JP2015100557A - 可搬型腹膜透析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、移動後の場所で透析動作をスムーズに再開することができる可搬型腹膜透析装置を提供する。【解決手段】可搬型腹膜透析装置100は、搬送可能で透析を行うための可搬型腹膜透析装置であって、可搬型腹膜透析装置100を、搬送装置である可搬型腹膜透析装置用カート1により搬送する際に、可搬型腹膜透析装置100における商用交流電源の供給を絶つと可搬型腹膜透析装置100の動作を一時停止し、可搬型腹膜透析装置100における商用交流電源の供給を再開すると可搬型腹膜透析装置100の動作を再開する構成である。【選択図】図9

Description

本発明は、その都度載置場所を移動して使用することができる可搬型腹膜透析装置に関する。
例えば、腎臓の機能の低下により血液透析を受ける必要がある患者は、週に3,4回通院して、血液透析装置により4,5時間も拘束されながら血液透析を受けている。このため、患者の利便性の観点から、患者が入所している介護施設等や自宅に可搬型腹膜透析装置を配置して、介護施設等の職員や患者自らが腹膜透析装置を操作するようになってきている。
特開2009−11667号公報
通常、自動腹膜透析装置は夜間就寝中に使用されることが多いが、チューブ閉塞等のアラーム発生時に就寝中のため患者自らが対処できず、また夜間の職員が少なかったりするために、スムースに対応出来ない場合がある。そのため介護施設等では日中に自動腹膜透析装置を稼働させることが増えている。 例えば介護施設に入所している患者は、必要に応じて腹膜透析装置が載置されている場所に移動して透析を行う。通常の腹膜透析装置は10kg前後の重さがある重量物であるので、腹膜透析装置を移動しないで腹膜透析装置を収容棚に載置した据え置きの状態で用いる。このため、患者が透析中は、患者は腹膜透析装置が載置されている場所から離れて移動することが容易ではない。
従って、患者が透析中は、患者は食事やレクリエーションのために、腹膜透析装置が載置されている場所からリビング等に場所を移動することができず、腹膜透析装置の載置場所に拘束されてしまう。このため、介護施設等の職員や患者にとって、腹膜透析装置の使用勝手が悪く、患者のストレスを招くおそれがある。
そこで、本発明は、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、移動後の場所で透析動作をスムーズに再開することができ、患者のQOLを向上できる可搬型腹膜透析装置を提供することを目的とする。
本発明の可搬型腹膜透析装置は、搬送装置により搬送可能とされ、透析を行うための可搬型腹膜透析装置であって、前記可搬型腹膜透析装置を、搬送装置に載せて搬送する際には、前記可搬型腹膜透析装置における商用交流電源の供給を絶つと前記可搬型腹膜透析装置の動作を一時停止し、前記可搬型腹膜透析装置における商用交流電源の供給を再開すると前記可搬型腹膜透析装置の動作を前記一時停止の際の状態から、再開できるようにした構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、可搬型腹膜透析装置を、搬送装置に載せて搬送する際に商用交流電源の供給を絶つと可搬型腹膜透析装置の動作を一時停止し、商用交流電源の供給を再開すると可搬型腹膜透析装置の動作を再開するようになっているので、移動する際には可搬型腹膜透析装置の動作を一時的に停止させて透析を中断させ、移動後は、可搬型腹膜透析装置を動作させる商用交流電源の供給を確実に行って可搬型腹膜透析装置の動作を再開することができる。従って、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、移動後の場所で透析動作をスムーズに再開することができる。
好ましくは、前記可搬型腹膜透析装置は、前記搬送装置による搬送が行われた場合に、前記商用交流電源の供給停止時の透析パターンにおける中断状態を記憶して透析を一時停止し、再び前記商用交流電源の供給が行われた時に前記一時停止の際の状態から、再開する搬送モード運転を行う構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、「可搬型腹膜透析装置」が「搬送モード運転」という特殊な動作シーケンスを備えることにより、装置の移動に対応して、透析運転の停止や再開をきわめて容易に行うことができる。
好ましくは、前記搬送モード運転を開始させるための手動のスイッチを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、特殊な運転モードである「搬送モード運転」を行う必要があるときに、装置に明確な指示を与えることができる。
あるいはまた、好ましくは、前記搬送モード運転の開始の必要を自動的に判断するための手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、特殊な運転モードである「搬送モード運転」を行う必要があるときは、装置がこれを判断するので、特に使用者等が特殊な操作を行わなくても「搬送モード運転」を行うことができる。
好ましくは、前記可搬型腹膜透析装置は、表示部を備え、前記表示部には、前記可搬型腹膜透析装置における前記商用交流電源の供給を絶つと、前記商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を表示し、前記表示部には、前記可搬型腹膜透析装置における前記商用交流電源の供給を再開すると、前記商用交流電源が供給されていることを報知する内容を表示する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動があっても、可搬型腹膜透析装置の電源供給の有無を目視で確認でき、移動した後に透析動作を続けて行うことができる
好ましくは、前記可搬型腹膜透析装置は、スピーカを備え、前記スピーカは、前記商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を前記表示部に表示する際に、前記商用交流電源が供給されていないことを音声で通知し、前記スピーカは、前記商用交流電源が供給されていることを報知する内容を前記表示部に表示する際に、前記商用交流電源が供給されていることを音声で通知する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動があっても、可搬型腹膜透析装置の電源供給の有無を音声で確認でき、移動した後に透析動作を続けて行うことができる
好ましくは、前記搬送装置は、前記可搬型腹膜透析装置を載せる載置部を備え、前記可搬型腹膜透析装置の底部には、突起部が設けられ、前記載置部には、位置決め用の穴部が設けられており、前記可搬型腹膜透析装置を前記載置部に載せると、前記可搬型腹膜透析装置の前記突起部が、前記載置部の前記位置決め用の穴部にはまりこむことを特徴とする。
