JP2015101362A - ウォーターサーバ - Google Patents

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育英 深澤
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Abstract

【課題】沸騰水または沸騰水に近い熱水を使用者が直ちに得ることを可能にしたウォーターサーバを提供する。
【解決手段】給水タンク30から飲料水を供給するウォーターサーバ10であって、装置本体20に設けられ、給水タンク30が着脱可能に装着される給水タンク装着部22と、装置本体20に着脱可能に設けられた電気ポットと40、電気ポット40の水供給口に嵌合する注水体60を先端に有し、給水タンク装着部22に装着された給水タンク30からの水を注水体60を介して電気ポット40に給水する給水路と、注水体60に設けられ、電気ポット40内の水が加熱された際に生じる水蒸気を大気中に排出させるための水蒸気排出手段と、を有していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はウォーターサーバに関し、より詳細には、着脱可能な電気ポットに収容した水を沸騰させた状態で供給することが可能なウォーターサーバに関する。
給水タンクを有し、給水タンク内の飲料水を冷却または加熱して冷水や熱水を供給することが可能なウォーターサーバが広く流通している。
このようなウォーターサーバには例えば特許文献1,2に開示されているような構成のものが知られている。
特開2013−224163号公報 特開2013−212858号公報
特許文献1および特許文献2に開示されているウォーターサーバは、冷水と熱水の両方を提供することができるとされているが、熱水についてはいずれも摂氏90度程度が上限温度とされており、ウォーターサーバから沸騰水を直ちに得ることはできないという課題がある。
本発明は、沸騰水または沸騰水に近い熱水を使用者が直ちに得ることを可能にしたウォーターサーバの提供を目的としている。
以上の目的を達成するため本願発明者が鋭意研究した結果、従来のウォーターサーバにおいては、熱水を生成して保存するポットは、保温性能を高めるためにポットを密閉した構成が採用されていること、また、ポットに収容した水を加熱した際に、水温が摂氏94度以上になるとポットの内部圧力が急激に高まること、をそれぞれ見出した。これらにより、ポット内の水温が沸騰する直前において、急激に上昇するポットの内部圧力をポットの内部から開放させることができれば、ポット内の熱水を沸騰水または沸騰水と同程度の温度で保存することが可能であることを見出し、本願発明に想到した。
すなわち、本願発明は、給水タンクから飲料水を供給するウォーターサーバであって、装置本体に設けられ、前記給水タンクが着脱可能に装着される給水タンク装着部と、前記装置本体に着脱可能に設けられた電気ポットと、前記電気ポットの水供給口に嵌合する注水体を先端に有し、前記給水タンク装着部に装着された前記給水タンクからの水を前記注水体を介して前記電気ポットに給水する給水路と、前記注水体に設けられ、前記電気ポット内の水が加熱された際に生じる水蒸気を大気中に排出させるための水蒸気排出手段と、を有していることを特徴とするウォーターサーバである。
これによれば、電気ポット内の水蒸気の圧力を大気中に放出することができるため、ウォーターサーバに装着した状態の電気ポットに収容する飲料水を沸騰水または沸騰水に近い状態に維持することができ、使用者が必要とするときに直ちに沸騰水または沸騰水に近い熱水を提供することが可能なウォーターサーバを構成することができる。
また、前記注水体を前記水供給口に対して接離動させると共に、前記注水体と前記水供給口との嵌合状態および非嵌合状態のそれぞれの状態を維持可能にする注水体駆動部をさらに有していることが好ましい。
これによれば、電気ポットの水供給口に注水体を嵌合させた状態および非嵌合状態をそれぞれ維持可能になるから、装置本体に対する電気ポットの着脱を容易に行うことができる。また、水供給口と注水体との嵌合および非嵌合状態に応じて、ウォーターサーバの動作を設定することが可能になるから、使い勝手の良好なウォーターサーバを提供することができる。
また、前記注水体駆動部は、前記注水体を吊持する複数のコイルスプリングが前記装置本体に取り付けられて成り、前記複数のコイルスプリングは、前記コイルスプリングの伸縮方向を径方向とする円の周方向に回動可能であって、前記コイルスプリングが、最大圧縮位置を両側に超えることにより、前記注水体を前記水供給口方向に付勢可能で、かつ、前記注水体を前記水供給口から離反する方向に付勢可能であることが好ましい。
