JP2015103026A - 学校生徒支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】学校の生徒のストレス、いじめや虐待等に関する対策及び支援に関し、生徒が相談等の行動をしやすいこと等を実現できる技術を提供する。【解決手段】学校生徒支援システムは、生徒の心及びストレスを含む状態について定期的にチェックして支援する定期支援システム110と、生徒の状態について随時に生徒から相談を受け付けて支援する随時支援システム120とを含む。定期支援システム110の設問回答判定部112は、複数の各々の生徒に対し、設問を含む画面を表示し、画面で入力された回答の情報を用いて、生徒の状態を判定し、関係者に対して判定結果情報を含む画面を表示する。随時支援システム120は、生徒の相談の情報を入力する相談入力部122と、関係者の回答の情報を入力する相談回答部123とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータ及び情報処理の技術に関する。また本発明は、学校向けの情報処理システムに関する。
学校の生徒や児童(以下、生徒と総称する)は、いじめや虐待等の問題を含む環境に置かれている場合がある。その場合、生徒の身体的及び精神的なストレスが大きいと思われ、何らかの対策や支援が必要である。
従来例として、会社員等の社会人を対象として精神的ストレスをチェックする技術はある。従来例は、インターネットのWebサイトで、会社員等に対してストレスチェックのサービスを提供する。当該サイトは、画面で設問及びその回答の選択肢を表示し、設問に対する回答をユーザが入力する。上記の方法により、当該サイトは、当該ユーザの精神的ストレスの状態の判定結果を表示する。
学校の生徒のいじめや虐待等を含む問題に対する対策や支援に関する先行技術例として、特開2009−110490号公報(特許文献1)、特開2008−165097号公報(特許文献2)が挙げられる。
特許文献1は、インターネットを利用した、家族の心の健康診断及び管理システムについて記載されている。
特許文献2は、いじめ防止を目的とした音声録音装置及び音声データ解析装置について記載されている。
特開2009−110490号公報 特開2008−165097号公報
従来技術は以下のような課題がある。(1)学校や家庭におけるいじめや虐待等の被害者である生徒は、自分が被害に遭っている状況について認識し、主体的に相談等の行動や発信をすべき又はそれが望ましい、とされている。生徒本人でないと状況がわかりにくいため、主体的に相談等の行動や発信をすることが要求されている。しかし従来の環境では、生徒本人からの主体的な行動や発信ができない又はしづらい。従来技術は上記について考慮しておらず、生徒を支援していない。(2)先行技術例は、システムの利用範囲が家庭内等に閉じている。生徒本人、保護者、学校の教師、教育委員会や自治体、各種の機関の相談窓口、等の間で連携して対策すること等はできない又はしづらい。生徒が相談する場合の相談先も限られている。(3)先行技術例は、生徒側に特別の装置の購入等の金銭負担が発生し、持ち歩き、設定及び確認等の利用の手間も大きい。生徒側の負担は少ないことが望ましい。
ネット上で会社員等のストレスチェックを行う従来例は、対象が生徒である場合の課題が考慮されていないので、そのまま学校に適用することはできない。
特許文献1のような技術の場合、家族の単位で主体的にシステムを利用する必要があり、利用範囲が家庭内に閉じている。生徒が特許文献1のようなシステムを知らない場合や、知っていたとしても親(保護者)がこのシステムの利用に理解を示さない場合、システム自体が利用されない。特に、虐待の加害者が親(保護者)であった場合、特許文献1のようなシステムの利用は考えられない。よって被害者を救うことはできない。親(保護者)、教師等の関係者間で連携した対策もできない。
特許文献2のような技術の場合、被害者側の生徒または親(保護者)は、音声録音装置等の特別の装置を購入する必要がある。生徒は、常に装置を持ち歩く必要があり、録音時間の設定や録音音声の確認等、手間が大きく、時間がかかる。特に、虐待の加害者が親(保護者)であった場合、被害者の子供に音声録音装置等を持たせることは考えられない。よって被害者を救うことはできない。
本発明の目的は、上記学校の生徒の身体的及び精神的ストレス、いじめや虐待等の問題に対して対策及び支援する技術に関して、(1)生徒本人が相談等の行動をしやすく、(2)生徒本人、保護者、学校の教師、教育委員会や自治体、各種の機関の相談窓口、等の間で好適に連携して対策ができ、(3)生徒側の金銭負担や利用の手間を小さくできる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、学校の生徒を支援する学校生徒支援システムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
(1)一実施の形態の学校生徒支援システムは、学校の生徒の心及びストレスを含む状態について定期的にチェックして支援する情報処理を行う定期支援システムを含み、前記定期支援システムは、設問回答処理部を有し、前記設問回答処理部は、複数の各々の生徒の端末に対して、前記チェックのための設問を含む画面を表示し、当該画面で生徒により入力された回答の情報を用いて、当該生徒の心及びストレスを含む状態を判定し、当該判定の結果情報を記憶し、関係者の端末に対して当該判定の結果情報を含む画面を表示する。
(2)一実施の形態の学校生徒支援システムは、前記学校の生徒の心及びストレスを含む状態について随時に生徒から相談を受け付けて支援する情報処理を行う随時支援システムを含み、前記随時支援システムは、相談処理部を有し、前記相談処理部は、複数の各々の生徒の端末に対して、前記相談のための画面を表示し、当該画面で生徒により入力された相談の情報を登録し、前記相談のための画面は、生徒により相談相手の関係者を選択する項目を含み、前記相談処理部は、前記相談相手の関係者の端末に対して、前記相談に対する回答のための画面を表示し、当該画面では前記生徒による相談の情報を表示し、当該画面で関係者により入力された回答の情報を登録し、前記相談処理部は、前記生徒の端末に対して、前記相談相手の関係者からの回答の情報を含む画面を表示する。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、上記学校の生徒の身体的及び精神的ストレス、いじめや虐待等の問題に対して対策及び支援する技術に関して、(1)生徒本人が相談等の行動をしやすく、(2)生徒本人、保護者、学校の教師、教育委員会、各種の機関の相談窓口、等の間で好適に連携して対策ができ、(3)生徒側の金銭負担や利用の手間を小さくできる。
本発明の一実施の形態の学校生徒支援システムを含むシステム全体の構成を示す図である。 本実施の形態の学校生徒支援システムのサーバシステムとしての構成を示す図である。 本実施の形態の学校生徒支援システムの全体的な処理フローを示す図である。 設問テーブルの構成例を示す図である。 回答テーブルの構成例を示す図である。 判定結果テーブルの構成例を示す図である。 対策状況テーブルの構成例を示す図である。 相談テーブルの構成例を示す図である。 判定用の定義の設定例を示す図である。 関係者の設定例を示す図である。 画面及び機能の関係を示す図である。 生徒の定期支援のストレスチェックの設問回答の画面例を示す図である。 生徒の定期支援のストレスチェックの判定結果の画面例を示す図である。 生徒の随時支援の相談内容入力の画面例を示す図である。 関係者の随時支援の相談回答入力の画面例を示す図である。 生徒の随時支援の相談回答閲覧の画面例を示す図である。 関係者の定期支援または随時支援の対策状況の登録の画面例を示す図である。
図1〜図17を用いて、一実施の形態の学校生徒支援システムについて説明する。なお実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付しその繰り返しの説明は省略する。
[概要等]
本実施の形態の学校生徒支援システムは、学校向けの情報処理システムとして、学校の生徒の身体的及び精神的ストレスのチェック、並びにいじめや虐待等の問題の状況を含む早期発見、及び各関係者による対策や支援を可能とする定期支援のサービスを提供する。また本システムは、定期支援のサービスと共に、生徒からの随時の相談に対する各関係者による回答及び対策や支援を可能とする随時支援のサービスを提供する。
本実施の形態は、適用対象及び関係者として、学校、家庭、教育委員会や自治体、及び各種の機関の相談窓口を含む。学校は、主に小学校、中学校、高校等である。家庭は、学校の生徒とその両親(保護者)を含む。教育委員会は学校を含む学区を管轄する組織である。自治体は、学校を含む学区に関する市区町村等の自治体及びその中の相談窓口である。各種の機関の相談窓口とは、児童相談所、法務局、警察、等の相談窓口である。
本実施の形態のシステムは、メインの第1のシステムとして、定期支援システムを有し、第1のシステムを補完及びサポートする第2のシステムとして、随時支援システムを有し、両システムが連携する。第1のシステムだけでは生徒にとって不足する場合、第2のシステムにより補うことができる。
