JP2015099937A - 基板洗浄方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板洗浄方法及び基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015099937A
JP2015099937A JP2015030555A JP2015030555A JP2015099937A JP 2015099937 A JP2015099937 A JP 2015099937A JP 2015030555 A JP2015030555 A JP 2015030555A JP 2015030555 A JP2015030555 A JP 2015030555A JP 2015099937 A JP2015099937 A JP 2015099937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
etching
particles
wafer
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015030555A
Other languages
English (en)
Inventor
明威 田村
Akitake Tamura
明威 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2015030555A priority Critical patent/JP2015099937A/ja
Publication of JP2015099937A publication Critical patent/JP2015099937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板に付着している異物(パーティクルやエッチング時の残渣等)をドライ洗浄により良好に除去することができる技術を提供する。【解決手段】アッシング時の酸化によりウエハWの表面に形成されたシリコン酸化膜8を、フッ化水素ガスによりエッチングすることで、ウエハWに付着したパーティクルPをシリコン酸化膜8ごと除去する。このフッ化水素によるエッチング時には、ウエハWの向きを表面が下を向くように設定し、更にウエハWを加熱させることにより、パーティクルPに対して重力に加えて熱泳動力を作用させる。また、アッシング時のシリコン酸化膜8をエッチングした後、更に例えばオゾンガスによりウエハWの表面を酸化し、次いでフッ化水素ガスによるエッチングを行う連続工程を1回あるいは2回以上実施することで、より一層確実にパーティクルPを除去することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、基板上に付着している異物を除去する技術に関する。
基板に半導体装置を製造するための一連の工程において、プロセスモジュール内で行われるプロセス中や基板の搬送中に異物であるパーティクルが付着することがあり、そのまま基板に対して後工程が行われて半導体装置が製造されると歩留まりが低下する。このため、発塵抑制のための対策がとられているが、パーティクルが付着しやすいドライエッチングが行われた後の基板は、洗浄ステーションに搬入されて、洗浄処理が行われパーティクルが除去される。
パーティクル除去を目的とした洗浄方法としては、アンモニア水と過酸化水素水との混合液によるリフトオフを利用したウェット洗浄、超音波等により物理的に除去するウェット洗浄、化学反応性ガスにより化学的にパーティクルを除去するドライ洗浄及びガスによる衝撃力を利用したドライ洗浄(エアロゾル洗浄)等が挙げられる。ウェット洗浄は、リフトオフした後のパーティクルが薬液中に移動し排出されるため再付着の懸念はないが、ウォーターマークの生成を回避するために複雑なレシピが必要となり、またパターンの線幅が狭くなると洗浄液の乾燥時に表面張力によりパターン倒れが起こるという問題がある。また、化学的なパーティクル除去では、パーティクルの組成が既知の場合でなければ適用できないし、特定の材質のパーティクルのみしか除去できない。ガスによる衝撃力を利用した洗浄については、パーティクルの除去能力と衝撃によるパターン倒れの起こる確率とがトレードオフの関係であることから、共に適用できる工程が限られている。
特許文献1には、マクスウェル応力、ガス衝撃波、熱応力及び熱泳動力、機械的振動を利用したパーティクル除去について記載されている。また、特許文献2には、ガスクラスターによるパーティクルの物理的な除去について記載されている。しかし、両特許文献共に、本発明で述べるリフトオフを利用したドライ洗浄によるパーティクル除去については記載されていない。
特開2005−101539号公報 特開2001−137797号公報
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、基板に付着している異物(パーティクルやエッチング時の残渣等)をドライ洗浄により良好に除去することができる技術を提供することにある。
本発明における基板洗浄方法は、
基板を、表面が下を向くように保持部に保持する工程と、
基板の表面に酸化用のガスを供給して基板の表面を酸化する工程と、
前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、前記工程により酸化された酸化膜をエッチングすることにより、基板の表面に付着している異物を酸化膜ごと除去する除去工程と、を含み、
この除去工程は、重力の作用に加えて、熱泳動力及び静電斥力の少なくとも一方を異物に作用させるために、基板を加熱する工程及び基板を帯電させる工程の少なくとも一方を併用して行われることを特徴とする。
また、他の本発明における基板洗浄方法は、
