JP5387006B2 - 回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機に関する。
磁気軸受により磁気浮上させて回転するモータは、その浮上位置制御を電気的に行っているため、通電時に浮上し、電流を供給しなければ浮上しない。そのため、電源を切った状態で、ステータとロータが接触しないように、通常は、タッチダウンベアリングと呼ばれる保護機構が設けられる。タッチダウンベアリングは、ステータとロータとの間の隙間に比べて十分に小さく、ロータが磁気浮上して回転する際はシャフトに接触しない適切な隙間でベアリング軸受けを設ける構造となっている。このような技術の一例が下記特許文献1に開示されている。また、磁気軸受の回転軸保持機構の一例が下記特許文献2に開示されている。
特開平5−288218号公報 特開2000−188436号公報
上述したタッチダウンベアリングは、停電や振れ回りなど何らかの異常が発生した場合の保護機構として必要不可欠であるが、磁気浮上している際のシャフトの中心に対して、落下した状態ではシャフトの中心がずれているタッチダウン状態となる。このタッチダウン状態は、回転機に接続した負荷機にとっては、シャフトの端部に大きな荷重が掛かった状態となり、場合によっては負荷機の軸受けを損傷する虞がある。このため、タッチダウンの影響を軽減するカップリングを設けるなど、負荷機との間に適切な距離を設けるなどの制約が生じている。
また、タッチダウンベアリングは、ロータ位置を固定する物ではないので、磁気軸受型回転機を搬送する際など、非通電時に振動が加わると、シャフトの位置は回転軸以外の方向に加振されて振動し、ロータやシャフトやタッチダウンベアリング等を損傷する虞がある。
また、上記特許文献2においては、搬送中のシャフトを保持する機構を提案しているが、この機構では、回転中の停電などによるタッチダウンについては考慮されていないため、この保持機構以外にタッチダウンベアリングを別途設ける必要がある。
また、負荷機との軸芯合わせにおいて、磁気軸受型回転機は自由度があるという点がメリットであるが、この点は逆に負荷機と軸芯を合わせる基準が無く設置や調整がしづらいというデメリットにもなり、簡便にシャフトを機械中心に保持する機構が求められている。
以上のことから、本発明は、ロータの停止時に自動的にシャフトを保持する保持機能と、回転運動時に振れ回りなど何らかの異常により生じるステータとロータの接触などによる損傷を防ぐタッチダウン機能とを有する軸保持機構を備える回転機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る回転機は、
回転機の外殻をなすフレームと、該フレームの内面に設置されるステータと、該ステータの径方向の内側で回転可能に設置されるロータと、該ロータの回転中心に設置されるシャフトとを備え、前記ロータの回転時に磁気軸受けにより前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させて回転させる回転機において、
前記ロータの停止時には前記シャフトを保持するように保持部材を移動させ、前記ロータの回転時には前記シャフトが開放されるように前記保持部材を移動させることで前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させる軸保持機構を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明に係る回転機は、第1の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする
上記の課題を解決する第3の発明に係る回転機は、第1の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明に係る回転機は、第1の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明に係る回転機は、第1の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第6の発明に係る回転機は、第1の発明から第5の発明のいずれかひとつに係る回転機において、
前記軸保持機構は、前記保持部材の前記シャフト側の可動範囲を調整する可動範囲調整機構を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第7の発明に係る回転機は、第1の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの軸方向から保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトから離す電磁石と、
前記ロータの停止時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトに押し付ける弾性体又は永久磁石とを備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第8の発明に係る回転機は、第7の発明に係る回転機において、
前記軸保持機構は、前記保持部材を設置する磁性材料で形成した可動部材を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第9の発明に係る回転機は、第8の発明に係る回転機において、
