JP2015100403A - 遊技機 - Google Patents

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朋弘 小池
Tomohiro Koike
朋弘 小池
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Abstract

【課題】排出通路から挿入された不正部材の遊技機内部への侵入による不正行為を防止できるようにした遊技機の提供。
【解決手段】遊技媒体の払い出し手段17を筐体内に備え、筐体に開閉自在に装着された前面扉の裏側に、払い出し手段17から払い出された遊技媒体を前面扉の前側の遊技媒体の受け皿43へと排出する遊技媒体の排出通路49を備え、払い出し手段17と排出通路49との間に、排出通路49に挿入された不正部材が払い出し手段17と排出通路49との隙間から遊技機内部に侵入するのを防止する侵入防止手段65を設ける。侵入防止手段65は払い出し手段17と排出通路49との少なくとも一方から他方側へと突出する侵入防止壁62,66を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、遊技媒体の排出通路から挿入された不正部材が遊技機内部に侵入して不正工作が行われるのを防止するようにしたものである。
スロットマシン等の遊技機では、筐体側に遊技媒体の払い出し手段を備え、筐体に開閉自在に装着された前面扉の前側下部に遊技媒体の受け皿を備え、前面扉の裏側に遊技媒体の選別手段と、受け皿に連通する遊技媒体の排出通路とを備えている。
排出通路は、選別手段により排除された偽遊技媒体を受け皿へと排出すると共に、払い出し手段から払い出された遊技媒体を受け入れ口から受け入れて受け皿へと排出するようになっている。
この種の遊技機では、排出通路の受け入れ口と払い出し手段の前面側とが前後に近接して配置されているため、排出通路内の受け入れ口の下側近傍に侵入防止手段を設けて、この侵入防止手段により、排出通路の下端から挿入された不正部材の受け入れ口への侵入を防止するようにしている(特許文献1)。
特開2007-289576 号公報
この遊技機は、排出通路内の侵入防止手段により不正部材の侵入を防止するようにはなっているものの、ひとたび不正部材が侵入防止手段をくぐり抜ければ、その先端は一気に受け入れ口から払い出し手段の前面側まで到達してしまう。
一方、払い出し手段及び排出通路は、前面扉を閉じたときに前後に近接するように配置されているが、前面扉が筐体に対して開閉自在に装着されている構造上、払い出し手段と排出通路との間には多少の隙間ができるようになっている。
そのため不正部材が払い出し手段の前面側まで到達すれば、その後は払い出し手段と排出通路との隙間を経て比較的容易に遊技機内部に侵入することが可能となり、筐体の内部、前面扉の裏側等に配置された機器類等に対して不正工作が行われる惧れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、排出通路から挿入された不正部材の遊技機内部への侵入による不正行為を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技媒体を払い出す払い出し手段17を筐体2内に備え、前記筐体2に開閉自在に装着された前面扉3の裏側に、前記払い出し手段17から払い出された遊技媒体を前記前面扉3の前側の遊技媒体の受け皿43へと排出する遊技媒体の排出通路49を備えた遊技機において、前記払い出し手段17と前記排出通路49との間に、前記排出通路49に挿入された不正部材が前記払い出し手段17と前記排出通路49との隙間から遊技機内部に侵入するのを防止する侵入防止手段65を設けたものである。
前記侵入防止手段65は前記払い出し手段17と前記排出通路49との少なくとも一方から他方側へと突出する侵入防止壁62,66を備えてもよい。前記侵入防止壁66は前記払い出し手段17に設けてもよい。また前記侵入防止壁62は前記排出通路49に設けてもよい。前記侵入防止壁62,66は前記払い出し手段17の前面側の少なくとも上側に配置してもよい。
