JP2015100143A - ブレーキ付き電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の無通電時においてもブレーキ力を保持することができ、また、頻繁な部品の保守交換を必要としない、ブレーキ付き電動機を提供する。【解決手段】本発明に係るブレーキ付き電動機では、回転子軸3上に配設された、円板状のブレーキディスク3aが配設されている。そして、ブレーキディスク3aの円周上には、第一の永久磁石4が配設されている。また、固定子1には、第一の永久磁石4との磁力により回転子軸3の磁気軸受として機能する、電磁石5が配設されている。さらに、固定子1には、固定子1において可動し、第一の永久磁石4との磁力により、回転子軸3を所定の位置で固定させることが可能な、第二の永久磁石7が、配設されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ブレーキ付き電動機に関するものであり、たとえば、エレベータ用の電動機として適用することができる。
一般的に、ブレーキ付き電動機としては、ブレーキディスクに渦電流を発生させてブレーキ力を得る方法、および、スプリング力によりブレーキディスクを挟むことによりブレーキ力を保持し続ける方法が、知られている。また、磁気軸受は、非接触型軸受として一般的に使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−129426号公報
しかしながら、ブレーキディスクに渦電流を発生させてブレーキ力を得る方法では、無通電時にはブレーキ力を保持できない、という問題があった。
一方、スプリング力によりブレーキディスクを挟むことによりブレーキ力を保持し続ける方法では、スプリングの力により押板がブレーキディスクを挟みこむことによって、無通電時においてもブレーキ力を保持し続けることができる。しかしながら、当該方法では、回転するブレーキディスクを押板により強制的に止めるため、摩耗が著しく生じ、頻繁に部品の保守交換が必要であった。
そこで、本発明は、電動機の無通電時においてもブレーキ力を保持することができ、また、頻繁な部品の保守交換を必要としない、ブレーキ付き電動機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るブレーキ付き電動機は、電動機を構成する、回転子および固定子と、前記回転子と共に回転し、前記回転子の回転軸方向に延設された回転子軸と、前記回転子軸上に配設された、円板状のブレーキディスクと、前記ブレーキディスクの円周上に配設された第一の磁石と、前記固定子に配設されており、前記第一の磁石との磁力により前記回転子軸の磁気軸受として機能する電磁石と、前記固定子に配設され、前記固定子において可動し、前記第一の磁石との磁力により、前記回転子軸を、所定の位置で固定させることが可能な第二の磁石とを、備えている。
本発明に係るブレーキ付き電動機は、電動機を構成する、回転子および固定子と、前記回転子と共に回転し、前記回転子の回転軸方向に延設された回転子軸と、前記回転子軸上に配設された、円板状のブレーキディスクと、前記ブレーキディスクの円周上に配設された第一の磁石と、前記固定子に配設されており、前記第一の磁石との磁力により前記回転子軸の磁気軸受として機能する電磁石と、前記固定子に配設され、前記固定子において可動し、前記第一の磁石との磁力により、前記回転子軸を、所定の位置で固定させることが可能な第二の磁石とを、備えている。
したがって、当該ブレーキ付き電動機は、磁力を利用したブレーキング動作が実施されているので、ブレーキング動作の際に部品の摩耗等が発生しない。よって、当該ブレーキ付き電動機では、頻繁な部品の保守交換を必要としない。
また、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機は、第二の磁石は、第一の磁石との磁力により、ブレーキディスクに対するブレーキングをおこなっている。したがって、電動機が無通電時(電動機停止)となり、各電磁石に励磁電流が流れていない状況においても、ブレーキディスクに対するブレーキ力を保持することが可能となる。
本実施の形態に係るブレーキ付き電動機の要部構成を示す断面図である。 本実施の形態に係るブレーキ付き電動機を、回転子3の回転軸方向から眺めた場合の平面図である。 本実施の形態に係るブレーキ付き電動機の回転動作時の状態を示す、拡大断面図である。 本実施の形態に係るブレーキ付き電動機の停止時の状態を示す、拡大断面図である。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態>
