JP2015101999A5 - - Google Patents

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本発明の請求項2に係る負圧ポンプは、有底筒状とされ、開口部が蓋体によって閉塞されると共に内部に潤滑剤が供給され、底部の筐体中心から偏心した位置に円孔が形成された筐体と、前記円孔に嵌合される軸部と、前記軸部よりも大径とされ、前記筐体内に配置される支持部と、を備え、動力源から動力が伝達されることで回転する回転軸と、前記筐体内に配置され、前記回転軸の支持部に該回転軸と直交する方向に往復動自在に支持され、前記回転軸と一体回転すると共に端部が前記筐体の内壁面上を摺動し、前記筐体内を複数の空間に区画する3つ以上のベーンと、前記筐体に形成され、前記筐体内に気体を吸入する吸入部と、前記筐体の前記吸入部よりも前記ベーンの回転方向下流側に形成され、前記吸入部から吸入した気体及び前記潤滑剤を前記筐体の外部へ吐出する吐出部と、前記筐体の底面であって前記ベーンの回転方向で前記吐出部と前記吸入部との間に形成され、前記円孔と連通し、前記ベーンによって移動される前記潤滑剤を前記円孔へ案内する凹部と、を有している。
本発明の請求項6に係る負圧ポンプは、請求項1に記載の負圧ポンプにおいて、前記軸部の外周面に形成され、前記ベーンが前記吐出部と、前記支持部が接する前記内壁面の一部との間に位置するときに前記凹部と前記筐体の外部とを連通させる軸側溝部、を有している。
本発明の請求項8に係るシリンダヘッドカバーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記負圧ポンプを備え、一部が前記筐体を構成し、他の部分が前記動力源としてのエンジンのシリンダヘッドをカバーする。
図1及び図2に示されるように、筐体20の開口部26には、板状の蓋体38が着脱自在に装着されている(図1参照)。この蓋体38と筐体20の突き合せ部分にはシール部材(図示省略)が配設されている。このシール部材により、蓋体38を筐体20に装着した状態において、筐体20内の気体及び潤滑剤が蓋体38と筐体20との間から漏れ出すのが防止される。
また、本実施形態では、筐体20を樹脂で形成している。具体的には、筐体20を樹脂の一体成型品としている。この筐体20を形成する樹脂としては、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂のどちらを用いても構わない。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。一方、熱可塑性樹脂としては、例えば、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂等が挙げられる。なお、本実施形態では、筐体20を形成する樹脂を、強靭性や柔軟性の観点からポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン)としている。なお、本発明はこの構成に限定されず、筐体20を金属で形成してもよいが、筐体20は、重量や製造コストの観点から、樹脂で形成することが好ましい。
ベーン50は、回転軸40と一体回転することで、遠心力により回転軸40の直径方向に往復動して長手方向の両端部50Bが筐体20の内壁面22Aに押し付けられながら、内壁面22A上をそれぞれ摺動する。このとき、ベーン50は、幅方向の一方の側部50Cが蓋体38の閉塞面を摺動し、幅方向の他方の側部が底面24A上を摺動する。
また、負圧ポンプ80では、軸側溝部84を、支持部44側から支持部44の反対側に向かってベーン回転方向と反対方向に旋回する螺旋状としていることから、回転軸82(軸部42)の回転により、軸側溝部84内の潤滑剤にベーン回転方向と反対方向の力が作用する。これにより、潤滑剤が軸側溝部84内を通じて筐体20の外部へ案内されて排出される。