本発明によれば、排出通路から挿入された不正部材の遊技機内部への侵入による不正行為を防止できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの全体斜視図である。 同筐体側の正面図である。 同前面扉側の要部の背面図である。 同扉体下部の縦断面図である。 同通路形成体の正面図である。 同侵入防止手段の側面断面図である。 同侵入防止手段の正面断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第7の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。 本発明の第8の実施形態を示す侵入防止手段の側面断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図7は遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンに適用した本発明の第1の実施形態を示す。スロットマシン1は、図1及び図2に示すように、筐体2と、この筐体2の前側に配置された矩形状の前面扉3とを備えている。筐体2は前側が開放する箱形に形成されており、この筐体2に左右一端側のヒンジ手段(図示省略)により前面扉3が開閉自在に装着されている。
筐体2内には、図2に示すように、複数個の図柄表示リール8a〜8cが左右方向に配列された表示リールユニット9と、メダルを払い出す払い出し装置10と、払い出し装置10から溢流したメダルを受ける補助ケース11と、電源基板が格納された電源基板ケース12と、主制御基板13が格納された主制御基板ケース14等が配置されている。表示リールユニット9は筐体2内の棚板15上に装着されている。
払い出し装置10は、図2に示すように払い出し用のメダルを貯留するホッパー16と、ホッパー16内のメダルを払い出す払い出し手段17と、ホッパー16から溢流した余剰メダルを補助ケース11側に排出する排出口18等を備え、筐体2の底板6上に架台19を介して着脱自在に装着されている。
払い出し手段17はホッパー16と架台19との間に傾斜状に介在されており、ホッパー16の下部に連通する偏平状の払い出しケース21と、この払い出しケース21内に回転自在に配置された回転円板22と、この回転円板22を駆動する駆動モータ(図示省略)とを備え、その回転円板22の回転により、払い出しケース21の前面部の払い出し口23からメダルを前方へと払い出すように構成されている。
払い出しケース21は回転円板22を挟んで上下に配置された上ケース体24と下ケース体25とを備えている。払い出し口23は、図7に示すように、上ケース体24の前面部から下側に向かって突出する凸部26と、下ケース体25の前面部に設けられた凹部27との間に形成されている。
前面扉3には、その上部側に第1表示窓29と第2表示窓30とが上下に配置され、第2表示窓30の下側に、上面側に横長状の操作パネル部31を有する前カバー32が前側に張り出して設けられている。第1表示窓29は表示リールユニット9の前側に対応しており、その各図柄表示リール8a〜8cの停止図柄を前側から視認できるようになっている。
第2表示窓30は前面扉3の裏側に装着された液晶式等の演出画像表示手段33の前側に対応しており、その演出画像表示手段33に表示される演出画像を前側から視認できるようになっている。
操作パネル部31は前カバー32の上面側と前面側とにあり、その上面側には遊技媒体としてのメダルを投入可能な投入口34の他、1ベットボタン35、マックスベットボタン36及びキャンセルボタン37が設けられている。
操作パネル部31の前面側には、図柄表示リール8a〜8cの回転を開始させるためのスタートレバー38、回転中の図柄表示リール8a〜8cを夫々個別に停止させるためのストップボタン39a〜39c、投入口34内に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン40等が設けられている。
前面扉3の下部側は前カバー32に比して大きく後方に後退しており、この前面扉3の下部側には、図1、図4に示すように、払い出し手段17から払い出されたメダルや返却されたメダルを前側に排出するための排出口42と、この排出口42から排出されたメダルを受ける受け皿43と、この受け皿43の一側に配置された灰皿44とが設けられている。なお、排出口42の左右両側には、スピーカ45が配置されている。
