JP2015103620A - 波長可変レーザ - Google Patents

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伸浩 布谷
Nobuhiro Nunotani
伸浩 布谷
石井 啓之
Hiroyuki Ishii
啓之 石井
真 下小園
Makoto Shimokozono
真 下小園
拓也 金井
Takuya Kanai
拓也 金井
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Abstract

【課題】本発明は、キャリアの発生によるスペクトル線幅特性の劣化を生じさせずに狭線幅のスペクトルを得ることができる波長可変レーザを提供する。
【解決手段】本発明は、半導体基板内に光導波路が埋め込まれた波長可変レーザであって、前記光導波路のコア層を導波する光に対する屈折率を変化させる1又は複数の屈折率変化領域を含み、前記屈折率変化領域は、前記半導体基板上に、前記コア層に温度変化を与えるヒータと、前記コア層に印加される電位を制御するための電位制御電極と、が前記コア層の長手方向に沿って並行に配置されており、前記電位制御電極が前記コア層に印加する電位は、前記コア層に発生したキャリアによる起電力よりも低いことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバ通信用光源および光計測用光源として用いられる波長可変半導体レーザに関し、特に光通信における光波長(周波数)多重システム用光源、および広帯域波長帯をカバーする光計測用光源に関する。
光ファイバ通信における波長多重通信方式では、規格で定められた間隔で異なる複数の周波数(波長)のレーザ光を1つの光ファイバで伝送する。そのための光源としては、光ファイバ通信で使用されるどのチャネルでも出力可能な波長可変レーザが使用されている。また、コヒーレント通信では、レーザ光のスペクトル線幅が狭いことが必要である。従って、広帯域かつ狭線幅の波長可変レーザが望まれる。
通信用のレーザでは、単一モードレーザと呼ばれる1つの波長で発振するレーザが用いられており、単一モードを得るためには、例えば導波路に周期的に凹凸を設けた回折格子が用いられている。回折格子が形成された半導体光導波路は、回折格子周期Λと光導波路の等価屈折率nにより決まるブラッグ波長λBで選択的に反射する分布反射器(DBR:Distributed Bragg Reflector)となる。λB、Λ、nの関係式は、以下のように示される。
λB=2nΛ (式1)
また、分布反射器に利得を持たせて作成したレーザのことを分布帰還型(DFB:Distributed Feedback)レーザと呼ぶ。
(式1)から、分布反射器の等価屈折率nを変化させることによりブラッグ波長を変化させることができることがわかる。すなわち、分布反射器は、選択的に反射する波長を変化させることができ、分布反射器を用いた共振器を構成すれば、等価屈折率の変化により発振波長を変化させることのできる波長可変レーザを構成することが可能となる。回折格子を利用した波長可変レーザとしては、均一な回折格子のDBRを用いたDBRレーザや、SG(Sampled Grating)−DBRレーザ、SSG(Super Structure Grating)−DBRレーザなどが知られている。SSG−DBRレーザは、DBR部が複数の反射ピークを持つことができ、バーニア効果により広い波長可変幅が得られ、通信波長帯域をカバーすることが可能である。
非特許文献1に示されるように、半導体の等価屈折率nを変化させるためには、主に2つの方法が知られている。1つ目は、キャリアによる効果(プラズマ吸収、バンドフィリングなど)を用いる方法であり、分布反射器に電流を注入することにより屈折率を変化させる。キャリア効果は比較的短時間に生じるため、高速に波長を切り替える際などに用いられる。
2つ目は、温度変化を用いる方法であり、ペルチェ素子により半導体レーザ素子全体の温度を制御したり、小型ヒータを集積して局所的に加熱したりすることにより屈折率を変化させる。キャリア効果に比べると温度変化は遅いことが問題だが、損失の変化が少ないことや、キャリア密度の揺らぎによる屈折率揺らぎがないため、スペクトル線幅が狭いレーザを得ることができるなどの利点がある。
図1は、非特許文献1に示される従来のSSG−DBRレーザの構造を示す。図1には、前部DBR領域110と、利得領域120と、位相調整領域130と、後部DBR領域140とから構成された共振器を有する従来のSSG−DBRレーザ100が示されている。