図1は、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機の要部構成を示す断面図である。また、図2は、図1に示した構成を、回転子3の回転軸方向(つまり、図1の左右方向)から眺めた場合の平面図である。さらに、図3,4は、図1における点線丸で囲まれた領域の構成を示す、拡大断面図である。ここで、図3は、磁気軸受機能が発揮されている状態の様子を示しており、図4は、ブレーキング機能が発揮されている状態の様子を示している。ここで、図1の点線丸で囲まれた領域の構成と同じ構成は、図1において4個描かれている。
なお、図面簡略化の観点により、図1において、固定子1の外観を全て図示していない。また、図面簡略化の観点により、図2において、固定子1および回転子2は図示を省略している(固定子1の凸部1aは図示している)。さらに、図面簡略化の観点により、図3,4において、固定子1(凸部1aも含む)図示を省略している。
図1に示すように、ブレーキ付き電動機は、固定子1および回転子2を備えている。回転子2は、電動機(モータ)の回転する部分であり、固定子1は、電動機(モータ)で、回転子2に対して固定された部分である。
図1に示すように、固定子1は、内部に空洞部を有する筒状の形状を有している。そして、固定子1の空洞部における内壁面には、凸部1aが形成されている(つまり、凸部1aは前記内壁面の一部を構成していると把握される)。ここで、凸部1aは、固定子1の前記内壁面に沿って、環状に配設されており、固定子1の空洞部内部方向に突出している。図1の構成例では、当該凸部1aは、固定子1の内壁面において2箇所、形成されている。
また、図1に示すように、回転子2は、固定子1の空洞部内部に配設されている。回転子2は、図2において、たとえば、時計(または反時計)回りに回転する。ここで、図1の構成例では、回転子2の回転軸と、図1の左右方向の延びる固定子1の中心軸とは、一致している。なお、固定子1の内壁面と回転子2との間には、空間が存しており、双方1,2は接触していない。
また、回転子2には回転子軸3が固定されている。図1,2に示すように、回転子軸3は、回転子2の回転軸方向に延設されている。ここで、回転子軸3は、図1に示すように、回転子2の両サイドから上記回転軸方向に延設されている。当該回転子軸3は、回転子2の回転と共に、図2の時計(または反時計)回りに回転する。なお、回転子2の回転軸と回転子軸3の回転軸とは、当然、一致している。
また、図1に示すように、回転子2の一方サイドから延びている回転子軸3の先端部付近、および、回転子2の他方サイドから延びている回転子軸3の先端部付近には、各々、ブレーキディスク3aが固定・配設されている。各ブレーキディスク3aは、円板状である。また、ブレーキディスク3aは、回転子軸3の回転と共に、図2の時計(または反時計)回りに回転する。なお、回転子軸3の回転軸とブレーキディスク3aの円の中心とは、一致している。
なお、図1に示すように、ブレーキディスク3aは、固定子1の空洞部において、固定子1の内壁部により囲繞されている。さらに、固定子1の凸部1aの先端部と、ブレーキディスク3aの円周部(端縁部)とは、所定の距離隔てて、対面している。
また、図1,2,3,4に示すように、第一の永久磁石4は、ブレーキディスク3aの円周上(端縁部)に固定・配設されている。ここで、第一の永久磁石4は、図3,4に示すように、図1,3,4の左右方向(回転子軸3の延設方向)に磁化している。また、図1,2から分かるように、第一の永久磁石4は、ブレーキディスク3aの円周上(端縁部)に、複数配設されている。図2に示すように、各第一の永久磁石4は、ブレーキディスク3aの円周に沿って、環状に、等間隔で配設されている(図2の構成例では、第一の永久磁石4は、4個配設されている)。
また、図1,2に示すように、固定子1の凸部1aの先端部には、軸受・ブレーキ機構が固定・配設されている。ここで、図1〜4に示すように、軸受・ブレーキ機構は、電磁石5、土台部6、第二の永久磁石7、第一の止具9および第二の止具8等から、構成されている。