前記保持部材は、タッチダウンベアリングである
ことを特徴とする。
本発明によれば、ロータの停止時に自動的にシャフトを保持する保持機能と、回転運動時に振れ回りなど何らかの異常により生じるステータとロータの接触などによる損傷を防ぐタッチダウン機能とを有する軸保持機構を備える回転機を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係る回転機のシャフト軸方向における断面図である。 図1においてA−Aで示す断面における本発明の第1の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。 本発明の第2の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。 本発明の第3の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。 本発明の第4の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。 本発明の第5の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。 本発明の第5の実施例に係る回転機における軸保持機構のシャフト保持時の動作を示した断面図である。 本発明の第5の実施例に係る回転機における軸保持機構のシャフト開放時の動作を示した断面図である。 本発明の第6の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。 本発明の第6の実施例に係る回転機における軸保持機構のシャフト保持時の動作を示した断面図である。 本発明の第6の実施例に係る回転機における軸保持機構のシャフト開放時の動作を示した断面図である。 従来の磁気軸受回転機の例を示したシャフト軸方向における断面図である。 従来のベアリングレス回転機の例を示したシャフト軸方向における断面図である。
以下、本発明に係る回転機の実施形態について、図を参照しながら説明する。
ここで、まず、従来の磁気軸受回転機の構造について説明する。
図12は、従来の磁気軸受回転機の例を示したシャフト軸方向における断面図である。
図12に示すように、従来の磁気軸受回転機は、回転機の外殻をなすフレーム23の内側にステータ24及び磁気軸受ステータ25が設置され、その径方向の中心で自在に回転するロータ21とそれを保持するシャフト20が設置されている。シャフト20には、ロータ21の軸方向の前後に磁気軸受ロータ22が設置されている。
前記ステ一夕24とロータ21、及び、磁気軸受ステータ25と磁気軸受ロータ22は、それぞれ径方向に相対する位置に設置され、シャフト20とフレーム23との間のフレーム23側にはタッチダウンベアリング26が設置されている。
このように、従来の磁気軸受回転機では、磁気軸受ロータ22と磁気軸受ステータ25とにより磁気軸受を構成しており、ロータ21の停止時にシャフト20を支持するタッチダウンベアリング26が設置されている。
図13は、従来のベアリングレス回転機の例を示したシャフト軸方向における断面図である。
図13に示すように、従来のベアリングレス回転機は、回転機の外殻をなすフレーム32の内側にステータ33が設置され、その径方向の中心で自在に回転するロ一夕31とそれを保持するシャフト30が設置されている。
前記ステータ33とロータ31は、それぞれ径方向に相対する位置に設置され、シャフト30とフレーム32の間のフレーム32側にはタッチダウンベアリング34が設置されている。
次に、本発明の第1の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る回転機のシャフト軸方向における断面図である。
図1に示すように、本実施例に係る回転機は、回転機の外殻をなすフレーム13の軸方向の中心に、ロータ11を保持するシャフト10が設置されている。シャフト10には、ロータ11のシャフト10の軸方向の前後に磁気軸受ロータ12が設置されている。
ロータ11の径方向外側のフレーム13の内面にはステータ14が設置されている。また、磁気軸受ロータ12の径方向外側のフレーム13の内面には磁気軸受ステータ15が設置されている。すなわち、磁気軸受ロータ12と磁気軸受ステータ15とにより磁気軸受を構成している。シャフト10とフレーム13との間のフレーム13側には、軸保持機構1が設置されている。
図2は、図1においてA−Aで示す断面における本発明の第1の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。
図2に示すように、シャフト10の両側方には、シャフト10を保持する可動アーム2(保持部材)がそれぞれ配置されている。可動アーム2は、フレーム13に対し可動アーム支点2aにおいて回転可能に設置されている。可動アーム2のシャフト10側の側面には、シャフト10を保持する保持部2bが設置されている。保持部2bは、シャフト10の周面と略同等の曲面を形成しており、保持部2bのシャフト10側の面はすべりのよいすべり面となっている。