エッチングマスクを用いて、真空雰囲気にてエッチングガスによりエッチングした後の基板の表面に付着している異物を除去する方法において、
前記エッチング後に真空を破らずに、前記基板を表面が下を向くように保持部に保持する工程と、
前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、当該基板の表層部をエッチングすることにより、基板の表面に付着している異物を表層部ごと除去する除去工程と、を含み、
この除去工程は、重力の作用に加えて、熱泳動力及び静電斥力の少なくとも一方を異物に作用させるために、基板を加熱する工程及び基板を帯電させる工程の少なくとも一方を併用して行われることを特徴とする。
本発明における基板処理装置は、
基板を、表面が下を向くように保持する保持部を内部に有する処理容器と、
前記保持部に保持された基板の表面を酸化するために酸化用のガスを供給する酸化用のガス供給部と、
前記酸化用のガスにより酸化された基板の表面を下向きのままエッチングして、基板の表面に付着している異物を酸化膜ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
基板上の異物に熱泳動力を作用させるために基板を加熱する加熱機構及び基板上の異物に静電斥力を作用させるために基板を帯電させる帯電機構のうちの少なくとも一方と、を備えたことを特徴とする。
また、他の本発明における基板処理装置は、
エッチング用の処理容器を有し、エッチングマスクを用いてエッチングガスにより基板の表面をエッチングするエッチングモジュールと、
前記エッチング用の処理容器に気密に接続され、基板を搬送する基板搬送機構を有する真空搬送室と、
この真空搬送室に気密に接続され、基板を、表面が下を向くように保持するための保持部を内部に有する洗浄用の処理容器と、
前記保持部に保持された基板の表面に付着している異物を表層部ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
基板上の異物に熱泳動力を作用させるために基板を加熱する加熱機構及び基板上の異物に静電斥力を作用させるために基板を帯電させる帯電機構のうちの少なくとも一方と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、異物が付着した基板の表面に対して、ドライ環境下でリフトオフすることにより、ウェット洗浄の場合に問題となっているウォーターマークの生成やパターン倒れ等が起こることなく、基板から異物を遊離させて除去することができる。また、このとき、基板の表面を下方に向けて重力を利用することにより、基板から遊離した大きな異物の基板への再付着を抑制するとともに、基板から遊離した小さな異物については熱泳動や静電気によりその再付着を抑制する。このことにより、基板に対して良好な異物除去処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の構成を示す概要図である。 上述の基板処理装置に設けられている洗浄モジュールを示す縦断側面図である。 上述の洗浄モジュールに備えられている基板受け渡し機構を示す平面図である。 上述の洗浄モジュールに備えられているガス供給部を示す斜視図である。 洗浄工程における作用を説明する基板部分の概念断面図である。 各力学作用によるパーティクルの移動速度を示す特性図である。 第2の実施形態に係る保持反転機構を示す横断平面図である。 第3の実施形態に係る洗浄モジュールを示す縦断側面図である。 第3の実施形態に係る保持部を示す縦断側面図である。 洗浄処理される基板の他の例を示す縦断面概要図である。 洗浄処理される基板の他の例を示す縦断面概要図である。
本発明の基板洗浄装置の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の基板洗浄装置を含むマルチチャンバシステムをなす基板処理装置1である。図1中11は大気搬送室であり、この大気搬送室11には、基板である半導体ウエハ(以下、ウエハという。)Wの搬入出を行うための搬入出ステージ12とウエハWの位置決め用のアライメントモジュール13が隣接して設けられており、これら搬入出ステージ12、アライメントモジュール13及び後述のロードロック室15の間でウエハWの受け渡しを行う基板搬送機構14が設けられている。また、大気搬送室11は、ロードロック室15を介して真空搬送室16に接続されている。
この真空搬送室16には、複数のエッチングモジュール17と本発明の実施形態に係わる基板洗浄装置である洗浄モジュール2とが気密に接続されている。また、真空搬送室16には、回転、伸縮自在な基板搬送機構18が設けられており、ロードロック室15及び前記各モジュール17、2との間でウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。基板処理装置1は制御部10を備えており、この制御部10により洗浄モジュール2を含めた各機器の動作を制御している。
次に、洗浄モジュール2について説明する。図2に示すように、洗浄モジュール2は、真空容器である処理容器3を備え、この処理容器3内には、ウエハWを保持して反転させるための保持反転機構6が設けられている。この保持反転機構6は、図2及び図3に示すように、真空搬送室16とは反対側の処理容器3の側壁に設けられた回転機構67、この回転機構67から処理容器3の中央に向かって水平(図中X方向)に伸びる回転軸63、この回転軸63の先端(回転機構67と反対側の端)において回転軸63と直交するように水平(図3中Y方向)に伸びるガイド部材64を備えている。