これにより、注水体駆動部の構成を簡素化することができ、注水体駆動部の故障が少なく安価なウォーターサーバを提供することができる。
また、前記給水路は前記注水体の側面に接続されていて、前記水蒸気排出手段は、前記注水体に対する前記給水路の接続位置よりも上側位置に取り付けられていることが好ましい。
これによれば、給水路から電気ポットに水を供給する際において水蒸気排出手段に水が入り込むことがなく、電気ポット内の内圧を大気中に開放させる際に水蒸気が給水路に入り込むことがないため、水や水蒸気が意図しない部分へ進入することを防ぐことができる。この結果、故障のおそれが少ない動作信頼性が高いウォーターサーバを簡易な構成にて実現することができる。
また、前記水蒸気排出手段は、一端部が前記注水体に接続され、他端部が大気中に連通する管体であることが好ましい。
これによれば、水蒸気排出手段が簡易な構成になるため、ウォーターサーバの製造コストが低減し、ウォーターサーバを安価に提供することが可能になる。
また、前記水蒸気排出手段には、前記電気ポットへの電力供給のオンオフを切り替えする切り替えスイッチとなるサーモスタットが配設されていることが好ましい。
これによれば、電気ポット内の熱水の温度管理を適正化および省力化することができる。
また、前記サーモスタットは前記水蒸気排出手段の複数箇所に配設されていて、該複数のサーモスタットは、前記注水体から離反するに従って作動温度が徐々に低くなっていることが好ましい。
これによれば、電気ポット内の熱水の温度管理の信頼性を向上させることができる。
また、前記水供給口は前記電気ポットの上面に配設されていて、前記電気ポットの底面には、電力供給用接点を露出させた電力供給接点付凹部が形成されていて、前記装置本体には、電源と電気的に接続されていて、前記電力供給接点付凹部に凹凸嵌合すると共に、前記電源と前記電力供給接点付凹部の接点と接触する接点を有する電力供給接点付凸部が形成されていて、前記電気ポットは、前記注水体と前記電力供給用接点付凸部とにより挟持された状態で電力が供給されていることが好ましい。
これによれば、電気ポットを装置本体に対して確実に固定することができるため、沸騰水または沸騰水に近い熱水を収容した電気ポットが装置本体から不意に脱落してしまうおそれがなく、安全なウォーターサーバを提供することができる。
本発明にかかるウォーターサーバの構成によれば、電気ポットに収容した水を加熱した際において沸騰直前に急激に上昇する電気ポットの内部圧力を電気ポットの保温機能を損なうことなく大気中に解放させることができるため、電気ポット内の熱水を沸騰水または沸騰水に近い温度で維持することが可能になる。これにより、ウォーターサーバから沸騰水または沸騰水に近い熱水を使用者に直ちに提供することができる。
本実施形態にかかるウォーターサーバの斜視図である。 図1内のA部分における拡大正面図である。 本実施形態にかかるウォーターサーバの内部構造の概略を示す斜視図である。 本実施形態にかかるウォーターサーバの注水体駆動部の動作説明図である。 本実施形態にかかるウォーターサーバの内部構造の概略を示す斜視図である。 注水体とこれに接続された水蒸気排出手段としてのシリコンチューブの斜視図である。 電気ポットの水供給口と注水体との非嵌合状態を示すA部分の拡大正面図である。
以下、本発明にかかるウォーターサーバの実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態におけるウォーターサーバ10は、図1および図2に示すように、装置本体20と、装置本体20の上面に形成された給水タンク装着部22に着脱可能に装着された給水タンク30と、装置本体20に着脱可能な電気ポット40を有している。
装置本体20に設けられた給水タンク装着部22は、装置本体20の上面に開口する凹部形状に形成されていて、装着された給水タンク30に充てんされている飲料水の一部が、給水タンク装着部22の内底部に貯留可能になっている。このような給水タンク装着部22の底面には、図3に示すように、給水路50の一端が給水タンク装着部22の内底面に連通させた状態で接続されている。本実施形態では、給水タンク装着部22に2本の給水路50が接続されている。本実施形態においては、給水路50にシリコンチューブを採用した。
一方の給水路50の他端(下流側端部)には熱水を生成する電気ポット40に嵌合可能な注水体60が接続されていて、他方の給水路50の他端は冷水生成部70の冷水タンク72に接続されている。いずれの給水路50においても、給水タンク装着部22からの水の流入を制御するための給水手段が配設されている。
図1および図2に示すように装置本体20の正面には複数の操作ボタン24,24,・・・が配設されている。これらのうち適切な操作ボタン24を使用者が操作することにより、ウォーターサーバ10の適宜動作が実行されることになる。各操作ボタン24,24,・・・に対応するウォーターサーバの具体的な動作についての詳細な説明は省略する。
