JP2015096440A - 振動式部品搬送装置 - Google Patents

振動式部品搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015096440A
JP2015096440A JP2013236558A JP2013236558A JP2015096440A JP 2015096440 A JP2015096440 A JP 2015096440A JP 2013236558 A JP2013236558 A JP 2013236558A JP 2013236558 A JP2013236558 A JP 2013236558A JP 2015096440 A JP2015096440 A JP 2015096440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
counter
gravity
center
component conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013236558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6267940B2 (ja
Inventor
浩氣 向井
Hiroki Mukai
浩氣 向井
昌良 松島
Masayoshi Matsushima
昌良 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2013236558A priority Critical patent/JP6267940B2/ja
Priority to PCT/JP2014/059720 priority patent/WO2014163105A1/ja
Priority to KR1020157030110A priority patent/KR20150138259A/ko
Priority to CN201480017457.1A priority patent/CN105073608B/zh
Priority to TW103139690A priority patent/TW201532919A/zh
Publication of JP2015096440A publication Critical patent/JP2015096440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6267940B2 publication Critical patent/JP6267940B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置において、部品搬送部材のヨーイング運動およびピッチング運動を抑制する。【解決手段】上部振動体1と一体に振動する上部振動系(整列供給用トラフ20と電磁石9を含む)の重心J1と、カウンタ振動体4と一体に振動するカウンタ振動系(可動鉄芯8を含む)の重心J2とを、部品搬送方向(X方向)に垂直なYZ平面Pに対して対称に配置することにより、上部振動系とカウンタ振動系の振動の反力が同一のXZ平面上に発生し、そのうちのX方向の反力は平面Pに対して対称(互いに逆向きかつ同じ大きさ)となって打ち消し合い、基台2の重心を通るZ軸の回りのモーメントおよび基台2の重心を通るY軸の回りのモーメントが発生しにくくなって、整列供給用トラフ20のヨーイング運動およびピッチング運動を抑制できるようにしたのである。【選択図】図1

Description

本発明は、加振機構が発生させる加振力により、トラフ等の部品搬送部材を振動させて部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置に関する。
振動式部品搬送装置には、直線状の部品搬送路を有するトラフ等の部品搬送部材と床上に設置される基台とを、傾斜した姿勢の板ばね等の弾性部材で連結し、加振機構が発生させる加振力により、部品搬送部材を部品搬送方向および鉛直方向に振動させて、部品を直線的にほぼ水平に搬送するものが多い。ところが、このような振動式部品搬送装置では、部品搬送部材の振動の反力によって基台にも振動が発生し、その振動が床の基台設置面へ伝搬して、同じ設置面上に設置されている他の装置の動作に影響することが問題となる場合がある。
これに対して、整列供給用トラフ(これを取り付ける上部振動体を含む)とリターン用トラフ(これを取り付けるカウンタ振動体を含む)とを備え、両トラフを互いに逆向きに傾斜した板ばねで基台に連結し、両トラフで部品を互いに逆方向に直線的に搬送するようにした振動式部品搬送装置では、従来、両トラフを逆位相かつ同じ大きさの振幅で振動させることにより、両トラフの振動によって基台が受ける部品搬送方向の反力を打ち消し合わせ、基台設置面への振動の伝搬を抑えようとしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−144010号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような従来の振動式部品搬送装置では、通常、整列供給用トラフとリターン用トラフの重心位置が一致しないので、以下のような問題が生じる。