上記構成によれば、可搬型腹膜透析装置を搬送装置の載置部に載せた状態で搬送する際に、可搬型腹膜透析装置が載置部上で位置ずれするのを防止できるので、可搬型腹膜透析装置を安全に搬送できる。
好ましくは、前記可搬型腹膜透析装置は前記商用交流電源に接続する電源コードを有し、前記搬送装置は、前記電源コードを保持する電源コード保持部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、可搬型腹膜透析装置を搬送装置により搬送する際に、可搬型腹膜透析装置の電源コードを搬送装置の電源コード保持部材により保持することができるので、電源コードが搬送の際に邪魔になることがなく、スムーズに搬送できる。
本発明は、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、移動後の場所で透析動作をスムーズに再開することができる可搬型腹膜透析装置を提供することができる。
本発明の可搬型腹膜透析装置の好ましい実施形態を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートの例を示す斜視図。 図1に示す可搬型腹膜透析装置を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートを矢印V方向から見た斜視図。 図1に示す可搬型腹膜透析装置を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートを矢印S方向から見た斜視図。 可搬型腹膜透析装置の底部と第2載置部の形状例を示す斜視図。 可搬型腹膜透析装置の構造例を示す斜視図。 可搬型腹膜透析装置の電気的な構成例を示すブロック図。 図7(A)は、各チューブをまとめて保持している様子と、排液タンクHTと、第2載置部に載置されている可搬型腹膜透析装置等を示す斜視図であり、図7(B)は、第3載置部に載置されている排液タンクHTや、吊り下げられている透析液バッグBG等を示す斜視図。 図8(A)は、第1載置部には無菌接合装置等が載置され、第2載置部には可搬型の腹膜透析装置が載置されている載置例を示している。図8(B)は、第1載置部には可搬型腹膜透析装置が載置され、第2載置部には無菌接合装置等が載置されている載置例を示す図。 患者が患者自身の居室から、例えばリビングに移動する際に行う可搬型腹膜透析装置の操作例を示すフロー図。 可搬型腹膜透析装置の表示部に表示される報知内容の例を示す図。 可搬型腹膜透析装置用カートが、例えばリビングにおいて、患者の傍に位置された状態を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の可搬型腹膜透析装置の好ましい実施形態を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートの例を示す斜視図である。図2は、図1に示す可搬型腹膜透析装置を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートを矢印V方向から見た斜視図である。図3は、図1に示す可搬型腹膜透析装置を搭載した可搬型腹膜透析装置用カートを矢印S方向から見た斜視図である。
まず、図1ないし図3を参照して、本発明の実施形態の可搬型腹膜透析装置100を搭載した可搬型腹膜透析装置用カート1の構造例を説明する。
図1ないし図3に示す可搬型腹膜透析装置用カート1は、可搬型腹膜透析装置100を載置して搬送するための搬送装置の例であり、可搬型腹膜透析装置用カート1は、可搬型腹膜透析装置100を載置するのに加えて、必要に応じて無菌接合装置200等を載置して同時に搬送することができる。可搬型腹膜透析装置用カート1は、可搬型腹膜透析装置用キャリアあるいは可搬型腹膜透析装置用搬送装置等ともいう。
図1から図3に示す可搬型腹膜透析装置(自動腹膜透析装置)100は、後で構造例を説明するが、腎臓の機能の低下により血液透析を受ける必要がある患者の利便性の観点から患者がいる介護施設等に配置して、介護施設等の職員や患者自身が操作して腹膜透析を行うためのものである。
図2と図3に示す可搬型腹膜透析装置100は、例えば10kg前後の重さがある。この可搬型腹膜透析装置100を使用する場合には、患者の腹膜透析に関する臨床データとしての、尿量,排液量,残腎Kt/V,PD Kt/V(腹膜透析によるKt/V),PET試験に基づくCr D/P(血清中のクレアチニン濃度Pと腹膜透析排液中のクレアチニン濃度Dとの比)等を医師が診察し、その診察結果である処方に基づいた透析内容に従わなければならない。そこで、病院では、医師が処方内容を記載した書面あるいは処方条件を記憶した記憶カードを患者に渡し、患者は介護施設等に帰って、腹膜透析装置100に対して処方どおりの内容を設定するかまたは記憶カード処方条件を腹膜透析装置(自動腹膜透析装置)100の読取り部で読み取ることで、自動的に腹膜透析を受けるようにしている。
可搬型腹膜透析装置100では、通常は商用電源(AC電源)を電源にし、その主要な動作部として、腹膜透析液バッグからの送液のためのチューブや、クランプ等送液の切換部、および送液の駆動力を与えるためのダイヤフラムポンプ、腹膜透析液の加温部等をひとまとめにセットし、チューブ一式を付帯するカセット及びチューブ一式を用いている。可搬型腹膜透析装置100を用いての透析治療は、患者の腹腔内に透析液を所定量注液し、腹腔内に所定時間貯留して、腹膜を介して透析処理を受け、その後腹腔から排液を行うようにしており、この透析液の注液、貯留、排液により1サイクルの腹膜透析処理としている。
また、無菌接合装置200は、腹膜灌流回路用の2本のチューブを加熱溶断してそして加圧接合する装置である。この無菌接合装置200は、例えば腹膜透析液バッグの透析液チューブと、腹膜透析をする際に使用される患者の腹膜カテーテル側のチューブを溶断して、無菌状態で加圧して接合するのに用いられる。無菌接合装置200は、可搬型腹膜透析装置100よりも軽いがそれでも重量物である。
ここで、可搬型腹膜透析装置100を搭載して搬送するための可搬型腹膜透析装置用カート1の構造例を説明する。
図1に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1は、左右の主フレーム部2,2と、複数本の連結部材3A,3B,3C,3D,3Eと、2つ(1対)の前輪4,4と、これよりも外径が1/2程度の2つ(1対)の後輪5,5と、左右のハンドル部6,6と、上段の第1載置部7と、中段の第2載置部8と、下段の第3載置部9を有している。