本実施形態にかかるウォーターサーバ10が具備する電気ポット40および冷水生成部70は、公知の構成を採用することができる。たとえば、電気ポット40としては、商用電源から供給された電力により内蔵したヒータ42を発熱させて、電気ポット40内に収容した水を加熱する構成を採用することができる。また、冷水生成部70としては、ペルチェ素子やコンプレッサを用いた公知の冷却手段を採用することができる。冷水タンク72は、ステンレス製のタンクが好適に用いられ、発泡樹脂に代表される断熱材料により形成された保温カバー74によって被覆した構成を採用している。
また、図2に示すように、電気ポット40の底面には電気ポット40に内蔵されているヒータ42に装置本体20からの電力を供給すると共に装置本体20に対する電気ポット40の安定的な設置をするための電力供給接点付凹部46が形成されている。また、装置本体20においては、電気ポット40の設置位置に電力供給接点付凹部46と凹凸嵌合し、電力供給接点付凹部46の電力供給接点と接触可能な接点を有する電力供給接点付凸部26が形成されている。このように、装置本体に20に電気ポット40が正しく設置された(電力供給接点付凹部46と電力供給接点付凸部26が互いの接点が接触した状態)場合においてのみ、電気ポット40に電力供給がなされるよう図示しない制御盤により電源供給制御がなされている。
このように装置本体20にセットされた電気ポット40は、電気ポット40の上面および底面のそれぞれ対向する位置において凹凸嵌合部を有していることから上下に挟持された状態になっているため、電気ポット40が不意に装置本体20から脱落してしまうおそれがなく、安全なウォーターサーバ10にすることができる。
給水タンク30内の飲料水は、上端が給水タンク装着部22の底部に接続された給水路50を経由した後、給水路50の下端に接続され、電気ポット40の上面に形成された水供給口44に凹凸嵌合する注水体60を介して電気ポット40に供給される。より詳細には、図1〜図3に示すように、使用者が装置本体20の正面に配設されたポット給水用の操作ボタン24を押下すると、注水体60が電気ポット40の水供給口44に接近し、凹凸嵌合すると共に、給水路50の経路上に配設した給水ポンプ32が作動し、給水タンク30、給水タンク装着部22、給水路50、注水体60、水供給口44を介して電気ポット40に水が供給される。
このように注水体60は、注水体駆動部80により電気ポット40の水供給口44に対して接離動可能に保持されている。本実施形態における注水体駆動部80は、コイルスプリング81を用いた飛び移り型の回動機構を採用している。なお、図4(A)は、注水体60が電気ポット40の水供給口44と凹凸嵌合している状態を示し、図4(B)は、注水体60が電気ポット40の水供給口44から離反している状態を示している。
図4に示す注水体駆動部80は、注水体60の中心軸線CLに対して左右対称の構成をなしている。本実施形態の注水体駆動部80は、一端部が装置本体20に取り付けられ、他端部が注水体60に係合された複数のコイルスプリング81を有し、コイルスプリング81がコイルスプリング81の伸縮方向を径方向とする円の円周方向に沿って回動可能とした構成を有している。
装置本体20には保持体82が形成または固定されている。保持体82にはキャップ体83がピン接合によって回動可能に取り付けられている。コイルスプリング81の内部にはコイルスプリング81の自然長よりも短いスプリング保持ロッド84が挿通されていて、コイルスプリング81とスプリング保持ロッド84の一端部がキャップ体83に差し込まれている。スプリング保持ロッド84の他端部には、注水体60とピン連結させる連結部85と、コイルスプリング81の他端部を当接させるスプリング当接部86が形成されている。また、図4(A)および図4(B)に示すように、スプリング保持ロッド84はコイルスプリング81の付勢力によって、注水体60側に付勢され、スプリング保持ロッド84の一端部とキャップ体83の内底面とが常に離反した状態でキャップ体83に保持されている。
このような構成を採用することにより、コイルスプリング81の最大圧縮位置である、保持体82とキャップ体83とのピン接合部分P,Pどうしを結んだ線DLの位置に対し、連結部85の位置が少しでも下側になれば、注水体60に作用するコイルスプリング81の付勢力がピン接合部分Pから斜め下向きに作用し、注水体60と電気ポット40の水供給口44とが凹凸嵌合した状態(図4(A)に示す状態)が維持されることになる。これとは反対に、線DLに対して連結部85の位置が少しでも上側になれば、注水体60に作用するコイルスプリング81の付勢力が、ピン接合部Pから斜め上側に作用し、注水体60と電気ポット40の給水口44との凹凸嵌合を解除し、互いに離反した状態(図4(B)に示す状態)が維持されることになる。