すなわち、いま、部品搬送方向をX方向、水平面内でX方向と直交する方向をY方向、鉛直方向をZ方向とすると(以下同じ。)、整列供給用トラフとリターン用トラフとはY方向にわずかな間隔をおいて並設されるので、通常は両トラフの重心もY方向に離れた位置にある。このため、両トラフが逆位相で振動すると、それぞれの振動の反力が、基台の重心を通る鉛直軸(Z軸)の回りのモーメントを発生させる。したがって、基台にはX方向とY方向で構成される水平面(XY平面)内での回転運動、いわゆるヨーイング運動が発生する。このヨーイング運動は板ばねを介して各トラフにも発生する。そして、部品搬送速度を速くするために各トラフの振動周波数を上げたり、振動変位を大きくしたりすると、同時にX方向の加振力が大きくなり、その反力も増加するため、各トラフのヨーイング運動が大きくなる。このヨーイング運動は、各トラフの部品搬送路上での部品の蛇行を引き起こし、実質的な部品搬送速度の低下を招く。
また、両トラフの重心のZ方向位置も必ずしも一致しているとは限らない。このため、両トラフが逆位相で振動すると、それぞれの振動の反力が基台の重心を通るY軸の回りのモーメントを発生させ、基台にはX方向とZ方向で構成されるXZ平面内での回転運動、いわゆるピッチング運動が発生する。そして、このピッチング運動が板ばねを介して各トラフにも発生することにより、各トラフでの部品搬送が不安定となる。
そこで、本発明の課題は、部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置において、部品搬送部材のヨーイング運動およびピッチング運動を抑制することである。
上記課題を解決するため、本発明は、直線状の部品搬送路を有する部品搬送部材と、前記部品搬送部材が取り付けられる上部振動体と、前記上部振動体に並設されるカウンタ振動体と、床上に設置される基台と、前記上部振動体と基台とを連結する第1の弾性部材と、前記カウンタ振動体と基台とを連結する第2の弾性部材と、前記上部振動体およびカウンタ振動体に逆位相かつ同じ大きさの振幅の振動を付与する加振機構とを備えた振動式部品搬送装置において、前記上部振動体と一体に振動する上部振動系の重心と、前記カウンタ振動体と一体に振動するカウンタ振動系の重心とを、部品搬送方向(X方向)に垂直な平面(Y方向とZ方向で構成されるYZ平面)に対して対称に配置した構成を採用した。この構成は、YZ平面に対して対称となる2つの重心が一致する場合も含むものとする(以下同じ。)。
上記の構成によれば、上部振動系とカウンタ振動系の振動の反力はX方向とZ方向で構成される同一のXZ平面上に発生し、そのうちのX方向の反力はYZ平面に対して対称(互いに逆向きかつ同じ大きさ)となって打ち消し合うので、基台の重心を通るZ軸の回りのモーメントおよび基台の重心を通るY軸の回りのモーメントが発生しにくくなり、部品搬送部材のヨーイング運動およびピッチング運動を抑えることができる。
上記の構成において、前記加振機構は、前記上部振動体とカウンタ振動体の一方に取り付けられる電磁石と、他方に取り付けられる可動鉄芯との間で加振力を発生させるものとすることが望ましい。これは、基台と上部振動体との間および基台とカウンタ振動体との間にそれぞれ加振機構を設けると、各加振機構の電磁石や可動鉄芯等の部品の個体差、電磁石と可動鉄芯との間のギャップや取付角度の誤差等により、両加振機構が発生させる加振力をちょうど逆向きで同じ大きさとすることが難しく、上部振動系とカウンタ振動系の振動の反力が効果的に打ち消し合わないおそれがあるが、上記のようにして加振機構を1つにすれば、上部振動系とカウンタ振動系の振動の反力を容易に逆方向かつ同じ大きさにでき、部品搬送部材のヨーイング運動やピッチング運動をより確実に抑制できるからである。
ここで、前記上部振動体に取り付けられる電磁石または可動鉄芯を、上部振動体の下方に配置すれば、上部振動系の重心の位置を低くでき、カウンタ振動系の重心との位置関係の調整がしやすくなるし、各振動系の重心位置と加振力発生位置とがX方向で近づくことにより、ピッチング運動の原因となるY軸回りのモーメントを抑えやすくなる。
また、前記カウンタ振動体の下方に、カウンタ振動系の鉛直方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したり、前記カウンタ振動体の少なくとも一方の側方に、カウンタ振動系の水平方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したり、前記上部振動体の少なくとも一方の側方に、上部振動系の水平方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したりすることにより、上部振動系の重心とカウンタ振動系の重心とを容易にYZ平面に対して対称に配置できるようになる。