左右の主フレーム部2,2は、金属製のパイプから作られており、左右の主フレーム部2,2は、それぞれ第1支持フレーム部11と第2支持フレーム部12から構成されている。左側の第1支持フレーム部11の上端部には、ハンドル部6とブレーキレバー10が設けられており、右側の第1支持フレーム部11の上端部にも、ハンドル部6とブレーキレバー10が設けられている。各ハンドル部6のパイプ部分6Aは、第1支持フレーム部11の上端部に差し込まれており、調節ネジ6Nを回転して緩めることで、ハンドル部6の高さの調整を行え、再度調製ネジ6Nを回転して閉めることで、ハンドル部6の高さを保持できる。
左側の第1支持フレーム部11の下端部には、前輪4が回転可能に取り付けられており、右側の第1支持フレーム部11の下端部にも、前輪4が回転可能に取り付けられている。しかも2つの前輪4は、可搬型腹膜透析装置用カート1を方向転換するために転回できる。各第2支持フレーム部12の上端部12Aは、第1支持フレーム部11の上端位置に連結されている。
図1に示すように、連結部材3Aは、左右の第1支持フレーム部11,11の上端部を連結しており、連結部材3Bは、左右の第1支持フレーム部11,11の下端部を連結している。連結フレーム3Cは、左右の第2支持フレーム部12,12の上端部を連結している。各連結フレーム3Dは、第1支持フレーム部11の下端部と第2支持フレーム部12の下端部を連結している。連結部材3Eは、左右の第1支持フレーム部11,11の中間部を連結している。
このように、可搬型腹膜透析装置用カート1の左右の主フレーム部2,2は、連結部材3A,3B,3C,3D,3Eを用いて連結により補強されている。このため、可搬型腹膜透析装置用カート1は、重量物である可搬型腹膜透析装置100の載置と搬送はもちろんのこと、必要に応じて無菌接合装置200等の載置と搬送を、必要に応じて同時に行うことができる。
図1に示すように、左右のハンドル部6は、それぞれ握り部6Bを有している。各ハンドル部6のパイプ部分6Aには、ブレーキレバー10の支持部6Cが固定されている。ブレーキレバー10は、被覆部材で覆われたワイヤー部材10Aを介して、後輪5に配置されたブレーキシュー(図1では図示せず)に連結されている。これにより、介護施設等の職員または患者自身が、ブレーキレバー10を矢印RZ方向に引き上げることにより、後輪5の回転を止めて、可搬型腹膜透析装置用カート1の動きを停止させるようになっている。
次に、図1から図3に示す第1載置部7と、第2載置部8と、そして第3載置部9の構造例について、順次説明する。第1載置部7は、左右の主フレーム部2,2の最上段に位置され、第2載置部8は中段に位置され、そして第3載置部9は下段に位置されている。第1載置部7は、無菌接合装置200を搭載する部分であり、第2載置部8は、可搬型腹膜透析装置100を搭載する部分であり、そして第3載置部9は、透析液の排液を収容する排液バッグHTを搭載する部分である。
まず、図1から図3に示す第1載置部7の構造例を説明する。
第1載置部7は、ハンドル部6と同じ程度の高さ位置に水平になるように設けられている。第1載置部7は、台座20と、この台座20の上に置かれた例えば金属製の長方形状の載置板21を有している。台座20は、軽量化のためにパイプ状の2本の長い支柱20Aと2本の短い支柱20Bと、長方形の支持枠体20Cを有している。支持枠体20Cは、載置板21を保持している。
支持枠体20Cの四隅部分は、2本の長い支柱20Aと2本の短い支柱20Bの上端部に連結されている。2本の長い支柱20Aの下端部は、対応する位置の第1支持フレーム部11の下端部に連結され、2本の短い支柱20Bの下端部は、対応する位置の第1支持フレーム部11の上端部に連結されている。
なお、図2に示すように、台座20の下部には、ポケット部29が設けられている。このポケット部29には、透析液バッグや、その他の物を収容しておくことができる。
図2に示すように、このような構造を有する第1載置部7の載置板21の上には、例えば無菌接合装置200等が載置できる。ただし、図2に示すように、この無菌接合装置200等が、可搬型腹膜透析装置用カート1の移動中に位置ずれしないようにするために、載置板21は断面凹型に形成されていて、載置板21の四辺部分は盛り上げ部分21Aとなっている。これにより、無菌接合装置200等が、可搬型腹膜透析装置用カート1の移動中に位置ずれしたり、落下するのを防止している。
次に、図1に示す第2載置部8の構造例と説明する。
図1に示すように、第2載置部8は、金属製あるいはプラスチック製の板状で長方形状の部材であり、連結部材3C、3Eにより水平になるように固定されている。第2載置部8は、例えば可搬型腹膜透析装置100を載置するために設けられている。図1と図2に示すように、第2載置部8の後側である左右のハンドル部6側は、可搬型腹膜透析装置100を出し入れし易いように、開放されている。
図4と図1に示すように、この第2載置部8の四隅位置には、可搬型腹膜透析装置100が可搬型腹膜透析装置用カート1の移動中に位置ずれしないようにするために、好ましくは位置決め用の穴部8Aを有している。この位置決め用の穴部8Aは例えば円形状の穴である。この可搬型腹膜透析装置100の底面には、四隅部分に突起部100Wが設けられている。この突起部100Wは、円柱状の部材である。
しかし、位置決め用の穴部8Aと突起部100Wの形状はこれに限らず、他の形状を選択することもできる。位置決め用の穴部8Aと突起部100Wの数は、4つの限らず、2つ以上であれば良い。
第2載置部8上に可搬型腹膜透析装置100を置くと、これらの突起部100Wが、位置決め用の穴部8A内にそれぞれはまり込むようになっている。これにより、重量物である可搬型腹膜透析装置100が、可搬型腹膜透析装置用カート1上で位置決めして着脱可能に固定でき、可搬型腹膜透析装置用カート1の移動中に第2載置部8上で位置ずれしたり、第2載置部8上から万が一にも落下しないようになっている。このため、可搬型腹膜透析装置100が損傷したり、故障するのを防いでいる。
ここで、好ましくは、突起部100Wの一つの突起部100W−1は内蔵バネにより可搬型腹膜透析装置100内周に出没するようにして、深く装置内に入り込んだ際には、その上死点に接点があり、スイッチがオンする構成とすることができる。
他方位置決め用の穴部一つの穴部8A−1はきわめて浅い穴として、可搬型腹膜透析装置100が可搬型腹膜透析装置用カート1にスイッチがオンされるようにすることができる。このスイッチが、後述する図6における検知部123であり、この検知部からのオン信号により、可搬型腹膜透析装置100が後述する搬送運転モードに入る構成としても良い。
次に、図1から図3に示す第3載置部9の構造例を説明する。
第3載置部9としては、図1から図3に示すように排液収納容器である排液タンクHTを支持するために、例えば網状の棚を用いている。
第3載置部9は、4本の吊り下げ部材9A1,9A2,9A3,9A4により左右の主フレーム部2,2に対して固定されている。排液収納容器HTは、例えば排液の状態を見て確認できるように、透明のプラスチック製の可撓性のバッグまたはある程度の強度を有するタンク(容器)である。前者の場合、排液をいったんトイレ等に流した後、折り畳んで廃棄でき、後者の場合、排液をいったんトイレ等に流した後も繰り返し使用できる。