図1に示されるように、下部電極101上には、下部クラッド層102が積層され、下部クラッド層102には、前部DBR層111と、活性層121と、位相調整層131と、後部DBR層141とを介して上部クラッド層103が積層され、上部クラッド層103上には、前部DBR領域110及び後部DBR領域140にそれぞれ電流を注入するための2つのDBR電極104と、利得電極122と、位相調整電極132とが積層されている。DBR電極104には絶縁膜105を介してDBRヒータ106が積層され、位相調整電極132には絶縁膜105を介して位相調整ヒータ133が積層されている。
図1に示される従来のSSG−DBRレーザ100の本来の目的は、電流注入により波長変化させた場合の特性と、ヒータにより波長変化させた場合の特性とを比較することにある。電流注入により波長変化させた場合は数MHzのスペクトル線幅となるが、ヒータを用いた場合は数百kHz以下になる。
また、前後DBR領域110及び140や位相調整領域130などでは、発振波長より短波のバンドギャップ波長を持つ半導体をコア層として用いるが、半導体の温度に対する屈折率変化量は、非特許文献2に示されるように、バンドギャップ波長が入射波長に近い半導体組成ほど温度に対する屈折率変化が大きい。
H. Ishii, F. Kano, Y. Tohmori, Y. Kondo, T. Tamamura and Y. Yoshikuni, "Narrow Spectral Linewidth Under Wavelength Tuning in Thermally Tunable Super-Structure-Grating (SSG) DBR Lasers"、IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS、1995年、Vol.1、No.2、pp.401-407 H. Tanobe, Y. Kondo, Y. Kadota, H. Yasaka, and Y. Yoshikuni, "A Temperature Insensitive InGaAsP-InP Optical Filter"、IEEE PHOTNICS TECHNOLOGY LETTERS、1996年11月、Vol.8、No.11、pp. 1489-1492
前述のように、従来のSSG−DBRレーザ100において電流注入をした場合、ヒータを用いた場合と比較してスペクトル線幅が増大する。利得領域120ではレーザ発振するとキャリア密度が一定となるが、前後DBR領域110及び140や位相調整領域130のコア層は利得を生じない半導体組成を用いているため、注入したキャリアは発振に寄与せず、電流注入量に応じてキャリア密度が増減し屈折率が変化する。そのため、従来のSSG−DBRレーザ100において電流注入をした場合、波長変化を生じさせることができるものの、キャリア密度揺らぎによって屈折率揺らぎが生じ、スペクトル線幅が増大する要因ともなる。
このように、両DBR領域110及び140や位相調整領域130のキャリアは線幅増大要因となる。しかし、半導体中では電流注入をしなくとも光吸収によってもキャリアが発生する。注入電流によるキャリアの発生に比べて、光吸収により生じるキャリアは少ないと考えられるが、昨今のコヒーレント通信で使用されるような数百kHz以下の狭線幅と言われる領域を得るためには、そのキャリア密度揺らぎが問題となる。
一般に、半導体中では、バンドギャップ(禁制帯幅)よりも高エネルギーのフォトン(光子)が吸収される。すなわち、半導体のバンドギャップ波長よりも短波長の光が吸収される。そこで、通常は、発振波長よりもバンドギャップ波長の短い半導体組成を使用してDBR等のコア層が形成されている。
しかしながら、発振波長よりも短いバンドギャップ波長を有する半導体コア層を用いたとしても完全に光吸収を抑制することはできないが、発振波長に対してより短波であるバンドギャップ波長のコア層ほど吸収量が大きい。従って、光吸収によるキャリアの発生を抑制するためには、発振波長よりも十分短波であるバンドギャップ波長の半導体組成をDBR等のコア層として用いる必要がある。
一方で、前述のように、半導体の温度に対する屈折率変化はバンドギャップ波長に近いほど大きいため、レーザ光の吸収によるキャリアの発生を抑制することと、ヒータによる屈折率の変化効率を向上させることとは相反する。