このガイド部材64の両端には、各々X方向に伸び、互いに同期して近付くように、あるいは遠ざかるように移動する一対のクランプ部材62、62が設けられている。これらクランプ部材62、62における互いに対向する部位は、ウエハWの周縁を狭圧保持する(クランプする)ようにウエハWの周縁に対応する円弧形状になっている。クランプ部材62、62を移動する機構としては、ガイド部材64に沿って伸びると共に、両端部が互いに逆ネジの関係となるようにネジ切りされたボールネジをクランプ部材62、62に螺合させ、このボールネジをモータで回転させる機構などにより構成される。この場合、ボールネジを正転、逆転させることで、クランプ部材62、62が互いに接近、離隔する動作を行い、ウエハWのクランプ保持、その解除を行うことができる。また、前記回転機構67により回転軸63をX方向を軸として180°回転させることにより、クランプ部材62により保持されたウエハWの向きを表裏逆転、つまりウエハWの表面を上向きと下向きとの間で反転させることができる。
処理容器3内には、ガス供給部7が備えられている。ガス供給部7は、図4に示すように、空洞のリング状部材の上面に、周方向に沿って、多数のガス吹き付け孔71が間隔をおいて穿設されている。ガス供給部7の下部には、ガス供給管72が接続されている。このガス供給管72は、処理容器3底面を貫通して、処理容器3の下方において分岐しており、その分岐の先では夫々開閉弁を介してフッ化水素(HF)ガス供給系76及びオゾン(O3)ガス供給系78に接続している。
また、処理容器3内の上部には、例えば赤外線ランプなどの輻射ランプからなる加熱機構4が設けられている。この加熱機構4は、その下方において反転機構6により保持されたウエハWに向けて赤外線を照射することでウエハWを加熱することができる。処理容器3の天井部には、排気口51が形成され、この排気口51は排気管52を介して真空排気機構である真空ポンプ5に接続されている。Gはゲートバルブ、31はウエハWの搬送口である。
次に、本実施形態における洗浄モジュールの作用について説明する。先ず、これから処理されるウエハWを複数枚収納したキャリアが、基板処理装置1の搬入出ステージ12に載置される。大気搬送室11内の搬送機構14により、前記キャリアからウエハWを1枚取り出して、このウエハWの保持位置をアライメントモジュール13にて調整した後、ウエハWをロードロック室15に搬入する。このウエハWは、真空搬送室16の搬送機構18により受け取られ、真空搬送室16を介してエッチングモジュール17に搬入される。エッチングモジュール17は、真空容器内に平行平板電極をなす上部電極及びウエハW載置台を兼用する下部電極が設けられ、これら電極間に高周波電力を供給してエッチングガスをプラズマ化するように構成されている。ウエハWの表面構造は、ポリシリコン層83の上にレジストマスクが形成されており、エッチングモジュール17にて臭化水素(HBr)ガスなどのプラズマによりエッチングすることでウエハWの表面にトレンチやホール(凹部)85を形成する。次いで、このウエハWに対して酸素(O2)プラズマでアッシングすることにより前記レジストマスクが除去され、かつトレンチ85内部も含めたウエハWの表面全体に亘って酸化ケイ素(SiO2)薄膜8が形成される(図5中(a))。
そして、エッチングモジュール17から搬出されたウエハWは、被処理面を上に向けた状態でその裏面側にて搬送機構18により保持され、取り出される。このウエハWは、この状態のまま、真空搬送室16及び搬入口31を介して洗浄モジュール2に搬入される。そして、ウエハWをクランプ部材62により挟み込んで保持して、搬送機構18を少し下降させる。これにより、搬送機構18から保持反転機構6にウエハWが受け渡され、続いて搬送機構18を洗浄モジュール2の外に退出させて、ゲートバルブGを閉じる。保持反転機構6は、クランプ部材62に保持されたウエハWを表裏逆転させる。
しかる後、ウエハWは、加熱機構4から照射される赤外線により例えば150℃〜200℃に加熱され(図5中(a))、この状態でガス供給部7からフッ化水素ガスをウエハWの表面に供給し、これによりウエハWの表面のシリコン酸化膜8がエッチングされる。このため、ウエハWの表面に付着していた異物であるパーティクルPが、シリコン酸化膜8と共に表面から離れ、ウエハWの表面付近の気中に浮遊した状態となる(図5中(b))。なお、ウエハWの表面には、エッチング時の残渣やアッシング時のレジストの滓などが付着しており、本願ではこれらを総称して異物と呼んでいるが、実施形態の説明ではこれらをパーティクルPと称して説明することとする。シリコン酸化膜8がエッチングされる膜厚は、例えば0.5Å以下と極めて薄い。なお、シリコン酸化膜8のエッチングにより、ウエハWの表面では水が発生するが、ウエハWの温度は150℃〜200℃であるため、ドライ環境は保たれる。
ここで、ウエハWから遊離したパーティクルPに働く力について説明する。ウエハWの表面が下向きであることから、パーティクルPは重力によりウエハWの表面から離れようとする。また、ウエハWが加熱されていることから、ウエハWの界面と下方側空間との間には温度勾配が形成され、このためパーティクルPには熱泳動力が作用し、パーティクルPは重力と熱泳動力とによる下向きの力、即ちウエハWの表面から離れようとする力が作用する。一方、パーティクルPはブラウン運動をするが、ブラウン運動の方向はランダムであるため、ブラウン運動の影響が重力や熱泳動力に比べて相対的に大きいと、ウエハWに対してパーティクルPの再付着が起こり易くなる。