前面扉3は、合成樹脂材料により一体に成型され且つその骨格体を構成する扉体46を備えている。扉体46の裏側には、図3に示すように投入口34から投入されたメダルの真偽を選別する選別手段47と、選別手段47を通過した真正のメダルをホッパー16へと案内する案内シュート48と、選別手段47により排除された偽メダル及び払い出し手段17により払い出されたメダルを排出口42を経て受け皿43へと排出する排出通路49とが設けられている。
排出通路49は、図3〜図5に示すように、扉体46と、この扉体46の後側に装着された横断面コ字状の通路形成体51とにより構成され、上端が選別手段47の下側に開口し且つ選別手段47の下側から扉体46の左右方向の中央側へと傾斜する傾斜通路部52と、この傾斜通路部52の下端から排出口42側へと下方に延びる縦通路部53とを有する。傾斜通路部52はその上下方向の中途で後側に屈曲しており、上半分に対して下半分が後方に後退している。
通路形成体51は上端部の左右両側、下端部の左右及び下側等の適当箇所に取り付け部54を有し、その取り付け部54が扉体46側に一体に形成された凸部55に嵌合して裏側からネジ56により着脱自在に固定されている。また、通路形成体51は払い出し手段17の払い出し口23の前側に近接する縦方向の後壁部57と、排出口42側へと前下りに傾斜する傾斜底壁58とを有する。
後壁部57には、図4、図5に示すように、払い出しケース21の払い出し口23に対応して後方に突出する受け入れ口60が設けられると共に、前面側の受け入れ口60の下側近傍に第1侵入防止手段61が一体に設けられている。
受け入れ口60は払い出しケース21の払い出し口23から払い出されたメダルを排出通路49内に受け入れるためのもので、図5に示すように、傾斜通路部52と縦通路部53との接続位置において、払い出しケース21の払い出し口23に対応して傾斜通路部52の傾斜方向と略直交方向に傾斜状に配置されている。
この受け入れ口60は払い出し口23よりも上下方向及び左右方向に大きい矩形状であり、図5、図6に示すように、後壁部57から払い出しケース21側へと後側に一体に突出する後述の前侵入防止壁62の内周に形成されている。前侵入防止壁62は矩形筒状であり、払い出し口23の外周で後壁部57を補強する口部を兼用する。なお、口部は後壁部57自体の強度が十分であれば、突出長さを短くするか省略することも可能である。前侵入防止壁62と口部は別々に設けてもよい。
第1侵入防止手段61は、排出通路49の排出口42側から受け入れ口60付近への不正部材の侵入を防止するためのもので、図4〜図6に示すように、受け入れ口60の下側近傍又は極近傍に、その受け入れ口60に沿って傾斜する略L状に形成され且つ後壁部57の内面から前側に突出する侵入防止壁63によって構成されている。侵入防止壁63と受け入れ口60との間には、図6に示すように、侵入防止壁66を補強する三角形状の補強リブ64が設けられている。
払い出し装置10は、図4に示すようにホッパー16の前側が排出通路49の後側に接近して前側に張り出している。ホッパー16の下側の払い出し手段17及び架台19の前側は、排出通路49の後壁部57に近接する略平坦状であり、前面扉3を閉じたときに排出通路49の後壁部57との間に所定の隙間ができるようになっている。
払い出し手段17と排出通路49との間には、図4、図6及び図7に示すように第2侵入防止手段65が設けられている。この第2侵入防止手段65は、受け入れ口60を経て挿入された不正部材の遊技機内部への侵入を防止するためのもので、排出通路49の後壁部57から払い出し手段17側へと後側に突出する前侵入防止壁62と、この前侵入防止壁62の外周で払い出しケース21の前面から排出通路49側へと前側に突出する後侵入防止壁66とを備え、この両侵入防止壁62,66によって、払い出しケース21と後壁部57との間に不正部材の侵入防止用の迷路67が形成されている。
前侵入防止壁62は、図6、図7に示すように、払い出し口23、受け入れ口60に平行な長辺部62a,62bと、この長辺部62a,62bの両端を接続する短辺部62c,62dを有する。前侵入防止壁62の後端側は、払い出しケース21の前面に近接している。
後侵入防止壁66は所定の間隔をおいて前侵入防止壁62を外周から取り囲む矩形筒状であって、仮に払い出しケース21と前侵入防止壁62との隙間を経て侵入防止壁側にピアノ線等の不正部材が挿入されたときにも、その不正部材の先端側が後侵入防止壁66に当接して後壁部57側に屈曲しないように、例えば払い出しケース21の前面に対して略垂直に形成されている。
なお、後侵入防止壁66の内周は前側が上下左右に若干広くなるテーパー状でもよい。また、前侵入防止壁62と後侵入防止壁66との隙間は、前面扉3の開閉時に両者が干渉しない程度であれば十分である。
後侵入防止壁66は、図6、図7に示すように、その上側半分の上部侵入防止壁68が上ケース体24の前面に、下半分の下部侵入防止壁69が下ケース体25の前面に夫々一体に形成されており、前端側が排出通路49側の後壁部57に近接している。
上部侵入防止壁68は払い出し口23の上側の上長辺壁68aと左右両側の上短辺壁68b,68cとを、下部侵入防止壁69は払い出し口23の上側の下長辺壁69aと左右両側の下短辺壁69b,69cとを夫々有し、その各辺が前侵入防止壁62と略平行になっている。上短辺壁68b,68cと下短辺壁69b,69cは略連続状に設けられている。
このように排出通路49内に第1侵入防止手段61を、払い出し手段17と排出通路49との間に第2侵入防止手段65を夫々設けることにより、排出通路49の下端の排出口42から挿入されたピアノ線等の不正部材の遊技機内部への侵入を防止でき、その不正部材による遊技機内部の機器類に対する不正工作を防止することができる。
即ち、排出通路49の下端の排出口42から不正部材を挿入して遊技機内部の機器類に不正工作を働く場合には、先ず排出通路49の後壁部57の受け入れ口60を経て払い出し手段17側に不正部材を挿入する必要がある。しかし、排出通路49の後壁部57内には受け入れ口60の下側に、前側へと突出する第1侵入防止手段61があり、この第1侵入防止手段61により受け入れ口60への不正部材の挿入を防止するようにしているので、不正部材の受け入れ口60への直接的な挿入を防止することができる。
また、不正部材の先端に第1侵入防止手段61と接触しないような細工を施す等により、仮に不正部材の先端部が第1侵入防止手段61を通過して受け入れ口60を経て払い出し手段17側に達するようなことがあっても、払い出し手段17と排出通路49との間には第2侵入防止手段65があり、この第2侵入防止手段65が不正部材の侵入を食い止めるので、不正部材のそれ以上の侵入を防止することができる。従って、不正部材の遊技機内部への侵入による機器類への不正工作を未然に防止することができる。
しかも第2侵入防止手段65は、排出通路49から後方に突出する前侵入防止壁62と、この前侵入防止壁62の外側で払い出し手段17から前側に突出する後侵入防止壁66とを有する構造であり、単に払い出し手段17側に後侵入防止壁66を設けるのみの場合に比較して不正部材の侵入をより確実に防止できる利点がある。
また、排出通路49側の前侵入防止壁62と払い出し手段17側の後侵入防止壁66とにより、払い出し手段17と排出通路49との間に迷路67を形成しているため、不正部材の遊技機内部への侵入の防止を図りながらも、前侵入防止壁62と払い出し手段17との間、前侵入防止壁62と後侵入防止壁66との間、後侵入防止壁66と排出通路49との間に夫々所定の隙間を確保することが可能であり、前面扉3の開閉時の排出通路49と払い出し手段17との干渉等を容易に防止でき、前面扉3を容易に開閉することができる。
更に第2侵入防止手段65は、払い出し手段17から前側に突出する後侵入防止壁66を有し、その後侵入防止壁66で排出通路49の前侵入防止壁62を外側から囲繞する構造であるため、構造的にも簡単であり、容易且つ安価に実施できる利点がある。
なお、排出通路49の下端の排出口42は排出通路49の受け入れ口60よりも十分に下方にあり、その排出口42から挿入した不正部材を受け入れ口60を経て払い出し手段17側に挿入するため、下端の排出口42から挿入された不正部材は、通常では払い出し手段17の前面に沿って上向きに移動することとなる。
従って、第2侵入防止手段65の後侵入防止壁66は、不正部材の上向きの移動を阻止する構造であればよく、例えば上長辺部68aと左側の上短辺部68bとにより後侵入防止壁66を構成する等、少なくとも上側にあれば十分である。勿論、後侵入防止壁66は上長辺部68aと左右両側の上短辺部68b,68cとによって、下向きに開放するコ字状に構成してもよい。
前侵入防止壁62は受け入れ口60の口部を兼用するため、払い出し口23から払い出されたメダルを円滑に案内する必要から、下側部分を有することが望ましい。