また、図1に示す従来のSSG−DBRレーザ100は、比較を行うために電流注入とヒータの両方により屈折率変化を生じさせることを可能にするために、電流注入用のDBR電極104に絶縁膜105を挟んでDBRヒータ106がそれぞれ積層された構造となっている。電流注入用のDBR電極104は、電流注入のために図1紙面裏方向へ引き出された上で、金ワイヤなどで外部に接続されている。この構造を利用すると、電流注入用のDBR電極104をグランドに接続することにより、DBR電極104がキャリアを引き抜き、光吸収によって生じたキャリアをコア層に貯めないようにすることが可能である。
しかしながら、この構造では、DBR電極104の上にヒータ構造が積層化されているため、DBRヒータ106で発生した熱が半導体に伝わる前に、半導体よりも熱伝導の良い金属で作られる電極を通じて外部に逃げてしまうという問題がある。例えば、金の熱伝導率は320W/mKなどの値が報告されているが、通信波長帯で主に用いられる化合物半導体のInPでは68W/mK程度の値である。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の波長可変レーザは、半導体基板内に光導波路が埋め込まれた波長可変レーザであって、前記光導波路のコア層を導波する光に対する屈折率を変化させる1又は複数の屈折率変化領域を含み、前記屈折率変化領域は、前記半導体基板上に、前記コア層に温度変化を与えるヒータと、前記コア層に印加される電位を制御するための電位制御電極と、前記コア層の長手方向に沿って並行に配置されており、前記電位制御電極が前記コア層に印加する電位は、前記コア層に発生したキャリアによる起電力よりも低いことを特徴とする。
請求項2に記載の波長可変レーザは、請求項1に記載の波長可変レーザであって、前記ヒータが前記導波路コア層の直上に設置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の波長可変レーザは、請求項1又は2に記載の波長可変レーザであって、前記電位制御電極は、グランドに接地されていることを特徴とする。
請求項4に記載の波長可変レーザは、請求項1乃至3のいずれかに記載の波長可変レーザであって、前記ヒータには、前記ヒータを駆動するための第1のヒータ用電極及び第2のヒータ用電極が接続されており、前記第1のヒータ用電極の電位と前記電位制御電極の電位とが同一となるように、前記第1のヒータ用電極と前記電位制御電極とが接続されていることを特徴とする。
請求項5に記載の波長可変レーザは、請求項1乃至4のいずれかに記載の波長可変レーザであって、前記波長可変レーザは、前記コア層への電流注入により利得を発生させる利得領域と、前記コア層を導波する光の位相を調整するための位相調整領域とをさらに含み、前記位相調整領域は、前記コア層の温度変化により前記コア層を導波する光の位相を変化させる位相調整ヒータと、前記位相調整ヒータを駆動するための位相調整ヒータ用電極とを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の波長可変レーザは、請求項5に記載の波長可変レーザであって、前記1又は複数の屈折率変化領域及び前記位相調整領域における各ヒータの一方の端子と、前記電位制御電極とが接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、コア層のバンドギャップ波長に寄らず、レーザ光の吸収によるキャリアの発生によるスペクトル線幅特性の劣化を生じさせずに、狭線幅のスペクトルを得るためのヒータにより効率的に所望の箇所を加熱することができるため、スペクトル線幅特性の優れた半導体光素子を作製することができる。
非特許文献1に示される従来のSSG−DBRレーザの構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。 図2に示される波長可変レーザにおけるA−A’部の断面模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る波長可変レーザの製造工程を示す図である。 本発明の波長可変レーザを用いて実験した結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。図2には、導波路コア層を導波する光に対する屈折率を変化させる前部DBR領域210及び後部DBR領域240と、導波路コア層への電流注入により利得を発生させる利得領域220と、導波路コア層を導波する光の位相を調整する位相調整領域230とから構成された共振器を有する波長可変レーザ200が示されている。DBR領域210及び240は、SSG−DBR構造を有するSSG−DBRレーザで構成されている。
