARY 15, 2010, pp.547-556
従来の構成において解決すべき課題を下記に示す。
前述した従来技術において、消費電力を低減する方法と、その効果とが十分に考慮されておらず、有効に消費電力を低減できない。
このため、第一の課題は、消費電力を有効に低減することである。従来のコヒーレント送受信器ではデジタル信号処理部の消費電力が大きく(100Gbpsクラスで消費電力が数十W)、その大部分は、誤り訂正回路(図12の152)、受信側の偏波分離回路(図12の143)、受信側波長分散補償回路(図12の140−1、140−2)、4)及び送信側デジタル予等化回路(図12の109−1、109−2)の四つである。誤り訂正回路は、繰り返し論理演算をして誤り訂正能力を高めることによって、符号化利得を高めて伝送距離を長くすることができる。近年採用が進んでいるターボ符号化や軟判定誤り訂正回路などは、訂正能力が高いが回路規模が大きく、消費電力が全消費電力の数十分の一になる可能性がある。しかし、一般に、伝送される情報信号はX偏波成分とY偏波成分とに自動的にインターリーブされて配置されるため、X偏波成分及びY偏波成分の誤り訂正回路の一方を任意に停止するは困難である。
また、受信側の偏波分離回路143もバタフライ型の多段の梯子型フィルタを用いて実現されるため、演算量が大きく、消費電力が大きい。しかし、前述した先行技術文献には、偏波分離回路の消費電力を低減する必要性や、偏波分離回路の消費電力を低減するための構成が提案されていない。
さらに、受信側波長分散補償回路140−1、140−2は、偏波分離回路の直前に配置され、それぞれ偏波分離前の受信器の偏波主軸成分S及びPの分散補償を行っている。送信側のX偏波成分及びY偏波成分は、S成分中及びP成分中に混在している。このため送信側でX偏波のみを利用した単一偏波伝送に切り替えても、受信側波長分散補償回路140−1及び140−2のどちらも動作を停止することはできず、消費電力を低減することはできない。従来は、消費電力の低減の有効性が検討されておらず、前述した先行技術文献には、現実的なデジタルコヒーレント送受信器における有効な省電力化方法が開示されていない。
送信側のデジタル予等化回路109−1、109−2は、受信側の波長分散補償回路140−1、140−2で類似の効果が得られるため、用いられないケースも多い。しかし、予等化技術を利用することによって光ファイバ非線形効果に対する耐力を改善し、伝送距離を伸ばすことができる。前述した先行技術文献には、この部分の消費電力の低減についても言及されていない。
一方、特許文献1及び2は、送信側の偏波多重エンコーダ、変調器及び信号処理回路の消費電力を低減することを開示する。しかし、どちらの回路も消費電力削減効果が低い。また、受信器側では、受信器の一部や、情報を載せていない主偏波の信号を処理するための動作を停止することが示唆されているが、現状の受信器では消費電力が高い誤り訂正回路、偏波分離回路及び受信側波長分散補償回路の動作を簡単には停止できる構成ではない。
このため、偏波多重光送受信機において消費電力が高い部分、特に受信器内の誤り訂正回路、偏波分離回路、受信側波長分散補償回路及び送信側のデジタル予等化回路について、単一偏波伝送と偏波多重伝送とを切り替え可能な構造として、消費電力低減効果の高めることが求められている。
また、第二の課題は、偏波多重伝送と単一偏波伝送とを切り替える際の光信号の強度変化についての検討である。一般に、一方の変調を停止した場合には停止した側の偏波成分の光強度が不定となる。伝送路の途中には、光チャネル強度を一定に保つ光増幅器、波長選択スイッチ、光アンプ、光アッテネータなどが設置されている。また、光強度の変化によって信号のSN比及び光ファイバ非線形効果による劣化量が変化し、切替後に信号劣化が生じる可能性がある。従来、このような現象は指摘されておらず、対策が検討されていない。
このため、偏波多重伝送と単一偏波伝送とを切り替えた際の光信号の強度変化が光信号の伝送特性に影響しないように制御することが求められている。
また、第三の課題は、伝送すべき情報量によって偏波状態を変更することは検討されておらず、偏波状態の移行や自動切替の方法がない。
このため、偏波多重伝送と単一偏波伝送との状態移行や自動切替について、実用的付加価値が高い方法を提供することが求められている。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、互いに直交する偏波成分の各々が独立の多値情報信号で変調された偏波多重光を送受信する偏波多重光送受信器であって、前記偏波多重光を送信する偏波多重光送信部と、前記偏波多重光を受信する偏波多重光受信部と、互いに独立に動作する送信側偏波状態制御部及び受信側偏波状態制御部とを備え、前記送信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光送信部が送信する偏波多重光を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重送信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波送信状態とのいずれかに、前記偏波多重光送信部を切り替え、前記受信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光受信部が受信する光多値変調信号を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重光を受信する偏波多重受信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波光を受信する単一偏波受信状態とのいずれかに、前記偏波多重光受信部を切り替え、前記偏波多重光受信部は、送信側の偏波成分を再生する偏波分離部と、前記再生された送信側の偏波成分を入力とし、情報信号を再生及び抽出する複数の情報信号再生部と、前記受信側偏波状態制御部の制御によって、前記複数の情報信号再生部が出力する情報信号を結合又は選択して出力する情報信号結合部と、を含み、前記偏波多重光受信部は、前記単一偏波受信状態において、前記偏波分離部及び前記情報信号再生部の少なくとも一部を省電力モードに移行する。
