JP2015094421A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チェッカー2をコネクタ本体1の外面に嵌合させることで、相互の係合関係が単純化されている。また、チェッカー2をパイプ挿入孔11の軸方向後方(他端側)に押し込んで移動させることで、コネクタ本体1の周りにチェッカー2を把持して移動させるためのスペースをほとんど必要としない。
【選択図】図1
Description
図1に示すように、本発明の一実施形態であるコネクタ100は、コネクタ本体1と、チェッカー2とで構成される。このコネクタ100は、燃料用配管などの配管接続に用いられる配管継手である。
図1〜図5を参照しつつコネクタ本体1について説明する。コネクタ本体1は、コネクタ100の主要部品であって、図1に示すように、パイプ挿入部4と、パイプ挿入部4から延在するホース接続部5とを備えている。本実施形態のコネクタ本体1において、パイプ挿入部4とホース接続部5とは一軸上に配置されている。なお、パイプ挿入部4の軸方向とホース接続部5の軸方向との関係は、一軸上に限定されるものではなく、例えば、コネクタ本体1はL字状にされていてもよい。即ち、パイプ挿入部4の軸方向と、ホース接続部5の軸方向とが直交するように配置されていてもよい。コネクタ本体1の内部には、図示しない流体通路が貫通して形成されている。コネクタ本体1の材質は、例えば樹脂である。
コネクタ基部12は、側面図および正面図である図3に示すように、一端に設けられてブッシュ13が接続される接続口15を有している。接続口15の径方向外方には、ブッシュ13の後述する凸部24が嵌合する凹部16が周方向に180°間隔で2つ設けられている。接続口15の中心は、パイプ挿入孔11の中心に一致している。
ブッシュ13は、側面図および正面図である図4に示すように、円筒状であって、一端にはパイプ挿入孔11が開口している。ブッシュ13の側面には、コネクタ基部12の凹部16に嵌合する凸部24が周方向に180°間隔で2つ設けられている。コネクタ本体1の組立時に、コネクタ基部12の接続口15から図示しないOリングがコネクタ基部12内に挿入された後に、コネクタ基部12の凹部16に凸部24を嵌合させながらコネクタ基部12にブッシュ13が接続される。凹部16に凸部24を嵌合させることで、コネクタ基部12に対してブッシュ13が位置決めされる。
リテーナ14は、上面図、側面図および正面図である図5に示すように、貫通口27が中央に開口するリング状のリテーナ本体28を有している。貫通口27の中心は、パイプ挿入孔11の中心に一致しており、この貫通口27をブッシュ13が貫通する。貫通口27の径方向外方には、ブッシュ13の凸部24が嵌る凹部29が周方向に180°間隔で2つ設けられている。凹部29に凸部24を嵌合させることで、ブッシュ13に対して、ひいてはコネクタ基部12に対して、リテーナ14が位置決めされる。
次に、図1,図6を参照しつつチェッカー2について説明する。チェッカー2は、コネクタ本体1へのパイプ50の接続が完全になされているかどうかを外部から確認するための役割を有する部品であって、図1に示すように、コネクタ本体1の一端側においてパイプ挿入部4の外面に嵌合されてパイプ挿入孔11に連通する開口部41を有している。そして、チェッカー2は、一端側の仮止め位置と他端側のロック位置との間でパイプ挿入孔11の軸方向に移動可能にされている。チェッカー2の材質は、例えば樹脂または金属である。
次に、図1のA−A断面図である図8、図1のB−B断面図である図9、および、図1のC−C断面図である図10を用いて、コネクタ100にパイプ50を接続するときのコネクタ100の各構成部品の動きについて説明する。なお、図1のA−A断面は、図6(b)のA−A断面に対応しており、図1のB−B断面は、図6(b)のB−B断面に対応しており、図1のC−C断面は、図6(b)のC−C断面に対応している。
パイプ挿入部4にパイプ50が挿入される前においては、図9(a)に示すように、チェッカー2は仮止め位置に位置しており、チェッカー2の爪部44は、仮止め溝18に嵌っている。また、図10(a)に示すように、チェッカー2の係止爪48は、第2仮止め溝20に嵌っている。爪部44が仮止め溝18に嵌っている間は、チェッカー2は移動できないので、仮止め位置においてパイプ挿入部4にパイプ50が正規深さまで挿入されるまで、チェッカー2を仮止めしておくことができる。
チェッカー2が仮止め位置に位置した状態で、パイプ50をパイプ挿入孔11からパイプ挿入部4内に挿入する。パイプ50の挿入深さが正規深さに達すると、図8(b)に示すように、スプール部51の他端側の面51aが当接壁26に当接することで、パイプ50の挿入が停止される。また、抜止爪31がスプール部51の一端側の面51bに対向する。
本発明の一実施形態に係るコネクタ100の構成およびその各構成部品の動きを説明したことからわかるように、本発明によると、仮止め位置においてパイプ挿入部4にパイプ50を正規深さまで挿入すると、チェッカー2の移動が可能となる。よって、パイプ50の挿入深さが正規深さよりも浅ければ、チェッカー2を移動させることができないので、パイプ50が確実に正規深さまで挿入されたかどうかを、チェッカー2の移動によりチェックすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