図2と図3に示すように、重量物である排液タンクHTは、可搬型腹膜透析装置用カート1の最も下位に位置されている第3載置部9上に、ハンドル部6側から矢印K1方向に沿って載せたり、逆に矢印K2方向に降ろしたりることができる。第3載置部9の左右のハンドル部6側では、吊り下げ部材9AA1と9A2との間、9A3と9A4との間は、排液タンクHTの幅よりも2割〜5割程度大きく離間することで、排液タンクHTの積み下ろし作業に邪魔にならいないように設けられている。これにより、排液タンクHTを第3載置部9に載せたり、第3載置部9から降ろす動作が容易にできる。
しかも、排液タンクHTは、最下段の第3載置部9に載せることで、可搬型腹膜透析装置用カート1の重心が下がるので、可搬型腹膜透析装置100と無菌接合装置200を載せた可搬型腹膜透析装置用カート1の走行時の走行安定性と停止時の安定性を確保できる。ただし、第3載置部9は、網状の棚ではなく、プラスチックや金属の板状の部材であっても良い。
次に、図1から図3を参照して、吊り下げ具30,31について説明する。
図2と図3に例示するように、吊り下げ具30,31は、透析液が1000mL〜2000mL収納された透析液バッグBGをそれぞれ着脱可能に吊り下げる掛止手段である。吊り下げ具30,31は、透析液バッグBGをそれぞれ着脱可能に吊り下げるために、第1載置部7の台座20に取り付けられている。
3つの吊り下げ具30が、第1載置部7の台座20の右側に取り付けられている。同様にして、3つの吊り下げ具31が、第1載置部7の台座20の左側に取り付けられている。吊り下げ具30,31の配置位置は、好ましくは第2載置部8に載置されている可搬型腹膜透析装置100の高さ位置よりも高くなるようにしている。これにより、縦方向に長い透析液バッグBGを、可搬型腹膜透析装置用カート1の左右の重量バランスを取りながら第1載置部7の台座20の左右位置に取り付けることができる。
吊り下げ具30,31は、同じ形状のものであるが、それぞれ必要に応じて、例えば吊り下げようとする透析液バッグBGの薬液の種類に応じて、吊り下げ具30,31の設置数を増減したり、異なる色の吊り下げ具30,31を取り付けることができる。これにより、介護従事者あるいは患者自身は、どの種類の透析液バッグBGをどの吊り下げ具30,31に吊り下げれば良いかが明確に判る。
図2と図3に示すように、透析液バッグBGは、第1載置部7の台座20の右側に最大で3つ、第1載置部7の台座20の左側に最大で3つ吊り下げることができる。このように、重量物である複数の透析液バッグBGは、第1載置部7の台座20の右側と左側に振り分けて吊り下げる構造になっている。これにより、図3に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1を前進方向FWに前進させたり、後退方向BWに後退させる際に、可搬型腹膜透析装置用カート1は、左右の重量バランスが得られるので、安定して走行させることができる。
ここで、本発明の実施形態では、可搬型腹膜透析装置用カート1における右側とは、可搬型腹膜透析装置用カート1を前進方向FWに前進させる際の右方をいい、可搬型腹膜透析装置用カート1における左側とは、可搬型腹膜透析装置用カート1を前進方向FWに前進させる際の左方をいう。
図2に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1には、任意の位置に各種の集積用のフック部40,41,42が、設けられている。各フック部40,41,42は、各種の薬液チューブ132,133,134をまとめて保持するためのチューブ保持部材である。フック部40は、例えばハンドル部6の付近に設けられ、フック部41は、第2載置部8付近に設けられ、そしてフック部42は、第2載置部8の下部に設けられている。
これにより、複数本の薬液チューブ132,133,134を取り回して保持することが簡単にできる。そして、可搬型腹膜透析装置用カート1を第2載置部8に載せたり降ろしたりする際に、複数本の薬液チューブ132,133,134の存在が邪魔にならない。また、排液バッグHTを第3載置部9に載せたり降ろしたりする際に、複数本の薬液チューブ132,133,134の存在が邪魔にならない。ただし、フック部の設定数や設定位置は、任意に選択できる。
また、図3に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1の前側には、フック部139が設けられている。このフック部139は、可搬型腹膜透析装置100のAC商用電源コード140をまとめて掛けて保持するための電源コード保持部材である。
このフック部139は、可搬型腹膜透析装置用カート1の前面側に装備されている。このフック部139を装備しておくことにより、可搬型腹膜透析装置用カート1の第2搭載部8上に可搬型腹膜透析装置100を搭載して搬送する際に、商用交流電源から取り外した長い電源コード140とその電源プラグを、可搬型腹膜透析装置用カート1の前面側であって、しかも可搬型腹膜透析装置100の背面側において、きれいに納める保持することができる。
従って、介護施設等の職員や患者自身が、可搬型腹膜透析装置用カート1に可搬型腹膜透析装置100を搭載して搬送する際に、長い電源コード140が邪魔にならないので、可搬型腹膜透析装置100の搬送をより容易に行える。
次に、図5を参照して、図2示すように第2載置部8に載置される可搬型腹膜透析装置100の構造例を説明する。
図5は、可搬型腹膜透析装置100の構造例を示している。可搬型腹膜透析装置100は、上筐体部102と下筐体部103を有している。上筐体部102の中央には、カラー液晶表示部110が配置されている。上筐体部102の左右位置には、開始スイッチ111と停止スイッチ112が配置されている。
図5に示すように、下筐体部3は、蓋部材101を備えており、この蓋部材101を開けることにより、カセット装着部104が露出する。下筐体部3のカセット装着部104内には、カセットCTが着脱可能にSS方向に沿って装着できるようになっている。カセットCTを下筐体部3内に装着した後は、蓋部材101を閉じることにより、可搬型腹膜透析装置100は図2に示す使用状態になる。
図5に示すこのカセットCTは、プラスチックにより作られている筐体部112を有しており、筐体部112は、ポンプ部113と、加温部114と、チューブ流路の切換部115を備える。筐体部112はほぼ平板型の部材であり、ポンプ部113は、筐体部112に固定されている。ポンプ部113は、腹膜透析液を送液するための駆動力を発揮するもので、ダイヤフラムポンプ等が使用される。ダイヤフラムポンプとは、フランジ部材により密閉状態で収容され、空気圧で加圧又は減圧される構造のものを指す。
これにより、ダイヤフラムポンプは、腹膜透析液を送液するために、加圧すると収縮し、減圧すると膨張する。