図6は、重力、5℃/cmの温度勾配下での熱泳動及びブラウン運動夫々に由来する、気圧13.3×10 Pa(1torr)におけるパーティクルPの移動速度の算出結果を示す図である。例えば粒径が0.07μm以上のパーティクルPの場合には、重力による移動速度の方がブラウン運動による移動速度よりも大きいため、ウエハWの表面を下に向けることがパーティクルPの再付着防止に有効である。また、例えば粒径が0.01μm〜10μmのパーティクルPにおいては、5℃/cmの温度勾配下での熱泳動による移動速度の方がブラウン運動による移動速度よりも大きいため、パーティクルPの再付着防止には、5℃/cmの温度勾配下での熱泳動を利用することが有効である。しかし、この場合でも、ウエハWの表面を上に向けた場合には、1μm以上のパーティクルPにおいては熱泳動による移動速度よりも重力による移動速度のほうが支配的になるため、パーティクルPの再付着のリスクが高くなる。
本実施形態では、ウエハWは表面が下向きの状態のため、重力と熱泳動力により、前述したリフトオフによりウエハWから遊離したパーティクルPのウエハWへの再付着のリスクが軽減される。このことは、大きなパーティクルPがウエハWに再付着することを重力により抑制し、微小なパーティクルPがウエハWに再付着することを熱泳動により抑制しているということもできる。そして、この遊離パーティクルPは、ウエハWへの再付着が抑えられながら、ウエハWの表面上を流れる気流に運ばれ、排気口51より排出され、こうしてウエハWの表面の洗浄処理が行われる。この実施形態では、1回目のリフトオフの後、再度ウエハWの表面にシリコン酸化膜8を形成してリフトオフを行う。具体的には、1回目のリフトオフの後、オゾンガス供給系78からガス供給部7を介してウエハWの表面にオゾンガスを供給する。オゾンによりシリコンが酸化されることで、ウエハWの表面にシリコン酸化膜8が形成される(図5中(c))。そして、フッ化水素ガス供給系76からガス供給部7を介してウエハWの表面にフッ化水素ガスを供給し、リフトオフする(図5中(d))。
ここまでの工程をまとめると、ウエハWはエッチングモジュール17にてレジストマスクを除去するために酸素を含むガスによりアッシングすることで酸化され、次いで洗浄モジュール2にてエッチングされ、更に酸化、エッチングされる。即ち、この実施形態では、洗浄モジュール2において、酸化、エッチングの連続工程を行っているが、この連続工程は1回のみであってもよいし、複数回繰り返して行ってもよい。その回数は、エッチングモジュール17の装置性能などに基づくパーティクルPの量や、エッチングにより形成されるパターンの線幅などに応じて、適切な値を例えば事前の試験により設定すればよい。
アッシングにより酸化されたウエハWの表面を洗浄モジュール2にてエッチングし、更に酸化、エッチングを行う利点は次の通りである。図5に示すように、遊離したパーティクルPにはブラウン運動によるランダムな移動が起こる。微細なトレンチなどの凹部85内では遊離したパーティクルPが、重力や熱泳動力により若干は排出される方向に移動しても、このブラウン運動により、再び再付着してしまう可能性がある。そこで、酸化、エッチングを繰り返すことで、パーティクルPの再付着位置をウエハWの表層側に移動させていくことで、最終的には高い除去率でパーティクルPを除去することができる。
上述の実施形態によれば、アッシングにより表面が酸化されたシリコン酸化膜8をフッ化水素ガスによりエッチングしているので、エッチングモジュール17にてレジストマスクを用いて行ったエッチング時に付着したパーティクルPがシリコン酸化膜8ごと除去される。そして、フッ化水素によるエッチング時にはウエハWの向きを表面が下を向くように設定し、更にウエハWを加熱してパーティクルPに対して重力に加えて熱泳動力を作用させているので、ウエハWから遊離したパーティクルPの再付着が抑えられ、良好なパーティクルPの除去処理(洗浄処理)を行うことができる。そして、ドライ環境下でウエハWの表面を洗浄してパーティクルPを除去するようにしているので、ウォーターマークの生成やパターン倒れ等といった、ウェット洗浄にて取り上げられている課題が解決される。また、アッシング時のシリコン酸化膜8をエッチングした後、更に例えばオゾンガスによりウエハWの表面を酸化し、次いでフッ化水素ガスによるエッチングを行う連続工程を1回あるいは2回以上実施することで、既述のようにより一層確実にパーティクルPを除去することができる。
本発明における第2の実施形態について説明する。この実施形態では、重力と共に静電気の斥力を利用しており、装置構成については上述の実施形態とほぼ同様であるが保持反転機構6の構造が異なる。保持反転機構6のクランプ部材62には、図7に示すように、保持反転機構6に保持されたウエハWと接触するように電極44が設けられている。この電極44は、給電線45により、処理容器3の外に備えられたスイッチSWを介して同じく処理容器3の外に備えられた直流電源100の負極に接続されている。また、給電線45は、電極44側からクランプ部材62及びガイド部材64に沿って配線され、回転軸63及び回転機構67を介して処理容器3の外に引き出されている。
この場合、ウエハWを保持反転機構6により保持すると、ウエハWの周端が電極44に接触するため、この状態でスイッチSWを閉じることにより、ウエハWはこの電極44を介してマイナスに帯電する。これにより、ウエハW上に付着しているパーティクルPもマイナスに帯電するため、ウエハWとパーティクルPとの間に斥力が生じる。この斥力が、重力と共に、遊離したパーティクルPの再付着防止のための作用として働く。この実施形態においても、加熱機構4によりウエハWを加熱することで、パーティクルPに対して重力、静電斥力に加えて熱泳動力が作用するようにしてもよい。この例において、給電線45、直流電源100及び電極44は、帯電機構を構成している。