定期支援システムは、定期的に、対象グループとなる学校の全生徒に対して、身体的及び精神的ストレスのチェックを提供する。当該ストレスチェックは、生徒の心及びストレスを含む心身の状態に関係する設問に回答してもらう形で行われる。定期支援システムは、入力回答データに基づいて、各生徒の心及びストレスの状態を判定してその情報を出力する。各関係者は、生徒の状態の判定結果を閲覧及び確認できる。これにより、生徒の状態を客観的に判定し、いじめ等の問題の早期発見を可能とし、また関係者による生徒の状態への対応及び対策を支援できる。生徒は、集団での定期的なチェックの形での行動が要求されるだけで、個人単位での主体的な行動を要求される訳ではないので、心理的な負担が少ない。いじめ等の被害者が直接の行動を起こさなくても、チェックを通じて、関係者側に間接的に生徒の状態が伝わる仕組みである。
随時支援システムは、定期ではなく随時に、生徒からの相談を受け付け、関係者による相談回答を応答する。例えば生徒がいじめや虐待等で悩み助けを必要としている時、生徒は相談を所望の関係者に対して送信可能である。当該相談を受けた関係者は、相談回答を応答でき、また対策状況を入力できる。これにより、問題の早期発見や対策が可能である。家庭内だけでなく、教師や各機関の相談窓口等を含めた複数の関係者間で連携して生徒への対応が可能である。
生徒及び各関係者は、クライアント端末から本システムのサーバにアクセスして上記サービスを利用できる。生徒側は、特別の装置の購入、持ち歩き、設定、及び確認等の負担や手間が不要である。学校側は、事業者等のサーバにアクセスしてサービスを利用する形とすれば、サーバ設置等の負担が不要である。
[背景]
背景について補足する。学校における生徒や児童のいじめや家庭での虐待等は、以前から社会的な問題となっている。いじめや虐待は、最悪の場合、自殺や殺人に至ってしまう場合もある。そのため、いじめや虐待は、早期発見及び対策が重要である。
(1)いじめについて: いじめを受けている生徒等の本人が、相談先を知らない場合がある。いじめ等の相談先として、学校の他には、一般に、児童相談所、法務局、警察、自治体等の各機関に相談窓口があり、電話やメール等による連絡や相談を受け付けている。しかし、相談窓口の電話番号やメールアドレス等は、生徒本人が調べる必要がある。本人が相談先を知らない又は意識しないことにより、いじめ等の状況が放置される。各種の相談窓口を利用するためには、生徒本人が主体的に行動を起こす必要がある。しかし本人が相談先を知っていたとしても相談できない場合や相談しづらい場合がある。
また生徒は、相談等の行動を起こすに際し、相談先として、親(保護者)、教師、他の機関の相談窓口などが候補となるが、どの相談先へ相談すればよいかわからない場合や、特定の相談先へは相談したくない、といった場合も考えられる。
電話の場合、家族や他人に聞かれる可能性や、通話履歴で証拠が残る点等から、本人から電話をかけづらい。また電話で人と話すことに抵抗がある場合も多い。フリーダイヤルでない電話相談窓口も多いため生徒には費用の負担がかかる。メールの場合、通信履歴で証拠が残る点等から、同様に、メールでの相談を発信しづらい場合も多いと思われる。自分側の送信メールを削除したとしても相手側には受信メールが残る。
また生徒本人が意を決してどこかの相談窓口へ電話やメール等で相談したとしても、相談回答は、本人に対する励ましやアドバイス、または一般的な対策事例を話すといった対応までで終わる場合も多いと思われる。相談を受けた人が学校等へ連絡して関係者間で対策の連携を図る等の行動を起こしている事例は少ないと思われる。
また個別に電話やメールで相談を行う場合、生徒が自分の気持ち等をうまく表現できず、相談相手に伝わらない場合もある。生徒が偶々相談先として選んだ相談窓口で相談を受けた人によって、判断や対応にバラつきが出てしまい、相談の効果が異なる。
自治体や学校によっては、学校でのいじめ等の実態に関するアンケート調査等を生徒に対して行っている場合もある。しかし当該アンケートは、学校や教師により行われる恣意的な内容である。当該アンケートの結果については、学校側に都合の良い解釈や、都合が悪い情報の隠蔽をされる場合もあり得る。生徒の自殺者が出てしまった場合に、学校側が「調査の結果、いじめは無かった」と主張し、いじめ等の実態を認めない場合もあり得るのではないかと思われる。
(2)虐待について: 公になっていない事例を含め、家庭内において子供が親(保護者)から虐待を受けている事例は多いと推定される。親(保護者)自身がこのままではいけないと気付いて相談窓口等に相談する場合や、教師や近隣住民が気付いて通報する場合には、虐待の被害者である子供が救われる可能性がある。しかしそうでない場合は救われる可能性が低い。
虐待を受けている生徒本人は、いじめの場合と同様に、主体的に相談等の行動ができない又はしづらい。特に虐待の加害者が親(保護者)である場合、いっそう行動がしづらい。虐待についても、被害者本人からの相談を受け付けている相談窓口があるが、いじめの場合と同様に、本人からの相談がしづらい状況にあると思われる。
[システム(1)]
図1は、一実施の形態の学校生徒支援システムを含むシステム全体の構成を示す。システム全体は、主となる学校生徒支援システムを構成するサーバシステム10と、学校の生徒や児童が使用する端末1、生徒の保護者が使用する端末2、学校の教師が使用する端末3、教育委員会や自治体の担当者が使用する端末4、及び各種の機関の相談窓口の担当者が使用する端末5、等を有する。上記のサーバや端末は、インターネットやLAN等の通信網9を介して接続される。
学校生徒支援システムを構成するサーバシステム10は、後述の図2に構成を示す。サーバシステム10は、生徒及び各関係者の端末からのアクセスを受け付けてサービスを提供する。例えば生徒の端末1からサービス要求情報A1をサーバに送信し、サーバからサービス応答情報A2を生徒の端末1へ送信する。
生徒の端末1は、サーバシステム10のサーバに対するクライアントの端末装置である。生徒の端末1及び他の各者の端末は、PC、携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット端末、等の各種の装置が適用可能である。生徒の端末1及び各関係者の端末は、CPU,ROM,RAM,OS,Webブラウザ,通信ネットワーク接続機能、情報入力部、及び画面表示部、といった公知の要素を備える。生徒は、自分用の端末1を購入及び所持する必要は無く、例えば学校等に備え付けのPC等の端末を利用してもよい。
学校の教師は、生徒の学級の担任の教師、学年主任、副校長及び校長等を含む。各機関の相談窓口は、児童相談所、法務局、警察等の相談窓口がある。教育委員会等の担当者の端末4と各機関の相談窓口の担当者の端末5との間では、F1のように、相談窓口の登録のための連絡が行われ、その連絡の結果に基づいてサーバに相談窓口の情報の登録が可能である。
[システム運用例]
本実施の形態の学校生徒支援システムの運用例として、市区町村等の自治体の単位で本システム及びサービスを導入及び利用する。例えば市役所等の自治体は、管轄する学区における1つ以上の学校を有する。市役所は、当該システムのサーバを導入及び設置するか、あるいはクラウドコンピューティング等でインターネット上の事業者のサーバによるサービスを利用する。図1のサーバシステム10は、当該事業者のシステムを示す。そして市役所は、各学校に向けて、当該システムのサービスを提供する。各学校の単位では、当該システムのサーバ等を導入及び設置する必要は無く、端末から通信網9を介して当該システムのサーバにアクセスしてサービスを利用すればよい。即ち各学校は、低コストで学校生徒支援システムのサービスを利用可能である。
市役所等の自治体や教育委員会、及び各学校は、必要に応じて、1つ以上の相談先となる各機関の相談窓口及びその担当者を、本システムに登録することができる。システム管理者は、各機関の相談窓口の情報、即ち通信アドレスや担当者の情報等の登録のための設定作業をサーバに対して行う。これにより、サービスの画面では、後述のように、登録された各機関の相談窓口及び担当者等の情報が相談相手の候補として表示され選択可能となる。これにより、本システムは、相談先が複数存在する場合や、相談先が変更される場合にも、柔軟に対応することができる。
生徒にとっては、限られた相談先しか無い環境ではなく、複数の相談先から1つ以上を選択できる環境になる利点がある。生徒は、1つの相談先への相談及び回答の結果では不満や不安がある場合は、他の相談先を選ぶこともできる。関係者にとっては、複数の相談先で分散及び連携して対応及び対策ができる利点がある。
[システム(2)]
図2は、実施の形態の学校生徒支援システムにおけるサーバシステムとしての構成を示す。学校生徒支援システムであるサーバシステム10は、主にアプリケーションサーバ11とDBサーバ12とが接続される構成である。
アプリケーションサーバ11は、ソフトウェアプログラム処理により実現される、大きく2つのサブシステムとして、定期支援システム110と、随時支援システム120とを備える。DBサーバ12は、DB130に、定期支援システム110及び随時支援システム120により管理する各データ及び情報を格納する。