2 チェッカー
4 パイプ挿入部
5 ホース接続部
11 パイプ挿入孔
12 コネクタ基部
13 ブッシュ
14 リテーナ
15 接続口
16 凹部
17 収容穴
18 仮止め溝
19 ロック溝
20 第2仮止め溝
21 第2ロック溝
22 傾斜面
23 接続溝
24 凸部
25 切欠き部
26 当接壁
27 貫通口
28 リテーナ本体
29 凹部
30 抜止脚
31 抜止爪
32 接続脚
33 接続爪
41 開口部
42 壁部
43 検知脚
44 爪部
45 突起部
46 ロック片
47 係止脚
48 係止爪
50 パイプ
51 スプール部(環状凸部)
100 コネクタ
Claims (5)
- 端部外周に環状凸部が設けられたパイプと接続されるコネクタであって、
前記パイプが挿入されるパイプ挿入孔が一端に形成されたコネクタ本体と、
前記コネクタ本体の一端側において前記コネクタ本体の外面に嵌合されて前記パイプ挿入孔に連通する開口部を有し、一端側の仮止め位置と他端側のロック位置との間で前記パイプ挿入孔の軸方向に移動可能なチェッカーと、
を備え、
前記コネクタ本体は、外面に設けられた仮止め溝を有し、
前記チェッカーは、
他端側に向かって延びて、前記開口部の径方向に弾性変形可能な検知脚と、
前記検知脚の他端から前記コネクタ本体に向かって突出し、前記仮止め位置において前記コネクタ本体に前記パイプが正規深さまで挿入される前、前記仮止め溝に嵌まる爪部と、
前記検知脚の中程から前記コネクタ本体に向かって突出した突起部と、
を有し、
前記爪部は、前記仮止め位置において前記コネクタ本体に前記パイプが正規深さまで挿入された際に、前記突起部が前記環状凸部によって前記開口部の径方向外方に移動されることで、前記開口部の径方向外方に移動されて前記仮止め溝から外れ、
前記チェッカーは、前記爪部が前記仮止め溝から外れることで、前記仮止め位置から前記ロック位置に向かって移動可能になることを特徴とするコネクタ。 - 前記コネクタ本体は、前記コネクタ本体に前記パイプが正規深さまで挿入された際に、 前記環状凸部の一端側の面に対向する抜止爪を有し、
前記チェッカーは、一端側に設けられて他端側に突出したロック片を有し、
前記チェッカーが前記仮止め位置から前記ロック位置まで移動されると、前記パイプ挿入孔の径方向において前記ロック片が前記抜止爪の外側に位置することで、前記抜止爪が前記パイプ挿入孔の径方向外方に移動できなくなることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 前記コネクタ本体は、前記仮止め溝の他端側において前記コネクタ本体の外面に設けられたロック溝を有し、
前記爪部は、前記ロック位置において前記ロック溝に嵌ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。 - 前記ロック溝とは前記パイプ挿入孔の周方向に異なる位置において、前記コネクタ本体の外面に設けられた第2ロック溝と、
前記検知脚とは前記開口部の周方向に異なる位置において前記チェッカーに設けられて、他端側に向かって延びる係止脚と、
前記係止脚の他端から前記コネクタ本体に向かって突出し、前記ロック位置において前記第2ロック溝に嵌る係止爪と、
をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。 - 前記コネクタ本体は、
前記第2ロック溝の一端側において前記コネクタ本体の外面に設けられた第2仮止め溝と、
前記第2仮止め溝から前記第2ロック溝に向かって前記パイプ挿入孔の径方向外方に傾斜する傾斜面と、
を有し、
前記係止爪は、前記仮止め位置において前記第2仮止め溝に嵌り、前記チェッカーが前記仮止め位置から前記ロック位置に向かって移動されるのに伴って、前記第2仮止め溝から前記傾斜面を摺動して前記第2ロック溝まで移動されて、前記ロック位置において前記第2ロック溝に嵌ることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
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JPH01136791U (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-19 | ||
JPH06300176A (ja) * | 1993-04-08 | 1994-10-28 | Toyoda Gosei Co Ltd | ホースコネクタ |
JP2005048813A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | 細径配管接続用コネクター |
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2013
- 2013-11-12 JP JP2013233831A patent/JP6284075B2/ja active Active
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