図5に示すチューブ流路の切換部115は、筐体部112においてポンプ部113の横の位置に、固定されている。図1に示す上筐体部102の内部の下部には、複数のクランプ部(図5では図示せず)が設けられており、これらのクランプ部材は、チューブ流路の切換部115の対応する流路を適宜押すことで、腹膜透析液が通る流路の切り換えが行える。これにより、チューブ流路の切換部115は、カセットCT内に配置された透析液流路の途中部分を、図1に示す可搬型腹膜透析装置100の上筐体部2内に配置されたクランプ部により押さえることにより、腹膜透析液の流路を切替えて、注液処理用の流路と排液処理用の流路を切り換えることができる。図5に示す加温部114は、流路116を通る腹膜透析液を加温できる。
図5に示すように、チューブ131〜134の各一端部は、カセットCT側に接続されている。チューブ131〜134の他端部が接続される接続対象例を、図5を参照して説明すると、例えば、チューブ131は、透析患者MMの腹腔に対して接続され、透析患者MMの腹腔に対して腹膜透析液を注液したり、透析患者MMの腹腔から腹膜透析液を排液するのに用いられる。チューブ132は、腹膜透析液の追加注液用の透析液バッグBGに接続され、チューブ133は、複数の腹膜透析液の注液用の透析液バッグBGに接続されている。チューブ134は、使用済みの透析液を溜めておくための排液タンクHTに接続されている。
図6は、可搬型腹膜透析装置100の電気的な構成例を示すブロック図を示している。
図6を参照すると、可搬型腹膜透析装置100は、制御部400と、ポンプ駆動部401と、クランプ制御部402と、加温制御部403と、クランプ部404と、音声発生部としてのスピーカ410を有している。制御部400は、マイクロコンピュータなどのCPU(中央処理装置)と、このCPUにより実行される装置全体の制御・判断を行うための制御プログラムや各種データを記憶するROMと、ワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAM等とを備える。なお、図示のメモリ122は、個々の患者向けに個別に処方・設定された透析手順が書き込み・読み出し可能とされた記憶領域であり、外部からのアクセスにより都度書き込み可能であり、可搬型腹膜透析装置100の運転時には、メモリ122から、使用者としての患者に適した透析手順(稼働シーケンス)が読み出されるようになっている。
また、図2に示すように、可搬型腹膜透析装置100の表面の適所には、搬送運転モードの起動のための搬送スイッチSW124が設けられていて、後述する搬送運転モードを任意に開始させることができるようになっている。なお、これに替え、/これに加えて、図6に示す検知部123を設けることもできる。これは、例えば、後述するように、搬送装置と協働して、可搬型腹膜透析装置100を図2のように搬送装置であるカート1に載せると、自動的に「搬送運転モード」に入るように構成することもできる。
また、メモリ122には、後述する「搬送運転モード」に必要とされるソフトウエア等のデータが記録されている。
なお、可搬型腹膜透析装置100が搬送運転モードに入ったと判断されるときには、後述するバッテリからスリープモードでの駆動電流が供給されて、その時の透析モードにおける途中で透析運転を停止し、停止した時点の透析の進行状態が記憶され、再度、電源プラグが差し込まれた時にから、続きの透析モードが進行できるようにされる。
図6に示すように、カセットCTは、可搬型腹膜透析装置100のカセット装着部104(図5を参照)内に着脱可能に装着されるのであるが、カセットCT内には、既に図5を参照して説明したように、チューブ流路の切換部115と、ポンプ部113と、注液の加温部114を内蔵している。
図5に示すように、可搬型腹膜透析装置100に設けられたクランプ部119は、カセットCT側のチューブ流路の切換部115に配置されている各チューブ131〜134の流路を選択的に押さえることで、透析液の流れる流路を切り換えることができる。これにより、透析液を患者MMの腹腔側に送液したり、いったん腹腔に貯留された透析液を排液する。
図5に示すカセットCTがカセット装着部104内に装着されると、図6に示すポンプ駆動部401は、制御部400の指令によりポンプ部113の動作を制御し、クランプ制御部402は、制御部400の指令によりクランプ部119の各クランプ部材の動作を制御する。そして加温制御部403は、制御部400の指令により注液の加温部114の動作を制御する。
図6に示すように、可搬型腹膜透析装置100に電源供給するための電源コード140は、電源プラグ191を有しており、この電源プラグ191は、例えば介護施設における患者MMの居室に配置された商用交流電源ASのコンセント192に接続されている。この電源プラグ191は、このコンセント192から抜いて、例えば介護施設のリビングに配置された商用交流電源ASの別のコンセント193に接続することもできる。このように、可搬型腹膜透析装置100は、電源プラグ191を患者MMの居室のコンセント192あるいはリビングのコンセント193に接続することで、電源供給を受けることができる。
好ましくは、電源プラグ191からの給電線は、可搬型腹膜透析装置100の内蔵バッテリ121に接続されて、このバッテリ121が、停電時や移動時等で電源プラグ191を介してAC商用電源が使用できない場合に、可搬型腹膜透析装置100の駆動電源として利用されるようになっている。該バッテリ121を介して、信号線が制御部400に接続されており、これにより制御部400は、電源プラグ191がコンセント193に差し込まれたことと、引き抜かれたことをそれぞれ検出できるようになっている。
バッテリ121は、好ましくは二次電池で、電源プラグ191から給電されている状態では、充電されるようになっている。
なお、制御部400には、タイマーが内蔵されており、これにより、透析シーケンスの実行が時間的に監視されるだけでなく、特に、後述するように搬送運転モードに入ったことを電源プラグ191の引き抜きにより検知してから、一定時間の間に再度電源プラグ191が差し込まれない限り、当該電源プラグ191の引き抜きが、「搬送運転モード」の実行のためであると判断したことは誤りであるとして、当該運転モードをキャンセルし、可搬型腹膜透析装置100の透析処理の動作を一時停止させるようになっている。この「搬送運転モード」をキャンセルするか否かを判断するための前記一定時間は、例えば、5分から10分とすることができる。5分以下であると、電源プラグ191の引き抜きが、当該患者にとっての次回の透析運転ではなく、透析モードの途中で中断された「搬送運転モード」の実行に該当し、引き続き、所定の透析モードの途中からの運転を再開させる必要性が極めて高い。電源プラグ191の引き抜きから10分以上経過している場合には、単なる移動(搬送)でなく、当該患者が外出などの長時間中段により、その時の透析を途中で終わらせたと判断することができるからである。こうして、電源プラグ191の引き抜き後に再挿入が、5分以内である場合、電源プラグ191によりAC商用電源に再度接続されると、透析処理の動作を自動で再開できるようにすることができる。