定期支援システム110は、ソフトウェアプログラム処理による処理モジュールとして、ユーザ認証部111、設問回答判定部112、個人結果照会部113、対策状況登録部114、データ検索部115、及びデータ分析部116を含む。
随時支援システム120は、処理モジュールとして、ユーザ認証部121、相談入力部122、及び相談回答部123を含む。なお随時支援システム120のユーザ認証部121は、定期支援システム110のユーザ認証部111と機能的には同様であるが、説明上分けて設けている。
DBサーバ12のDB130は、定期支援システム110による管理情報として、ユーザ情報テーブル50、設問テーブル51、回答テーブル52、判定結果テーブル53、対策状況テーブル54、及び分析結果テーブル55を格納する。またDB130は、随時支援システム120による管理情報として、相談テーブル56を格納する。
生徒の端末1や各関係者の端末は、通信網9を経由してアプリケーションサーバ11へアクセスし、アプリケーションサーバ11との間で通信処理を行う。アプリケーションサーバ11は、各端末に対して、Webページ等の画面を通じてサービス処理を提供する。アプリケーションサーバ11の各処理部は、適宜DBサーバ12のDB130の各テーブルのデータ及び情報を読み書きする。DBサーバ12は、アプリケーションサーバ11の各処理部からの問合せに対してDB130のテーブルからデータを検索して返却し、あるいはデータの登録や更新を行う。
図2中、実線の矢印は、データの流れを示す。a1の点線の矢印は、ユーザとして生徒による設問回答等の利用時の流れを示す。b1〜b3の破線の矢印は、保護者や教師等のユーザ、及び必要に応じて教育委員会や各機関の相談窓口等の担当者のユーザによる個人結果照会等の利用時の流れを示す。c1〜c3の二点鎖線の矢印は、教師や教育委員会担当者等の各関係者のユーザによるデータ検索等の利用時の流れを示す。随時支援システム120の利用に関して、a2の点線の矢印は、生徒による相談入力等の利用時の流れを示す。d1の一点鎖線の矢印は、関係者による相談回答等の利用時の流れを示す。
ユーザ認証部111は、生徒や教師等を含む各ユーザの端末に対し、ログインの画面を提供し、当該画面でユーザが入力したユーザID及びパスワードを用いて、ユーザ認証処理を行い、結果を応答する。ユーザ認証部111は、ユーザ入力のユーザID及びパスワードを用いて、ユーザ情報テーブル50に登録されている情報を検索し、検索結果が0件の場合は認証エラーとし、検索結果が1件取得できた場合は認証成功とする。認証成功により、ユーザは、ログインし、主なサービスである定期支援及び随時支援を利用可能な状態となる。
ユーザ情報テーブル50は、本システムを利用する各ユーザのユーザ情報として、氏名、学校、学年、学級、等の基本情報や、サービス利用のためのユーザID及びパスワード等の情報が登録及び管理される。なお当該ユーザ情報の設定は、例えばシステム導入にあたりシステム管理者により予め対象の学校の全生徒のユーザ情報が登録され、その後適宜更新される。また例えば情報処理教育等のために別途導入済みのシステムにユーザ情報が登録済みの場合は、導入済みのシステムのユーザ情報を利用してもよい。
設問回答判定部112は、ストレスチェックの際に、設問テーブル51の設定情報を用いて、画面に、生徒に対する設問の情報を表示する。設問(設問表ともいう)は、複数の各々の設問項目ごとに、所定の回答の選択肢などが表示される。生徒は、当該画面で、設問に対する回答を入力する。即ち生徒は設問項目ごとに例えば選択肢の中から回答の選択肢を選択入力する。設問テーブル51は、システム管理者による設定に基づいて、上記設問ないし設問表のデータを管理する。後述の図4は設問テーブル51の例を示す。
設問回答判定部112は、上記生徒により入力された回答のデータ及び情報を、回答テーブル52に格納して登録する。回答テーブル52は、上記設問に関連付けて回答のデータ及び情報を管理する。後述の図5は回答テーブル52の例を示す。
設問回答判定部112は、上記生徒による回答の入力以後に、ストレスチェックとして、設問テーブル51及び回答テーブル52の情報を用いて、生徒のストレスを含む状況を判定し、当該判定結果情報を、判定結果テーブル53に格納して登録する。判定結果テーブル53は、設問及び回答の情報と関連付けて、上記生徒のストレスを含む状況に関する判定結果情報を管理する。後述の図6は判定結果テーブル53の例を示す。設問回答判定部112によるストレスチェック時の判定処理例については後述の図9等で示す。
その後、設問回答判定部112は、判定結果テーブル53の判定結果情報を用いて、生徒のストレスの状態等の情報を、生徒が閲覧する画面に表示してもよい。
個人結果照会部113は、教師等の各関係者のユーザにより、画面で生徒個人の判定結果情報等を照会して表示及び確認するための検索等の処理を行う。生徒個人の情報の照会の場合、個人結果照会部113は、関係者により入力された生徒個人のユーザID等を用いて、回答テーブル52及び判定結果テーブル53等を検索する。個人結果照会部113は、検索結果が0件の場合、該当無しである旨のメッセージを画面に表示し、検索結果が1件以上取得できた場合、取得された生徒個人の判定結果情報等を画面に表示する。
また個人結果照会部113は、生徒個人の情報の照会だけでなく、検索条件に応じて複数の生徒の情報をまとめて照会することもできる。例えば検索条件で判定結果のストレスのレベル等を指定することで可能である。
対策状況登録部114は、画面で関係者のユーザによる生徒に対する対策状況及び対策結果の情報を入力し、当該情報を対策状況テーブル54に格納して登録する処理を行う。対策状況登録部114は、関係者により新規に入力された対策状況の情報を、対策状況テーブル54に格納して登録すると共に、画面の当該生徒の対策状況の欄に表示する。
また対策状況登録部114は、ユーザにより入力されたユーザID等を用いて、対策状況テーブル54の情報を検索し、検索結果情報を画面に表示する。これにより関係者は対策状況を確認できる。対策状況登録部114は、検索結果が0件の場合、入力済みの対策状況情報は無いので、画面には当該生徒の対策状況の欄に空欄等で表示し、検索結果が1件以上取得できた場合、当該取得された入力済みの対策状況情報を、画面の当該生徒の対策状況の欄に表示する。対策状況テーブル54は、上記各関係者による対策状況及び対策結果の情報を格納する。後述の図7は対策状況テーブル54の例を示す。
データ検索部115は、例えば教育委員会の担当者等の関係者のユーザにより画面で入力されたデータ抽出条件ないし検索条件に基づいて、回答テーブル52、判定結果テーブル53、及び対策状況テーブル54等を検索し、検索結果情報を画面に表示する。データ検索部115は、検索結果が0件の場合、該当無しの旨のメッセージを画面に表示し、検索結果が1件以上取得できた場合、取得された情報を画面に表示する。当該データ検索は、複数の生徒のグループの単位等で可能である。これにより、各関係者は、画面で生徒の判定結果や関係者による対策状況を含む情報を確認できると共に、取得されたデータを用いて下記のデータ分析が可能である。
データ分析部116は、データ検索部115により検索及び取得された判定結果や対策状況等のデータを用いて、画面で関係者のユーザにより指示されたデータ分析処理を行い、その結果情報を、分析結果テーブル55に格納する。またデータ分析部116は、ユーザの操作に基づいて、分析結果テーブル55から分析結果情報を取得し、画面に表示する。分析結果テーブル55は、上記データ分析結果のグラフ等のデータを格納する。
上記データ分析は、統計的な処理を含み、例えば指定された学級、学校、学区等の単位での生徒集団を対象として、月、学期、年等の時間単位で、ストレス判定結果等についての時系列の変化のグラフを作成する。関係者は、画面で当該グラフを閲覧でき、所望の生徒集団や時間の単位で状況を確認でき、対策に活用できる。データ分析自体は公知の処理を適用可能である。
随時支援システム120において、ユーザ認証部121は、ユーザ認証部111と同様に、ユーザ情報テーブル50を参照しながら、相談を行う生徒のユーザや回答を行う関係者のユーザに関するユーザ認証の処理を行う。
相談入力部122は、画面で生徒のユーザにより相談先の関係者への相談内容の情報を入力し、相談テーブル56内に登録する処理を行う。相談入力部122は、画面に、相談入力に伴い、相談先の候補となる関係者の情報を表示し、生徒により選択可能とする。
相談回答部123は、画面で相談先の関係者のユーザにより生徒の相談に対する回答内容の情報を入力し、相談テーブル56内に登録する処理を行う。相談テーブル56は、上記生徒側が入力する相談の情報と、相談先の関係者側が入力する相談回答の情報とを関連付けて管理する。なお相談内容と回答内容とが別に管理されてもよい。
相談回答部123は、生徒からの特定の関係者を相談先とした相談が送信及び登録済みである場合、当該関係者が閲覧する画面には、自動的に当該相談の情報を表示し、新規の相談が来ていることを伝える。また更に、相談回答部123は、生徒からの相談が発生した時点で、相談先の関係者の端末へ、通知のメール等を送信してもよい。なおこの場合は関係者のメールアドレス等の登録が必要である。また相談回答部123は、関係者のユーザにより入力された生徒のユーザID等を用いて、相談テーブル56を検索し、検索結果情報である相談内容情報を画面に表示することもできる。
相談入力部122は、生徒が登録した相談に対して相談先の関係者からの回答が登録されている場合、生徒が閲覧する画面には、自動的に当該相談回答の情報を表示し、回答が来ていることを伝える。また更に、相談入力部122は、関係者からの回答が発生した時点で、生徒の端末1へ、通知のメール等を送信してもよい。なおこの場合は生徒の端末1のメールアドレス等の登録が必要である。また相談入力部122は、生徒により入力された情報を用いて、相談テーブル56を検索し、検索結果情報である相談回答情報を画面に表示することもできる。
[システム利用の流れ]
図1の学校生徒支援システムにおける生徒及び各関係者を含む各ユーザによる利用時の流れ及び概要を以下に説明する。
定期支援システム110は、利用サイクルが定期であり、複数の生徒、例えば対象の学校の全生徒の単位で一律にほぼ同じタイミングで同じように利用する。学校は、活動の1つとして、例えば月や学期ごと等のタイミングで、定期的なチェックを実施する。全員一律の参加とすることにより、特定の生徒だけが主体的に行動を起こさなければならない場合の心理的負担が無い。各生徒は例えば学校に備えるPC等の端末を順次に使用して設問回答の入力を行う。各関係者は、定期的なチェックの実施以後のタイミングで、端末から判定結果の閲覧等を行う。
随時支援システム120のサービスは、利用サイクルが随時であり、個別の生徒や、個別の担当者等が必要に応じて随時に利用する。随時支援システム120は、各個別の生徒が自分の好きな時に、学校の端末や自分の端末やその他の端末等からアクセスして利用する。また随時支援システム120は、各関係者が好きな時に自分の端末等からアクセスして利用する。
随時支援システム120は、生徒と相談先の人との一対一での相談及び回答のやり取りを実現する。このやり取りは、専用の閉じた環境のページで行われ、情報がセキュアに保護及び保存される。生徒の相談内容等を含む各情報は、DB130にセキュアに管理される。生徒に関する情報の表示は、適切な個人情報保護に基づき行われる。やり取りの情報は、生徒や関係者等の所定の権限がある人のみに閲覧等で公開される。当該情報の管理の旨は画面で生徒にも通知される。生徒は、相談内容等の情報が、知られたくない他者へ公開されたり漏れたりすることを気にする必要が無い。生徒は、相談等の各情報を自分の端末に管理する等の手間や、特別の装置の購入等も不要である。生徒と相談相手の関係者との相談のやり取り及び両者の意思に基づいて、当該相談内容を他の関係者へ連携する場合は、当該やり取りの情報が他の関係者へ公開される。
定期支援システム110の定期的なストレスチェックの利用時の流れは以下である。
(1) 定期的なチェックの実施の際、学校内の生徒の全員は、定期支援システム110を一斉に利用する。端末1として例えば学校に備えるPCを利用し、各生徒は順次に操作を行う。端末1は、サーバシステム10のアプリケーションサーバ11と通信し、必要な情報の入出力を行う。各生徒は、端末1でユーザ認証によりログインし、設問の画面を表示する。生徒は、設問の画面上で表示される複数の設問項目に対して、それぞれ回答を選択肢からの選択等の形で入力する。入力された回答の情報は、前述のように、回答テーブル52に保存される。
ここで上記のように本システムの利用においては、学校の生徒全員が一斉に及び一律にチェックの操作を実施する。そのため、例えばいじめ等の被害者である生徒が単独で主体的に相談等の行動を起こす必要は無い。また学校側が定期的に一斉にチェックを実施する形をとるので、生徒側の金銭的負担や手間は小さい。またサーバでサービスを提供しデータが管理されるので、学校の単位での金銭的負担や手間も小さい。
(2) 定期支援システム110は、設問回答判定部112により、上記入力された回答の情報を用いて、各生徒の心及びストレスの状態を客観的に判定する。具体的な処理としては、各設問項目の回答値からの総合により、ストレスの数値を算出し、判定結果テーブル53に格納する。
(3) 保護者や教師等のユーザは、必要に応じたタイミングで、生徒個人単位の回答情報及び判定結果情報を画面で表示して確認することができる。この際、定期支援システム110は、個人結果照会部113を用いて、回答テーブル52及び判定結果テーブル53の情報を画面に表示する。教師の場合、例えば生徒と同じく定期のタイミングで自分の担当する各生徒の個人結果情報を確認する。保護者は、例えば任意のタイミングで自分の子供の個人結果情報を確認する。また必要に応じて教育委員会の担当者や機関の相談窓口の担当者等の他の各関係者のユーザは、同様に生徒個人単位の情報を確認することができる。
個人結果照会部113は、ユーザIDやストレス数値等を用いて情報を検索することができる。検索条件として、当該数値が所定の数値以上とした場合、当該条件に該当する生徒の個人結果情報をまとめて抽出して表示することができる。あるいは、本システムが数値の大きさに基づいて自動的に情報を分類してまとめておいてもよい。
(4) 保護者や教師等の関係者のユーザは、上記個人結果の照会に基づいて、何らかの対策や支援等が必要と判断される生徒への対策状況の情報を登録する。例えば関係者は、生徒のストレス度合いがある程度以上大きい場合、対策が必要であると判断する。また本システムは、自動判定の機能により、生徒のストレス数値等がある程度以上大きい場合に、対策が必要であると判定し、当該情報を抽出して表示することもできる。
例えばある生徒がいじめを受けている状況と判断される場合に、教師は、対策として、当該生徒や他の生徒へのヒアリング等を行ったとする。その場合、教師は、その対策状況を示すテキストの文章を、対策状況の欄に登録する。登録された対策状況の情報については、保護者や教師が閲覧して確認する。一人の教師のみではなく、他の各関係者は、同様に対策状況を登録することができる。例えば保護者と教師とが連携していじめ等の問題に対策することができる。即ち本実施の形態では、生徒本人、保護者、教師、教育委員会や自治体、及び各機関の相談窓口等の間で、好適に連携して対策を図ることができる。
(5) 教師、及び教育委員会の担当者等の関係者は、上記回答、判定結果、対策状況等のデータを検索して抽出し、データ分析を行うことができる。ユーザは、データ検索部115の機能を用いて、生徒のストレスの数値等に基づいて、いじめや虐待等を受けている可能性が高い生徒や、精神的に危険な状態にあると推定される生徒等の情報を抽出することができる。
ユーザは、データ分析部116の機能を用いて、生徒個人単位の状況だけでなく、学級、学年、学校、学区等の各単位での生徒の状況をグラフ化し、画面で確認することができる。また時系列で生徒の状況の推移を確認することができる。データ分析部116は例えばストレスの平均値等の統計値を算出して表示する。
いじめ等を受けている生徒の場合、当該生徒は、上記定期的なチェックの際には、設問回答を入力するだけであり、直接的に自分のいじめ等の状況を伝える文を入力する訳ではないため、心理的な抵抗が低い。ストレスの判定結果により、間接的に、いじめ等の状況が関係者側へ伝わる。
なお生徒による設問回答入力の際に、真面目に回答を入力せずに出鱈目の入力や同じ選択肢の入力等の対応や悪戯をする場合も考えられる。本システムは、回答のデータを時系列の履歴で保存する。本システムは、上記のような不真面目な入力の場合も情報処理により判定、検出、及び履歴記録ができる。本システム及び教師等の関係者は、上記のような場合にも、履歴記録等に基づいて、認識でき、生徒への対応ができ、今後の参考にすることもできる。
次に、随時支援システム120の随時の利用時の流れを説明する。例えばいじめを受けている生徒が助けを必要としている時に、随時支援システム120を利用する。
(1) 生徒は、端末1を操作し、ユーザ認証を通じてログインし、相談の画面を表示する。この際に使用する端末1は、特定の装置である必要は無く、自分の所持する端末でもよいし、学校の端末でもよい。生徒は、相談の画面で、以下に示す相談先の候補から相談先を選択及び指定する。即ち、相談先の候補として、保護者、教師、教育委員会や自治体の担当者、各種の機関の相談窓口の担当者、等を含む。
(2) 生徒は、画面の欄に、上記(1)で選択した相談先に対する相談内容を入力し、送信を実行する。相談内容は、フォームに自由に文章で入力する形式である。あるいは、選択肢やリストボックス等により、予め用意した複数の定型的な相談文からユーザが選択できる形式としてもよい。
上記送信の実行により、指定の相談先への相談内容情報がテーブルに登録される。随時支援システム120は、指定の相談先への相談内容を登録したことを示す情報を画面に表示する。これにより生徒は当該状態を認識できる。またシステムは、上記指定の相談先のユーザが見る画面に、当該相談内容が登録されたことを示す情報を表示する。また必要に応じてメール等で即時に通知してもよい。これにより、相談先のユーザは、相談の画面を見ると、自分への相談内容が登録及び送信されている状態を認識できる。
(3) 上記生徒側からの相談内容を受信した側である相談先のユーザは、相談回答の画面にログインし、生徒からの相談内容を選択して表示し、当該生徒への回答の情報を入力し、送信を実行する。回答内容は、フォームに自由に文章で入力する形式である。あるいは、選択肢やリストボックス等により、予め用意した複数の定型的な回答文からユーザが選択できる形式としてもよい。
(4) 生徒は、上記(3)で登録された回答の情報を画面で確認する。以降、生徒及び相談先の関係者は、必要に応じて上記(2)〜(4)の相談及び回答の手順を繰り返し、継続する。これにより、相談先の関係者は、生徒の問題及び状況に関して、継続的に取り組み、解決を図ることができる。
生徒は、保護者や教師などの特定の関係者には相談したくない又は相談内容を知られたくない、という場合がある。本システムでは、生徒は、自分で選択して特定の相談先に相談ができ、相談内容は、特定の相談先のみが参照できる。随時支援システム120で、相談と回答のやり取りは、各ユーザの専用の保護されたページで行われ、相談テーブル56の情報も保護される。生徒及び相談先は、当該ページで連絡を取り合い、相談及び回答のやり取りを行う。
また生徒は、他の相談先に対しても、同様に相談をすることができる。例えば最初に保護者や担任教師等の相談先へ相談したが問題が解決しない場合、教育委員会や所望の機関の相談窓口の担当者等の他の相談先へ相談できる。更に、生徒と相談先との間でのやり取りに基づいて、生徒が異なる相談先や元の相談先への連携を望むまたは同意するのであれば、その相談先へ連絡及び連携する。複数の関係者間の連携で相談回答及び対策を図ることができる。連携は、相談者本人である生徒が、相談先の保護者や教師等に相談内容情報が知られても構わないことの了解に基づいて行われる。
また本システムは複数の相談先の候補の情報が画面に登録される。生徒は、相談先を自分で調べて電話やメール等で相談するという負担が不要であり、相談がしやすい。生徒は、複数の相談先から選択できるので、相談がしやすい。学校や自治体は、各機関の相談窓口を登録できる。
[処理フロー]
図3は、学校生徒支援システム及びサーバシステム10の処理フローを示す。S0等は処理ステップを示す。
(S0) 予め、本システムの管理情報として必要な情報が設定される。例えばユーザ情報テーブル50には各ユーザの情報が設定される。設問テーブル51には、専門家により作成及び用意された設問の情報が登録される。またストレスチェック時の判定用の定義の情報(後述の図9)も設定される。なおサーバシステム10の管理者は、管理画面で設問表などの設定情報を随時登録及び更新することができる。
(S1) まず各ユーザの端末から本システムのアプリケーションサーバ11へアクセスが発生した時、ユーザ認証部111(ユーザ認証部121も同様)によりユーザ認証処理を行う。ユーザ認証部111は、ユーザ情報テーブル50を参照し、ユーザID及びパスワードを検索及び確認し、認証成功の場合は当該ユーザのログインを許可する。そしてアプリケーションサーバ11は、サービスのメインの画面、あるいは定期支援または随時支援のサービスに応じた画面をユーザの端末に提供して表示させる。
(S2) S2は、定期支援のサービスの利用か、あるいは随時支援のサービスの利用かを判断している。例えば予め設定された定期支援のタイミングに該当する場合、S2−YによりS3へ進み、随時支援の要求がある場合、S2−NによりS11へ進む。
(S3) S3〜S9は、定期支援システム110の処理である。S3では、設問回答判定部112により、設問テーブル51を参照し、生徒の端末1に対して設問を含む画面を表示する。
(S4) S4では、S3の画面に対して生徒により回答が入力される。設問回答判定部112は、入力された回答の情報を回答テーブル52に登録する。
(S5) S5では、設問回答判定部112は、S4で入力された回答テーブル52の回答の情報を参照し、当該生徒のストレスを含む状況を判定し、判定結果を判定結果テーブル53に登録する。
(S6) S6では、設問回答判定部112は、S5で登録された判定結果テーブル53の判定結果の情報を、当該生徒の画面に表示する。なおこの処理は後日でもよいし、省略してもよい。
(S7) S7〜S9は、関係者側の処理である。S7では、個人結果照会部113は、関係者の端末からの操作に基づいて、S5で登録された判定結果テーブル53の判定結果の情報等を検索し、当該関係者の画面に表示する。
(S8) S8では、対策状況登録部114は、関係者の端末からの操作に基づいて、対策状況テーブル54の情報を検索し、検索結果を当該関係者の画面に表示する。対策状況登録部114は、画面で関係者により入力された対策状況の情報を対策状況テーブル54に登録する。また関係者は、生徒の心及びストレスの状況の判定結果を受けて、他の関係者と連携して対策を行う場合、画面で、他の関係者を指定し、対策の連携を依頼する情報等を登録できる。当該情報が登録された場合、依頼された側の他の関係者の閲覧する画面に対して当該情報が通知及び表示される。
(S9) S9では、データ検索部115は、関係者の端末からの操作に基づいて、設問テーブル51、回答テーブル52、判定結果テーブル53、及び対策状況テーブル54等の情報を検索し、検索結果を当該関係者の画面に表示する。データ検索により、生徒個人あるいは生徒集団の単位で情報を抽出して表示できる。
またデータ分析部116は、関係者の端末からの操作に基づいて、上記データ検索による抽出データを用いて、所定のデータ分析の結果のグラフ等を作成し、分析結果テーブル55に格納し、当該関係者の画面に表示する。なお予め所定のデータ分析処理がシステムに設定され、当該分析結果が自動的に関係者に提供されるようにしてもよい。
(S11) 一方、S11〜S13は、随時支援システム120の処理である。S11では、相談入力部122は、生徒の端末1に対して、相談の入力の画面を提供する。生徒は、当該画面で相談内容情報を入力し、相談相手を保護者、教師、教育委員会、及び各機関の相談窓口等から指定して送信する。相談入力部122は、入力された相談内容情報を相談テーブル56内に登録する。
(S12) S12では、相談回答部123は、関係者の端末に対して、相談回答の入力の画面を提供する。相談回答部123は、相談相手である関係者の閲覧する画面に対しては、S11で登録された相談内容情報を自動的に表示し、相談が来ていることを伝える。相談回答部123は、関係者の操作に基づいて、相談テーブル56を検索し、検索結果である相談及び回答の情報がある場合は画面に表示する。関係者は、画面で、自分宛ての生徒の相談に対する回答の情報を入力する。相談回答部123は、入力された回答内容情報を、相談テーブル56内に登録する。
S11の相談とS12の回答とのやり取りは、当事者で必要に応じて繰り返し同様に行うことができる。例えば生徒の問題が解決するまで継続できる。また生徒は相談相手を変更して同様に相談を行うこともできる。関係者は、対象の生徒への対策を実施した場合、対策状況の情報を、S8と同様に画面で登録できる。
(S13) S13では、相談回答部123は、S12の関係者とは異なる他の関係者の端末に対して、相談及び回答の情報を含む画面を同様に提供する。例えば上記相談先の関係者から対策の連携の依頼を受けた他の関係者は、画面で当該依頼や対象の生徒の情報を閲覧でき、当該生徒への対策を実施した場合は対策状況の情報を同様に登録できる。
[設問テーブル]
図4は、設問テーブル51のデータ構成例を示す。図4の設問テーブル51は、管理項目として、設問表ID、個別の設問項目毎の「設問項目1」及び「設問項目1回答形式」等がある。設問表IDは、1つの設問表全体の識別情報であり、例えばシステム上の通し番号等による。設問表は、内容更新等に応じて複数の設問表が設定可能であるため、当該設問表IDで管理される。「設問項目1」は、第1設問項目として表示する内容のテキスト等の情報である。「設問項目1回答形式」は、第1設問項目の回答の形式及びその内容の情報であり、例えば選択肢等の情報である。同様に設問項目数分の情報が設定される。
[回答テーブル]
図5は、回答テーブル52のデータ構成例を示す。図5の回答テーブル52は、管理項目として、回答表ID、設問表ID、回答ユーザID、回答日時、個別の回答項目毎の「回答項目1」等がある。回答表IDは、1つの回答表全体の識別情報であり、システム上の通し番号等による。設問表IDは、当該回答表IDに関係付けられた、対応する設問テーブル51の設問表IDである。回答ユーザIDは、回答入力をしたユーザ即ち生徒のユーザIDである。回答日時は、ユーザが回答入力をした日時である。「回答項目1」は第1設問項目の回答の入力値であり、回答形式に応じた選択肢やテキスト等である。
[判定結果テーブル]
図6は、判定結果テーブル53のデータ構成例を示す。図6の判定結果テーブル53は、管理項目として、判定結果ID、設問表ID、回答表ID、判定結果タイプ、判定結果テキスト、ストレス数値、等がある。
判定結果IDは、判定結果の識別情報であり、システム上の通し番号等による。設問表ID及び回答表IDは、当該判定結果に関係付けられる、対応する設問表ID及び回答表IDである。判定結果タイプは、準拠する形式に応じて用意される省略可能な情報であるが、後述する判定結果の概略的な分類のタイプを示す識別情報である。判定結果テキストは、判定結果として表示するテキスト、またはその参照のための識別情報を示す。ストレス数値は、システム内の管理情報であり、判定結果におけるストレス度合いを表す数値であり、後述の合計評価値である。判定結果テキストは、予めタイプ等に応じたテキストが用意されているのであれば、その識別情報を参照すればよい。
[対策状況テーブル]
図7は、対策状況テーブル54のデータ構成例を示す。図7の対策状況テーブル54は、管理項目として、対策状況ID、対策者ユーザID、対象ユーザID、対策入力日時、対策状況テキスト、対策日時、対策場所、他関係者ID、等がある。対策状況テーブル54は、複数の各関係者の入力情報が管理される。
対策状況IDは、対策状況情報(対策結果情報を含む)の識別情報であり、システム上の通し番号等による。対策者ユーザIDは、対策をした、即ち対策状況情報の入力をした関係者のユーザIDである。対象ユーザIDは、対策がされた対象の生徒のユーザIDである。対策入力日時は、ユーザが対策状況情報を入力した日時である。対策状況テキストは、入力された対策状況情報のテキストである。対策日時は、対策者により実際に対象の生徒等に対して対策が行われた日時である。対策場所は、対策者により実際に対象の生徒等に対して対策が行われた場所(例えば学校)である。他関係者IDは、連携して対策に係わる他の関係者のユーザIDである。生徒への対応及び対策等の内容は、個々の事例に応じて異なるが、例えば生徒への指導、保護者への面会、学級単位での議論、関係者への依頼等が挙げられる。
[相談テーブル]
図8は、随時支援の相談テーブル56のデータ構成例を示す。図8の相談テーブル56は、管理項目として、相談ID、相談者ID、相談相手ID、相談内容テキスト、相談日時、回答者ID、相談回答テキスト、回答日時、等がある。相談テーブル56は、生徒側の相談の情報と、関係者側の回答の情報とを関連付けて登録する。
相談IDは、相談単位の識別情報であり、例えば1つの相談のツリーの管理番号である。相談者IDは、相談者である生徒のユーザIDである。相談相手IDは、相談相手として指定された関係者のユーザIDである。相談相手は1つ以上が指定可能であり、複数が指定された場合は、各関係者のユーザIDが管理される。相談内容テキストは、生徒により相談内容として入力されたテキストである。相談日時は、相談内容が入力された日時である。回答者IDは、相談回答を行う回答者である関係者のユーザIDであり、相談相手が複数の場合は各関係者のユーザIDが管理される。相談回答テキストは、回答者により入力された相談回答内容情報のテキストである。回答日時は、相談回答内容情報が入力された日時である。
[ストレスチェック判定処理]
図9を用いつつ、前述のストレスチェックの判定処理例について説明する。本システムでは、設問回答情報から、内部的にストレス度合いを表す数値を評価値として算出し、当該数値を用いて生徒の状態を判定する。なお設問テーブル51の情報は、予め、所定の学説や考え方に基づいて専門家等により作成された設問表が設定される。当該設問表自体は、特定の内容及び考え方等に限定するものでは無く、必要に応じて設定変更可能である。
図9は、ストレスチェックの判定用の定義の設定例を示す。例えば設問テーブル51の設問表に対応して、当該定義の情報が設定される。当該定義の情報は、設問テーブル51内に統合して設定されてもよい。
一処理例として、ストレス数値を用いて評価する処理及び設定例は以下である。ストレスに関する評価値をsとする。例として、図9の表の「設問項目1」は、回答の選択肢がA〜Dの4値であり、回答としてそれぞれ選択肢が選択された場合の評価値sが設定されている。例えば回答がAの場合はs=0、Bの場合はs=1、Cの場合はs=2、Dの場合はs=3、といったように評価値sが加算される。「設問項目2」は、回答の選択肢が「はい」または「いいえ」の2値であり、「はい」が選択された場合はs=1、「いいえ」が選択された場合はs=0、といったように評価値sが加算される。
設問回答判定部112は、設問表の全設問に対する回答表における全回答の評価値sを合計し、合計評価値Sをとる。そして設問回答判定部112は、合計評価値Sを、所定の閾値範囲と比較して、ストレス度合いのレベルを決定する。例えば閾値をX1,X2,X3(X1<X2<X3)等とした場合に、0≦S<X1の範囲の場合はストレスのレベル1、X1≦S<X2の範囲の場合はストレスのレベル2、X2≦S<X3の範囲の場合はストレスのレベル3、X3≦Sの範囲の場合はストレスのレベル4、といったように判定される。
他の処理例として、設問回答から、ストレス数値ではなく、生徒の心及びストレスの状態に関する複数のタイプの分類で判定する場合の処理例は以下である。定義として、設問項目の回答毎に、タイプ毎の評価値が設定される。例えばtaはタイプAの評価値、tbはタイプBの評価値とする。「設問項目3」は、回答の選択肢が「はい」または「いいえ」の2値であり、「はい」が選択された場合はta=1、「いいえ」が選択された場合はtb=1、といったように評価値が加算される。設問回答判定部112は、回答表における全回答のタイプ毎に、評価値ta,tb等を合計し、それぞれ合計評価値Ta,Tb等をとる。そして設問回答判定部112は、合計評価値を、所定の閾値と比較して、タイプを判定する。例えばタイプ毎の閾値をYa,Yb等とした場合に、Ta>Yaの場合はタイプAに該当し、Tb>Ybの場合はタイプBに該当し、といったように判定される。
また本システムは、回答がテキスト入力の形式の場合、例えばテキスト解析により特定のワードを抽出し、特定のワードに応じて評価値を加算する、といった判定処理を行ってもよい。当該判定処理でもストレス等の状態を判定できる。
上記判定結果による生徒のストレス数値やレベル、あるいはタイプ等に応じて、本システムは判定結果のテキストを出力し、関係者は、対応及び対策を行うことができる。上記ストレスの数値やタイプは、所定の考え方に基づいた客観的な指標値として設けられている。当該数値やタイプは、勿論絶対的なものではないが、生徒の心身の状況やいじめ等の状況に関して従来よりも客観性高く把握するための情報として有用である。
[データ分析例]
データ分析部116によるデータ分析の例は以下である。各関係者は、画面で必要に応じてデータ分析結果を閲覧できる。例えば学校の教師は、生徒群のストレス度合いに関して、データ分析結果のグラフにより、学級、学年、学校全体等の単位での平均や分散等の統計値を表示して確認できる。また関係者は、生徒群のストレス度合いに関して、平均値等から外れた、例えばストレスのレベルが高い一部の生徒を抽出して確認できる。
また関係者は、例えば生徒個人または生徒グループにおける1年等の期間の単位でのストレス度合いの変化等、各単位での時系列での心身の状態の推移や傾向を表示して確認できる。本システムを多数の学校が利用する場合、学校群の単位での平均値等についても確認できるし、また自分の学校と他の学校との比較もできる。関係者は、上記データ分析の結果から、数値等が相対的に良くない生徒や生徒集団を把握できるので、対策等を検討しやすい。
データ検索部115は、ストレス判定結果の数値等を用いて、複数件の生徒の情報をまとめて抽出できる。例えば検索条件として合計評価値Sが所定値以上とすれば当該条件に該当する生徒の情報をまとめて抽出し表示することができる。
[関係者の制御、及び関係者間の連携]
図10は、本システムの管理情報の1つとして、各関係者による情報の閲覧や入力等の範囲に関する制御用の設定情報の例を示す。当該設定情報のテーブルは、保護者、教師等の各関係者のユーザの情報と、当該ユーザによる情報の閲覧の範囲や、対策状況入力の範囲などが権限として設定される。当該設定に応じて、各関係者による各ユーザの情報の閲覧や入力の可能な範囲が制限される。また当該設定に応じて、各関係者間で、生徒の状況への対策に関する連携を図ることがしやすい。なお生徒側は、自分に関する情報を閲覧や入力できる設定である。
図10の設定情報の例は以下である。保護者は自分の子供に関する情報を閲覧でき、対策状況を入力できる。教師は、自分が係わる学級、学年、学校等の単位で、該当の各生徒の情報を閲覧でき、対策状況を入力できる。教育委員会や自治体の担当者は、担当する学区等の単位で、学校の生徒の情報を閲覧でき、対策状況を入力できる。各機関の相談窓口の担当者は、相談を受けた場合に当該生徒に関する情報を閲覧でき、対策状況を入力できる。
[履歴情報]
本システムのDB130の前述の各テーブルに登録された相談や回答や対策等の情報は、時系列で履歴情報として保存される。よって、当該情報に基づいて、時系列での生徒の状態の変化を表示及び確認することができると共に、比較的長期間にわたって生徒のフォローを行うことができる。例えば生徒の担任の教師等の関係者が異動等で変更される場合にも、上記保存された情報に基づいて、担当や対策の引き継ぎ等が容易であり、生徒へのフォローを継続して行うことができる。
[画面及び機能]
図11は、本システムによりユーザに対して提供する画面及び機能の関係を示す。生徒の端末1の画面は、生徒用の定期支援のページ、及び随時支援のページが表示される。定期支援のページは、定期的なストレスチェックの設問回答の入力のページ(図12)と、当該ストレスチェックの判定結果の閲覧のページ(図13)とを含む。随時支援のページは、相談入力のページ(図14)と、相談回答の閲覧のページ(図16)とを含む。保護者の端末2の画面は、保護者用の定期支援のページ、及び随時支援のページが表示される。教師の端末3の画面は、同様に、教師用の定期支援のページ、及び随時支援のページが表示される。教育委員会または自治体の担当者の端末4の画面は、同様に、担当者用の定期支援のページ、及び随時支援のページが表示される。各機関の相談窓口の担当者の端末5の画面は、同様に、担当者用の定期支援のページ、及び随時支援のページが表示される。
生徒以外の各関係者用の定期支援のページは、ストレスチェックの判定結果の閲覧のページと、対策状況の入力及び閲覧のページ(図17)と、分析結果の閲覧のページとを含む。生徒以外の各関係者用の随時支援のページは、相談内容の閲覧及び相談回答の入力のページ(図15)を含む。随時支援のページは、定期支援のページと同様に、対策状況の入力及び閲覧のページを含んでもよい。
[画面(1)]
図12は、生徒の定期支援におけるストレスチェックの設問回答の入力のページの画面例を示す。本画面は、図示するような設問表を表示し、設問項目ごとに回答項目で選択肢から選択して入力可能である。回答の形式は、所定の選択肢からの選択ないしチェックの入力、あるいは自由な文章等で回答する項目の場合はフォームへのテキスト入力等である。図12の設問項目は、例えば「元気がいっぱいだ」「悩みがある」等のテキストである。図12の回答の選択肢は、A.その通り、B.大体その通り、C.少し違う、D.違う、の4つの場合である。生徒は、各設問に回答を選択入力し、終えたら判定ボタンを押す。これにより情報の登録及び判定が行われる。
[画面(2)]
図13は、生徒の定期支援におけるストレスチェックの判定結果の閲覧のページの画面例を示す。本画面は、図12からのストレスチェックの判定結果として生徒の心及びストレスの状態や当該状態に係わるアドバイス等を文章で表示する。
各関係者による生徒の判定結果の閲覧のページの画面についても、図13と同様に実現でき、各生徒の状態が表示される。教師等は、生徒を選択や検索し、当該生徒の判定結果を閲覧できる。各生徒の状態は、ストレス数値やレベルやタイプ等が併せて表示されてもよい。また前述の生徒集団単位における集計のグラフ等が併せて表示されてもよい。
[画面(3)]
図14は、生徒の随時支援における相談内容の入力のページの画面例を示す。本画面は、相談内容の入力欄と、相談相手の選択欄とを含む。生徒は、相談内容の入力欄で、フォーム等に相談内容の文章を入力する。また本画面では相談内容が秘匿及び保護される旨のメッセージが表示される。また当該入力欄では、リストボックス等で、定型的な相談内容のテキストの選択肢を予め用意して提示し、生徒により当該選択肢の中から選択可能としてもよい。例えば「いじめを受けているのでつらい」「虐待を受けているので助けて欲しい」等のテキストを選択可能としてもよい。
生徒は、相談相手の選択欄で、表示される複数の相談相手の選択肢の中から相談相手を選択する。選択のインタフェースは、チェックボタンやリストボックス等が可能である。表示される相談相手の選択肢は、前述のシステムに登録されている関係者の情報である。また画面内には、生徒に対して、各機関の相談窓口等の相談先がどういうものであるかの説明の情報も併せて表示する。これにより生徒は相談先をイメージしやすく相談しやすい。
生徒は、相談内容入力及び相談相手選択後、送信ボタンを押す。これにより、相談の実行に相当し、相談内容情報が登録され、相談相手側へ送信ないし通知される。本画面での登録された相談内容情報は、閲覧権限を持つ連携する各関係者間で閲覧可能である。
[画面(4)]
図15は、教師等の各関係者の随時支援における相談回答の入力のページの画面例を示す。本画面では、図14による生徒からの相談内容情報を表示する欄と、相談に対する回答の入力欄とを設ける。
相談相手側の関係者は、端末から当該ページにアクセスした時、相談が発生している場合は、相談が来ていることを示す情報または相談内容情報が自動的に表示される。
関係者は、生徒からの相談に対して、回答の入力欄に、回答の文章を入力する。関係者は、回答入力後、送信ボタンを押す。これにより、回答内容情報が登録され、相談元の生徒側へ送信ないし通知される。本画面での登録された回答内容情報は、閲覧権限を持つ連携する各関係者間で閲覧可能である。
[画面(5)]
図16は、生徒の随時支援における相談回答の閲覧のページの画面例を示す。本画面は、生徒の相談に対する相談相手の関係者の回答内容情報を表示する回答欄を有し、関係者毎及び時系列等で整理して表示される。相談相手が複数の場合は各関係者の回答情報が表示される。回答欄は、回答者、回答日時、回答内容の文章等を表示する。
相談元の生徒は、端末から当該ページにアクセスすると、自分の相談に対する回答が発生している場合は、回答が来ていることを示す情報または当該回答内容情報が自動的に表示される。生徒は、各関係者からの回答内容情報を閲覧できる。
また生徒は、ある人の回答に対して更に相談や質問等をしたい場合、図14の相談入力のページで同様に行うこともできるし、図16の画面内の「更に相談」ボタンを押すことにより相談入力のページへ遷移することもできる。上記のようにして複数回の相談と回答とのやり取りがある場合、相談及び回答の情報を表示するページでは、ツリー形式等で情報を整理して表示する。
[画面(6)]
図17は、教師等の各関係者の定期支援または随時支援における対策状況の入力のページの画面例を示す。本画面では、まず生徒の所属情報や、ストレス判定結果や、相談内容等を含む現在の状況の情報を表示する欄を有する。生徒の所属情報は、前述の基本情報に基づいて、市区町村、学校名、学年、学級、氏名等の情報を表示する。なお生徒を匿名で運用する場合は氏名等の情報を表示しない。
そして本画面では、前述の対策状況情報として、関係者により生徒の状況に関して、対応及び対策した内容やその結果を示す情報、あるいは自分以外の各関係者への対策希望等を入力する欄を有する。この欄で関係者は当該対策状況情報を文章で入力し、登録ボタンを押す。これにより、当該対策状況情報が登録される。閲覧の権限を持つ連携する各関係者は、登録された対策状況情報を閲覧できる。また関係者は、閲覧した対策状況情報の中に自分に関する対策希望等が含まれている場合、当該対策希望を受けて対策を図ることができる。なお他の関係者への対策希望等を登録する場合、図14と同様に、相手の関係者を選択する項目を設け、当該選択に応じて相手の関係者の閲覧するページへ情報を表示するようにしてもよい。
図17の画面例は、一人の関係者による対策状況の情報を表示する例であるが、これに限らず、複数の関係者による連携での対策状況がある場合は、当該複数の対策状況の情報を例えば並列で画面内に表示してもよい。この場合、対策状況を入力した関係者の欄には当該情報が表示され、入力していない関係者の欄は空欄となる。
[効果等]
以上説明したように、本実施の形態の学校生徒支援システムによれば、学校の生徒の身体的及び精神的ストレス、いじめや虐待等の問題に対して対策及び支援し、(1)生徒本人が相談等の行動をしやすく、(2)生徒本人、保護者、学校の教師、教育委員会、各種の機関の相談窓口、等の間で好適に連携して対策ができ、(3)生徒側の金銭負担や利用の手間を小さくできる。
本システムによれば、生徒のいじめや虐待等を含む環境におけるストレス等の状態をチェックし、問題を早期発見し、効果的に対応及び対策することができる。従来の子供のいじめや虐待等の問題への対策は、精神論による部分が大きいと思われるが、本システムでは客観的な仕組みを作り提供する。これにより問題の早期発見、冷静な対策が図りやすい。
定期支援システム110による効果としては以下が挙げられる。
(1)本システムは、生徒集団の定期的なチェックを実施する。これにより、生徒は、個人での主体的な行動を強いられるわけではないので、心理的な負担が少ない。またいじめや虐待を受けていながら相談先が分からない又は自分からは相談できずにいる生徒でも、自分の状況について間接的に発信でき、関係者側が認識することができる。即ちいじめや虐待を受けている生徒を救うことができる。
またストレス判定結果やデータ分析の機能により、心及びストレスの状態に問題があると思われる生徒を早期発見して対応を図ることができる。またいじめ等を受けている可能性の高い生徒や精神的に危険な状態にあると思われる生徒を早期発見して対応を図ることができる。
(2)本システムは、専門家等の用意した設問に回答して判定する仕組みを適用する。恣意的なアンケート調査等よりも、生徒の心及びストレスの状態を客観的に判定及び認識できる。少なくとも客観的な判定結果に基づいて、全生徒に対して客観的に対策を図ることができ、各関係者間で連携して客観的に対策を図ることがしやすい。
(3)本システムは、生徒の心及びストレスの状態を画面にチェックや相談の形式で表示する。保護者は、自分の子供の状態を把握できる。学校の教師は、自分の担任の学級の生徒や、連携する場合は他の学級の生徒の状態を把握できる。教師は、他の教師と連携して対策を検討できる。各教師は、いじめや虐待等の状況に気付きやすい。教育委員会や自治体の担当者は、学区の生徒の状態を把握できる。各機関の相談窓口の担当者は、相談を受けた生徒の状態を把握できる。