また、前記第1の弾性部材と第2の弾性部材のそれぞれについて、その組込箇所を3箇所以上とし、そのうちの少なくとも2箇所は部品搬送方向と直交する方向の位置が異なるように配置すれば、部品搬送部材のX軸回りのモーメントを抑え、ローリング運動を抑制することができる。
本発明の振動式部品搬送装置は、上述したように、上部振動系の重心とカウンタ振動系の重心とを、部品搬送方向に垂直な平面に対して対称に配置したものであるから、部品搬送部材のヨーイング運動およびピッチング運動を抑制して、安定した部品搬送を行うことができる。
第1実施形態の部品搬送装置の一部切欠き正面図 図1の上面図 図1の右側面図 第2実施形態の部品搬送装置の正面図 第3実施形態の部品搬送装置の上面図 図5の右側面図 第4実施形態の部品搬送装置の上面図 第5実施形態の部品搬送装置の整列供給用トラフを除いた概略の外観斜視図 図8の分解斜視図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図3は第1の実施形態を示す。この振動式部品搬送装置は、ほぼ水平な直線状の部品搬送路20aが形成された整列供給用トラフ(部品搬送部材)20を取り付ける上部振動体1が、略矩形の基台2の両短辺の中央付近に設けられた第1の板ばね(第1の弾性部材)3で支持されている。そして、上部振動体1を囲む(接触はしない)矩形枠状のカウンタ振動体4が、基台2の四隅に設けられた第2の板ばね(第2の弾性部材)5で支持されている。なお、基台2は、直接床上(または床上の設置台)に固定してもよいし、防振ゴムや防振ばねのような防振部材を介して床上に固定してもよい。
前記上部振動体1、整列供給用トラフ20およびカウンタ振動体4は、それぞれ装置全体の幅方向(Y方向)中央を通る共通の鉛直面(XZ平面)に対して対称形状となっている。また、前記第1の板ばね3と第2の板ばね5は互いに逆向きに傾けられて基台2に取り付けられており、後述する加振機構が発生させる部品搬送方向(X方向)および鉛直方向(Z方向)の振動によって、整列供給用トラフ20の部品搬送路20a上の部品が搬送されるようになっている。
前記加振機構は、上部振動体1に取り付けられる電磁石9と、カウンタ振動体4に取り付けられる可動鉄芯8とを、X方向で所定の間隔をおいて対向するように配置し、電磁石9に通電して吸引力を作用させることにより、電磁石9と可動鉄芯8との間で加振力を発生させるものである。なお、この実施形態と逆に、電磁石9をカウンタ振動体4に取り付け、可動鉄芯8を上部振動体1に取り付けるようにしてもよい。
ここで、上部振動体1と一体に振動する上部振動系(整列供給用トラフ20と電磁石9を含む)の重心J1と、カウンタ振動体4と一体に振動するカウンタ振動系(可動鉄芯8を含む)の重心J2とは、部品搬送方向(X方向)に垂直な平面である1つのYZ平面Pに対して対称となるように配置されている。
そして、上部振動体1と整列供給用トラフ20の素材には主にアルミニウム等の軽量な材質を採用し、カウンタ振動体4の素材には主に鉄等の比較的重い材質を採用することにより、上部振動系とカウンタ振動系の質量をほぼ同一に調整している。また、第1の板ばね3および第2の板ばね5を構成するばね片の枚数を調整して上部振動系とカウンタ振動系を同じばね定数に設定し、両振動系の固有振動数を一致させて周波数特性が同じになるようにしている。これにより、加振機構で加振力を発生させると、その加振力が基台2を介さずに直接上部振動系の重心J1とカウンタ振動系の重心J2に作用し、両振動系のX方向の振動波形は逆位相で振動の大きさは同じになる。
したがって、上部振動系とカウンタ振動系に発生する振動の反力は同一のXZ平面上に発生し、そのうちのX方向の反力はYZ平面Pに対して対称(互いに逆向きかつ同じ大きさ)となって打ち消し合うため、基台2の重心を通るZ軸の回りのモーメントおよび基台2の重心を通るY軸の回りのモーメントのいずれも発生せず、基台2および整列供給用トラフ20にはヨーイング運動もピッチング運動も発生しない。
この振動式部品搬送装置は、上述したように、上部振動系の重心J1とカウンタ振動系の重心J2とを1つのYZ平面Pに対して対称に配置し、両振動系の質量およびばね定数が同じになるようにしたので、整列供給用トラフ20にはヨーイング運動およびピッチング運動が発生せず、安定した部品搬送を行うことができる。
なお、この実施形態では、上部振動系の重心J1とカウンタ振動系の重心J2を異なる位置としたが、同一の位置にあればもちろん上記と同様の効果が得られる。