本発明の代表的な形態によれば、単一偏波状態において、消費電力が大きい回路の省電力モードへの切り替えを可能とし、消費電力を低減することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施例における偏波多重光送受信器の構成図である。 本発明の第2の実施例における偏波多重光受信部の構成図である。 本発明の第2の実施例における信号点配置の説明図である。 本発明の第2の実施例における偏波分離回路の内部構成図である。 本発明の第3の実施例における偏波多重光送信部の構成図である。 本発明の第4の実施例における偏波多重光受信部の構成図である。 本発明の第4の実施例における伝送劣化補償回路の構成図である。 本発明の第5の実施例における偏波多重光送信部の構成図である。 本発明の第5の実施例における光強度制御の原理の説明図である。 本発明の第6の実施例における偏波多重光送信部の構成図である。 本発明の第7の実施例における偏波多重光受信部の構成図である。 従来のデジタルコヒーレント偏波多重伝送システムの説明図である。 光多値信号の表示方法と、光多値変調方式の信号点、及び偏波多重伝送の説明図である。
以下、本発明の幾つかの実施例を図面を参照して説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の第1の実施例における偏波多重光送受信器200の構成図である。
第1の実施例では、第一に本発明の偏波多重光送信部201に送信側偏波状態制御部214を配置し、さらに本発明の偏波多重光受信部220に受信側偏波状態制御部235を配置し、偏波多重光送信部201及び偏波多重光受信部220が、それぞれ独立に偏波多重状態及び単一偏波状態の二つの動作状態を選択できる。
また、本実施例の構成では、送信情報信号103は、送信側デジタル演算部202の内部に配置された情報信号分岐回路203に入力される。情報信号分岐回路203には、送信側偏波状態制御部214が出力する送信側偏波状態制御信号215が入力されている。送信情報信号103は、単一偏波状態では、X偏波の送信情報信号204のみとして出力され、偏波多重状態では、X偏波の送信情報信号204及びY偏波の送信情報信号205に分離して出力される。
信号分岐の方法にはいくつかのバリエーションがあるが、本実施例では情報信号分岐回路203はポートや入力パケットなどの独立した情報単位で分岐し、X偏波及びY偏波を独立した伝送チャネルとして取り扱う例を示す。この場合には、X偏波成分とY偏波成分は独立にフレーム化や誤り訂正を行うことが可能となり、互いのタイミングや状態を考慮せず偏波多重状態の切替が可能となる。
以後、X偏波の送信情報信号204は、X偏波フレーム化回路208、X偏波誤り訂正符号生成回路206、X偏波多値符号化回路210及びX偏波予等化回路212によって、X偏波の出力デジタル信号110に変換され、X偏波の多値変調光118となる。一方、Y偏波の送信情報信号205は、Y偏波省電力フレーム化回路209、Y偏波省電力誤り訂正符号生成回路207、Y偏波省電力符号化回路211及びY偏波省電力予等化回路213に入力され、X偏波とは完全に独立した信号処理を施される。
送信側偏波状態制御信号215は、Y偏波省電力フレーム化回路209、Y偏波省電力符号化回路211及びY偏波省電力予等化回路213に入力される。これらY偏波の省電力回路は、送信側偏波状態制御信号215に応じて内部の電源の遮断、低電圧化、又は内部クロックの停止などの手法によって、省電力モードに移行し、消費電力を低減する機能を有する。この結果、送信側単一偏波モードにおいて、これらのY偏波の省電力回路は省電力モードに移行することによって送信側デジタル演算部202の消費電力を最大50%低減できる。
なお、上記の送信側の信号処理回路のすべてに省電力モードを設ける必要はなく、比較的消費電力の大きい回路にのみ設ければよい。また、本構成では示していないが、後続のDAC回路112−3及び112−4、これらのDAC回路の出力経路に配置された高周波増幅回路及びドライバ回路にも、送信側偏波状態制御信号215を入力し、省電力モードに移行させてもよい。
前述した構成によって、Y偏波成分の情報信号は単一偏波モードでは無変調光に変換され、偏波多重モードでは従来どおりのY偏波の多値変調光119に変換される。この結果、送信光出力ファイバ121から出力される出力光信号237は、単一偏波光及び偏波多重光のどちらかに切り替えることが可能となる。
本発明の偏波多重光受信部220において、受信光入力ファイバ132から入力された受信光信号238を偏波分離・光90度ハイブリッドフロントエンド136に入力し、コヒーレント偏波ダイバーシティ受信をする。本構成において、受信フロントエンド部からAD変換器137−1〜137−4、伝送劣化補償部140−1、140−2を経て偏波分離回路143に至る、偏波多重光受信部220の前半部の構造は、図12の従来の偏波多重光受信部130と同一である。
受信光信号238は光ファイバ伝送路を伝送中に任意の偏波回転を受けるため、その偏波状態は一般には偏波分離・光90度ハイブリッドフロントエンド136の偏波主軸S、Pと異なっており、偏波分離・光90度ハイブリッドフロントエンド136から出力されるS偏波成分及びP偏波成分には、送信側のX偏波成分及びY偏波成分が混在している。よって、受信光信号238が単一偏波(X偏波成分のみ)であっても、S偏波及びP偏波の両方の成分の受信処理を行わないと、大きな伝送劣化が生じてしまう。
その後、偏波分離回路143から出力されたX偏波デジタル信号145は、X偏波の情報信号再生回路239−1、すなわちX偏波周波数オフセット推定回路222・X偏波位相推定回路224、X偏波多値判定回路226、X偏波誤り訂正回路230及びX偏波フレーム除去回路228を経て、X偏波の受信情報信号232として情報信号結合回路234に入力される。
一方、同じ偏波分離回路143から出力されたY偏波デジタル信号144は、Y偏波の情報信号再生回路239−2、すなわち省電力周波数オフセット推定回路223、Y偏波省電力位相推定回路225、Y偏波省電力多値判定回路227、Y偏波省電力誤り訂正回路231及びY偏波省電力フレーム除去回路229を経て、Y偏波の受信情報信号233として情報信号結合回路234に入力される。なお、伝送劣化補償部140−1、140−2から情報信号結合回路234までの回路によって、受信側デジタル演算部221を構成する。
受信側偏波状態制御部235からは、受信側偏波状態制御信号236が出力されており、本信号はY偏波の情報信号再生回路239−2の内部の各回路、及び情報信号結合回路234に入力されている。送信側と同様、Y偏波側の各省電力回路は、受信側偏波状態制御信号236の状態に応じて省電力モードに移行し、消費電力を低減する機能を有しており、受信側単一偏波モードにおいては受信側デジタル演算部221の消費電力を最大50%節減可能となる。
一方、情報信号結合回路234は受信側偏波状態制御信号236の状態に従い、受信側単一偏波状態ではX偏波の受信情報信号232のみを受信情報信号153として出力する。また、受信側偏波多重モードではX偏波の受信情報信号232及びY偏波の受信情報信号233を、情報信号結合回路234にて送信側で行った分岐と逆の方法で結合して出力する。本実施例の構成において、受信側でもX偏波成分とY偏波成分とは独立に復号、誤り訂正及びフレーム除去の処理が施され、両者が独立の伝送チャネルを構成するため、X偏波成分と独立に、Y偏波成分のオン/オフの切り替えが可能である。