本発明における第3の実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。この実施形態では、処理容器3の上部に、その下面側にウエハWを水平に保持するための静電チャックである保持部9が設けられている。この保持部9には、負極側が接地された直流電源100の正極側に接続された吸着用電極41が埋設されている。保持部9の表面は誘電体層43により被覆されており、この誘電体層43を介してウエハWを吸着保持する構造になっている。また、この誘電体層43の一部には、吸着されたウエハWと接触するように電極44が設けられている。この電極44は、給電線45を介して接地されており、電極44及び給電線45は前記吸着用電極41と絶縁されている。また、この実施形態では、処理容器3の側壁にZガイド61が設けられており、保持反転機構6は、図示しない昇降体を介してこのZガイド61に昇降自在に設けられている。
搬入口31を介して処理容器3内に搬入されたウエハWは、保持反転機構6により受け取られた後、表面が下を向くように反転させられる。そして、保持反転機構6をZガイド61に沿って上昇させ、この状態ではウエハWの上面である裏面を保持部9に接触させる。次いで、スイッチSWを閉じて保持部9にウエハWを吸着させる。次に、クランプ部材62を開き、保持反転機構6をZガイド61に沿って下降させ、洗浄モジュール2内の下部に待機させた後、上述の実施形態同様、洗浄処理を行う。
この場合、スイッチSWを閉じてウエハWを保持部9に吸着した時点で、ウエハWはマイナスに帯電することになり、上述の第2の実施形態同様、ウエハW上に付着しているパーティクルPもマイナスに帯電するため、ウエハWとパーティクルPとの間に斥力が生じる。この斥力が、重力と共に、遊離したパーティクルPの再付着防止のための作用として働く。この実施形態においても、保持部9に加熱機構として例えばヒータを設け、パーティクルPに対して重力、静電斥力に加えて熱泳動力が作用するようにしてもよい。この例において、吸着用電極41、直流電源100及び電極44は、帯電機構を構成している。
本発明において洗浄処理されるウエハWの他の例について以下に列挙する。
(1) 図10は、単結晶シリコン層81、シリコン酸化膜82、ポリシリコン層83をこの順に積層した積層構造体をシリコン窒化膜(SiN膜と略す)84をハードマスクとし、エッチングモジュール17にてエッチングして、積層構造体に凹部85を形成したウエハWの表面構造を示している。ポリシリコン層83及び単結晶シリコン層81をエッチングするガスとしては、例えば臭化水素と酸素の混合ガスを処理ガスとして用いている。また、シリコン酸化膜82をエッチングするガスとしては、例えばCF4、C2F4などのCF系ガスを用いている。洗浄処理前の時点で、凹部85の側壁には、エッチング時の副生成物としてシリコン酸化物の残渣物86及びフッ化炭素化合物87が図10のように積層して付着している。洗浄モジュール2では、既述のように表面(被処理面)が下向きとなるようにウエハWが保持反転機構6に保持され、フッ化水素ガスをウエハWの表面に供給することにより、前記副生成物であるシリコン酸化物86が除去され、このときに凹部85の側壁に付着しているパーティクルPやシリコン酸化物86の上に積層されているフッ化炭素化合物87も一緒に除去される。
この場合においても、フッ化水素ガスによるエッチングを行ってシリコン酸化物の残渣物86を除去した後、オゾンガスによりポリシリコン層83及び単結晶シリコン層81を酸化し、続いてフッ化水素ガスによりエッチングを行ってもよく、更にこの酸化、エッチングの連続工程を2回以上繰り返してもよい。
(2) 図11は、エッチングモジュール17にて、SiN膜84をハードマスクとしてシリコン酸化膜82をエッチングした後のウエハWの表面構造を示している。シリコン酸化膜82をエッチングするガスとしては既述のように例えばCF系ガスを用いており、洗浄処理前の時点で凹部85におけるシリコン酸化膜82の側壁には、エッチング時の副生成物としてフッ化炭素化合物である残渣物87が、図11のように付着している。洗浄モジュール2では、オゾンガスを供給することにより、前記副生成物であるフッ化炭素化合物87を除去し、このときに凹部85の側壁に付着しているパーティクルPも一緒に除去される。
そして、残渣物87が除去されて露出したシリコン酸化膜82を、フッ化水素ガスによりエッチングしてもよい。このように更なるエッチングを行うことにより、残渣物87を除去するときに凹部85内に再付着したパーティクルPを除去できる。なお、フッ化水素ガスによりシリコン酸化膜82をエッチングする場合には、凹部85の設計寸法の誤差範囲に収まる程度に薄くエッチングすることが必要である。
(3) 上記(1)における基板Wの例として、シリコン酸化膜82の代わりに例えばAl2O3、HfO及びZnO等の金属酸化膜のいずれかであってもよい。
(1)〜(3)について述べた各ウエハWに対して洗浄処理を行う場合においても、先の実施形態と同様に熱泳動や静電斥力を利用してもよいことは勿論である。
洗浄処理の対象となるウエハWの表面をエッチングする膜は、シリコンに限られるものではない。また、ウエハWの表面をエッチングしてパーティクルPを除去するにあたり、エッチングの前に酸化処理を行うことが必須ではなく、ウエハWの表面の膜とこの膜をエッチングできるガスとの組み合わせが成り立つならば(例えば、先の他の実施形態の(2))、洗浄モジュール2に搬入されたウエハWに対してそのままエッチングを行うようにしてもよい。また、パーティクルPを除去するためのエッチングは、エッチングガスをプラズマ化するようにしてもよく、この場合には例えば処理空間に電力を供給する例えば誘導コイルを処理容器3の中あるいは外に設けるようにすればよい。
また、既述の例では、洗浄モジュール2内でウエハWの表面を酸化し、次いでエッチングを行っているが、ウエハWの表面の酸化処理については処理容器3の外、つまり図1の例でいえば、エッチングモジュール17にて行い、その後洗浄モジュール2にてエッチングを行う場合であっても、本発明の範囲に含まれる。更にまた、洗浄モジュール2は、マルチチャンバシステムの中に組み込まれることに限定されるものではなく、スタンドアローン(単体の装置)として構成してもよい。