また、加振機構は、一般に実施されているように、基台に電磁石を設置し、上部振動体とカウンタ振動体のそれぞれに可動鉄心を取り付ける(加振機構を2つにする)ことも考えられるが、実施形態のように加振機構を1つにした方が、上部振動系とカウンタ振動系の振動の反力を容易に逆方向かつ同じ大きさにできるので好ましい。
また、電磁石と可動鉄芯の配置は、上部振動系とカウンタ振動系の重心の位置関係および質量のバランスを実施形態と同様にできれば、実施形態と逆にしてもよい。そして、上部振動体に取り付ける電磁石や可動鉄芯の取付位置は任意であるが、実施形態のように上部振動体の下方に配置すれば、上部振動系の重心の位置を低くでき、カウンタ振動系の重心との位置関係の調整がしやすくなるし、各振動系の重心位置と加振力発生位置とがZ方向で近づくことにより、ピッチング運動の原因となるY軸回りのモーメントを抑えやすくなるので好ましい。
次に、上述した第1実施形態をベースとして、カウンタ振動系または上部振動系の重心位置の調整手段を設けた例(第2〜4の実施形態)について説明する。なお、第1実施形態と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付けて説明を省略する。
まず、図4に示す第2の実施形態では、カウンタ振動体4の下面にウエイト10を取り付けることにより、上部振動系の重心J1の鉛直方向(Z方向)位置が第1実施形態よりも低くなった場合に対応して、カウンタ振動系の重心J2のZ方向位置を低くしている。また、この図4の例では、上部振動系の重心J1のZ方向位置がさらに低くなった場合でも、ウエイト10を図示省略したガイドに沿って下降させることによって(図中の二点鎖線)、上部振動系の重心J1とカウンタ振動系の重心J2を容易にYZ平面Pに対して対称に配置できるようになっている。
一方、図5および図6に示す第3の実施形態は、カウンタ振動体4の両側面にウエイト11をX方向移動可能に取り付け、両方のウエイト11の重さを異ならせることにより、カウンタ振動系の重心J2の水平方向(X方向およびY方向)位置を調整できるようにしたものである。この例では、整列供給用トラフ20が図示省略した上下工程との接続を考慮して装置全体のY方向中央から一側(図5の下側、図6の左側)へずれた位置で上部振動体1に取り付けられており、上部振動系の重心J1もY方向中央を通るXZ平面から一側へずれているので、これに対応するように、一側のウエイト11を他側のウエイト11よりも重くしてカウンタ振動系の重心J2を一側へずらし、両振動系の重心J1、J2の位置がYZ平面Pに対して対称となるようにしている。
なお、この第3実施形態では、ウエイト11をX方向に移動させてカウンタ振動系の重心J2をX方向にずらすこともできるので、両振動系の重心J1、J2の位置をなるべく近づけて部品搬送をさらに安定させることができる。また、ウエイト11は、カウンタ振動体4のいずれか一方の側面にのみ取り付けるようにしてもよい。
また、図7に示す第4の実施形態は、第3実施形態のカウンタ振動体4のウエイト11に代えて、上部振動体1の上面にウエイト12を取り付けることにより、上部振動系の重心J1のY方向位置を調整できるようにしたものである。この例でも、第3実施形態と同様に、整列供給用トラフ20が一側へずれた状態で配置されているが、ウエイト12の重さの調整により、上部振動系の重心J1がY方向中央からずれないようにして、両振動系の重心J1、J2の位置をYZ平面Pに対して対称とすることができる。なお、ウエイト12は、上部振動体1の両側に取り付けるようにしてもよい。
図8および図9は第5の実施形態を示す。この実施形態は、上部振動体31とカウンタ振動体32とを上下に組み合わさる(接触はしない)ように配し、各振動体31、32をそれぞれ3つの板ばね34、35で支持するようにしたものである。その上部振動体31にほぼ水平な直線状の部品搬送路を有する整列供給用トラフ(図示省略)が取り付けられ、加振機構が発生させる振動によって、整列供給用トラフの部品搬送路上の部品を搬送する点は第1〜4の実施形態と同じである。
前記上部振動体31は、部品搬送方向の一端側が1つの第1の板ばね34で、他端側が2つの第1の板ばね34でそれぞれ支持されている。一方、前記カウンタ振動体32は、部品搬送方向の一端側が第1の板ばね34の両側に配された2つの第2の板ばね35で、他端側が第1の板ばね34の間に配された1つの第2の板ばね35でそれぞれ支持されている。各板ばね34、35は、鉛直方向に延びる姿勢で組み込まれ、上端部が上部振動体31またはカウンタ振動体32に、下端部が略矩形の基台33の短辺にそれぞれ図示省略したボルト等で固定されている。
前記加振機構は、上部振動体31に取り付けられる電磁石36とカウンタ振動体32に取り付けられる可動鉄芯37とで構成されており、その電磁石36は第1の板ばね34が2箇所設けられた側(他端側)で、可動鉄芯37は第2の板ばね35が2箇所設けられた側(一端側)で、それぞれカウンタ振動体32の下方に配置されている。そして、図示は省略するが、第1〜4の実施形態と同じく、上部振動系の重心とカウンタ振動系の重心とが1つのYZ平面に対して対称に配置され、両振動系の質量およびばね定数が同じになるように設定されている。