送信側と同様に、前述したY偏波の情報信号再生回路239−1中のすべての回路に省電力モードを設ける必要はなく、本実施例ではY偏波省電力誤り訂正回路231に代表されるように、比較的消費電力が大きい回路に省電力モードへの移行機能を設ければよい。
また、本実施例ではX偏波とY偏波を独立の伝送チャネルとして取り扱う例を示したが、全体を一つのチャネルとして取り扱うことも可能である。この場合、X偏波フレーム化回路208及びY偏波省電力フレーム化回路209を一体化し、さらに、X偏波誤り訂正符号生成回路206及びY偏波省電力誤り訂正符号生成回路207を一体化し、情報信号分岐回路203の直前に配置する。そして、両経路の情報信号に一体のフレーム化及び誤り訂正符号生成を行えばよい。単一偏波状態において、これらのフレーム化回路や誤り訂正回路は、伝送レートが半減しても適切なフレームや誤り訂正符号が生成されるように動作を変更する必要がある。
また、本実施例ではコヒーレント偏波ダイバーシティ検波を用いる偏波多重光送受信器の構成を説明したが、本発明の技術はデジタル信号処理によって偏波分離処理をする偏波ダイバーシティ受信器を有する偏波多重光送受信器であれば、本発明を適用することができる。例えば、デジタルMIMO演算を用いて偏波分離を行う強度変調・強度受信型の偏波多重光受信器、及びデジタル偏波回転演算を用いて偏波分離処理を行う光遅延検波などを用いた偏波多重光多値受信器などにも本発明を適用できる。
以上に説明したように、第1の実施例では、偏波多重状態と単一偏波状態とを切り替える偏波多重光送受信器において、従来の構成では実現が困難であった消費電力が大きい、受信器内部の回路(例えば、誤り訂正回路、偏波分離回路、受信側の波長分散補償回路、送信側のデジタル予等化回路)を、単一偏波状態において、省電力モードへの切り替え、消費電力を低減することができる。
また、偏波分離回路、情報信号再生回路及び情報信号結合回路をデジタル回路で構成することによって、これらの回路をコンパクトに実装することができ、電源のオン/オフを容易に制御することができる。
<実施例2>
図2は、本発明の第2の実施例における偏波多重光受信部の構成図である。第2の実施例では、受信側で消費電力の大きな偏波分離回路と伝送劣化補償回路を省電力モードに切り替えられるように構成する。
本実施例では、まず、X偏波の偏波分離回路240とY偏波の省電力偏波分離回路241とを独立した回路で構成する。そして、各偏波分離回路から出力されるX偏波の受信デジタル信号246及びY偏波の受信デジタル信号247を、それぞれ、X偏波伝送劣化補償回路242及びY偏波省電力伝送劣化補償回路243に入力する。Y偏波の省電力偏波分離回路241及びY偏波省電力伝送劣化補償回路243には、受信側偏波状態制御信号236が入力されており、受信側単一偏波状態では、これら二つの回路を省電力モードに移行できるように構成している。
前述したように、受信部においては偏波分離回路の入力側に配置された回路は、X偏波成分及びY偏波成分が混在した信号を処理する必要から単一偏波モードでも動作を停止することができない。しかし、本実施例の伝送劣化補償回路の例のように、信号が送信側の偏波(X偏波成分及びY偏波成分)を分離及び再生する偏波分離回路の出力側に移動することによって、単一偏波状態で信号が存在しない側(本実施例ではY偏波側)の回路の動作を停止する省電力モードに移行できる。
しかし、一般には大きな波形劣化を補償し波形を整形する機能を持つ伝送劣化補償回路は、偏波分離回路の入力側に配置する必要があり、本実施例のような配置は困難である。
図3は、本発明の第2の実施例における信号点配置の説明図である。
図3(A)は、偏波分離回路に入力されるS偏波の受信デジタル信号139の信号点配置を説明する図であり、図3(B)は、偏波分離回路に入力されるP偏波の受信デジタル信号138の信号点配置を説明する図である。両者とも、信号点配置が大きく乱れている。
図3(C)は、偏波分離後のX偏波の受信デジタル信号247の信号点配置を説明する図であり、図3(D)は、偏波分離後のY偏波の受信デジタル信号246の信号点配置を説明する図である。
本実施例の構成では、伝送劣化が等化されていないため、偏波分離後においても信号が判別できない状態になる。一方、偏波分離回路は伝送路の偏波変動に逐次追従する適応動作を行うため、自身の出力波形が波形歪みの無い理想的な多値受信波形となる状態を目標として適応フィードバック制御を行う。このように単純に偏波分離回路と伝送劣化補償回路の順序を入れ替えて、図2のように伝送劣化補償回路242を偏波分離回路240の出力側(又は伝送劣化補償回路243を偏波分離回路241の出力側)に配置した場合、偏波分離回路240及び241の直後では図3(C)(D)のような大きな波形歪みが残り、偏波分離回路が動作しなくなる。
前述した問題を防ぐため、本実施例ではY偏波省電力伝送劣化補償回路243及びX偏波伝送劣化補償回路242の出力となるY偏波デジタル信号144及びX偏波デジタル信号145を抽出し、それぞれをY偏波のフィードバック信号244及びX偏波のフィードバック信号245としてY偏波の省電力偏波分離回路241及びX偏波の偏波分離回路240にフィードバックする構成とした。
図3(E)は、伝送劣化補償後のY偏波デジタル信号144の信号点配置を示す図であり、図3(F)は、伝送劣化補償後のX偏波デジタル信号145の信号点配置を示す図である。波長分散などの波形劣化が補償されることよって、信号の振幅分布が明瞭に観測できるようになり、CMAなどのアルゴリズムを用いたFIRフィルタの最適化が可能となる。
図4は、図2に示す本発明の第2の実施例における偏波分離回路の詳細な構成を示す図である。
本実施例では、X偏波の偏波分離回路240及びY偏波の省電力偏波分離回路241は、共に、S偏波の受信デジタル信号138及びP偏波の受信デジタル信号139を入力している。また、X偏波の偏波分離回路240及びY偏波の省電力偏波分離回路241は、互いに独立に動作し、X偏波の偏波分離回路240がX偏波の受信デジタル信号246を抽出し、Y偏波の省電力偏波分離回路241がY偏波の受信デジタル信号247を抽出する。
すなわち、X偏波の偏波分離回路240中には、複素FIRフィルタ254及び複素FIRフィルタ255が設けられている。複素FIRフィルタ254は、S偏波の受信デジタル信号138を入力とするNタップ複素FIRフィルタであり、入力偏波がSで、出力偏波がXである。複素FIRフィルタ255は、P偏波の受信デジタル信号139を入力とするNタップ複素FIRフィルタであり、入力偏波がPで、出力偏波がXである。複素FIRフィルタ254の出力と複素FIRフィルタ255の出力との積和演算の結果をさらに加算器256−1で加算することによって、X偏波成分を抽出するバタフライ演算回路を構成する。