G ゲートバルブ
W 半導体ウエハ
P パーティクル
1 基板処理装置
10 制御部
11 大気搬送室
12 搬入出ステージ
13 アライメントモジュール
14 大気搬送室の搬送機構
15 ロードロック室
16 真空搬送室
17 エッチングモジュール
18 真空搬送室の搬送機構
2 洗浄モジュール
3 処理容器
31 搬入口
4 加熱機構
44 電極
45 給電線
5 真空ポンプ
51 排気口
52 排気管
6 保持反転機構
62 クランプ部材
63 回転軸
64 ガイド部材
67 回転機構
7 ガス供給部
71 ガス吹き付け孔
72 ガス供給管
76 フッ化水素ガス供給系
78 オゾンガス供給系
8 半導体ウエハに形成された酸化膜
本発明における基板洗浄方法は、
真空雰囲気中にて基板を、表面が下を向くようにクランプ部材からなる保持部により周縁側から挟んで保持する工程と、
基板の表面に酸化用のガスを供給して基板の表面を酸化する工程と、
前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、前記工程により酸化された酸化膜をエッチングすることにより、基板の表面に付着しているパーティクルを酸化膜ごと除去する除去工程と、を含み、
この除去工程は、真空雰囲気中で重力の作用に加えて、熱泳動力をパーティクルに作用させるために、基板を加熱する工程を併用して行われ、前記基板を加熱する工程は、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する工程であることを特徴とする。
また、他の本発明における基板洗浄方法は、
エッチングマスクを用いて、真空雰囲気にてエッチングガスによりエッチングした後の基板の表面に付着しているパーティクルを除去する方法において、
前記エッチング後に真空を破らずに、前記基板を表面が下を向くようにクランプ部材からなる保持部により周縁側から挟んで保持する工程と、
前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、当該基板の表層部をエッチングすることにより、基板の表面に付着しているパーティクルを表層部ごと除去する除去工程と、を含み、
この除去工程は、真空雰囲気中で重力の作用に加えて、熱泳動力をパーティクルに作用させるために、基板を加熱する工程を併用して行われ、前記基板を加熱する工程は、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する工程であることを特徴とする。
本発明における基板処理装置は、
基板を、表面が下を向くように周縁側から挟んで保持するクランプ部材からなる保持部を内部に有し、その内部が真空雰囲気とされる処理容器と、
前記保持部に保持された基板の表面を酸化するために酸化用のガスを供給する酸化用のガス供給部と、
前記酸化用のガスにより酸化された基板の表面を下向きのままエッチングして、基板の表面に付着しているパーティクルを酸化膜ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
基板上のパーティクルに熱泳動力を作用させて、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板加熱する加熱機構と、を備えたことを特徴とする。
また、他の本発明における基板処理装置は、
エッチング用の処理容器を有し、エッチングマスクを用いてエッチングガスにより基板の表面をエッチングするエッチングモジュールと、
前記エッチング用の処理容器に気密に接続され、基板を搬送する基板搬送機構を有する真空搬送室と、
この真空搬送室に気密に接続され、基板を、表面が下を向くように周縁側から挟んで保持するためのクランプ部材からなる保持部を内部に有し、その内部が真空雰囲気とされる洗浄用の処理容器と、
前記保持部に保持された基板の表面に付着しているパーティクルを表層部ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
基板上のパーティクルに熱泳動力を作用させて、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する加熱機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、異物が付着した基板の表面に対して、ドライ環境下でリフトオフすることにより、ウェット洗浄の場合に問題となっているウォーターマークの生成やパターン倒れ等が起こることなく、基板から異物を遊離させて除去することができる。また、このとき、基板の表面を下方に向けて重力を利用することにより、基板から遊離した大きな異物の基板への再付着を抑制するとともに、基板から遊離した小さな異物については熱泳動によりその再付着を抑制する。このことにより、基板に対して良好な異物除去処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の構成を示す概要図である。 上述の基板処理装置に設けられている洗浄モジュールを示す縦断側面図である。 上述の洗浄モジュールに備えられている基板受け渡し機構を示す平面図である。 上述の洗浄モジュールに備えられているガス供給部を示す斜視図である。 洗浄工程における作用を説明する基板部分の概念断面図である。 各力学作用によるパーティクルの移動速度を示す特性図である。 洗浄処理される基板の他の例を示す縦断面概要図である。 洗浄処理される基板の他の例を示す縦断面概要図である。
本発明において洗浄処理されるウエハWの他の例について以下に列挙する。