(4)本システムは、生徒の心及びストレス、いじめや虐待等の可能性に関して情報を可視化する。本システムの導入自体により、いじめや虐待等の防止の効果が期待できる。いじめ等の加害者側は、被害者が主体的に相談等の行動や発信をしなくても、いじめ等にあっていることが可視化されてしまうことを恐れて、いじめ等をしづらくなると思われる。
(5)本システムは、データ分析の機能による情報を提供する。各関係者は、学級等の単位での統計値を確認でき、個人や学級等の単位での時系列での状態の推移等を確認できる。比較的広い範囲及び比較的長期間にわたって生徒の心及びストレスに関する支援ができる。抽出や分析の結果から、優先的、重点的に対策が必要な学級等の把握もしやすい。
(6)本システムは、紙のアンケート調査ではなく、ネットワーク上の画面でのストレスチェックや相談の形式で入力データを処理及び保存する仕組みである。生徒や関係者が入力した通りのデータが保存される。入力データが保護されるので、生徒は入力がしやすい。教師等の関係者による情報の改ざんや隠蔽もできない又はしにくい。保存データは、証拠としても利用できる。
(7)本システムは、各関係者による対策状況を登録して一元管理し、関係者間での情報の共有や対策の連携ができる。また過去の対策状況は時系列で保存される。よって例えば異動等で関係者が変更された場合でも、過去の対策状況を確認でき、引き継ぎ等が容易にスムーズにできる。
(8)本システムは、心及びストレスのチェックを実施する。これにより、生徒、保護者、及び教師等の関係者は、心の状態について関心を持ちやすく、その重要性を認識するようになることが期待でき、啓発につながる。従来は学力の状態のチェックのためのテストが重視されており、テスト結果や成績通知表などで可視化されている。これに対し、健全な発育のためには学力よりも重要と思われる心やストレスの状態について重視されること、又は少なくとも従来よりも考慮されるようになることが期待できる。
更に随時支援システム120による効果として以下が挙げられる。
(1)本システムは、定期支援に加えて随時支援システム120により随時に生徒が相談できる環境を提供する。これにより、生徒が定期的なチェック後に自分の状況を意識して相談へ至る場合等が考えられる。即ち生徒本人からの相談の行動がしやすくなる。
本システムは、定期支援システム110側で全生徒が予め一律にユーザ登録済みであり、いざ生徒個人が困った状況の時には、いつでも随時支援システム120側で相談を行うことができる、という環境を提供する。
(2)本システムは、複数の相談先が登録可能である。生徒が自分の保護者や自分の学校の教師に相談できない又はしづらい場合にも、各機関の相談窓口等を相談先として選択できる。生徒は、問題を一人で抱え込まずに済む。複数の関係者は、連携や分担して対策が図れる。
(3)本システムは、生徒と相談相手の関係者との連絡や相談及び回答のやり取りの手段として、専用のページを提供する。専用のページで入力された相談及び回答等の情報は、セキュアに保護され、システム外部には公開されない。生徒と相談相手の関係者は、専用のページで内密にやり取りができ、必要に応じて継続的に連絡ややり取りができる。生徒は、自分の問題に関して知られたくない他人に知られてしまう恐れが少ない。生徒及び関係者は、個別の対面や電話でやり取りする必要が無く、場所や時間の制約が小さい。生徒は、対面では相談しづらくても、専用のページでは相談がしやすい。また個別の対面や電話でのやり取りとは異なり、整然とした時系列の履歴情報を残すことができる。生徒や関係者は、過去のやり取りを振り返ることもできる。相談先の関係者が変更された場合にも、引き継ぎが容易である。保存データは証拠のデータとしても利用できる。
以上、本発明について、実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更することも可能である。
本発明は、学校向けや教育関係の情報処理システムとして利用可能である。
1〜5…端末、9…通信網、10…サーバシステム(学校生徒支援システム)、11…アプリケーションサーバ、12…DBサーバ、50…ユーザ情報テーブル、51…設問テーブル、52…回答テーブル、53…判定結果テーブル、54…対策状況テーブル、55…分析結果テーブル、56…相談テーブル、110…定期支援システム、120…随時支援システム。130…DB、111,121…ユーザ認証部、112…設問回答判定部、113…個人結果照会部、114…対策状況登録部、115…データ検索部、116…データ分析部、122…相談入力部、123…相談回答部。

Claims (10)

  1. 学校の生徒の心及びストレスを含む状態について定期的にチェックして支援する情報処理を行う定期支援システムを含み、
    前記定期支援システムは、設問回答処理部を有し、
    前記設問回答処理部は、複数の各々の生徒の端末に対して、前記チェックのための設問を含む画面を表示し、当該画面で生徒により入力された回答の情報を用いて、当該生徒の心及びストレスを含む状態を判定し、当該判定の結果情報を記憶し、関係者の端末に対して当該判定の結果情報を含む画面を表示する、
    学校生徒支援システム。
  2. 請求項1記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記学校の生徒の心及びストレスを含む状態について随時に生徒から相談を受け付けて支援する情報処理を行う随時支援システムを含み、
    前記随時支援システムは、相談処理部を有し、
    前記相談処理部は、複数の各々の生徒の端末に対して、前記相談のための画面を表示し、当該画面で生徒により入力された相談の情報を登録し、
    前記相談のための画面は、生徒により相談相手の関係者を選択する項目を含み、
    前記相談処理部は、前記相談相手の関係者の端末に対して、前記相談に対する回答のための画面を表示し、当該画面では前記生徒による相談の情報を表示し、当該画面で関係者により入力された回答の情報を登録し、
    前記相談処理部は、前記生徒の端末に対して、前記相談相手の関係者からの回答の情報を含む画面を表示する、学校生徒支援システム。
  3. 請求項1記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記定期支援システムは、定期対策登録部を有し、
    前記定期対策登録部は、前記関係者の端末の操作に基づいて、前記生徒の心及びストレスを含む状態の判定の結果情報を画面に表示し、当該関係者による当該生徒の状態への対策や支援の状況を示す対策状況の情報を登録する、学校生徒支援システム。
  4. 請求項2記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記随時支援システムは、随時対策登録部を有し、
    前記随時対策登録部は、前記関係者の端末の操作に基づいて、前記生徒の相談の情報を画面に表示し、当該関係者による当該生徒の状態への対策や支援の状況を示す対策状況の情報を登録する、学校生徒支援システム。
  5. 請求項3または4に記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記関係者は、生徒の保護者、教師、教育委員会の担当者、自治体の担当者、児童相談所または法務局または警察の相談窓口の担当者のうち2つ以上を含む、学校生徒支援システム。
  6. 請求項5記載の学校生徒支援システムにおいて、
    複数の関係者の間での連携による前記生徒への対策や支援に関する、当該複数の各々の関係者による前記対策状況の情報の登録、及び、第1の関係者による対策状況の情報の第2の関係者による閲覧を行う、学校生徒支援システム。
  7. 請求項2記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記相談相手の候補となる関係者の情報を登録する関係者設定部を有する、学校生徒支援システム。
  8. 請求項5記載の学校生徒支援システムにおいて、
    複数の各々の関係者による前記生徒に関する情報の閲覧及び入力の範囲または権限を設定する設定部を有する、学校生徒支援システム。
  9. 請求項1記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記定期支援システムは、分析部を有し、
    前記分析部は、前記生徒の心及びストレスを含む状態の判定の結果情報を用いて、生徒個人単位での状態の時系列での推移を示すグラフ、または、生徒集団単位での状態の統計値を示すグラフ、または、生徒集団単位での状態の統計値の時系列での推移を示すグラフ、のうち少なくとも1つを作成して記憶し画面に表示する、学校生徒支援システム。
  10. 請求項1記載の学校生徒支援システムにおいて、
    前記定期支援システムの設問回答処理部は、複数の設問項目及び回答項目と、回答項目の回答値に応じた生徒の状態の評価値と、を含む定義情報を管理し、前記生徒の回答の情報に基づいて、当該生徒の心及びストレスを含む状態に関する、総合的な評価値、またはレベル、またはタイプを算出する、学校生徒支援システム。
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