同様に、Y偏波の省電力偏波分離回路241中には、省電力複素FIRフィルタ252及び省電力複素FIRフィルタ253が設けられている。省電力複素FIRフィルタ252は、S偏波の受信デジタル信号138を入力とするNタップ省電力複素FIRフィルタであり、入力偏波がSで、出力偏波がYである。省電力複素FIRフィルタ253は、P偏波の受信デジタル信号139を入力とするNタップ省電力複素FIRフィルタであり、入力偏波がPで、出力偏波がYである。省電力複素FIRフィルタ252の出力と省電力複素FIRフィルタ253の出力との積和演算の結果をさらに加算器256−2で加算することによって、Y偏波成分を抽出するバタフライ演算回路を構成する。
FIRフィルタのタップの適応制御のために、X偏波側においては、図2のX偏波伝送劣化補償回路242の直後から抽出されたX偏波デジタル信号145の一部をX偏波のフィードバック信号245としてX偏波誤差算出回路264に入力する。X偏波誤差算出回路264は、例えばCMAやLMSなどの演算アルゴリズムを用いて、X偏波誤差信号265を算出し、これをX偏波タップ制御回路266に入力する。X偏波タップ制御回路266は、入力されたX偏波誤差信号265からX偏波タップ制御信号267を算出して、Nタップ複素FIRフィルタ254及びNタップ複素FIRフィルタ255を自動的に最適化する。
Y偏波成分についても同様に、図2のY偏波省電力伝送劣化補償回路243の直後から抽出されたY偏波デジタル信号144の一部をY偏波のフィードバック信号244としてY偏波誤差算出回路260に入力する。Y偏波誤差算出回路260は、X偏波と同様のアルゴリズムを用いてY偏波誤差信号261を算出し、これをY偏波タップ制御回路262に入力する。Y偏波タップ制御回路262は、入力されたY偏波誤差信号261からY偏波タップ制御信号263を算出して、Nタップ省電力複素FIRフィルタ252及びNタップ省電力複素FIRフィルタ253を自動的に最適化する。
この際、Y偏波の省電力偏波分離回路241の内部には、電力制御回路250が設けられる。電力制御回路250は、外部から入力される受信側偏波状態制御信号236に従って電力制御信号251を出力する。Y偏波成分を利用しない受信側単一偏波状態において、電力制御信号251によって、電力制御回路250内に設けられたY偏波誤差算出回路260、Nタップ省電力複素FIRフィルタ252及びNタップ省電力複素FIRフィルタ253を省電力モードに移行できる。
以上に説明したように、第2の実施例では、消費電力が大きかった伝送劣化補償部を省電力化することができる。
また、フィードバック信号244、245によって、Y偏波の省電力偏波分離回路241及びX偏波の偏波分離回路240の特性を自動的に最適化することができる。
<実施例3>
図5は、本発明の第3の実施例における偏波多重光送信部の構成図である。図の煩雑さを避けるため、本発明の送信側デジタル演算部202の周辺の構成のみを示す。
本実施例では、本発明の送信側デジタル演算部202内に、単一偏波状態(X偏波)専用の符号化部及び偏波多重状態専用の符号化部の2系統を設け、この2系統を切替えて省電力化する。
前述の情報信号分岐回路203からは、X偏波の送信情報信号204−1及び204−2、及びY偏波の送信情報信号205が出力されている。このうちX偏波の送信情報信号204−1はX偏波用省電力フレーム化回路272、X偏波用省電力誤り訂正符号生成回路270及びX偏波用省電力多値符号化回路274を通過し、X偏波用省電力予等化回路276からX偏波の出力デジタル信号110−1が出力され、後続の送信多値信号選択回路279に入力される。一方、X偏波の送信情報信号204−2及びY偏波の送信情報信号205は一組の信号として、偏波多重用省電力フレーム化回路273、偏波多重用省電力誤り訂正符号生成回路271及び偏波多重用省電力多値符号化回路275を通過して、偏波多重用省電力予等化回路277から偏波多重デジタル信号278が出力され、同様に、後続の送信多値信号選択回路279に入力される。
送信側偏波状態制御部214からは、送信側単一偏波状態選択信号280及び送信側偏波多重状態選択信号281が出力される。送信側単一偏波状態選択信号280及び送信側偏波多重状態選択信号281は、どちらか一方がオンとなるように制御されている。送信側単一偏波状態選択信号280がオンとなった場合には本信号が入力されたX偏波用の信号処理回路を動作させ、送信側偏波多重状態選択信号281が入力された偏波多重用の処理回路を省電力モードに移行させる。同時に、情報信号分岐回路203及び送信多値信号選択回路279をX偏波側に切り替える。これによって、送信側単一偏波状態においては、回路規模が大きな偏波多重用の回路の動作を停止し、概ね1/2の規模のX偏波側の送信処理回路のみを利用することによって省電力化できる。送信側偏波多重状態においては、逆に偏波多重専用の送信処理回路が動作するように切り替える。
本実施例では、図1の第一の実施例に比べ、回路規模がおよそ1.5倍に増大するが、同時に動作する回路規模は第一の実施例と同一であり、第一の実施例と同様の省電力効果を得ることが可能である。本実施例の利点は、送信側偏波多重状態と送信側単一偏波状態とで、それぞれ専用のフレーム化回路や誤り訂正回路を利用でき、両偏波を単一の伝送チャネルとして取り扱うことができる。
X偏波とY偏波とを合わせて、2倍の帯域を持つ単一のチャネルとて取り扱うことができれば伝送効率及び管理面で有利となる。しかし、単一偏波状態と偏波多重状態とではフレーム構成や誤り訂正符号の配置などが大きく異なる。このため、単一偏波状態と偏波多重状態とを単一のフレーム化回路及び誤り訂正回路を共用して実現することは困難であり、単一偏波状態に切り替えた際に半分の回路の動作を停止することはさらに困難である。しかし、本実施例では、簡易な構成で、X偏波とY偏波とを合わせて2倍の帯域を持つ単一のチャネルとて取り扱うことができる。
以上に説明したように、第3の実施例では、消費電力が大きい受信側だけでなく、送信側の伝送劣化補償回路の消費電力も低減することができる。
<実施例4>
図6は、本発明の第4の実施例における偏波多重光受信部の構成図である。
第4の実施例では、第3の実施例と同様に単一偏波状態専用の信号再生回路と、偏波多重状態専用の信号再生回路とを設けて、省電力化をする。