(1) 図7は、単結晶シリコン層81、シリコン酸化膜82、ポリシリコン層83をこの順に積層した積層構造体をシリコン窒化膜(SiN膜と略す)84をハードマスクとし、エッチングモジュール17にてエッチングして、積層構造体に凹部85を形成したウエハWの表面構造を示している。ポリシリコン層83及び単結晶シリコン層81をエッチングするガスとしては、例えば臭化水素と酸素の混合ガスを処理ガスとして用いている。また、シリコン酸化膜82をエッチングするガスとしては、例えばCF4、C2F4などのCF系ガスを用いている。洗浄処理前の時点で、凹部85の側壁には、エッチング時の副生成物としてシリコン酸化物の残渣物86及びフッ化炭素化合物87が図7のように積層して付着している。洗浄モジュール2では、既述のように表面(被処理面)が下向きとなるようにウエハWが保持反転機構6に保持され、フッ化水素ガスをウエハWの表面に供給することにより、前記副生成物であるシリコン酸化物86が除去され、このときに凹部85の側壁に付着しているパーティクルPやシリコン酸化物86の上に積層されているフッ化炭素化合物87も一緒に除去される。
(2) 図8は、エッチングモジュール17にて、SiN膜84をハードマスクとしてシリコン酸化膜82をエッチングした後のウエハWの表面構造を示している。シリコン酸化膜82をエッチングするガスとしては既述のように例えばCF系ガスを用いており、洗浄処理前の時点で凹部85におけるシリコン酸化膜82の側壁には、エッチング時の副生成物としてフッ化炭素化合物である残渣物87が、図8のように付着している。洗浄モジュール2では、オゾンガスを供給することにより、前記副生成物であるフッ化炭素化合物87を除去し、このときに凹部85の側壁に付着しているパーティクルPも一緒に除去される。
(3) 上記(1)における基板Wの例として、シリコン酸化膜82の代わりに例えばAl2O3、HfO及びZnO等の金属酸化膜のいずれかであってもよい。

Claims (4)

  1. 真空雰囲気中にて基板を、表面が下を向くようにクランプ部材からなる保持部により周縁側から挟んで保持する工程と、
    基板の表面に酸化用のガスを供給して基板の表面を酸化する工程と、
    前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、前記工程により酸化された酸化膜をエッチングすることにより、基板の表面に付着しているパーティクルを酸化膜ごと除去する除去工程と、を含み、
    この除去工程は、真空雰囲気中で重力の作用に加えて、熱泳動力をパーティクルに作用させるために、基板を加熱する工程を併用して行われ、前記基板を加熱する工程は、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する工程であることを特徴とする基板洗浄方法。
  2. エッチングマスクを用いて、真空雰囲気にてエッチングガスによりエッチングした後の基板の表面に付着しているパーティクルを除去する方法において、
    前記エッチング後に真空を破らずに、前記基板を表面が下を向くようにクランプ部材からなる保持部により周縁側から挟んで保持する工程と、
    前記保持部に保持された基板の下向きの表面にエッチングガスを供給して、当該基板の表層部をエッチングすることにより、基板の表面に付着しているパーティクルを表層部ごと除去する除去工程と、を含み、
    この除去工程は、真空雰囲気中で重力の作用に加えて、熱泳動力をパーティクルに作用させるために、基板を加熱する工程を併用して行われ、前記基板を加熱する工程は、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する工程であることを特徴とする基板洗浄方法。
  3. 基板を、表面が下を向くように周縁側から挟んで保持するクランプ部材からなる保持部を内部に有し、その内部が真空雰囲気とされた処理容器と、
    前記保持部に保持された基板の表面を酸化するために酸化用のガスを供給する酸化用のガス供給部と、
    前記酸化用のガスにより酸化された基板の表面を下向きのままエッチングして、基板の表面に付着しているパーティクルを酸化膜ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
    基板上のパーティクルに熱泳動力を作用させて、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板加熱する加熱機構と、を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. エッチング用の処理容器を有し、エッチングマスクを用いてエッチングガスにより基板の表面をエッチングするエッチングモジュールと、
    前記エッチング用の処理容器に気密に接続され、基板を搬送する基板搬送機構を有する真空搬送室と、
    この真空搬送室に気密に接続され、基板を、表面が下を向くように周縁側から挟んで保持するためのクランプ部材からなる保持部を内部に有し、その内部が真空雰囲気とされた洗浄用の処理容器と、
    前記保持部に保持された基板の表面に付着しているパーティクルを表層部ごと除去するためにエッチングガスを基板の表面に供給するエッチングガス供給部と、
    基板上のパーティクルに熱泳動力を作用させて、ブラウン運動によるパーティクルの移動速度よりも熱泳動力によるパーティクルの移動速度を大きくするために基板を加熱する加熱機構と、を備えたことを特徴とする基板処理装置。
