JP2015099007A - 空調機器の制御方法、プログラム、及び携帯情報端末 - Google Patents

空調機器の制御方法、プログラム、及び携帯情報端末 Download PDF

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泰治 佐々木
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Tetsuji Fuchigami
哲司 渕上
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俊治 原田
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Masashi Sugiyama
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Abstract

【課題】時刻毎の空調機器の温度設定を行う際のユーザの操作を容易にする。【解決手段】空調設定画面は、1度単位で温度の項目が記載されY軸と、1時間単位で時刻の項目が記載されたX軸とで規定される座標空間上に、各時刻の項目に対応する操作ポイントPTを配置する。また、空調設定画面は、体動値が大きい時刻ほど背景色の濃度が濃く、体動値が小さい時刻ほど背景色の濃度が薄くなるように前日の体動値の時系列変化を表示する。【選択図】図10

Description

本開示は、空調機器(特にエアコン)の制御内容を設定するユーザインターフェースに関する。
近年、スマートフォンの普及に伴い、スマートフォンを用いて家電機器を遠隔制御する技術の研究が進められている。
例えば、特許文献1は、横軸に時刻、縦軸に設定温度が記載された操作画面をディスプレイに表示させ、この操作画面において所望の時刻の位置で指を上下にスライドさせて、当該時刻の温度設定を直感的に行わせるタッチパネル式のリモコンを開示する。
特開2013−76493号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、時刻毎の温度設定の判断材料をユーザに提示するという点で更なる改善の余地がある。
本開示の一態様にかかる空調機器の制御方法は、ディスプレイを有する携帯情報端末がネットワークを介して接続された空調機器を制御する制御方法であって、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記空調機器の設定温度を複数の時間帯毎に設定可能な温度設定画面を、前記ディスプレイに表示させ、
前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を、前記空調機器の設定温度として、所定のタイミングでネットワークに出力させ、
加速度センサを用いて、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値を計測させ、
前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の態様を変更し、前記ディスプレイに表示させるものである。
本態様によれば、ユーザが時刻毎のエアコンの温度設定を行う際に、体動値に基づいて温度設定画面の態様が変更されるため、ユーザは容易に時刻毎の温度設定の操作を行うことが可能となる。
本開示の実施の形態において提供するサービスの全体像を示す図である。 本開示の実施の形態において提供するサービスの全体像を示す図である。 本開示の実施の形態において提供するサービスの全体像を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(自社データセンタ型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(IaaS利用型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(PaaS利用型)を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサービスの類型(SaaS利用型)を示す図である。 本開示の実施の形態における空調制御システムを説明する図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面を説明する図である。 本開示の実施の形態における空調設定情報DBのデータ構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における体動情報DBのデータ構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態において、空調設定情報及び体動情報が反映された空調設定画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態において、空調機器の運転モードに応じて「OFF」の項目の位置が変更された空調設定画面を示す図である。 本開示の実施の形態において、スクロールボタンが設けられた空調設定画面を示す図である。 本開示の実施の形態において、空調機器の湿度若しくは風量を設定するための空調設定画面を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における電気代若しくは体温をUI変更元情報とした場合の空調設定画面を示す図である。 本開示の実施の形態において、複数のユーザが温度設定を行う場合の調整方法を説明する図である。 本開示の実施の形態における睡眠リズム若しくは深部体温をUI変更元情報とした場合の空調設定画面を示す図である。 本開示の実施の形態における操作音の出力方法を説明する図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における空調設定画面の別の一例を示す図である。 体動値の算出処理を示すフローチャートである。 空調設定画面の生成処理を示すフローチャートである。 空調機器に操作信号を送信する際の空調制御システムの処理を示すフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
近年、インターネットに接続可能なテレビやレコーダなどのAV家電が増加し、映画やスポーツなどの動画配信サービスが提供されている。また、体重計、活動量計、炊飯器、オーブンレンジ、冷蔵庫などの生活家電と呼ばれる家電機器もインターネットへの接続が進み、様々なサービスが提供されつつある。
インターネットに接続されたエアコンに対する遠隔制御サービスもその1つである。このサービスでは、インターネット経由で外出先から自宅のエアコンを制御することが可能となる。このサービスを利用すれば、家に帰る前に外出先でエアコンをONしておくことで、十分に部屋が冷えた状態で家に帰宅することが可能となる。
また、最近はiPhone(登録商標)に代表されるスマートフォンが普及し、インターネットに接続された家電を、スマートフォンのアプリで制御できるような仕組みが提供されつつある。この機能を使えば、従来型の家電のリモコンではできなかったグラフィックスを駆使したユーザインターフェースをユーザに提供することができる。
上記の特許文献1では、縦軸に気温、横軸に時刻が設定された操作画面上に外気温の時間的な推移を示す予測グラフを表示させ、所望の時刻にユーザの指をタッチさせ、上下にスライド操作させることで、本日のエアコンの温度設定を行うタッチパネル式のリモコンを開示する。特許文献1では、操作画面に外気温の予測グラフが表示されているため、ユーザはこの予測グラフを参考にして、エアコンの温度設定を行うことができる。
しかしながら、特許文献1では、睡眠時におけるユーザの寝苦しさなどを考慮してエアコンの温度設定を行うことが全く考慮されていない。そのため、入眠時にエアコンの時刻毎の温度設定を行う場合、ユーザはどの時刻でどのように温度設定を行えばよいか、判断が難しい。ユーザは睡眠時にどのような状態であったか(どの時刻にどの程度寝苦しかったのかなど)が正確に把握できないため、時刻毎の温度設定を容易に細かく設定できるように構成したとしても、その判断に困ることになる。よって、特許文献1では、エアコンの温度設定を行う際の判断材料をユーザに提示させるという点で更なる改善の余地がある。そこで、本開示は、以下の改善策を検討した。
本開示の一態様における制御方法は、ディスプレイを有する携帯情報端末がネットワークを介して接続された空調機器を制御する制御方法であって、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記空調機器の設定温度を複数の時間帯毎に設定可能な温度設定画面を、前記ディスプレイに表示させ、
前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を、前記空調機器の設定温度として、所定のタイミングでネットワークに出力させ、
加速度センサを用いて、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値を計測させ、
前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の態様を変更し、前記ディスプレイに表示させるものである。
この態様によれば、加速度センサにより計測されたユーザの体動値に基づいて温度設定画面の態様が変更されてディスプレイに表示される。そのため、ユーザは、体動値の変化を考慮しながら、時間帯毎の設定温度を設定できる。その結果、例えば、体動値がユーザの睡眠中の体動を示すのであれば、寝苦しいために体動が大きかった時間帯の設定温度を下げるといった温度設定をユーザは行うことができる。よって、ユーザは空調機器の温度設定を容易に行うことができる。
また、上記態様において、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の背景色を変更し、前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、体動値の時間的推移が温度設定画面の背景色を用いて表示される。そのため、ユーザは背景色を参照して、体動の大きい時間帯や小さい時間帯を確認しながら、温度設定を行うことができる。また、体動値は温度設定画面の背景色で表示されるため、体動値の表示が温度設定画面の表示の妨げになることを防止できる。また、体動値は温度設定画面の背景色で表示されるため、温度設定画面を体動値の表示画面に切り替える操作を入力しなくても、ユーザは体動値を参考にした温度設定を円滑に行うことができる。
また、上記態様において、前記温度設定画面は、複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像を含み、
前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像を変更し、前記ディスプレイに表示させてもよい。
この態様によれば、時間帯毎の温度設定部を表す画像がユーザの体動値に基づいて変更して表示される。そのため、ユーザは操作設定部を参照して、体動の大きい時間帯や小さい時間帯を確認しながら、温度設定を行うことができる。また、体動値は温度設定部を示す画像を変更することで表示されるため、体動値の表示が温度設定画面の表示の妨げになることを防止できる。また、体動値は温度設定画面を示す画像を変更することで表示されるため、温度設定画面を体動値の表示画面に切り替える操作を入力しなくても、ユーザは体動値を参考にした温度設定を円滑に行うことができる。
また、上記態様において、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像の色を変更し、前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、時間帯毎の温度設定部を表す画像の色により時間帯毎の体動値が表されるため、ユーザは時間帯毎の体動値を容易に認識できる。
また、上記態様において、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像の大きさを変更し、前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、時間帯毎の温度設定部を表す画像の大きさにより時間帯毎の体動値が表されるため、ユーザは時間帯毎の体動値を容易に認識できる。
また、上記態様において、前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の背景色を、他の時間帯とは異なる背景色で前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、温度設定画面において、温度設定の指標として重要となる体動値が大きい時間帯の背景色のみが変更されるため、全ての体動値を表示する態様を採用した場合に比べて情報量が抑制され、ユーザの温度設定に対する操作が容易になる。
また、上記態様において、前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の温度設定部を表す画像の色を、他の時間帯の温度設定部を表す画像とは異なる色で前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、温度設定画面において、温度設定の指標として重要となる体動値が大きい時間帯の温度設定部の色のみが変更されるため、全ての温度設定部の色を変更する態様を採用した場合に比べて情報量が抑制され、ユーザの温度設定に対する操作が容易になる。
また、上記態様において、前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の温度設定部を表す画像を、他の時間帯の温度設定部を表す画像よりも大きくして前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、温度設定画面において、温度設定の指標として重要となる体動値が大きい時間帯の温度設定部の大きさのみが変更されるため、全ての温度設定部の大きさを変更する態様を採用した場合に比べて情報量が抑制され、ユーザの温度設定に対する操作が容易になる。
また、上記態様において、前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値を時系列に示したグラフを重畳して、前記ディスプレイに表示させてもよい。
この場合、体動値がグラフ化して表示されるため、ユーザは体動値の時間的推移を速やかに認識できる。
また、上記態様において、前記温度設定画面において、前記体動値を時系列に示したグラフの内側の領域の輝度を、前記体動値が大きい箇所ほど明るく表示させてもよい。
この場合、グラフの内側の領域は、体動値が大きくなるにつれて輝度が明るく表示されるため、体動値の時間的推移をより明確にユーザに認識させることができる。
また、上記態様において、前記温度設定画面は、前記ユーザが睡眠を開始する際に、前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を前記ネットワークに出力させるための制御開始ボタンを含み、
前記所定のタイミングは、前記制御開始ボタンを選択する操作を入力したタイミングであってもよい。
この場合、ユーザは、睡眠を開始する前に睡眠中の時間帯毎の設定温度情報を一括して入力した後、制御開始ボタンを選択する操作を入力するだけで、睡眠中において所望する温度で空調機器を自動運転させることができる。
また、上記態様において、前記設定温度情報は、前記ユーザの睡眠中の時間帯毎の情報であり、
前記温度設定画面の態様は、過去の前記ユーザの睡眠中の時間帯毎の体動値に基づいて変更される
この場合、温度設定画面は過去のユーザの睡眠中の時間帯毎の体動値に基づいて変更されるため、ユーザは、過去の睡眠中の体動値を参考にして本日の睡眠時での温度設定を行うことができる。
(提供するサービスの全体像)
図1Aには、本開示にかかるサービスの全体像が示されている。
グループ100は、例えば企業、団体、家庭等であり、その規模を問わない。グループ100には、複数の機器101である機器A、機器B、及びホームゲートウェイ102が存在する。複数の機器101には、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)もあれば、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機、冷蔵庫等)も存在する。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、ホームゲートウェイ102を介してインターネットと接続可能となる機器が存在してもよい。またグループ100には複数の機器101を使用するユーザ10が存在する。
データセンタ運営会社110には、クラウドサーバ111が存在する。クラウドサーバ111とはインターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の管理、それらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社110が行っている役務については詳細を後述する。ここで、データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば複数の機器101のうちの一つの機器を開発・製造している機器メーカが、併せてデータ管理やクラウドサーバ111の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社110に該当する(図1B)。また、データセンタ運営会社110は一つの会社に限らない。例えば機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理やクラウドサーバ111の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社110に該当する(図1C)。
サービスプロバイダ120は、サーバ121を保有している。ここで言うサーバ121とは、その規模は問わず、例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダがサーバ121を保有していない場合もある。
なお、上記サービスにおいてホームゲートウェイ102は必須ではない。例えば、クラウドサーバ111が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ102は不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記サービスにおける機器のログ情報の流れを説明する。
まず、グループ100の機器A又は機器Bは、各ログ情報をデータセンタ運営会社110のクラウドサーバ111に送信する。クラウドサーバ111は機器A又は機器Bのログ情報を集積する(図1の矢印(a))。ここで、ログ情報とは複数の機器101の、例えば運転状況や動作日時等を示す情報である。例えば、テレビの視聴履歴やレコーダの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数などがログ情報に該当する。但し、ログ情報は、これらの情報に限られず、あらゆる機器から取得が可能なすべての情報が該当する。ログ情報は、インターネットを介して複数の機器101自体から直接クラウドサーバ111に提供される場合もある。また、ログ情報は、複数の機器101から一旦ホームゲートウェイ102に集積され、ホームゲートウェイ102からクラウドサーバ111に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111は、集積したログ情報を一定の単位でサービスプロバイダ120に提供する。ここで、一定の単位は、データセンタ運営会社110が集積した情報を整理してサービスプロバイダ120に提供することのできる単位であってもよいし、サービスプロバイダ120が要求した単位であってもよい。ここで、ログ情報は、一定の単位で提供されると記載したが一定の単位で提供されなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化される場合もある。前記ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダ120が保有するサーバ121に保存される(図1の矢印(b))。そして、サービスプロバイダ120は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。提供するユーザは、複数の機器101を使用するユーザ10でもよいし、外部のユーザ20でもよい。ユーザへのサービス提供方法は、例えば、サービスプロバイダ120から直接ユーザへ提供される方法が採用されてもよい(図1の矢印(b)、(e))。また、ユーザへのサービス提供方法は、例えば、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111を再度経由して、ユーザに提供される方法であってもよい(図1の矢印(c)、(d))。また、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111が、ユーザに提供するサービスに適合する情報にログ情報を整理し、サービスプロバイダ120に提供してもよい。
なお、ユーザ10とユーザ20とは、別でも同一でもよい。
(実施の形態1)
図6は、本開示の実施の形態1における空調制御システムの構成を示すブロック図である。
空調制御システムは、操作端末601、空調機器602、及び家電制御サーバ603を備える。家電制御サーバ603のブロックの一部若しくは全ては、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111若しくはサービスプロバイダ120のサーバ121のどちらかに属する。
ここで、操作端末601、空調機器602、及び家電制御サーバ603は、所定のネットワークを通じて相互に通信可能に接続されている。所定のネットワークとしては、インターネット通信網や携帯電話通信網などが含まれる公衆通信網が採用できる。但し、これは一例である。例えば、家電制御サーバ603が宅内に設置されたホームサーバで構成されるのであれば、所定のネットワークとしては、LANが採用されてもよい。LANは無線LANでもよいし、有線LANでもよいし、両者が混在するLANでもよい。
操作端末601は、空調機器602を操作するための空調設定画面(温度設定画面の一例)をディスプレイに表示し、ユーザから空調機器602への操作を受け付け、空調機器602を制御する。具体的には、操作端末601は、画面UI制御部611、空調実行部612、通信部613、空調設定画面生成部614、体動計測部615、空調設定情報DB616(DBはデータベースの略)、及び体動情報DB617を備える。操作端末601としては、具体的にはPC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、若しくはタブレット等の情報処理装置が採用できる。
画面UI制御部611は、出力デバイスとしてのディスプレイと、入力デバイスとしてのタッチパネルやマウス(入力)と、これらの出力デバイス及び入力デバイスを制御するプロセッサなどを備え、空調機器602の制御内容を決定するためのユーザインターフェース(空調設定画面)を提示する。画面UI制御部611は、空調設定画面生成部614が生成する空調設定画面をディスプレイに表示し、タッチパネルやマウスで入力された操作を示す操作情報を空調設定画面生成部614に出力する。また、画面UI制御部611は、ユーザが入力した操作に従って、空調機器602に対して各種の設定を行うための空調設定情報を生成し、空調設定情報DB616に格納する。
空調設定画面生成部614は、空調設定情報DB616及び体動情報DB617の情報を用いて、画面UI制御部611より出力された操作情報に従い、ユーザが空調機器602の制御を行うための空調設定画面を生成し、生成した空調設定画面の表示を画面UI制御部611に指示する。
空調設定画面生成部614と画面UI制御部611との動作を空調設定画面の画面図を用いて具体的に説明する。
図7の上段は、空調設定画面の初期画面を示す図である。図7の上段の空調設定画面は、横軸(以下、「X軸」と呼ぶ。)に時刻の項目が規定され、縦軸(以下、「Y軸」と呼ぶ。)に温度の項目が規定された座標空間を備える。
図7の例では、X軸には23時から8時までの時間範囲において、1時間単位で時刻の項目が表示されている。また、Y軸には25度から29度までの温度範囲において、1度単位で温度の項目が表示されている。また、Y軸の最上位には「OFF」の項目が表示されている。図7の例では、X軸の各時刻の項目につき、Y軸と平行に項目線が描画され、Y軸の各温度の項目につき、X軸と平行に項目線が描画されている。そして、各時刻の項目線上にユーザが空調機器602の設定温度を決定するための操作ポイントPTが配置されている。ある時刻の項目に配置された操作ポイントPTのY軸の位置は、その時刻における空調機器602の設定温度を示す。操作ポイントPTがY軸の「OFF」の項目に位置すれば、空調機器602が「OFF」される。図7の例では、23時から7時までの9個の時刻の項目に対応して9個の操作ポイントPTが配置されている。
図7の下段に示すように、ユーザが操作ポイントPTをタッチしてY軸方向(上下方向)にドラッグする操作が画面UI制御部611により検知されると、空調設定画面生成部614は、ドラッグ量に連動させて操作ポイントPTの表示位置を変更する。画面UI制御部611は、操作ポイントPTが表示されているY軸の位置に対応する温度を、その操作ポイントPTが配置された時刻における空調機器602の設定温度であると判断し、その時刻にその設定温度で空調機器602を稼働させるための空調設定情報を生成する。
図7の下段の例では、「23時」、「0時」、及び「1時」の操作ポイントPTはそれぞれ「26度」の項目に位置決めされ、「2時」の操作ポイントPTは27度の項目に位置決めされ、「3時」及び「4時」の操作ポイントPTはそれぞれ「OFF」の項目に位置決めされ、「5時」、「6時」、及び「7時」の操作ポイントPTは、それぞれ、28度の項目に位置決めされている。そのため、空調機器602は、23時の設定温度が「26度」、0時の設定温度が「26度」、1時の設定温度が「26度」、2時の設定温度が「27度」、3時の設定が「OFF」、4時の設定が「OFF」、5時の設定温度が「28度」、6時の設定温度が「28度」、7時の設定温度が「28度」に設定される。ユーザが図7の上段に配置される開始ボタンSB(制御開始ボタンの一例)をタッチする操作を画面UI制御部611が検知すると、画面UI制御部611は、ユーザが入力した各時刻の設定温度が反映された空調設定情報を生成し、空調設定情報DB616に登録する。
ここで、図7の例では、X軸には23時から8時までの時間帯が示されている。これは、ユーザの睡眠時間を考慮したものである。つまり、一般的に、成人した人間は23時以降に睡眠を開始し、8時までに起床するという生活パターンをとるからである。但し、これは一例にすぎにない。例えば、X軸に11個以上の時刻の項目を含む時間帯が設定された空調設定画面が採用されてもよいし、X軸に10個未満の時刻の項目を含む時間帯が設定された空調設定画面が採用されてもよい。
また、ユーザの生活パターンに合わせて、図7で示す時間帯とは異なる時間帯の時刻の項目がX軸に設定されてもよい。また、X軸に0時〜24時までの1日の時間帯を設定しておき、画面UI制御部611は、一度にディスプレイに表示する時間帯を図7に示す10個の時刻が含まれる時間帯に制限しておく。そして、ユーザが空調設定画面を横方向にスライドする操作を入力すると、画面UI制御部611は、空調設定画面を横方向にスクロールさせ、別の時間帯を含む空調設定画面をディスプレイに表示してもよい。例えば、ユーザがディスプレイを右方向にスライドする操作を入力すると、画面UI制御部611は、スライド量に応じた距離分、空調設定画面を左方向にスクロール表示させる。一方、ユーザがディスプレイを左方向にスライドする操作を入力すると、画面UI制御部611は、スライド量に応じた距離分、空調設定画面を右方向にスクロール表示させればよい。
以上が空調設定画面生成部614と画面UI制御部611の動作の説明であるが、図7の例では、空調設定情報DB616や体動情報DB617の情報が反映された空調設定画面になっていない。これらの情報が反映された空調設定画面の生成方法について、後述する。
空調設定情報DB616は、画面UI制御部611によって生成された空調設定情報を蓄積するデータベースである。図8は、空調設定情報DB616のデータ構成の一例を示す図である。
空調設定情報DB616は、1つのレコードに1つの空調設定情報が登録されたデータベースであり、「操作ID」、「機器ID」、「実行時刻」、「実行済みフラグ」、「操作命令」の項目を備える。ここで、空調設定情報は、図7に示す1つの時刻の項目に対応して1つ存在する。「操作ID」は空調設定情報を識別するためのユニークな識別子である。
「機器ID」は、空調機器602を特定するために、空調機器602に予め付与されたユニークな識別子である。
「実行時刻」は、該当する空調設定情報に対応する操作命令が実行される時刻である。
「実行済みフラグ」は、該当する空調設定情報に対応する操作命令が実行されたか否かを示すフラグである。図7の例では、実行済みであれば、「実行済みフラグ」には、実行済みであることを示す「0x01」が設定され、実行済みでなければ、「実行済みフラグ」には、実行済みでないことを示す「0x00」が設定される。
「操作命令」は、「操作内容」、「運転モード」、「設定温度」、「風量」、及び「風向」を備え、機器IDで示される空調機器602に対する操作命令の内容を示す。
「操作内容」は、空調機器602に対する制御の内容を示し、空調機器602においては「ON」を示す「0x01」と「OFF」を示す「0x00」とがある。「操作内容」の「ON」は、空調機器602に対する起動命令を示し、「運転モード」、「設定温度」、「風量」、及び「風向」のパラメータで示される制御の内容で空調機器602を起動させる。空調機器602が既に起動中である場合、「制御内容」の「ON」は、継続運転であり、「運転モード」、「設定温度」、「風量」、及び「風向」のパラメータで、制御の内容を変更させる。操作内容の「OFF」は、空調機器602に対する停止命令を示す。
「運転モード」は、空調機器602の運転モードを示し、例えば、「0x01」は冷房モードを示し、「0x02」は除湿モードを示し、「0x03」は暖房モードを示す。
「設定温度」は、空調機器602に対する設定温度(摂氏)を示す。この「設定温度」は、操作ポイントPTを操作することでユーザにより入力された設定温度である。
「風量」は、空調機器602が送出する風量の大きさを示し、例えば、「0x01」は風量を自動設定することを示し、「0x02」は風量を「弱」に設定することを示し、「0x03」は風量を「強」に設定することを示す。
「風向」は、空調機器602が送出する風向きを示し、例えば「0x01」は風向が自動設定されることを示し、「0x02」は風向が「上向き」に設定されることを示し、「0x03」は風向が「下向き」に設定されることを示す。
図6に戻り、空調実行部612は、空調設定情報DB616を参照し、未実施の空調設定情報が指定する「実行時刻」になると、その空調設定情報が示す操作命令を空調機器602に実行させる。より具体的には、空調実行部612は、タイマーを備え、タイマーが計時する現在時刻が、「実行済みフラグ」が未実施であることを示す空調設定情報の「実行時刻」に到達すると、該当する空調設定情報に対応する操作命令であって、該当する空調機器602の「機器ID」を宛先とする操作命令を通信部613を用いて、家電制御サーバ603経由で、空調機器602に送信する。そして、空調機器602により該当する操作命令の実行が完了されると、該当する空調設定情報の「実行済みフラグ」を「実施済み」に変更して空調設定情報DB616を更新する。
ここで、操作命令が空調機器602で実行されたことを示す完了通知を家電制御サーバ603経由で操作端末601が受信する態様が採用される場合、空調実行部612は、その完了通知を受信した場合に、操作命令が実行されたと判定し、「実行済みフラグ」を実行済みに更新してもよい。或いは、空調実行部612は、操作命令を送信した時点で操作命令が実行されたとみなして、「実行済みフラグ」を実行済みに更新してもよい。
ここでは、操作端末601は家電制御サーバ603経由で空調機器602を制御する態様を示したが、本開示はこれに限定されず、操作端末601は操作命令を空調機器602に直接送信してもよい。
通信部613は、TCP/IPなどのプロトコルで操作端末601をネットワークに接続させる通信装置で構成され、操作端末601を家電制御サーバ603と通信させる。
体動計測部615は、操作端末601に搭載された加速度センサを用いて、ユーザの体の動き(以下、「体動」と記述する。)を計測する。本開示では、体動計測部615は、特に、睡眠中のユーザの体動を計測する。この計測を行うための前提として、操作端末601は睡眠中のユーザの枕元に置かれているものとする。或いは、操作端末601は、ユーザの体に装着されてもよい。或いは、加速度センサを備えるリストバンドをユーザに装着させ、このリストバンドからブルーツース等の近接無線通信を用いて加速度センサが計測した情報を操作端末601に送信させることで、体動計測部615は、体動値を計測してもよい。
ここで、体動計測部615は、一定の計測時間ΔT毎(例えば5分に1回など)に体動値を算出し、算出した体動値を「体動情報」として体動情報DB617に記録する。
ここで、加速度センサが計測する加速度には、X、Y、Zの3つの加速度成分(m/s^2)が含まれる。そのため、体動計測部615は、3つの加速度成分の代表値(例えば平均値、最大値、最小値、若しくは中間値など)を加速度の大きさとして算出し、この加速度の大きさから体動値を算出すればよい。また、加速度センサは計測時間ΔTよりも短い一定間隔Δt(例えば10秒)で加速度を計測する。そのため、体動値としては、計測時間ΔT内における加速度の変化量の最大値が採用されてもよいし、計測時間ΔT内における加速度の大きさの最大値が採用されてもよいし、計測時間ΔT内における加速度の大きさの合計値が採用されてもよいし、計測時間ΔT内における加速度の大きさの平均値が採用されてもよい。
体動情報DB617は、体動計測部615が計測した体動情報を格納するデータベースである。図9の上段は、体動情報DB617のデータ構成の一例を示す図である。体動情報DB617は、1つのレコードに1つの体動情報が格納されたデータベースであり、「体動ID」、「計測開始時刻」、「計測時間」、及び「値」の項目を備える。「体動ID」は、該当する体動情報を特定するための識別子である。「計測開始時刻」は、体動値の計測を開始した時刻である。「計測時間」は、体動値の計測時間ΔTである。「値」は、計測された体動値であり、この例では、計測時間ΔT内の加速度の大きさの変化量の最大値が体動値として採用されている。
図9の下段は、体動情報DB617の「値」を、縦軸を体動値、横軸を時刻とする座標空間上に棒グラフL901で表した図である。点線で示す曲線L902は、棒グラフL901が示す体動値を時系列に繋ぎ、ローパスフィルターやハイパスフィルターなどのフィルタ用いたフィルタ処理を実行することで得られた曲線である。棒グラフL901及び曲線L902から分かるように、23時頃では、ユーザは睡眠直後であるため完全に眠りに入っておらず、体動値が大きい値を示していることが分かる。また、体動値は、大きなピークと小さなピークがほぼ一定の時間間隔で交互に繰り返されていることが分かる。これは、浅い眠りと深い眠りとが交互に繰り返されているからである。また、8時になると体動値が大きく上昇しており、ユーザが起床したことが分かる。
以上が操作端末601の説明である。
家電制御サーバ603は、機器制御部631及び機器管理DB632を備える。機器制御部631は、例えば、家電制御サーバ603を操作端末601と通信させる通信装置及びプロセッサを含む。機器管理DB632は、例えば、ハードディスクドライブやSSD(solid state drive)等の書き換え可能な不揮発性の記憶装置と、その記憶装置を制御するプロセッサとを含む。
機器制御部631は、操作端末601から操作命令を受け取ると、機器IDをキーとして機器管理DB632を参照して操作命令の送信対象となる空調機器602を特定し、特定した空調機器602に対して操作命令を送信する。空調機器602に対する操作命令のフォーマットとしては、空調機器602が対応している規格に準拠したフォーマットが採用でき、例えば、ECHONET Lite規格に準拠したフォーマットが採用できる。
機器管理DB632は、家電制御サーバ603がサービスの提供対象となる空調機器602に関する機器管理情報が登録されたデータベースである。機器管理情報には、空調機器602を特定するためのユニークな「機器ID」と、家電制御サーバ603が空調機器602に対して通信アクセスするための情報とが対応付けられている。通信アクセスするための情報としては、例えば、空調機器602に付与されたインターネット上のURLやIPアドレスが採用できる。また、空調機器602がゲートウェイ経由で家電制御サーバ603と通信する場合は、そのゲートウェイのURL(Uniform Resource Locator)やIPアドレスなどが通信アクセスするための情報として採用される。いずれにせよ、通信アクセスするための情報としては、家電制御サーバ603がインターネット等のネットワーク経由で空調機器602と通信できる情報であれば、どのような情報が採用されてもよい。
以上が家電制御サーバ603の説明である。
空調機器602は、通信部621及び空調制御部622を備える。
通信部621は、TCP/IPなどのプロトコルで空調機器602をネットワークに接続させる通信装置で構成され、空調機器602を家電制御サーバ603と通信させる。
空調制御部622は、空調機器602が設置された部屋内の空気の温度や湿度などを調整する制御機構である。具体的には、空調制御部622は、エアコンの空調機能を実現するためのマイクロコントローラなどで構成される。但し、部屋の温度や湿度をコントロールできる制御機構であれば、空調制御部622の実装態様は問わない。
以上が空調機器602の説明である。
ここで、空調設定画面生成部614による、空調設定情報DB616及び体動情報DB617を参照した空調設定画面の生成方法について説明する。
図10は、空調設定情報及び体動情報が反映された空調設定画面の一例を示す図である。
図10の上段の例では、図7に示す空調設定画面の背景画像として、体動情報DB617に蓄積された前日の体動値の変化を時系列に示す画像が採用されている。また、図10では、図7と同様、1度単位で温度の項目が記載されY軸と、1時間単位で時刻の項目が記載されたX軸とで規定される座標空間上に、各時刻の項目に対応する操作ポイントPTが配置されている。
空調設定画面生成部614は、体動値が大きい時刻ほど背景色の濃度が濃く、体動値が小さい時刻ほど背景色の濃度が薄くなるように前日の体動値の時系列変化を示す空調設定画面の背景画像を生成する。ここでは、体動値が所定の閾値よりも大きい時刻はグレーの濃度が濃くなり、体動値が所定の閾値以下の時刻は白になるように、体動値がY軸と平行な縞状にグラデーション表示されている。但し、これは一例であり、閾値を設けることなく、値が大きくなるにつれて背景色の濃度が濃く、値が小さくなるにつれて背景色の濃度が薄くなるように、体動値はグラデーション表示されてもよい。なお、背景色の濃度が濃いとは、明度が低く、黒に近い色を指し、背景色の濃度が低いとは、明度が高く、白に近い色を指す。
図10の例では、1時、4時、及び7時頃に体動が大きいことが分かり、0時、2時、5時頃は体動が小さいことが分かる。
このように構成することで、ユーザは空調機器602の温度設定時において、前日において体動の大きい時間帯を容易に理解することが可能となり、体動値を参考にして空調機器602の温度設定を容易に行うことが可能となる。例えば、体動の大きい1時付近は寝苦しかったと判断して、その時刻の設定温度を下げるといった温度設定を、ユーザは直感的に行うことが可能となる。
ここで、空調設定画面生成部614は、操作ポイントPTのデフォルトの表示位置として、体動値と同じ日付である前日の設定温度を示す位置を採用すれば良い。こうすることで、ユーザは、前日の温度設定と体動値との関係を、容易に比較することが可能となり、設定温度を調整するポイントが明確になる。例えば、図10の上段の空調設定画面が、背景画像に前日の体動値がグラデーション表示された本日のデフォルトの空調設定画面であるとすると、昨日は1時頃の体動値が大きかったにも拘わらず1時の設定温度が高めに設定されている。そこで、ユーザは、本日は1時の設定温度を低めに設定すべきと判断できる。このように、本開示では、設定温度を変更する際の明確な判断材料をユーザに提示できる。
なお、前日の体動値を示す背景画像は、図10の上段のような体動値をグラデーション表示した画像ではなく、図10の下段のように、ある閾値を越えた区間だけに色をつけるように、体動値を二値的に表した画像が採用されてもよい。これによっても、グラデーション表示した場合と同じ効果が得られる。例えば、図10の下段では、0時30分ごろから1時50分までの時間帯では、体動値が閾値を超えていたため、その時間帯を示すY軸と平行な領域に色(例えば、黒やグレー)が付されている。一方、1時50分から3時10分までの時間帯では、体動値が閾値以下であったため、その時間帯には色が付されていない。図10の下段では、体動値が閾値を超える時間帯に色を付すとして説明したが、体動値が閾値未満の時間帯と区別できるのであれば、どのような表示態様が採用されてもよい。
以上が本開示における空調制御システムの説明である。
なお、操作端末601の機能の一部が家電制御サーバ603にあってもよい。例えば、空調設定情報DB616や体動情報DB617などを家電制御サーバ603に設け、操作端末601は、家電制御サーバ603からネットワークを経由して空調設定情報DB616及び体動情報DB617を取得しても良い。また、例えば、空調実行部612も家電制御サーバ603に設けても良い。このように構成すれば、操作端末601の負荷を軽減できる。
なお、操作端末601の体動計測機能は、別端末に設けられていてもよく、その場合には別端末によって計測された体動情報が、家電制御サーバ603に蓄積される。そして、家電制御サーバ603は、蓄積した体動情報を必要に応じて、ネットワーク経由で操作端末601に送信すればよい。これによっても同じことが実現できる。
なお、家電制御サーバ603の機能の一部が操作端末601にあってもよい。例えば、操作端末601が、空調機器602を特定し、直接制御コマンドを空調機器602に送信しても良い。
図11は、空調機器602の運転モードに応じて「OFF」の項目の位置が変更された空調設定画面を示す図である。図11の上段に示すように、空調機器602を冷房モードで実行する場合は「OFF」の項目をY軸の最上位に配置する。一方、図11の下段に示すように、空調機器602を暖房モードで実行する場合は「OFF」の項目をY軸の下部に配置する。冷房モードで空調機器602の「OFF」を実行すると、室内温度が上がる方向に働く。そのため、「OFF」の項目をY軸において温度の項目よりも上部に置くことにより、室内温度の変化の遷移がユーザにとって分かりやすくなり、ユーザは直感的な操作ができる。一方、暖房モードで空調機器602の「OFF」を実行すると、室内温度は下がる方向に働く。そのため、「OFF」の項目はY軸において温度の項目よりも下部に置くことにより、室内温度の変化の遷移がユーザにとって分かりやすくなり、ユーザは直感的な操作ができる。なお、暖房モード及び冷房モードといった運転モードにより、空調設定画面の表示を切り替えるのではなく、利用する日時に応じて「OFF」の項目の表示位置が変更されても良い。例えば、5月から10月までは気候が温暖であるため、空調機器602の「OFF」を実行すると室内温度は上がる方向に働くケースが多い。そのため、5月から10月までは「OFF」の項目を温度の項目よりも上側に表示させてもよい。一方、11月から4月までは気候が寒冷であるため、空調機器602の「OFF」を実行すると室内温度は下がる方向に働くケースが多い。そのため、11月から4月までは「OFF」の項目を温度の項目よりも下側に表示させてもよい。
或いは、空調設定画面を利用して空調機器602の温度を設定する時点での室内温度、室外温度、若しくは照度センサの計測結果に応じて「OFF」の項目の表示位置は変更されても良い。例えば、室内温度が一定温度より高ければ、「OFF」の項目は温度の項目よりも上側に表示され、室内温度が一定温度以下であれば、「OFF」の項目は温度の項目よりも下側に表示されてもよい。
或いは、空調設定画面を利用して空調機器602の温度を設定する時点での天気予報の情報に応じて「OFF」の項目の表示位置は変更されても良い。ここで、天気予報の情報としては、空調機器602が設置された地域の気温が採用できる。例えば、天気予報が示す温度が一定温度より大きければ、「OFF」の項目は温度の項目よりも上側に表示され、天気予報が示す温度が一定温度以下であれば、「OFF」の項目は温度の項目よりも下側に表示されてもよい。
図12はスクロールボタンSCBが設けられた空調設定画面を示す図である。図12の上段は、Y軸の上側に配置された「OFF」の項目が表示された状態にある空調設定画面を示し、図12の下段は、Y軸の下側に配置された「OFF」の項目が表示された状態にある空調設定画面を示している。
図12に示す空調設定画面では、スクロールボタンSCBが設けられており、スクロールボタンSCBを押すことで、空調設定画面はY軸方向にスクロール表示される。例えば、図12の上段の空調設定画面ではY軸の下部に下方向のスクロールボタンSCBが表示されている。この下方向のスクロールボタンSCBが押されると、空調設定画面は上方向にスクロールされ、図12の下段の空調設定画面が表示される。一方、図12の下段の空調設定画面では、Y軸の上部に上方向のスクロールボタンSCBが表示されている。この上方向のスクロールボタンSCBが押されると、空調設定画面は下方向にスクロールされ、図12の上段の空調設定画面が表示される。
このように、図12の空調設定画面にスクロール表示機能が設けられた場合、Y軸上に設定された全ての温度範囲が同時にディスプレイ上に表示されないため、両方の「OFF」の項目はディスプレイ上に同時に表示されない。このように構成することで、図12の上段に示す高温側の温度設定をユーザが行っている間、空調機器602を「OFF」に設定する場合、ユーザはY軸の上部に表示された「OFF」の項目を選択する。一方、図12の下段に示す低温側の温度設定をユーザが行っている間、空調機器602を「OFF」に設定する場合、ユーザはY軸の下部に表示された「OFF」の項目を選択する。これにより、空調設定画面生成部614は、空調設定画面の表示内容を運転モードに応じて切り替えることなく、設定中の温度が高温側であるか低温側であるかに応じて、自然な操作感覚でユーザに空調機器602の「OFF」の設定作業を行わせることができる。
なお、Y軸上にスクロールボタンSCBが表示された空調設定画面が採用される場合、Y軸上にデフォルトで表示される温度の項目は、運転モードに応じて変更されてもよい。例えば、冷房モードの温度設定を行う場合は高めの温度(例:24〜30度)の項目がY軸に表示され、暖房モードの温度設定を行う場合は低めの温度(例:18〜23度)の項目がY軸に表示されればよい。なお、利用する日時に応じて表示する温度項目が変更されても良い。例えば、5月から10月までは高めの温度(例:24〜30度)の項目がY軸に表示され、11月から4月までは低めの温度(例:18〜23度)の項目がY軸に表示されてもよい。また、上述したように、空調設定画面が表示された時点での室内温度、室外温度、若しくは照度センサの計測結果に応じてY軸に表示される温度の項目は変更されても良い。また、上述したように、空調設定画面が表示された時点での天気予報の情報に応じてY軸に表示される温度の項目は変更されても良い。
なお、空調設定画面においてデフォルトの設定温度の値は、前回の設定温度が採用されることは上述した。但し、本開示はこれに限定されず、空調設定画面を用いた温度設定が一回も行われていない場合などにおいては、運転モードに応じてデフォルトの設定温度の値は変更されても良い。例えば、冷房モードである場合は高めの温度(例:28度)、暖房モードである場合は低めの温度(例:20度)などがデフォルトの設定温度として採用されればよい。なお、利用する日時に応じて設定温度は変更されても良い。例えば、5月から10月までは高めの温度(例:28度)がデフォルトの設定温度として採用され、11月から4月までは低めの温度(例:20度)がデフォルトの設定温度として採用されてもよい。また、上述したように、空調設定画面が表示された時点での室内温度、室外温度、若しくは照度センサの計測結果に応じて、デフォルトの設定温度は変更されても良い。また、上述したように、利用する時点での天気予報の情報に応じてデフォルトの設定温度は変更されても良い。
また、体動値がグラデーション表示された空調設定画面として図10に示す空調設定画面を採用したが、本開示はこれに限定されない。例えば、図23〜図25に示す空調設定画面が採用されてもよい。図23〜図25は、本実施の形態の空調設定画面の別の一例を示す図である。
図23は、デフォルトの空調設定画面を示している。この空調設定画面には、Y軸に温度の項目が設定され、X軸に時刻の項目が設定された座標空間上に操作ポイントPTが配置されている点は図7の例と同じである。但し、図23に示す空調設定画面では各時刻の項目線L23の両端に操作ポイントPTをスライドさせるための一対のスライダーB231、B232が設けられている。スライダーB231は、項目線L23の上端側に配置され、操作ポイントPTを上側にスライドさせるためのボタンである。スライダーB232は、項目線L23の下端側に配置され、操作ポイントPTを下側にスライドさせるためのボタンである。ユーザは、スライダーB231、B232を用いて、操作ポイントPTを操作することも可能であり、操作ポイントPTを直接操作することもできる。
例えば、ユーザによりスライダーB231がタッチされると、空調設定画面生成部614は、タッチされている期間中、操作ポイントPTを一定の速度で項目線L23に沿って上側にスライドさせる。一方、ユーザによりスライダーB232がタッチされると、空調設定画面生成部614は、タッチされている期間中、操作ポイントPTを一定の速度で項目線L23に沿って下側にスライドさせる。
また、操作ポイントPTは円形の枠を持ち、その枠内には現在の設定温度が表示されている。例えば、19時の操作ポイントPTは現在の設定温度が30度であるため、枠内に「30」と表示されている。
また、図23の空調設定画面のX軸には、1時間単位で0時から23時までの24個の時刻の項目が設定されている。但し、ディスプレイに同時に24個の時刻の項目を表示すると、空調設定画面が小さく表示されてしまい、ユーザの操作が困難となるため、図23の例では、同時にディスプレイに表示される時刻の項目数が4個とされている。なお、図23では、4つの時刻の項目が表示されているが、これは一例であり、一度に表示される時刻の項目数は、5つ以上であってもよいし、3つ以下であってもよく、ディスプレイのサイズに応じて好ましい個数が採用されればよい。
なお、ディスプレイをスライドする操作がユーザにより入力されると、画面UI制御部611は、スライド量に応じて空調設定画面を左右にスクロール表示させる。これにより、ユーザは温度設定を希望する時刻の項目がディスプレイ上に表示されていなければ、スライドする操作を入力して、その時刻の項目をディスプレイ上に表示させ、その時刻の温度を設定できる。具体的には、右方向にスライドする操作がユーザにより入力されると、画面UI制御部611は、空調設定画面を左方向にスクロールさせ、左方向にスライドする操作がユーザにより入力されると、画面UI制御部611は、空調設定画面を右方向にスクロールさせる。
空調設定画面の下側には、「過去の睡眠記録と設定を表示」と記載された表示指示ボタンB233が配置されている。この表示指示ボタンB233のタッチが画面UI制御部611により検知されると、空調設定画面生成部614は、図24に示すように空調設定画面の下部の3分の1程度の領域に、日付選択画面G241を空調設定画面にオーバーラップ表示させる。このとき、日付選択画面G241にユーザを注目させるために、空調設定画面において日付選択画面G241がオーバーラップ表示されていない領域は輝度が初期値よりも低下されている。
日付選択画面G241は、過去の体動値の中からユーザが表示を希望する体動値の日付を選択する画面である。日付選択画面G241には、年月選択欄R242と、日付選択欄R243とが設けられている。年月選択欄R242には、例えば、年月が古い順に配列され、一度に3月分の年月が表示されるピッカーが採用されている。ユーザは年月選択欄R242を上下方向にスライドさせて、年月選択欄R242を回転表示させ、中央の選択位置に所望の年月を位置決めすることで、年月を選択する。
日付選択欄R243には、例えば、選択された年月に対応する日付が古い順で配列され、一度に7日分の日付が表示されるピッカーが採用されている。ユーザは、日付選択欄R243を上下方向にスライドすることで、所望の日付を日付選択欄R243の中央の選択位置に位置決めさせ、日付を選択する。
年月及び日付の選択の終了後、ユーザにより、日付選択画面G241の右上に配置された表示ボタンB241がタッチされると、空調設定画面生成部614は、図25に示すように、選択された日付の体動値を示す背景画像が表示された空調設定画面を表示する。
一方、ユーザにより日付選択画面G241の左上に配置されたキャンセルボタンB242がタッチされると、空調設定画面生成部614は、日付選択画面G241を消去し、図23に示す空調設定画面に画面表示を戻す。
図25に示す空調設定画面では、ユーザにより選択された日付の体動値が曲線状のグラフG251で表示されている。グラフG251は体動値が大きいほど大きな高さを持っている。また、グラフG251の内側の領域は、体動値が大きいほど高い輝度で表示されている。
このグラフG251は、ユーザが日付選択画面G241において選択した日付の体動値を例えばスプライン曲線などを用いて繋ぐことで作成されている。なお、図25の例では、19時〜22時過ぎまでの時間帯が表示されているため、この時間帯の体動値の時間的推移を示すグラフG251が表示されている。
図25では睡眠中における空調機器602の温度設定をユーザに行わせることが想定されているため、睡眠前の時間帯における体動値は表示されていない。つまり、図25の例では、就寝時刻である22:52分以降の体動値がグラフG251で表示されている。ここで、操作端末601は、空調設定画面に対して各時刻における温度設定が終了され、この温度設定を反映させるための制御開始ボタン(図略)がタッチされた時刻を就寝時刻と判断し、体動情報DB617に格納すればよい。また、操作端末601は、ユーザによる制御開始ボタンの入力をトリガーに体動値の計測を開始してもよい。この場合、操作端末601は、起床時刻が到来すると体動値の計測を終了させればよい。なお、操作端末601は、例えば、操作端末601に対してユーザが起床アラームを設定した時刻を起床時刻として判断すればよい。また、上述の制御開始ボタン(図略)は、ユーザにより画面遷移する操作が入力されることでディスプレイに表示される。
以下、グラフG251内の領域の輝度の算出手法について説明する。まず、空調設定画面生成部614は、空調設定画面において表示された温度と時刻との座標空間において、グラフG251の内側の領域を求める。ここで、内側の領域とは、グラフG251とX軸とによって取り囲まれる領域である。但し、図25の例では、就寝時刻である「22:52」から起床時刻までのグラフが描画されているため、内側の領域は、就寝時刻を示すY軸に平行な直線L251と、X軸と、グラフG251と、起床時刻を示すY軸に平行な直線(図略)とによって取り囲まれる領域D251となる。
次に、空調設定画面生成部614は、領域D251内を構成する、X軸と平行な各水平ラインの輝度が体動値が大きくなるにつれて増大する(明るくなる)ように、各水平ラインの輝度を設定する。ここで、X軸と平行な各水平ラインの輝度は、体動値に応じて予め定められた値が採用されればよい。そして、空調設定画面生成部614は、設定した各水平ラインの輝度で領域D251内の画像を描画する。これにより、図25の示すように、領域D251内の上側ほど輝度が大きくなるように領域D251が描画される。
なお、図25の例では、領域D251の輪郭の明確化を図るために、グラフG251を示す曲線は、黒色で表示されている。
また、図25に示す空調設定画面では、日付選択画面G241において選択された日付における空調機器602の各時刻における設定温度を示す設定ポイントPT25も表示されている。ここで、設定ポイントPT25は、項目線L23のそれぞれに配置され、操作ポイントPTよりも少し小さな円形の枠を持つ。そして、設定ポイントPT25は、枠内に設定温度を示す数値が表示され、且つ、設定温度に対応する高さ位置に配置されている。これにより、ユーザは選択した日付の設定温度を一目で確認できる。また、選択した日付での、体動値を示すグラフG251と設定温度を示す設定ポイントPT25とが同時に表示されているため、ユーザは、体動値と設定温度との関係から各時刻の妥当な設定温度を容易に認識できる。
更に、設定ポイントPT25は、操作ポイントPTに比べて輝度が低く表示され、操作ポイントPTよりも目立たないように表示されている。そのため、操作ポイントPTと設定ポイントPT25とをユーザが混同することへの防止が図られている。
なお、図25において、画面左上に表示された戻るボタンB251がタッチされると、空調設定画面生成部614は、画面表示を図24又は図23の空調設定画面に切り替える。
なお、本実施の形態では、時刻毎の温度設定が可能な空調設定画面を示したが、温度以外の空調機器602に対する制御項目(設定湿度、風量、風向きなど)が設定可能な空調設定画面が採用されてもよい。例えば、図13の上段は、空調機器602の湿度を設定するための空調設定画面を示す図である。図13の下段は、空調機器602の風量を設定するための空調設定画面を示す図である。
図13の上段では、X軸には1時間単位で23時から8時までの時刻の項目が表示され、Y軸には5%単位で40%〜60%までの湿度の項目が表示されている。そして、各時刻の項目線上に1つの操作ポイントPTが配置されている。ユーザは操作ポイントPTを上下にスライドさせることで、操作ポイントPTを所望の湿度に対応する高さに位置決めする。これにより、ユーザは時刻毎に空調機器602の湿度を設定できる。また、図13の上段では、Y軸の最上位に「OFF」の項目が表示されている。よって、ユーザは操作ポイントPTをOFFの高さに位置決めすることで、該当する時刻の湿度をOFFに設定できる。また、図13の上段の空調設定画面はY軸の下部の位置にスクロールボタンSCBが表示されている。スクロールボタンSCBがタッチされると、空調設定画面生成部614は、空調設定画面を下側にスクロールさせる。これにより、現在、非表示である40%よりも低い湿度の項目がディスプレイ上に表示される。
図13の下段では、X軸には1時間単位で23時から8時までの時刻の項目が表示され、Y軸には上側へ向かうにつれて風量が強くなるように風量が段階的に示されている。図13の下段では、グレー色のマスの高さによって各時間帯の風量が示されている。例えば、23時から0時の時間帯においては、下から5つのマスがグレー色で表示されているため、風量が5に設定されている。ユーザは、所望の時間帯のマスにタッチし、接触物(指)を上下方向にスライドさせることで、グレー色のマスの個数を増減させ、風量を設定する。例えば、0時から1までの時間帯において、グレー色の3つのマス内の領域がタッチされ、下から4つ目のマスまで接触物がスライドされたとする。この場合、4つ目のマスもグレー色に表示され、この時間帯の風量は3から4に増大される。一方、0時から1時までの時間帯のグレー色の3つのマス内の領域がタッチされ、下から2つ目のマスまで接触物がスライドされたとする。この場合、3つ目のマスが白色に表示される。これにより、この時間帯の風量は3から2に減少される。なお、図13の下段において、操作ポイントPTを配置し、操作ポイントPTを増減させることで、風量は設定されてもよい。
なお、これらの空調機器602に対する制御項目の空調設定画面は、一つだけを表示するのではなく、X軸の項目を同期させて、複数上下に並べて表示されても良い。例えば、図13の上下段の両方の空調設定画面がディスプレイの上下に並べて表示されてもよい。この場合、ユーザは、画面表示を切り替える操作を入力することなく、複数の制御項目を設定できる。
なお、本実施の形態では、時刻毎の温度設定が可能な空調設定画面を説明したが、空調機器602以外の睡眠に関する制御の項目が設定可能な画面UIが採用されてもよい。例えば、窓を自動開閉する機器が宅内に設置されているとすれば、開閉する時刻が設定可能な画面UIが採用されてもよい。また、例えば、調光できる照明機器が宅内に設置されているとすれば、調光量を時刻毎に設定できる画面UIが採用されてもよい。この場合、例えば、Y軸に調光量の項目が表示され、X軸に時刻の項目が表示され、時刻の項目毎に操作ポイントPTが配置された画面UIが採用されればよい。
図14は、空調設定画面の別の一例を示す図である。図14の上段の空調設定画面では、背景画像で体動値を表示するのではなく、体動値に応じて操作ポイントPTの色が変更されている。図14の上段の例では、例えば前日の体動値が示されており、体動値の大きい時間帯の操作ポイントPTの色は濃い色で表示され、体動値の小さい時間帯の操作ポイントPTの色は薄い色で表示されている。つまり、図14の上段の例では、体動値が大きくなるにつれて色が濃くなり、体動値が小さくなるにつれて色が薄くなるように操作ポイントPTが表示される。このように構成することにより、ユーザはどの時刻の設定温度を変更すると快適性が増すのかが分かりやすくなる。ここでは、体動値が大きいほど濃い色で操作ポイントPTを表示する態様を示したが、これは一例にすぎず、体動値が大きいほど薄い色で操作ポイントPTを表示する態様が採用されてもよい。また、体動値の大きさに応じた色を予め段階的に定めておき、操作ポイントPTを体動値の大きさに応じた色で表示する態様が採用されてもよい。なお、濃い色とは、明度が低く、黒に近い色を指し、薄い色とは、明度が高く、白に近い色を指す。また、図14の例において、体動値が閾値よりも大きい時間帯の操作ポイントPTのみ色が変更されてもよい。
図14の下段の空調設定画面では、背景画像で体動値を表示するのではなく、体動値に応じて、操作ポイントPTの形が変更されている。図14の下段の例では、例えば前日の体動値が示されており、体動値の大きい時間帯の操作ポイントPTは大きく、体動値の小さい時間帯の操作ポイントPTは小さく表示されている。つまり、図14の下段の例では、体動値が大きくなるにつれて、操作ポイントPTが大きくなり、体動値が小さくなるにつれて、操作ポイントPTが小さくなるように操作ポイントPTが表示されている。このように構成することにより、ユーザはどの時刻の設定温度を変更すると快適性が増すのかを容易に認識できる。なお、図14では、操作ポイントPTの形状は四角形であったが、これは一例であり、三角形、丸形、五角形、六角形等の種々の形状が操作ポイントPTの形状として採用できる。また、図14の例において、体動値が閾値よりも大きい時間帯の操作ポイントPTのみ大きさが変更されてもよい。
図15は、空調設定画面の別の一例を示す図である。図15では、図10と同様、体動値が背景画像に表示されているが、ユーザによる操作ポイントPTを用いた温度設定の内容に応じて、背景画像の表示が変更される。図15の例では、上段は初期値として前日の設定温度が表示されている。図15の下段は午前1時の操作ポイントPTがスライドされ、設定温度が下げられている。このとき、例えば、設定温度が変更されたため、背景画像として表示されていた午前1時を含む時間帯の体動値を示す画像が消去されている。具体的には、図15の上段において、午前1時の時間帯を中心として縞状にグラデーション表示されている領域1501が非表示にされている。この領域1501は、閾値よりも大きな体動値が時間軸上に連続して存在する領域である。これにより、ユーザは、体動値が閾値以上の時刻のうち、温度設定が済んだ時刻と済んでいない時刻とを容易に区別できる。
ここで、領域1501は、例えば、対応する時刻の設定温度が空調制御システムが事前に算出したお薦め温度に設定された場合に非表示にされてもよい。こうすることで、ユーザは、領域1501の表示の有無により、該当する時刻の設定温度がお薦め温度に設定されているか否かを容易に判断できる。また、お薦め温度に設定すると領域1501が非表示にされるため、ユーザは操作に対する達成感を得ることができる。
以上、図15の構成を採用することで、空調制御システムがお薦めする温度設定をユーザにガイドして提示することができる。なお、背景画像ではなく、図14の上段、下段で示したように、操作ポイントPT自身の色や大きさを変更することで、お薦め温度になったか否かをユーザに提示してもよい。例えば、図14の上段において、ある時刻の操作ポイントPTが操作されて、設定温度がお薦め温度に設定された場合、その操作ポイントPTの色が所定の色に変更されればよい。所定の色としては、お薦め温度に設定されていることを示す予め定められた色が採用できる。また、図14の下段において、ある時刻の操作ポイントPTが操作されて、設定温度がお薦め温度に設定された場合、その操作ポイントPTの形状が三角形や丸等の四角形以外の形状に変更されてもよい。これにより、ユーザに対して、設定温度の変更方法を分かりやすくガイドできる。
図16は、空調設定画面の別の一例を示す図である。図16の上段の空調設定画面では、過去(例えば前日)の体動値の時間的推移を示すグラフ1601が背景画像として表示されている。このグラフ1601は、図25に示すグラフG251と同様である。この場合も、体動値の大きさを参考にして時刻毎の温度設定が可能となるため、ユーザに対してどの時刻の温度を変更するべきかを分かりやすく提示できる。
また、図16の下段に示すように、空調設定画面において、設定温度を変更すべき時刻の操作ポイントPTをユーザにメッセージを用いて知らせても良い。ここでは、1時と2時との操作ポイントPTが円1602で囲まれ、その円1602に矢印が向けられたメッセージ1603が表示されている。このメッセージ1603には、「ここ寝苦しいかもしれません」と記載されている。このように構成することで、ユーザに対して、どの操作ポイントPTを変更すべきか明確に示すことができる。ここで、1時と2時との操作ポイントPTが変更すべき操作ポイントPTとして選ばれているのは、1時と2時との時間帯では、体動値が大きいにも拘わらず、設定温度が高めに設定されているからである。
なお、図10、図14、図15、図16、図25において、前日の体動値が示されていたが、本開示はこれに限定されず、過去数日間の体動値の平均値といった、過去の体動値を加工した情報が示されても良い。
また、図10、図14、図15、図16、図25において、空調設定画面のユーザインターフェースを変更するための情報(以降、「UI変更元情報」と定義する。)として、体動値が採用されたが、本開示はこれに限定されず、下記に示す情報が採用されてもよい。以下、UI変更元情報として有効な情報の例を記載する。
室内温度、室内湿度、室外温度、若しくはこれらの値の変化量が、UI変更元情報として採用されてもよい。この場合、空調機器602が室内温度、室内湿度、及び室外温度を計測するセンサを備える。そして、操作端末601は、空調機器602がセンサで計測した情報を一定時間間隔で、ネットワークを介して取得し、メモリに蓄積すればよい。
このように構成することにより以下の効果が得られる。過去の室内温度及び室外温度を提示すれば、温度が高い若しくは低い時間帯の設定温度を設定変更すべきポイントとしてユーザに分かりやすく提示できる。また、過去の室内湿度を提示すれば、湿度が高い若しくは低い時間帯の設定温度を設定変更すべきポイントとしてユーザに分かりやすく提示できる。
湿度変化が大きい時間帯は発汗量が多い可能性が高い。そのため、湿度変化の時系列情報を提示すれば、発汗量が多く不快である時間帯をユーザに分かりやすく提示できる。なお、過去の室内温度、室内湿度、若しくは室外温度に代えて、室内温度、室内湿度、若しくは室外温度の予測値がUI変化元情報として採用されてもよい。この場合、操作端末601は、天気予報の情報や現在の室外温度などを元に、空調機器602に温度設定を行わない場合の室外予測温度、室内予測温度、若しくは室内予測湿度の遷移を算出する。そして、操作端末601は、室外予測温度、室内予測温度、若しくは室内予測湿度の遷移を用いて、空調機器602を設定温度で動作させた場合の室内温度や室内湿度を算出する。このように構成することで、操作端末601は、室内温度、室内湿度、室外温度の予測値をユーザに提示できる。なお、室内温度、室内湿度、室外温度は、空調機器602とは別体のセンサが計測してもよい。この場合、センサはネットワーク経由で計測した情報を操作端末601に送信すればよい。
また、電気代の時系列の変化値がUI変更元情報として採用されても良い。その場合、空調機器602が電力消費量を計測し、計測した情報を操作端末601が一定時間間隔で、ネットワーク経由で取得して蓄積すればよい。このように構成することにより、電気代の高い時間帯がユーザに分かりやすく提示されるため、どの時間帯の操作ポイントPTを操作すべきかがユーザにとって分かりやすくなる。
図17の上段は電気代をUI変更元情報とした場合の空調設定画面を示す図である。
例えば、UIの変更方法としては図17の上段の空調設定画面では、背景画像において、前日の各時間帯の電気代が棒グラフ1701で示されている。具体的には、1時間単位で23時から8時までの電気代が示されており、電気代がY軸の高さにより表されている。
これにより、冷房モードであれば、電気代の低い時間帯では設定温度を低めにし、電気代の高い時間帯では設定温度を高めにするといった判断材料をユーザに提示できる。
また、電気代に代えて、単に消費電力量(kWh)が棒グラフ1701を用いて背景画像に表示されてもよい。これによっても、電気代を背景画像に表示した場合と同様の効果が得られる。なお、過去の電気代でなく、電気代の予測値がUI変化元情報として採用されてもよい。この場合、操作端末601は、天気予報の情報や現在の室外温度などを元に、空調機器602に温度設定を行わない場合の室外予測温度、室内予測温度、若しくは室内予測湿度の遷移を算出する。そして、操作端末601は、室外予測温度、室内予測温度、若しくは室内予測湿度の遷移を用いて、空調機器602を設定温度で動作させた場合の電気代を算出する。このように構成することで、操作端末601は、電気代の予測値をユーザに提示できる。
また、ユーザの心拍の時系列の変化値が、UI変更元情報として採用されても良い。その場合には、ユーザの心拍を計測する心拍計測装置が別途設けられる。そして、この心拍計測装置が、計測したユーザの心拍の情報をネットワーク経由で一定時間間隔で操作端末601に送信する。心拍計測装置は、例えば、リストバンド型が一般的である。また、近年では腕時計に心拍計測機能を内蔵している商品が一般に発売されている。そのため、心拍計測装置はユーザの身体に容易に取り付けられる。
図17の下段は心拍をUI変更元情報とした場合の空調設定画面を示す図である。図17の下段の例では、時刻に対する心拍が折れ線グラフ1702を用いて表されている。このように構成することにより、心拍が乱れているところなどがユーザに分かりやすく提示される。そのため、冷房モードにおいては、心拍が乱れている時間帯は、設定温度を下げるといった判断材料をユーザに提示でき、どの時間帯の操作ポイントPTを操作すべきかをユーザに分かりやすく提示できる。
また、図17の下段の空調設定画面には、同期ボタン1703が配置されている。この同期ボタン1703がユーザにより押されると、操作端末601は、空調機器602の設定温度を一括で、心拍の変化に同期するように変更する。これにより、ユーザは心拍の変化に合わせた温度設定を容易に行うことができる。なお、心拍の変化に設定温度を同期させるとは、例えば、心拍が高くなるにつれて、空調機器602の設定温度を高く設定し、心拍が低くなるにつれて、空調機器602の設定温度を低く設定することを指す。
睡眠リズム(レム睡眠、ノンレム睡眠)の時系列の変化値が、UI変更元情報として採用されても良い。図19の上段は、睡眠リズムの時間的推移を示すグラフ1901を示す図である。図19の上段において、Y軸は眠りの深さを示し、上側に向かうにつれて、眠りが浅いことを示しており、X軸は入眠時刻から起床時刻までの時間を示している。
図19の上段に示すように、人は睡眠する場合、ノンレム睡眠とレム睡眠とが時系列に繰り返される。ノンレム睡眠は、体も脳も眠り休んでいる状態のことをいい、睡眠の深さによって4段階に分類される。なお、この段階は値が大きいほど眠りが深いことを示す。レム睡眠は、体は眠り休んでいる状態で、脳は覚醒状態にある。レム(REM)は、高速眼球運動(Rapid Eye Movement)の略である。人は眠るとまず、体も脳も休められるノンレム睡眠に入る。その後、60〜90分後にまた脳は活動を始めてレム睡眠に入る。その後、またノンレム睡眠に移行し、またレム睡眠に入る。これが繰り返されて、起床時に脳も体も覚醒する。
睡眠リズムは、操作端末601で計測された体動情報を用いて算出されてもよい。或いは、ユーザの睡眠リズムを計測する睡眠リズム計測装置を別途用意する。そして、睡眠リズム計測装置は、計測した情報をネットワーク経由で一定時間間隔で操作端末601に送信し、操作端末601に蓄積させる。
睡眠リズムの計測方法には、例えば、ユーザの脳波を計測する方法や、ユーザに装着されたリストバンド型の加速度センサにより計測された加速度を元に計測する方法などがある。
そして、操作端末601は、図19の上段に示すグラフ1901を背景画像とする空調設定画面を表示する。このように構成することにより、どの時間帯で睡眠リズムが乱れていたかといった情報がユーザに分かりやすく提示されるため、どの時間帯の操作ポイントPTを操作するべきかがユーザに分かりやすく提示される。
体温の時系列の値が、UI変更元情報として採用されても良い。図19の下段は、深部体温の時間的推移を示すグラフ1902を示す図である。図19の下段に示すとおり、人の深部体温は、一般的にサーガディアンリズム(概日リズム)に同期し、夕方頃が最も高く、明け方(午前4時ごろ)に最も低くなる。ユーザの深部体温を、UI変更元情報として採用する場合、ユーザの深部体温を計測する体温計測装置を別途用意する。そして、体温計測装置は、計測した情報をネットワーク経由で一定時間間隔で操作端末601に送信する。例えば、体温計測装置としては、ユーザのわきの下などに貼り付けるタイプの温度計などが採用できる。このように構成することにより、自身の体温変化に合わせた温度設定が容易になる。例えば、操作端末601は、深部体温の時間的推移を示すグラフ1902を、図17の下段のように、空調設定画面の背景画像としてマッピングすればよい。このように構成することで、深部体温の変化に同期するように、空調機器602の温度設定を行うことが容易になる。なお、一般的には、人の深部体温は、夕方頃が最も高く、明け方(午前4時ごろ)が最も低くなるというように、同じリズムで変化することが実験等で分かっている。そのため、一般的な人の深部体温が、UI変更元情報として採用されても良い。なお、図17の下段に示すように、同期ボタン1703を空調設定画面に配置させる。この同期ボタン1703がユーザによりタッチされると、操作端末601は、空調機器602の設定温度を一括で、深部体温の変化に同期するように変更する。これにより、ユーザは深部体温の変化に合わせた温度設定を容易に行うことができる。なお、深部体温の変化に設定温度を同期させるとは、例えば、冷房モードにおいては、深部体温が高くなるにつれて、空調機器602の設定温度を低く設定し、深部体温が低くなるにつれて、空調機器602の設定温度を高く設定することを指す。
天気予報の値(晴れ、曇り、雨、温度、湿度)が、UI変更元情報として採用されても良い。天気予報の情報をUI変更元情報とする場合、操作端末601が、インターネット上に設けられた天気予報の情報を提供するサーバにネットワーク経由でアクセスして天気予報の情報を一定時間間隔で取得すればよい。このように構成することで、どの時間帯で、温度及び湿度が変化するかといった情報がユーザに分かりやすく提示されるため、空調機器602の制御設定が容易となる。
呼吸数が、UI変更元情報として採用されても良い。呼吸数をUI変更元情報とする場合、呼吸数を計測する呼吸計測装置を別途用意する。そして、呼吸計測装置は、計測した情報をネットワーク経由で一定時間間隔で操作端末601に送信する。このように構成することで、呼吸が乱れている時間帯がユーザに分かりやすく提示されるため、どの時間帯の操作ポイントPTを操作すべきかがユーザにとって分かりやすくなる。
睡眠時の寝言やいびきなどの音量が、UI変更元情報として採用されても良い。音量をUI変更元情報とする場合、操作端末601は、自身が持つマイク機能を利用して、睡眠中の音量を計測する。そして、音量の時間的推移を示すグラフを空調設定画面の背景画像として表示する。このように構成することで、寝苦しいために音量が高くなったところなどがユーザに分かりやすく提示される。そのため、どの時間帯の操作ポイントPTを操作すべきかがユーザにとって分かりやすくなる。
熱環境における快適指数としてPMV(Predicted Mean Vote)やPPD(Predicted Percentage of Dissatisfied)などがある。このような定性的な快適指数がUI変更元情報として採用されても良い。PMVは、室温、平均放射温度、相対湿度、平均風速、着衣量、及び作業量をパラメータとした方程式によって算出される。快適指数をUI変更元情報とする場合、操作端末601が持つセンサによりこれらのパラメータを計測させてもよい。或いは、これらのパラメータを計測するためのセンサを別途設ける。そして、センサが計測した情報を一定時間間隔で操作端末601に送信する。そして、操作端末601は得られた情報からPMVを算出し、PMVの時間的推移を示すグラフを空調設定画面の背景画像として表示する。このように構成することで、ユーザに快適でない時間帯が分かりやすく提示されるため、どの時間帯の操作ポイントPTを操作すべきかがユーザにとって分かりやすくなる。
なお、図10、図14、図15、図16、図25に示す空調設定画面において、上記で挙げられたUI変更元情報を組み合わせたものが採用されてもよい。
なお、本実施の形態における空調システムにおいて、複数のユーザが操作端末601から温度設定を行う場合、各時刻における設定温度の平均値で空調機器602は制御されてもよい。図18は、操作端末601_Aでの設定温度が上段左に示され、操作端末601_Bでの設定温度が上段右に示されている。その場合、空調機器602の最終的な設定温度は図18の下段のように示される。すなわち、図18の下段では、操作端末601_A、601_Bの各時刻の設定温度の平均値が各時刻の空調機器602の最終的な設定温度として設定されている。この場合、同じ部屋に複数のユーザが寝ている場合に、空調機器602の最終的な設定温度が特定のユーザに偏った設定温度になることが防止される。なお、複数のユーザが操作端末601から温度設定を行う場合には、操作端末601毎に優先度がつけられても良い。同じ部屋に複数のユーザが寝ている場合、ユーザ間の力関係や空調機器602への忍耐度などを考慮に入れて優先度は設定されればよい。これにより、ユーザ間の力関係や忍耐度が反映された空調機器602の温度設定が可能となる。
なお、本実施の形態における空調制御システムにおいて、睡眠時での空調機器602の操作音は、図20に示すように制御されてもよい。図20は操作音の出力方法を説明する図である。図20に示すように、空調機器602の操作音は操作端末601での空調設定画面を用いて設定した時刻毎の設定温度を家電制御サーバ603に送信するタイミング(図7に示す開始ボタンSBが押されて空調設定情報が送信されるタイミング)のみ出力され、睡眠中は出力されない態様が採用されてもよい。例えば、睡眠中の時間帯において、空調機器602が家電制御サーバ603から操作信号を受信して制御を変更する場合であっても、空調機器602は操作音を出力しないように構成してもよい。
操作音とは、空調機器602が出力する音であり、操作を受信したことをユーザに通知するための音である。空調機器602では、リモコン等で温度設定等を行う場合には、操作音を出力させることが一般的である。しかしながら、睡眠時に空調機器602に対して制御が行われる度に操作音が出力されると、ユーザは、睡眠が妨げられてしまう。
図20は、操作端末601を通じて、空調機器602の設定温度が時刻毎に設定された空調設定画面を示す図である。この設定内容が反映された空調設定情報を受信した場合、家電制御サーバ603は、空調機器602に操作音を出力させ、睡眠中の時間帯において操作信号を空調機器602に送信する場合、空調機器602から操作音を出力させない。
これを実現するために、家電制御サーバ603は、空調機器602に送信する操作命令のフォーマットに空調機器602から操作音を出力させるか否かを示す「操作音フラグ」を追加すればよい。開始ボタンSBが押された空調制御設定時において、家電制御サーバ603は、操作端末601から空調設定情報を受信すると、「操作音フラグ」を「ON」に設定した操作命令を空調機器602に送信する。一方、就寝している時間帯において、空調機器602に操作信号を送信する場合、家電制御サーバ603は、「操作音フラグ」を「OFF」に設定する。このように構成することで、ユーザは空調設定画面を通じて設定した空調制御設定が空調制御システムに受け付けられたことを操作音で確認できる。一方、睡眠時において、空調機器602が操作信号を受信しても操作音が出力されないため、睡眠が妨げられることが防止される。
なお、空調機器602は、空調制御設定時に操作音を出力するとしたが、これに加え、睡眠時間の終了時に、再度、操作音を出力してもよい。睡眠終了時としては、空調設定画面を通じて設定温度を設定した最後の時刻が採用されてもよいし、操作端末601に設定された起床アラームの出力時刻が採用されてもよいし、操作端末601がユーザの睡眠の有無を計測する機能を持つ場合は、操作端末601が判定した起床時刻が採用されてもよい。
図21は、空調機器602の空調設定画面の別の一例を示す図である。
図21の上段は、空調設定画面の初期画面を示す図である。この空調設定画面では、X軸は時刻を示し、Y軸は空調機器602の設定温度を示す。図21において、X軸には1時間単位で23時から8時までの時刻の項目が規定されている。また、Y軸には、1度単位で25度から30度までの温度の項目が規定されている。図21の例では、各時刻の項目についてY軸と平行に項目線が描画され、各温度の項目についてX軸と平行に項目線が描画されており、項目線の各交点に操作ポイントPTが配置されている。
空調設定画面生成部614は、ユーザにより操作ポイントPTがタッチされると、図21の下段のように、操作ポイントPTの表示を初期表示から変更する。図21の例では、小さな円で初期表示されていた操作ポイントPTは、ユーザによりタッチされると、初期表示に比べて円のサイズが大きくされ、円の枠内に設定温度を示す数値が表示される。
以下、初期表示から変更された操作ポイントPTの表示を「設定表示」と呼ぶ。画面UI制御部611は、「設定表示」の操作ポイントPTが配置された時刻に対しては、空調機器602の温度を設定する。一方、画面UI制御部611は、「初期表示」の操作ポイントPTが配置された時刻に対しては、空調機器602に対して温度設定がなされていないと判断する。つまり、図21の下段の例では、「23時」の設定温度が「26度」に、「0時」の設定温度が「26度」に、「1時」の設定温度が「26度」に、「2時」の設定温度が「27度」に、「5時」の設定温度が「28度」に、「6時」の「設定温度」が「28度」に、「7時」の設定温度が「28度」に設定される。空調設定画面生成部614は、操作ポイントPTをユーザがタッチすることで、初期表示から設定表示に変更したが、既に設定表示されている操作ポイントPTに対して、ユーザがタッチをした場合には、その操作ポイントPTを初期表示に戻す。また、図21の下段の例では、空調設定画面生成部614は、隣接している「設定表示」がされている操作ポイントPT同士を直線2101で結んで表示する。これにより、ユーザは、空調機器602のON区間とOFF区間とを容易に区別できる。
図22は、空調設定画面の別の一例を示す図である。図22に示す空調設定画面では、時刻毎に、設定温度の最小値及び最大値が設定できる。具体的には、時刻毎に、設定温度の最大値を設定するための操作ポイントMaxと、設定温度の最小値を設定するための操作ポイントMinとが配置されている。ユーザは、操作ポイントMaxを上下方向にスライドさせ、所望の温度に位置決めすることで、設定温度の最大値を設定すると共に、操作ポイントMinを上下にスライドさせ、所望の温度に位置決めすることで、設定温度の最小値を設定する。そして、設定温度の最大値及び最小値の設定が終了し、開始ボタンSBが押されると、時刻毎に設定された設定温度の最大値及び最小値が反映された空調設定情報が空調設定情報DB616に蓄積される。
このように構成することで、空調機器602は各時刻において最大値及び最小値で規定される設定温度の範囲内で運転することができる。その結果、空調制御に自由度の上がり、空調機器602は、例えばその日の気象に応じた省エネ運転が可能となる。
図26は、空調設定画面の別の一例を示す図である。図26に示す空調設定画面では、図21の空調設定画面に対して、室外温度の時間的推移を示すグラフ2601と室内温度の時間的推移を示すグラフ2602とが表示されている。また、図10と同様に体動値が縞状にグラデーション表示されている。これにより、ユーザは、体動値に加えて、室外温度及び室内温度を考慮して各時刻の温度設定を行うことができる。
更に、図26の空調設定画面では、点線の円で示されるお薦め温度ポイント2603が配置されている。ここで、お薦め温度ポイント2603は、空調制御システムが算出した空調機器602の推奨設定温度である。
例えば、0時では、26度がお薦め温度であるため、お薦め温度ポイント2603は26度に位置決めされている。なお、23時、1時、2時において、お薦め温度ポイント2603が表示されていないのは、お薦め温度ポイント2603にオーバーラップして「設定表示」の操作ポイントPTが表示されているからである。
図27は空調設定画面の別の一例を示す図である。図27の空調設定画面では、図26の空調設定画面に対して、更に、予想室内温度の時間的推移を示すグラフ2604が表示されている。これにより、ユーザは、体動値、室外温度、及び室内温度に加えて更に予想室内温度を考慮して各時刻の温度設定を行うことができる。
ここで、お薦め温度は、種々のパラメータを用いて算出される。パラメータとしては、例えば、体動値、室内温度、室内湿度、電気代、室外温度、PMV、及びPPDが採用できる。以下、冷房モードにおけるパラメータの算出方法を例示する。
パラメータとして体動値が採用された場合、例えば、体動値が閾値より大きい時間帯では、体動値と閾値との差が大きくなるにつれて低くなるようにお薦め温度は算出される。
パラメータとして室内温度が採用された場合、例えば、室内温度が閾値より高い時間帯では室内温度と閾値との差が大きくなるにつれて設定温度を下げるようにお薦め温度は算出される。
パラメータとして室内湿度が採用された場合、例えば、室内湿度が閾値より大きい時間帯では、室内湿度と閾値との差が大きくなるにつれて低くなるようにお薦め温度は算出される。
パラメータとして電気代が採用された場合、例えば、電気代が閾値より高い時間帯では、電気代と閾値との差が大きくなるにつれて、値が高くなるようにお薦め温度は算出される。
パラメータとして室外温度が採用された場合、例えば、室外温度が閾値より大きい時間帯では、室外温度と閾値との差が大きくなるにつれて高くなるようにお薦め温度は算出される。
パラメータとしてPMVが採用された場合、例えば、PMVが閾値より大きい時間帯では、PMVと閾値との差が大きくなるにつれて低くなるようにお薦め温度は算出される。
また、パラメータとして、心拍、睡眠リズム、体温、呼吸数、寝言の量、天気、若しくは脳波が採用されていてもよい。
また、お薦め温度は上記のパラメータのうちの1つだけ用いて算出されてもよいし、複数のパラメータを組み合わせて算出されてもよい。後者の場合、各パラメータ毎に算出したお薦め温度の平均値が最終的なお薦め温度として算出されてもよい。或いは、各パラメータ毎に算出したお薦め温度の重み付け平均値が最終的なお薦め温度として算出されてもよい。
また、図26、図27において、心拍、睡眠リズム、深部体温、天気予報の情報、呼吸数、いびきの音量、快適指数がグラフ化して重畳表示されてもよい。
図28は、体動値の算出処理を示すフローチャートである。まず、S2801において、体動計測部615は、前回、加速度センサから加速度を取得してから一定間隔Δtが経過したか否か判断する。一定間隔Δtが経過した場合(S2801でYES)、体動計測部615は、加速度センサから加速度を取得する(S2802)。一方、一定間隔Δtが経過していない場合(S2801でNO)、体動計測部615は、処理をS2801に戻す。
次に、体動計測部615は、前回体動値を算出してから計測時間ΔTが経過したか否かを判定する(S2803)。計測時間ΔTが経過した場合(S2803でYES)、体動計測部615は、計測時間ΔT内に取得した加速度を用いて体動値を算出する(S2804)。体動値の算出の詳細については上述した。
次に、体動計測部615は、算出した体動値を体動情報DB617に蓄積する(S2805)。以上により、計測時間ΔT毎にユーザの体動値が算出され、体動情報DB617に蓄積される。なお、図28のフローチャートは、例えば、ユーザの就寝指示の入力をトリガーに開始され、ユーザの起床時刻に終了されてもよい。就寝指示の入力としては、例えば、開始ボタンSBの入力したタイミングが採用できる。
図29は、空調設定画面の生成処理を示すフローチャートである。まず、S2901において、操作端末601は、空調制御サービスのアプリを起動する指示をユーザから受け付け、このアプリを起動させる。ここで、操作端末601は、空調制御サービスのアプリを示すアイコンのタッチを検出することで、このアプリを起動させる。
次に、空調設定画面生成部614は、体動情報DB617から体動情報を取得する(S2902)。ここで、空調設定画面生成部614は、前日の体動情報を体動情報DB617から取得してもよいし、図24に示す日付選択画面G241において日付が選択された場合はその日付の体動情報を体動情報DB617から取得すればよい。
次に、空調設定画面生成部614は、処理対象となる一の対象時刻を決定する。この場合、S2902で取得された各体動情報の計測時刻が古い順に対象時刻として決定される。
次に、空調設定画面生成部614は、対象時刻の体動情報が示す体動値からその時刻でのグラフの高さを決定する。これにより、図25に示すグラフG251上のある1点の高さが決定される。
次に、空調設定画面生成部614は、S2902で取得した体動情報が示す全時刻のグラフの高さを決定した場合(S2905でYES)、決定したグラフの高さを空調設定画面の座標空間上にプロットし、スプライン曲線で繋ぐことで、グラフを描画する(S2906)。これにより、図25のグラフG251が描画される。
一方、全時刻のグラフの高さが決定されていない場合(S2905でNO)、処理はS2903に戻される。すなわち、S2903〜S2905の処理が繰り返されることで、S2902で取得された全体動情報が示す体動値の座標空間上での高さが決定されるのである。
次に、空調設定画面生成部614は、グラフの内側の領域を決定する(S2907)。図25の例では、就寝時刻を示す直線L251と、X軸と、グラフG251と、起床時刻を示す直線(図略)によって囲まれる領域D251がグラフ内の領域として決定される。
次に、空調設定画面生成部614は、グラフの内側の領域内の各水平ラインの輝度を決定する(S2908)。ここでは、各水平ラインの輝度は体動値の大きさに応じて予め定められた値が採用されており、体動値が大きい水平ラインほど輝度が高く設定される。
次に、決定した輝度でグラフの内側の領域内の各水平ラインが描画される(S2909)。これにより、図25に示すように、上側に向かうにつれて輝度が増大するように領域D251が描画される。
図30は、空調機器602に操作信号を送信する際の空調制御システムの処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザによる空調設定画面の操作が終了されると(S3101でYES)、操作端末601の画面UI制御部611は、空調設定画面を通じてユーザにより入力された各時刻の設定温度を示す空調設定情報を空調設定情報DB616に蓄積する(S3102)。例えば図10の例では、23時〜7時までの9個の時刻の設定温度を示す9個の空調設定情報が空調設定情報DB616に蓄積される。
一方、空調設定画面の操作が終了されない場合(S3101でNO)、処理がS3101に戻される。ここで、空調設定画面の操作は、図10の例では、開始ボタンSBが押されたときに終了される。
次に、制御タイミングが到来すると(S3103でYES)、空調実行部612は、該当する空調設定情報に対応する操作信号を、通信部613を用いて家電制御サーバ603に送信する(S3104)。一方、制御タイミングが到来していなければ(S3103でNO)、空調実行部612は、起床時刻が到来しているか否かを判断する(S3105)。ここで、タイマーが計時する時刻が空調設定情報DB616に登録されたいずれかの空調設定情報の「実行時刻」になったとき、空調実行部612は、制御タイミングが到来したと判定する。図8の例では、例えば、「操作ID」が「4」の空調設定情報には「実行時刻」として「2013年8月24日02時00分」が登録されている。そのため、タイマーの計時時刻が「2013年8月24日02時00分」になったとき、空調実行部612は、制御タイミングが到来したと判定する。
S3105において、起床時刻が到来していなければ(S3105でNO)、処理がS3103に戻され、起床時刻が到来していれば、処理が終了される。
S3201において、家電制御サーバ603は、操作信号を受信し(S3201)、受信した操作信号を制御対象となる空調機器602に送信する(S3202)。
次に、空調機器602の通信部621は、操作信号を受信し(S3301)、空調制御部622は、操作信号が示す制御内容を実行する(S3302)。例えば、図8に示す「操作ID」が「4」の空調設定情報に対応する操作信号が送信されたとすると、空調制御部622は、設定温度を26度から27度に変更する制御を実行する。これにより、空調設定画面を通じてユーザにより入力された設定温度で空調機器602が制御される。
このように、本実施の形態によれば、ユーザが睡眠時の時刻毎のエアコンの温度設定を行う際に、体動値の時間的推移が合わせて表示されるため、ユーザは容易に時刻毎の温度設定の操作を行うことが可能となる。
上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
(サービスの類型1:自社データセンタ型)
図2は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ120がグループ100から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダ120が、データセンタ運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダ120が、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ111を保有している。従って、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ120は、データセンタ203(クラウドサーバ111)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ120は、OS202及びアプリケーション201を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS202及びアプリケーション201を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型2:IaaS利用型)
図3は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築及び稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110がデータセンタ203(クラウドサーバ111)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ120は、OS202及びアプリケーション201を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS202及びアプリケーション201を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型3:PaaS利用型)
図4は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築及び稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、OS202を管理し、データセンタ203(クラウドサーバ111)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ120は、アプリケーション201を管理する。サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社が管理するOS202及びサービスプロバイダ120が管理するアプリケーション201を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型4:SaaS利用型)
図5は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、アプリケーション201を管理し、OS202を管理し、データセンタ203(クラウドサーバ111)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社110が管理するOS202及びアプリケーション201を用いてサービス提供を行う(204)。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ120がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダ若しくはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーション若しくはビックデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
本開示の一態様に係る空調制御システムは、睡眠時の空調機器の制御をユーザが容易に行うことができる。故に本開示にかかる空調制御システムは、生活家電産業において高い利用可能性を持つ。
601 操作端末
602 空調機器
603 家電制御サーバ
611 画面UI制御部
612 空調実行部
613、621 通信部
614 空調設定画面生成部
615 体動計測部
616 空調設定情報DB
617 体動情報DB
622 空調制御部
631 機器制御部
632 機器管理DB

Claims (14)

  1. ディスプレイを有する携帯情報端末がネットワークを介して接続された空調機器を制御する制御方法であって、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
    前記空調機器の設定温度を複数の時間帯毎に設定可能な温度設定画面を、前記ディスプレイに表示させ、
    前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を、前記空調機器の設定温度として、所定のタイミングでネットワークに出力させ、
    加速度センサを用いて、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値を計測させ、
    前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の態様を変更し、前記ディスプレイに表示させる、
    制御方法。
  2. 前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の背景色を変更し、前記ディスプレイに表示させる、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記温度設定画面は、複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像を含み、
    前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像を変更し、前記ディスプレイに表示させる、
    請求項1に記載の制御方法。
  4. 前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像の色を変更し、前記ディスプレイに表示させる、
    請求項3に記載の制御方法。
  5. 前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記複数の時間帯毎の温度設定部を表す画像の大きさを変更し、前記ディスプレイに表示させる、
    請求項3に記載の制御方法。
  6. 前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の背景色を、他の時間帯とは異なる背景色で前記ディスプレイに表示させる、
    請求項2に記載の制御方法。
  7. 前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の温度設定部を表す画像の色を、他の時間帯の温度設定部を表す画像とは異なる色で前記ディスプレイに表示させる、
    請求項4に記載の制御方法。
  8. 前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値が所定の閾値を超えている時間帯の温度設定部を表す画像を、他の時間帯の温度設定部を表す画像よりも大きくして前記ディスプレイに表示させる、
    請求項5に記載の制御方法。
  9. 前記温度設定画面において、前記ユーザの体動値を時系列に示したグラフを重畳して、前記ディスプレイに表示させる、
    請求項1から請求項8のいずれか一に記載の制御方法。
  10. 前記温度設定画面において、前記体動値を時系列に示したグラフの内側の領域の輝度を、前記体動値が大きい箇所ほど明るく表示させる請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記温度設定画面は、前記ユーザが睡眠を開始する際に、前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を前記ネットワークに出力させるための制御開始ボタンを含み、
    前記所定のタイミングは、前記制御開始ボタンを選択する操作を入力したタイミングである請求項1〜10のいずれか一に記載の制御方法。
  12. 前記設定温度情報は、前記ユーザの睡眠中の時間帯毎の情報であり、
    前記温度設定画面の態様は、過去の前記ユーザの睡眠中の時間帯毎の体動値に基づいて変更される請求項11に記載の制御方法。
  13. ディスプレイを有する携帯情報端末にネットワークを介して接続された空調機器を制御させるプログラムであって、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
    前記空調機器の設定温度を複数の時間帯毎に設定可能な温度設定画面を、前記ディスプレイに表示させる処理と、
    前記温度設定画面にて設定されている複数の時間帯毎の設定温度情報を、前記空調機器の設定温度として、所定のタイミングでネットワークに出力させる処理と、
    加速度センサを用いて、前記複数の時間帯毎のユーザの体動値を計測させる処理と、
    前記複数の時間帯毎のユーザの体動値に基づいて、前記温度設定画面の態様を変更し、前記ディスプレイに表示させる処理と、
    を実行させるプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムを実行する携帯情報端末。
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