ここで図4中の線Hは、本体装置20に電気ポット40をセットした状態における水供給口44の高さ位置を示すものである。
図4(B)に示す状態において装置本体20に電気ポット40をセットした状態で、使用者がポット給水用の操作ボタン24を押下すると、図示しないアクチュエータがコイルスプリング81の付勢力に抗して注水体60を下方に押し下げる。注水体60が下方に移動すると、コイルスプリング81がスプリング当接部86とキャップ体83の内底面との間で収縮されると共に、スプリング保持ロッド84の端部とキャップ体83の内底面との離間距離を縮めつつ、連結部85が下降する。そして連結部85が線DLを超え連結部85の位置が線DLよりも下側になると、コイルスプリング81の付勢力が斜め下側に作用し、注水体60は一気に電気ポット40の水供給口44と凹凸嵌合する(図4(A)に示す状態になる)。注水体60は、注水体60に対して斜め下向きに作用するコイルスプリング81の付勢力により電気ポット40の水供給口44に付勢されているため、注水体60と電気ポット40の水供給口44との凹凸嵌合状態を維持させることができる。
また、注水体60には、注水体60と電気ポット40の水供給口44が連結されている状態においてオンになる接触スイッチS1,S2(図3参照)が取り付けられており、接触スイッチS1,S2が接触した状態においてのみ、図示しない制御盤が給水ポンプ32を作動させて、注水体60を介して電気ポット40に給水タンク30からの水が供給されるように設定されている。
以上のようにして、電気ポット40の水供給口44に注水体60が連結されると、図示しない制御盤は電気ポット40のヒータ42に電力を供給し、電気ポット40に収容された水を加熱し、電気ポット40内で熱水を生成させる。先述のように、電気ポット40に収容された水の温度が摂氏94度程度に到達すると、水蒸気により電気ポット40の内部圧力が急激に高まることになる。
このような電気ポット40内における急激な圧力上昇に対し、本実施形態においては注水体60の上端面に水蒸気排出手段として、シリコンチューブ90の一端部を接続すると共に、シリコンチューブ90の他端部を大気中に開口させた構成を採用している。このような構成をウォーターサーバ10に適用することで、電気ポット40内で発生した水蒸気は、シリコンチューブ90を介して大気中に排出されるため、電気ポット40の内部圧力を適正な圧力状態に維持することができ、ひいては沸騰水または沸騰水に近い温度の熱水を電気ポット40に収容しておくことが可能になっている。
なお、給水路50は、図4および図5に示すように、注水体60に対するシリコンチューブ90の取り付け高さ位置よりも下側位置に接続されているため、電気ポット40への水の供給や電気ポット40の内部から水蒸気を排出させる際に、給水路50とシリコンチューブ90とが互いの給水動作や水蒸気排出動作の邪魔になることはない。
また、シリコンチューブ90の中途位置には、図5および図6に示すように、サーモスタット92A,92Bが配設されている。これにより、シリコンチューブ90内を通過する水蒸気の温度が予め設定されている温度以上であることを検出した場合に、図示しない制御盤に電気ポット40への電力供給をストップさせるための信号を送信することが可能になっている。本実施形態においては、シリコンチューブ90の複数箇所にサーモスタット92A,92Bを配設した。シリコンチューブ90の延長に沿って所要間隔をあけて配設されたそれぞれのサーモスタット92A,92Bは、注水体60から離反するに伴って図示しない制御盤への信号を送信する際のトリガーとなる設定温度が徐々に低くなるように設定されている。
このように複数のサーモスタット92A,92Bをシリコンチューブ90に配設することにより、電気ポット40のヒータ42への電力供給のオンオフ切り替えを適切に制御し、電気ポット40の消費電力を抑制することができると共に、いずれかのサーモスタット92Aまたは92Bが故障した場合であっても、残りのサーモスタット92Bまたは92Aによる電気ポット40のヒータ42への電力供給のオンオフを図示しない制御盤に制御させることが可能になる。
シリコンチューブ90の他方の端部は、図6に示すように大気中に連通しているため、電気ポット40から排出された水蒸気はウォーターサーバ10の外部に排出されることになる。本実施形態においては、装置本体20の電気ポット40の設置位置に隣接配置した冷水供給部76に設けられた水受皿28の内部空間にシリコンチューブ90の他端部を連通させている。このような構成を採用することで、シリコンチューブ90から排出された水を大気中に蒸発させる(排出させる)ことができると共に、水受皿28を装置本体20(冷水供給部76)から取り外せば、電気ポット40から排出された水蒸気が結露して生じた水を直ちに排水処理をすることが可能であり好都合である。