図2に示されるように、前部DBR領域210及び後部DBR領域240ではそれぞれ、半導体基板上に、導波路コア層に印加される電位を制御するためのDBR電極201と、導波路コア層に温度変化を与えるDBRヒータ202と、DBRヒータ202を駆動するためのDBRヒータ用電極203とが設けられ、利得領域220では半導体基板上に利得電極221が設けられ、位相調整領域230では、半導体基板上に、位相調整電極231と、導波路コア層の温度変化により導波路コア層を導波する光の位相を変化させる位相調整ヒータ232と、位相調整ヒータ232を駆動するための位相調整ヒータ用電極233とが設けられている。また、半導体基板内には、導波路コア層が埋め込まれている。
図3は、図2に示される波長可変レーザ200におけるA−A’断面模式図である。図3に示されるように、n−InP層302には裏面電極301が設けられ、その反対側に導波路コア層303が積層されている。また、導波路コア層303の両脇には、p−InP層304及びn−InP層305が形成されている。導波路コア層303上には、上部クラッドとしてp−InP層306が積層され、p−InP層306上には、絶縁膜307及びコンタクト層308が積層されている。絶縁膜307上において導波路コア層303直上部分には、温度変化により導波路コア層303に屈折率変化を生じさせるDBRヒータ202が形成され、コンタクト層308上にはDBR電極201が形成されている。
図2の上面図からわかるように、半導体基板上に、波長可変レーザ200の共振方向に沿って並行にDBR電極201及びDBRヒータ202が設けられており、図3の断面図からわかるように、DBRヒータ202はDBR電極201上に積層されていない。このため、DBRヒータ202の熱は、DBR電極201に妨げられることなく半導体に効果的に伝達される。
DBRヒータ202は、熱の伝達が発生源から放射状に広がることを考えると導波路コア層303になるべく近い方が良い。すなわち、図3に示されるように、DBRヒータ202の直下に導波路コア層303が位置付けられるように設置することが好ましい。一方で、導波路コア層303で発生したキャリアを引き抜くためのDBR電極201については、導波路コア層303と電気的に接続されていれば必ずしも導波路コア層303に近接している必要は無いが、あまり離れすぎると半導体の抵抗によりキャリアの流れが阻害される。以上のことを考え、DBRヒータ202を導波路コア層303の上であるが若干ずらして配置し、その分、DBR電極201が導波路コア層303に寄る構造とすることがより好ましい。このような形態をとるためには、導波路コア層303とDBR電極201が電気的に接続されている必要があるため、上部クラッドの幅が広い必要がある。
図4は、本発明に係る波長可変レーザの製造工程の概略を示す。以下、図4を用いて、図3に示された構造を例に工程を説明する。
図4のステップ(1)において、レーザ元基板では、全ての層構造を成長せずに、コア層および上部クラッドの一部のみ成長する。本実施形態では、有機金属気層成長法(MOCVD法)により成長した。
図4のステップ(2)において、絶縁膜等をマスクとしてメサ形状に加工する。本実施形態では、CHとHの混合ガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)装置による、いわゆるドライエッチング工程と、酸を用いたウエットエッチングとにより形成した。
図4のステップ(3)において、エッチング時にマスクとして使用した絶縁膜をそのまま用い、メサの両脇にp−InP層とn−InP層を選択成長し、電流ブロック層を形成した。ここでもMOCVD法を用いた。
図4のステップ(4)において、絶縁膜マスクを除去した後、上部クラッドとなるp−InP層を成長する。ステップ(5)において、コンタクト層を加工した後、絶縁膜を成膜しコンタクト層上部のみ絶縁膜に窓を開ける。その後、ステップ(6)において、コンタクト層の上部に電極を形成し、コア層直上の絶縁膜上にヒータを形成する。また、
裏面電極を形成する。
本実施形態では、前後DBR領域210及び240、位相調整領域230には、コア層として1.37μmのバンドギャップ波長を持つGaInAsPを用いている。利得領域220の活性層には、1.55μm帯に利得を持つGaInAsP歪多層量子井戸構造を用いた。本実施形態の波長可変レーザ200の動作波長範囲はC帯と呼ばれる波長帯であり、およそ1.528〜1.568μm程度までの約40nmの範囲となっている。すなわち、発振波長が最も短波になった場合、導波路コア層303のバンドギャップ波長と約150nm離れているが、この程度の波長差では、少ないながらも光吸収が生じている。