固定子1には、2箇所、環状の凸部1aが形成されている。そして、図1,2から分かるように、軸受・ブレーキ機構は、各凸部1aにおいて、当該凸部1aの先端部に、複数配設されている。図2に示すように、各凸部1aにおいて、軸受・ブレーキ機構は、環状の凸部1aの先端部に沿って、環状に、等間隔で配設されている(図2の構成例では、軸受・ブレーキ機構は、4個配設されている)。
ここで、軸受・ブレーキ機構を構成しない電磁石5(単体の電磁石5と称する)も、当該電磁石5単体で、環状の凸部1aの先端部に沿って、環状に、等間隔で固定・配設されている(図2の構成例では、単体の電磁石5は、4個配設されている)。
したがって、軸受・ブレーキ機構を構成している電磁石5および単体の電磁石5は、環状の凸部1aの先端部に沿って、環状に、等間隔で固定・配設されている(図2の構成例では、合計8個の電磁石5が配設されている)。
次に、各軸受・ブレーキ機構の構成について、図1〜4を参照しながら説明する。
図1,3,4に示すように、土台部6は、コの字状の断面形状を有する。ここで、土台部6の凹部の底面を形成する面(土台部6の図3,4の上側の存する面)を、上面と称する。また、土台部6の上面に対向する面(土台部6の図3,4の下側の存する面)を、下面と称する。また、土台部6の凹部の側面を形成する部分を、側面部と称する。したがって、土台部6において、上面は側面部により周囲が囲まれており、下面の周囲には側面部が形成されていない。
図1に示すように、土台部6の上面は、固定子1の凸部1aの先端部に固定されている。そして、図1,3,4に示すように、土台部6の下面には、電磁石5が固定・配設されている。
ここで、電磁石5は、ブレーキディスク3aや第一の永久磁石4と対面しているが、当該電磁石5は、ブレーキディスク3aおよび第一の永久磁石4とは、接触せず、離れて配置されている。
また、電磁石5は、図3,4に示すように、励磁され磁界を形成する状態では、図1,3,4の左右方向(回転子軸3の延設方向)に磁化している。さらに、電磁石5が励磁され磁界を形成する状態(以下、励磁状態と称する)では、当該電磁石5と、当該電磁石5と対面している第一の永久磁石4とは引き合うように、電磁石5および第一の永久磁石4は、磁化する(図3参照)。つまり、対面している、電磁石5および第一の永久磁石4において、電磁石5の励磁状態では、電磁石5の極性と第一の永久磁石4の極性とは「逆」である。
たとえば、図3に示すように、土台部6に面する第一の永久磁石4は、右側が「N極」左側が「S極」であるとする。この場合、当該第一の永久磁石4に対面する励磁状態の電磁石5において、当該第一の永久磁石4の「N極」に対面する部分が「S極」であり、当該第一の永久磁石4の「S極」に対面する部分が「N極」である(図3参照)。
また、図1,3,4に示すように、各土台部6には、棒状の永久磁石7が2本配設されている。土台部6の一方の側面部(例えば、図3,4の右側の側面部)の先端部には、ピン6aを用いて、一方の永久磁石7が配設されており、土台部6の他方の側面部(例えば、図3,4の左側の側面部)の先端部には、ピン6aを用いて、他方の永久磁石7が配設されている。なお、各永久磁石7は、ピン6aを起点(軸)として、所定の範囲で自由に回動できるように、土台部6に配設されている(図3,4参照)。
ここで、棒状の第二の永久磁石7は、当該棒の長さ方向に磁化している。また、各土台部6において、各第二の永久磁石7は、当該土台部6に面する第一の永久磁石4と引き合うように、当該土台部6に配設されている。つまり、対面している、第一の永久磁石4および第二の永久磁石7において、第一の永久磁石4の極性と第二の永久磁石7の極性とは「逆」である。
たとえば、図4に示すように、土台部6に面する第一の永久磁石4は、右側が「N極」左側が「S極」であるとする。この場合、第一の永久磁石4の「N極」側に配設されている第二の永久磁石7(上記一方の第二の永久磁石7)において、回転子軸3側は「S極」であり、固定子1側は「N極」である(図4参照)。そして、第一の永久磁石4の「S極」側に配設されている第二の永久磁石7(上記他方の第二の永久磁石7)において、回転子軸3側は「N極」であり、固定子1側は「S極」である(図4参照)。
なお、各第二の永久磁石7において、上記第一の永久磁石4と引き合う状態において、第二の永久磁石7の先端部は、第一の永久磁石4の側方に位置している。
また、各土台部6において、各第二の永久磁石7は、当該土台部6に配設されている励磁状態の電磁石5とは反発し合うように、当該土台部6に配設されている。つまり、対面している、電磁石5および第二の永久磁石7において、電磁石5の励磁状態では、電磁石5の極性と第二の永久磁石7の極性とは「同じ」である。