このように本実施形態におけるウォーターサーバ10は、装置本体20に配設した電気ポット40内の熱水を沸騰水または沸騰水に近い温度の熱水にすることができ、使用者が必要としているタイミングに合わせて沸騰水や沸騰水に近い熱水を直ちに提供することができる。電気ポット40は開口部である水供給口44を有しているものの、水供給口44には注水体60が密着した状態で連結されており、注水体60にはシリコンチューブ90が接続されている。したがって電気ポット40に開口部である水供給口44が配設されていても、断面積が小さいシリコンチューブ90を数十センチメートルにわたって経由した後に大気中に連通する構成になっているから、電気ポット40は必要にして十分な保温性が確保されているのである。
なお、使用者が熱水を使用する際には、装置本体20の正面にセットされた電気ポット40を図2内の矢印Aの向きに持ち上げることで、図2に示すように電気ポット40の水供給口44に凹凸嵌合していた注水体60を図7に示すように上方に移動させて、水供給口44と注水体60の凹凸嵌合を解除し、互いに離反させることができる。注水体60は、コイルスプリング81の付勢力により移動先における位置が維持可能であるから、電気ポット40の水供給口44と注水体60との非嵌合状態が維持され、電気ポット40を装置本体20から簡単に取り外すことが可能になる。このとき、電気ポット40に電力が供給されている場合であっても、装置本体20の電力供給接点付凸部26と電気ポット40の電力供給接点付凹部46との接点どうしの接触が解除されるため、電気ポット40への電力供給はストップさせることができる。
このように本実施形態にかかるウォーターサーバ10は、安全性が高く、使い勝手に優れた優良なウォーターサーバである。
以上本発明にかかるウォーターサーバ10について実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明にかかるウォーターサーバ10の技術的範囲は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、図4に示すような注水体駆動部80を有する構成について説明したが、注水体駆動部80の構成は本実施形態に示した構成に限定されるものではない。他の形態例としては、流体シリンダやソレノイドアクチュエータ等により注水体60を電気ポット40の水供給口44に接離動させる構成としてもよいし、注水体駆動部80の構成は省略することもできる。この場合、注水体60と装置本体20との間に付勢手段を配設し、付勢手段の付勢力により注水体60を電気ポット40の水供給口44に対して常時付勢させるようにしておけば、本実施形態と同程度の使い勝手を有するウォーターサーバ10を提供することは十分可能である。
また、本実施形態においては、水蒸気排出手段としてのシリコンチューブ90の延長方向に沿って複数のサーモスタット92A,92Bが配設された形態を示しているがシリコンチューブ90に配設するサーモスタット92A,92Bはいずれか一つであってもよい。
また、本実施形態においては冷水生成部70が設けられているが、冷水生成部70の配設を省略し、熱水のみを提供するウォーターサーバ10の形態を採用することも可能である。
また、注水体60には側面に給水路50が接続され、注水体60の上端面にシリコンチューブ90を取り付けした構成例について説明しているが、注水体60に取り付けられるシリコンチューブ90は必ずしも給水路50の接続位置よりも上側の位置でなくてもよい。給水路50から電気ポット40への給水時にシリコンチューブ90に水が進入することがなく、電気ポット40の内部空間から排出される水蒸気が給水路50に進入することがないような配設レイアウトになっていればよく、注水体60に対する給水路50およびシリコンチューブ90の接続位置における互いの上下位置関係は特定の位置関係に限定されるものではない。
また、電気ポット40の空焚き防止対策としては、図示しない重量検出センサが電気ポット40の重量を計測し、計測した重量が予め設定した重量以下になった際には、図示しない制御盤が強制的に電気ポット40のへの電力供給を停止させるようにしておくこともできる。
他の安全対策としては、電気ポット40の電力供給接点付凹部46と凹凸嵌合する電力供給接点付凸部26の近傍位置に電気ポット40の設置の有無を検出する図示しないスイッチを配設し、この図示しないスイッチが押下されている場合においてのみ、図示しない制御盤が電力供給接点付凸部26の接点に電力を供給し、電気ポット40が設置されていない場合(図示しないスイッチが押下されていない場合)には電力供給接点付凸部26の接点への電力供給を停止する制御を行うようにしてもよい。これにより幼児等のいたずらによる感電事故を防止することができる。