可動アーム2のシャフト10側と反対側の側方には、可動アーム2に向かう2つの凸部を有する断面略F字状の電磁石コア3がそれぞれフレーム13に設置されている。電磁石コア3は、フレーム13に対し電磁石コア固定部3aにおいて固定されている。
電磁石コア3の上方側凸部3bには、通電したときに電磁力により可動アーム2を電磁石コア3に引き付け可動アーム2を開放するコイル4が設置されている。すなわち、電磁石コア3とコイル4は電磁石を構成している。電磁石コア3の下方側凸部3cには、可動アーム2をシャフト10側に押し付けるバネ5(弾性体)が設置されている。なお、本実施例においては、弾性体としてバネ5を設置したが、これ以外の弾性体を用いてもよい。
可動アーム2下端部のシャフト10側の側面には、可動アーム2の可動範囲を調整するための可動範囲調整ネジ6(可動範囲調整機構)が設置されている。可動範囲調整ネジ6は、可動範囲調整ネジ6が取り付けられるフレーム13側に固定された可動範囲調整ネジ取り付け部6aにネジ込み量を調整することにより、可動アーム2のシャフト10側への動きを所望の位置に規制することができる。
可動範囲調整ネジ6により、ロータ11の停止時のシャフト10の位置をロータ11の回転時の中心位置に位置するように調整できるようになっている。そして、可動範囲調整ネジ6の位置を調整することにより、可動アーム2は電磁石コア3に吸引された状態から可動範囲調整ネジ6にあたる位置までの間を動くことができる。
可動範囲調整ネジ6による可動範囲の調整は可動アーム2のシャフト10側の位置を調整するものであるため、電磁石が働いてなく、永久磁石9の力で可動アーム2がシャフト10を支えている時の位置を調整するものとなる。したがって、可動範囲調整ネジ6で、ロータ11の停止時のシャフト10及びロータ11の中心位置をロータ11の回転時の中心(磁気軸受けの支持による中心)に一致するよう調整することができる。
なお、可動アーム2は、電磁石が働いて可動アーム2を吸引している状態では、運転時に何らかの外乱でロータ11及び磁気軸受ロータ12がステータ14及び磁気軸受ステータ15に接触しないように保護する役割を果たすため、微調整は初期組立時に行い、その後は強固に保持する構造となっている。
本実施例に係る回転機によれば、電磁石による吸引力を用いて可動アーム2を動かして、シャフト10を保持しているため、停電時は必ずシャフト10が保持され、回転機の運転時はこれを開放して磁気浮上運転が可能となる。そして、上述した従来の磁気軸受回転機及び従来のベアリングレス回転機におけるタッチダウンベアリング26,34(図6,7参照)と異なり、電磁石により、電気的にシャフト10の保持及び開放を行えるので、安全面のシーケンス制御を組み込むことにより、非常時以外の回転機の運転及び停止動作に必要な、シャフト10の保持及び開放動作を行うことができる。
また、電磁石により可動アーム2を動かした際に生じる、シャフト10と保持部2bとの間の隙間を回転機のロータ11とステータ14との間の隙間よりも狭い適切な隙間とすることにより、運転中の振動によってロータ11とステータ14とが接触することを防止することができる。
また、可動アーム2に設けた保持部2bにより、強力な力でシャフト10を保持しようとした場合、ロータ11の回転中にシャフト10の固定動作が起こり、シャフト10との摩擦によって大きな発熱が生じることとなるため、シャフト10の保持時も、ロータ11は回転方向には自在に回転できる機能を有する必要があるが、可動アーム2には可動範囲調整ネジ6を設け、適切な範囲で保持する力が出るように調整することができるため、ロータ11の回転中に軸保持機構1が働いても回転方向においては自由な回転運動を維持することができる。
また、ロータ11の停止時のシャフト10及びロータ11の位置を回転時の中心(磁気軸受けの支持による中心)に一致させることができるため、電源投入時の無駄な電力消費抑制や、ロータ11の回転中の停電で可動アーム2がシャフト10を押さえる場合の衝撃を少なくするなどの安全性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図3は、本発明の第2の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図3においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図3に示すように、シャフト10の側方には、シャフト10の中心軸を中心として3つの可動アーム2が回転対称をなすように等間隔に設置されている。可動アーム2は、フレーム13に対し可動アーム支点2aにおいて回転可能に設置されている。可動アーム2のシャフト10側の側面には、シャフト10を保持する保持部2bが設置されている。保持部2bは、シャフト10の周面と略同等の曲面を形成しており、保持部2bのシャフト10側の面はすべりのよいすべり面となっている。
可動アーム2のシャフト10側と反対側の側方には、可動アーム2に向かう2つの凸部を有する断面略F字状の電磁石コア3がそれぞれフレーム13に設置されている。電磁石コア3は、フレーム13に対し電磁石コア固定部3aにおいて固定されている。