次に、図7を参照すると、図7(A)は、複数本のチューブ131,132,133をまとめて保持している様子と、排液収納容器である排液タンクHTと、第2載置部8に載置されている可搬型腹膜透析装置100等を示す斜視である。図7(B)は、第3載置部9に載置されている排液タンクHTや、吊り下げられている透析液バッグBG等を示す斜視図である。
図7(A)に示すように、複数本のチューブ131,132,133は、フック部40を用いてまとめて保持されている。このフック部40には、複数本のチューブ131,132,133を配列して取り付ける配列取付け板41を掛けることができる。
図7(B)では、排液タンクHTが見えないようするために、収容ケース42と、覆いカバー43が配置されている。収容ケース42は、不透明な例えばプラスチック板により作られており、排液タンクHTを収容して周囲を囲むことで、排液タンクHTの周囲を覆っている。覆いカバー43は、排液タンクHTの上部と前側部分を覆っている。これにより、使用した透析液を収容する排液タンクHTが、目に触れないよう覆うことができる。従って、排液が収容される排液タンクHTを覆い部材である覆いカバー43により覆うことができるので、排液タンクHTは見えなくなり、排液タンクHTの存在を気にしなくて済む。
図8(A)は、第1載置部7には無菌接合装置200等が載置され、第2載置部8には可搬型腹膜透析装置100が載置されている載置例を示している。逆に、図8(B)は、第1載置部7には可搬型腹膜透析装置100が載置され、第2載置部8には無菌接合装置200等が載置されている載置例を示している。このように、無菌接合装置200と可搬型腹膜透析装置100は、第1載置部7と第2載置部8のいずれかに選択して載置することができる。
また、図8(A)と9(B)に示すように、第1載置部7と第2載置部8は、矢印SDで示すようにハンドル部6側に、すなわち可搬型腹膜透析装置用カート1の前進方向FWとは反対の方向に、引き出すことができる構造を採用しても良い。これにより、第1載置部7と第2載置部8上に、無菌接合装置200と可搬型腹膜透析装置100を載置したり、取り除いたりする作業がさらに容易になる。
次に、上述した可搬型腹膜透析装置100及び可搬型腹膜透析装置用カート1の使用例としての搬送モード運転を行う例について、図9に示すフロー図と、図10に示す可搬型腹膜透析装置100の表示部110に表示される報知内容を参照しながら説明する。
図9は、患者が患者自身の居室から、例えばリビングに移動する際に行う可搬型腹膜透析装置100の搬送モード運転例を示している。図10(A)と図10(B)は、可搬型腹膜透析装置100の表示部110に表示される報知内容の例を示す図である。
まず、図9のステップST1において、患者が、患者自身の居室から、別の場所である例えばリビングに移動しようとする場合には、可搬型腹膜透析装置100を可搬型腹膜透析装置用カート1の第2搭載部8に載せて、この可搬型腹膜透析装置用カート1を用いて患者自身の居室からリビングに向けて搬送する必要がある。
そこで、例えば図1から図3に示すように、無菌接合装置200と可搬型腹膜透析装置100を、患者の居室から図11に示す別の場所であるリビングLGに搬送するために、患者の居室に置いてある無菌接合装置200を第1搭載部7に載せると共に、可搬型腹膜透析装置100を第2搭載部8に載せる。
これにより、図4で説明したように、可搬型腹膜透析装置100に検知部123を設けている場合には、電源プラグ191の引抜きと同時に「可搬型腹膜透析装置100は搬送運転モード」に入ることができる。
あるいは、検知部123が存在しなくても、図2で説明した搬送SW124を操作することにより、任意に可搬型腹膜透析装置100を「搬送運転モード」にすることができ、SW操作後に電源プラグ191が引抜かれると、当該運転モードに入る。
なお、可搬型腹膜透析装置100は、メモリ122から、患者固有の透析モードに関する情報を読み出しており、当該データに基づき透析処理をおこなっている。
この実施形態では、その途中で以下のようにされる。
すなわち、図9のステップST2において、介護施設等の職員または患者自身が、図6に示す可搬型腹膜透析装置100の電源コード140の電源プラグ191を、患者MMの居室に配置された商用交流電源ASのコンセント192からいったん抜く。
これにより、図9のステップST3では、可搬型腹膜透析装置100ではAC電源の供給がOFF状態になるので、図6に示す制御部400は、ポンプ駆動部401、クランプ制御部402、加温制御部403の動作を一時停止する。これにより、患者MMに対する腹膜透析動作は一時停止できる。
既に説明した図6の構成に基づき、電源プラグ191の引抜きは制御部400により検知され、メモリ122は、この時点での透析状態を記憶し、保存する。
このようにして電源プラグ191がコンセント192から抜かれると、図10(A)に示すように、可搬型腹膜透析装置100の表示部110には、報知内容M1が表示される。この報知内容M1としては、「電源が切れました。」、「電源が切れた時刻:2:30」、「現在の時刻:2:31」、等が表示される。
しかも、図6に示す制御部400は、音声による通知手段であるスピーカ410を用いて、可搬型腹膜透析装置100の表示部110に表示されている報知内容M1と同様の内容の、例えば「電源が切れました。」、「電源が切れた時刻:2:30」を音声で通知する。
これにより、介護施設等の職員や患者自身は、例えば可搬型腹膜透析装置100の電源が切れたことと、電源が切れた時刻等の報知内容を、目視で確認でき、しかも音声で確実に知ることができる。この時点で、制御部400のタイマー(図示せず)がスタートして、t1から計時を始める。
その後、図3に示すように、可搬型腹膜透析装置100と無菌接合装置200と排液バッグHTを、可搬型腹膜透析装置用カート1に載せた状態で、介護施設等の職員や患者自身は、図3に示すハンドル部6を持って押すことで、患者MMの居室から図11に示すリビングLGへ移動する。すなわち、介護施設等の職員や患者自身が、図3に示す左右のハンドル部6の握り部6Bを把持して、図3に示す前進方向FWに押すことで、可搬型腹膜透析装置用カート1を押して、例えば患者の居室から移動して、例えば図11に例示するリビングLG等の居室に移動することができる。図11は、可搬型腹膜透析装置用カート1が、例えばリビングLGにおいて、患者MMの傍に位置された状態を示している。
このように、可搬型腹膜透析装置用カート1を押して可搬型腹膜透析装置100と無菌接合装置200と排液タンクHTを搬送する際に、図2と図3に示すように、透析液バッグBGは、第1載置部7の台座20の右側に最大で3つ、第1載置部7の台座20の左側に最大で3つ吊り下げることができる。
この重量物である複数の透析液バッグBGは、第1載置部7の台座20の右側と左側に振り分けて吊り下げる構造になっているので、図3に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1を前進方向FWに前進させたり、後退方向BWに後退させる際に、左右の重量バランスが得られるので、安定して走行させることができる。
しかも、図2に示すように、可搬型腹膜透析装置用カート1の各フック部40,41,42は、各種の薬液チューブ132,133,134をまとめて保持する。これにより、複数本の薬液チューブ132,133,134を取り回して保持することが簡単にできる。そして、可搬型腹膜透析装置用カート1を第2載置部8に載せたり降ろしたりする際に、複数本の薬液チューブ132,133,134の存在が邪魔にならない。また、排液タンクHTを第3載置部9に載せたり降ろしたりする際に、複数本の薬液チューブ132,133,134の存在が邪魔にならない。
このように、可搬型腹膜透析装置用カート1に対する準備した後に可搬型腹膜透析装置用カート1を押して移動することができるので、患者MMは、例えば図11に示すようにリビングLGにおいて、車いす500に座った状態で、可搬型腹膜透析装置用カート1は、患者MMの傍に配置することができる。
その後、図9のステップST4において、介護施設等の職員または患者自身が、図6に示す可搬型腹膜透析装置100の電源コード140の電源プラグ191を、介護施設におけるリビングLGに配置された商用交流電源ASのコンセント192に差し込む。
この時点で、「搬送運転モード」は終了し、制御部400に内蔵されたタイマーもt1からの計時を終了する。
これにより、図9のステップST5では、可搬型腹膜透析装置100はAC電源の供給がON状態になるので、図6に示す制御部400は、ポンプ駆動部401、クランプ制御部402、加温制御部403の動作を一時停止の状態から、メモリ122に保存されていたデータに基づいて、その際に実行されていた透析モードの停止時点から再開させることができる。
この電源プラグ191がコンセント193に差し込まれることで、可搬型腹膜透析装置100の動作を一時停止状態から再開させると、図10(B)に示すように、可搬型腹膜透析装置100の表示部110には、報知内容M2が表示される。この報知内容M2としては、「電源が入りました。」、「電源が入った時刻:2:35」、「現在の時刻:2:36」、等が表示される。
しかも、図6に示す制御部400は、スピーカ410を用いて、可搬型腹膜透析装置100の表示部110に表示されている報知内容M2と同様の内容の、例えば「電源が入りました。」、「電源が入った時刻:2:35」、「現在の時刻:2:36」を音声で通知する。
これにより、介護施設等の職員や患者自身は、例えば可搬型腹膜透析装置100の電源が入ったことと、電源が入った時刻を、目で確認できしかも音声で確実に知ることができる。
このように、図11に示すリビングLGにおいて、可搬型腹膜透析装置100の電源を再投入した状態で、患者MMは、リビングLGにおいて、可搬型腹膜透析装置100を用いて、医師の処方内容に従って透析を受けることができる。しかも、患者MMは、リビングLGにおいて、この腹膜透析を受けながら、食事やレクリエーション等の行動を自由に行うことができる。
なお、制御部400に内蔵されたタイマーは、予め決めた所定時間が計時開始時点t1から経過してしまうと、電源プラグ191の引抜きを、可搬型腹膜透析装置100の使用を完全に中止したとみなして、継続していたスリープ状態を停止し、バッテリ121がそれ以上消耗しないようにする。
従って、本発明の実施形態の可搬型腹膜透析装置用カート1を用いることにより、患者が透析中は、患者が食事やレクリエーションのために、可搬型腹膜透析装置100が載置されている居場所からリビング等に場所を移動することができ、可搬型腹膜透析装置100の載置場所に拘束されてしまうといった不都合を解消できる。
可搬型腹膜透析装置100が患者自身の居室の設置棚等に載置されている場合に、可搬型腹膜透析装置100の電源供給をいったん停止すると、可搬型腹膜透析装置100の表示部110には、電源供給をいったん停止したことを示す報知内容M1を表示して、しかも電源供給をいったん停止したことを音声で通知できる。
そして、可搬型腹膜透析装置100が可搬型腹膜透析装置用カート1により居室からリビング等の別の場所に移動されると、リビングLG等の別の場所において、可搬型腹膜透析装置100の電源を再投入すると、可搬型腹膜透析装置100の表示部110には、電源供給を再開したことを示す報知内容M2を表示して、しかも電源供給を再開したことを音声で通知できる。
このように、本発明の実施形態の可搬型腹膜透析装置用カート1を用いることにより、介護施設等の職員や患者自身は、安心して可搬型腹膜透析装置100の搬送と電源の再投入を行うことができる。患者が介護施設等で日常を過ごしている際に、居場所を移動しても、可搬型腹膜透析装置100を用いて透析を行うことができる。患者(使用者)が介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の移動場所に応じて、可搬型腹膜透析装置100を容易に搬送することができる。
患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、可搬型腹膜透析装置100をスムーズに移動して、可搬型腹膜透析装置100による透析動作を再開することができる。このため、介護施設等の職員や患者自身にとっては、腹膜透析装置の使用勝手が良くなり、患者にとっては拘束感や疎外感が解消でき、患者のストレスを軽減できる。
以上説明したように、本発明の実施形態の可搬型腹膜透析装置100は、搬送可能であり、透析を行うための可搬型腹膜透析装置であって、可搬型腹膜透析装置100を、搬送装置に載せて搬送する際に、可搬型腹膜透析装置100における商用交流電源の供給を絶つと可搬型腹膜透析装置100の動作を一時停止し、可搬型腹膜透析装置100における商用交流電源の供給を再開すると可搬型腹膜透析装置100の動作を再開する構成としている。
これにより、可搬型腹膜透析装置を、搬送装置に載せて搬送する際に商用交流電源の供給を絶つと可搬型腹膜透析装置の動作を一時停止し、商用交流電源の供給を再開すると可搬型腹膜透析装置の動作を再開するようになっている。このため、移動する際には可搬型腹膜透析装置の動作を一時的に停止させて透析を中断させ、移動後は、可搬型腹膜透析装置を動作させる商用交流電源の供給を確実に行って可搬型腹膜透析装置の動作を再開することができる。従って、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動に伴って、移動後の場所で透析動作をスムーズに再開することができる。
可搬型腹膜透析装置100は、表示部110を備え、表示部110には、可搬型腹膜透析装置における商用交流電源の供給を絶つと、商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を表示し、そして表示部110には、可搬型腹膜透析装置100における商用交流電源の供給を再開すると、商用交流電源が供給されていることを報知する内容を表示する。
これにより、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動があっても、可搬型腹膜透析装置の電源供給の有無を目視で確認でき、移動した後に透析動作を続けて行うことができる
可搬型腹膜透析装置100は、スピーカ410を備え、スピーカ410は、商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を表示部110に表示する際に、商用交流電源が供給されていないことを音声で通知し、スピーカ410は、商用交流電源が供給されていることを報知する内容を表示部110に表示する際に、商用交流電源が供給されていることを音声で通知する。これにより、患者(使用者)が、介護施設等で日常を過ごしている際に、患者の居場所の移動があっても、可搬型腹膜透析装置の電源供給の有無を音声で確認でき、移動した後に透析動作を続けて行うことができる
搬送装置である可搬型腹膜透析装置用カート1は、可搬型腹膜透析装置110を載せる載置部8を備え、可搬型腹膜透析装置100の底部には、突起部100Wが設けられ、載置部8には、位置決め用の穴部8Aが設けられている。可搬型腹膜透析装置100を載置部8に載せると、可搬型腹膜透析装置100の突起部100Wが、載置部8の位置決め用の穴部8Aにはまりこむ。これにより、可搬型腹膜透析装置を搬送装置の載置部に載せた状態で搬送する際に、可搬型腹膜透析装置が載置部上で位置ずれするのを防止できるので、安全に可搬型腹膜透析装置を搬送できる。
可搬型腹膜透析装置100は商用交流電源に接続する電源コード140を有し、搬送装置である可搬型腹膜透析装置用カート1には、電源コード140を保持する電源コード保持部材(139)が設けられている。これにより、可搬型腹膜透析装置100を搬送装置により搬送する際に、可搬型腹膜透析装置100の電源コード140を搬送装置の電源コード保持部材(139)により保持することができるので、電源コード140が搬送の際に邪魔になることがなく、可搬型腹膜透析装置をスムーズに搬送できる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
例えば、図1ないし図3に示す可搬型腹膜透析装置用カート1には、バッテリと電動モータを配置して、電動モータの駆動力により前輪4を駆動する構造を採用しても良い。これにより、可搬型腹膜透析装置用カート1は、重量物である無菌接合装置200と可搬型腹膜透析装置100と排液バッグHTを搭載しているにもかかわらず、介護施設等の職員や患者自らは、可搬型腹膜透析装置用カート1を容易にしかも安全に移動することができる。
可搬型腹膜透析装置用カート1は、介護施設等の施設の他に、病院や自宅等でしようすることができ、災害時には避難所等の施設でも使用できる。
1・・・可搬型腹膜透析装置用カート(搬送装置の例)、4・・・前輪、5・・・後輪、6・・・ハンドル部、7・・・第1載置部、8・・・第2載置部、9・・・第3載置部、100・・・可搬型腹膜透析装置、110・・・可搬型腹膜透析装置の表示部、139・・・フック部(電源コード保持部材)、CT・・・可搬型腹膜透析装置のカセット、HT・・・排液バッグ、BG・・・透析液バッグ、M1、M2・・・報知内容

Claims (8)

  1. 搬送装置により搬送可能とされ、透析を行うための可搬型腹膜透析装置であって、
    前記可搬型腹膜透析装置を、搬送装置に載せて搬送する際には、前記可搬型腹膜透析装置における商用交流電源の供給を絶つと前記可搬型腹膜透析装置の動作を一時停止し、前記可搬型腹膜透析装置における商用交流電源の供給を再開すると前記可搬型腹膜透析装置の動作を前記一時停止の際の状態から、再開できるようにした構成とした
    ことを特徴とする可搬型腹膜透析装置。
  2. 前記可搬型腹膜透析装置は、前記搬送装置による搬送が行われた場合に、前記商用交流電源の供給停止時の透析パターンにおける中断状態を記憶して透析を一時停止し、再び前記商用交流電源の供給が行われた時に前記一時停止の際の状態から、再開する搬送モード運転を行う構成としたことを特徴とする請求項1の可搬型腹膜透析装置。
  3. 前記可搬型腹膜透析装置は、前記搬送モード運転を開始させるための手動のスイッチを備えることを特徴とする請求項2の可搬型腹膜透析装置。
  4. 前記可搬型腹膜透析装置は、前記搬送モード運転の開始の必要を自動的に判断するための手段を備えることを特徴とする請求項2または3の可搬型腹膜透析装置。
  5. 表示部を備え、前記表示部には、前記可搬型腹膜透析装置における前記商用交流電源の供給を絶つと、前記商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を表示し、前記表示部には、前記可搬型腹膜透析装置における前記商用交流電源の供給を再開すると、前記商用交流電源が供給されていることを報知する内容を表示する構成としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の可搬型腹膜透析装置。
  6. 前記可搬型腹膜透析装置は、スピーカを備え、前記スピーカは、前記商用交流電源が供給されていないことを報知する内容を前記表示部に表示する際に、前記商用交流電源が供給されていないことを音声で通知し、前記商用交流電源が供給されていることを報知する内容を前記表示部に表示する際に、前記商用交流電源が供給されていることを音声で通知する構成としたことを特徴とする請求項5に記載の可搬型腹膜透析装置。
  7. 前記搬送装置は、前記可搬型腹膜透析装置を載せる載置部を備え、前記可搬型腹膜透析装置の底部には、突起部が設けられ、前記載置部には、位置決め用の穴部が設けられており、前記可搬型腹膜透析装置を前記載置部に載せると、前記可搬型腹膜透析装置の前記突起部が、前記載置部の前記位置決め用の穴部にはまりこむことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の可搬型腹膜透析装置。
  8. 前記可搬型腹膜透析装置は前記商用交流電源に接続する電源コードを有し、前記搬送装置には、前記電源コードを保持する電源コード保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の可搬型腹膜透析装置。
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