たとえば、図3に示すように、土台部6に配設されている電磁石5は、励磁により、右側が「S極」左側が「N極」となるとする。この場合、当該電磁石5の「N極」側に配設されている第二の永久磁石7(上記他方の第二の永久磁石7)において、回転子軸3側は「N極」であり、固定子1側は「S極」である(図3参照)。そして、当該電磁石5の「S極」側に配設されている第二の永久磁石7(上記一方の第二の永久磁石7)において、回転子軸3側は「S極」であり、固定子1側は「N極」である(図3参照)。
上記の通り、土台部6に対して、ピン6aを軸として、各第二の永久磁石7は自由に回動できる。ここで、当該回動を所定の範囲で制限するために、図3,4に示すように、土台部6には、第一の止具9および第二の止具8が固定・配設されている。
次に、図3,4を用いて、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機の動作について説明する。
まず、ブレーキ付き電動機の停止時について説明する。
ブレーキ付き電動機の停止時には、各軸受・ブレーキ機構において、電磁石5が励磁されていない(磁化していない)状態となる。そして、第一の永久磁石4と第二の永久磁石7との間の磁力により、ブレーキディスク3aを介して、第二の永久磁石7は、回転子軸3を所定の位置で固定させることができる。
具体的に、図4に示すように、第一の永久磁石4と第二の永久磁石7との「逆極性」により、各土台部6において、第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4との間の引き合う磁力により、ブレーキディスク3aに配設された第一の永久磁石4に近づく。つまり、各土台部6において、第二の永久磁石7は、回転子軸3に対する固定が可能な方向に可動する(図3に示す第二の永久磁石7の位置から、図4に示す第二の永久磁石7の位置へと、第二の永久磁石7は回動する)。
たとえば、図4を参照して、電磁石5が励磁されていないとき、各土台部6において、2本の第二の永久磁石7は、一の第一の永久磁石4に対して、次の様に回動する。つまり、上記一方の第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4の一方の磁極(N極)と当該一方の第二の永久磁石7の一方の磁極(S極)との間の引き合う磁力により、第一の永久磁石4に近づく。他方、上記他方の第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4の他方の磁極(S極)と当該他方の第二の永久磁石7の一方の磁極(N極)との間の引き合う磁力により、第一の永久磁石4に近づく。
このように、各軸受・ブレーキ機構において、2本の第二の永久磁石7が、一の第一の永久磁石4の両側方から、当該第一の永久磁石4を挟み込むように回動する。当該回動動作により、各軸受・ブレーキ機構において、第二の永久磁石7は、ブレーキディスク3aを介して、回転子軸3を所定の位置で固定(ブレーキング)することができる(図4参照)。つまり、各軸受・ブレーキ機構において、第一の永久磁石4と第二の永久磁石7との引き合う磁力により、第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4との間で、回転子軸3(およびブレーキディスク3a)に対する非接触のブレーキとして機能することができる(図4参照)。
ここで、第二の永久磁石7が、回転子軸3の固定のために、第一の永久磁石4に近づく際、第二の永久磁石7が第一の永久磁石4に接近しすぎないように、各土台部6には第二の止具8が配設されている。つまり、当該第二の止具8により、第二の永久磁石7の上記回動を制限することができる。
次に、ブレーキ付き電動機の回転動作時について説明する。
ブレーキ付き電動機の回転動作時には、各軸受・ブレーキ機構において、電磁石5が励磁される(磁化される)。そして、電磁石5と第二の永久磁石7との間の磁力により、第二の永久磁石7は、回転子軸3に対する固定を解除する。
具体的に、図3に示すように、電磁石5と第二の永久磁石7との「同極性」により、各土台部6において、第二の永久磁石7は、電磁石5との間の反発し合う磁力により、ブレーキディスク3aに配設された第一の永久磁石4から遠ざかる(換言すると、電磁石5に対面する第一の永久磁石4から遠ざかる)。つまり、各土台部6において、第二の永久磁石7は、回転子軸3に対する固定が解除される方向に可動する(図4に示す第二の永久磁石7の位置から、図3に示す第二の永久磁石7の位置へと、第二の永久磁石7は回動する)。
たとえば、図3を参照して、電磁石5が励磁されているとき、各土台部6において、2本の第二の永久磁石7は、当該土台部6に配設されている電磁石5に対して、次の様に回動する。つまり、上記一方の第二の永久磁石7は、電磁石5の一方の磁極(S極)と当該一方の第二の永久磁石7の一方の磁極(S極)との間の反発し合う磁力により、電磁石5から遠ざかる。他方、上記他方の第二の永久磁石7は、電磁石5の他方の磁極(N極)と当該他方の第二の永久磁石7の一方の磁極(N極)との間の反発し合う磁力により、電磁石5から遠ざかる。
ここで、図3において、第一の永久磁石4と第二の永久磁石7との間の引き合う磁力よりも、電磁石5と第二の永久磁石7との間の反発し合う磁力の方が強い。したがって、各土台部6において、第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4からも遠ざかるように、回動する。
このように、各軸受・ブレーキ機構において、2本の第二の永久磁石7は、電磁石5および第一の永久磁石4から遠ざかるように回動する。当該回動動作により、各軸受・ブレーキ機構において、第二の永久磁石7は、回転子軸3に対する上記固定を解除(ブレーキング解除)することができる(図3参照)。
ここで、第二の永久磁石7が、回転子軸3に対する固定解除のために、第一の永久磁石4および電磁石5から遠ざかる際、第二の永久磁石7が第一の永久磁石4等と遠ざかりすぎないように、各土台部6には第一の止具9が配設されている。つまり、当該第一の止具9により、第二の永久磁石7の上記回動を制限することができる。
一方、ブレーキ付き電動機の回転動作時には、図2に示した全ての電磁石5が励磁される(磁化される)。そして、第一の永久磁石4と電磁石5との間の磁力により、電磁石5は、回転子軸3の磁気軸受として機能する。
具体的に、図1,2,3に示すように、第一の永久磁石4と電磁石5との「逆極性」により、電磁石5は、第一の永久磁石4との間に引き合う磁力が発生する。すると、凸部1aに配設された各電磁石5と、ブレーキディスク3aに配設された各第一の永久磁石4との間で、相互に引き合い、図1に示すように、各電磁石5は、回転子軸3を非接触で、所定の位置(各電磁石5と各第一の永久磁石4との間の相互磁力で、均衡が取れた位置)で保持することができる。
このように、ブレーキディスク3aに配設されている各第一の永久磁石4と、凸部1aに配設されている各電磁石5との引き合う磁力により、各電磁石5は、第一の永久磁石4との間で、回転子軸3に対する非接触の磁気軸受として機能することができる(図1参照)。よって、ブレーキディスク3aに対するブレーキングを解除しつつ、回転子軸3を磁気軸受することができ、回転子軸3および回転子2を自由に回転させることが可能となる。
上記のように、本実施の形態に係る軸受・ブレーキ機構は、電動機停止時には、回転子軸3(ブレーキディスク3a)に対して、非接触のブレーキとして機能し、他方で、電動機動作時には、回転子軸3に対して、非接触の磁気軸受として機能する。
本実施の形態に係るブレーキ付き電動機は、上記構成を有するので、第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4との磁力により、ブレーキディスク3aに対するブレーキングをおこなっている。このように、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機は、ブレーキディスク3aに対するブレーキの際に、磁力を利用している。したがって、機械的な摩擦を利用したブレーキング動作が実施されないので、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機では、ブレーキング動作の際に部品の摩耗等が発生しない。よって、当該ブレーキ付き電動機では、頻繁な部品の保守交換を必要としない。
また、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機は、上記のように、第二の永久磁石7は、第一の永久磁石4との磁力により、ブレーキディスク3aに対するブレーキングをおこなっている。したがって、電動機が無通電時(電動機停止)となり、各電磁石5に励磁電流が流れていない状況においても、ブレーキディスク3aに対するブレーキ力を保持することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るブレーキ付き電動機は、上記構成を有するので、電磁石5は、第一の永久磁石4との磁力により、回転子軸3に対する磁気軸受として機能する。よって、各軸受・ブレーキ機構において、ブレーキング機能だけでなく、軸受機能をも兼ねることができる。これにより、ブレーキ付き電動機の全体の小型化も可能となる。
1 固定子
1a 凸部
2 回転子
3 回転子軸
3a ブレーキディスク
4 第一の永久磁石
5 電磁石
6 土台部
6a ピン
7 第二の永久磁石
8 第二の止具
9 第一の止具

Claims (6)

  1. 電動機を構成する、回転子および固定子と、
    前記回転子と共に回転し、前記回転子の回転軸方向に延設された回転子軸と、
    前記回転子軸上に配設された、円板状のブレーキディスクと、
    前記ブレーキディスクの円周上に配設された第一の磁石と、
    前記固定子に配設されており、前記第一の磁石との磁力により前記回転子軸の磁気軸受として機能する電磁石と、
    前記固定子に配設され、前記固定子において可動し、前記第一の磁石との磁力により、前記回転子軸を、所定の位置で固定させることが可能な第二の磁石とを、備えている、
    ことを特徴とするブレーキ付き電動機。
  2. 前記電磁石が励磁されたとき、
    前記電磁石は、前記第一の磁石との間の磁力により前記磁気軸受として機能し、前記第二の磁石は、前記電磁石との間の反発磁力により、前記回転子軸に対する前記固定を解除する方向に可動し、
    前記電磁石が励磁されていないときは、
    前記第二の磁石は、前記第一の磁石との間の引き合う磁力により、前記回転子軸に対する前記固定が可能な方向に可動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付き電動機。
  3. 前記第二の磁石は、
    二つであり、
    前記電磁石が励磁されたとき、
    一方の前記第二の磁石は、前記電磁石の一方の磁極との間の反発磁力により、前記回転子軸に対する前記固定を解除する方向に可動し、他方の前記第二の磁石は、前記電磁石の他方の磁極との間の反発磁力により、前記回転子軸に対する前記固定を解除する方向に可動し、
    前記電磁石が励磁されていないとき、
    前記一方の第二の磁石は、前記第一の磁石の一方の磁極との間の引き合う磁力により、前記回転子軸に対する前記固定が可能な方向に可動し、前記他方の第二の磁石は、前記第一の磁石の他方の磁極との間の引き合う磁力により、前記回転子軸に対する前記固定が可能な方向に可動する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のブレーキ付き電動機。
  4. 前記第二の磁石が前記回転子軸に対する前記固定を解除する方向に可動する際、当該方向の可動を制限する第一の止具を、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のブレーキ付き電動機。
  5. 前記第二の磁石が前記回転子軸に対する前記固定が可能な方向に可動する際、当該方向の可動を制限する第二の止具を、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のブレーキ付き電動機。
  6. 前記固定子は、
    空洞部を有しており、
    前記ブレーキディスクは、
    前記空洞部において、前記固定子の内壁部により囲繞されており、
    前記第一の磁石は、
    複数であり、
    各前記第一の磁石は、
    前記ブレーキディスクの円周上に、等間隔で、環状に配設されており、
    前記電磁石は、
    複数であり、
    各前記電磁石は、前記固定子の前記内壁部に、等間隔で、環状に配設されており、
    前記第二の磁石は、
    複数であり、
    各前記第二の磁石は、前記固定子の前記内壁部に、等間隔で、環状に配設されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のブレーキ付き電動機。
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