本実施形態では、導波路コア層303の幅を1.5μmとしており、導波路コア層303の局所加熱を行うためにDBRヒータ202の幅を3μmとしている。また、製造しやすさを考えて、DBRヒータ202とDBR電極201との間隔は3μmとした。ただし、本発明の実施のためには、DBRヒータ202により効率的に導波路コア層303を加熱することができ、導波路コア層303の長手方向に沿って半導体基板上に並行に配置されたDBR電極201により導波路コア層303に印加される電位を制御できれば良く、サイズは本実施形態の数値に限定される必要は無い。
図5に本発明の波長可変レーザを用いて実験した結果を示す。図5における実験では、DBR電極201をグランドに接続せずに開放した場合(破線)と、DBR電極201に与える電位を0V(グランド接地)とした場合について、利得電流を変化させながらスペクトル線幅を調べた。
DBR電極201を開放した場合は、DBR電極201が無い場合とほぼ同等と考えられるが、図5に示されるように、利得電流の増加に伴いスペクトル線幅が増加した。利得電流を増加すると光強度も増大することから吸収電流も増大する。従って、利得領域からDBR領域や位相調整領域に漏れ出す電流と、光吸収により発生したキャリアによりスペクトル線幅が増大したと考えられる。
一方で、DBR電極201をグランド接地することにより、DBR領域210及び240と位相調整領域230の導波路コア層303にキャリアが溜まることを抑制することができるため、図5に示されるように、利得領域の電流増大により光強度が増大し、スペクトル線幅が減少する。
本実施形態では、DBR電極201をグランド接地し、DBR電極201に与える電位を0Vとしている。本発明の目的は、生成したキャリアを導波路コア層303から除去することであるため、DBR電極201には発生したキャリアによる起電力よりも低い電位を与えればよく、より一層のキャリア除去効果を得るためには負電位を与えても良い。しかし、DBR電極201に負電位を与えることでキャリアを除去する効果を高めることが可能となるが、光吸収自体を大きくしてしまう効果もあり、光損失が増大する問題が生じる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。図6には、前部DBR領域410と、利得領域420と、位相調整領域430と、後部DBR領域440とから構成された共振器を有する波長可変レーザ400が示されている。
図6に示されるように、前部DBR領域410及び後部DBR領域440にはそれぞれ、DBR電極401と、DBRヒータ402と、第1のDBRヒータ用電極403と、第2のDBRヒータ用電極404とが設けられ、利得領域420には利得電極421が設けられ、位相調整領域430には位相調整電極431と、位相調整ヒータ432と、第1の位相調整ヒータ用電極433と、第2の位相調整ヒータ用電極434とが設けられている。DBR電極401と第1のDBRヒータ用電極403とは共通化されている。
前述の第1の実施形態に係る波長可変レーザ200においては、DBR電極201が発生したキャリアを除去することにより狭線幅のスペクトルが得られたが、一方で、各領域に電極を設けたため、電極数が増大してしまうことがパッケージなどへの実装などを考えると問題となる場合がある。
第2の実施形態に係る波長可変レーザ400では、第1の実施形態に係る波長可変レーザ200の構成から更に電極数を減らす工夫を施した。DBRヒータは、ヒータ線に対して電流を流すことにより発熱することができるため、電流の入と出の2つのDBRヒータ用電極が必要である。しかしながら、片方のDBRヒータ用電極はグランドとしてよいため、グランドとするDBR電極401を半導体基板上でDBRヒータ402と導波路コア層に沿って並行に配置し、DBR電極401と第1のDBRヒータ用電極403とを共通とした。
図6に示されるように、第2の実施形態に係る波長可変レーザ400では、各DBR領域のDBRヒータ402に対して第1のDBRヒータ用電極403をグランドとしており、半導体基板上でDBRヒータ402と並列に配置したDBR電極401に第1のDBRヒータ用電極403を接続することで共通化している。このため、DBR電極401に対して新たにワイヤなどで接続する必要は無い。