この第5実施形態の振動式部品搬送装置は、上記の構成であり、第1〜4の実施形態と同じく整列供給用トラフにヨーイング運動およびピッチング運動が発生しないうえ、各板ばね34、35をそれぞれ3箇所に組み込み、そのうちの2箇所はX方向と直交する方向の位置が異なるように配置したので、X軸回りのモーメントを抑え、整列供給用トラフのローリング運動を抑制することができる。
また、第1の板ばね34と第2の板ばね35の組込箇所を同数としたので、各組込箇所に例えば同一形状のばね片を同一枚数組み込むだけで、容易に両振動系のばね定数を同じに設定することができる。なお、各板ばね34、35の組込箇所は4箇所以上としてもよい。
上述した各実施形態では、上部振動体に部品搬送部材としての整列供給用トラフを取り付けた例を示したが、本発明は、上部振動体とカウンタ振動体の両方に部品搬送部材を取り付けた振動式部品搬送装置に対しても、もちろん適用することができる。
1、31 上部振動体
2、33 基台
3、34 第1の板ばね(第1の弾性部材)
4、32 カウンタ振動体
5、35 第2の板ばね(第2の弾性部材)
8、37 可動鉄心
9、36 電磁石
10、11、12 ウエイト
20 整列供給用トラフ
20a 部品搬送路
J1 上部振動系の重心
J2 カウンタ振動系の重心

Claims (7)

  1. 直線状の部品搬送路を有する部品搬送部材と、前記部品搬送部材が取り付けられる上部振動体と、前記上部振動体に並設されるカウンタ振動体と、床上に設置される基台と、前記上部振動体と基台とを連結する第1の弾性部材と、前記カウンタ振動体と基台とを連結する第2の弾性部材と、前記上部振動体およびカウンタ振動体に逆位相かつ同じ大きさの振幅の振動を付与する加振機構とを備えた振動式部品搬送装置において、
    前記上部振動体と一体に振動する上部振動系の重心と、前記カウンタ振動体と一体に振動するカウンタ振動系の重心とを、部品搬送方向に垂直な平面に対して対称に配置したことを特徴とする振動式部品搬送装置。
  2. 前記加振機構が、前記上部振動体とカウンタ振動体の一方に取り付けられる電磁石と、他方に取り付けられる可動鉄芯との間で加振力を発生させるものであることを特徴とする請求項1に記載の振動式部品搬送装置。
  3. 前記上部振動体に取り付けられる電磁石または可動鉄芯を、上部振動体の下方に配置したことを特徴とする請求項2に記載の振動式部品搬送装置。
  4. 前記カウンタ振動体の下方に、カウンタ振動系の鉛直方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  5. 前記カウンタ振動体の少なくとも一方の側方に、カウンタ振動系の水平方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  6. 前記上部振動体の少なくとも一方の側方に、上部振動系の水平方向の重心位置を調整するためのウエイトを配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  7. 前記第1の弾性部材と第2の弾性部材のそれぞれについて、その組込箇所を3箇所以上とし、そのうちの少なくとも2箇所は部品搬送方向と直交する方向の位置が異なるように配置したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
JP2013236558A 2013-04-03 2013-11-15 振動式部品搬送装置 Expired - Fee Related JP6267940B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236558A JP6267940B2 (ja) 2013-11-15 2013-11-15 振動式部品搬送装置
PCT/JP2014/059720 WO2014163105A1 (ja) 2013-04-03 2014-04-02 振動式部品搬送装置
KR1020157030110A KR20150138259A (ko) 2013-04-03 2014-04-02 진동식 부품 반송 장치
CN201480017457.1A CN105073608B (zh) 2013-04-03 2014-04-02 振动式部件输送装置
TW103139690A TW201532919A (zh) 2013-11-15 2014-11-14 振動式零件搬送裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236558A JP6267940B2 (ja) 2013-11-15 2013-11-15 振動式部品搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015096440A true JP2015096440A (ja) 2015-05-21