電磁石コア3の側方の可動アーム2の可動アーム支点2aに近い方の凸部3bには、通電したときに電磁力により可動アーム2を電磁石コア3に引き付け可動アーム2を開放するコイル4が設置されている。すなわち、電磁石コア3とコイル4は電磁石を構成している。電磁石コア3の側方の可動アーム2の可動アーム支点2aから遠い方の凸部3cには、弾性力により可動アーム2をシャフト10側に押し付けるバネ5が設置されている。
なお、本実施例においては、可動アーム2、電磁石コア3及びバネ5を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個等間隔に備えているが、電磁石コア3及びバネ5を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ4個以上等間隔に備えるようにしてもよい。
可動アーム2の可動アーム支点2aと反対側の端部のシャフト10側の側面には、可動アーム2の可動範囲を調整するための可動範囲調整ネジ6が設置されている。可動範囲調整ネジ6は、可動範囲調整ネジ6が取り付けられるフレーム13側に固定された可動範囲調整ネジ取り付け部6aにネジ込み量を調整することにより、可動アーム2のシャフト10側への動きを所望の位置に規制することができる。
可動範囲調整ネジ6により、ロータ11の停止時のシャフト10の位置をロータ11の回転時の中心位置に位置するように調整できるようになっている。そして、可動範囲調整ネジ6の位置を調整することにより、可動アーム2は電磁石コア3に吸引された状態から可動範囲調整ネジ6にあたる位置までの間を動くことができる。
可動範囲調整ネジ6による可動範囲の調整は可動アーム2のシャフト10側の位置を調整するものであるため、電磁石が働いてなく、永久磁石9の力で可動アーム2がシャフト10を支えている時の位置を調整するものとなる。したがって、可動範囲調整ネジ6で、ロータ11の停止時のシャフト10及びロータ11の中心位置をロータ1の回転時の中心(磁気軸受けの支持による中心)に一致するよう調整することができる。
なお、可動アーム2は、電磁石が働いて可動アーム2を吸引している状態では、運転時に何らかの外乱でロータ11及び磁気軸受ロータ12がステータ14及び磁気軸受ステータ15に接触しないように保護する役割を果たすため、微調整は初期組立時に行い、その後は強固に保持する構造となっている。
本実施例に係る回転機によれば、第1の実施例のように、2つの可動アーム2で軸を保持する構造では、構造の簡便さやコスト面での優位性はあるものの、調整できる保持位置の方向が1方向(図2では横方向)だけになってしまい、他の方向(図2では縦方向)に保持位置を調整することができないのに対し、本実施例では、3つの可動アーム2で保持することにより、他の方向(図2では縦方向)にも保持位置を調整することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図4は、本発明の第3の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図4においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図4に示すように、シャフト10の両側方には、シャフト10を保持する可動アーム2がそれぞれ配置されている。なお、本実施例においては、可動アーム2は磁性材料により形成するものとする。可動アーム2は、フレーム13に対し可動アーム支点2aにおいて回転可能に設置されている。可動アーム2のシャフト10側の側面には、シャフト10を保持する保持部2bが設置されている。保持部2bは、シャフト10の周面と略同等の曲面を形成しており、保持部2bのシャフト10側の面はすべりのよいすべり面となっている。
可動アーム2のシャフト10側と反対側の側方には、可動アーム2に向かう2つの凸部7aを有する断面略U字状の電磁石コア7がそれぞれフレームに設置されている。電磁石コア7の凸部7aには、通電したときに電磁力により可動アーム2を電磁石コア7に引き付け可動アーム2を開放するコイル8がそれぞれ設置されている。すなわち、電磁石コア7とコイル8は電磁石を構成している。電磁石コア7は、フレーム13に対し電磁石コア固定部7bにおいて固定されている。
可動アーム2のシャフト10側の側方には、磁力により可動アーム2をシャフト10側に押し付ける永久磁石9が設置されている。永久磁石9は、永久磁石9を保持するフレーム13側に固定された永久磁石保持部9aにより保持されている。
可動アーム2下端部のシャフト10側の側面には、可動アーム2の可動範囲を調整するための可動範囲調整ネジ6が設置されている。可動範囲調整ネジ6は、可動範囲調整ネジ6が取り付けられるフレーム13側に固定された可動範囲調整ネジ取り付け部6aにネジ込み量を調整することにより、可動アーム2のシャフト10側への動きを所望の位置に規制することができる。
可動範囲調整ネジ6により、ロータ11の停止時のシャフト10の位置をロータ11の回転時の中心位置に位置するように調整できるようになっている。そして、可動範囲調整ネジ6の位置を調整することにより、可動アーム2は電磁石コア3に吸引された状態から可動範囲調整ネジ6にあたる位置までの間を動くことができる。
可動範囲調整ネジ6による可動範囲の調整は可動アーム2のシャフト10側の位置を調整するものであるため、電磁石が働いてなく、永久磁石9の力で可動アーム2がシャフト10を支えている時の位置を調整するものとなる。したがって、可動範囲調整ネジ6で、ロータ11の停止時のシャフト10及びロータ11の中心位置をロータ1の回転時の中心(磁気軸受けの支持による中心)に一致するよう調整することができる。