JP2015030555A 2015-02-19 2015-02-19 基板洗浄方法及び基板処理装置 Pending JP2015099937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030555A JP2015099937A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 基板洗浄方法及び基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030555A JP2015099937A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 基板洗浄方法及び基板処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010271827A Division JP2012124227A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 基板洗浄方法及び基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015099937A true JP2015099937A (ja) 2015-05-28

Family

ID=53376339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030555A Pending JP2015099937A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 基板洗浄方法及び基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015099937A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110993528A (zh) * 2019-11-07 2020-04-10 复旦大学 一种湿法刻蚀单面基板的装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166970A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 処理システム、当該処理システムを有する露光装置
JP2007235065A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2010103444A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄方法及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166970A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 処理システム、当該処理システムを有する露光装置
JP2007235065A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2010103444A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110993528A (zh) * 2019-11-07 2020-04-10 复旦大学 一种湿法刻蚀单面基板的装置
CN110993528B (zh) * 2019-11-07 2023-05-02 复旦大学 一种湿法刻蚀单面基板的装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI645468B (zh) 清洗方法及基板處理裝置
JP2003273078A (ja) プラズマ処理装置の洗浄方法、洗浄方法及びプラズマ処理装置
JP2011099156A (ja) 搬送アームの洗浄方法、基板処理装置の洗浄方法及び基板処理装置
JP5281811B2 (ja) プラズマ処理用環状部品、プラズマ処理装置、及び外側環状部材
US11784054B2 (en) Etching method and substrate processing system
TWI767918B (zh) 電漿蝕刻方法、電漿蝕刻裝置及基板載置台
KR102546756B1 (ko) 기판 처리 장치 및 방법
KR101008341B1 (ko) 기판 배면 처리 장치 및 방법
TWI756424B (zh) 電漿處理裝置之洗淨方法
JP3997859B2 (ja) 半導体装置の製造方法および製造装置
JP4469006B2 (ja) 表示用基板の製造方法
JP2012124227A (ja) 基板洗浄方法及び基板処理装置
JPH07142438A (ja) 洗浄装置、半導体製造装置及び半導体製造ライン
JP2015099937A (ja) 基板洗浄方法及び基板処理装置
CN109727857B (zh) 干法刻蚀方法
JP6485702B2 (ja) プラズマ処理方法および電子部品の製造方法
JPH07331445A (ja) 処理装置及び該処理装置に用いられるカバー体の洗浄方法
TW202314849A (zh) 用於減少背側顆粒之腔室製程
JP4299638B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
TW202245075A (zh) 熔融接合方法
JP2007258636A (ja) ドライエッチング方法およびその装置
KR102037902B1 (ko) 기판 처리 장치 및 방법
JP4727170B2 (ja) プラズマ処理方法、および後処理方法
KR101934984B1 (ko) 기판 처리 장치 및 방법
JPH07183280A (ja) プラズマ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110