図8は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、第2侵入防止手段65の後侵入防止壁66は払い出しケース21とは別に形成されおり、払い出しケース21の前面の凹部等の装着部71に嵌め込んで、ネジ止め等の適宜手段により着脱自在に装着されている。
後侵入防止壁66はゴムその他の弾性材により矩形筒状に構成されており、例えば通常は図8に二点鎖線で示す程度の突出量を有し、前面扉3を閉じたときに、前侵入防止壁62の外周で後壁部57に圧縮状態で当接して、払い出しケース21と後壁部57との間を封鎖するようになっている。
また、払い出しケース21の前面の装着部71は、上ケース体24と下ケース体25とに跨がって形成されている。排出通路49の後壁部57には、受け入れ口60の周辺で後壁部57を補強する短い口部72が設けられている。その他の構成は各実施形態と同様である。
このように後侵入防止壁66を弾性材により構成して、その前端を排出通路49に当接させることによって、払い出し手段17と排出通路49との隙間を封鎖することができ、後侵入防止壁66による不正部材の侵入防止効果が更に向上する利点がある。
また、後侵入防止壁66により払い出し手段17と排出通路49との間を封じるため、前侵入防止壁62を省略して、突出量の小さい口部72を後壁部57の後側に設けることも可能である。この場合、その口部72の突出長さは、払い出し手段17の払い出し口23から払い出されたメダルを受け入れ口60で受け入れるに必要な長さ等を考慮して決定すればよく、設計に自由度が向上する利点がある。
払い出し手段17側の保守・点検等で払い出しケース21を分解する際には、矩形筒状の後侵入防止壁66を装着部71から取り外せばよい。そのため後侵入防止壁66が矩形筒状であるにも拘わらず、払い出し手段17側の分解等も容易に行うことができる。
なお、後侵入防止壁66が矩形筒状の場合には、各ケース体24,25に対して着脱自在に装着する必要があるが、後侵入防止壁66を上下の各ケース体24,25に対応して上下に二分割して、その各分割体を各ケース体24,25に接着等で固定するようにしてもよい。
また、後侵入防止壁66の断面形状は、その前端に排出通路49の後壁部57が当接したときの安定性等から台形状等が適当であるが、不正部材が後侵入防止壁66の内周面を経て屈曲しながら遊技機内部側に侵入するような惧れがければ、その形状は任意に決定することができる。勿論、後侵入防止壁66の内周面に、不正部材の移動を制限する突起、その他のものを設けることも可能である。
図9は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態の第2侵入防止手段65では、排出通路49の後壁部57は後面は平坦状であり、その後壁部57に後侵入防止壁66が後側から当接している。後侵入防止壁66は第2の実施形態と同様である。
排出通路49内には後壁部57から前側に突出する矩形筒状の口部72が一体に形成されており、この口部72が第1侵入防止手段61を兼用している。なお、口部72の上側にはその上にメダルが乗らないように、後壁部57との間に傾斜状の案内部73が設けられている。その他の構成は第2の実施形態と同じである。
このように払い出し通路49と払い出し手段17との隙間を後侵入防止壁66で閉鎖する場合には、排出通路49内に突出する口部72を設けて、排出通路49と払い出し手段17との間隔を小さくすることもできる。また、口部72によって第1侵入防止手段61を兼用することもできる。
図10は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、払い出し手段17の前面は上下、左右方向に平坦状であり、第2侵入防止手段65が排出通路49側に設けられている。第2侵入防止手段65は前侵入防止壁62を備え、その前侵入防止壁62は受け入れ口60の外周の口部72と、この口部72の後側に装着され且つ前面扉3を閉じたときに払い出しケース21の前面に弾性的に当接する当接部74とを備えている。
当接部74は矩形筒状であって、口部72の後端側に取り付けられる段部等の取り付け部74aを有し、その取り付け部74aは接着その他の適宜手段により口部72に取り付けられている。なお、当接部74は、その前端が後壁部57に当接するように口部72の外周に套嵌して装着してもよい。その他の構成は各実施形態と同様である。
このように第2侵入防止手段65は、払い出し手段17の払い出しケース21の前面に当接する当接部74を設ける等、後端が払い出しケース21の前面に当接して排出通路49と払い出し手段17との間を封鎖するようにしてもよい。また、前侵入防止壁62を排出通路49側に設けることにより、払い出しケース21の前面側を平坦状に構成することもできる。
従って、第2侵入防止手段65は払い出し手段17側の後侵入防止壁66と排出通路49側の前侵入防止壁62とを組み合わせて構成する他、図8〜図10に示すように、後侵入防止壁66又は前侵入防止壁62で構成することも可能である。
図11は本願発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態では、排出通路49の後壁部57に、受け入れ口60を有する前侵入防止壁62と、この前侵入防止壁62の外側に所定の間隔をおいて配置された外侵入防止壁75とが設けられ、払い出し手段17の払い出しケース21の前面に、前侵入防止壁62と外侵入防止壁75との間に配置された後侵入防止壁66が設けられている。前侵入防止壁62、外侵入防止壁75、後侵入防止壁66は略矩形状である。その他の構成は各実施形態と同様である。
このようにすれば、排出通路49と払い出し手段17との間に各侵入防止壁62,66,75によって形成される迷路67が複雑になり、第2侵入防止手段65の侵入防止効果が更に向上する利点がある。なお、外侵入防止壁75は前侵入防止壁62と同様に後壁部57に一体に形成してもよいし、後壁部57とは異なる材質で別体に形成した後、後壁部57の裏面に装着するようにしてもよい。
図12は本願発明の第6の実施形態を例示する。この実施形態では、第2侵入防止手段65は、払い出しケース21の前面に装着された忍び返し部76付きの後侵入防止壁66と、後侵入防止壁66の内周で払い出しケース21の前面に形成された凹部77とを有する。
忍び返し部76は矩形筒状の後侵入防止壁66の前端部に内側に屈曲して設けられ、排出通路49の後壁部57の後側に近接して配置されている。受け入れ口60周辺の後壁部57は平坦状であり、口部72が前側に突出して形成されている。その他の構成は各実施形態と同様である。
このように後侵入防止壁66の前端部に忍び返し部76があれば、この忍び返し部76で不正部材の遊技機内部への侵入を阻むことができる。従って、忍び返し部76のない単なる筒状の後侵入防止壁66による場合に比較して信頼性が向上し、後壁部57と払い出しケース21との間隔が小さくて後侵入防止壁66の突出量を十分に確保し難いような場合にも便利である。
また、合成樹脂成型の場合には、忍び返し部76を有する後侵入防止壁66は払い出しケース21と別々に製作してから払い出しケース21の前面に装着することとなる。このため必要に応じて払い出しケース21の前面に凹部77を設けることが可能となり、後壁部57と払い出しケース21との間隔が小さい場合には、それによって実質的に後侵入防止壁66の高さを大にすることも可能である。
図13は本願発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態の第2侵入防止手段65は、払い出し手段17の払い出しケース21の前面に形成された凹部77と、排出通路49の後壁部57から後方に突出し且つ後端部が凹部77内に入る前侵入防止壁62とを備えている。前侵入防止壁62の後端は僅かな隙間を介して凹部77内に配置されている。その他の構成は各実施形態と同様である。
このように排出通路49側から後方に突出する前侵入防止壁62の後端部を払い出しケース21の前面の凹部77内に配置する場合にも、不正部材の遊技機内部への侵入を防止することができる。即ち、排出通路49の後壁部57の受け入れ口60から前侵入防止壁62に沿って不正部材を払い出し手段17側に挿入するようなことがあっても、前侵入防止壁62と凹部77との間でその侵入を防止できる。従って、第2侵入防止手段65は払い出しケース21の前面に当接しない前侵入防止壁62を排出通路49側に設けて構成することも可能である。
なお、払い出しケース21の前面を平坦状にして、前侵入防止壁62の後端が払い出しケース21の前面に近接するようにしてもよい。この場合には、例えば図13に二点鎖線で示すように、払い出しケース21の前面に突出量の小さい後侵入防止壁66を設ける等により、不正部材の侵入を十分に防止することが可能である。