なお、可動アーム2は、電磁石が働いて可動アーム2を吸引している状態では、運転時に何らかの外乱でロータ11及び磁気軸受ロータ12がステータ14及び磁気軸受ステータ15に接触しないように保護する役割を果たすため、微調整は初期組立時に行い、その後は強固に保持する構造となっている。
本実施例に係る回転機によれば、第1,2の実施例においては、弾性力により可動アーム2を動かしてシャフト10を押さえるのに対し、本実施例では、永久磁石9による磁力を利用して可動アーム2を動かしている。そのため、可動アーム2の外側にある電磁石コア3にバネ5を併設する必要がなく、電磁石コア3の小型化が可能となり、回転機の外径の寸法制約にも対応しやすい構造とすることができる。
次に、本発明の第4の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図5は、本発明の第4の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図3においては、第3の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図5に示すように、シャフト10の両側方には、シャフト10の中心軸を中心として3つの可動アーム2が回転対称をなすように等間隔に設置されている。なお、本実施例においては、可動アーム2は磁性材料により形成するものとする。可動アーム2は、フレーム13に対し可動アーム支点2aにおいて回転可能に設置されている。可動アーム2のシャフト10側の側面には、シャフト10を保持する保持部2bが設置されている。保持部2bは、シャフト10の周面と略同等の曲面を形成しており、保持部2bのシャフト10側の面はすべりのよいすべり面となっている。
可動アーム2のシャフト10側と反対側の側方には、可動アーム2に向かう2つの凸部2bを有する断面略U字状の電磁石コア7がそれぞれフレーム13に設置されている。電磁石コア7の凸部2bには、通電したときに電磁力により可動アーム2を電磁石コア7に引き付け可動アーム2を開放するコイル8がそれぞれ設置されている。すなわち、電磁石コア7とコイル8は電磁石を構成している。電磁石コア7は、フレーム13に対し電磁石コア固定部7bにおいて固定されている。
可動アーム2のシャフト10側の側方には、磁力により可動アーム2をシャフト10側に押し付ける永久磁石9がそれぞれ設置されている。永久磁石9は、永久磁石9を保持するフレーム13側に固定された永久磁石保持部9aにより保持されている。
なお、本実施例においては、可動アーム2、電磁石コア3及び永久磁石9を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個等間隔に備えているが、電磁石コア3及びバネ5を前記シャフト10を中心として回転対象にそれぞれ4個以上等間隔に備えるようにしてもよい。
可動アーム2の可動アーム支点2aと反対側の端部のシャフト10側の側面には、可動アーム2の可動範囲を調整するための可動範囲調整ネジ6が設置されている。可動範囲調整ネジ6は、可動範囲調整ネジ6が取り付けられるフレーム13側に固定された可動範囲調整ネジ取り付け部6aにネジ込み量を調整することにより、可動アーム2のシャフト10側への動きを所望の位置に規制することができる。
可動範囲調整ネジ6により、ロータ11の停止時のシャフト10の位置をロータ11の回転時の中心位置に位置するように調整できるようになっている。そして、可動範囲調整ネジ6の位置を調整することにより、可動アーム2は電磁石コア3に吸引された状態から可動範囲調整ネジ6にあたる位置までの間を動くことができる。
可動範囲調整ネジ6による可動範囲の調整は可動アーム2のシャフト10側の位置を調整するものであるため、電磁石が働いてなく、永久磁石9の力で可動アーム2がシャフト10を支えている時の位置を調整するものとなる。したがって、可動範囲調整ネジ6で、ロータ11の停止時のシャフト10及びロータ11の中心位置をロータ1の回転時の中心(磁気軸受けの支持による中心)に一致するよう調整することができる。
なお、可動アーム2は、電磁石が働いて可動アーム2を吸引している状態では、運転時に何らかの外乱でロータ11及び磁気軸受ロータ12がステータ14及び磁気軸受ステータ15に接触しないように保護する役割を果たすため、微調整は初期組立時に行い、その後は強固に保持する構造となっている。
本実施例に係る回転機によれば、第1,2の実施例では、弾性力により可動アーム2を動かしてシャフト10を押さえるのに対し、本実施例では、永久磁石9による磁力を利用して可動アーム2を動かしている。そのため、可動アーム2の外側にある電磁石コア3にバネ5を併設する必要がなく、電磁石コア3の小型化が可能となり、回転機の外径の寸法制約にも対応しやすい構造とすることができる。
また、本実施例に係る回転機によれば、第3の実施例のように、2つの可動アーム2で軸を保持する構造は、構造の簡便さやコスト面での優位性はあるものの、調整できる保持位置の方向が1方向(図4では横方向)だけになってしまい、他の方向(図4では縦方向)に保持位置を調整することができないのに対し、本実施例では、3つの可動アーム2で支えるようにすることにより、他の方向(図4では縦方向)にも保持位置を調整することができる。