JP6267940B2 JP6267940B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=53373956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013236558A Expired - Fee Related JP6267940B2 (ja) 2013-04-03 2013-11-15 振動式部品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6267940B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6175716A (ja) * 1984-09-19 1986-04-18 Shinko Electric Co Ltd 電磁振動機
JPS62171814A (ja) * 1986-09-12 1987-07-28 Shinko Electric Co Ltd 振動部品供給装置
JPH07157044A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Nitto Denki Seisakusho:Kk 部品供給装置
JP2007217186A (ja) * 2006-01-17 2007-08-30 Nac Feeding Kk 振動型搬送装置
JP2012041107A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Ntn Corp 振動式部品搬送装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6175716A (ja) * 1984-09-19 1986-04-18 Shinko Electric Co Ltd 電磁振動機
JPS62171814A (ja) * 1986-09-12 1987-07-28 Shinko Electric Co Ltd 振動部品供給装置
JPH07157044A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Nitto Denki Seisakusho:Kk 部品供給装置
JP2007217186A (ja) * 2006-01-17 2007-08-30 Nac Feeding Kk 振動型搬送装置
JP2012041107A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Ntn Corp 振動式部品搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6267940B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI457264B (zh) Vibrating conveyor
TWI516427B (zh) 元件供給裝置
WO2014163105A1 (ja) 振動式部品搬送装置
JP2014172699A (ja) 振動式搬送装置
JP5996895B2 (ja) 振動式部品搬送装置
JP2015129041A (ja) 振動式搬送装置
WO2016043106A1 (ja) 振動式部品搬送装置
JP5168816B2 (ja) 部品供給装置
JP6267940B2 (ja) 振動式部品搬送装置
JP6041730B2 (ja) 振動式部品搬送装置
WO2015098492A1 (ja) 振動式部品搬送装置
KR102018933B1 (ko) 진동식 부품 반송 장치
JP6163343B2 (ja) 振動式部品搬送装置
TW201739680A (zh) 物品搬運裝置
WO2013069416A1 (ja) 振動式部品搬送装置
KR101498425B1 (ko) 진동식 반송장치
JP6049244B2 (ja) パーツフィーダの駆動装置
JP2002274632A (ja) リニアフィーダ
JP5353075B2 (ja) リニアフィーダ
JP2013047132A (ja) 振動フィーダ、振動フィーダ駆動装置および振動フィーダ駆動装置の製造方法
WO2015122327A1 (ja) 振動式部品搬送装置
TW201532919A (zh) 振動式零件搬送裝置
JP2011225342A (ja) 振動式部品供給装置
JP2012176840A (ja) 振動式直進フィーダ
JP2002284331A (ja) リニアフィーダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees