JP2015100301A - アセプチック製品タンク - Google Patents

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加藤 陽一
Yoichi Kato
陽一 加藤
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Abstract

【課題】液体食品に、製品タンク内で直接に無菌的に添加物を添加できるアセプチック製品タンクを提供する【解決手段】アセプチック製品タンク1は、液体食品を収容するためのタンク本体2と、液体食品をタンク本体に装入する装入口3と、タンク本体内に連通して無菌エアーを装入する無菌エアー管4と、無菌エアー管の流路に設けられた滅菌フィルター5と、無菌エアー管の流路であって滅菌フィルターの上流側に設けられた添加物装入口6とを備え、無菌エアーは、添加物7が滅菌フィルターで濾過され、添加物がタンク本体の液体食品に混ぜられることを補助する搬送媒体であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ジュースや牛乳などの液体食品などを紙容器などに包装充填するために、上記液体食品の製品を無菌的に貯留するアセプチック製品タンクに関する。
流動性食品/液体食品、例えば、牛乳、乳酸菌飲料、茶、ジュース、スープ、アルコール類等を充填するための包装容器は、容器の種類に応じた包装充填機によって、成形され、その容器に包装充填された液体食品の製品が得られる。
包装充填機には、ジュースや牛乳などの液体食品などを紙容器などに包装充填するために、この液体食品の製品を無菌的に貯留するアセプチック製品タンクを備える。(特許文献参照)
製品タンクから供給された液体食品が容器内に充填され、密封シールされる。
他方、製品タンクに装入される液体食品には、牛乳、乳酸菌飲料等のような冷蔵する必要がある液体食品、賞味期間を考慮した無菌性を持つ液体食品などがある。従って、液体食品に応じて、製品タンクは、冷却的に貯留するチルド製品タンク、無菌的に貯留するアセプチック製品タンク及びこれらを併せ持つタンクがある。
特開平10−278903号公報 特開2010−081849号公報
無菌的に貯留するアセプチック製品タンクでは、製品タンクに装入される液体食品は、装入前に、既に無菌的に処理されていなければならない。しかし、製品には、食品本体の他、種々の添加物が含まれ、熱に弱い香料、ビタミンなどの加熱滅菌できないものほか、製造上から包装充填の直前に添加すべきものなどがある。
本発明は、液体食品に、製品タンク内で直接に無菌的に添加物を添加できるアセプチック製品タンクを提供することを目的とする。
この発明によるアセプチック製品タンクは、液体食品を収容するためのタンク本体と、液体食品をタンク本体に装入する装入口と、タンク本体内に連通して無菌エアーを装入する無菌エアー管と、無菌エアー管の流路に設けられた滅菌フィルターと、無菌エアー管の流路であって滅菌フィルターの上流側に設けられた添加物装入口とを備え、
無菌エアーは、添加物が滅菌フィルターで濾過され、添加物がタンク本体の液体食品に混ぜられることを補助する搬送媒体であることを特徴とする。
この発明による好ましい態様において、液体食品が豆乳であり、添加物がにがりである。
この発明による好ましい態様において、液体食品が飲料であり、添加物がビタミンC又は/及び香料である。
この発明による好ましい態様において、無菌エアー管がタンク本体内の底部若しくは側部に連通して無菌エアーを装入する。
この発明による好ましい態様において、無菌エアー管がタンク本体内の上部に連通して無菌エアーを装入する。
上記構成の本発明によれば、以下の作用機能を発揮し、有利な効果が得られる。
この発明によるアセプチック製品タンクは、液体食品を収容するためのタンク本体と、液体食品をタンク本体に装入する装入口とを備える。
この発明による液体食品は、タンクに装入される前に、その液体食品の種類や用途に応じて無菌処理が施される。高温加熱処理、低温処理、高エネルギー線照射処理、フィルター滅菌処理などがある。液体食品が無菌的に装入口からタンク本体に装入される。
この発明によるアセプチック製品タンクは、タンク本体内に連通して無菌エアーを装入する無菌エアー管を備える。
タンク本体内に無菌エアーを装入することによって、タンク本体内の空間を無菌雰囲気にすることできる。好ましくは、無菌エアーが連続的に若しくは間欠的に装入され、その結果、タンク本体内の空間を陽圧の無菌雰囲気となり、外部から汚染物質、細菌などの侵入を防ぐことができる。
この発明によるアセプチック製品タンクは、無菌エアー管の流路に設けられた滅菌フィルターを備える。このフィルタを用いてフィルター滅菌することができる。菌の大きさより目の小さなフィルターで無菌物を得る方法で、熱をかける必要のない滅菌法である。
市販されているポアサイズ0.45μmあるいは0.22μmのシリンジフィルターを使えば、1μm程度の菌までは排除できる。なお、ポアサイズより小さなウィルスやファージは取り除くことができない。
この発明によるアセプチック製品タンクは、無菌エアー管の流路であって滅菌フィルターの上流側に設けられた添加物装入口を備える。
添加物が無菌エアー管の流路に装入されるので、添加物が無菌エアーによって搬送される。
無菌エアー管の流路への装入時の添加物の形態は、種類、用途に応じて適宜変更することができ、例えば、液体添加物の滴下、噴霧、噴射などがあり、粉状添加物の散布、落下などがある。なお、固形添加物を溶媒に溶かし、液状にして滴下、噴霧、噴射することもできる。
この発明によるアセプチック製品タンクの特徴において、無菌エアーは、添加物が滅菌フィルターで濾過され、添加物がタンク本体の液体食品に混ぜられることを補助する搬送媒体である。
無菌エアーは、添加物のフィルターの通過及び液体食品への混合において、搬送媒体としての機能を発揮することができる。
この発明による好ましい態様において、液体食品が豆乳であり、添加物がにがりである。
豆乳の滅菌加熱前に、にがりを添加すると、滅菌途中から反応が始まり、配管の中、タンクの中、また包装充填機の中で、凝固して豆腐を製造することができなくなる。この態様では、滅菌済みの豆乳と無菌的ににがり混ぜられるので、凝固を防ぎ、包装充填機で充填後に加熱して凝固させて豆腐を製造することができる。
この発明による好ましい態様において、液体食品が飲料であり、添加物がビタミンC又は/及び香料である。
熱によって変質する恐れのある添加物、ビタミンC又は/及び香料などであっても、無菌的に飲料に添加することができる。
この発明による好ましい態様において、無菌エアー管がタンク本体内の底部若しくは側部に連通して無菌エアーを装入する。
タンク本体内の底部若しくは側部は、液体食品に直接に接触し、添加物を搬送する無菌エアーが装入されると、液体食品に添加物を混ぜることができる。
この発明による好ましい態様において、無菌エアー管がタンク本体内の上部に連通して無菌エアーを装入する。
タンク本体内の上部には、通常、ヘッドスペースが形成され、液体食品の液面に、添加物を搬送する無菌エアーが吹き付けられて液体食品に添加物を混ぜることができる。
上述のように、本発明によって、液体食品に、製品タンク内で直接に無菌的に添加物を添加できるアセプチック製品タンクを提供することができる。
本発明の実施形態であるアセプチック製品タンクの実施例の概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例によるアセプチック製品タンク1は、液体食品を収容するためのタンク本体2と、液体食品をタンク本体に装入する装入口3と、液体食品をタンク本体外に出す出口8を備える。
この実施例による液体食品である豆乳は、タンク1に装入される前に、その液体食品の種類や用途に応じて無菌処理が施され、高温加熱処理されている。液体食品の豆乳が無菌的に装入口3からタンク本体に装入される。
この実施例によるアセプチック製品タンク1は、タンク本体2内に連通して無菌エアーを装入する無菌エアー管4を備える。
タンク本体2内に無菌エアーを装入することによって、タンク本体2内の空間を無菌雰囲気にする。無菌エアーが連続的に装入され、その結果、タンク本体内の空間を陽圧の無菌雰囲気となり、外部から汚染物質、細菌などの侵入を防ぐ。
この実施例によるアセプチック製品タンク1は、無菌エアー管4の流路に設けられた滅菌フィルター5を備える。このフィルタでフィルター滅菌する。滅菌フィルター5は、ポアサイズ0.22μmのシリンジフィルターであり、有害な菌を排除する。
この実施例によるアセプチック製品タンク1は、無菌エアー管4の流路であって滅菌フィルターの上流側に設けられた添加物装入口6を備える。
添加物7(にがり)が無菌エアー管4の流路に装入され、添加物7が無菌エアーによって搬送される。
無菌エアー管の流路への装入時の添加物7の形態は、液体であり、噴霧して装入する。
にがり(苦汁、滷汁)は、海水からとれる塩化マグネシウムを主成分とする食品添加物であり、海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含み、豆乳を豆腐に変える凝固剤として使用されている。
この実施例によるアセプチック製品タンクにおいて、無菌エアーは、添加物7が滅菌フィルター5で濾過され、添加物7がタンク本体2の液体食品に混ぜられることを補助する搬送媒体である。
無菌エアーは、添加物のフィルターの通過及び液体食品への混合において、搬送媒体としての機能を発揮する。
この実施例において、液体食品が豆乳であり、添加物がにがりである。
豆乳の滅菌加熱前に、にがりを添加すると、滅菌途中から反応が始まり、配管の中、タンクの中、また包装充填機の中で、凝固して豆腐を製造することができなくなる。この態様では、滅菌済みの豆乳と無菌的ににがり混ぜられるので、凝固を防ぎ、包装充填機で充填後に加熱して凝固させて豆腐を製造する。
この実施例において、無菌エアー管4がタンク本体2内の側部に連通して無菌エアーを装入する。
添加物7を搬送する無菌エアーが装入されると、液体食品に添加物を混合する。
なお、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
この発明のアセプチック製品タンクは、ジュースや牛乳などの液体食品などの包装充填に適用することができる。
1 アセプチック製品タンク
2 タンク本体
3 装入口
7 添加物

Claims (5)

  1. 液体食品を収容するためのタンク本体と、液体食品を該タンク本体に装入する装入口と、該タンク本体内に連通して無菌エアーを装入する無菌エアー管と、該無菌エアー管の流路に設けられた滅菌フィルターと、該無菌エアー管の流路であって該滅菌フィルターの上流側に設けられた添加物装入口とを備え、
    該無菌エアーは、該添加物が該滅菌フィルターで濾過され、該添加物が該タンク本体の該液体食品に混ぜられることを補助する搬送媒体であることを特徴とするアセプチック製品タンク。
  2. 該液体食品が豆乳であり、該添加物がにがりである請求項1記載のアセプチック製品タンク。
  3. 該液体食品が飲料であり、該添加物がビタミンC又は/及び香料である請求項1記載のアセプチック製品タンク。
  4. 該無菌エアー管が該タンク本体内の底部若しくは側部に連通して該無菌エアーを装入する請求項1記載のアセプチック製品タンク。
  5. 該無菌エアー管が該タンク本体内の上部に連通して該無菌エアーを装入する請求項1記載のアセプチック製品タンク。
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