10 ウォーターサーバ、20 装置本体、22 給水タンク装着部、
24 操作ボタン、26 電力供給接点付凸部、28 水受皿、30 給水タンク、
32 給水ポンプ、40 電気ポット、42 ヒータ、44 水供給口、
46 電力供給接点付凹部、50 給水路、60 注水体、70 冷水生成部、
72 冷水タンク、74 保温カバー、76 冷水供給部、80 注水体駆動部、
81 コイルスプリング、82 保持体、83 キャップ体、
84 スプリング保持ロッド、85 連結部、86 スプリング当接部、
90 シリコンチューブ、92A,92B サーモスタット、CL 給水体の中心軸線、
DL 保持体とキャップ体との接合部分を結んだ線、H 水供給口の高さ位置、
P 保持体とキャップ体とのピン接合部分、S1,S2 接触スイッチ

Claims (8)

  1. 給水タンクから飲料水を供給するウォーターサーバであって、
    装置本体に設けられ、前記給水タンクが着脱可能に装着される給水タンク装着部と、
    前記装置本体に着脱可能に設けられた電気ポットと、
    前記電気ポットの水供給口に嵌合する注水体を先端に有し、前記給水タンク装着部に装着された前記給水タンクからの水を前記注水体を介して前記電気ポットに給水する給水路と、
    前記注水体に設けられ、前記電気ポット内の水が加熱された際に生じる水蒸気を大気中に排出させるための水蒸気排出手段と、
    を有していることを特徴とするウォーターサーバ。
  2. 前記注水体を前記水供給口に対して接離動させると共に、前記注水体と前記水供給口との嵌合状態および非嵌合状態のそれぞれの状態を維持可能にする注水体駆動部をさらに有していることを特徴とする請求項1記載のウォーターサーバ。
  3. 前記注水体駆動部は、前記注水体を吊持する複数のコイルスプリングが前記装置本体に取り付けられて成り、
    前記複数のコイルスプリングは、前記コイルスプリングの伸縮方向を径方向とする円の周方向に回動可能であって、
    前記コイルスプリングが、最大圧縮位置を両側に超えることにより、前記注水体を前記水供給口方向に付勢可能で、かつ、前記注水体を前記水供給口から離反する方向に付勢可能であることを特徴とする請求項2記載のウォーターサーバ。
  4. 前記給水路は前記注水体の側面に接続されていて、
    前記水蒸気排出手段は、前記注水体に対する前記給水路の接続位置よりも上側位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のウォーターサーバ。
  5. 前記水蒸気排出手段は、一端部が前記注水体に接続され、他端部が大気中に連通する管体であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のウォーターサーバ。
  6. 前記水蒸気排出手段には、前記電気ポットへの電力供給のオンオフを切り替えする切り替えスイッチとなるサーモスタットが配設されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のウォーターサーバ。
  7. 前記サーモスタットは前記水蒸気排出手段の複数箇所に配設されていて、該複数のサーモスタットは、前記注水体から離反するに従って作動温度が徐々に低くなっていることを特徴とする請求項6記載のウォーターサーバ。
  8. 前記水供給口は前記電気ポットの上面に配設されていて、
    前記電気ポットの底面には、電力供給用接点を露出させた電力供給接点付凹部が形成されていて、
    前記装置本体には、電源と電気的に接続されていて、前記電力供給接点付凹部に凹凸嵌合すると共に、前記電源と前記電力供給接点付凹部の接点と接触する接点を有する電力供給接点付凸部が形成されていて、
    前記電気ポットは、前記注水体と前記電力供給用接点付凸部とにより挟持された状態で電力が供給されていることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のウォーターサーバ。
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JP2019215012A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社コスモライフ ウォーターサーバー

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