図14は本願発明の第8の実施形態を例示する。この実施形態の第2侵入防止手段65は、払い出し手段17の払い出しケース21に設けられた後侵入防止壁66と、この後侵入防止壁66の外周で排出通路49の後壁部57に設けられた短い前侵入防止壁62とを備えている。後侵入防止壁66は排出通路49の後壁部57の受け入れ口60と略対応している。その他の構成は各実施形態と同様である。
このように排出通路49側の短い前侵入防止壁62で払い出し手段17側の後侵入防止壁66の前端部を外側から取り囲むようにしても、不正部材の遊技機内部への侵入を防止できる。従って、排出通路49の後壁部57に前侵入防止壁62を設ける場合にも、その前侵入防止壁62は払い出し手段17側の後侵入防止壁66の内外の何れでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。第2侵入防止手段65は、払い出し手段17側の後侵入防止壁66及び/又は排出通路49側の前侵入防止壁62により構成できる。払い出し手段17側の後侵入防止壁66及び/又は排出通路49側の前侵入防止壁62は周方向に連続状である必要はなく、周方向の複数個に分割してもよい。
払い出し手段17側に後侵入防止壁66を設ける場合には、前侵入防止壁62、口部72の外周側、内周側の何れに配置してもよい。また、各実施形態で侵入防止壁71は略筒状に形成されているが、メダルの払い出し、受け入れに支障を来さず、しかも不正部材の侵入を防止できるならば他の形状でもよい。例えば、払い出し口23を上側から覆うL字型や半円状でもよい。また、後侵入防止壁66、前侵入防止壁62の形状及び構造は、払い出しケース21の払い出し口23及び排出通路49の受け入れ口60との関係で適宜変更可能である。
排出通路49は、払い出し手段17から払い出されたメダルを受け入れる受け入れ口60と、選別手段47からの偽メダルを受け入れる受け入れ口とを上端側に別々に備え、その両者からのメダルを合流させて排出口42へと案内するように構成してもよい。
受け入れ口60の口部72は各実施例では矩形状に形成されているが、払い出しケース21から払い出されるメダルが通過するのに必要な寸法を有する形状であれば、楕円状等の形状でもよい。また、払い出しケース21の払い出し口23から払い出されるメダルが排出通路49へと入る受け入れ口60の強度が確保できるのであれば、口部72は設けなくてもよい。
遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンを例示しているが、メダル以外の遊技媒体を使用するものでもよい。更にパチンコ機、その他の弾球遊技機、又はスロットマシン等の遊技機においても同様に実施することが可能である。
2 筐体
3 前面扉
17 払い出し手段
34 投入口
43 受け皿
47 選別手段
49 排出通路
60 受け入れ口
62 前侵入防止壁
65 侵入防止手段
66 後侵入防止壁

Claims (5)

  1. 遊技媒体を払い出す払い出し手段を筐体内に備え、
    前記筐体に開閉自在に装着された前面扉の裏側に、前記払い出し手段から払い出された遊技媒体を前記前面扉の前側の遊技媒体の受け皿へと排出する遊技媒体の排出通路を備えた遊技機において、
    前記払い出し手段と前記排出通路との間に、前記排出通路に挿入された不正部材が前記払い出し手段と前記排出通路との隙間から遊技機内部に侵入するのを防止する侵入防止手段を設けた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記侵入防止手段は前記払い出し手段と前記排出通路との少なくとも一方から他方側へと突出する侵入防止壁を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記侵入防止壁は前記払い出し手段に設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記侵入防止壁は前記排出通路に設けた
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記侵入防止壁は前記払い出し手段の前面側の少なくとも上側に配置した
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の遊技機。
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