本実施形態では、DBR電極401の電位と第1のDBRヒータ電極403の電位を0Vとしている。しかし、DBRヒータ402の電流は入と出の電位差によって流れるため、DBR電極401及び第1のDBRヒータ用電極403の電位が0Vである必要は無い。第1の実施形態に係る説明でも上述したように、第2の実施形態に係る波長可変レーザ400では、DBR電極401に与える電位は、キャリアの除去効果を高めるために負電位でもよく、このことは第2の実施形態でも適用可能である。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。図7には、前部DBR領域510と、利得領域520と、位相調整領域530と、後部DBR領域540とから構成された共振器を有する波長可変レーザ500が示されている。
図7に示されるように、波長可変レーザ500では、前部DBR領域510と、位相調整領域530と、後部DBR領域540には、共通電極501が設けられている。また、前後DBR領域510及び540にはそれぞれ、DBRヒータ502と、DBRヒータ用電極503とが設けられ、利得領域520にはグランド接地された共通グランド電極521と利得電極522とが設けられ、位相調整領域530には、位相調整ヒータ531と、位相調整ヒータ用電極532とが設けられている。DBRヒータ502、DBRヒータ用電極503、位相調整ヒータ531、位相調整ヒータ用電極532は、共通電極501及び共通グランド電極521を介してそれぞれ共通化されている。
前述の第2の実施形態に係る波長可変レーザ400によって、第1の実施形態に係る波長可変レーザ200から電極数を減らすことができたが、第3の実施形態に係る波長可変レーザ500では更に電極数を減らす構造とした。
前後DBR領域510、540におけるDBRヒータ502の一方の端子と位相調整領域における位相調整ヒータ531の一方の端子の電位は同じでよいため、それぞれの一方の端子を共通電極501を介して共通グランド電極521に接続して全て共通とし、それぞれの他方の端子をDBRヒータ用電極503又は位相調整ヒータ用電極532に接続した。これにより、第3の実施形態に係る波長可変レーザ500では、端子数を大幅に減らすことが可能となる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る波長可変レーザの上面の模式図である。図8には、前部DBR領域610と、利得領域620と、位相調整領域630と、後部DBR領域640とから構成された共振器を有する波長可変レーザ600が示されている。
図8に示されるように、波長可変レーザ600では、前部DBR領域610と、位相調整領域630と、後部DBR領域640には、共通電極601が設けられている。また、前後DBR領域610及び640にはそれぞれ、DBRヒータ602と、DBRヒータ用電極603とが設けられ、利得領域620にはグランド接地された共通グランド電極621と利得電極622とが設けられ、位相調整領域630には、位相調整ヒータ631と、位相調整ヒータ用電極632とが設けられている。
前述の第3の実施形態に係る波長可変レーザ500では、ヒータには大きな電流を流すことになるため、その電流による電位降下が問題となる場合がある。その場合には、図8に示す第4の実施形態に係る波長可変レーザ600のように、各領域において、共通電極601を用いてキャリア除去のための電極のみ共通にして、ヒータ電極とは別にするということも可能である。
以上、本発明に係る各実施形態について説明したが、本発明の効果は、DBR電極とDBRヒータとの位置関係および層構造により得られるものであるため、結晶成長方法はMOCVD法のみならず、分子線エピタキシー法や、ハイドライドVPE法など、その他の方法を用いることも可能である。また、上記実施形態では、1.55μm帯の半導体レーザとしたが、波長帯に限らず本発明の構成を使用することができる。また、半導体材料もGaInAsPとInPの組み合わせだけでなく、AlGaInAsなどその他の半導体材料であっても良い。
また、上記実施形態では、ヒータ材料をPtとしたが、本発明はヒータの材料に寄らずに適用可能であるため、ヒータ材料として他の金属や材料を用いても良く、多層構造を有するヒータや合金を用いても良い。
上記実施形態では、ベースとなる波長可変レーザの構造としてSSG−DBRレーザを用いたが、SG−DBRレーザや、その他の共振構造を持つものでも良く、埋め込み導波路を用い、素子上面にヒータとグランド接地するDBR電極との両方が導波路コア層の長手方向に沿って並行に配置することが可能であれば良い。ヒータで制御する領域も前後DBR領域と位相調整領域の3領域に限定することなく、更に多くの領域を制御する必要のある場合や、DBR領域が1領域だけである場合であっても、本発明を適用可能である。