本実施形態の軸側溝部84は、支持部44側の一端から支持部44と反対側の他端まで溝幅及び溝深さが一定とされているが、本発明はこの構成に限定されない。軸側溝部84の溝幅及び溝深さの少なくとも一方を上記一端から上記他端までの間で変化させてもよい。
本実施形態の負圧ポンプ80では、軸側溝部84を軸部42の外周面42Aに沿った螺旋状に延ばす構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、軸側溝部84を回転軸82の軸方向に沿って直線状に延ばす構成としてもよく、軸側溝部84を回転軸82の軸方向に曲線状(一例として波形状)に延ばす構成としてもよい。また、軸側溝部(軸側溝部84含む)は、支持部44側から支持部44の反対側へ向かう途中で複数に分岐する構成としてもよい。
(その他の実施形態)
図3に示されるように、第1実施形態の負圧ポンプ10では、回転軸40の支持部44が筐体20の内壁面22Aの一部に当接すると共に、一つのベーン50を支持しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図14に示されるその他の実施形態の負圧ポンプ130のように、回転軸132の支持部134が筐体20の内壁面22Aに当接せず、支持部134が3つ以上(図14では、4つ)のベーン136を支持する構成としてもよい。この負圧ポンプ130は、上記のように、回転軸132の支持部134、ベーン136の構成及び凹部60の配置位置以外は、第1実施形態の負圧ポンプ10と同一の構成であるため、その説明を省略する。支持部134は、回転軸132の軸方向の一端側を構成し、中央に軸部42から貫通孔48が延びている。また、支持部134の外周には、周方向に間隔をあけて軸方向に延びる溝135が3つ以上(図14では、4つ)形成されている。この溝135には、板状のベーン136が挿入配置されている。このベーン136は、溝135の溝壁135Aによって両板面136Aが回転軸132と直交する方向(回転軸132の直径方向)に往復動自在に支持されている。これにより、ベーン136は、回転軸132と一体回転するようになっている。また、ベーン136は、回転軸132と一体回転することで、遠心力により回転軸132の直径方向に往復動して端部136Bが筐体20の内壁面22Aに押し付けられながら、内壁面22A上をそれぞれ摺動する。このとき、ベーン136は、幅方向の一方の側部が蓋体38の閉塞面を摺動し、幅方向の他方の側部が底面24A上を摺動する。さらに、ベーン136は、筐体20の内部(ポンプ室36内)を複数の空間に区画している。ベーン136によって区画された空間は、ベーン136の回転にともなって吸入部30側から吐出部34側に向かって徐々に容積が小さくなるように構成されている。すなわち、ベーン136によって区画された空間は、ベーン136の回転により容積が変化する。なお、ベーン136の配置間隔は、ベーン回転方向で吸入部30と吐出部34との間隔よりも狭く設定されている。換言すると、図14に示されるように、互いに隣り合う2つのベーン136が吐出部34と吸入部30との間に配置されるように、ベーン136の配置間隔は設定されている。また、負圧ポンプ130では、底面24Aであってベーン回転方向で吸入部30と吐出部34との間に凹部60が形成されている。
次に、負圧ポンプ130の作用について説明すると、負圧ポンプ130では、筐体20の底面24Aであってベーン回転方向で吐出部34と吸入部30との間に凹部60を形成していることから、ベーン136が吐出部34を通り過ぎた後に吐出しきれずに残った潤滑剤が凹部60内に入り込む。この凹部60は、円孔32に連通しているため、入り込んだ潤滑剤が円孔32へ案内される。ここで、吐出部34を通り過ぎたベーン136と、このベーン136よりも先に吐出部34を通り過ぎ且つ吸入部30に未到達のベーン136との間の空間(以下、「閉鎖空間」と記載する。)138は、容積の減少によって圧力上昇しているため、円孔32に案内された潤滑剤が閉鎖空間138の圧力により円孔32の孔壁面32Aと軸部42の外周面42Aとの間の隙間に押し込まれる。このとき、吐出しきれずに残った気体も潤滑剤に混ざって上記隙間に押し込まれる。これにより、閉鎖空間138の圧力上昇が抑制されるため、ベーン136に過大な圧力が作用するのが抑制される。この結果、ベーン136の破損が防止される。なお、その他の作用効果は、第1実施形態の負圧ポンプ10と同様である。また、負圧ポンプ130の構成は、第2実施形態の負圧ポンプ80及び第3実施形態のシリンダヘッドカバーの負圧ポンプ部に適用してもよい。

Claims (8)

  1. 有底筒状とされ、開口部が蓋体によって閉塞されると共に内部に潤滑剤が供給され、底部の筐体中心から偏心した位置に円孔が形成された筐体と、
    前記円孔に嵌合される軸部と、前記軸部よりも大径とされ、前記筐体内に配置されると共に外周面が前記筐体の内壁面の一部に接する支持部と、を備え、動力源から動力が伝達されることで回転する回転軸と、
    前記筐体内に配置され、前記回転軸の支持部に該回転軸と直交する方向に往復動自在に支持され、前記回転軸と一体回転すると共に端部が前記内壁面上を摺動し、前記筐体内を複数の空間に区画するベーンと、
    前記筐体に形成され、前記筐体内に気体を吸入する吸入部と、
    前記筐体の前記吸入部よりも前記ベーンの回転方向下流側に形成され、前記吸入部から吸入した気体及び前記潤滑剤を前記筐体の外部へ吐出する吐出部と、
    前記筐体の底面であって前記ベーンの回転方向で前記吐出部と、前記支持部が接する前記内壁面の一部との間に形成され、前記円孔と連通し、前記ベーンによって移動される前記潤滑剤を前記円孔へ案内する凹部と、
    を有する負圧ポンプ。
  2. 有底筒状とされ、開口部が蓋体によって閉塞されると共に内部に潤滑剤が供給され、底部の筐体中心から偏心した位置に円孔が形成された筐体と、
    前記円孔に嵌合される軸部と、前記軸部よりも大径とされ、前記筐体内に配置される支持部と、を備え、動力源から動力が伝達されることで回転する回転軸と、
    前記筐体内に配置され、前記回転軸の支持部に該回転軸と直交する方向に往復動自在に支持され、前記回転軸と一体回転すると共に端部が前記筐体の内壁面上を摺動し、前記筐体内を複数の空間に区画する3つ以上のベーンと、
    前記筐体に形成され、前記筐体内に気体を吸入する吸入部と、
    前記筐体の前記吸入部よりも前記ベーンの回転方向下流側に形成され、前記吸入部から吸入した気体及び前記潤滑剤を前記筐体の外部へ吐出する吐出部と、
    前記筐体の底面であって前記ベーンの回転方向で前記吐出部と前記吸入部との間に形成され、前記円孔と連通し、前記ベーンによって移動される前記潤滑剤を前記円孔へ案内する凹部と、
    を有する負圧ポンプ。
  3. 前記円孔の孔壁面に形成され、前記凹部と前記筐体の外部とを連通させる孔側溝部、を有する請求項1又は請求項2に記載の負圧ポンプ。
  4. 前記孔側溝部は、前記円孔の前記凹部側から前記凹部の反対側に向かって前記ベーンの回転方向と同じ方向に旋回する螺旋状とされている、請求項3に記載の負圧ポンプ。
  5. 前記凹部は、前記円孔の縁部から前記内壁面と前記底面との境界まで延びている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の負圧ポンプ。
  6. 前記軸部の外周面に形成され、前記ベーンが前記吐出部と、前記支持部が接する前記内壁面の一部との間に位置するときに前記凹部と前記筐体の外部とを連通させる軸側溝部、を有する請求項1に記載の負圧ポンプ。
  7. 前記軸側溝部は、前記軸部の前記支持部側から前記支持部の反対側に向かって前記ベーンの回転方向と反対方向に旋回する螺旋状とされている、請求項6に記載の負圧ポンプ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記負圧ポンプを備え、一部が前記筐体を構成し、他の部分が前記動力源としてのエンジンのシリンダヘッドをカバーする、シリンダヘッドカバー。
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