以上、第1〜4の実施例に係る回転機によれば、電磁石による吸引力を用いて可動アーム2を動かして、シャフト10を保持しているため、停電時は必ずシャフト10が保持され、回転機の運転時はこれを開放して磁気浮上運転が可能となる。そして、上述した従来の磁気軸受回転機及び従来のベアリングレス回転機におけるタッチダウンベアリング26,34(図6,7参照)と異なり、電磁石により、電気的にシャフト10の保持及び開放を行えるので、安全面のシーケンス制御を組み込むことにより、非常時以外の回転機の運転及び停止動作に必要な、シャフト10の保持及び開放動作を行うことができる。
また、電磁石により可動アーム2を動かした際に生じる、シャフト10と保持部2bとの間の隙間を回転機のロータ11とステータ14との間の隙間よりも狭い適切な隙間とすることにより、運転中の振動によってロータ11とステータ14とが接触することを防止することができる。
したがって、本発明によれば、ロータ11の停止時に自動的にシャフト10を保持する軸保持機構1を備える回転機を提供することができる。
次に、本発明の第5の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図6は、本発明の第5の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。なお、図6においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図6に示すように、本実施例に係る回転機は、回転機の外殻をなすフレーム13と、ステータ14と、ロータ11と、シャフト10とを備えている。シャフト10とフレーム13との間のフレーム13側には、軸保持機構1が設置されている。
本実施例に係る軸保持機構1は、シャフト10の軸方向に動作可能な磁性材料で形成した可動部材20と、可動部材20に設置されるタッチダウンベアリング21とを備えている。なお、本実施例においてはシャフト10を保持する保持部材としてタッチダウンベアリング21を用いているが、すべりのよいすべり面を有する保持部材によりシャフト10を保持するようにすることもできる。
また、本実施例に係る軸保持機構1は、可動部材20をシャフト10の軸方向に動作させタッチダウンベアリング21をシャフト10に押し付けるバネ22を備えている。また、本実施例に係る軸保持機構1は、可動部材20をシャフト10の軸方向に動作させタッチダウンベアリング21をシャフト10から離す電磁石23とにより構成されている。電磁石23は、電磁石コア23aとコイル23bとにより構成されている。なお、タッチダウンベアリング21を磁性材料で形成し、電磁石23によりタッチダウンベアリング21を直接動作させるようにすることで、可動部材20を省略することもできる。
本実施例においては、シャフト10のタッチダウンベアリング21と接する部分には傾斜面10aが形成されており、ロータ11の停止時には、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持する。ロータ11の回転時には、タッチダウンベアリング21が設置されている可動部材20をシャフト11の軸方向に動作させてシャフト10を開放する。
ここで、本実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時及び回転時の動作について説明する。
図7は、本発明の第5の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時の動作を示した断面図である。
図7に示すように、ロータ11の停止時には、コイル23bに流れる電流を0とすることにより、矢印Bで示すように可動部材20に設置されたタッチダウンベアリング21がバネ22によりシャフト10の傾斜面10aに押し付けられるため、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持することができる。
図8は、本発明の第5の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの回転時の動作を示した断面図である。
図8に示すように、ロータ11の回転時には、コイル23bに電流が流れることにより図8中aで示すように磁束が発生し、矢印Cで示すように可動部材20が電磁石23により吸引されるため、タッチダウンベアリング21からシャフト10を開放することができる。
本実施例に係る回転機によれば、斜めに力を受けるように設置したタッチベアリング21により、ロータ11の停止時には、バネ22の弾力によりシャフト10に形成した傾斜面10aにおいてタッチダウンベアリング21と接する構造の軸保持機構1をシャフト10の両端に設けることにより、シャフト10を軸方向の両側から押さえることができる。
そして、バネ22の弾力に勝る電磁力が得られるようにコイル23bに電流を流すことにより、可動部材20をシャフト10の軸方向に吸引しタッチダウンベアリング21からシャフト10が開放され、磁気浮上時にはシャフトとタッチベアリング21とを非接触状態とすることができる。