上記実施形態では、電流ブロッキング層としてp型とn型の半導体を積層する構造を採用したが、Fe等をドーピングした半絶縁体などを用いても良い。
上記実施形態では、ヒータ効率を向上させるためにヒータがコア層の直上に位置するようにしているため、上部クラッドを広く取れるp−InP層とn−InP層をブロック層として持つ、低いメサを用いた埋め込みヘテロ構造としている。しかしながら、製造工程などの制約により元基板で全ての層構造を成長した上で、高いメサ構造を形成して、Feなどをドーピングした半絶縁性InP層などにより埋め込みヘテロ構造とした場合には、電気的コンタクトを得られる箇所がコア層の直上のみとなるため、キャリア引抜のためのDBR電極はコア層直上に配置し、DBRヒータをその脇に配置することになる。この場合、ヒータ効率は若干低下するものの、キャリア引抜は行えるため、狭線幅のスペクトルを得ることは可能となる。
従来のSSG−DBRレーザ 100
下部電極 101
下部クラッド層 102
上部クラッド層 103
DBR電極 104、201、401
絶縁膜 105、307
DBRヒータ 106、202、402、502、602
前部DBR領域 110、210、410、510、610
前部DBR層 111
利得領域 120、220、420、520、620
活性層 121
利得電極 122、221、421、522、622
位相調整領域 130、230、430、530、630
位相調整層 131
位相調整電極 132、231、431、531、631
位相調整ヒータ 133、232、432、532、632
後部DBR領域 140、240、440、540、640
後部DBR層 141
波長可変レーザ 200、400、500、600
DBRヒータ用電極 203、503、603
位相調整ヒータ用電極 233、532、632
裏面電極 301
n−InP層 302、305
導波路コア層 303
p−InP層 304、306
コンタクト層 308
第1のDBRヒータ用電極 403
第2のDBRヒータ用電極 404
第1の位相調整ヒータ用電極 433
第2の位相調整ヒータ用電極 434
共通電極 501、601
共通グランド電極 521、621

Claims (6)

  1. 半導体基板内に光導波路が埋め込まれた波長可変レーザであって、
    前記光導波路のコア層を導波する光に対する屈折率を変化させる1又は複数の屈折率変化領域を含み、
    前記屈折率変化領域は、前記半導体基板上に、
    前記コア層に温度変化を与えるヒータと、
    前記コア層に印加される電位を制御するための電位制御電極と、
    が前記コア層の長手方向に沿って並行に配置されており、
    前記電位制御電極が前記コア層に印加する電位は、前記コア層に発生したキャリアによる起電力よりも低いことを特徴とする波長可変レーザ。
  2. 前記ヒータが前記導波路コア層の直上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体波長可変レーザ。
  3. 前記電位制御電極は、グランドに接地されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の波長可変レーザ。
  4. 前記ヒータには、前記ヒータを駆動するための第1のヒータ用電極及び第2のヒータ用電極が接続されており、
    前記第1のヒータ用電極の電位と前記電位制御電極の電位とが同一となるように、前記第1のヒータ用電極と前記電位制御電極とが接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の波長可変レーザ。
  5. 前記波長可変レーザは、
    前記コア層への電流注入により利得を発生させる利得領域と、
    前記コア層を導波する光の位相を調整するための位相調整領域と
    をさらに含み、
    前記位相調整領域は、前記コア層の温度変化により前記コア層を導波する光の位相を変化させる位相調整ヒータと、前記位相調整ヒータを駆動するための位相調整ヒータ用電極とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の波長可変レーザ。
  6. 前記1又は複数の屈折率変化領域及び前記位相調整領域における各ヒータの一方の端子と、前記電位制御電極とが接続されていることを特徴とする請求項5に記載の波長可変レーザ。
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