JP2010115101A - 回転機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転機の外殻をなすフレーム13と、該フレーム13の内面に設置されるステータ14と、該ステータ14の径方向の内側で回転可能に設置されるロータ11と、該ロータ11の回転中心に設置されるシャフト10とを備え、前記ロータ11の回転時に磁気軸受けにより前記シャフト10及び前記ロータ11を磁気浮上させて回転させる回転機において、前記ロータ11の回転時には前記シャフト10を保持する保持部材を開放して前記シャフト10及び前記ロータ11を磁気浮上させ、前記ロータ11の停止時には前記保持部材により前記シャフト10を保持する軸保持機構を備えた。
【選択図】図1
Description
回転機の外殻をなすフレームと、該フレームの内面に設置されるステータと、該ステータの径方向の内側で回転可能に設置されるロータと、該ロータの回転中心に設置されるシャフトとを備え、前記ロータの回転時に磁気軸受けにより前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させて回転させる回転機において、
前記ロータの回転時には前記シャフトを保持する保持部材を開放して前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させ、前記ロータの停止時には前記保持部材により前記シャフトを保持する軸保持機構を備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、前記保持部材の前記シャフト側の可動範囲を調整する可動範囲調整機構を備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの軸方向から保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトから離す電磁石と、
前記ロータの停止時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトに押し付ける弾性体又は永久磁石とを備える
ことを特徴とする。
前記軸保持機構は、前記保持部材を設置する磁性材料で形成した可動部材を備える
ことを特徴とする。
前記保持部材は、タッチダウンベアリングである
ことを特徴とする。
ここで、まず、従来の磁気軸受回転機の構造について説明する。
図12は、従来の磁気軸受回転機の例を示したシャフト軸方向における断面図である。
図12に示すように、従来の磁気軸受回転機は、回転機の外殻をなすフレーム23の内側にステータ24及び磁気軸受ステータ25が設置され、その径方向の中心で自在に回転するロータ21とそれを保持するシャフト20が設置されている。シャフト20には、ロータ21の軸方向の前後に磁気軸受ロータ22が設置されている。
図13に示すように、従来のベアリングレス回転機は、回転機の外殻をなすフレーム32の内側にステータ33が設置され、その径方向の中心で自在に回転するロ一夕31とそれを保持するシャフト30が設置されている。
図1は、本発明の第1の実施例に係る回転機のシャフト軸方向における断面図である。
図1に示すように、本実施例に係る回転機は、回転機の外殻をなすフレーム13の軸方向の中心に、ロータ11を保持するシャフト10が設置されている。シャフト10には、ロータ11のシャフト10の軸方向の前後に磁気軸受ロータ12が設置されている。
図2に示すように、シャフト10の両側方には、シャフト10を保持する可動アーム2(保持部材)がそれぞれ配置されている。可動アーム2は、フレーム13に対し可動アーム支点2aにおいて回転可能に設置されている。可動アーム2のシャフト10側の側面には、シャフト10を保持する保持部2bが設置されている。保持部2bは、シャフト10の周面と略同等の曲面を形成しており、保持部2bのシャフト10側の面はすべりのよいすべり面となっている。
図3は、本発明の第2の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図3においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図4は、本発明の第3の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図4においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図5は、本発明の第4の実施例に係る回転機のシャフト径方向における断面図である。なお、図3においては、第3の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図6は、本発明の第5の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。なお、図6においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図7は、本発明の第5の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時の動作を示した断面図である。
図7に示すように、ロータ11の停止時には、コイル23bに流れる電流を0とすることにより、矢印Bで示すように可動部材20に設置されたタッチダウンベアリング21がバネ22によりシャフト10の傾斜面10aに押し付けられるため、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持することができる。
図8に示すように、ロータ11の回転時には、コイル23bに電流が流れることにより図8中aで示すように磁束が発生し、矢印Cで示すように可動部材20が電磁石23により吸引されるため、タッチダウンベアリング21からシャフト10を開放することができる。
図9は、本発明の第6の実施例に係る回転機のシャフト径方向における軸保持機構近傍の断面図である。なお、図9においては、第1の実施例で説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付すものとする。なお、本実施例は、第1の実施例で説明した軸保持機構1以外の構成については同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図10は、本発明の第6の実施例に係る回転機における軸保持機構のロータの停止時の動作を示した断面図である。
図10に示すように、ロータ11の停止時には、コイル23bに流れる電流を0とすることにより、永久磁石24により図10中bで示すように発生する磁束により可動部材20が永久磁石24に吸引される。これにより、タッチダウンベアリング21がシャフト10の傾斜面10aに押し付けられるため、タッチダウンベアリング21によりシャフト10を保持することができる。
図11に示すように、ロータ11の回転時には、コイル23bに電流が流れることにより、図11中cで示すように磁束が発生し、矢印Eで示すように可動部材20が電磁石23により吸引されるため、タッチダウンベアリング21からシャフト10を開放することができる。
2 可動アーム
3,7 電磁石コア
4,8 コイル
5 バネ
6 可動範囲調整ネジ
9 永久磁石
10 シャフト
11 ロータ
12 磁気軸受ロータ
13 フレーム
14 ステータ
15 磁気軸受ステータ
20 可動部材
21 タッチダウンベアリング
22 バネ
23 電磁石
24 永久磁石
Claims (9)
- 回転機の外殻をなすフレームと、該フレームの内面に設置されるステータと、該ステータの径方向の内側で回転可能に設置されるロータと、該ロータの回転中心に設置されるシャフトとを備え、前記ロータの回転時に磁気軸受けにより前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させて回転させる回転機において、
前記ロータの回転時には前記シャフトを保持する保持部材を開放して前記シャフト及び前記ロータを磁気浮上させ、前記ロータの停止時には前記保持部材により前記シャフトを保持する軸保持機構を備える
ことを特徴とする回転機。 - 前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には弾性力により前記保持部材を前記シャフト側に押し付けて該シャフトを保持する弾性体と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として左右対称に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの径方向から挟んで保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には電磁力により前記保持部材を吸引して該保持部材を開放する電磁石と、
前記ロータの停止時には磁力により前記保持部材を前記シャフトに押し付けて該シャフトを保持する永久磁石と
を前記シャフトを中心として回転対象にそれぞれ3個以上等間隔に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、前記保持部材の前記シャフト側の可動範囲を調整する可動範囲調整機構を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、
前記シャフトを前記シャフトの軸方向から保持する磁性材料で形成した前記保持部材と、
前記ロータの回転時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトから離す電磁石と、
前記ロータの停止時には前記保持部材を前記シャフトの軸方向に動作させ前記シャフトに押し付ける弾性体又は永久磁石とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転機。 - 前記軸保持機構は、前記保持部材を設置する磁性材料で形成した可動部材を備える
ことを特徴とする請求項7に記載の回転機。 - 前記保持部材は、タッチダウンベアリングである
ことを特徴とする請求項8に記載の回転機。
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JP2008259229 | 2008-10-06 | ||
JP2008259229 | 2008-10-06 | ||
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JP5387006B2 JP5387006B2 (ja) | 2014-01-15 |
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CN113389743A (zh) * | 2020-03-13 | 2021-09-14 | 佛山市广鼓鼓风机有限公司 | 一种磁悬浮风机 |
WO2023053599A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本電産株式会社 | 回転電機 |
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-
2009
- 2009-01-22 JP JP2009011647A patent/JP5387006B2/ja active Active
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WO2023053599A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本電産株式会社 | 回転電機 |
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