本実施例では、AD変換器137−1〜137−4が出力するS偏波の受信デジタル信号138及びP偏波の受信デジタル信号139は、共に、X偏波用省電力偏波成分抽出回路290及び偏波多重用省電力偏波成分抽出回路291に入力される。前者のX偏波用省電力偏波成分抽出回路290から出力されるX偏波の受信デジタル信号246−1は、順にX偏波用省電力伝送劣化補償回路292、X偏波用省電力周波数オフセット推定回路294、X偏波用省電力位相推定回路296、X偏波用省電力多値判定回路298、X偏波用省電力誤り訂正回路302及びX偏波用省電力フレーム除去回路300で処理された後に、X偏波の受信情報信号232−1として、情報信号結合回路234に入力される。
一方、偏波多重用省電力偏波成分抽出回路291からは、X偏波の受信デジタル信号246−2とY偏波の受信デジタル信号247が一組で出力されており、これらは共に偏波多重用省電力伝送劣化補償回路293、偏波多重用省電力周波数オフセット推定回路295、偏波多重用省電力位相推定回路297、偏波多重用省電力多値判定回路299、偏波多重用省電力誤り訂正回路303、偏波多重用省電力フレーム除去回路301で処理された後に、X偏波の受信情報信号232−2及びY偏波の受信情報信号233として、情報信号結合回路234に入力される。
受信側偏波状態制御部235からは、受信側単一偏波状態選択信号304及び受信側偏波多重状態選択信号305が出力される。受信側単一偏波状態選択信号304及び受信側偏波多重状態選択信号305は、どちらか一方がオンとなるように制御されている。受信側単一偏波状態選択信号304がオンとなった場合には本信号が入力されたX偏波用の信号処理回路を動作させ、受信側偏波多重状態選択信号305が入力された偏波多重用の処理回路を省電力モードに移行させる。同時に、情報信号結合回路234は、X偏波の受信情報信号232−1を出力するように切り替える。これによって、受信側単一偏波状態において、回路規模が大きな偏波多重受信用の回路の動作を停止し、概ね1/2の規模のX偏波側の受信回路のみを利用することによって省電力化できる。受信側偏波多重状態においては、逆に偏波多重専用の処理回路のみが動作するように切り替える。
本実施例の構成においても、第3の実施例と同様に、単一偏波専用の処理回路と偏波多重専用の処理回路とを切り替えることによって、それぞれ専用のフレーム化回路や誤り訂正回路を利用でき、両偏波を単一の伝送チャネルとして取り扱うことができる。また、誤り訂正回路及びフレーム化回路の動作の切り替えと省電力化を容易に実現できる。
図7は、本発明の第4の実施例における伝送劣化補償回路の構成図であり、特に多段構成で等化する場合の構成例を示す。
本発明が適用される光ファイバ伝送における伝送劣化のうち最も代表的な劣化要因は、光ファイバ伝送路の波長分散である。波長分散は線形な劣化であり、複素FIRフィルタ及び周波数領域等化器などの線形等化器、及びルックアップテーブルを用いた1段の等化器で比較的容易に等化が可能である。伝送劣化補償回路は、このような1段構成であっても他の回路に比べて比較的大きな消費電力を必要とするが、図7のような多段構成の場合、さらに数倍〜数10倍の消費電力を必要とする可能性がある。
図7において、入力複素デジタル信号(単一偏波又は偏波多重)313は、非線形補償回路311−1、311−2、311−3及び波長分散補償回路310−1、310−2、310−3で交互に劣化を補償された後に、出力複素デジタル信号(単一偏波又は偏波多重)314として出力される。非線形補償回路では、光ファイバ非線形効果である自己位相変調や偏波間の相互位相変調、さらに近接する他のチャネルからの相互位相変調などの伝送劣化を補償する。これらは繰り返し段数を増やすほど等化効果が高まり、伝送品質を向上することができる。本実施例は、消費電力が大となった場合に大きな効果を持つ。
以上に説明したように、第4の実施例では、光ファイバの波長分散及び非線形性の少なくとも一つを補償する伝送劣化補償回路部を設けたので、長距離伝送において消費電力を効果的に低減することができる。
上記のような送信側ないしは受信側の伝送劣化補償回路は、該受信光信号の伝送路となる光ファイバの波長分散及び光ファイバの非線形のいずれかないしは両者を補償する機能、ないしは両者を補償する機能をもつことでとりわけ効果的に省電力化が実現可能となる
長距離を伝送することができる。
<実施例5>
図8は、本発明の第5の実施例における偏波多重光送信部の構成図であり、図9は、本発明の第5の実施例における光強度制御の原理を説明する図である。
本実施例では、単一偏波伝送時に変調を停止するY偏波成分について変調停止時の光強度の制御機構を設けて、伝送性能の劣化を防止する。
図8において、Y偏波成分の直交光電界変調器117−2の出力部に光検出器320を設け、光検出器320の出力信号をバイアス制御回路321に入力する。バイアス制御回路321は、I電極バイアス制御信号322及びQ電極バイアス制御信号323を出力し、直交光電界変調器117−2内に設けられた2組のマッハツェンダ型光変調器の動作点を任意に変更することが可能である。
前述のようなバイアス制御回路は、一般に直交光電界変調器117−2の変調時にバイアス点を制御するために広く用いられており、本実施例では、無変調時の動作を規定するものであり、原則として同一の回路を共用することが可能である。
図9は、I成分のバイアス電圧に対する光信号の強度変化を示す。なお、Q成分についても、原則として同一の強度変化を示す。通常IQ成分がそれぞれ変調されている場合、変調の中心点は光強度がゼロとなるA点となる。このとき変調信号を仮に2値信号と仮定し、その電圧振幅を概ねVppとすると、変調シンボルは図中のC1、C2の2点となる。
この状態で変調を停止するとバイアス点は最初は概ね光強度がゼロのA点近傍となるが、その後は変調停止時のバイアス制御回路321の動作が規定されないため、バイアス点がふらついたり、直交光電界変調器117−2の出力強度は不定となる可能性がある。
本実施例では、変調停止時にバイアス制御回路321の動作を変更し、直交光電界変調器117−2の出力強度が変調時の直交光電界変調器117−2の出力強度と略一致するように制御する。この際、I成分及びQ成分の少なくとも一方のバイアスを制御してもよい。この結果、バイアス点は例えばB点のように、光強度が十分に大となる点に移動する。この制御によって、偏波多重状態及び単一偏波状態のどちらにおいても出力光強度が同一であり、変調状態を変えない側(X偏波)の強度も強度変化が生じず一定値に保つことができる。この結果、光アンプのサージの発生や過渡的応答による光信号の瞬断を防止し、また、光強度の変化による光ファイバ非線形効果の増加を防ぐことが可能となる。このような制御は、各波長の光強度を一定に保つ波長選択スイッチ、自動アッテネータ、及び一定出力制御型の光アンプなどが用いられた波長多重伝送系において伝送劣化を防ぐために非常に重要な特性となる。
他の有益な制御方式としては、変調停止時には残存光が生じないよう光出力をゼロとする、すなわち信号点の位置をA点に保つような制御が考えられる。このような制御は、光アンプなどがあまり多くない比較的短距離の光伝送で有効であり、伝送品質を高くすることができる。さらにバイアス点の位置が常に同一(消光点)に保たれるため、送信側偏波多重状態と送信側単一偏波状態とを高速に切り替えることが可能となる利点がある。
以上に説明したように第5の実施例では、偏波多重状態と単一偏波状態とを切り替えた際の光強度の変化に起因する信号の劣化を防止し、単一偏波状態での感度を高めることができる。
<実施例6>
図10は本発明の第6の実施例における偏波多重光送信部の構成図であり、送信側の偏波多重状態の制御を自動化する構成を示す。
本実施例では、偏波多重光送信部201に入力される送信情報信号103の一部を送信情報量検出回路330に入力し、送信情報量検出回路330の出力信号を情報量閾値判定回路331に入力する。
情報量閾値判定回路331は、二つの閾値を持つヒステリシス判定回路であり、例えば、第一の閾値は単一偏波状態で伝送できる情報量の90%、第二の閾値は単一偏波状態で伝送できる情報量の70%などに設定する。情報量閾値判定回路331は、平均送信情報量が第一の閾値を越えた場合に、偏波多重状態自動切換信号332をオンに設定し、平均送信情報量が第二の閾値を下回った場合に、偏波多重状態自動切換信号332をオフに設定するように制御する。
偏波多重状態自動切換信号332は、送信側偏波状態制御部214に入力されている。送信側偏波状態制御部214は、偏波多重状態自動切換信号332がオンの場合に送信側偏波多重状態に、オフの場合に単一偏波状態に移行する。
このようにすることで、送信トラフィック量が十分大となり、単一偏波で伝送が困難となったときにのみ偏波多重伝送に自動的に切り替える自動制御が実現可能となる。なお、送信側偏波状態制御部214には偏波多重状態手動切替信号333も入力されており、必要に応じて手動で動作状態を指定し、固定的に使ってもよい。
以上に説明したように第6の実施例では、伝送すべき情報量によって手動または自動的に偏波多重状態と単一偏波状態とを切り替え、効果的に省電力化し、実用性を向上することができる。
<実施例7>
図11は、本発明の第7の実施例における偏波多重光受信部の構成図であり、受信信号の偏波状態に従って自動的に偏波多重状態と単一偏波状態とを切り替える構成を示す。
本実施例では、X偏波用省電力フレーム除去回路300及び偏波多重用省電力フレーム除去回路301は、偏波多重状態の変化を検出し、それぞれが偏波多重状態切替信号341及び単一偏波状態切替信号342を出力する。出力された信号は偏波多重状態判定回路340に入力される。
本実施例では、偏波状態の移行は対向する送信側デジタル演算部中でフレーマ化回路が情報ヘッダ中に書き込んで受信側に通知する。例えば、図11の偏波多重光受信部と対向して図10の送偏波多重光送信部を配置する。送信側偏波多重状態では、図10中の偏波多重用省電力フレーム化回路273が動作中であり、手動によるコマンド及び伝送情報の減少などのイベントが生じて、単一偏波状態に移行する場合には、状態移行の有無及び移行するタイミング(例えば、Nフレーム後に移行など)などの移行情報をヘッダ部に書き込み、対向する偏波多重光受信部に通知する。
受信側では、動作中の偏波多重用省電力フレーム除去回路301は、単一偏波状態への移行情報を検出すると、これを単一偏波状態切替信号342として偏波多重状態判定回路340に通知する。偏波多重状態判定回路340は、切り替えに先立って停止中の単一偏波側の信号処理回路を起動し、情報信号が瞬断しないよう指定されたタイミングで情報信号結合回路を切り替え、切り替え後には不要となった偏波多重側の信号処理回路を停止する。単一偏波状態から偏波多重状態への切り替えはこれと逆の手順で行えばよい。
以上に説明したように第7の実施例では、送受信器の起動時に偏波状態を受信側に教える必要がなく、受信側に偏波状態を確実に設定することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100:従来の偏波多重光送受信器、101:従来の偏波多重光送信部、
102:従来の送信側デジタル演算部、103:送信情報信号、
104:誤り訂正符号生成回路、105:フレーム化回路、
106:X偏波情報信号、107:Y偏波情報信号、
108:多値符号化回路、109:デジタル予等化回路、
110:X偏波の出力デジタル信号、111:Y偏波の出力デジタル信号、
112:DA変換器、113:送信用レーザ光源、114:送信レーザ光、
115:光分岐器、116:無変調レーザ光、117:直交光電界変調器、
118:X偏波の多値変調光信号、119:Y偏波の多値変調光信号、
120:偏波多重送信光信号、121:送信光出力ファイバ、122:偏波合成器、
130:従来の偏波多重光受信部、131:従来の受信側デジタル演算部、
132:受信光入力ファイバ、133:受信偏波多重信号、134:局発レーザ光源、
135:局発レーザ光、136:偏波分離・光90度ハイブリッドフロントエンド、
137:AD変換器、
138:S偏波の受信デジタル信号、139:P偏波の受信デジタル信号、
140:伝送劣化補償回路、
141:等化後のS偏波デジタル信号、142:等化後のP偏波デジタル信号、
143:偏波分離回路、144:Y偏波デジタル信号、145:X偏波デジタル信号、
146:周波数オフセット推定回路、147:位相推定回路、148:多値判定回路、
149:Y偏波情報信号、150:X偏波情報信号、
151:フレーム除去回路、152:誤り訂正回路、153:受信情報信号、
200:本発明の偏波多重光送受信器、201:本発明の偏波多重光送信部、
202:本発明の送信側デジタル演算部、203:情報信号分岐回路、
204:X偏波の送信情報信号、205:Y偏波の送信情報信号、
206:X偏波誤り訂正符号生成回路、207:Y偏波省電力誤り訂正符号生成回路、
208:X偏波フレーム化回路、209:Y偏波省電力フレーム化回路、
210:X偏波多値符号化回路、211:Y偏波省電力多値符号化回路、
212:X偏波予等化回路、213:Y偏波省電力予等化回路、
214:送信側偏波状態制御部、215:送信側偏波状態制御信号、
220:本発明の偏波多重光受信部、221:本発明の受信側デジタル演算部、
222:X偏波周波数オフセット推定回路、
223:Y偏波省電力周波数オフセット推定回路、
224:X偏波位相推定回路、225:Y偏波省電力位相推定回路、
226:X偏波多値判定回路、227:Y偏波省電力多値判定回路、
228:X偏波フレーム除去回路、229:Y偏波省電力フレーム除去回路、
230:X偏波誤り訂正回路、231:Y偏波省電力誤り訂正回路、
232:X偏波の受信情報信号、233:Y偏波の受信情報信号、
234:情報信号結合回路、
235:受信側偏波状態制御部、236:受信側偏波状態制御信号、
237:送信光信号、238:受信光信号、239:情報信号再生回路、
240:X偏波の偏波分離回路、241:Y偏波の省電力偏波分離回路、
242:X偏波伝送劣化補償回路、243:Y偏波省電力伝送劣化補償回路、
244:Y偏波のフィードバック信号、245:X偏波のフィードバック信号、
246:X偏波の受信デジタル信号、247:Y偏波の受信デジタル信号、
250:電力制御回路、251:電力制御信号、
252:Nタップ省電力複素FIRフィルタ(入力偏波S−出力偏波Y)、
253:Nタップ省電力複素FIRフィルタ(入力偏波P−出力偏波Y)、
254:Nタップ複素FIRフィルタ(入力偏波S−出力偏波X)、
255:Nタップ複素FIRフィルタ(入力偏波P−出力偏波X)、
256:加算回路
260:Y偏波誤差算出回路、261:Y偏波誤差信号、
262:Y偏波タップ制御回路、263:Y偏波タップ制御信号、
264:X偏波誤差算出回路、265:X偏波誤差信号、
266:X偏波タップ制御回路、267:X偏波タップ制御信号、
270:X偏波用省電力誤り訂正符号生成回路、
271:偏波多重用省電力誤り訂正符号生成回路、
272:X偏波用省電力フレーム化回路、273:偏波多重用省電力フレーム化回路、
274:X偏波用省電力多値符号化回路、275:偏波多重用省電力多値符号化回路、
276:X偏波用省電力予等化回路、277:偏波多重用省電力予等化回路、
278:偏波多重デジタル信号、279:送信多値信号選択回路、
280:送信側単一偏波状態選択信号、281:送信側偏波多重状態選択信号
290:X偏波用省電力偏波成分抽出回路、
291:偏波多重用省電力偏波成分抽出回路、
292:X偏波用省電力伝送劣化補償回路、
293:偏波多重用省電力伝送劣化補償回路、
294:X偏波用省電力周波数オフセット推定回路、
295:偏波多重用省電力周波数オフセット推定回路、
296:X偏波用省電力位相推定回路、297:偏波多重用省電力位相推定回路、
298:X偏波用省電力多値判定回路、299:偏波多重用省電力多値判定回路、
300:X偏波用省電力フレーム除去回路、
301:偏波多重用省電力フレーム除去回路、
302:X偏波用省電力誤り訂正回路、303:偏波多重用省電力誤り訂正回路、
304:受信側単一偏波状態選択信号、305:受信側偏波多重状態選択信号、
310:波長分散補償回路、311:非線形補償回路、
313:入力複素デジタル信号(単一偏波もしくは偏波多重)、
314:出力複素デジタル信号(単一偏波もしくは偏波多重)、
320:光検出器、321:バイアス制御回路、
322:I電極バイアス制御信号、323:Q電極バイアス制御信号、
330:送信情報量検出回路、331:情報量閾値判定回路、
332:偏波多重状態自動切換信号、333:偏波多重状態手動切替信号、
340:偏波多重状態判定回路、341:偏波多重状態切替信号、
342:単一偏波状態切替信号

Claims (13)

  1. 互いに直交する偏波成分の各々が独立の多値情報信号で変調された偏波多重光を送受信する偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光を送信する偏波多重光送信部と、
    前記偏波多重光を受信する偏波多重光受信部と、
    互いに独立に動作する送信側偏波状態制御部及び受信側偏波状態制御部とを備え、
    前記送信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光送信部が送信する偏波多重光を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重送信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波送信状態とのいずれかに、前記偏波多重光送信部を切り替え、
    前記受信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光受信部が受信する光多値変調信号を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重光を受信する偏波多重受信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波光を受信する単一偏波受信状態とのいずれかに、前記偏波多重光受信部を切り替え、
    前記偏波多重光受信部は、
    送信側の偏波成分を再生する偏波分離部と、
    前記再生された送信側の偏波成分を入力とし、情報信号を再生及び抽出する複数の情報信号再生部と、
    前記受信側偏波状態制御部の制御によって、前記複数の情報信号再生部が出力する情報信号を結合又は選択して出力する情報信号結合部と、を含み、
    前記偏波多重光受信部は、前記単一偏波受信状態において、前記偏波分離部及び前記情報信号再生部の少なくとも一部を省電力モードに移行することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  2. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光受信部は、受信した光信号をアナログ電気信号に変換する受信フロントエンドと、前記アナログ電気信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、前記デジタル信号を多値復調して信号処理を施す受信側デジタル演算部とを含み、
    前記受信側デジタル演算部は、前記偏波分離部と、前記情報信号再生部と、前記情報信号結合部とを含むことを特徴とする偏波多重光送受信器。
  3. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記情報信号再生部は、伝送路の線形・非線形劣化を補償する受信側伝送劣化補償部及び信号の誤りを訂正する誤り訂正部の少なくとも一つを含み、
    前記受信側伝送劣化補償部及び前記誤り訂正部の各々は、前記受信側偏波状態制御部の制御によって省電力モードに移行することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  4. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光受信部は、伝送路の線形・非線形劣化を補償する受信側伝送劣化補償部を含み、
    前記偏波分離部に入力される最適化制御信号を、前記受信側伝送劣化補償部の後段の回路部から抽出することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  5. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光送信部は、前記送信側偏波状態制御部の制御によって省電力モードに移行する送信側伝送劣化補償部を含むことを特徴とする偏波多重光送受信器。
  6. 請求項3から5のいずれか一つに記載の偏波多重光送受信器であって、
    送信側伝送劣化補償部及び受信側伝送劣化補償部の少なくとも一つは、光信号が伝送される光ファイバの波長分散及び非線形性の少なくとも一つを補償することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  7. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光送信部は、前記単一偏波送信状態において、情報信号で変調されていない送信光信号の平均強度が、前記偏波多重送信状態における送信光信号の平均強度と同一となるように制御することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  8. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記偏波多重光送信部は、前記単一偏波送信状態において、情報信号で変調されていない送信光信号の平均強度がゼロとなるように制御することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  9. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記送信側偏波状態制御部及び前記受信側偏波状態制御部は、外部から入力される信号又は外部からの操作によって、それぞれ、制御を切り替えることを特徴とする偏波多重光送受信器。
  10. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記入力された情報信号の平均送信情報量を測定する送信情報量測定部を備え、
    前記送信側偏波状態制御部は、第1の所定の閾値と、前記第1の所定の閾値と等しいか又は小さい第2の所定の閾値とを格納し、
    前記送信側偏波状態制御部は、前記測定された平均送信情報量が前記第1の所定の閾値を越えた場合に偏波多重送信状態に制御し、前記第2の閾値を下回った場合に単一偏波送信状態に制御することを特徴とする偏波多重光送受信器。
  11. 請求項1に記載の偏波多重光送受信器であって、
    前記受信側偏波状態制御部は、前記受信する光多値変調信号の偏波多重状態又は前記受信する光多値変調信号内に記載された偏波状態切替情報に基づいて、制御を切り替えることを特徴とする偏波多重光送受信器。
  12. 互いに直交する偏波成分の各々が独立の多値情報信号で変調された偏波多重光を送受信する2台の偏波多重光送受信器が対向して設けられる偏波多重光送受信システムであって、
    前記各偏波多重光送受信器は、前記偏波多重光を送信する偏波多重光送信部と、前記偏波多重光を受信する偏波多重光受信部と、互いに独立に動作する送信側偏波状態制御部及び受信側偏波状態制御部とを含み、
    前記送信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光送信部が送信する偏波多重光を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重送信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波送信状態とのいずれかに、前記偏波多重光送信部を切り替え、
    前記受信側偏波状態制御部は、前記偏波多重光受信部が受信する光多値変調信号を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重光を受信する偏波多重受信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波光を受信する単一偏波受信状態とのいずれかに、対向する偏波多重光送受信器の偏波多重光送信部と連動して、前記偏波多重光受信部を切り替え、
    前記偏波多重光受信部は、
    送信側の偏波成分を再生する偏波分離部と、
    前記再生された送信側の偏波成分を入力とし、情報信号を再生及び抽出する複数の情報信号再生部と、
    前記受信側偏波状態制御部の制御によって、前記複数の情報信号再生部が出力する情報信号を結合又は選択して出力する情報信号結合部と、を含み、
    前記偏波多重光受信部は、前記単一偏波受信状態において、前記偏波分離部及び前記情報信号再生部の少なくとも一部を省電力モードに移行することを特徴とする偏波多重光送受信システム。
  13. 互いに直交する偏波成分の各々が独立の多値情報信号で変調された偏波多重光を送受信する偏波多重光送受信器における偏波状態切替方法であって、
    前記偏波多重光送受信器は、前記偏波多重光を送信する偏波多重光送信部と、前記偏波多重光を受信する偏波多重光受信部と、互いに独立に動作する送信側偏波状態制御部及び受信側偏波状態制御部と含み、
    前記偏波多重光受信部は、送信側の偏波成分を再生する偏波分離部と、前記再生された送信側の偏波成分を入力とし、情報信号を再生及び抽出する複数の情報信号再生部と、前記受信側偏波状態制御部の制御によって、前記複数の情報信号再生部が出力する情報信号を結合又は選択して出力する情報信号結合部と、を含み、
    前記方法は、
    前記送信側偏波状態制御部が、前記偏波多重光送信部が送信する偏波多重光を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重送信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波送信状態とのいずれかに、前記偏波多重光送信部を切り替え、
    前記受信側偏波状態制御部が、前記偏波多重光受信部が受信する光多値変調信号を、両方の偏波の光信号が情報信号で変調された偏波多重光を受信する偏波多重受信状態と、一方の偏波の光信号のみが情報信号で変調された単一偏波光を受信する単一偏波受信状態とのいずれかに、前記偏波多重光受信部を切り替え、
    前記偏波多重光受信部が、前記単一偏波受信状態において、前記偏波分離部及び前記情報信号再生部の少なくとも一部を省電力モードに移行する偏波状態切替方法。
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