さらに、本実施例に係る回転機によれば、磁気浮上時の外乱による振動でロータ11の回転位置がシャフト10の径方向に変動した場合以外にも、シャフト10の軸方向の変動についてもタッチダウンベアリング21で受けることができる。
次に、本発明の第6の実施例に係る回転機の構造について説明する。
図9は、本発明の第6の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。なお、図9においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図9に示すように、本実施例に係る回転機は、回転機の外殻をなすフレーム13と、ステータ14と、ロータ11と、シャフト10とを備えている。シャフト10とフレーム13との間のフレーム13側には、軸保持機構1が設置されている。
本実施例に係る軸保持機構1は、シャフト10の軸方向に動作可能な磁性材料で形成した可動部材20と、可動部材20に設置されるタッチダウンベアリング21とを備えている。なお、本実施例においてはシャフト10を保持する保持部材としてタッチダウンベアリング21を用いているが、すべりのよいすべり面を有する保持部材によりシャフト10を保持するようにすることもできる。
また、本実施例に係る軸保持機構1は、可動部材20をシャフト10の軸方向に動作させタッチダウンベアリング21をシャフト10に押し付ける永久磁石24を備えている。また、本実施例に係る軸保持機構1は、可動部材20をシャフト10の軸方向に動作させタッチダウンベアリング21をシャフト10から離す電磁石23とにより構成されている。電磁石23は、電磁石コア23aとコイル23bとにより構成されている。なお、タッチダウンベアリング21を磁性材料で形成し、電磁石23によりタッチダウンベアリング21を直接動作させるようにすることで、可動部材20を省略することもできる。
本実施例においては、シャフト10のタッチダウンベアリング21と接する部分には傾斜面10aが形成されており、ロータ11の停止時には、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持する。ロータ11の回転時には、タッチダウンベアリング21が設置されている可動部材20をシャフト10の軸方向に動作させてシャフト10を開放する。
ここで、本実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時及び回転時の動作について説明する。
図10は、本発明の第6の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時の動作を示した断面図である。
図10に示すように、ロータ11の停止時には、コイル23bに流れる電流を0とすることにより、永久磁石24により図10中bで示すように発生する磁束により可動部材20が永久磁石24に吸引される。これにより、タッチダウンベアリング21がシャフト10の傾斜面10aに押し付けられるため、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持することができる。
図11は、本発明の第6の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの回転時の動作を示した断面図である。
図11に示すように、ロータ11の回転時には、コイル23bに電流が流れることにより、図11中cで示すように磁束が発生し、矢印Eで示すように可動部材20が電磁石23により吸引されるため、タッチダウンベアリング21からシャフト10を開放することができる。
本実施例に係る回転機によれば、斜めに力を受けるように設置したタッチベアリング21により、ロータ11の停止時には、永久磁石24の吸引力によりシャフト10に形成した傾斜面10aにおいてタッチダウンベアリング21と接する構造の軸保持機構1をシャフト10の両端に設けることにより、シャフト10を軸方向の両側から押さえることができる。
そして、永久磁石24の吸引力に勝る電磁力が得られるようにコイル23bに電流を流すことにより、可動部材20をシャフト10の軸方向に吸引しタッチダウンベアリング21からシャフト10が開放され、磁気浮上時にはシャフト10とタッチベアリング21とを非接触状態とすることができる。
さらに、本実施例に係る回転機によれば、磁気浮上時の外乱による振動でロータ11の回転位置がシャフト10の径方向に変動した場合以外にも、シャフト10の軸方向の変動についてもタッチダウンベアリング21で受けることができる。
以上説明したように、本発明に係る回転機は、回転機の外殻をなすフレーム13と、該フレーム13の内面に設置されるステータ14と、該ステータ14の径方向の内側で回転可能に設置されるロータ11と、該ロータ11の回転中心に設置されるシャフト10とを備え、前記ロータ11の回転時に磁気軸受けにより前記シャフト10及び前記ロータ11を磁気浮上させて回転させる回転機において、前記ロータ11の回転時には前記シャフト10を保持する保持部材を開放して前記シャフト10及び前記ロータ11を磁気浮上させ、前記ロータ11の停止時には前記保持部材により前記シャフト10を保持する軸保持機構を備えることにより、ロータ11の停止時に自動的にシャフト10を保持する保持機能と、回転運動時に振れ回りなど何らかの異常により生じるステータ14とロータ11の接触などによる損傷を防ぐタッチダウン機能とを有する軸保持機構1を備える回転機を提供することができる。
本発明は、例えば、磁気軸受等の磁気浮上機能を有するモータや発電機における軸保持及び保護機構に利用することが可能である。
1 軸保持機構
2 可動アーム
3,7 電磁石コア
4,8 コイル
5 バネ
6 可動範囲調整ネジ
9 永久磁石
10 シャフト
11 ロータ
12 磁気軸受ロータ
13 フレーム
14 ステータ
15 磁気軸受ステータ
20 可動部材
21 タッチダウンベアリング
22 バネ
23 電磁石
24 永久磁石

Claims (9)

  1. 回転機の外殻をなすフレームと、該フレームの内面に設置されるステータと、該ステータの径方向の内側で回転可能に設置されるロータと、該ロータの回転中心に設置されるシャフトとを備え、前記ロータの回転時に磁気軸受けにより前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させて回転させる回転機において、
    前記ロータの停止時には前記シャフトを保持するように保持部材を移動させ、前記ロータの回転時には前記シャフトが開放されるように前記保持部材を移動させることで前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させる軸保持機構を備える
    ことを特徴とする回転機。
  2. 前記軸保持機構は、
    前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
    前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
    前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
    を前記シャフトを中心として左右対称に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  3. 前記軸保持機構は、
    前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
    前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
    前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
    を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  4. 前記軸保持機構は、
    前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
    前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
    前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
    を前記シャフトを中心として左右対称に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  5. 前記軸保持機構は、
    前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
    前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
    前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
    を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  6. 前記軸保持機構は、前記保持部材の前記シャフト側の可動範囲を調整する可動範囲調整機構を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転機。
  7. 前記軸保持機構は、
    前記シャフトを前記シャフトの軸方向から保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
    前記ロータの回転時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトから離す電磁石と、
    前記ロータの停止時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトに押し付ける弾性体又は永久磁石とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  8. 前記軸保持機構は、前記保持部材を設置する磁性材料で形成した可動部材を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の回転機。
  9. 前記保持部材は、タッチダウンベアリングである
    ことを特徴とする請求項8に記載の回転機。
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